IMG_6729先日のもときのライヴの時に最新アルバム「人生という詩」を手に入れました。
何度か流し聴きはしていたのですが、今日は丹念に聴いてみたのので、その感想です。

ほぼ歌とギターだけで作られているアルバムで、一発録りの香りがプンプンする出来ですが、音は抜群に良いです。
特にヴォーカルの処理は今までのアルバムでは一番かもしれません。
簡素な音作りですが、さとうもときの魅力が全面に出てきて、今までのものと比べて一番好きです。

曲はもときワールド全開で、内容はあまり変化ありませんが、安心して聴ける良い歌ばかりでした。
以前にも書きましたが、もときは、番長気質で男っぽいスタイルを持った男であるにも関わらず、歌には必ずと言っていいほど弱者の視点というのが表現されていて、それがとても共感を生んでいます。
強がる事そのものが、弱さの象徴となっていて、そんな彼の存在や態度が、マイナスにならず、愛すべき人柄となって迫ってくるのです。

お気に入りになったので、しばらく楽しませてもらいます。
いつも良い音楽をありがとう。