日の当たる縁側に古にょうぼの膝枕で、ウツラウツラしながら、耳クソをかっぽじいてもらう、そんな場面を長年夢に見てたけど、我が家では絶対ありえない話だね。まず忙しすぎるし、わりとぞんざいだから怖いんだよね。
長生きして孫にでもやって貰えたら、こりゃあもう最高、もう何も思い残すことはない、死んじゃってもいいくらいだね。
「見え過ぎちゃって困るわ、見え過ぎちゃって困るわ」、ってCMソングがあったけど、まさかコンタクトレンズのCMじゃなかったよなあ。
って思うほど、コンタクトを入れてから、世界観が変わってしまうぐらい、なんでも良く見える。にょうぼの顔のシミまでも見えちゃうのは興ざめだけどね。
とりわけ良かったなと思えるのは、カメラのピント合わせかもしれない。ぼやけた写真が多かったのに、最近はとってもシャープになったような気がするのは嬉しい限りだ。やっぱ右目が利き目だったために、無意識のうちに右目で距離を測っていたのと、左眼の復活で視野が広くなったらしい。
目がよく見えるようになったら、よくしたもんで今度は全く鼻が利かなくなった。2ケ月ほどステロイドをまったく飲んでない影響なんだが、街角をうろついていて、どこからとなく香ってくるジンチョウゲに気付くこともなく、満開のウメやアンズの甘い香りも匂わなかったし、ハクモクレンの濃厚な香りでさえ、かすりもしなかった。
血糖値、血圧、体重、運動、ここ数年で最高の体調の良さである。ステロイドを飲んで匂いが復活することより、体調の崩れる方が恐ろしい。
嗅覚がなくなると即食感にも影響するから、辛いとこあるんだけど、優先順位からいえば、やはり体調維持のほうが大事だしなあ。
いよいよサクラのシーズン到来、サクラの花は嗅ぐより見るものだから、精一杯「目でる」ことに集中しよう。