■大学のH先輩と飲んでいたところ、
「先日、道路沿いのATMで1,000元を引き出したら、なんと4枚も偽札だったんだ」
「本当ですか?昔はそういう事もあったようですが、今はATMも進化して偽札対策が出来ており
 銀行のATMから偽札が出てくる事は無いと聞きましたが・・・それでどうしたのですか?」

「管轄の支店を調べて、窓口に行ったら、ここではなく統括する店舗へ行け。
 そこへ行ったら、今度は本部へ行け。本部へ行ったら、
 『うちのATMから偽札が出てくる事はありえません!』
 と言われ、明細も無く泣き寝入りするしかなかったんだ。悔しい!」


■中国では、コンビニの店員やタクシーの運転手が、受け取ったお札を透かしたり、傾けたり
入念に本物かどうかチェックする。(それぐらい偽札が流通しているのだろう。)
■銀行のATMから偽札が出る事は無いとの話だが、最近ATMに出来た新機能。
出金したお札の番号を全て印字してくれる。
まずは500元を引き出すと、明細が必要かどうかの画面。
下記画像、赤丸を選択。
ATM画面

↓こんな明細が出てくる。確かにお札番号が印字。
ATM明細
実際に出てきたお札がこちら。
青線 [印字] B20768256 [お札] B02Q768256
 (微妙に、OCRの認識が弱いのか、0がOになったり、Qが0になったりしているが、ご愛嬌。)
黄線 [印字] N1A9542857 [お札] N1A9542857 (ちゃんと正しく読み取れている。)
ATM_お札

ATM偽札対策
 ① 道端のATMではなく、できるだけ銀行内のATMで出金しましょう !
 ② 出金する場合には、必ずお札番号を印字し、明細を保管しましょう !

■偽札が出てくるはずが無い?ATMにこんな機能は必要無いじゃないか?!
なんて考え始めると広い大陸では生きていけない。
あるいは、「ATMから偽札が出てきた!交換しろ!」というような性質の悪い
難癖を撃退する為の「ほら違うでしょ!」と抗弁する為の機能なのか?
■銀行が偽札をATMに入れていなくても、誰かが偽札を入金し、その後、出金した人が
偽札をつかまされる場合もある。(偽札は入金出来ないようにして下さい!)
■OCRで読み取って印字している訳だから、データ化・管理もしていると想像するのが自然。
当然、口座番号とも紐づいているはず。
現実的には、出金時よりも入金時にOCRでお札番号を読み取って、誰が(どの口座の人が)
偽札を入金したのか、管理する為の機能なのだろう。
あるいは特定の番号のお札は入金できないようにしているのかもしれない。
■確実に偽札だと判明している、番号はこちら。
0X35855151  0X35855163  0X35855164
(実は私も中国生活10年目にして、はじめてタクシーで偽札4枚を掴まされた。また後日)

■お札は、信用がなければただの紙切れ。
中国は信用コストが高い社会 」記事でも書いたが、
この信用コスト問題を解決しないと中国は中所得国の罠から脱する事はできない。