みなさん、こんにちは。
しばらく更新が滞ってしまい、申し訳ございませんでした。
昨晩、無事に沖縄から帰って来ました。
と言っても、那覇からまっすぐに金沢に帰って来たわけではなく、この週末はいったん福岡に寄って、金沢に戻るのは明日になります。
那覇では日中の気温は20度くらいまであがるのですが、夜になると冷えてきて、おまけに最初の数日は風が強かったので上着なしでは寒いくらいでした。
しかし後半は風もおさまり、ぽかぽか陽気となり、昼間は上着を着ていると暑いくらいでした。

上の写真は那覇市内で見かけた桜の花です。
すでに満開に近い見事な桜ですが、沖縄の桜は日本本土のソメイヨシノとは異なり、もっとピンクが鮮やかな寒緋桜(カンヒザクラ)という品種だそうです。
この季節に桜の花を見ることができるなんて、何だかとても得をした気分になりました(^^)。
今回の出張では那覇市首里の沖縄県立芸術大学でおこなわれたある研究会に参加したのですが、沖縄訪問4回目にして初めて那覇や首里の町をゆっくり見て回ることができました。
これまでの沖縄訪問は名護市辺野古の海上基地建設反対運動に関する調査が主だったので、那覇空港についたらすぐにレンタカーを借りて、そのまま名護市に向かっていました。那覇は最終日の前夜に一泊するくらいで、まちなかをゆっくり歩いて見てまわったことはほとんどありませんでした。
今回の出張は比較的ゆったりしたスケジュールでしたので、研究会の空いた時間や最終日を使って、那覇や首里のまちをゆっくり見て回りました。

上の写真は首里城のそばから眺めた首里の街並です。
ところどころに赤瓦の古い住宅もありますが、大半は戦後に建てられたコンクリート造りの2、3階建ての住宅です。
那覇市の地形は中央部が平坦ですが、周囲は隆起石灰岩の丘陵地に囲まれており、たいへん起伏に富んだ地形です。那覇や首里の住宅地はそうした丘陵をおおうように広がっており、アップダウンのある道は結構歩きがいがあります。

上の写真は首里城を北側の龍潭池からのぞんだものです。
那覇出身の友人が「ここから見る首里城が一番美しい」と絶賛した通り、何だかおとぎ話にでも出て来そうな風景です。
那覇や首里のまちなかを歩くと、いたるところで井戸に出合います。

上の写真はそんな井戸の一つで壺屋という地区にある井戸です。沖縄では井戸のことを「カー」と呼び、人々にとても大切に利用されてきました。井戸のそばには拝所(ウガンジョ)が置かれ、人々の日常的な信仰の場所でもあったそうです。
上に書いたように沖縄の地形は隆起石灰岩によってつくられているところが多く、そうした石灰岩地帯では地下に浸透した雨水が豊富な地下水や湧き水をもたらします。現在のように水道が普及する以前は、こうした地下水や湧き水が貴重な水源として人々の生活を潤してきました。

上の写真は首里城の近くにある金城大樋川(カナグシクウフフィージャー)です。「樋川(フィージャー)」とは湧水地からかけ樋で湧き水をひいて作られた共同井戸のことを意味します。金城大樋川は金城村の共同井戸で、半円形の貯水池を備えた石組みの立派なものです。今ではもう使われていませんが、こんな「樋川」が沖縄にはあちこちにあります。

上の写真は雨乞嶽(アマゴイタキ)と呼ばれる聖地「御嶽(ウタキ)」の一つです。御嶽は神が訪れる場所とされ、地域における信仰や祭祀の中心的な施設です。雨乞嶽は文字通り雨乞いをおこなった御嶽で、琉球王朝の時代には旱魃が続いたときに王みずからが家臣をひきいてここで雨乞いの儀式をおこなったそうです。

住宅地のところどころには上の写真のように両側を石灰岩の石垣にはさまれた狭い道路がはりめぐらされていて、のんびりした沖縄らしい雰囲気がただよっています(Sさん、勝手に写真にのせてしまいゴメンナサイ!)。

首里城の周囲にはちょっとした林や薮が多くあり、そんなところには上のような看板も立っています。幸い、わたしたちはハブには遭遇せずにすみましたが、ちょっと怖いですね。

上の写真は那覇の国際通り近くにある第一牧志公設市場の様子です。ここは以前にも来たことがありましたが、何度来ても活気のある商店街です。ちょうど金沢の近江町市場とよく似た雰囲気の商店街です。
それにしても公設市場の看板に書いてあるウチナーグチ(沖縄言葉)のあいさつ、みなさん理解できますか?
「マチグワカイユーメンソーチェビーサヤ」(訳:市場にようこそいらっしゃいました)
沖縄のラジオ番組にパーソナリティがウチナーグチのみで語る番組があるのですが、わたしは聞いてみてもほぼ100%意味がわかりませんでした。これはもう方言の域を超えて独自な言語体系を持つ言葉です。歴史的にも独自な王国を有する沖縄はやはり日本(ヤマト)とは異なる文化を持つ地域だということがよくわかります。
最後にわたしの大好きな沖縄料理の数々をご紹介します。
根がくいしんぼなので、今回も食べ歩きを堪能してきました(^^)。

上の写真は「ゆし豆腐定食」です。「ゆし豆腐」とは沖縄独特のお豆腐で、日本本土の豆腐とは異なり四角や丸に固めることはありません。写真のようにそぼろ状の豆腐をあつあつのあっさりスープでいただきます。だしが何を使っているのかわかりませんが、とにかく二日酔いあけの朝食にはぴったりのやさしい味でした(^^)。
ところでみなさん、この「ゆし豆腐定食」、いくらだと思いますか?
なんとご飯と卵焼き、サラダまでついて380円ですよ!
「ゆし豆腐」のみだと250円! わたしの友人は前の夜に飲み過ぎたのでゆし豆腐だけでしたが、十分満足していました。味だけでなく、お財布的にも大満足!

この「ゆし豆腐定食」を食べたのは「いちぎん食堂」(こちらやあちらに詳しい紹介があります)というお店で、ほかにもいろんなメニューがありました。店内はカウンター席やテーブル席、お座敷席などいろいろあって結構広いのですが、お昼時にはいっぱいになります。24時間営業なので、ちょっと時間をずらして行くといいかもしれません。

次にご紹介するのはみなさんご存知の「ゴーヤーチャンプル」です。ゴーヤーチャンプルはわたしもときどき自分で作るのですが、やはり沖縄のゴーヤーチャンプルは自分で作るものよりも数倍おいしいです。

続いては「フーチャンプル」。これはご存じない方も多いかもしれませんが、数ある沖縄料理の中でもわたしが大好きな料理の一つです。文字通り、「麩」を使った料理で、溶き卵に麩をひたして野菜と一緒にいためたものです。とろりとした卵が麩にからんでとてもおいしいんです! でも味付けがわからないので残念ながら自分では作れません。。。

次は「からし菜チャンプル」。文字通り、カラシナを豚肉やあげと一緒にいためたもので、からし菜の独特の風味がおいしいです。わたしの友人のおすすめです。

チャンプルシリーズのラストは「ソーミーチャンプル」です。見た目の通り、素麺をいためたもので、ニンニクの風味がきいた味はシンプルですがなかなかおいしかったです。

もう一つ忘れてはならないのが「ラフテー」です。
いわゆる豚の角煮ですね。ただしラフテーは泡盛で煮込んでいるのが特徴で、とてもまろやかで奥の深い味になります。泡盛のつまみにも最高で、わたしは大好きです(^^)。
以上、わたしが食べた沖縄料理の中でもほんの一部をご紹介しましたが、いかがでしたか? みなさんも食べたくなりました?(^^)
今回は沖縄のまちと料理のご紹介でした。
それでは、また!
