「君を好きだ」という気持ち
この曲の制作当時ラジオ番組をやっておりました。それ故にラジオヒットを意識した楽曲を準備したいと思ったのが制作のきっかけで、3:40以内という短く簡潔さがポイント。もう一つは、初の英語曲の制作をしたのもこの曲のHEARTWARMINGに収録したI guess this is loveで、フィリピンマーケットを意識して制作し、要するに日本の楽曲とは大きく異なります。日本の楽曲は通常Aメロ、Bメロ、サビがあるのに対して、欧米マーケットは通常Aメロ-コーラス(サビ)という構成。
この曲はBメロを無くした代わりに、サビの展開を二回させるという点は、日本やフィリピンのアジアマーケットでもよくあるメロウ路線を意識。欧米路線とアジア路線の美味しい所取りで、バラエティ満載がたったの3分に凝縮されております。

Your heart will be mine
これは完全にフィリピンマーケットを意識して、某巨匠フィリピンアーティストへ提供する目的で書き下ろした楽曲です。しかし、コンペで折り合わず、お蔵入りにさせてしまうくらいであれば、自分で歌おうという事で、自分のヴォーカルバージョンがこれです。
フィリピンではこう言ったバラードやメロウ路線がやはり好まれます。その点は非常に日本と似ておりますが、欧米と同じBメロが無いという点(日本語の楽曲は通常サビの前にセンチメンタルにさせるBメロが入ります)。
この曲はイントロが無く、いきなり歌から入るという所がポイントで、Bメロを省いて一気にサビに持って行ってしまうというシングルヒット向けの創りにしています。更に転調も加えて、I guess this is loveと一緒でドラマチックに展開されて行きます。

強く、もっと強く
これは実体験なのですが、某雨期のマニラでした。午後になると決まってスコールが降ります。雨が降って来て、走って帰ろうとした時でした。滑って転びました。大人になって、あんなに赤っ恥をかいた体験はあの時くらいでしょう。その転んだショックで、このメロディが降ってきたのです。急いで帰宅して、直ぐにDAWを開いて、コードを入れて行って、ドラムを入れて行って、歌詞を書き始めました。
やはり人はショックな出来事や切羽詰まると、行動に移るものですよね。
全体的楽曲のコンセプトも当時フィリピンではアルタナティブロックのバンドが非常に流行っておりました。欧米だとグリーンデイとかが流行っておりましたが、それをフィリピンのバンドがやるとやはりメロウになる訳です。それ故に向こうでは属にエモロック(エモーショナルなロック)と呼ばれていて、それをある意味で日本のマーケットに持ってくるのも斬新かなと思って、こう言う作りになっております。

SPIRALSPIRAL
アーティスト:石川晃次
販売元:studiokarma
発売日:2009-12-23
おすすめ度:5.0
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