2009年09月

2009年09月10日

ほんの一行

燃えよ ! カンフー 2ndシーズン DVDコレクターズBOX 〈8枚組〉
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僧「なぜ二人は憎み合っているんですか?」
娘「最初の原因が何か、私も知らないの。きっと大したことじゃないんだわ」
僧「木に雷が落ちたのを見たことがある。小さな火が、木の内側で大きくなり、木全部を焼き尽くしてしまう・・・」
娘「私には出来ないの、人を憎むなんてこと・・・。家にいたくないの。でも家を出るのも怖い。どうしたらいいの?」
僧「・・・自分で決めなくては」
娘「私に家を出ろって言うの?」
僧「私も憎み合いや殺し合いが恐ろしい。だから去ることにしたんです」
娘「・・・」
僧「あなたにも、もう自分の人生、将来を自分で決めなければならない時が、来たのかもしれない」
娘はいきなり僧に結婚を申し出る。僧は娘の顔を鏡に写す。
僧「聞きなさい・・・そこにいるのはひとりの、つまらない男の尊敬と、そしていたわりを、無邪気に愛と思い込んでそれに応えようとした優しい純真な娘さんだ」


「しょせん裸をエロっぽく売るだけのアダルト業界。良識気取りの大衆からは蔑視され、内部ではみじめったらしいプライド比べや惰性作業が浮遊しております。しかし人間が人間のために作り出す世界である以上、そこには人間だけのおかしくも清々しい息吹きがあるのではないか?たとえ少数でも、自分らしくあろうとする人々がいると感じ、彼等の当たり前の姿をとらえようとするなんて、下らない徒労でしょうか。徒労でもいい。裸をさらす人々の中にも自然すぎるほど自然な姿があるという想いを呟きたいのです。本誌にこの稚拙なる想いがどれだけこめられているか・・・ほんの一行でも読み取ってもらえたら・・・」
第三号の編集後記。
僕はまだ無邪気?だった。
純真なまでの、性的プロレタリアートだった。
"彼等"を信じていた。
"裸をさらす人々"を愛していた。
そして"徒労"に・・・人生を賭けていた。
ほんの一行・・・・しかし今の僕には、それすら見失ってしまっているのだ。

誰も読みやしない・・・・僕の想い。

kohe000 at 12:52|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 雑誌編集者 | アダルト業界

2009年09月09日

怒らせる・・・

燃えよ ! カンフー 1stシーズン DVDコレクターズBOX 〈6枚組〉
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老師「影を作るのは何かな?」
僧「日時計の針です」
老師「太陽ではないのか?」
僧「はい、太陽もです。その両方で時間が分かります」
老師「しかし太陽の光を日時計が遮って、邪魔をしているのではないか?」
僧「先生、私には分かりません。先生の教えて下さることは、いつも矛盾しています」
老師「矢を射てごらん。矢が的に当たるのは矢の働きか、それとも弓の働きか、弓から一旦放たれれば矢は的に飛んでいくより仕方がない。しかし弓がなければ、矢はどこにも飛んでいくことが出来ない」
僧「まだ・・・私には分かりません」
老師「ふたつの善、あるいはふたつの悪のうち、ひとつを選ばなければならない時、例えばある者が、力でお前を襲ってきた時、相手の死を求めてはならぬ。お前が生きる道を選ぶのだ」


インタビューの仕事がまた入った。
何でもセルフタイマーで自分のヌードや屍体の写真を撮っているという、女性フォトライター。
その新進アーティストを僕は怒らせてしまった。
とうとう僕の本音が?仕事の場で噴出し始めてしまった。
原因は・・・単純なこと。
やたらに馬鹿だの死ねだの言いたい放題の彼女に呆れてしまったからだ。
どっちがバカかと言いたくなるほどの底の浅い傲慢不遜ぶりに、僕が憤慨してしまったからだ。
「男ってだらしないと思うんだよね、血くらいでギャーギャー言うなっての、バカ!」
「九州の田舎者が何言ってんだって感じ」
「ナーニあのクソじじいが古クセーこと言ってんだ、バカ、死ねって言ってやりたい」
著名人を次々バッサリ!
男になりたいコンプレックスギャル?
目標は純文学作家?
「今は色々思われてもいつかは自分が認められると思ってます。キワモノとは絶対思われたくない」
どんな風に話したかは忘れてしまったが、僕は実際のインタビュアー(女性ライター)を差し置いて、彼女の発言にイチイチ食い下がった。
恐らくは、当時からの粘着質な口調と全否定論理でもって、唯我独尊たる彼女の、結局はただの幼稚極まる主張の垂れ流しにとことんケチと揶揄を浴びせまくったわけだ。
とうとう彼女はキレてしまった。
インタビュー自体は、しょせん皮相的な姿勢しかない女性ライターにお任せでまとめ上げられたのだが、誌面にも録音テープにも無関係のところで、僕と彼女のチンケなバトルはひとしきり展開されていった・・・。
"本番カメラマン"として当時少しは有名だったそのインタビュアーの、はっきり言ってテキトーな仕事ぶりにも怒りを抑えつつ・・・僕は女性二人に掟破りの喧嘩を売ったりしていた次第なのだ。
一体何のために?などと考える意識もないままの、独断専行、反抗の内ゲバ・・・。
女性というものへの強烈な敵視だろうか?
コンプレックスを超えた怨念の裏返しからだろうか?
僕は自信満々な女性を反射的に嫌悪していた。
輝いていると自ら振舞う女性達を、愚劣で滑稽なる勘違いだと、断罪せずにはいられなかった。
いじめられっ子が、いよいよ反撃の狼煙であったか。
それは終生ついてまわる、僕の因果な宿業となるのだろうか・・・。

kohe000 at 12:30|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 雑誌編集者 | アダルト業界

2009年09月08日

初出張

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僧は恩師を助けるために皇帝の甥を殺してしまう。
高僧「お前、殿下を殺したのか?」
僧「はい・・・教えに背き、申し訳ないことを」
高僧「いやいや・・・腕を救うためには、指を切らねばならぬ時もある」


初の出張取材!
いきなりの大阪行きだった。
しかもカメラマンと二人だけ。
まだまだ新米にしては、何とも無謀?だった。
取材先は素人のSM夫婦。
ただの熟年カップルではない。
何しろ互いに鼻輪をつけてプレイしているという・・・これもボディアーティスト?
凄い夫婦だった。
本当に家畜並の鼻輪を通すために穴を開け合ってる!
しかも医者なし麻酔なしの、完全お手製・・・。
昔のSM雑誌にこういう写真が載ってたってだけで、ここまでやる。夫婦でやる!
それだけ幸せなのだ。
取材中も嬉しくて楽しくて仕方なさそうだったのだ。
僕ときたら前日からひいていたひどい風邪で、鼻水地獄、咳まみれ・・・比ぶるに、互いの肉体に刻印という名の傷を付け合ってまで快感を追求する愛の絶対。
僕には敵わなかった・・・そのプレイは・・・まったくAVなんてメじゃなかった。
僕がこれまでで見た最も荘厳にして濃厚極まる愛欲世界。
僕はただの小物だった。
それは彼等夫婦とほぼ同い年になってみた現在においてなお、痛烈なる自戒と、鬱屈を思い知るのみなのだ。

kohe000 at 13:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑誌編集者 | アダルト業界

2009年09月06日

女友達・・・

老師「首の付け根を(手刀で)狙えば、一撃で相手は死ぬ」
僧「先生、今教えていただいたようなこと(活殺術)は、私には出来ません」
老師「この練習は、お前には難しすぎるのかな?」
僧「そうではありません。あまりにも残酷です」
老師「では殺されることは、どうだ?」
僧「こうした技を学ぶのは、身を守るためではないのですか?」
老師「まず自分が生きるすべを、次に人を殺さずに済むすべを、第三に死と向かい合って生きるすべを、第四に、いかに死ぬか、を学ぶのだ」


書き直し原稿を依頼した女子大生ヌードモデルとは、その後もう一度会った。
別にデートではない。
逆に向こうから仕事を頼まれたのだ。
何かの雑誌に載せる写真で、自分の部屋にいるところを撮る必要があるとかで、僕がカメラマンとして相談された。
それもヌード。
僕でいいのか?
簿が撮っていいのか?
単純に、そう思ってしまった。
それまで、24歳になるまで、僕の前でカネを渡さずに裸になってくれた女性など一人もいない。
それがバイト料を向こうから貰って、僕が女性のヌードを見られる。
裸そのものにドキドキしていたのではない。
僕の前で、しかも二人きりで!脱げる女が、この世にいる・・・。
それが僕には信じられなかった。
そして何か厳粛な?不可解な、初めて味わう緊張の時間であった。
彼女の部屋は二間のアパート。
僕は彼女から渡されたカメラで写真を数枚撮り、プロの彼女は確かに裸(下は穿いていたと思うが)になって、いくつかのポーズをとってくれた。
ただのバイトだ。
僕はエロ本の編集者であり、彼女はフリーのピンク女優だ。
僕たちは互いの電話番号を知っていた。
その後も何度か電話では話が出来た。
こういうのを業界内の女友達、と呼べるのだろうか。
初めてのそんな関係に、僕は絶えず緊張し、逡巡し、しかし大した用もなく電話しては、大切に、未練たらしく、一方的に特別な感情を抱き続けてしまっていた。
けれど二人きりで会ったのはそれが最後・・・。
僕はどこへも誘えなかった。
彼女の電話番号は、そのうちどこかへ変わってしまった。
淡くはかない、僕だけのためらいの日々・・・。
一体あれは何だったのだろう?
僕は彼女に、何をすがろうと、したのだろう・・・・。



kohe000 at 13:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  | アダルト業界

2009年09月05日

発芽

僧「先生、愛する者を失った時は、どうすればいいのですか?」
老師「まことの愛は決して失われることがない、と知るがよい。死んだ後でこそ、初めて絆の深さが分かるものだ。そして生前よりもより強く、その人間と、ひとつになることが出来る」
僧「それは長い間知っていて、愛した人の場合だけ、そうなるのでしょうか?」
老師「時には、ほんのつかの間の巡り逢いにおいて互いの魂を永遠の絆で結ぶ者もある」
僧「行きずりの未知の人であっても、それは可能でしょうか?」
老師「魂の世界では、時間の長短はないのだ」


もうひとつの僕の重要な仕事、それは原稿とりである。
当時はパソコンも携帯電話も存在せず、よってメール入稿なんて夢のまた夢。
かくして僕は電車乗り継ぎ乗り継ぎのスケジュールで各種各センセイの大切な原稿を頂戴してまわる日々となっているのだが、同じ原稿でも自分の企画となれば、かなり様相は違う。
どういうツテだったのか全然忘れてしまったが、第三号において僕はある女子大生ヌードモデルにエッセイ原稿を依頼する役目をおおせつかった。
彼女はヌードモデル以上に、ピンク映画女優として有名だった現役女子大生。
その男勝りのサバサバした性格の彼女に、僕は何といきなり、原稿の書き直しを要求してしまったのだ。
テーマとしてはヌードモデルの本音、といった曖昧でかなりフリーなもの。
だからどんな内容でもよかったわけで、決して彼女の最初の原稿がいい加減に書かれたものとは思わなかったはずのくせに、僕は掟破りにも、原稿を一度突っ返してしまっていたのだ。
彼女の本音が吐露しつくされていなかったという不満からか、それともたかがエロ本の原稿という風に甘く見られたと感じたコンプレックスの裏返しだったのか・・・。
女子高生ヌードモデルへのインタビューではまったく当たり障りのない態度で仕事した僕が、女子大生モデルに対しては、なぜここまで本音に迫らんとする生々しい答えを強く追い求めてしまったのか?
僕の中に巣食い、やがて剥き出しの情念として噴出する"ハダカの女たち"への激しくも理不尽な暴露嗜好が、こんなところから発芽しようとしていたのだろうか・・・。
「また男は女よりも純粋である。女は計算高いが、そうしないと自分を守れないという理由がある。男のように、セックスをしても何の変化もないのとはえらく違う。だからこそ、男は純粋でいられるのだろう」
僕は書き直された原稿の中身なんて、ほとんどまともに読んでなどいなかった。
ただ彼女を追及したかっただけなのだ。
ヌードモデルでも女子大生でもない、ひとりの女として生きる彼女の本物の心に、魂に、もっともっと迫ってみたかっただけなのだ。



kohe000 at 12:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑誌編集者 | アダルト業界

2009年09月04日

初インタビュー

村人「こんな凄い技は初めて見ました。あなたは本当に強い方だ」
僧「・・・人を殺しても、何の名誉にもならない・・・」
村人「これからどうするんです?」
僧「働き・・・さすらい・・・できれば休息も・・・・」


さて第三号である。
そして遂にインタビュアーデビューである。
相手はまだ高校生の、キャンギャル出身の、秘湯の旅のウサギちゃんの・・・そして何とすでにヌードイメージビデオ出演済みの・・・。
生憎の雨だった。
駅前なんぞで写真撮ろうとするあたりが、まったくもってセンスも知恵もない駆け出し?だった。
インタビュー自体はマネージャー付きの可も無く不可も無くの人畜無害メニュー。
それよりもテープにちゃんと録音されているか、時間通りキチンと終えられるか、そんなことばかりハラハラドキドキの・・・要するに腰抜け初仕事であったわけだ。
それにしても当時は現役高校生でも堂々脱いでいた。
しかも深夜放送とはいえ、テレビの中でしっかり裸体をさらしていた。
目標としている女優が・・・石原真理子(現・真理?)!!
彼女はそれから二年後、AVデビューした。
それも本番オンリーが売りのナイス野郎メーカーからのケばい変身だった。
もちろんインタビュー中では、ヴァージンを主張していたわけだが・・・。
時代は何も変わらない。
アイドルからAVへ・・・女の子たちは、どこまでも強く、逞しい・・・。




kohe000 at 14:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑誌編集者 | アダルト業界

2009年09月03日

六畳暮らし

僧「先生。あの少年は入門者でもないのに、なぜここに?」
老師「わしが村から連れて来たのだ。あのように体が不自由なうえに口もきけず、心無い者に虐められておったのでな」
僧「生まれながらに、大きな不幸を背負っているのですね」
老師「なぜ不幸だと思うのだ?あの子には雀や子羊や、優しい仲間が大勢おる。あの子は物の言えぬ口と、ねじれた手足を持って生まれた。しかし自然は、生き物と心を通わせ合うという素晴らしい力を与えた。それは富や名声よりも、王侯貴族となるよりも遥かに素晴らしいことではないか」


僕の当時の生活は・・・。
バイトは日給五千円。
貯金などない。もちろん仕送りもない。
学生時代は、ある家に間借りしていたのだが、そこを引っ越して古いアパートに入っていた。
生まれて初めての、完璧なる一人暮らしというわけだ。
そこは六畳一間。ちっぽけな台所付き。
当然、風呂無し。
そしてトイレと電話が共同。
いやはやの、床ミシミシ安アパートだった。
それでもそれなりに貧乏暮らしをどこか楽しんでいたのだから、呑気なものだ。
銭湯とコインランドリーの生活。
テレビとビデオデッキの独身バイト暮らし。
それ自体の苦しさや飢餓感などは、今も思い出せない。
仕事に追われ、仕事を追いかけ、ただただ忙しく、馬鹿のような自分なりの充実感・・・そんなものがあったような、若輩の日々・・・。
編集部のテレビでもっぱらウケていたのが、「スケバン刑事」。
僕は帰宅途中、駅のガードの辺に張られていた映画のポスターが妙に忘れられない。
「ブラックレイン」。
松田優作はまだ生きていた。
それから少しして、いきなり死んだ・・・。




kohe000 at 14:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 孤独 | 二十代

2009年09月02日

まだ元気・・・

老師「賢い人間は常につつましく、頭を下げて歩くものだ。そのことを忘れぬがよいぞ」


「今年も過激にスキャンダル!
現代の「生類憐れみの令」"淫行"規定で揺れた六十年。規制の強さとスキャンダル性が正比例することをオッサン族はご存知ない?
オ〇〇コさえ付けてりゃムスメはみんな"歩くフルハムロード"。
そのくせ昨年最大のヒロインが日航の慶子チャンとは、ああ世も末か、風俗のエンディングか。
一寸先はスキャンダル、忘れた頃のスキャンダル、業界助けのスキャンダル。おサワガセの精神にのっとり、新年早々熱ーいターゲットを求めて、いざ乱調の街へ!」

第二号の編集後記である。
つまり我が活字化第二弾?である。
やはりワケわからん・・・。
淫行ってこの年?(昭和六十年)。
フルハムロードって・・・その主役も今や鬼籍。
日航機墜落事故。
不幸の末のヒロイン騒ぎ。
スキャンダル、すきゃんだる・・・・。
今と変わりはしない。
ただ・・・僕はまだ、元気だった?

kohe000 at 16:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑誌編集者 | アダルト業界

2009年09月01日

絡み

男「ああ・・・俺は死ぬのが恐ろしい・・」
僧「なぜ、生きることを考えない?」
男「生きられはしない・・・もう、駄目だ・・・今度こそ、おしまいだ」
僧「生も・・・そして、死も・・・眠りからの、目覚めだ」


新雑誌第二号の肉体仕事・・・やっぱりあった。どうにも、出番が待っていた。
今回はローラースケート。
また女の子ふたり。
といって小道具を買出しさせられた記憶はない。
ヘルメットに肘当てに、スケート靴?
前回の安物買い下手にコリゴリさせられたのか、僕に金を預けてもろくなことはない、と踏まれたのか・・・まあ、気楽で構わないことだが・・・・いきなりの現場。
そして絡みである。
今回は前回のようなキャピギャルではなく、ちょっと大人っぽくて静かな雰囲気のアダルトレディ。
僕はドキドキした。
完全な盗撮仕立てで、公園のジャングルジムやら滑り台やらで、キッス&ペッティング、そしてフェラ・・・。
どこまで本当にやったかも記憶にない。
ほとんど二人きりのムードに心底ドギマギして、まともなキッスも出来たかどうか・・・自信も役得もない。
二人ともヌードモデルなどしているようなタイプにはとても見えなかった。
おとなしすぎるというか、ある種しとやか、とまで言えそうか・・・。
僕はその疑問ゆえにさらなる戸惑いに巻き込まれて、厚かましい性欲を存分に発揮出来なかったようだ。
なぜ君のような子が・・・。
どうして君のような普通っぽい清楚っぽい?女の子がこんな仕事を、こんなヤツと、こんなムスコを・・・・?
僕はすでに偏向した屈折業界人だった。
こんな迷宮に文字通り絡め捕られて二十余年、今だ僕の逡巡的徘徊に終わりはなさそうなのだ。





kohe000 at 10:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑誌編集者 | アダルト業界