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 今回はCMA CGM ALMAVIVAのブリッジの機器類について。
 この写真は魚眼広角で撮ったブリッジの写真です。コンソールといい、椅子といい欧州的な配置ですね~
 手前にあるのが操舵スタンド、その前にはブリッジコンソール、レーダーやエンジンテレグラフなどが配置されています。日本船社の場合は固定の椅子は無かったり、コンソールもいくつかに分かれてたりすることが多いと思います。

・ジャイロコンパスとジャイロコンパスリピーター
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 ブリッジといえばこれというイメージ、キャプテンや航海士がこれで物標方位を確認して、自船位置やコースを決めたりしてますね。
 ジャイロコンパスとは方位磁針などと違って地磁気などの影響を受けずに地球の真北を示すことができる機械です。
 厳密に言うと少しずれないとプリセッションが起きない・・・でも修正はされてて・・・面倒くさいので説明は省きます(^^;
(興味のある方はジャイロコンパス、原理で検索してください。なるほどと思えておもしろいです。)
 取りあえずマグネットコンパスと違って、地磁気や船体の持つ磁気(船は鉄でできていますし)の影響を受けることなく北を指し示すことができます。それによって現在船がどちらを向いて走っているか分かるわけです。
 その磁気の影響を受けるマグネットコンパスについても一応修正はしてあるのですが、これがなかなかあてになりません・・・

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 ジャイロコンパスリピーターとはそのジャイロコンパス本体から信号をもらって、船がどちらに向いているか示している計器になります。なのでブリッジ中央のみならず、上の写真のように両舷のブリッジウィングにもありますし、非常操舵の時用に船尾の舵取機室にもあります。

・操舵スタンド(含オートパイロットとジャイロコンパス)

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 簡単に言うと船の舵輪?入出港時や狭水道通狭時などは舵を手動で操作して、船を操船します。その場合、キャプテンや航海士は前に立って指示を出し、AB(Able seaman、日本ではクオーターマスターと言ったり)が舵を取ります、下の写真みたいに。

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 ただし普段広い海域ではオートパイロットという機械を使って自動操舵しています。自動操舵と言ってもまだ他の船を避けるとかそういうレベルまではいってません。基本的には舵を操作して船首を設定した方向に向けるだけです。なので風や潮流に流されて実際には少しずれた方向に走っていたりします・・・

 しかしECDISなどと連携して、風や潮流の影響があっても、決められたコース上を走る事が出来る機能を有しているオートパイロットもあります。
 変針点(コースを変える場所)にくると自動で変針もしてくれます。そんな機械があると航海士もやる事が無い・・・それでも大方の人は手動に切り替えて変針してましたが(^^;
 ちなみに現在の船ではこの操舵スタンドの中に、前述のジャイロコンパスが内蔵されていることが多いです。(船によってそうでない場合もあります。)
 昔はジャイロコンパス自体が大きかったのでジャイロルームというジャイロコンパスを設置した部屋もあったのですが、今はこの中に二つのジャイロコンパスが収まるくらいコンパクトに。

・航海灯その他のスイッチ
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 上の写真は航海灯のスイッチです。緑赤の舷灯に、マストライトや船尾灯。いっぱいついてる黒いポッチはそのヒューズになります。
 UpperとLowerと書いてありますが、各々2個セットになっています。なので一個が切れても、すぐにもう一個のライトに切り替えて使用可能です。大時化の時なんか交換にすぐ行けませんし、かと言って無灯火航行できませんからね(^^;

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 次の写真はその他のいろいろなライト。NUC(Not Under Command、運転不自由船)、Huge vessel(巨大船)、Dangerous cargo(危険物積載船)などいろいろな意味を持つライトのスイッチです。ちなみに下の写真のように普通はブリッジの上のマストに設置されてます。赤や緑などのライトがある事からクリスマスツリーと呼んだりもします。

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 最後にこちらはデッキライトのスイッチ。船首だったり、船尾だったり、居住区の外側だったり。必要に応じて使用します。

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 一応今回はここまでで次回に続きます!