2009年リーマンショック後の経済危機時でも(経済対策により)
13ヶ月でプラス転換した、中国工業生産者物価指数(PPI)。
前年同月マイナスが30ヶ月連続していたが、最近はマイナス幅が
縮小しており、経済の回復傾向が見込まれていた。
しかし、9月の数値は▲1.8%と8月に続きマイナス幅がむしろ拡大。
結果 PPIは31ヶ月連続で減少。

2014年PPI 5月▲1.4% 6月▲1.1 7月▲0.9 8月▲1.2% 9月▲1.8%

今回注目しているのは、むしろ消費者物価指数(CPI)。
直近56ヶ月間で最低値の1.6%となった。

2014年CPI  5月+2.5% 6月+2.3% 7月+2.3% 8月+2.0% 9月+1.6%

上記数値は近頃経済が成長している内陸部もあわせた全国平均値であるが、
沿岸部では北京1.1% 深圳0.7%などデフレ状態となり、
リーマンショック前の数字が嘘のようだ。 
       2008年2月 CPI 8.7% 2008年8月 PPI 10.1%
     2008年  定期預金金利4.14%  借入金利7.47%

中国で展開する、外資系大手商業施設は2014年度、全店舗が赤字に転落。
以前は40%近くもあった商品券(賄賂・贈り物用)売上が激減しているとの事。
インターネット通販の普及も、追い討ちをかける。

長らくデフレが続いてきた日本。、最近では、有効求人倍率の上昇や、
消費者物価指数の上昇など(消費税・円安・エネルギー高の影響が大きいが)で、
インフレまではいかなくとも、以前のデフレ真っ只中とは少し違う、
経営判断が求められるようになってきた。(採用難・値上げ)

中国は逆に高インフレ国の印象が強く、インフレ前提の経営を行ってきたが
経営のギアチェンジを求められるかもしれない。
長らく、デフレ化で経営を行ってきた日本企業のノウハウが生きる環境もあろう。
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【追伸1】
 デフレ環境下で、中国各地域政府は来年、最低賃金を上げられるだろうか?
 デフレが長期化すれば、所得倍増計画にも影響が出かねない。

【追伸2】
 CPIと預金金利についての日中比較(2014/9)
                          中国    日本
      CPI                  1.6%     3.2%
      大手年銀行 1年もの定期    3.0%     0.025%
 どちらがおかしいのか?どちらもおかしいのか?

【追伸3】
 仕事柄、はっきりと名言できるべきなのだが、
 未だにデフレが何故ダメなのか分からない。

追伸3-追伸 デフレの原因について考察
 http://blog.livedoor.jp/kojimashigeki/archives/42083309.html