■つい、1か月前まで武漢の都市封鎖について
「共産党独裁国家だから・・・」と半ば批判的に語られていた。
しかし、現在は世界各地で都市封鎖が行われている。

■小池知事(東京都)記者会見 3月23日
・東京は若年層のクラスター(感染集団)が発生し、無自覚のうちにウイルスを
 拡散させる恐れがある。
・ロックダウン(都市封鎖)などの強力な措置を取らざるを得ない可能性もある。
・大規模イベントの自粛期間を4月12日まで延長する。
学校再開を控えるなか、K-1イベント開催などを受け、
もう一度、緊張感を持たせる為であったと思いたい。

■各国ごとに検査基準などが異なる感染者数ではなく、死亡者数をもとに比較を行ってみたい。
また各国・地域共に母数となる人口が異なる為、100万人あたり死亡者数の比較を行った。
(2020/4/5)
①100万人あたり死者数(国)
















■日本全体で比較をすると、100万人当たり0.35人と明らかに低い水準にあり、
日本は現段階では過度に心配する必要はなく、全国一律で外出制限を行う段階ではない。
■イギリスは既に、中国を超え、今後急激に増加し医療崩壊段階となる可能性が高い。
■インド モディ首相 3月25日から21日間、全土を「完全封鎖」下に置くと表明。
食料・医療・銀行などを除き休業。鉄道・長距離バスなどの運行も停止。
人口約13億のインドで、感染(519人)、死亡(10人)の段階で予防的に
全土を封鎖した事は他国の判断にも影響を与えるかもしれない。

■世界各国共に、全国一律ではなく都市単位で対策を行っており、武漢、ニューヨークとの
比較をしてみた。
②100万人あたり死者数(都市)





■こちらの数字で比較しても、レベルが違う事が分かる。愛知県の数値が若干高い事が
気になるが、2件のクラスター感染の1つが介護施設であり、高齢者が多かった事が起因しており
ほぼ感染経路も把握されている。今後、ポイントは経路不明の感染者が増加しているか否かとなるだろう。
■批判もあるだろうが、参考までに100万人あたり交通死亡事故者数。
日本は交通死亡事故者数よりも低いレベルにあるが、イタリアやスペインは
高いレベルにある為、パンデミック・医療崩壊は絶対に防がなければならない。
③100万人あたり交通死亡事故者



■NY市公表のデータから見る、感染者像
・50歳未満の感染者率が高く、男性の方が感染者率が高い。
・死亡者/感染者は0.8%。実際には未検査の感染者も含めると更に低いと思われる。
④NYC













■都市封鎖の経済的損失は、あまりにも大きい。
都市封鎖の前に段階に合わせてできる対策はある。
感染が先行した中国をはじめとして、世界で行われている対策を参考に、
段階に応じた対策を行って行く必要がある。

【弱】
↓手洗い・うがいの励行・自己健康管理
↓発熱者
↓ ├自己管理・外出自粛
↓ └報告義務(罰則あり)・外出禁止(外出した場合には傷害罪)
↓大規模イベント
↓ ├マスク・検温・定期的な換気
↓ ├縮小・時間短縮・換気
↓ ├自粛勧告
↓ └禁止
↓渡航制限
↓ ├海外からの渡航者について2週間の隔離
↓ ├感染者の多い地域からの移動者について2週間の隔離
↓ └特定の地域(海外・国内)から、都市へ入る事を禁止
↓レストラン
↓ ├時間制限(~20:00) 
↓ ├飲酒(アルコール)禁止 
↓ ├レストランの広さによる人数制限
↓ ├飲食時の会話禁止
↓ ├持ち帰りかデリバリーのみ
↓ └閉店
↓外出制限
↓ ├建物に入る際に検温・マスク必須
↓ ├食料の買い出し・病院のみ
↓ └チケットが配布され、2週間に1回のみ外出可
↓学校 WEB授業
↓仕事
↓ ├検温・マスク・定期的な換気
↓ ├時差出勤
↓ ├曜日差出勤
↓ └テレワーク
↓風邪薬販売時に実名登録制(発熱者の管理)
【強】

■アンバランスな対応
日本では、大規模イベントは、ほぼ中止にせざるを得ない空気であるが、
マスクをしていなくても交通機関を利用でき、デパートに入る時に検温される事もなく
レストランの営業も制限されていない。
アンバランスだと感じるのは私だけだろうか?
都市封鎖(ロックダウン)を検討する前に、まだまだ出来る事はあるはずだ。