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歴史好きな漫画家・大西巷一の公式ブログ

1月12日に『乙女戦争外伝 火を継ぐ者たち』上巻が発売されます!

乙女戦争 外伝 : 2 火を継ぐ者たち 上 (アクションコミックス)
乙女戦争 外伝 : 2 火を継ぐ者たち 上 (アクションコミックス)

連載開始時にもお知らせしましたが、『乙女戦争(ディーヴチー・ヴァールカ)』本編の後日譚で、全10話・単行本上下巻で完結の予定です。下巻は7月頃になるかと思います。

シャールカの娘クラーラが主人公兼語り手となり、ハンガリーの英雄フニャディ・ヤーノシュ、スロヴァキアの英雄ヤン・イスクラ、トルコの「征服王」メフメト2世らの戦いと、フス派残党兵士たちの行く末を軸にした物語となります。

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舞台は主にハンガリー王国で、上巻では1440年から1451年まで暦が進みます。
駆け足に感じるかもしれませんが、歴史の流れをマクロ視点で観る面白さが伝わるとうれしいです。
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第1話冒頭のカラーページはそのままフルカラーで収録されました。
それもあってちょっとお値段アップしてます…
巻末には解説ページもありますが、おまけ4コマはありません。

新型コロナの影響で紙の本の売れ行きが悪化し、今作も以前にも増して発行部数は少なくなっております(それでも出してもらえるだけありがたいのですが)。紙の本はますます入手しにくくなっていますので事前の予約をオススメします。

書店購入特典用のイラストは今回3点用意しました。

・書泉・芳林堂書店様用
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・まんが王様用
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・共通用
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また、芳林堂書店高田馬場店さまとまんが王さまにはサイン本を準備します。
まんが王さまでは事前予約抽選になります。詳しくは上記のリンク先をご覧ください。



予定通りならば外伝供慍个魴僂絢圓燭繊戮盧能話は今年の4月に掲載され、ついに『乙女戦争』シリーズもこれで完結となります。
次回作の構想もぼちぼち進めています。

2021年もどうぞよろしくお願いします!
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今月25日発売の「月刊アクション」に『乙女戦争外伝 火を継ぐ者たち』第6話が掲載されました。




タイトルは「攻防のロションツ」

1451年9月7日のロションツ(ルチェネツ)の戦いがメインエピソードです。

この戦いではフニャディ・ヤーノシュとヤン・イスクラが直接対決しました。
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ハンガリー史の本などにもほとんど記述されていませんが、イスクラの事績を追うならば外せない重要なイベントです。
スロヴァキアを実効支配するイスクラと、ハンガリーの摂政としてこれを排除しようとするフニャディは都合4回ほど武力衝突していますが、両者が直接戦場で対決するのはこの時だけです。

また、傭兵隊長ヤン・チャペクもこの戦いに参加していたようです。おそらくイスクラ側についていたと思われますが、本作ではあえてフニャディ側に配置しました。史実ではチャペクはこの翌年に死亡しています。
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ついでに言うと、のちのワラキア公ヴラド3世とのちのモルダヴィア公シュテファン3世がこの場にいたというのも虚構です。実際には2人がフニャディの元に身を寄せるのはあとひと月ほど後のことになります。

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今回登場した羽根付き天使隊を見て、ポーランドの名高い遊翼騎兵フサリアを思い出す人もいるかも知れません。
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フサリアの原型はこの時代のハンガリーで作られ、その後ポーランドに輸出されて大いに活躍することになりますが、もしかしたらそのルーツにこの天使隊が関係していたかも?という妄想を楽しんでもらえたらうれしいですw
フサリアHusariaの語源はフス派Hussiteだったりして…とかw

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そして次回はコンスタンティノポリスの戦いです! 請うご期待!



それと単行本ももうすぐ出ます。



1月12日発売です。

特典情報などもあわせてのちほど改めて告知します。

ご予約はお早めに!
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『乙女戦争外伝 火を継ぐ者たち』第1話で描かれたハンガリー王冠盗み出し事件について解説します。

犯行日時:1440年2月20日夜
犯行現場:ハンガリー王国ヴィシェグラード城
盗難被害:ハンガリー王冠《聖イシュトヴァーンの王冠》 時価総額不明
主犯:ハンガリー王妃エルジェーベト(エリーザベト)
実行犯:エルジェーベトの侍女ヘレーネ・コッターナ

共犯:ハンガリー人の男2名(姓名不詳)
動機:エルジェーベトの夫であるハンガリー王アルベルト(神聖ローマ皇帝アルブレヒト)は先年10月27日に死亡していたが、エルジェーベトは妊娠中であり、男児が生まれれば正統なハンガリー王位継承者となるはずであった。
エルジェーベトは生まれてくる息子の地位を強固にするためにハンガリー王位の象徴である《聖イシュトヴァーンの王冠》を手に入れておきたかった。そのために忠実な侍女ヘレーネ・コッターナに王冠を密かに盗み出すように命じた。


この件に関して、ヘレーネ・コッターナ自身の手記が残っていて、それを元に犯行の経緯を整理します。

ヘレーネがエルジェーベトからこの大胆なミッションを与えられた時期は不明ですが、1440年1月18日にハンガリー王国議会がポーランド王ヴワディスワフ3世を次期ハンガリー王として招聘するための使節を派遣しているので、おそらくその情報を得た後と推測します。

ヘレーネは大いに動揺し恐怖に震えたものの、断ることもできず、有能な協力者を探しました。 最初に依頼した男は真っ青になって逃げ出しました。 最終的に「仕事に忠実で賢明で思慮深」いハンガリー人の男2名が仲間になりましたが、ヘレーネはこの人物の名前は伏せています。

作戦は以下の通りです。
まずヘレーネは、エルジェーベトの新しい侍女を何人か見繕うため(恐らくブダに)出向き、その帰途、王冠が保管されているヴィシェグラード城で一泊し、夜間に王冠を盗み出して、コマーロム城にいるエルジェーベトの元へ戻る、というもの。
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2月20日、予定通り新しい侍女たちを伴ってヘレーネはヴィシェグラード城に到着(侍女たちは犯行計画は知らないと思われる)。
ここはジギスムントがブダ王宮を築くまではハンガリーの王宮が置かれており、丘の上には城が、麓には旧王宮がありました。城は王冠などの王室財宝の保管所になっていました。
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夜になるとヘレーネは祈りを捧げると言って城に入り(王冠は聖遺物でもあり、祈りを捧げる対象にもなる)、エルジェーベトから預かった鍵を仲間の男二人に渡し、彼女自身は(罰が当たらないよう必死で)祈りつつ見張り役となりました。

2人の男は財宝保管庫に入りハンマーとヤスリで保管箱の鍵を壊しました。
音の大きさにヘレーネは肝を冷やしたが、幸い城主は体調不良のためいつもの財宝庫の隣室には居らず、誰にも聞き咎められずに済みました。
男たちが王冠を取り出すと、ヘレーネはそれを羽毛の枕の中に隠して持ち出しました。

朝になり、一行は馬車で城を発ちました。
氷結したドナウ川を渡る時、馬車の重みで氷が割れて一行の馬車の一台が横転し、乗員の何人かが川に落ちるというハプニングがあり、終始ビビりっぱなしのヘレーネはまたしても肝を冷やしました。

22日、ヘレーネ一行はコマーロム城に無事到着し、ミッションコンプリート。
まさにその日にエルジェーベトは男児ラースロー(ラディスラウス)を出産しました(女児だったらどうするつもりだったんでしょう…?)。
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《聖イシュトヴァーンの王冠》はてっぺんの十字架が曲がっていて、何時どうして曲がったのか諸説ありますが、この時盗み出された際に曲がったというのもひとつの説です。
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その後5月15日、生まれたばかりのラースロー5世の戴冠式がこの王冠を用いて行われました。
セーケシュフェヘールヴァールにてエステルゴム大司教の手で聖イシュトヴァーンの王冠を戴く、というのがハンガリー王の正統な即位儀礼でした。
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が、すでにヴワディスワフ(ウラースロー1世)の擁立を進めていたハンガリー諸侯らは当然反発し、以後2年間の内戦を経てヴワディスワフが勝利することになります。
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王冠はラースローともにウィーンの神聖ローマ皇帝フリードリヒ3世の庇護下に置かれ、1463年マーチャーシュ王の時にようやくハンガリーに返還されました。


『火を継ぐ者たち』第1話ではこのエピソードをアレンジして描いています。ヘレーネに協力した匿名の仕事人をイスクラにしたのも創作です。
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余談ですが、エルジェーベトがこのような大胆な犯行に出たのは、もしかすると父親のジギスムントの影響があるかもしれません。
というのも、ジギスムントもボヘミアのカルルシュテイン城から《神聖ローマ皇帝冠》を密かに持ち出させたことあったからです。

神聖ローマ皇帝冠は、ジギスムントの父である皇帝カール4世によって、カルルシュテイン城に安置されるようになっていましたが、1419年フス戦争が起きて、ジギスムントは皇帝でありながらボヘミアから締め出される格好になってしまったので、1421年、配下の騎士か誰かに命じて持ち出させてハンガリーのヴィシェグラード城に遷し、その後ドイツのニュルンベルクに遷した、という経緯がありました。

このあたりもアレンジして『乙女戦争』第8巻のエピソードにしています。
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今月24日発売の月刊アクションに『乙女戦争外伝 火を継ぐ者たち』第5話が掲載されました。

月刊アクション2020年12月号[雑誌]
月刊アクション編集部
双葉社
2020-10-24





タイトルは「玉座を継ぐ者たち」

外伝兇倭10話なのでこれで折り返しになります。

前回のヴァルナの戦いの後、物語は大きな節目を迎えクラーラの境遇も大きく変わります。
そしてフニャディ、イスクラと並ぶ3人目のメインキャストであるメフメト2世がついに登場します。

《征服王》として歴史上名高いメフメト2世ですが、若い頃は意外とアレでしたw
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フニャディとイスクラもそれぞれ着実に歳を重ね実力を蓄えました。
次回第6話で2人はいよいよ直接対決します。

が、単行本作業のため来月号は休載させていただきます。

『乙女戦争外伝 火を継ぐ者たち』上巻は来年1月12日発売予定ですのでよろしくお願いします!


例によって「ニコニコ静画」では第4話が、「WEBアクション」では第3話が公開されています。





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久しぶりの「キングダムカム・デリバランス」感想まとめ
その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら

これで本編と追加シナリオを一通りクリアしました。

中世ヨーロッパをかなりリアルに再現した世界を自由に冒険できる傑作ゲームでした♪

「ハードモード」で2周目にトライし始めたのでまた感想を書くかもしれません。

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今月25日発売の月刊アクションに『乙女戦争外伝 火を継ぐ者たち』第4話が掲載されました。


月刊アクション2020年11月号[雑誌]
月刊アクション編集部
双葉社
2020-09-25





タイトルは「ヴァルナに果つ」

今回はキリスト教十字軍とオスマン帝国軍が激突したヴァルナの戦いです。


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例によって、戦闘の経緯などは史実を踏まえつつもあちこちアレンジしています。

例えば、ワラキア公のヴラド2世は一度十字軍に合流するも、作戦計画に反対して帰国し、息子のミルチャ2世が代わりにワラキア軍を率いて参戦したのですが、ムダにややこしいので作中ではそのままヴラド2世が戦闘に参加しています。
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ドラキュラのモデルとして有名なヴラド串刺し公はこの人の息子です。



いつものように、ニコニコ静画では第3話が公開されました。

第2話は公開終了になるかと思ってましたが、当面公開継続されるようです。
なので今は1~3話まで通して読める状態になってます。


あと、「WEBアクション」では第2話が公開されました。


次回第5話で外伝響鞍召僚わり、つまり単行本上巻収録分が揃います。
物語も大きく展開しますのでご期待ください〜

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今月25日発売の月刊アクションに『乙女戦争外伝 火を継ぐ者たち』第3話が掲載されました。

月刊アクション2020年10月号[雑誌]
月刊アクション編集部
双葉社
2020-08-25


タイトルは「ブダ王宮の悲劇」

今回は対トルコ十字軍(のちにヴァルナ十字軍と呼ばれる)の前半戦(1443年10月〜翌年2月の大遠征)と1444年4月にハンガリーのブダ王宮で起きた事件を描いてます。


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今回チラッと登場するスカンデルベクは、生涯のほとんどの戦いに勝利したという名将です。
ハンガリーのフニャディ・ヤーノシュ、ワラキアのヴラド串刺し公と並んで、オスマン帝国に苦戦を強いた当代3大英雄の一人とされているようです。
できれば彼の活躍も詳しく描きたいところですが…

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このブダの事件ではイスクラがあわや殺されかけるのですが、具体的な事があまりよくわからなかったのでかなり脚色してあります。
楽しい宴会の席が突如惨劇に変わるところがちょっと「ゲーム・オブ・スローンズ」ぽくなったかなと♪



「ニコニコ静画」では先月分の第2話が公開されました。
第1話は無期限で公開されていますが、第2話以降は次の回が掲載されるまでの公開になります。

また、双葉社のウェブコミック誌「WEBアクション」でも『火を継ぐ者たち』の連載がスタートしました。
「ニコニコ静画」が本誌掲載のひと月遅れで、こちらは約2ヶ月遅れの毎月28日掲載とのことです。こちらも最新話は一定期間だけ無料で読める形になると思います。


これで「本誌」→「ニコニコ静画」→「WEBアクション」の3段構えで連載されることになります。
各位利用しやすい方法で本作品をチェックしていただければと思います。
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今月27日発売の月刊アクションに『乙女戦争外伝 火を継ぐ者たち』第2話が掲載されました!

月刊アクション2020年9月号[雑誌]
月刊アクション編集部
双葉社
2020-07-27


タイトルは「戦いの日々」

ハンガリー王国は2派に別れての内戦状態となり、フス派の残党ヤン・チャペクも参戦。
第1話でチラッと登場したジョフィエはチャペクの娘で実在の人物です。
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一方、ハンガリーの混乱を突いてオスマン帝国軍が繰り返し攻撃を仕掛けてくるのに対して、フニャディが「フス派の戦術」を活用して応戦します。
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フニャディとともに戦うクラーラの婚活も捗ります。
夫となるケメーニ・シモンも実在の人物です。
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今回は歴史上の合戦を4つも盛り込みました。
この調子でどんどん話を進めていきます。

次回は1443年の対トルコ十字軍です。


ニコニコ静画では先月の第一話が公開されました。


第1話なのでたぶんずっと公開されていると思います。拡散お願いします〜
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前回のヤン・イスクラに続いて、『乙女戦争外伝 火を継ぐ者たち』の主役となるフニャディ・ヤーノシュについてまとめます。
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フニャディ・ヤーノシュの生まれは1406年頃。

父親は皇帝ジギスムントに仕える一介の騎士で、トランシルヴァニアのフネドアラ城を与えられたのがフニャディ家の始まりです。

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(ルーマニアのフネドアラ城。フニャド城、コルヴィン城とも。コルヴィンCorvinはカラスのことで、フニャディ家の紋章。)

ヤーノシュはジギスムントの御落胤、つまり隠し子だという噂もありました。
(※この説はフニャディの政敵がスキャンダルとして流したものですが、息子マーチャーシュの代になるとむしろポジティブにこの説を喧伝したようです。フニャディ家は皇帝の血筋ということになりますからね。日本の武士が源氏の血筋を主張するような感じでしょうか?)

フニャディ・ヤーノシュは若い頃からジギスムントの従者として側に仕え、メキメキと成長しました。特にジギスムントの懐刀のフィリポ・スコラーリの薫陶は大きかった模様。
(※フィリポ・スコラーリはイタリアの貧しい商家から傭兵隊長となりジギスムントの腹心にまで抜擢された、非常に実務能力の高い人物。詳しくは『乙女戦争』6巻の解説も参照ください。フス戦争中の1426年に死去。)

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1431年からの2年間はミラノのヴィスコンティ家の元に出向して経験を積んだりもしています。

ジギスムントに従ってボヘミアにも行き、そこでフス派の戦術を深く研究したと見られています。
その成果は後のオスマン帝国との戦いで存分に発揮されます。

ただし『乙女戦争』本編でのいろいろな活躍はほぼすべてフィクションです。


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なお、『乙女戦争』本編では皇帝の廷臣はドイツ読みに揃えているので、「ヨハン・フニャディ」と表記していますが、外伝兇任呂茲螳貳姪はハンガリー読みの「フニャディ・ヤーノシュ」とします。
ハンガリーの人名は姓→名の順に書かれます。


1429年頃、シラージ家のエルジェーベトと結婚し、1431年頃に長男ラースロー、1443年に次男マーチャーシュが産まれました。
義兄シラージ・ミハーイはフニャディともにジギスムントのもとで頭角を現した新興貴族で、その後も重要な同盟者となります。
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フニャディに正妻以外の愛人や庶子がいたかどうかは不明です。

フニャディの庶出の娘がワラキアのヴラド3世(串刺し公)の最初の妻になったという説はあります。
外伝兇任呂修寮發鮑陵僂靴董▲轡磧璽襯の娘クラーラがヴラド3世の妻になるという展開も考えましたが、悲惨な最期になりそうなのでやめましたw

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クラーラの婚活・妊活の行方や如何に…


というわけで、ハンガリーの国民的英雄フニャディ・ヤーノシュの本格的な活躍を描く『乙女戦争外伝 火を継ぐ者たち』をよろしくお願いします〜
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『乙女戦争外伝 火を継ぐ者たち』の主人公の一人、ヤン・イスクラについてまとめます。
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生まれは1400年頃。

モラヴィアはブランディースの貴族の子とされている(なので「ブランディースのヤン・イスクラ」とも表記される)けど詳細不明です。

「イスクラ」というのは姓や家名ではなくあだ名みたいなもので、「閃光」「稲妻」という意味だとか。厨二病っぽいですねw

若い頃はボヘミアやイタリアで活動したらしいけど、フス派に与していたかどうかも不明で、ターボル派の大プロコプの元で戦ったとも、ジギスムント側に雇われたとも。

『乙女戦争』作中の活躍は全部フィクションです。
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イスクラが歴史上に始めて登場するのは、フス戦争後の1440年にジギスムントの娘エリーザベトに雇われた時。
5000人のチェコ人傭兵を率いてハンガリー北部(現在のスロヴァキア地方)に割拠し、エリーザベトの幼い息子ラディスラウスの王位継承のため戦いました。

その後も半独立勢力として同地を支配することになり、後世スロヴァキアの民族的英雄の一人とも目されるようになるのですが、詳しい展開は『乙女戦争外伝 火を継ぐ者たち』をお読みください。
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イスクラが黒衣を好んだとか、彼の傭兵隊の《黒い翼》隊という名前とかも架空の設定です(のちの《黒軍》につながるちょっとした伏線のつもりです)。

あと、配下の傭兵の中にはフス派信者が一定数いたようですが、イスクラ自身がフス派だったかどうかも不明です(のちにハンガリー貴族の娘と結婚してるのでフス派ではない可能性が高い?)。
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なお、イスクラは生涯3度結婚しています。

最初の妻は名前も素性も不明で、2人目と3人目はハンガリー貴族の娘。

イスクラの子供としては娘が一人いたらしいけど名前も不明です(なので最初の妻の子かも?)。

『火を継ぐ者たち』の中では、リパニの戦いの後サーラと結婚し、娘マルケータをもうけたことになっています。
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余談ですが、現在の国名としては「スロバキア共和国」という表記が外務省の定めた公式のものですが、本作中では「スロヴァキア」と表記しています。
綴りはSlovakiaですし、当時はハンガリー王国の一地方ですので、現在の国名に準じる必要もないかと。
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