麹谷宏(こうじたにひろし)ブログ : Hiroshi Kojitani Official Blog



2012年04月11日

宗一田中一光 十回忌追悼茶会

席主 麹谷宏
協力 東京 六志会
協賛 朝日新聞/株式会社良品計画/安与商事株式会社/株式会社ロシナンテ/ヴァン シュール ヴァン/M・G・S 照明設計事務所

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田中一光さんが亡くなられて、10年になりました。
世界中から称賛されたグラフィックデザイナー田中一光さんは、生前その膨大な数の仕事を時代ごとに整理して、立派な作品集を2巻残されましたが、実は亡くなられる直前に3巻目となる88年以降の作品集の企画が持ち上がっていて、ここに、前巻に私が書いた「田中一光物語」の続編をというご相談があったのです。

20世紀のラストディケイド──それは私たちが「茶の湯」の真髄に痺れながらお茶遊びに熱中していた時代でした。そして「今、デザインという舞台の上で田中一光さんが楽しんでいるこのお茶は、偶然にもその前の作品集出版の直前に突如始まったデザイン運動だ」ということに記がついたのです。そこで私は、それならば「続・田中一光物語」は、「お茶とデザイン」を中心に据えて現代の田中宗易(千利休)である田中宗一(田中一光)を書けば、田中一光の人と作品を集大成した最も新しいデザイン論になる、と考えたのです。

この構想は、田中一光さんのお気に召しました。そしてご機嫌よく「お茶は習いごとだけではない。現代のクリエイターが参加しなければお茶の面白さは死んでしまう」と私たちにますますの檄をとばしながら、しかしそのすぐあと、ある日突然、まったくの突然に旅立ってしまわれたのです。

そして10年がすぎました。「続・田中一光物語」は書けませんでしたが、宗一宗匠亡きあとも私のお茶は続いています。

そこで十回忌を機に、残された私たちが今も試行錯誤を続けている現代のお茶のひとつのかたちを、今こそ田中一光さんに捧げたいと考え、ここに一期一会の席を設けることを思いたちました。宗一イズムの芽のひとつが、小さくも生き残っていることを、田中一光さんとご一緒にお見届けいただければ何よりの光栄と願い、ここに案内を差し上げる次第です。

麹谷宏

宗一忌紙の茶杓を切り揃へ


◎2012年5月11日(土)
・11時席 ─ ゲスト:千玄室
・13時席 ─ ゲスト:内田繁
・15時席 ─ ゲスト:黒川雅之
・17時席 ─ ゲスト:杉本貴志
◎2012年5月12日(日)
・11時席 ─ ゲスト:千住博
・13時席 ─ ゲスト:大樋年雄
・15時席 ─ ゲスト:小山裕久
・17時席 ─ ゲスト:伊東順二

○会場 ─ 京懐石 柿傳「安与ホール」(6F)
○会費 ─ 10,000円
○申込 ─ こちらのFAX用紙でお申し込みください


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