
『2018 World Cup wearing Trusox branding rules』
さて、2018ワールドカップもいよいよ佳境を迎えてきましたが、
今回のロシアワールドカップで罰金事案にまで発展した
サッカーソックス問題を
Kohei's BLOGなりに分かりやすくクローズアップしていきたいと思います。
TRUSOXというグリップソックス

通常のサッカー用ソックスは
膝ぐらいまでの長さになっており、
これをそのまま着用するのが一般的な履き方・着用法です。
ただし、こういう普通のサッカーソックスはシンプルな作りゆえ、
滑り止め機能やグリップ力などが一切なく、
プレー中に足裏面のズレや滑りが発生しがちなのがネックでした。
急激な切り返しやターン時に
スパイクの中で足がズレたり横流れしたり...。

そういった足裏面のズレや滑りをなくして
パワーロスなくプレーすることを目指して生み出されたのが
グリップ機能付きのサッカーソックスです。
足裏面に滑り止めのラバーやプリント加工を搭載することで
足裏面の滑りや横ズレを防止してくれるサッカー用ソックス。
こういった滑り止め付きサッカーソックスは
ここ最近、各スポーツメーカーが急速に力を入れており、
スポーツメーカーのみならず、靴下専門メーカーからも
サッカー用のグリップソックスが発売されています。

様々なグリップソックスの中で
最もポピュラーであり、定評のあるソックスはというと
アメリカのDevon社が開発したTRUSOX(トゥルーソックス)です。

ソックスの足裏全面に滑り止めのラバーを搭載。
さらに表面だけでなく足の指と接触する裏面にも同じように滑り止めラバーが搭載されており、
ソックスと中敷きの接触面、プラス、
足裏の皮膚とソックスの接触面にもグリップ力を発揮することで
プレー中の足裏のズレ・滑りを徹底的に防止してくれるソックスになっています。

2014ブラジルワールドカップでは
100名を越す選手がTRUSOXを着用していたというデータもあり、
プロサッカー選手で愛用者が多いのはもちろんのこと、
最近ではアマチュア選手にも普及し、プロアマ問わず多くのプレーヤーから支持されているソックスがTRUSOXです。

このTRUSOX(トゥルーソックス)は
1足のお値段が約6,000円程度になっており、
通常のサッカーソックス(約1,500円程度)と比べると、
かなり高価格なサッカーソックスになっています。
そして、TRUSOXの特徴としては
ソックス自体の長さがふくらはぎぐらいまでの短さになっており、
TRUSOXだけでは公式戦に出場することはできません。

チーム全員が着用するソックスの足首から下を切って履き、
そこにTRUSOXを組み合わせて
テーピングなどで連結させて着用することで
公式戦でTRUSOXを使用することができるようになります。
アキレス腱付近に斑点模様があるのがTRUSOXの外見上の特徴。
2018W杯では罰金事案に発展
イングランド代表に制裁金約790万円…3選手が着用ソックスで違反 https://t.co/x9ep3HA0Aj #gekisaka pic.twitter.com/JkzmmqRzLw
— ゲキサカ (@gekisaka) 2018年7月11日
MFデレ・アリ
DFエリック・ダイアー
FWラーヒム・スターリングの
イングランド代表3選手が
ワールドカップの試合でTRUSOXを使用。
FIFAはFA(イングランドサッカー協会)に対して
上記3選手にTRUSOXの使用をやめるよう何度も忠告していたとのことですが、
その忠告を無視してW杯の試合でTRUSOXを使用し続けたため、
イングランドサッカー協会に5万ポンド(約740万円)の罰金が科せられました。
罰金の理由は、FIFAが定める「メディアとマーケティング規制・FIFAの用具規定違反」に該当したから。

ユニフォームサプライヤーのソックスをそのまま履く場合や、
特に柄の無いショートソックスとチームソックスを連結させて履く場合はお咎めなしですが、

TRUSOX(トゥルソーソックス)の場合は
アキレス腱エリアに斑点模様の柄がデザインされていることで
一目でTRUSOXを使用していることが分かります。
TRUSOXは多額のスポンサー契約を持たないブランドで、
そういったブランドがW杯で無料のプロモーション的な露出を与えることは禁止されていることから
再三の忠告を無視して使用し続けたことも加味され、罰金処分になった模様です。
ウルグアイ代表 スアレスの場合

ウルグアイ代表のルイス・スアレスは
TRUSOXを愛用していることで有名。
今大会でも練習時にTRUSOXを着用していましたし、
試合でもTRUSOXを着用していました。
ただし、スアレスは罰金処分を受けていません。

なぜなら、スアレスはTRUSOXの
アキレス腱エリアの斑点模様が露出しないように
できるだけ斑点模様を隠すようにした状態でTRUSOXを使用していたから。
さすがのマリーシア!
スウェーデン代表DFグランクヴィストの場合

一方、スウェーデン代表DFでキャプテンの
アンドレアス・グランクヴィスト選手は
以前から『TRUSOX』(トゥルーソックス)を愛用し、
2018W杯でもTRUSOXを使用していましたが、
アキレス腱エリアの斑点模様が露出した状態で着用しており、
なおかつ、再三の忠告も無視してTRUSOXを使用し続けたため、
FIFAから5万ポンド(約736万円)の罰金が科せられました。
TRUSOXを使用した選手でも罰金が科せられなかった選手もいる

イングランド代表やスウェーデン代表では
TRUSOXを着用していた選手やサッカー協会に罰金が科せられましたが、
それ以外にもTRUSOXを使用していた選手はたくさんいます。
TRUSOXを使用していた選手全員に罰金が科せられたわけではないことを鑑みると、
TRUSOXを使用している選手などには
グループリーグ段階で一旦FIFAから忠告が入って、
グループリーグで敗退したチームの中でTRUSOX使用選手には基本的にお咎めなし。
決勝トーナメントに進出し、決勝トーナメントの試合でも引き続きTRUSOXを使用していた場合に限り、罰金が科せられた模様です。
また、見せしめの意味もあると思われます。
次回大会ではどうなるのか?

2014ブラジルW杯でTRUSOX着用選手が爆発的に増え、
2018ロシアW杯でTRUSOXの使用が罰則対象となり、
2022カタールW杯ではどういう展開になるのか?気になるところ。
まあ、アキレス腱エリアに斑点模様が無いバージョンのTRUSOXを生産すれば解決ですが、
TRUSOXはあの斑点デザインがあってこそ、
「あの選手はTRUSOXを使ってるんだ」というのをアピールできるので、
斑点デザインをきっぱりなくすのはなかなか難しいところかもしれません。

ちなみに、サッカー用グリップソックスは
現在、各メーカーが力を入れており、
W杯公式スポンサーであるアディダスからもグリップソックスは発売されています。
次回のカタールW杯までの4年間でそれら各メーカーのグリップソックスが進化してTRUSOXを上回るグリップソックスが生まれれば、
ソックスを切ったりTRUSOXと連結したりして履く必要がなくなる場合もあるかもしれませんね。
それではまた次回!Gracias. Adios!

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