2006年01月08日

な躓の目的

簿記の目的は正確な財務諸表を作成することです。

企業には年1回以上の財務諸表作成が商法で義務づけられています。財務諸表は2つの書類から成り立ちます。
・ 貸借対照表(Balance Sheet略してBS ビイエス)
・ 損益計算書(Profit and Loss Statement略してPL ピイエル)
(別称Income Statement略してIS アイエス)

このブログではBS、ISを使用します。

BSは企業の財産を表し、ISは企業の儲けを表します。財務諸表を作成する目的は、その企業の株主や債権者に対し、財産と儲けをオープンに知らせる、開示義務があるからです。
ですから財務諸表には正確性が当然に要求されます。正確な財務諸表を作るためには、毎日のあらゆる取引を余すところなく正確に記録しなければなりません。ここで簿記の出番です。簿記を利用すれば毎日の活動記録を正確に残すことができます。よって、簿記の目的は、正確な毎日の活動記録をまとめて、正確な決算書を作成すること、なのです。

次回以降、BSとISの説明をしていきます。

2006年01月06日

ちょっと一息

日本人のファイナンシャルリテラシー向上という目的で始めたこのブログですが、何かいきなり簿記の話に有無も言わさず突入していました(笑)。私の考えるファイナンシャルリテラシーとは一言でいえば「経済のしくみ」を知る、ということです。単に投資で儲けるといった目先のことではなく、物事のしくみや本質を理解することで、自分なりの基準を持つということがとても大切だと考えます。その基準をベースに行動すれば、いたずらに経済的な損失を被ったり簡単に騙されたりはしません。日本人はeconomic animal と称されましたがそれはファイナンシャルリテラシーとは無縁の、economic slave というニュアンスなのではないでしょうか。悔しいと思いませんか?

お金のしくみ(流れ)や本質(価値)を知る、というのはやさしくはありません。知らなくてもいいんです。誰にも迷惑はかけないし。でもわかると面白いのです。私自身、経済の本質を理解したなどと言うつもりは(僭越すぎて)毛頭ありませんが、知りたい、という意思を持ち、勉強をすれば、少しずつ世界が変わってきます。視点というか立ち位置が変わります。お金の勉強のスタートはやはり会計です。会計を学ぶことで決算書が読めるようになり、株式投資にも役立てることができます。数字に対するセンスも備わります。会計を学ぶには簿記の知識が欠かせません。複式簿記は人類の叡智です(マジ)。以上のような思考プロセスがあったので、いきなり「簿記とは」と、デデ〜ンといってしまったのでした(笑)。というわけで、次回以降、あらためて簿記の理解を進めていきます。ちょっと一息でした。

2006年01月05日

J躓の前提条件

J躓の前提条件
簿記には3つの前提条件があり、会計学ではこれを会計公準といいます。
● 会計単位
簿記が記録・計算・整理の対象とするのは会社や個人単位であり、A社ならA社が会計単位となります。
● 会計期間
企業活動は継続的に営まれているため、その財政状態や経営成績を明らかにするためには一定の期間を区切る必要があります。この区切りを会計期間といい、その初めを期首、終わりを期末といいます。通常、会計期間は1年です。
● 貨幣金額表示
経営活動を記録する上で適切な尺度は貨幣なので、貨幣金額で表示できるものを簿記の対象とします。従業員の優秀度や社長の魅力的な人柄といったものは非対象です(笑)。
でも、そんな人的魅力やその企業の製造する商品の競争力、加えて企業のブランド力といった金額換算できない要素はどこに表示されるのでしょうか?財務諸表に記載されないこれらの要素は株式時価総額に反映されます。金額換算されないこれらの要素は大きく丸めると「信用力」と言い換えられます。信用力は一朝一夕には得られません。じっくり、じわじわと形成されるものです。2006年元旦の日経にこうあります。

「トヨタ自動車の時価総額は15年間で約4倍に膨らみ、当初ほぼ同水準だった日立製作所に約8倍の差を付けた。」

これが企業の信用力です。「いや、つい最近日立は1:8の株式分割を行いましたよ」、というオチはないでしょう。
この会計公準、当たり前といえば当たり前のことなのです。企業の信用力までは簿記では表示できない、ということです。

2006年01月03日

∧躓の目的

簿記の目的は、帳簿記録の結果から、企業の経営成績と財政状態を明らかにすること、つまり財務諸表を作成することです。吹けば飛ぶような零細企業であろうがFIFAに協賛するような世界企業であろうが、適用される会計のルールは基本的には同じです。企業規模や国籍に関係なくその経営成績は同じルールのもと、数枚のペーパーに集約されるのです。私はこれってすごいことだと思うのです。複式簿記については、仕訳の解説の時に触れますが、この複式簿記の発想なくして現在の資本主義社会は実現しなかったとさえ考えています。
次回以降、簿記の基本を解説していきます。

2006年01月02日

,呂犬瓩

簿記の知識はファイナンスの理解には不可欠です。なぜなら企業の財務諸表を構成する貸借対照表や損益計算書は簿記の処理(=仕訳)からスタートしているからです。全てのスタートは仕訳です。これから会計を学習するにあたり、財務諸表全体をおおまかに把握してから細部を見ていく方法と、その反対、つまり細部の理解から始めるという方法もあります。私の場合は後者でした。新入行員は、銀行に就職したその年に簿記3級の取得が義務付けられていたのです。営業に出て法人顧客の財務諸表分析を行うのはその1年後です。簿記の知識があったからこそ後の財務分析ができたものと考えています。

ただし、このブログは日本の子供たち、およびその親御さんのファイナンシャルリテラシー(=金融の基礎的能力)向上を目的に書いていきます。簿記を過度に深く掘り下げるつもりはありません(実際私は、銀行入行時に取得した簿記3級しか持っていません(笑))。
よって本ブログでは財務諸表を理解するのに必要な簿記知識の解説をしていきます。

2006年01月01日

コータ村塾 スタート

日本は世界第2位の経済大国ですが豊かさを実感できない、とよくいわれます。
豊かさイコール「お金持ち」になっていませんか。

外資系金融機関がハゲタカと表現されます。
単に我々日本人がハトすぎるだけではないでしょうか。

ある決断を、「みんながそう言うから」「周りがそう勧めるから」という理由で下してしまうのは、自分なりの判断基準を持っていないからでは?

こういった価値観や生き方を考える機会は、学校では与えられません。受験勉強の邪魔にもなります。お金の話題はタブー視されがちです。IT企業による企業買収は「VS」という構図で煽られてその本質は見えてきません。

これらの原因を、私は日本人にファイナンスの知識が欠落しているためだと考えます。もっと我々は積極的にファイナンスを学ぶべきですし、その教育は小学生から始めてもよいと考えます。日本人のファイナンシャルリテラシー向上のために、私は私にできる活動を始めていきます。

ブログによる情報発信からスタートし、自分の考えをまとめたり様々なアドバイスを頂戴することでその精度を高めていきます。将来的には塾の開校も視野に入れ、この活動を「コータ村塾」と名づけました。コータは私のニックネームであることと、現在の住まいの付近に吉田松陰が奉られている「松陰神社」があることでこのネーミングにしました。

日本人のファイナンシャルリテラシー向上という分野で自分が価値提供をしたい。大それた考えかもしれませんが、その方向性は正しいと確信しています。

コータ村塾、スタートします!