調理師夫婦(コンビ)のブログ

雑誌「宝島」の編集をやったり、フリーライターをやったり、 飲食業をやってたりしている人とその奥さんのブログです。

加湿器のオススメ

昨年、家に加湿器を買おうとなって、
あれこれ調べた結果、実に気持ちいい結論にたどり着いた。

私的な結論としては、
パナソニックに吸収されて今はなき三洋電機製の「ウイルスウォッシャー」という加湿器、
その中古品を買う方法だ。

最低でも7年落ちとかになるんだが、どうしてどうして。
加湿器なんてそうそう進歩するもんじゃないし、
事実、この製品に採用されている「気化インバーター方式」は
いまでも高級な加湿器にしか搭載されていない。

実際この商品は(グレードにもよるが)当時2~3万くらいした高級機なのだが、
中古だと5~6000円で買える。

なおこの加湿器の(方式の)最大の難点は「水蒸気が見えない」ことなのだが、
大型タンクの水が気持ちいいくらい減っていくので、
地味だけど相当な実力派、という感じ。

結局家で2台、職場を説得して1台と、自分のまわりに計3台設置。
おススメした手前、一日に何度も同じようなタンクの給水をするハメになっているのだが、
もしモーターが逝くなりして壊れても、また同じ機種の中古を探すと思う。

ま、構造は単純なので、そうそう壊れるとも思えないけど。

父親になった日

正確には「自分では~~なれた気がした日」ですが。

子供が生まれてすぐの頃、
実際に産んだわけではない私にとっては
言ってしまえば「可愛い生き物」が家にやってきた、
という感覚に近かったように思います。

姿かたちが可愛いから可愛い、愛おしいという感覚で、
それは道端でワンコに遭ったのとそんなに遠くない感覚だったように思います。

自分が可愛いのだから、誰が見ても可愛いだろう、
それならぜひ他人に見せてあげたい、それが世の為だ---というロジックで、
気軽にSNSに載せられる感じ。

自分と地続きではない、という意味で「天使」だったのかも知れません。

それが成長するにしたがい、
娘がそれほどパーフェクトな存在ではないことに気づき始めます。
可愛いけど、タレントの赤ちゃん時代ほどじゃないなぁ、
ハーフの子とはぜんぜん違うなぁとか。
もちろんウンチもどんどん臭くなるしね。
私がもっとも「そういうことか!」と思ったのは、
娘の手。

私の指の爪は縦の幅と横幅が同じくらいの四角い爪で、つられて指も太くて、
ビューティフルといよりは泥臭い造形の指なんです。
これが残酷なまでにそのまんま遺伝している。
娘と私が同じ手をしている。

これに気づいたとき、
娘が私にとって貴重なのは、
「可愛いから」ではなく、自分のとって「世界ただひとりだから」なのだと感じました。

他所んちの子も可愛いけど、
それとは根本的に違う。

自分と完璧に繋がっている、自分が居たせいで居る、世界でただひとりの存在だから。
そのただひとりの存在は、まだひとりで生きていけない。
真っ暗な海をただようように、必死で誰かにしがみつくしかない。
彼女とっての私と奥さんはそういう存在なんだなということがスッと腑に落ちたんです。

そっから娘に対する思いというのもまったく違ったものになったように思います。
厄介だけど大切、まるで自分の体の一部のような。

実際に体の一部だった女性には
最初からわかっていることかも知れませんが、
父親である自分ではこれだけのプロセスが必要だったという話です。

「結婚している人だけ入れる村」

いい歳なので若い人から「結婚っていいもんですか?」とか聞かれたりする。

せっかくだから役に立つことを言ってやろうと考えるんだが、やはり実感としてあるのは、私から見える「日本の社会」には、どうやら真ん中へんに「結婚してる人だけ入れる村」があるらしいことだ。

この村には会社にせよ政治にせよあらゆる意思決定機関や特権が密集していているんだが「進撃の巨人」の世界観のように高い塀で囲まれていて外界と遮断されている。独身だと下手すりゃ存在にさえ気付かない。
ただし結婚さえしていればあっさり入れる。逆に結婚というパスを持たずに入るには個々人に合った高い資質をそれぞれの場所で発揮せねばならず、普通は結婚が一番簡単でポピュラーな入村方法なので、結果的に「結婚している人だけが入れる村」の体を成している。

このことは学校では教えてくれないし、またマスコミはむしろ「そんな(ともすれば差別的な)ものはない」と言う前提で話すけれど、どうやらそういうことになっているらしい。絶対ではないけど男が仕事する上ではとても有利だからチャンスがあるなら結婚はしといた方がいいみたいだよ、というのが私のアドバイス。

実際私の場合、結婚してから妙に仕事がしやすくなった気がする。私のようなロクデナシだと若いうちは筆舌を尽くしても得難かった「信頼」みたいなものが、この頃はわりと苦もなく得られるようになった気がするのは、単に老化とセットで付いてきた貫禄みたいなものだけではあるまい。
別に仕事の仕方を結婚の前後で変えたつもりはないのに。そして職を転々としてきたこんなオッサン、いくつになっても怪しいだろ普通。

最近はその村の中のさらに中枢に「結婚していて子供のいる人村」まであることがわかり(というか自分に子供ができてはじめて気付いた)、そういうことはもっと10代ぐらいのうちに教えてほしかったとさえ思うことも。

政治家が選挙戦で奥さんや子供を壇上に上げるのもたぶんこれと関係がある。政治的手腕と家庭の事情は関係ない、それはわかっているのだが、家族と手を握り合う姿には訴えかけるものがないか? たぶんそこにある集合的無意識みたいなものが「村」を生み出す源泉だ。
もちろん安易に結婚している=優秀といった話ではないしその逆の例はいくらでもあるんだが。

こんな風に感じているもんで、ここ数年注目したいと思っているのが、明らかにそれまでなかった働き方である、Youtuber。
端的にいえばヒカキンみたいな有名どころのYoutuberが結婚したあとどうなるかということ。

聞くところによると若くしてすごい大金を稼いでいるというが「10年後はどうなってるかわからない」的な言説もよく目にする。彼らが慎ましい家庭を築き「子育てチャンネル」なんかもやりながら相変わらずゲームの実況やったり、新製品いじってバカ騒ぎしたりされたら、もしかすると一生今のままのカンジで、個人としてもっとも稼げる仕事になるかも。そうしたらますます私の仮説が確信に変わっていく気がするんですわ。

しまむらさん?
「宝島」の編集にはじまり、フリーライターやったり、ベンチャーやったり、お店やったり、田舎暮らしやったりとオムニバス形式の人生をやってる(ないし人生にやられてる)人のブログです。
現在は銀座スープカレー屋さんを経てイベント運営・製作をしています。調理師・食生活アドバイザー、書き物仕事もご相談いただけます。
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