現在ユーロは1ユーロ=140円以上のレートで推移してます。
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マクドは日本はコーヒー一杯100円ですが、ユーロ圏では1ユーロが基本です。

つまり・・・ユーロ、物価高いっ!!

こんなレートの高い欧州ではとても貧乏旅行者はバックパック旅行できない――そんな声も聞こえてきそうだが、治安よくて世界遺産も多い欧州はやはり世界最高レベルの観光地でもあるので、お金なくてもみんな行きたい場所です。

お金がないけど欧州へ行くにはどうすればいいか?

王道は一泊10~15ユーロ程度のユースホステルに泊まる。
or ツワモノはテント持参して野宿旅するという人も意外に多いです。なにぶん、日本より安全なんで、ホームレスも多いですが意外に安全で大丈夫だと思います。
(*僕はそこまでやると乞食みたいで卑しいのでやりませんが)

カウチサーフィンって手もありますが、ゲイが多いしタダほど高いものはないと思ってる主義なんで、利用したくないですね。AirBNBはいいと思いますが、ドイツなら最低10ユーロは必ずするのでホステルの方が安いかなという所感。現金払いできるし。

さて、ジョークな余談は置いといて、最もシンプルなのは、食費削減ですね。

欧州、特にドイツは製造の拠点国でもあるので、輸入品依存してない影響か、思ったよりスーパーの物価は安い。

ただ人件費が高いので、レストランへ行くと最低5ユーロ、マクドでもバーガー一個1~2ユーロと、日本よりも1.5倍ぐらい高い印章。

なので、まあ王道なんですが、
・ホステルに泊まって朝食をガッツり食べ放題で食べる(ときにパンとか食材をくすねる)
・スーパーでハムとチーズとパンやお菓子&ポテチ、ときに果実などを買って簡単なご飯で済ませる。


これが欧州の貧乏旅行者のよくある行動パターンでした。
ホステルも朝食付きのところが多いので。
てか食べ放題がほとんどなので、食べた方がコスパ高いなと。
あんまり朝は食べない筆者も、生活リズム変えて、朝を昼と兼用する形でめちゃバカ食いしたりしました(笑

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欧州はとにかくパンが固いがでかくてうまい。ハムもチーズも食べ放題かつ、シリアルがあり、栄養バランスが整えられる朝食である場合がほとんど。
基本的にドイツのバックパッカーとか貧乏旅行者は質素です。

ツアーで一緒だった白人&南米人と電車の中にランチしたら、その中身はスーパーで買い込んだお菓子だったり、サンドイッチや、パンとハムとチーズだった。

オーストラリアンの少女も、薄切りハムにヨーグルトみたいなチーズを挟んで食べていた。
うーん、質素。
しかしこの食べ方が意外にツボで、美味いんだよ!

質素でも、全然品質は悪くない。てか美味しいです。
日本じゃ高くてぜいたく品のハムとチーズの豚と乳製品は安くて美味い。

特にドイツは、人件費がかかる商品は高いけれど、スーパーで売られてるものは驚くほど安い。洋食なら日本の半分以下ですね。

   * * *
さて、庶民の味方で王道なのが、REWEというチェーンスーパーのオリジナルブランド、「JA!」です。
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いわゆるこれ、イオンみたいなもんで、ジュースもあればソーセージもチーズもある。
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僕がよく買ったものの相場は、
Ja!チョコレート・・・0.39ユーロ
Ja!薄切りハム200g・・・0.79ユーロ

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Ja!レバーペースト125g・・・0.79ユーロ
Ja!ミネラルウォーター・・・0.3ユーロ
100%オレンジジュース1L・・・0.9ユーロ

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パン一個・・・0.13~0.29ユーロ
薄切りパン20枚入り・・・0.5~1ユーロ

   * * *
まあこんなもんですかね。
クオリティによっては変動激しいです。
でも、驚くべきがハムですね。
今の為替レートでも100円レベルで買えちゃうコスパはやばい。

こられを組み合わせると、日本では考えられないぐらい安く美味しいサンドイッチが簡単にできちゃいます。

チョコも50円ちょっとで本場欧州のチョコが100gも食べれるのがすごい。

野菜もビンに詰ったグリーンピースとかにんじんが美味しい。けどかさばるから、個人的にはビタミン元はビールとオレンジジュースで補給してましたw


ここで1つ問題――どこで食べるか?

カフェで食べたいが、真面目なんで持ち込み飲食はなんか抵抗がある。
ユースホステルのドミトリーで食べるのはなんか個人的にはわびしくて嫌。まあベッドの上で平気で音鳴らして食べてる外人もたまにいますが、基本はホステルのラウンジとかで食べるか、外のベンチで食べる感じかな。外は冬だと寒いですが・・・。

一番いいのは、スーパーで買い込んだ食材を、安ホテルの個室で食べるのが、ちょっと贅沢気分ですね。
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ビールも0.99ユーロ+ビンのDeposit8セント。(*エコなドイツはPETやビンは有料で、スーパーで返金される仕組み)
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スーパーにあるこの機械で返金されるエコなインフラです。

地球に優しく、値段的にも弱者に優しい。
欧州では税金も社会的弱者に優しい部分に使ってるからか、昨今ではソーシャル・スーパーなる半額以下のスーパーが欧州で登場し始めてると聞くし。

というわけで、ユーロ圏もリッチな国ながらも、安くなったなあと関心。

そしていいのが、基本的人権を守っている部分が目立つ。安易な安さの競争や薄利多売、24時間営業競争をやらない点が、アジアとは違って洗練されているかもと。

安いレストランチェーンもそんな多くないし、独房のような安宿もなく、10ユーロのドミトリーでも最低限の品質は守っている。

うまく考えて工夫すれば、ドイツでもカプセルホテルのような効率的で安い宿や、大阪の西成とか、香港の重慶マンションのように、ドイツでも10ドル以下の個室の簡易宿を作れないこともないと思うが、法的な問題もあるし、それ以上に人権、人としての最低限の生活を守れるような、移住場所なら広さ・清潔さを求めている気がした。食事なら安くても最低限の品質、みたいな。

余談だが、
わたしはアジア圏も好きなんだけど、いかんせん、昨今のバンコクなどの主要都市は物価上がりすぎだし為替レートも悪い。東南アジアはコスパが売りだったのに、高くなってる割に品質上がらず劣化してる印象です。

東南アジアはインフラが悪いから、徒歩の旅行にはアジアは不便。
タクシー安いけど、やっぱり欧州のような洗練されて整備された歴史ある町並みを快適かつ安全に歩く快感は、東南アジアでは再現不可能な要素だと確信した。

一食1ユーロのタイの屋台よりも、もはや一食1ユーロでうまくやれば抑えられるドイツのスーパー生活の方が、洋食好きならコスパ高いでしょう。
ビールは同レベルか、チェコならタイより安いし。

日本などのデフレが進み行く先進国では、どんどんコストパフォーマンスが優れてゆく――そう考えると、カネの切れ目は縁の切れ目じゃないけど、昨今の「新興国→先進国」への資金と人の流出がごく当たり前のことに思えてきた。

そんなわけで新興国と比べても、欧州のスーパー食生活、意外に悪くない。

EUはホテルの最低価格は高いんすけどね、コスパは新興国よりも高いと思いました。

また詳細はフランクフルトの話の続きででも――。


_PS
あ、大事なことを書き忘れてた。

欧州でスーパー食生活するなら、ナイフとフォークとスプーン、あと栓抜きが必須です!笑 1ユーロショップで買うより日本のものの方がベターかなと。
(*僕はビール通なのに忘れて骨を折りました。)