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adidas +F50 TUNIT X 19.1 FG Limited Edition


今回はエックス506+ FG TNについての考察です。


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アディダスF50シリーズの生誕15周年記念の一環として発売されたスパイクが

X F50 6+ FG TNです。

2006年ドイツW杯に合わせてリリースされた+F50TUNITのアッパーとX19のFGソールを融合して

+F50TUNITを現代のテクノロジーで復刻させたリメイク仕様です。

定価 28,600円

品番 EE8428

2019年10月2日発売

MADE IN CHINA(中国製)


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メッシュの「黒×白」のシューズバッグが付属されています。

その他の付属品はありません。


それではX 506+FG TNの性能を見ていきます。


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アッパーの素材にはマイクロファイバー(人工皮革)を採用。

当時の+F50TUNITに採用されていたマイクロファイバーを可能な限り再現したアッパーです。


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2006年当時の+F50TUNITのアッパーと比べてみても

前足部のアウトフロントエリアにあるアッパーの接合の縫い目の配置や形状もほぼ同じで、

そこからレースカバーに続くアッパー設計もほぼ同じです。


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2006年の+F50TUNITでもアッパーにはマイクロファイバーが採用され、

マイクロファイバーには三角形の模様デザインが採用され、

表面に特殊コーティング加工を採用し優れたボールグリップ性を追求していたアッパーでした。

(アッパーの三角形模様は凸凹テクスチャーではなくただの模様です)


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今回の復刻版である、X 506+ FG TNでは

アッパーにマイクロファイバーを採用しているのは同じですが、

アッパー表面にデザインされた模様は、より細かな三角形デザインになっており、

ここはリメイク版仕様だと言えます。

そしてアッパー表面には特殊コーティングのハイグリップ加工を採用。

ボールに対しての耐摩耗性を高めてボールコンタクトをサポートします。


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2006年の+F50TUNITではアッパーの内張りにシンプルな人工材を採用。

ただ2006年頃のスパイクにしては内張りのシームレスさは比較的綺麗にできていました。


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今回の復刻版である、X 506+ FG TNでは

アッパーの内張りに柔らかな起毛素材を採用。

ソフトな足当たりを追求しています。

ただし内張りに起毛素材を採用している影響で”アッパーの厚み”に関しては今回の復刻版の方がやや厚くなっています。


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2006年の+F50TUNITのアッパーを触ってみると、

当時のマイクロファイバーらしいハリ感や保形性を感じます。

+F50TUNITはアウトフロントの縫い目箇所に局所的な硬さがあるのと、

つま先(トゥーボックス)が高めの設計になっていたのが特徴ですね。


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復刻版のX 506+ FG TNのアッパーを指で触ってみると、

やはり厚み、ハリ感を感じます。

現代のアディダスのテクノロジーや技術力をもってすれば、

もっと薄く、もっと柔らかなマイクロファイバーを採用できるはずですが、

今回はあくまでも+F50TUNITの復刻版ということで、

当時のマイクロファイバーの質感に寄せていった感じです。


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アッパー全体にマイクロファイバーを採用。

その他、アッパー設計やアッパーデザインは2006年の+F50TUNITを再現しています。

2006年の+F50TUNITはアッパーから足裏全体を包み込むフルモカシン構造でしたが、

今回の復刻版ではTUNITシステムは搭載されておらず、通常の固定ソール(FGソール)採用です。


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ラスト(靴型)についてです。

FGタイプはインターナショナルラスト採用。

前足部の靴幅はやや狭めの幅(D~E程度)

甲は標準的な高さです。

サイズ感についてはX19.1FGは26.5cmでちょうどいいサイズ感ですが、

このX506+FG TNは27.0cmで指先ジャストのサイズ感です。


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インステップエリアにはシューレースカバーを採用。

シューレースエリアをすべて覆うレースカバーになっており、

レースカバー部分にも分厚さがあります。

レースカバーの形状に関しては復刻版の方がやや大きくなっています。

レースカバーの中央にチームガイストロゴをデザイン。


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レースカバーはマジックテープで固定するタイプ。

レースカバーの裏面には広範囲にマジックテープが配置されていて

このマジックテープの分量がレースカバー自体の厚みにも関与しています。

レースカバーはガバッと大きく広くようになっているため、着脱はスムーズに行えます。


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レースカバーの下のシュータン上部にはマジックテープを配置。


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シューレースエリアの両サイドにもマジックテープが配置されている独自設計です。


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シューレースはセンター(中央)配置。

シューレースはハトメ穴ではなくレースフックに通していくレープレーシング設計です。


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シュータンはセパレートタイプで、シュータンの表面には人工材を採用。

シュータンの裏面にはソフトなスポンジを配置して甲への足当たりに配慮しています。


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ヒール部分の外側にはソールと一体化したヒールカウンターを搭載。

樹脂製の強固なヒールカウンターがカカトをホールドし安定性を確保。

このヒールカウンターはX19.1FGのヒールカウンターと同じです。


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ヒール部分内側のヒールライニングには人工材を採用。

ライニング内部にスポンジは内蔵されていますがヒールライニングはやや硬めの質感です。


1 +F50TUNIT 復刻版 2-1













中底は前部にのみ搭載の「フォアフットプレート」を採用。

エックス19.1FGの中底と同じです。


1 +F50TUNIT 復刻版 2-2













インソールは薄型設計で、

パーフォレーション仕様のライトウェイトインソールを採用。

インソールの重量は片足15g。


1 +F50TUNIT 復刻版 2-3













アウトソールは天然芝用のFGソール。

X19.1やX19+と同じ、軽量スプリントフレームアウトソールです。

2006年の+F50TUNITではシャーシやスタッドを自分好みにチューンナップして履くことができる

TUNITシステム搭載でしたが、今回の復刻版にはTUNITシステムは搭載されていません。

ソールのデザインだけ+F50TUNITのソールに似せているだけです。


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スタッドは片足11本で、2種類の鋭角スピードスタッドを採用。

前から1列目と2列目のスタッドはトライアングル形状にくぼみを設けた鋭角スピードスタッド。

優れたグリップ性と爆発的なスプリントに必要な強い蹴り出しに貢献します。


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前から3列目のスタッドはダイヤモンド型スタッドにくぼみを設けた鋭角スピードスタッドを搭載。

優れたグリップの強さを追求。

前足部には2種類の形状を組み合わせたスピードスタッドシステムによって

スピードプレーヤーの加速・スプリントをアシストします。


1 +F50TUNIT 復刻版 2-5













ソール前足部の1列目のスタッドは縦方向への強い蹴り出しにより効果を発揮する向きになっており、

2列目のスタッドは横方向の動きに対して優れたトラクション性を発揮する向きになっていて

3列目のスタッドはダイヤモンド型がベースになっていることで4点のエッジがあらゆる方向に対して鋭いグリップを発揮する設計になっています。


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そしてソール後部のスタッド4本には丸状の円柱スタッドを配置。

丸型スタッドがカカト着地の安定したグリップ性とスムーズなトラクション性をもたらし、

カカト着地から前足部の蹴り出しまでの体重移動や連動性を促進します。


1 +F50TUNIT 復刻版 9-1













X 506+ FG TNの重量は204g(26.5cm)で軽量です。

通常のエックス19.1FGの重量は195g(26.5cm)なので、

X19.1と約9gしかかわらない軽さを実現しています。

2006年の+F50TUNITは300g越えの重さがネックだったので、

今回の復刻版では軽量FGソール搭載に伴い、軽量性を実演できているのは大きいです。


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【まとめ】
当時のマイクロファイバーを再現したアッパーを採用し、

シューレースカバー構造も組み合わせることで+F50TUNITのデザインやフォルムも再現。

内張りには起毛素材を採用して足入れ感の良さを一応追求。

中底は軽量仕様、インソールも軽量仕様のライトウェイトインソール。

アウトソールはX19のFGソールを搭載して優れたグリップ性と軽量性を兼備。

現代のX19のテクノロジー・アウトソールと

+F50TUNITのアッパーを融合してリメイクされた復刻版スパイクになっています。


それではまた次回!Gracias. Adios!


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