自民党が参院選に向けマニフェストの一部を発表し始めた。その中に「トライアル雇用制度」として新卒者を採用して2年程度雇用した企業にはひとりに付き年間100万円の補助をし、新卒者の完全雇用を目指すというものがある。・・・自民党というのはほんとうに政策センスがない。可哀想になる。

企業が新卒者を採用しないのは給料が高いからではない、やらせる仕事がないからだ。雇用できる人数は限られているのだから、どうせならすぐに活躍してくれる即戦力が欲しい。新卒はしばらく役にたたないし、育てるのに時間も金もかかる。だから景気が低迷すれば採用に二の足を踏む企業が増える。当たり前だ。だからいくら補助金をくれても、やらせる仕事がない人間は雇わない。補助金交付で新卒の就職率は上がるかもしれないが、入社3年目の失業率が増えるだけだ。

経済が活性化すれば雇用は自然と増える。新卒浪人を減らすためなどというくだらないことに税金をつかう余裕があるなら、経済活性化のためにこそ使うべきなのだ。
就職浪人してしまった人たちは、政府が成長分野と見込んでいる産業にとって即戦力になるように教育すれば良い。そのための授業料を補助してあげた方がよっぽど効果的だ。補助金と言えば票が増えるとでも思っているだろうか?企業人はそんなにバカじゃないですよ。