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 一般人の方が読まれていたらすみません、今回はほぼねんどろいど写真集です。
コンテナ船旅行にむけて日本を出国する前日、偶然某ショップで鈴谷と熊野のねんどろいどが並べて売ってあるのを偶然目にしました。

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 お金きついので両方は無理、どちらか欲しい・・・どっちにしようかと迷っていたのですが、ふと気になって鈴谷と熊野の航跡を調べてみました。 すると、鈴谷、熊野は開戦と同時にマレー作戦、蘭印作戦に従事、ベトナムからマレーシア、インドネシアの海域で活動し、その後はシンガポール海峡、マレーシア海峡をも越えてインド洋にも進出・・・なんと明日から出発するコンテナ船クルーズの航路と航跡が重なる・・・!そして勢いで両方とも買ってしまいました・・・

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(オペレーション・ボックス様 “重巡洋艦の乙女たちより” 使用許諾済)

 興味ない人にはすみません・・・以下はねんどろいど鈴熊がベトナムを出港後、南シナ海を南下、アナンバス諸島を超えてシンガポール海峡、マラッカ海峡までをコンテナ船で“海路”旅した写真集になります。


・これから向かう南の海。
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 このチャートrouting chartと言ってそれぞれの月ごとに12か月分あります。主要港間の距離や各月の風、アイスリミットなどの情報が記載されていて大洋航海の参考海図。


・ついにベトナムVung Tau港を出港です!
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  鈴熊もよくベトナムに寄港していたみたい。しかしフランス船社の商船でベトナムから出港とは何の因果か・・・


・一路青空の南シナ海を南下!
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 フィリピン人オフィサーの当直時に(^^; Japanese cruiser のキャラクターだと説明したらなんか納得していました。(なぜ納得する!?)和気あいあいとみんなで撮影。


・遅れているので回転数上げていきます!
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 Yantianでの遅れを取り戻し中です。これはブリッジから船エンジンを制御するエンジンテレグラフ。入出港時などもこのテレグラフを使ってパイロット、キャプテンのオーダーによりエンジンを操作します。


・現在の状況
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22kt超えで航海中!


・南シナ海、青空の航海、船首にて。
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 後ろに見えるのは左がウィンドラス、錨の上げ下げをする器械。右はモアリングウィンチ、係船索を出し入れする機械。


・同じく船首にて前方を望む。
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 でっかいのはウィンドラス、アンカーチェーンがのってます。錨を動かすだけあってデッカイです。ブレーキは手動。


・ついにアナンバス諸島に達する!
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 南シナ海を南下、ついに鈴熊も訪れたアナンバスに達しました!
 この定規、度数が刻まれています。これで海図上で方位を測れます。日本では井上式三角定規という形のものが多いですが、これも形は違えど同じように使えました。


・アナンバスを超えて針路をシンガポール海峡東口に取ります!
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 アナンバスをこえればシンガポールは目前です。南寄りに針路を変更しシンガポール海峡東口を目指します。 
 これは操舵装置&ジャイロコンパス。今の船の多くは操舵装置の中にジャイロコンパスを装備しています。昔のジャイロコンパスは大きかったので、ジャイロルームとかがありました。
 マグネットコンパスと違い磁力に左右されずに真北を示します。
 なので艦これの羅針盤っていうシステムがどうしても納得いかない!もうその当時ジャイロコンパスあったのになんで変な方向ばっかり向かうのか!?どれだけ貯めた資源と時間が・・・!(以下略


・小さな舵輪?の上で。
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 オートパイロット、自動で舵を制御し保針してくれます。当直でやることと言えば、前ちゃんと見て、コーヒー飲むこと。オートパイロットといっても自動で保針するだけ。つまり船首を指定された方位に向けるだけ。なので風や潮流の影響を受けて実際は正確に船首方向に走っているとは限らないです。また他の船をよけてくれるわけでもないです。
 ただし最近はECDIS(電子海図)と連携して、風や潮流の影響があっても決められたコースを走ってくれるものとかいろいろあります。そんな船だと大洋航海中だと本当にやること無いです。


・アジマスサークル、この船は常に設置してました。
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 正確に方位を測るためのジャイロコンパスのアタッチメント(?)みたいなもの。
 大洋航海中は目標物が天体ぐらいしかないので、これを使ってジャイロエラー(ジャイロコンパスの誤差)を取ったりします。オイルメジャーは毎当直でジャイロエラーを取ることを要求してくる・・・


・徐々にシンガポールが近づいてくる・・・
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 マレーシア、シンガポールとインドネシアの間が海上交通の要衝、シンガポール海峡。実際の重巡洋艦鈴谷、熊野もここを航海してます。


・船首パナマホール上
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 船首、船の一番先っぽです、タイタニックする場所。


・アンカーチェーンの上で
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・船首にてフォアマストを背に
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・深夜ついにシンガポール海峡東口、イースタンバンクに達する。
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 イースタンバンクとはシンガポール海峡東口にある浅瀬の名前。ここの南からシンガポール海峡の航路が設定されています。


・夜間のシンガポール海峡通過になりました、仕方なくチャートルームにて。ホースバーグライトハウスを通過。(写真右下)
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 ホースバーグライトハウス通過とともにシンガポールのVTISエリアに入ります。vessel traffic information serviseの略で船が安全に航行しているか監視、また情報提供や指導を無線で行います。


・無事シンガポール海峡を通過、マラッカ海峡を西航中。下船港ポートクランも目前。
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 マラッカ海峡はロンド島までまだまだ続きますが、航路設定はこの北側のワンファゾムバンクという浅瀬までです。航路設定されてるとはいえシンガポール海峡と違い広くてパッと見、海峡とはわかりません。だいたい混むのはシンガポール海峡。


 以上、今回の旅では、鈴熊を空路ではなく、“海路”で南シナ海とシンガポール海峡、マラッカ海峡を旅させることができました。日本出発前日の偶然のおかげで・・・。
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