2013・2014「虎もハエも叩く」→2015「ごまかし・へつらいを認めない」

2013年1月に習近平総書記が「虎もハエも叩く」と反腐敗運動を
宣言してから、はや二年。
半信半疑であった国民も元人民解放軍NO2の「徐才厚」や
元中国共産党中央政治局常務委員「周永康あたりから
反腐敗運動の本気度を実感してきた。

2015年1月 中央規律検査委員会が 
『国有企業の幹部は「規則に従う」必要があり、
 共産党は「縁故主義を許容せず、ごまかしやへつらいを認めない」』と警告。
(縁故を頼って許してもらおうとしたり、ごまかし、へつらいが相当あるのでしょう。)
2015年は国有企業が反腐敗運動の本命。

既に2014年後半から、その動きは出ていた。

①東風ホンダの(東風汽車出身)幹部処分 (2014/12)
  中央規律検査委員会が、
  東風ホンダの副社長・中国人幹部計2名を
  公費を使った不正な旅行があったとして、党内職務の解任などの処分。

②東風日産の(東風汽車出身)総裁を調査  (2014/12)
  中央規律検査委員会が
  東風日産任勇副総裁(東風汽車出身)を重大な
  規律違反と違法行為の疑いで調査

③日立電梯[エレベーター](中国)(広州市)の潘総裁を調査 (2015/1)

  中央規律検査委員会が、
  広州市人民政治協商会議(政協)の元副主席で、
  民主建国会広州市委員会主任委員も勤める
  日立電梯[エレベーター](中国)(広州市)の潘総裁を
  重大な規律違反と違法行為の疑いで調査。
  潘氏は日立の合弁先である国有エレベーターメーカーの
  広州広日集団の総経理や董事長などを経て、日立との合弁企業
  日立電梯(中国)(広州市)の総裁に就任。

【予想】
 日本では、結局反腐敗運動を行っても、息がかかった別の人が重要ポストに
 就任して、隠然と腐敗は継続するんじゃないの?という見方もあるが
 そうは思わない。
 共産党中央にとっての重要課題は「雇用確保」「産業高度化・中所得国の罠からの脱却」。
 既得権益を守っていた、国営企業幹部に切り込み、今後は様々な
 改革を断行していくものと思われる。

 そもそも2013年6月の(作られた) SHIBOR (銀行間短期金利) 高騰を機に、
 自由貿易区(FTZ)での金融制度緩和や預金保険制度創設まで進んだ。

 2015年の注目は
 「外資独資での自動車会社設立許可(環境適応車に限る)」が行われると予想。(詳細後日)


■追伸■
①「周永康」は最近、死刑になるだろうという中国内での見方もあり。
②反腐敗運動が進むにつれて、王岐山(中央規律検査委員会書記)人気が高まってきた。(詳細後日)
③中央規律検査委員会は実は共産党内の組織。
 ここが国有企業を調査する事の是非については、触れない。
④国営企業でさえ、反腐敗運動が進む。これを機に、過去の習慣から
 商業賄賂を行っている日系企業も、それらを断ち切る機会にして頂きたい。

二匹目の大虎 「窮鼠猫を噛む」にならなければ良いが・・・