2014年12月に行った2015年12月為替予測では

 1USD=95JPY 1USD=6.3RMB  ∴ 10,000=663RMBと予想。
http://blog.livedoor.jp/kojimashigeki/archives/42083254.html
実際には、2014年12月31日→2015年12月31日現在
 1USD=6.119→6.4936RMB 1USD= 119.39→120.38JPY  ∴10,000JPY=513.71→538.75RMB

予想に反し、円高は進まなかった。
一方、思った以上にUSDに対し、RMBが下落。
人民元流出が止まらないので中国政府必死に防衛。(のフリ?)
http://blog.livedoor.jp/kojimashigeki/archives/46438905.html

今年も年末にあたり、2015年の為替予測をしてみる。


EU
 イギリスがEU離脱議論を本格化。移民問題よりも国際的な課税強化の影響が大きい。
 移民・テロ問題もあり、2016年以降の各国選挙に注目。


ロシア・中東
 フランステロをきっかけに、欧米露が解決に向けて協力を話し合う直前に、
 トルコによるロシア機爆撃。
 しかし、ロシアによる今秋からのISへの空爆はシリアで確実に効果を発揮。
 直近ではイラク軍がラマディを制圧し2016年中にISはシリア・イラクから
 壊滅されるかもしれない。
 (アメリカは昨秋から空爆してきたのに、なぜ効果が出なかったの?
  ISの石油密輸タンクローリー車列は、米軍には見つけられなかったのか?)
 ただISが無くなる=テロが無くなるではないだろう。
 あと複数回の大型テロを経て、最終的に欧米露が協力し、イラク北部、シリア東部に
 クルド自治区拡大、スンニー派自治区創立をせざるを得ないだろう。

 中東を考えると、宗教問題も絡み頭が混乱するので、まとめ。
  反アサド派
   米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア
   スンニ派系:トルコ、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦、ヨルダン、エジプト、クルド、IS
  親アサド政権
   ロシア シーア派系 ヒズボラ、イラン、イラク


アメリカ
 2014年9月頃から言われはじめた利上げ。やっと実現するも0.25%
  (もはや"利上げ利上げ詐欺?")
 来年は4回?いや2回で計0.5%か。
 利上げ開始により、好調だった自動車販売がピークアウト。
 世界経済に配慮せず、利上げしたがやはり、世界全体を考えると
 資源安に終止符をうつしかない。→ドル安!
 次期大統領次第だが、「中東から足抜けをしない」と宣言すれば資源高に。


日本
 衆参同日選?現与党圧勝も、参議院では2/3は難しいか。
 原油安効果が顕在化し、貿易黒字。
 税収も伸び、円高要因。


中国
 自動車
  2016年の春節前までは生産を落とすな!とのお達し。
  減税効果もあり、2015年11月の自動車生産は前年比20%増。
  但し、日本の家電エコポイントなどのように単なる先食いの可能性と
  ディーラーへの押し込みの可能性。

 住宅
  2015年11月あたりから、再び都市部で住宅バブル再燃。
  この1~2ヶ月で5%~10%高の物件も。Why?!
  ある中国人のコメント
   「多くの不動産オーナーはアメリカ国籍を持ち、アメリカに在住。
    ドル建てで見ると人民元の価値が下がっており、その調整の為
    売却価格を値上げしている。」


 李克強指数
  鉄道輸送量、発電量、融資残高を元に、中国のGDPは6.9%もある訳がないという
  人がいるが、この指標を元に考えるのは時代遅れ。
  地方から都市部へ出てきた出稼ぎ労働者の賃金は既に一般の20代ホワイトカラーの給与を
  逆転しており、都市部のサービス産業はこうした地方出身者によって支えられている。
  (サービス産業の雇用は堅調!)


 PPI 45ヶ月連続下落
  むしろ、注目しているのは中国生産者物価指数(PPI)。
  45ヶ月連続の下落。しかも下落幅が加速。過剰生産・過剰設備が原因!
   (幼稚園児のサッカー!=ボールに全員が群がる)
  そもそも、中国では日本と比べて倒産の定義が曖昧。
  給与未払い、操業もしていないのに総資産の2倍の借金を抱えた企業が
  倒産・破産しないで存続している。こうした企業に早く市場から退場してもらう事が急務。


 僵尸企業(日本語だとキョンシー企業、所謂ゾンビ企業)

  日本でもリーマンショックから回復途上にあった2009年頃から、
  「なぜアメリカは不況でもデフレにならないのか?
   →産業の新陳代謝が円滑に起こり、労働者も新産業に移動していくから」との
  論調が出てきた。
  現在の中国は日本の1995年~1997年に酷似していると感じる。
  山一証券倒産や鉄鋼会社や金融機関の合併が印象深い。
  研究熱心な中国はバブル後の日本についても当然、研究済み。
  中国でも今後、不良債権の噴出、倒産、合併が加速するだろう。
  いや残り7年近い任期が約束されている習近平政権にとっては、だらだらと経済が
  落ち込んでいくよりも、一時的に経済の落ち込みがあっても、ゾンビ企業に早く
  退場してもらい、現政権中にV字回復を目論見たいだろう。
  多額の不良債権処理には外貨準備取り崩し。一部は円買い。
  更に2016年の経済落ち込みを理由に、2017年人事で経済担当閣僚が責任を取る事に
  なるかもしれない。


 今後の中国でも先進国を除けば世界に輸出が可能な産業はある。
  原子力、通信機器、インターネット(フィンテック)、医療器械
  鉄道車両、医薬品、産業機械、電気自動車(吉利) 
 これらの産業に国家レベルで重点投資を行ってくる可能性が強く、決して
 一時的な経済の落ち込みを侮るべきではない。
 
 脱線しまくったが、そろそろ為替予想。
 2015年12月31日現在→2016年12月31日
 1USD=6.4936→7.2RMB 1USD= 120.38→105JPY  ∴10,000JPY=538.75→680RMB