SHIBOR 翌日物(O/N) が6月後半あたりから、じわじわと上昇してきた。
SHIBOR O/N
ちょうど、1年前の6月にはO/N(翌日物)金利が
約13%にまで上昇し、日本のニュースにも
中国のシャドーバンキング問題が取り沙汰
されるきっかけになった事は記憶に新しい。

今回は、通常資金需要の落ち着く、
7月に入ってもだらだと上昇を続けており、
その原因を探っていたが原因が不明であった。


ある会合で、日本を代表するN銀行の方に
一年ぶりに再会し、このSHIBORの
金利問題について質問をしてみたところ、
明快な答えが返ってきた。


「全く、心配する必要はありません。
 中国政府は新規上場IPO銘柄に資金供給しているだけですから
 IPOが一段落すれば、SHIBOR金利は落ち着きます!」


流石!


通常は、株式市場環境が悪い中で、新規上場を行うと
初値が低く抑えられたり、逆に初値が高くなる場合には
IPO株に資金が集まってしまう為、既存銘柄が下がってしまう。


2007年に、6000ポイント近くまで上がった上海株式市場。
最近は2000ポイント前後を這っていた。政府も、何とか
2000ポイントを下回らないようQFIIなどを呼び込み
下支えしてきた。
  ※Qualified Foreign Institutional Investors:適格国外機関投資家

ただ、値上がりする圧力にまではならなかったのが現状。

今回、IPOに資金を回す事で、上海市場株価指数も、
この1ヶ月で10%近く値上がりし2200ポイントと近くなっている。

日本では中国の不動産市場低迷のニュースが流れる事が多いが
株価回復を通じて、消費マインドを回復していくのかもしれない。