タコスの国へ結局

2011年05月31日

マヤ文明に触れてみる

メキシコに来てから、初めて遺跡を見てきた。
行った場所は「チチェン・イツァ遺跡」といって、マヤ文明の遺跡の中でも規模が大きい方らしい。
しかし、その遺跡へ辿り着くまでがまた面倒で、二人で「なんだかメキシコ来てからうまく行かないなぁ〜」なんて凹んだ。
というのも、ホルボッシュを朝5時半に出発して、朝9時半ぐらいにピステに到着。その日はもう遺跡も見るつもりなかったので宿で昼寝してゆっくりしようと思った。バスが止まった場所のそばに200ソルとかなり安い宿があったので、値段につられてそこに決めた。しかし、その判断が間違っていたようで夜寝ようと思ったんだけど、もう暑くて寝られず汗だくになった。結局その日は一睡もできず・・・、後日チェックアウトして隣にあるもう一軒のクーラー付で300ソルの宿に移った・・・。結局その日も一睡もしていないので、宿を移って昼寝して終了・・・。もう暑くて寝不足なんかで遺跡観光なんて無理。最初の宿は、人がすっごい良かっただけに非常に残念。でも、窓なしの部屋があったりと設備的にはかなり改善が必要だと思う。
そんな感じで無駄に時間をつぶす始末・・・。

そんなこんなで、3日目にようやく遺跡観光となったわけです。
初めてのマヤの遺跡に胸躍らせてチチェン・イツァへ。しかし、わかってはいたもののその日も陽射しは殺人的。不安と期待を胸にチケット売り場へ。
まず最初に115ソル払ってチケットを購入。そして、入場しようと思ったら係りの人に「もう一枚チケットが必要だ」と言われた。「え?なんで?」と思いながらまた別のチケット売り場へ行ってもう一枚チケットを購入。こちらは51ソル。そしてようやく入場することができた。いつもだけど、観光に行くとチケット購入で少し気持ちが萎える。

そんなことはさておき、遺跡に入場して少し歩くといきなりこの遺跡の目玉のエルカスティージョというピラミッドが現れた。今までピラミッドと言えばエジプトのアレを思い出すけども、これはこれで形がかっこいい。
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でぇん!!
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形が漫画的な気がしませんか?

そしてこのピラミッドは四面に階段が作られていて、その一面にはククルカン(羽毛の蛇)がしつらえてある。このククルカンは、年2回春分と秋分の日に羽が影となって現れるそうだ。なんともすごい技術ですね。ロマンやわ〜。
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ククルカン。この階段側面に羽が浮かび上がる。夢あるな〜。

で、自分の某ガイドブック08年版には「遺跡に入場したら、まずピラミッドに登りましょう」と書いてあったのだけど、なんと現在は登ることができずに下から写真を撮るのみ。まぁ仕方ない。
いきなりの目玉の登場で「この先もっと興奮できるのか?」と不安を覚えながら歩く。「戦士の神殿」「ジャガーの神殿」「頭蓋骨の台座ツォンパントリ」「球戯場」などをブラブラ歩く。ガイドブックに書かれていたのだけど、球戯場で行われていた当時の球技は、勝ったチームのキャプテンが栄光を担い生贄として捧げられていたそうだ。なんだか理不尽な気もするが、力を持った人間を捧げた方が効果があるってことなのかな。
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手を使わず、サポーターを装着した上腕や足で壁に取り付けた輪にボールをくぐらせるらしい。難し過ぎでしょ。
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これが、生贄のキャプテンの斬首の図らしい。


その後見たセノーテというユカタン半島特有の泉があるのだが、マヤの人々は干ばつや疫病が流行ったりすると遠いところからわざわざここへ訪れて、生贄やら財宝を投げ入れたそうだ。その後の調査で本当にこの泉から42体の子供や男と女の骨。そして財宝が発見されたそうだ。
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セノーテ。昔はもっときれいだったっぽい。
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骸骨の台座。メキシコの人は骸骨大好き。
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これは土産屋の骸骨たち。1個欲しいんだけど、陶器製で割れるだろうから我慢・・・。

色々と彫刻やらが施されているのだけど、はっきりと「これは○○だ」とわかるものが少なく、なんとなく見て回るだけになってしまった。
遺跡マニアでもない自分にとっては、ピラミッドなどの迫力のあるものじゃないと良さがわからないってことなのかもしれない・・・。

しかし、それにしても暑い・・・。やっぱり炎天下の中の遺跡観光ってダレる・・・。日陰を見つける度に休憩を挟み、なんとか遺跡を見終えた。って、なんか嫌々まわったみたいな感じになっちゃってますね・・・。
ようするに、遺跡めぐりには気候がすごく重要ってことです。
暑すぎる気候は遺跡めぐりの感動を減らします。

ってことで、メキシコ・マヤ文明一発目の遺跡リポート終了します。
もしかしたら、この先メキシコで遺跡行くことないかもな。次はグァテマラのティカル遺跡のリポートでお会いしましょう。

次はどこに行こうか迷い中で、なんだか遺跡はチチェン・イツァでお腹いっぱいになってしまって(早すぎ・・・)、もしかしたらまたカリブ海沿いに戻るかもしれません。
どうなることやら。

koji1229 at 07:14│Comments(6)TrackBack(0) メキシコ 

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この記事へのコメント

1. Posted by あっくん   2011年06月01日 10:04
このまえ、雑貨屋に行ったらあの骸骨が置いてあったわ。。。あれはメキシコ産なのね。。。。驚き。それにしても、ピラミッド、いや巨大フラットバンク・・・・、凄いね。。。そういえば、テレビではマヤ文明がどうたらで、地球がどうたらで・・・・って、どうたら言っていました。
2. Posted by koji   2011年06月02日 00:32
あっくん氏>メキシコは骸骨だらけだよ。
まだホンモノには遭遇してないけどね。
マヤ文明的に地球が滅亡とかそんな感じですか?
今の時期にそんなん言われてもな〜、みんな現実で頑張ってるのにね。
ピラミッドは迫力ありました。
登ってピラミッドパワーを感じてみたいっす!
3. Posted by masashi   2011年06月02日 00:55
そう、マヤのピラミッド。マチュピチュとごっちゃになってたよ。
マヤ文明とインカ文明もごっちゃに。

暑くてスケートきつそうだね。
4. Posted by norizou   2011年06月02日 21:05
スカル(この呼び名どうなの)いいねぇ、今日360度きっくふりっぷ2回乗りました、うれしかったです、徐々にメイク数増やしていきたいと思います。
5. Posted by koji   2011年06月03日 14:00
masashi氏>俺も南米来るまでは、マヤとインカを混同してたよ。
歴史に詳しくないとわからないよね。
6. Posted by koji   2011年06月03日 14:08
norizou氏>どうもご無沙汰っす!
あれなんていうんだろ?俺はドクロって呼んでますけど。笑
メキシコはスケボーのデザインのモデルを町中で見るよ。
マリア様みたいのや、ドクロとかね。
見てて楽しいっす!
サブロク大事にしてやってください、すぐ家出しますから。ちなみに俺はできないんすけどね。
いつもスケートゲームで悔しい思いをしてます。笑
個人的にはnate・jonzeのサブロクが好みっす。
ところで例のアレはじめたんすね?

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