紹介料3万円バブルが終了してしまったウーバーイーツですが、現状では仕事量も多く、配送員も多く、堅調に見えます。
※ホンコンでも度々目撃
しかし、色んな人へ運んで色んな人から質問されたりして、ふと気付いたことがあります。
UBER EATSってめちゃくちゃ赤字なんじゃないか?汗
ネガティブなニュースも多いですが、国際的な外資系企業で、利益の全てを投資に回すスタンスのビジネスなので、驚くことはありません。
ビジネス拡大のためには赤字も惜しまないスタンスでイノベーションを起こそうとしてるのだと思います。
EX1:
2018年、世界一の金持ちになったジェフベソスのAMAZONを例に考えてみます。
Amazonも配送料無料で、業界を圧倒していました。
500円の商品でも送料無料でした。
しかしどう考えても、そんなのはビジネス的にありえません。
2016年4月に、無料キャンペーンは終わってました。
今では、プレミア会員制度・年間3900円を設けて、最低注文金額2000円になっています。
ただ、それでもアマゾンは安すぎると思います。
アメリカではすでに、プレミア会員費が100ドルとかなんとか。
将来的に日本は配送の値上げが人手不足により顕著なので、アマゾンの利用料金の値上げも不可避な流れがあると思われます。
しかしAmazonは赤字であろうと、世界を変えるべく、イノベーションを推進して既存の産業を破壊する使命をもって活動してる世界企業なので、赤字などお構いなしに、赤字配送を続けてました(いる??)
* * *
話をウーバーに戻します。
ソフトバンクが15%の筆頭株主になった、非上場企業UBERですが、時価総額5兆円以上とも言われるほどのイノベーション世界企業です。
赤字でも高い評価額。
UBER EATSの話に戻ると、東京で2016年に開始した当初は配送手数料無料で、800円のマクドナルドを注文しても顧客は800円で済みました。
2017年から無料を変更し、今は配送手数料380円です。
800円のマクドを頼むには800+380円=1180円です。
さらにマクドの場合、お店より+20%プレミア付いてるので、UBERの取り分は注文金額20%+380円と仮定できます。
普通のマクドデリバリーは一回のピストンで3~4件以上回るらしいが、UBERは1件単位で配達するので、30分以内に到着することはザラで、注文から到着までが圧倒的に早くて便利だそう。
かつ、UBER EATSの注文者の層は、自分の業務経験上、半分以上はお一人様です。
その理由は明確で、他のデリバリーだと最低注文金額2000円以上だからです。
UBERには縛りがないので、500円だけでもOKです。
ジュース1点だけ頼むようなお客もいます。
彼らは500~600+380円=1000円以下しか注文していません。
それでも届けてくれる。そんなお一人様の一点注文を承れるのは現状UBER EATSのみ。
だからこそ、単身者の出前にUBER EATSが選ばれており、仕事が増えてる現状だと断言してもいいかと。
しかし、どう考えても1000円以下の注文ができるのは、赤字前提でサービス広めるためにやってるマーケティング戦略でしょう。Amazonの配送無料時代と同じく。
なぜなら、ジュース一点届けても、ドライバーは距離制で報酬GETなので、1000円の注文でも5km先の配送をすると、なんと配達報酬が1000円近くなることがあるからです。
※例:3.3kmでドライバーは826円GETの一例
1km以下なら400円前後ですが、2kmだと500~600円、・・・上限は5kmほどなので、最高で一回で1000円以上になりえます。
参考までにデリバリー業界の利益を分析してみると…
注文額2000円でも、配送が2~3km以上ならUBER EATSは赤字になります。
距離が近ければUBERは儲かりますが、遠ければドライバーのFEEが高額になり赤字。両者をMIXして採算を取ってる可能性もありますが…経験則だと、近距離と遠距離は半々ぐらいなので、混ぜても再三取れてる感覚がありません。
ただあくまで本部は赤字覚悟で事業拡大中。東京、横浜の次は大阪、福岡、札幌へも狙ってくるでしょう。世界の他の都市も攻めてます。
現状、顧客と配送員はどちらもHAPPYです。
UBERが一方的にサービス拡大のために赤字覚悟でやってるがゆえに。
ただそれでも、合理的な外資企業の戦略としては、CMなど広告を打つよりは安いのかもしれない。無意味な広告より、多くの顧客に赤字でサービス提供し、知ってもらう、リピートしてもらう方がメリットあると。
それゆえ、お一人様の少額注文でも、5km以内なら1h以内に届けてもらえます。
ただし、1000円弱の注文でも、4~5kmだと配達料が1000円近いので、こういった赤字配送は将来的に不可能になることが予想されます。
以上、総括すると、UBER EATSは開始当初ほどではないですが、まだまだ赤字覚悟で拡大して、既存の出前事業を破壊するイノベーションを起こす計画のため、バブルが継続するでしょう。
ただそれは今だけで、将来的には、AMAZONのように会員費を徴収するようになるかもしれませんし、1~2年以内に配送料の値上げ、1km以上で距離に応じた料金制度変更、最低注文金額2000円など制約が増えて、顧客に対しては回収タイムに入る可能性が高いでしょう。
配達員に関しては、当然ながらインセンや報酬のカウント方法変更で、今以上の報酬を得ることが難しくなると予想されます。
結論としては、今ウーバーイーツはバブルです。
それゆえ、顧客と配送員にとってはボーナスタイム。
なので、「お一人様でも少額注文するとなんか悪い」「雨の日や寒いに運ばせるのは大変そう」とかまったく遠慮しないで顧客はばんばん使いたいときに使えばいいと思います。
需要が多い日にはインセンティブが得られる仕組みがあるので、顧客も配送員も現状はお互いハッピーです。
ただ外資系企業にありがちなように、制度を突然変更してくるリスク高いので、顧客も配達員も、遠慮しないで、今のボーナスチャンスにしっかりと得するようにUBEREATSを活用して頂けると幸いです。
※ホンコンでも度々目撃
しかし、色んな人へ運んで色んな人から質問されたりして、ふと気付いたことがあります。
UBER EATSってめちゃくちゃ赤字なんじゃないか?汗
UberがQ3決算を発表、赤字幅は15億ドルに拡大 |
ネガティブなニュースも多いですが、国際的な外資系企業で、利益の全てを投資に回すスタンスのビジネスなので、驚くことはありません。
ビジネス拡大のためには赤字も惜しまないスタンスでイノベーションを起こそうとしてるのだと思います。
EX1:
2018年、世界一の金持ちになったジェフベソスのAMAZONを例に考えてみます。
Amazonも配送料無料で、業界を圧倒していました。
500円の商品でも送料無料でした。
しかしどう考えても、そんなのはビジネス的にありえません。
2016年4月に、無料キャンペーンは終わってました。
【悲報】Amazon、送料無料やめるってよ | ロケットニュース24
今では、プレミア会員制度・年間3900円を設けて、最低注文金額2000円になっています。
ただ、それでもアマゾンは安すぎると思います。
アメリカではすでに、プレミア会員費が100ドルとかなんとか。
将来的に日本は配送の値上げが人手不足により顕著なので、アマゾンの利用料金の値上げも不可避な流れがあると思われます。
しかしAmazonは赤字であろうと、世界を変えるべく、イノベーションを推進して既存の産業を破壊する使命をもって活動してる世界企業なので、赤字などお構いなしに、赤字配送を続けてました(いる??)
* * *
話をウーバーに戻します。
ソフトバンクが15%の筆頭株主になった、非上場企業UBERですが、時価総額5兆円以上とも言われるほどのイノベーション世界企業です。
赤字でも高い評価額。
UBER EATSの話に戻ると、東京で2016年に開始した当初は配送手数料無料で、800円のマクドナルドを注文しても顧客は800円で済みました。
2017年から無料を変更し、今は配送手数料380円です。
800円のマクドを頼むには800+380円=1180円です。
さらにマクドの場合、お店より+20%プレミア付いてるので、UBERの取り分は注文金額20%+380円と仮定できます。
普通のマクドデリバリーは一回のピストンで3~4件以上回るらしいが、UBERは1件単位で配達するので、30分以内に到着することはザラで、注文から到着までが圧倒的に早くて便利だそう。
かつ、UBER EATSの注文者の層は、自分の業務経験上、半分以上はお一人様です。
その理由は明確で、他のデリバリーだと最低注文金額2000円以上だからです。
UBERには縛りがないので、500円だけでもOKです。
ジュース1点だけ頼むようなお客もいます。
彼らは500~600+380円=1000円以下しか注文していません。
それでも届けてくれる。そんなお一人様の一点注文を承れるのは現状UBER EATSのみ。
だからこそ、単身者の出前にUBER EATSが選ばれており、仕事が増えてる現状だと断言してもいいかと。
しかし、どう考えても1000円以下の注文ができるのは、赤字前提でサービス広めるためにやってるマーケティング戦略でしょう。Amazonの配送無料時代と同じく。
なぜなら、ジュース一点届けても、ドライバーは距離制で報酬GETなので、1000円の注文でも5km先の配送をすると、なんと配達報酬が1000円近くなることがあるからです。
※例:3.3kmでドライバーは826円GETの一例
1km以下なら400円前後ですが、2kmだと500~600円、・・・上限は5kmほどなので、最高で一回で1000円以上になりえます。
参考までにデリバリー業界の利益を分析してみると…
UBERが配達料600円払うなら、最低でも2000円の注文が必要です。売上:100%原価:38%(食材30%+包材8%くらい)人件費:20%(人時売上4000円目安)手数料:30%(UberEATSへ支払い)その他:5%利益:7%
注文額2000円でも、配送が2~3km以上ならUBER EATSは赤字になります。
距離が近ければUBERは儲かりますが、遠ければドライバーのFEEが高額になり赤字。両者をMIXして採算を取ってる可能性もありますが…経験則だと、近距離と遠距離は半々ぐらいなので、混ぜても再三取れてる感覚がありません。
ただあくまで本部は赤字覚悟で事業拡大中。東京、横浜の次は大阪、福岡、札幌へも狙ってくるでしょう。世界の他の都市も攻めてます。
現状、顧客と配送員はどちらもHAPPYです。
UBERが一方的にサービス拡大のために赤字覚悟でやってるがゆえに。
ただそれでも、合理的な外資企業の戦略としては、CMなど広告を打つよりは安いのかもしれない。無意味な広告より、多くの顧客に赤字でサービス提供し、知ってもらう、リピートしてもらう方がメリットあると。
それゆえ、お一人様の少額注文でも、5km以内なら1h以内に届けてもらえます。
ただし、1000円弱の注文でも、4~5kmだと配達料が1000円近いので、こういった赤字配送は将来的に不可能になることが予想されます。
以上、総括すると、UBER EATSは開始当初ほどではないですが、まだまだ赤字覚悟で拡大して、既存の出前事業を破壊するイノベーションを起こす計画のため、バブルが継続するでしょう。
ただそれは今だけで、将来的には、AMAZONのように会員費を徴収するようになるかもしれませんし、1~2年以内に配送料の値上げ、1km以上で距離に応じた料金制度変更、最低注文金額2000円など制約が増えて、顧客に対しては回収タイムに入る可能性が高いでしょう。
配達員に関しては、当然ながらインセンや報酬のカウント方法変更で、今以上の報酬を得ることが難しくなると予想されます。
結論としては、今ウーバーイーツはバブルです。
それゆえ、顧客と配送員にとってはボーナスタイム。
なので、「お一人様でも少額注文するとなんか悪い」「雨の日や寒いに運ばせるのは大変そう」とかまったく遠慮しないで顧客はばんばん使いたいときに使えばいいと思います。
需要が多い日にはインセンティブが得られる仕組みがあるので、顧客も配送員も現状はお互いハッピーです。
ただ外資系企業にありがちなように、制度を突然変更してくるリスク高いので、顧客も配達員も、遠慮しないで、今のボーナスチャンスにしっかりと得するようにUBEREATSを活用して頂けると幸いです。
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