麹谷宏(こうじたにひろし)ブログ : Hiroshi Kojitani Official Blog


麹谷宏 ブログ

2016年05月30日

麹谷 宏 ガラスの雑器展

2016-06-01

2016年7月6日(水)〜12日(火) ─ 日本橋 高島屋本店 7階 暮しの工芸ギャラリー

ガラスの雑器は楽しい。
例えば、このグリーンの深皿はワイン空ビンを集めて再生させたものです。
どんなに高価なワインも飲んでしまえば唯の空ビン。でも、そのまま捨てるのもいかにも不憫。何とかもう一度食卓へと考えた、私のワインへのオマージュです。
復刻の「サミット・デキャンタ」も出品。
沖縄サミット国家元首晩餐会に出現した田崎真也さんのあの究極のブレンデッドワインのために現地沖縄の琉球ガラスで造ったものです。光栄にも「公式おみやげ」となったこの作品にご希望が多く、後にリバイバルしたものをご覧いただきます。
そして最新作は、盛り合せ料理用の「硝子大判角板皿。表面の過激な凸凹と奔放な形体は日常の食卓に楽しい変化を演出し、見せるおいしさへの挑戦を図ります。

しかし、麹谷宏のガラスと言えば、やはりヴェニスのムラノ島で制作を続けているソワ・シャンパーニュ。「使う芸術品と評判になったプライベートコレクションも数点お目見得いたします。
ご高覧戴きたく、お待ち申し上げます。

こうじたに・ひろし。グラフィックデザイナー。
1966年NY、SF。1967 - 70年 フランスから招かれてパリに暮らす。滞在中にフランス国中を隈なく旅して多くの地酒と蔵人に出会いワインに開眼する。

72年
「自然はおいしい・農協牛乳」を世に問うて自然ブームを誘発。
82年
「無印良品」創案に参画し、時代のライフスタイルを提案する。
85年
ボジョレ・ヌーヴォーの日本導入にアイデアを提供し成功に導く。
95年
ヴェニス・ビエンナーレで縁を得てムラノ島でガラス制作開始。
2000年
フランス政府より「農事功労シュヴァリエ勲章」を受勲。


会期中は毎日13時より作家在廊

会場の都合によりお花等のご厚情はご無用にお願いします

photo Yasukuni Iida



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Salon de SALON

2014-11-03


SALON というシャンパーニュをご存知ですか。
ディープなワインラヴァーならChampagne SALON を知らない人はいないと思いますが、このメゾンはちょっと変わっていて......
* 唯一このミレジメ ブランドブラン シャンパーニュしか造らない
* この100年間に特別良い葡萄が実った年の37年回しか造っていない
......という孤高のシャンパーニュです。  
だから狂信的なフアンが多く、世界一のシャンパーニュという人も大勢いて常に人気リストのトップスリーに座っています。
ぼくもまた、パリで暮らしていたころからこのSALONが好きで(当時は普通に飲める価格でした)うちのパーティーの常連だったのでした。

そのようなこともあって、社長のディディエ・デュポンさんとは10数年来のお付き合いがあり、この度、コートドブランにある本拠のメゾンに新設された来賓サロンの壁画を頼まれたので、今年の10月はフランスでした。
350cm×100cmという大物だったので、パリの友人のアトリエを借りてパリで制作。2週間で仕上げてからル メニル シュル オジェに運んだのです。

この大画面では昔の油絵具なら2か月は掛かるところですが、今は、速乾性のいい絵具があるので、どんどん描き進められるのです。
そして面白いことに、この絵具は水溶性でもあるのです。で、ある日ディディエさんがSALONを持って陣中見舞に来てくれたので、乾杯のそのグラスの中のSALONを、少し絵具に混ぜ入れて続きを描きだしたら飛び上がって喜んでました。
だから、この壁画からはSALONが香るのです。(かな?)


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2013年09月19日

麹谷宏グラスワークス

2013-09

麹谷宏が、毎年ヴェニスのムラノ島に通って作り続けているワインクーラの最新作と、また、ワインの空ビンに愛を込めて再生を工夫した茶の湯ガラス茶碗を展示販売します。
これらのガラス作品を使ったプレミアムイヴェントに、先着申し込み20名様をご招待いたします。

麹谷宏グラスワークス
場所:伊勢丹新宿店 メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンス
電話:03-3225-2853

★シャンパントーク
現在日本を代表するスーパーソムリエたちが友情出演。シャンパーニュを語りサーヴィズを実演します。
●9月14日(土)/13時・15時
 ゲストソムリエ:高橋時丸
 シャンパーニュ:ルイ ロデレール
●9月15日(日)/13時・15時
 ゲストソムリエ:丸山宏人
 シャンパーニュ:テタンジェ
●9月16日(月)/13時・15時
 ゲストソムリエ:中本聡文
 シャンパーニュ:ドラモット
●9月21日(土)/13時・15時
 ゲストソムリエ:阿部誠
 シャンパーニュ:ペリエ ジュエ
●9月22日(日)/13時・15時
 ゲストソムリエ:情野博之
 シャンパーニュ:ポメリー
●9月28日(土)/13時・15時
 ゲストソムリエ:石田博
 シャンパーニュ:フルーリー

★ガラス茶会
室町時代に大流行した茶遊戯を麹谷が現代風に復活。作法無用の茶の湯テイスティングです。
●9月23日(月)/13時・15時
 ゲスト茶人:大樋年雄
●9月29日(日)/13時・15時
 ゲスト茶人:鈴木慶江

★フェイナーレ スペシャル
幻のシャンパーニュといわれる「サロン」の名物男が「サロン」持参で駆けつけてくれます。
●10月1日(火)/13時
 スペシャルゲスト:ディディエ・デュポン(サロン会長)

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2012年04月11日

宗一田中一光 十回忌追悼茶会

席主 麹谷宏
協力 東京 六志会
協賛 朝日新聞/株式会社良品計画/安与商事株式会社/株式会社ロシナンテ/ヴァン シュール ヴァン/M・G・S 照明設計事務所

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田中一光さんが亡くなられて、10年になりました。
世界中から称賛されたグラフィックデザイナー田中一光さんは、生前その膨大な数の仕事を時代ごとに整理して、立派な作品集を2巻残されましたが、実は亡くなられる直前に3巻目となる88年以降の作品集の企画が持ち上がっていて、ここに、前巻に私が書いた「田中一光物語」の続編をというご相談があったのです。

20世紀のラストディケイド──それは私たちが「茶の湯」の真髄に痺れながらお茶遊びに熱中していた時代でした。そして「今、デザインという舞台の上で田中一光さんが楽しんでいるこのお茶は、偶然にもその前の作品集出版の直前に突如始まったデザイン運動だ」ということに記がついたのです。そこで私は、それならば「続・田中一光物語」は、「お茶とデザイン」を中心に据えて現代の田中宗易(千利休)である田中宗一(田中一光)を書けば、田中一光の人と作品を集大成した最も新しいデザイン論になる、と考えたのです。

この構想は、田中一光さんのお気に召しました。そしてご機嫌よく「お茶は習いごとだけではない。現代のクリエイターが参加しなければお茶の面白さは死んでしまう」と私たちにますますの檄をとばしながら、しかしそのすぐあと、ある日突然、まったくの突然に旅立ってしまわれたのです。

そして10年がすぎました。「続・田中一光物語」は書けませんでしたが、宗一宗匠亡きあとも私のお茶は続いています。

そこで十回忌を機に、残された私たちが今も試行錯誤を続けている現代のお茶のひとつのかたちを、今こそ田中一光さんに捧げたいと考え、ここに一期一会の席を設けることを思いたちました。宗一イズムの芽のひとつが、小さくも生き残っていることを、田中一光さんとご一緒にお見届けいただければ何よりの光栄と願い、ここに案内を差し上げる次第です。

麹谷宏

宗一忌紙の茶杓を切り揃へ


◎2012年5月11日(土)
・11時席 ─ ゲスト:千玄室
・13時席 ─ ゲスト:内田繁
・15時席 ─ ゲスト:黒川雅之
・17時席 ─ ゲスト:杉本貴志
◎2012年5月12日(日)
・11時席 ─ ゲスト:千住博
・13時席 ─ ゲスト:大樋年雄
・15時席 ─ ゲスト:小山裕久
・17時席 ─ ゲスト:伊東順二

○会場 ─ 京懐石 柿傳「安与ホール」(6F)
○会費 ─ 10,000円
○申込 ─ こちらのFAX用紙でお申し込みください


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2012年02月14日

東京 六志会が日本ワイン「甲州」を顕彰して開く「桜とワインの茶会」二月堂

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1202-02
◎2012年3月24日(土)13時席・15時席
◎2012年3月25日(日)15時席

○茶席 ─ 東大寺 二月堂(左正面、屋根掛りの石段を上って左)
○茶券 ─ 12,000円(麹谷宏制作記念ガラス作品つき)
○申込 ─ Tel. 03 - 3868 - 0035

◎同時開催:「甲州ワインを楽しむ会」奈良ホテル
 3月24日(土)18時開宴 15,000円
 申込 ─ 奈良ホテル Tel. 0742-26-3300

◎東京・六志会
伝統の茶の湯を学びながら、一方では現代の生活の中で気楽に活用できる楽しいお茶会の姿も求めて思考を重ねる、男の茶集団。
麹谷宏/大中誠/角山一俊/渡邊弘之/澤田貴之/
アーロン・ベラ/阿部圭史/北見宗幸/山田晃通




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2011年05月13日

東京 六志会による 二期倶楽部 ガラスとワインの茶会

パンフレット1
パンフレット2
客人/黒川雅之(建築家)・筒井紘一(茶道研究家)

◎ウェルカム/点心弁当/闘茶
2011年6月12日(日) 11時〜18時席
・ご参加費 ─ 25,000円(税込)

◎Jワイン トークディナー
2011年6月12日(日) 19時〜21時席
・ご参加費 ─ 25,000円(税・サ込)

◎特典付ご宿泊プラン
・1泊2食 75,000円より(2名1室時の1名料金・サ込・諸税別)
・特典 ─ 早朝茶の湯体験と野点茶飲席(13日・8時〜10時)

◎茶席のワイン懐石/ガラスとワインの茶会
2011年6月13日(月) 12時〜15時席
・麹谷宏×高橋禎彦 作 ガラス茶碗付き
・ご参加費 ─ 35,000円(税込)

お申し込みは下記までお問い合わせください。
■二期倶楽部
Tel. 0287-78-2215
その他、各種特別ご宿泊プランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。


◎東京・六志会
伝統の茶の湯を学びながら、現代を思考する男性だけのアヴァンギャルドな茶の湯集団。
麹谷宏/大中誠/角山一俊/渡邊弘之/澤田貴之/アーロン・ベラ/北見宗幸/山田晃通

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2011年02月24日

男茶集団・六志会が「ケンゾー・エステイト」を向かえて開く「桜とワインの茶会」二月堂

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咲く花の匂ふがごとく…と詠まれたとおり、奈良は桜の名所です。

そしてまた、奈良の名物といえば、その昔、聖武天皇が世界の平和を念じて建立された東大寺の大佛さま。

その聖武天皇のご愛用だった、ペルシャ伝来のガラスのワイングラスが正倉院に残されています。が、その当時の奈良にワインそのものが伝わっていたか、そして聖武天皇がワインを召し上がっていたかどうかは定かではありません。

そこで、その美しいワイングラス「紺瑠璃琲坏(模)」に、奈良生まれの辻本憲三さんが、ナパ・ヴァレーで造りあげ目下ブレイク中の「ケンゾー エステイト」ワインを注いで大佛さまに奉納し、大佛さまを通じて聖武天皇にワインをお届けしようという儀式が行われ、そのあと、そのワインのお下りをいただいて立礼の茶席を設え、二月堂の桜の下で開かれるのがこの「桜とワインの茶会」です。

席主は、やはり奈良に生まれたグラフィックデザイナーの麹谷宏さん。茶歴もワイン歴も共に長く「ワイン茶会」の創案者でもある人です。この奈良に生まれ育った2人の男が故郷に捧げるワインと茶の湯のロマン。

二月堂で開催されるこの茶会は、椅子に座って気楽にワインと茶会をいただく、立礼形式のカジュアルな大寄せ茶会で、ご参加には何の作法や持ち物のご心配も無用です。

◎「桜とワインの茶会」二月堂
2011年3月26日(土) 11時席・13時席・15時席
2011年3月27日(土) 11時席・13時席・15時席
・茶席 ─ 東大寺・二月堂(正面左、屋根掛りの石段を上がって左)
・茶券 ─ 13,000円(麹谷宏制作 記念品付き)前振込制
・主催:東京 六志会
・共催:ケンゾー エステイト

お申し込みは下記までお問い合わせください。お席と振込のご案内を差し上げます。
■株式会社ケイプラス
Tel. 03-3868-0035 Fax. 03-3868-0036

◎「ケンゾーエステイト」奉納儀式
27日午前8時:大佛殿
大佛殿入場者は、どなたでも儀式を殿内でご覧になれます。

◎東京・六志会
伝統の茶の湯を学びながら、現代を思考する男性だけのアヴァンギャルドな茶の湯集団。
麹谷宏/大中誠/角山一俊/渡邊弘之/澤田貴之/アーロン・ベラ/北見宗幸/山田晃通

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2011年02月01日

麹谷宏グラスワークス《ベネチアン6》

麹谷宏グラスワークス《ベネチアン6》
2011年2月10日(木)~15日(火)
11時~19時

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★シャンパントーク
先着申込順30名様ご招待
11日(金)15時~16時 阿川佐和子×麹谷宏
12日(土)15時~16時 田崎真也×麹谷宏
麹谷宏さんとそれぞれに交友の長い阿川佐和子さん、田崎真也さんと、シャンパーニュを飲みながら、ワインやガラスなどについてその楽しさを語り合っていただきます。
お申込みは、下記ARFLEX SHOPまでお電話か専用アドレス(eventtky@arflex.co.jp)にお名前、連絡先、希望人数をご記入のうえお申込みください。

★シャンパンハッピーアワー
毎日17時~19時
お好きなシャンパンをお楽しみいただきます。
ゴッセ/テタンジェ/ドラモット/フルーリー/ベルフォン/ポメリー/ボワゼル/マム/モエシャンドン/ルイロデレール

ARFLEX SHOP TOKYO
アルフレックス ショップ 東京
渋谷区広尾1-1-40 恵比須プライムスクウェア1F
Tel. 03-3486-8899
Fax. 03-3486+8898
営業時間 11:00~19:00(水曜定休)
www.arflex.co.jp

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2008年01月01日

販売ワインのページを更新しました。

麹谷宏公式Webサイトの販売ワインのページを更新しました。続きを読む

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2007年09月03日

六男、9月8日(土)に歌います。

六本木男声合唱団は、毎年、夏期合宿をして特訓を受けます。今年も、8月18日から奥志賀高原で、3日間のハードなプログラムをこなしてきました。

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○指揮者の頭の 右・三枝成彰団長、左・麹谷宏/撮影・山本倫子

六男の特訓は、その筋では有名な話で、公演といえば特訓、新曲といえば特訓、旅に出ても特訓。だから、ウィーンでもベルリンでもパリでもモナコでも、公演旅行は特訓旅行で、その間皆んなで夜の街を飲み歩くなんてことはありません。滞在中のほとんどの時間は、ホテルと練習ホールと公演会場ですごすのです。

そういうわけで、夏期合宿も、奥志賀のすばらしい大自然の中にいながら、朝は9時から夜は食後の団員総会や会長講義まで、外に出たのは早朝散歩と練習場への移動と食事の休憩時間くらいでした。続きを読む

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