エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














adidas ACE TANGO 17+ Purecontrol IN Review


今回はエースタンゴ17+ピュアコントロールINを実際に履いてプレーしてみた

感想や評価、履き心地、フィット感、蹴り心地などのレビュー記事です。


エースタンゴ17+ピュアコントロールINの性能や詳細を考察した記事はコチラをクリック。


エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














それではインプレッションです。



レースレスアッパーの着脱性

エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














ピュアコントロールはレースレスです、紐はありません。

そして、ACE17のピュアコントロールは

履き口にミッドカット形状のコンプレッションフィットソックスを採用。



エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














これによって、慣れないうちはやや足入れしにくかったりしますが、

付属の靴べらや、履き口のプルアップループなどを上手く活用することで

スムーズに履けるようになります。

慣れれば靴べらは使うことなく、履き口の前後のプルアップループを引っ張りながら

ズズッと足入れできるようになるので、レースレスシューズの着脱は『慣れ』で解決できます。




ラスト設計&サイズ感

エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














エースタンゴ17+ピュアコントロールINのラストは

前足部の靴幅は標準的な幅(E程度)

甲は標準的な高さです。


私の足型は横幅は少し細め(D~E)なので、

エースタンゴ17+ピュアコントロールINの横幅はピッタリとフィットしています。



エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














サイズ感はちょっと独特です。

やや縦長の作りになっています。

いつも通りの27.0cmを選んで、指先にゆとりあるサイズ感です。

おそらく、26.5cmならユルすぎずキツすぎずサイズ感、

26.0cmなら隙間無しのジャストサイズで履けていたと思います。


私は普段履きとしても履きたかったので、このゆとりは想定内です。

(ちなみに、このINモデルはイギリスのプロダイレクトで購入しました。日本ではTFモデルしか販売されていません)

TFモデルも同じくやや縦長の作りになっているのでサイズ選びは一定の注意が必要です。





プライムニットアッパーのフィッティング

エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














エースタンゴ17+ピュアコントロールINのアッパーの素材には

プライムニットアッパーを採用。

ニットがベースで、表面にPUフィルムコーティングを施したアッパー素材です。



エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














エースタンゴ17+ピュアコントロールの場合は

アッパー内部のスポンジ層に厚みがあり、内張りは起毛素材なので、

アッパーにやや厚みがあるのがポイントになっていて、

サッカースパイクのエース17.1HGのプライムニットアッパーよりも厚いです。

そんなプライムニットアッパーが足先~足の甲までビッタリと覆っているフィット感。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














ニットがベースなのでまあまあのソフトさは感じますが、

いかんせんアッパーに厚みがあるので、

足を屈曲したときのアッパーのゴワつき感がハンパない・・・。

動的フィット性はちょっとイマイチです。



エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














ただ、レースレス設計の良さは表れていて、

足の甲をピッタリと隙間なく包み込んでくれている感触はGood。

シューレースのハトメ穴や段差などによるシビアな接触感もなく、

レースレスであることで足の甲へシームレスにフィットしています。



エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














そして、インサイド面には3ストライプス無しで、なめらかなアッパー設計。

レースレス設計も相まっていることで

インサイド面からインステップエリアに余分な物はなく、

足の甲~アーチに掛けてのぴったりフィット感も良好。



エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














インサイドでのボールトラップやインサイドキックなど、

非常になめらかなボールコンタクト性を感じれます。

インサイドでのボールコントロールは快適な感触です。





履き口、カカト周りのフィット感

エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














履き口のフィット感はユルめの感触。

強い締め付け感やコンプレッション感はなく、

プライムニットによるミッドカット形状の履き口がそこにあるだけという感じ。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














サッカースパイクのエース17.1プライムニットHGと比べても

履き口の大きさが全然違っているのが一目瞭然です。

スパイクのACE17.1HGの方が履き口はスリムでしっかりと足首にフィットしてきます。



エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














まあ、履き口部分に強い締め付け感がない分、

単純に足首に接触してくる感じがなくて違和感は少ないです。

また、履き口エリアはPUフィルムは無くて

プライムニットの伸縮性がいかんなく発揮されるので、

グリップ時や踏ん張った際など、履き口が邪魔になっているような違和感はなし。



エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














このように足首をちょっと横に傾けるだけで

履き口部分に隙間が発生してしまうぐらいなので、

足首の可動性が妨げられるような邪魔さはありません、ユルさゆえに。



エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














アキレス腱付近も同様にユルめ。

まあここは接触感が強すぎると、足首を伸ばしたときに

プルアップループ(取っ手部分)などがアキレス腱に食いこんできたりするので、

ここのユルさというのは許容範囲内。



エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














カカトのフィット感は上々。

ヒール部分内側のヒールライニングは起毛素材で

ソフトな質感が実現されているので、

カカトへの接触性には起毛素材の良さが表れています。



エースタンゴ17+ピュアコントロールTF














そして、カカトの安定感が意外とイイのがポイント。

ヒール内部にあるヒールカップが意外と強固です!

ガチガチのヒールカップが内蔵されているため、

カカト周りの保持力に堅実さがあって、カカトをしっかりと安定させてくれます。

履き口周りはユルめのフィット感ですが、

カカトになると意外と安定感があり、フィット感もしっかりとしていて、

履き口のユルさを的確に補ってくれている印象。





ボールタッチ感、ボールグリップ性

エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














ボールタッチ感は良好。

プライムニット、凸凹加工、ドット状のグリッププリントが効いています。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














エースタンゴ17+ピュアコントロールはニットがベースで、

表面にコントロールスキン(PUコーティング)とドット状のグリッププリント、

両フロントに凸凹加工が採用されています。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














これによって、ボールタッチ時のグリップ性がGood。

エース17シリーズの特長ですね。

ボールに対する引っ掛かり、いわゆる、ボールグリップ性が良く、

足先でしっかりとボールを捉えながらタッチできます。

サッカースパイクのエース17.1HGでもボールグリップ性は良かったです。

ただ、エースタンゴ17+ピュアコントロールの場合は

アッパーの内張りに厚みがあるので、それが足先に重厚感を生み出しています。

スポンジ+起毛素材の内張りなのでソフト感は良いのですが、重厚感の感触がちょっとイマイチ。

内張りをここまで厚くする必要はなかったんじゃないかなー、と思います。

(サッカースパイクのエース17.1のアッパーと同じ厚みでよかったのに・・・)





蹴り心地、レースレスのボールインパクト

エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














蹴り心地はレースレス設計ならではのなめらかな感触。

プライムニットアッパーが隙間なく足先~甲に掛けてフィットしてくれているので、

インステップのボールインパクト性は良好。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














ACE17のピュアコントロールではベースのニット素材がより薄く、

より伸縮性の良いニットが採用されたため、

ボールインパクトにはしっかりとしたダイレクト感があって

レースレスのなめらかさ+ダイレクト感で

自分の足の形状そのままにボールを捉えることができます。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














シュータンがなくて、段差やシューレースもない状態で

アッパーが足の甲をピッタリと覆ってくれているため、

レースレス独特の蹴り心地。

従来のシューズとは蹴り心地は異なるので、最初はこの感触に慣れていく必要があります。



エース16+ ピュアコントロール












細かいことを言うと、個人的にはACE16のピュアコントロールの方が

ニットの質感や甲へのフィット感など好きなので、

ACE16タイプのピュアコントロールのサルシューを発売してほしかったです。





アウトソールはインドア用のINソール

エースタンゴ17+ピュアコントロールIN











アウトソールは屋内コート、体育館、スポーツコート対応のインドア用ソール。

インドアコート用のノンマーキングのホワイトソールです。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














まず、ソール前部の屈曲性は良好。

ソール前部にはミッドソールがなくて薄型設計になっているので、

ソール前部の屈曲を妨げるものはなく、快適に屈曲してくれます。





ブーストフォームのクッション性

エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














ヒール下エリアにはブーストフォームのミッドソールを採用。

約1.2cmほどの厚みのBOOSTフォームが搭載されています。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN













これによるクッション性はそこそこという感じ。

ブーストミッドソールの搭載量が少ないので、

抜群のクッション性は実現されていません。ここは仕方ないところ。

特にウルトラブーストのソールとかと比べたらもう全然違います、クッション性は。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














ただまあ、ブーストの搭載量は少なかったとしても

あるのとないのではあるほうがいいのは確かなので、

とりあえずはブーストミッドソールによる違和感はありません。

カカト着地のときにカカト下に若干のクッション感を感じれつつ、

全体的には薄型ソールによってしっかりとした接地感があります。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














ソール前部はミッドソール無しの薄型設計のソールなので、

ソール前部にはクッション性はありません。

薄型ソールとカカト下のブーストミッドソールが組み合わさっているのがこのソールのポイントです。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














ちなみに、インソールは簡素タイプなので、

インソール自体のクッション性はたいしたことありません。

サッカースパイクのACE17+ピュアコントロールの場合は

ブーストフォームのインソールが付属されていますが、

エースタンゴ17+ピュアコントロールINやTFにはブーストフォームのインソールはありません。





体育館でのグリップ性

エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














体育館でのグリップ性は上々。

決して優れたグリップの効きではありませんが、

まあ標準レベルのグリップ性は実現されています。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














このINソールはソールのグリップパターンがフラット構造ではなく、

六角形状の面がそれぞれ独立して配されている、独特なグリップパターンになっています。

なので、従来のインドア用ソールと比べて、コートに設置する面が少なくなっていて、

それがグリップの効き具合に関与してきている印象。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN













このように六角形状の面はコートに設置しますが、

それ以外の部分はコートに設置しないので、

その分、優れたグリップ性じゃなく、まあまあのグリップ性になっています。





ロングパイル人工芝でのグリップ性

エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














そして、このINソールは六角形の面とそれ以外の部分で

凸と凹の構造になっていることから

ロングパイル人工芝でしっかりとしたグリップが効くのかどうか?

実際に人工芝でフットサルをプレーして検証してみました。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














結論から言うと、ロングパイル人工芝ではグリップの効きは物足りません。

ソールは確かにうっすらと凸凹していますが、

明確なイボイボやグリップスタッドにはなっていないので、

急激な切り返しの際などズルッと滑ることがままありました。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














まあ、ここはインドア用のINソールなので仕方ありません。

やはり、ロングパイル人工芝のフットサルではTFソールの方がしっかりとグリップが効きます。

(でもショートパイルの人工芝ならこのINソールで充分プレーできそうな印象はうけました)



アディダス プレデタープレシジョンTF














ピュアコントロールのTFソールなら

各グリップスタッドに4~5mmほどの長さが設けられていて、

六角形状のラバースタッドが人工芝グラウンドを的確に捉えてくれるので。





アウトサイドの樹脂パネルの安定性・ホールド性

エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














エースタンゴ17+ピュアコントロールには

アウトサイドに3ストライプスと連動した樹脂パネルが搭載されています。

これはレースレス構造による安定性不足を補うための物ですが、

この樹脂パネルの安定感はかなりGoodです。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














パネル自体にかなりの厚みがあり、硬めの質感のパネルなので、

ほぼほぼプレートのようなサイドパネルです。

なので、アウトサイド面を簡単にグニャらせない堅実さがあって

このパネルによる保持力・安定感が好感触。

急激なグリップ時、踏ん張った際にもアウトサイドエリアには安定感があり、

足が横流れするのを抑制してくれています。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














シューレース有りのサッカースパイクのエース17.1HGと比べても

エースタンゴ17+ピュアコントロールの方がアウトサイド面の安定感は勝っています。

3ストライプスの素材、厚み、硬さが全然違うので。




足裏でのボールコントロール性

エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














足裏でのボールの扱いやすさは良し。



エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














ソール前部はミッドソール無しの薄型設計なので、

足裏感は良好で、ソール前部の屈曲性も良いので、

足裏前面でスムーズにボールを扱えれます。

グリップパターンがうっすら凸凹していますが、

あくまでもうっすらレベルの凸凹なので足裏での接触性に違和感はなく、

むしろうっすらと凸凹しているグリップパターンの影響で

ボールを捉えれるグリップ感があって、足裏でのボールコントロール性はイイ感じ。





重量305g(27cm)という重さがネック

エースタンゴ17+ピュアコントロールIN














エースタンゴ17+ピュアコントロールINの重量は305g(27cm)。

着用中に重さが気になります・・・。

普段、フットサルで愛用しているマーキュリアルXプロキシモICは約230g(27cm)なので、

それと比べると305gの重量数値は足にズッシリときます。


普段、300g前後のサルシューを履いている人は気にならないと思いますが、

フットサルは狭いコートでキビキビと動かなければならないので、

私的にはサルシューの【軽量性】という部分は重要な要素と考えていて、

エースタンゴ17+ピュアコントロールINの305gという重さは

個人的な評価としてはネックです。





エースタンゴ17+ピュアコントロールIN レビューまとめ

エースタンゴ17+ピュアコントロールIN












【まとめ】
アッパーの素材にはレースレスのプライムニットアッパーを採用し、

レースレスならではの蹴り心地や一体感を実現。

アウトサイドの3ストライプスパネルの安定感やカカト周りの安定感はGood。

アッパー前足部の凸凹加工やドット状のグリッププリントによって、

優れたボールグリップ性を発揮。

カカト下のブーストフォームと薄型ソールの組み合わせが

そこそこのクッション性と上々の足裏感を演出。

定価21,600円の上位モデルとしての機能性は有しているシューズだと思います。

ただし、305g(27cm)という重さ、アッパーの重厚感、履き口のユルさはネックとなりえる部分で

特に305gという重量数値によって私のファーストチョイスのシューズにはなりませんでした。

(エースタンゴ17+ピュアコントロールの限定感やレースレス構造などは惹かれる部分ですが・・・)


構造や機能性の観点から明確な軽量化は難しくとも、

せめて270~280g(27cm)程度に重量を抑えてほしいですね。

あとは、インソールにもブーストフォームを採用してほしいです。


それではまた次回!Gracias. Adios!