1 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:39:12 ID:vpe
お前らなー、イタリアさんのことをヘタリアヘタリア言って馬鹿にするけどなー、第一次世界大戦のころはもっとすごいのいたんだからなー

RomaniaDefeadted1916

2 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:40:39 ID:vpe
※以下の内容は多少の脚色、オーバーな表現がありますが、大半は事実です

3 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:41:27 ID:vpe
時は第一次世界大戦まっさかりの1915年。

西部戦線が膠着していることに業を煮やした連合国は、ドイツへの新たな侵攻ルートを求め、東ヨーロッパのルーマニアに参戦を打診した。

4 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:44:26 ID:vpe
当時のルーマニア前国王・カロル1世はホーエンツォレルン家(ドイツの皇族)出身で、独墺伊三国同盟にも参加しているなど、極めて親ドイツ的スタンスだった。

しかし国民は『大ルーマニア主義』――ざっくり言うと「ルーマニア人が住んでるところは全部ルーマニアの土地」理論――に傾倒し、その一環として墺領トランシルバニアの併合を熱望していた。

ついでに言うと皇太子フェルディナントの妻マリア・ア・ロムニエイはヴィクトリア女王の孫、ルーマニア首相イオン・ブラティアヌはフランス留学経験者。そりゃあ連合国側に傾いていくのも当たり前だ。

そのため、第一次世界大戦勃発後も「これオーストリアの侵略戦争だから。三国同盟は防衛協定だからノーカン」という理由で『好意的中立』というあいまいな立場だった。

トドメに第一次世界大戦勃発後早々にカロル1世が死去してしまう。

5 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:46:55 ID:9Ob
ふむ

6 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:47:13 ID:vpe

そこで連合国(つーかイギリス)は参戦の見返りとしてオーストリア領トランシルバニアの割譲を約束。オーストリアは同盟側だったので、まあ勝ったらあげるよといういつものイギリス外交であった。そらもう無視する気満々よ。

ちなみに同じ連合国のロシアはその参戦に難色を示していた。ルーマニアはロシア領ベッサラビアも狙っていたためだ。

7 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:49:11 ID:vpe
国民・首相・王妃・イギリスからという四方からの圧力に押され、ついにルーマニアは連合国側とブカレスト秘密協定を締結し、参戦を決定。

1916年8月17日、オーストリア=ハンガリー帝国「のみ」に宣戦布告し、同日深夜に3個軍(およそ44万)の兵力を以てトランシルバニアへと侵攻を開始する。

8 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:49:39 ID:vpe
ちなみにその時の作戦名は「ハイポネシス・ゼータ」。やたらと格好いいのが腹立つ。

9 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:50:47 ID:9Ob
面白いやで~

10 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:51:08 ID:vpe
さて、ここでルーマニアの戦闘力について説明しておかねばなるまい。

11 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:51:29 ID:vpe
ルーマニアの全兵力はおよそ60万人。これは当時としては決して少なくはない。むしろ一大戦力といっても差し支えないレベルの兵士の数だ。


しかし、その内訳は近代軍とはちょっと呼べない代物であった。

12 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:54:16 ID:vpe
まず、60万の内およそ1/3は輜重兵(兵站・後方支援)だった。

また予備役と現役兵士の区別がついていなかった。

その上農繁期になると一時除隊しなければならない半兵半農状態だった。

トドメに教育も行き届いておらず、一般兵どころか将校にまで碌に文字も読めないやつが混じってるありさまだった。

13 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:55:35 ID:vpe
ちなみにイギリスも特使を派遣してルーマニアのこの状態を報告されていたが、上層部は『いくらなんでもこのご時世にそこまで酷くはないだろう。特使が悪く書きすぎたんだ』と報告を黙殺していた。

まあ常識的に考えれば、そう判断しちゃうのもしょうがないっちゃしょうがない

14 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)00:58:11 ID:vpe
話を戻して。

3個軍44万を以てトランシルバニアへ侵攻したルーマニア軍は、国境に展開していたオーストリア軍一個師団半(およそ三万)を撃退し、進軍。シビウ市など一部の占拠に成功する。



しかしオーストリアが4個師団(約8~10万)の増援を送り込むと、あっさりと食い止められてしまった。侵攻開始からわずか三週間後、9月中旬のことである。

15 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:01:16 ID:vpe
この状況を打開すべく、ルーマニアはロシアに援軍を要請する。

ちなみにその時のロシアはブルシロフ戦線という、敵味方合わせて200万もの死者を出した大攻勢の終盤で、予備役も投入してカツカツの状態だった。

16 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:04:30 ID:vpe
それでもロシアはなんとか3個師団を捻出、ルーマニアに派遣する。

が、ロシア―ルーマニア間には鉄道が通っていなかった上、物資不足のため到着は遅れに遅れた。ちなみにルーマニアからの補給も無し。援軍要請しといてこの仕打ちである。

その間にドイツ・ブルガリア・トルコがルーマニアに宣戦布告。独勃土の多国籍軍(約55000)が速やかに編成され、ブルガリアとの国境地帯に派遣される。
司令官はドイツのアウグスト・フォン・マッケンゼン将軍が任命された。

17 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:06:59 ID:vpe
多国籍軍は手始めとして南ルーマニアの国境要塞・トゥトラカンを攻撃する。

トゥトラカン要塞は151門の重砲を備え、4万人の兵士が防衛にあたっている大要塞であり、要塞という概念自体が時代遅れになりつつあった当時としても万全な体制だった。ルーマニア軍はこれを『第二のヴェルダン要塞(ドイツ軍と激戦を繰り広げたフランスの要塞)』と自負していた。
まあ実際フランスの援助で造ったんだが。

18 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:08:12 ID:vpe
要塞は三日で陥落した。

19 :■忍法帖【Lv=25,けんじゃ,qdI】2016/02/19(金)01:08:25 ID:mTh
ワロタw

20 :名無し2016/02/19(金)01:09:03 ID:Z6y
ブルガリアとドイツ軍にこてんぱんにされる話ほんとすこ

21 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:09:34 ID:vpe
要塞の守備兵は戦闘が始まるや否や我先に投降し、多国籍軍は二日目にはトゥトラカン市内に入城。

結局この戦いでルーマニア軍28000人が捕虜となり、要塞に備えられていた151門の重砲は全て鹵獲された。

対する多国籍軍も8000人の死傷者を出したが、これは指揮したブルガリアの将軍がヘボだったせいで、うまくやればもっと減らせていたと言われている。

22 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:10:35 ID:mTh
やっぱブルガリアもヘボなんだな…

24 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:11:18 ID:vpe
>>22
あの辺は大体ヘボ。トルコはやばい

23 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:11:18 ID:l4H
うせやろ......

26 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:12:02 ID:vpe
>>23
まだまだ序の口よ

28 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:12:38 ID:vpe
ルーマニアはドナウ川沿いに展開していた軍を急遽派遣し、多国籍軍を何とか食い止めることに成功する。

だが、その頃にはトランシルバニアにドイツの主力・第九軍が集結しつつあった。

29 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:12:55 ID:hmu
第二次世界対戦後のルーマニア共産党もだいぶアレ

30 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:13:25 ID:vpe
トランシルバニアに展開したドイツ第九軍はルーマニア3軍に攻撃を仕掛け、瞬く間に内2軍を撃破。残った1軍は山岳地帯に逃げ込み、ルーマニア全軍は開戦前のラインまで後退する。

31 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:14:18 ID:vpe
尚もドイツ第九軍は進撃を続け、反撃なんて無いも同然状態で国境防衛線を突破する。

しかし首都ブカレストを前に大雪で進軍を阻まれてしまう。もう一度言う、進軍を阻んだのは大雪である。

32 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:15:42 ID:vpe
一方、多国籍軍は数で勝るルーマニア軍を相手に優位に戦いを進め、まずは黒海沿岸地帯を占領すべく進軍する。

33 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:16:35 ID:vpe
その地域はルーマニアとロシアの連合軍(>>16で派遣された援軍)が防衛していたが、ルーマニア軍は砲撃を受けるとたちまち潰走。武器を放り出して投降した。

攻撃を受けたルーマニア兵たちはたやすく恐慌状態に陥り、自分たち以外の兵士を見ると即座に投降した。中には味方であるロシア軍相手に投降した者もいた。

34 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:18:04 ID:P7s
>>33
味方に投降したんか!?

38 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:20:11 ID:vpe
>>34
せやで。ロシアさんも反応に困っただろうな

35 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:18:05 ID:l4H
情けないンゴねえ...

36 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:18:15 ID:n2W
ルーマニア兵もうちょっとどうにかならなかったんか・・・
戦闘に向いてないンゴ

37 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:19:35 ID:vpe
指揮や物資をゴリゴリ削られつつもロシア軍は粘り強く抵抗をつづけ、多国籍軍を足止めする。

一方、相手の戦力を削ることに成功した多国籍軍は自軍の半数を引き抜いて北上し、ドナウ川を横断して直接首都ブカレストを攻撃することにした。

南下する第九軍も雪を抜け、互いにほとんど抵抗を受けることなくブカレストの周囲に布陣する事に成功する。

39 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:21:33 ID:vpe
対するルーマニア軍は残存戦力をブカレストにかき集め、最後の大反攻作戦に移ろうとしていた。

なお多国籍軍の残りを抑えていたロシア軍はこれに反対していたが、ルーマニアはこれを無視する。

40 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:23:28 ID:vpe
結局、大反攻は起こらなかった。兵士たちは次から次へと脱走し、故郷へ逃げ帰る中で敵と遭遇、大半が射殺された。

42 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:24:12 ID:mTh
よくそれで戦争参加しようと思ったな…

43 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:24:34 ID:kfv
おお、もう…

44 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:26:19 ID:vpe
戦闘開始から3日、同盟軍は抵抗らしい抵抗を受けることなくルーマニア軍を駆逐した。

ルーマニア政府はブカレストから逃げ出してヤシ市に『遷都』を宣言した。

戦闘開始から5日後に同盟軍がブカレストに入城したころには、ルーマニア兵の捕虜は150000人以上に上っていた。

46 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:29:03 ID:vpe
なお、ロシアはこれを受けてルーマニア北部のモルダビアに軍を展開。ただしこれはルーマニアの救援ではなく、同盟軍がこれ以上侵攻してこないための押さえだった。

ちなみにこの『モルダビア防衛線』は、同盟軍にとってはルーマニアを潰し地域の安定が得られたため、またロシアの防衛が強固だったため、終戦まで放置された。

47 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:30:20 ID:vpe
1917年にはロシア軍の『ケレンスキー攻勢』に乗じてルーマニア軍が同盟に攻撃を仕掛けてちみっと戦果を上げたりしたんだけど、どうでもいいことなんで割愛。

48 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:30:50 ID:vpe
1918年5月、ルーマニアはドイツに対して降伏を宣言する。




しかし同年11月、ドイツの敗色が濃厚になるとルーマニアは突如降伏を撤回し、ドイツに対して再び宣戦布告。連合国の支援を得てちゃっかり『戦勝国』に名を連ねることに成功する。

49 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:31:45 ID:vpe
更に終戦のどさくさに紛れてトランシルバニアで住民投票を行い(独断)、自国に併合してしまう。

なんだかんだ言って、最終的にルーマニアは目的を果たしたのであった(ほぼ他人の力で)

51 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:35:36 ID:vpe
ちなみにロシア領モルダビア(モルドバ)もその後ちゃっかりもぎ取ってたりする

52 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:43:16 ID:bnl
やっぱり戦争は誰と組むかが大事やね

53 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:45:02 ID:vpe
ちなみにここまで見ればわかるけど、そもそもの発端であるイギリスはルーマニアけしかけた後は一切ノータッチ
取られた土地もオーストリアのものだから全く懐痛んでない

ファッキューブリカス

54 :名無しさん@おーぷん2016/02/19(金)01:45:26 ID:mTh
やブリカス糞

http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1455809952/