さて皆さまっ
お久しぶりですっ
この一年、いかがお過ごしでしたか?
そうです、一年振りに帰って来ましたっ!
京都MOJOが毎年東京にて開催している、主催プレゼン形式イベント、『鯉の滝登り』!!
夢を多きバンド達を、ライブハウスという立場から全力で応援するべく始まったこのMOJO名物イベント。
今回で、通算11回目の開催となりましたっ!継続は力なりっ!
その「鯉の滝登り vol.11」の、イベント当日の模様を今回もレポートとしてまとめましたので、是非読んで頂ければ嬉しいです!!
とはいえ、『鯉の滝登りって何?』っていう人はまだまだ多いと思います。
なので、まずはイベントの主旨から改めて説明しましょう。
知らなかった人は是非読んでみてくださいねっ。
「鯉の滝登り」とは...
京都MOJOが毎回、東京のライブハウスを借りて主催する“プレゼン形式のライブイベント”なんです。
日々ライブ活動を続けて自身を磨きながらも、素敵な協力者との出会いのきっかけを求めているバンド達は多いと思います。
逆に、新しい才能を日々探している音楽業界の人達も多いです。
そんな両者に出会いのきっかけを作る。
それは、ライブハウスがバンドを応援する為に出来る事の一つだ!という想いから、このイベントは始まりました。
近年では、インターネットで遠方にバンドの情報をすぐに届ける事が出来る様になりましたし、関西のバンドシーンもかなり注目されている空気を感じます。
でも、音楽業界の関係者のほとんどは都内に拠点を構えているのが現状です。
気にはなれども、実際に関西まで足を運んで直接ライブをみる機会を作るのってやっぱりなかなか大変ですよね。
それなら、こちらから出向いて直接見てもらう機会を作ろうじゃないか!というのが「鯉の滝登り」なんですね。
具体的な内容としては、MOJOスタッフがこの一年でめっちゃエエやん!と思ったバンド達を引き連れて、東京のライブハウスを一日借りてライブイベントを開催。
そこに音楽業界の関係者の方々を無料で招待して、実際に見てもらうというド直球な内容なのですっ。
イベントタイトルは、鯉が険しい滝を登り切った後、いつしか龍に変わるという伝説になぞらえて命名されました!
主旨はおわかり頂けましたか?
そして、今回選ばれたのは以下の7バンド!
・Great Youth (グレートユース)
・GOZORO'P (ゴゾロップ)
・Narrow Neck Apes (ナローネックエイプス)
・野良猫ガッツ
・fibgloo (フィグルー)
・browned butter (ブラウンドバター)
・YOKKA (ヨッカ)
京都を中心に、MOJOでもよく活躍してくれてる期待の関西若手バンドを選出!!
いつもは6組なのですが、選び切れず今回は7組にしましたっ。
それでは、当日の模様を以下に記しておきますね。
今回は、2019年05月16日(木)に開催しました。
会場はいつもお世話になっている渋谷DESEOさんでしたが、昨年移転をされ今回は新しく移転先での開催となり、新たにフレッシュな気持ちで臨みました!素敵でしたっ。
このイベントは、関係者の方はもちろん、一般の人にも是非バンドの存在を少しでも知ってもらいたいという想いもあり、毎回入場料は無料で開催しています!
それでは次に、今回現地に乗り込みしたスタッフ陣の紹介です!
・フジモト(MOJO店長/独身/神戸出身M字ハゲ有力候補)
・タシロ( MOJO音響兼、姉妹店ROOTER×2店長、/三児の父/京都代表の子供部屋おじさん)
・ジョッキー(MOJOブッキング/二児の父/嘘つきモンスター帰国子女)
・ヤギ(MOJOブッキング/独身/岩手が生んだ歯抜け王子)
・ハラゾエ(MOJO音響/独身/京都山科のラストヤンキー)
・ミヤチ(MOJO照明・転換/独身/高槻が生んだヒステリック系)
・タカシパンジー(姉妹店ROOTER×2ブッキング/独身/三重が誇るお花畑系ロマンチスト)
以上、7名と7バンドによる闘いの旅が今年も始まったのでしたっ。
イベント前日、MOJOでのライブイベント終了後、スタッフは車に荷物と期待を詰め込んで渋谷へ出発!!
昨年のローテンションの車内を払拭するべく、新入りタカシパンジーのやってるバンドの音源を大音量で流して笑いが起きるも、三曲目くらいには全員飽きてすぐに昨年通りのローテンション。
そんな事で良いのかっ?いや、いかん!
という事で、休憩に寄った浜松サービスエリアでタカシパンジーを置いてけぼりドッキリを敢行。
カモシカの様に全力で車を追いかけるパンジーに全員爆笑、なんとか一体感を得る事に成功。
また、偶然同じ浜松SAで休憩中のfibglooを発見、メンバー二人が女子高生の様にはしゃぎながら浜松SAをバックに自撮りしてる現場を目撃、見てはいけないものを見た気分になる。
そんなこんなで、チームMOJOは朝無事に渋谷に到着。
集合時間までそれぞれ渋谷の街へ消えていきました。
さて、予定通り会場入りしたスタッフ陣。
まずは渋谷DESEOの皆さんに挨拶しつつ、新しく移転したDESEOの会場内を入念にチェック。
出演バンドの会場入りを待ちながら、当日のイメージを固めていきます。
毎年もDESEOスタッフの皆さんには丁寧に対応して頂き感謝です!ありがとうございます!
そしてバンド達も続々と到着。
車やバス、それぞれの移動手段で現地集合したバンド達。
普段とは違う特殊なイベントという事もあり、独特の緊張感が漂います。
全バンド揃った所で、毎回恒例のスタッフとバンド全員での顔合わせ。
改めてイベントの主旨、当日の流れや注意事項等を説明し、バンドを紹介。
全員の気持ちを一つにっ。
顔合わせ後、早速バンドはリハに突入。
スタッフは会場設営や資料作り等、オープンに向けての同時進行で準備にかかります。
少し緊張しながらも入念にリハに臨むバンド達。
大きなトラブルも無くリハも会場設営も無事終了。
しばしの休憩を挟みつつ、オープンを待ちます。
さて、時間は18:30。
いよいよオープンです!
いつも通り、スタッフとバンドに緊張が一気に押し寄せます。
少しずつ関係者やお客さんが集まり出し、いよいよイベント開始の時がやって来ましたっ。
まずは、店長フジモトとジョッキーによる80年生まれコンビによって、イベント開始の挨拶ですっ。
長年の積み重ねの賜物か、全くウケる事などは期待せずにマイペースにボケ続けるも、やはりウケないっ。というかボケる意味はあるのかっ。
危なげな空気の中、最後は嘘つきジョッキーの魂のコールでイベント開始です!
緊張の空気を切り裂いたのはトップバッターの野良猫ガッツ!!
キャラの濃い個性派3人娘が鳴らすロックンロールは、シンプルな様で型にはまらないクリエイティブな要素が満載!
色々な表情を持つボーカルの歌声とポップで哀愁感漂うメロディー、印象的な歌詞に垣間みる独特のセンスで魅了しました!
そして、バンドの合間には恒例のフジモトに代わり、ジョッキーが司会進行に挑みますっ。
出演後のバンド代表者を交えてのMCタイム。
空気の読めないアンポンタンジョッキーによる、空気の読めない質問に振り回されるバンド達っ、かわいそうっ。
あえてバンド達を困らす事で、その人間性も伝えようとしていたという事で許してくださいっ。

続いての登場は、fibgloo!
透明感のある特徴的な歌声、それとは裏腹に熱量のこもった詩世界が彼等の核!
聴き易く奇麗な音像の中にも、ポストロック等の要素も感じる独特なアレンジの散りばめられた楽曲全てが合わさって出来上がったオリジナリティが炸裂しましたっ!
3番目に現れたのは、YOKKA!
今回最年少、まだ10代の少年とは思えない圧倒的な声力で、観てる人の注目を一瞬で集めました!
その歌声や歌詞を邪魔しない意志を持った演奏に、三人のバンド感を見事に印象づけた脅威のポテンシャルでした!
イベントど真ん中の4番目に現れたのは、browned butter!
男女ツインボーカルを武器に、90'sのシューゲイザーやグランジ等、洋楽の影響を色濃く受けた若者が作り出した新しいサウンドが会場を包む!
自分達の信じる感性やスタイルに対する拘りを強く感じさせるストイックな音像が響き渡った!
続いて5番目は、GOZORO'P!
唄心満載の楽曲にヒップホップやファンク等の要素を独自のブレンド感で織り交ぜた、平成生まれの若者が解釈する新しい日本語ロックの形!
フロントマンとしての色気を感じさせる堂々と佇むボーカルと、双子2人を含む中学の同級生で結成されたという他に無い一体感が芯のある音として飛び込んで来た!
トリ前の6番目に現れたのは、Narrow Neck Apes!
70's、90'sのUKやUSに影響を受けた完全世界照準の骨太ロックサウンドの迫力に、お客さんは圧倒されっぱなし!
そのサウンドにもかき消される事のない日本人離れしたタフで野太いボーカル!今後の彼等にワクワクせざるを得ない、そんなライブを叩き付けました!
そしてイベントも遂にラストを迎えます!
最後に現れたのは、Great Youth!
ロックはもちろん、ポップ、R&B、ソウル等、ジャンルや洋邦分け隔てなく貪欲に音楽を吸収した若者達が、独自のセンスでアウトプットしたサウンドは、思った以上にキャッチーでポップ!
これまた個性的な歌声と、日本語歌詞も織り交ぜる日本人としての感覚が、良い未来を感じさせてくれました!
と、いう訳で、イベントは無事終了しました!
一般のお客さんも来場してくれて、会場内は今年も良かったですねえ。
来場した関係者の皆さん、お客さん、ありがとうございました!!
いつもより多めのだった今回の7バンド、プロの目には果たしてどう映ったのでしょうか?
今後のバンドの良い刺激や良い出会いに発展する事を、スタッフ一同毎回強く願います!
終演後、恒例の出演者とスタッフでホールにて集合写真撮影&プチ打ち上げタイムっ。
緊張からも解放されてホッと一息のバンドとスタッフ。
共に一日を作り上げた事で、ジャンル関係なくバンド同士の距離も近づいたと思います。
楽しく会話を交わしたり、関係者の人達に書いてもらったアンケート用紙に真剣に目を通したり、それぞれに今日という一日を振り返っていました。
そして日付が変わる頃には、闘いを終えたバンド達はまたそれぞれの帰路につきます。
きっと多く得るものがあったと思います。
MOJOスタッフも再び荷物を積み込み、京都へと向かいます。
帰り道、フジモトおすすめのラーメン屋で舌鼓を打つスタッフ達。うまっ。
胃も満たされ、もはやはしゃぐ余力も無く、見事に朽ち果てたのでしたっ。
そして、最後まで事故する事無く、朝無事京都に帰還!
その日の公演に備えて皆帰路についたのでした。
さてさて、いかがでしたか?今回のレポート。
また来年も新たな才能達を連れて渋谷に帰って来たいと思います!
夢多きバンド達、是非このイベントに名乗り上げて来てください!
何度だって挑戦出来ますから!!
それでは、今回イベントにご来場頂きました、関係各社様(敬称略 /五十音順))をご紹介します。
この度は、ご参加頂き誠にありがとうございました。
株式会社 アミューズ
株式会社 キューブ
株式会社 グローイングアップ
株式会社 ケイダッシュ ステージ
株式会社 JVCケンウッド・ビクターエンターテイメント
株式会社 スマイルカンパニー
株式会社 ソニーミュージックアーティスツ
株式会社 ソニーミュージックエンタテインメント
株式会社 ドリーミュージック
株式会社 VAMPROSE
株式会社 フジパシフィックミュージック
株式会社 UKPM
それでは皆さん、また来年までごきげんよう!