2009年08月29日

人形?

湖へ小石を投げていた少年の僧へ、高僧が尋ねる。
高僧「小石はどこに行った?」
僧「どこへも・・・当てのない旅です」
高僧「旅には始まりと終わりがある」
僧「水底が旅の終わりです」
高僧「小石は水に入り、新たな旅を始めたのでは?」
僧「だとすると、永遠に続きます」
高僧「人生も同じだ。始まり、終わるが、新たな旅は永遠に続く。父は息子に命を継ぎ、その息子も子に命を継ぐ」
僧「では私の始まりは、私であり、先祖でもある・・・」
高僧「まずは自分の旅の始まりと終わりを探し、さらに大きな旅の探求を進めよ。だが、この探求には忍耐が必要だ。屈することのないよう、己を守る衣をまとえ」


かくして何だかんだで、新雑誌第一号は完成した。
僕が関わったのは、例の恥ずかしロケグラビアくらいで、後は校正だの原稿取りだの・・・それでも刷り上ったピカピカの新雑誌の山を目の当たりにした時は、なかなか感動するものがあった。
今開いてみても、かなりマニアック、というよりは相当にアナーキーの、でっち上げの、ショボ臭さ。
もっぱらヌードグラビアが中心だが、砂浜での全裸結合バイク疾走、新宿ノッポビル地帯での白昼露出、プロ野球選手の愛人グラドル、未成年で逮捕されたAV女優、中森〇菜のソックリ嬢ヌード・・・。
とにかくスキャンダルと、裏ネタ、風俗ネタ、アングラネタ、お下劣ネタ・・・。
当時、SMクラブの女王様出身で新人賞受賞と話題をまいた山田詠美の緊縛パイパン写真(今ならレア物か?)まである。
「ほとんど覚えてないね。ただボーッとしてて何もしゃべらない。まるで人形みたい(な子)だった」
当時、彼女と仕事した編集者のコメントらしいが・・・僕はどんなだったろうか?
あの頃の諸先輩方の記憶には、いかに映った駆け出し編集バイトだったろうか・・・。


kohe000 at 12:18│Comments(0)TrackBack(0) 雑誌編集者 | アダルト業界

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