コジゼラ

よもやま話を雑文で

2003年09月

いざ出陣


三方に載せられた松葉をあしらった干し栗、大豆、胡桃を食べて出陣する、というのが信州上伊那の高遠藩二万五千石、保科家伝統の出陣祝いだそうである。早混の一年後輩、保科くんのご先祖様、干し栗は勝ち栗と呼んで勝利祈願、大豆、胡桃、松葉は「まめに来る身を待つばかり」の語呂合わせだという。寛永時代の藩主は三大将軍徳川家光の異母弟、保科正之で、家光、家綱の二代に渉り徳川幕閣の中枢にあり、その功績を評価され、のちに会津藩松平家初代藩主に擬せられた名君だった。

平成3年というと12年前になるわけだが、大好きだったゴルフをぴたっと止めた。止めたくて止めたわけじゃあなく、止めにゃあならねえ、フカーイ事情があったんだけどね。5年程前、オヤコ3人で行ったことがあるが、これは単なるご愛敬だった。9月半ば、10何年ぶりにゴルフのコンペに出場することになった。高校の野球部同期生の会だったが、クラブに触らずに出場するのも失礼だと思うから、アイアン2-3本をぶら下げ、自転車でアウトドアへ出かけ、100球ほど打ってきた。

他人に迷惑をかけないように一番はじっこの打席を選び、恐る恐る振ってみたら、なんとボールをビシっと捕らえ、真っ直ぐに飛んでいく。いやあ驚いたのなんなの、すっかり自信がついてしまった。若いときしっかりと身体に覚えこませたことを、衰えたとはいえ筋肉がすっかり記憶しているんだろうなあ。力任せに打てなくなったのも、かなり影響しているのかもしれない。ショットはどうやらいいとしても、遅れてやってきた残暑の中、18ホールをプレーできるんだろうかという不安が頭をもたげてもくるが、やはり久し振りにゴルフができる嬉しさの方が数倍上回る。いざ出陣となると、前夜は胸のときめきを抑えられなかった。

ところが現実ってそんなに甘いもんじゃあないんだってことを、つくづく思い知らされた。ボールにはまるで当たらず、ダフリにテンプラ、シャンクにトップ、空振りに誤打球、やっちゃいけないことを、短時間ですべて達成、いつも散歩コースから羨望の眼差しで見ていた若洲ゴルフリンクスが地獄の一丁目となってしまった。かてて加えて、この日はよりによって34度の猛暑、熱中症に罹り、心臓バクバク、目の前は真っ白、もうゴルフどころではなく、敢えなく前半9ホールでリタイヤ、敗軍の将なにも語れずって状態に追い込まれてしまった。

もうゴルフなんて二度とやるもんかって腹ん中で喚いたけど、そんなの引かれもんの小唄、「なめちゃああかんぜよ」って坂本龍馬のセリフも頭にきのこ、まったく情けないったらありゃあしない。そのくせ、みんなが暑さの中で苦闘しているのに、自分だけさっさと家に帰ってたっぷり休養し、二次会にはちゃっかりと出席し、大騒ぎしてるんだからね。

いざ出陣


三方に載せられた松葉をあしらった干し栗、大豆、胡桃を食べて出陣する、というのが信州上伊那の高遠藩二万五千石、保科家伝統の出陣祝いだそうである。早混の一年後輩、保科くんのご先祖様、干し栗は勝ち栗と呼んで勝利祈願、大豆、胡桃、松葉は「まめに来る身を待つばかり」の語呂合わせだという。寛永時代の藩主は三大将軍徳川家光の異母弟、保科正之で、家光、家綱の二代に渉り徳川幕閣の中枢にあり、その功績を評価され、のちに会津藩松平家初代藩主に擬せられた名君だった。

平成3年というと12年前になるわけだが、大好きだったゴルフをぴたっと止めた。止めたくて止めたわけじゃあなく、止めにゃあならねえ、フカーイ事情があったんだけどね。5年程前、オヤコ3人で行ったことがあるが、これは単なるご愛敬だった。9月半ば、10何年ぶりにゴルフのコンペに出場することになった。高校の野球部同期生の会だったが、クラブに触らずに出場するのも失礼だと思うから、アイアン2-3本をぶら下げ、自転車でアウトドアへ出かけ、100球ほど打ってきた。

他人に迷惑をかけないように一番はじっこの打席を選び、恐る恐る振ってみたら、なんとボールをビシっと捕らえ、真っ直ぐに飛んでいく。いやあ驚いたのなんなの、すっかり自信がついてしまった。若いときしっかりと身体に覚えこませたことを、衰えたとはいえ筋肉がすっかり記憶しているんだろうなあ。力任せに打てなくなったのも、かなり影響しているのかもしれない。ショットはどうやらいいとしても、遅れてやってきた残暑の中、18ホールをプレーできるんだろうかという不安が頭をもたげてもくるが、やはり久し振りにゴルフができる嬉しさの方が数倍上回る。いざ出陣となると、前夜は胸のときめきを抑えられなかった。

ところが現実ってそんなに甘いもんじゃあないんだってことを、つくづく思い知らされた。ボールにはまるで当たらず、ダフリにテンプラ、シャンクにトップ、空振りに誤打球、やっちゃいけないことを、短時間ですべて達成、いつも散歩コースから羨望の眼差しで見ていた若洲ゴルフリンクスが地獄の一丁目となってしまった。かてて加えて、この日はよりによって34度の猛暑、熱中症に罹り、心臓バクバク、目の前は真っ白、もうゴルフどころではなく、敢えなく前半9ホールでリタイヤ、敗軍の将なにも語れずって状態に追い込まれてしまった。

もうゴルフなんて二度とやるもんかって腹ん中で喚いたけど、そんなの引かれもんの小唄、「なめちゃああかんぜよ」って坂本龍馬のセリフも頭にきのこ、まったく情けないったらありゃあしない。そのくせ、みんなが暑さの中で苦闘しているのに、自分だけさっさと家に帰ってたっぷり休養し、二次会にはちゃっかりと出席し、大騒ぎしてるんだからね。

墓参り

調布に住んでいた頃に建立した東家の墓は八王子市奥地の閑静な高台にある。当時は高速道路で30分足らずのロケーションだったから、墓参も楽だった。ところが豊洲に越してきてからは次第に足が遠のくようになってしまっている。高速道路が渋滞するから時間がかかるし、高速料金も高額となる。それでもまだマイカーがあるうちはよかったが、いまやマイカーといえば自転車だけだから、尚更しんどくなってしまった。

豊洲から電車で八王子までは90分、八王子からバスで30分、そのバスも1時間に1本しかないから始末が悪い。行きはともかくとしても帰りは間違いなくタクシーを呼ばなきゃあ帰れない。もっと近いところに移したいのもやまやまなれど、縁起が悪いっていうし、費用も生半可じゃあない。このままだと東風とら夫婦が死んで、息子たちの世代になると、墓参りもしてもらえない状況になるのは眼に見えてくる。

テレビで墓石のコマーシャルをやっているのを見かけるが、京都弁だからきつい内容なのにソフトに聞こえてくる。「うちのとちゃいまっせ。あんたのでっせ」というセリフだ。標準語では「わたしのじゃないわよ。あなたのですよ」ということだが、これを津軽弁と薩摩弁に置き換えてみると、「おらのもんでねえ。おめのもんだ」(津軽弁)、「おいのもんでごわせん。おまんさもんよか」(薩摩弁)となる。

最近家の中を我が物顔に歩いているアリをよく見かけるようになった。その都度捕殺していたが、あんまり数が多いんで、畳の上に敷いている絨毯を上げてみたら、驚くなかれ、ゾロゾロと軍団となって這い出してきた。まさか我が家の中でアリを飼っているとは思わなかったから、驚いたのなんの。この調子じゃあ畳の腐ったとこに、アリが巣食っているに違いない。そうなると、いつものように気楽に寝そべっているわけにはいかない。絨毯を持ち上げると畳みが腐っていることはなかったが、出てくるアリを片っ端から征伐した。それでも絶滅できたとは思えないから、暑い中、薬局へ走ってアリの駆除剤をあちこちにばら撒いた。それでやっと安心となったが、その匂いの強烈さ、相変わらず匂いは感じなかったが、目ん玉が強い刺激を受けて、コンタクトがずれるは、目が充血するやら、窓を開け放すやらの一騒動になってしまった。

多分ベランダのプランターのどこかに巣食っていて、マメに出動してくるのだろうが、その理由には思い当たる節がないでもない。糖尿持ちの身でありながら、煎餅やピーナッツ、甘納豆などの大好物をひっきりなしに間食しているから、その食い滓が常住坐臥しているパソコンの辺りを中心に円状に広がっているに違いない。アリさん、そのうち針供養じゃあなくて蟻供養をするから勘弁してね。

墓参り

調布に住んでいた頃に建立した東家の墓は八王子市奥地の閑静な高台にある。当時は高速道路で30分足らずのロケーションだったから、墓参も楽だった。ところが豊洲に越してきてからは次第に足が遠のくようになってしまっている。高速道路が渋滞するから時間がかかるし、高速料金も高額となる。それでもまだマイカーがあるうちはよかったが、いまやマイカーといえば自転車だけだから、尚更しんどくなってしまった。

豊洲から電車で八王子までは90分、八王子からバスで30分、そのバスも1時間に1本しかないから始末が悪い。行きはともかくとしても帰りは間違いなくタクシーを呼ばなきゃあ帰れない。もっと近いところに移したいのもやまやまなれど、縁起が悪いっていうし、費用も生半可じゃあない。このままだと東風とら夫婦が死んで、息子たちの世代になると、墓参りもしてもらえない状況になるのは眼に見えてくる。

テレビで墓石のコマーシャルをやっているのを見かけるが、京都弁だからきつい内容なのにソフトに聞こえてくる。「うちのとちゃいまっせ。あんたのでっせ」というセリフだ。標準語では「わたしのじゃないわよ。あなたのですよ」ということだが、これを津軽弁と薩摩弁に置き換えてみると、「おらのもんでねえ。おめのもんだ」(津軽弁)、「おいのもんでごわせん。おまんさもんよか」(薩摩弁)となる。

最近家の中を我が物顔に歩いているアリをよく見かけるようになった。その都度捕殺していたが、あんまり数が多いんで、畳の上に敷いている絨毯を上げてみたら、驚くなかれ、ゾロゾロと軍団となって這い出してきた。まさか我が家の中でアリを飼っているとは思わなかったから、驚いたのなんの。この調子じゃあ畳の腐ったとこに、アリが巣食っているに違いない。そうなると、いつものように気楽に寝そべっているわけにはいかない。絨毯を持ち上げると畳みが腐っていることはなかったが、出てくるアリを片っ端から征伐した。それでも絶滅できたとは思えないから、暑い中、薬局へ走ってアリの駆除剤をあちこちにばら撒いた。それでやっと安心となったが、その匂いの強烈さ、相変わらず匂いは感じなかったが、目ん玉が強い刺激を受けて、コンタクトがずれるは、目が充血するやら、窓を開け放すやらの一騒動になってしまった。

多分ベランダのプランターのどこかに巣食っていて、マメに出動してくるのだろうが、その理由には思い当たる節がないでもない。糖尿持ちの身でありながら、煎餅やピーナッツ、甘納豆などの大好物をひっきりなしに間食しているから、その食い滓が常住坐臥しているパソコンの辺りを中心に円状に広がっているに違いない。アリさん、そのうち針供養じゃあなくて蟻供養をするから勘弁してね。

はらたつ


なんで原辰徳がジャイアンツの監督をやめなきゃあいけないんだよ、まったくはらがたつ。
前途有望な青年監督を育て上げることこそ、球界の盟主たる巨人軍の百年の大計ではなかったのか。お側御用人の茶坊主どもを球団フロントに仕立て上げ、彼らのすることっていえば、球団経営なんかほったらかし、ナベツネの顔色ばっかりうかがって、まずいことがあれば現場に罪を押し付け、身の保全をしようって輩ばっかりだから、立つ瀬もないよなあ。

役にも立たない清原や不良害人を高給で召抱え、あまつさえ、選手たちをオフシーズンに系列テレビ局でたらいまわしさせた結果が、怪我人続出で開幕を迎える破目になっったんじゃあないか。破格の高給で雇ったベタジーニには職場放棄され、工藤、桑田の老害コンビはことごとく監督の構想を裏切り、満足な補強をしなかった中継ぎ、リリーフが壊滅状態、マスコミにチヤホヤされた若手は思い上がって遊びほうける、こんなことはシーズン当初から分かりきったことじゃあないか。

それが終盤戦でジャイアンツが苦戦続きだったのに頭にきて、渡辺オーナーが監督問題に関し「まだ分からん。19日からの阪神戦で3連敗したら話は別だ」って発言。これがまともな大人のやることか、ざあけんじゃあないよ。シーズンもまだ終わっていないのに、こんな発言をされたら、誰だって頭にキノコだよ、さすが温厚な辰徳も腹に据えかねて辞表を提出し、それでナベツネ、慌てふためき、右往左往、まったく情けない老害野郎だぜ。

でも原辰はさすが日本男子、きっぱりと慰留を断り男の筋道を通したね。天晴れ、まだまだ若いから捲土重来を期してしばらく雌伏しよう。ナベツネがあの世に行ったら(あんな悪党長生きなんてできっこないさ)、また君の王道も開かれるさ、辛いがじっと我慢しよう。
長嶋迷監督がメチャクチャにしたジャイアンツをたった1年で、日本一に導き、選手たちにようやく野球の楽しさが分かりかけてきたっていうのに、なんてバカなことをするんだろう。
ジャイアンツ100年の計を駄目にした奴はどこのどいつだ、いわずとしれたナベツネだ。
あんな奴がトップにいる限りは、誰が監督やったって、ジャイアンツはよくなりゃあしないよ。

堀内なんて、投手コーチも満足に勤まらなかった存在だったのに、ナベツネにオベッカばかり使っていたから、その茶坊主振りが西の政所に気に入られての入閣だろうが、どっこい、単なるショートリリーフで、再来年には王監督の復帰という筋書きに違いない。むろん王監督就任はとってもけっこうなことだけど、ナベツネがいる限り、だれが監督になったって、うまくいかないに決まっている。まあ、ナベツネの命があと何年持つかとの勝負になるが、王貞治だって決して若い年頃ではないからね。おかしな茶番劇が再現しなきゃあ良いんだが、なまじ世界の王だけに心配だね。

はらたつ


なんで原辰徳がジャイアンツの監督をやめなきゃあいけないんだよ、まったくはらがたつ。
前途有望な青年監督を育て上げることこそ、球界の盟主たる巨人軍の百年の大計ではなかったのか。お側御用人の茶坊主どもを球団フロントに仕立て上げ、彼らのすることっていえば、球団経営なんかほったらかし、ナベツネの顔色ばっかりうかがって、まずいことがあれば現場に罪を押し付け、身の保全をしようって輩ばっかりだから、立つ瀬もないよなあ。

役にも立たない清原や不良害人を高給で召抱え、あまつさえ、選手たちをオフシーズンに系列テレビ局でたらいまわしさせた結果が、怪我人続出で開幕を迎える破目になっったんじゃあないか。破格の高給で雇ったベタジーニには職場放棄され、工藤、桑田の老害コンビはことごとく監督の構想を裏切り、満足な補強をしなかった中継ぎ、リリーフが壊滅状態、マスコミにチヤホヤされた若手は思い上がって遊びほうける、こんなことはシーズン当初から分かりきったことじゃあないか。

それが終盤戦でジャイアンツが苦戦続きだったのに頭にきて、渡辺オーナーが監督問題に関し「まだ分からん。19日からの阪神戦で3連敗したら話は別だ」って発言。これがまともな大人のやることか、ざあけんじゃあないよ。シーズンもまだ終わっていないのに、こんな発言をされたら、誰だって頭にキノコだよ、さすが温厚な辰徳も腹に据えかねて辞表を提出し、それでナベツネ、慌てふためき、右往左往、まったく情けない老害野郎だぜ。

でも原辰はさすが日本男子、きっぱりと慰留を断り男の筋道を通したね。天晴れ、まだまだ若いから捲土重来を期してしばらく雌伏しよう。ナベツネがあの世に行ったら(あんな悪党長生きなんてできっこないさ)、また君の王道も開かれるさ、辛いがじっと我慢しよう。
長嶋迷監督がメチャクチャにしたジャイアンツをたった1年で、日本一に導き、選手たちにようやく野球の楽しさが分かりかけてきたっていうのに、なんてバカなことをするんだろう。
ジャイアンツ100年の計を駄目にした奴はどこのどいつだ、いわずとしれたナベツネだ。
あんな奴がトップにいる限りは、誰が監督やったって、ジャイアンツはよくなりゃあしないよ。

堀内なんて、投手コーチも満足に勤まらなかった存在だったのに、ナベツネにオベッカばかり使っていたから、その茶坊主振りが西の政所に気に入られての入閣だろうが、どっこい、単なるショートリリーフで、再来年には王監督の復帰という筋書きに違いない。むろん王監督就任はとってもけっこうなことだけど、ナベツネがいる限り、だれが監督になったって、うまくいかないに決まっている。まあ、ナベツネの命があと何年持つかとの勝負になるが、王貞治だって決して若い年頃ではないからね。おかしな茶番劇が再現しなきゃあ良いんだが、なまじ世界の王だけに心配だね。

物語の世界


歴史または史実に基づき換骨奪胎して、意のままに操り、登場人物を自由闊達に活躍させる小説、時代劇作家にとっては応えられない面白さじゃあないかと思われる。
吉川英治の新書太閤記、新平家物語、宮本武蔵、大仏次郎の鞍馬天狗、司馬遼太郎の「流馬が行く」「国取り物語」など一連の連作時代小説などは参考文献の推敲を重ね、その上に作者の底知れない技量と創造力、練達の筆遣いを加味し見事な作品群を創出した。

池波正太郎も江戸時代の資料の一部を垣間見て、火盗改めという組織があることを知り、それをベースに長谷川平蔵に命を吹き込み、傑作をものにしたし、藤沢周平は自分の郷里、鶴岡にあった庄内藩(譜代大名・酒井家)と隣国米沢藩(外様大名・上杉家を)を下敷きにした海坂藩なる架空の藩を舞台に数々の佳品を残してきた。

小松重男はお庭番と八王子千本槍組の史実をもとに快作を連発したし、志津三郎は日本左衛門の謎を史実をない交ぜにしながら、核心に迫っていく迫力ある小説を物している。
池宮彰一郎「47人の暗殺者」は忠臣蔵の史実を逆手に取り、美談ずくめの中でに埋没していた赤穂47士に命を吹き込んだし、津本陽は「奔れ島津」など、史実をデフォルメし、現代感覚を注入した作品を数多く発表している。隆慶一郎は「贋者徳川家康」「吉原御免状」など、歴史の欠落した部分を逆手に取り、意表をつく傑作を書き残した。

日本左衛門は東海地方を中心に跋扈した大泥棒だが、なぜか尾張藩だけは素通りしていること、初代火盗改め長官徳山五兵衛が掛川でこの盗賊団を一網打尽にしたとき、なぜか首領の日本左衛門だけが網の目を潜り抜け、2年後に京都奉行所に自首したこと、尾張藩主徳川家春の奇妙な行動な行動に対する素朴な疑問から、これらを関連付けながら物語を伝奇の世界へと導いている。

こうした手法はあくまで史実に忠実に叙述するのと、史実は参考資料程度にとどめ、新しい人物像を創造するのとでは中身が月とスッポンほどの大違いとなる。史実に縛られると、つまらない内容になってしまうし、縛られないとやや荒唐無稽だが、面白い内容となる。
池波正太郎は数多くの小説を書き残しているが、前者の轍を踏んだ「真田太平記」や「男の秘図」「網笠十兵衛」などは同じ作者とは思えない凡打の山を築いていて、がっかりさせられた。

紙数が少なくなったが、逆賊として世間から葬り去られていた、会津藩にスポットを当てた中村彰彦、江戸時代の仕組みの中から抽出した、世間にあまり知られていない役職や職業に注目した佐藤雅美、斬新な発想が魅力の上田二郎など、池波、藤沢亡き後も多士済々の世界が広がっている。

物語の世界


歴史または史実に基づき換骨奪胎して、意のままに操り、登場人物を自由闊達に活躍させる小説、時代劇作家にとっては応えられない面白さじゃあないかと思われる。
吉川英治の新書太閤記、新平家物語、宮本武蔵、大仏次郎の鞍馬天狗、司馬遼太郎の「流馬が行く」「国取り物語」など一連の連作時代小説などは参考文献の推敲を重ね、その上に作者の底知れない技量と創造力、練達の筆遣いを加味し見事な作品群を創出した。

池波正太郎も江戸時代の資料の一部を垣間見て、火盗改めという組織があることを知り、それをベースに長谷川平蔵に命を吹き込み、傑作をものにしたし、藤沢周平は自分の郷里、鶴岡にあった庄内藩(譜代大名・酒井家)と隣国米沢藩(外様大名・上杉家を)を下敷きにした海坂藩なる架空の藩を舞台に数々の佳品を残してきた。

小松重男はお庭番と八王子千本槍組の史実をもとに快作を連発したし、志津三郎は日本左衛門の謎を史実をない交ぜにしながら、核心に迫っていく迫力ある小説を物している。
池宮彰一郎「47人の暗殺者」は忠臣蔵の史実を逆手に取り、美談ずくめの中でに埋没していた赤穂47士に命を吹き込んだし、津本陽は「奔れ島津」など、史実をデフォルメし、現代感覚を注入した作品を数多く発表している。隆慶一郎は「贋者徳川家康」「吉原御免状」など、歴史の欠落した部分を逆手に取り、意表をつく傑作を書き残した。

日本左衛門は東海地方を中心に跋扈した大泥棒だが、なぜか尾張藩だけは素通りしていること、初代火盗改め長官徳山五兵衛が掛川でこの盗賊団を一網打尽にしたとき、なぜか首領の日本左衛門だけが網の目を潜り抜け、2年後に京都奉行所に自首したこと、尾張藩主徳川家春の奇妙な行動な行動に対する素朴な疑問から、これらを関連付けながら物語を伝奇の世界へと導いている。

こうした手法はあくまで史実に忠実に叙述するのと、史実は参考資料程度にとどめ、新しい人物像を創造するのとでは中身が月とスッポンほどの大違いとなる。史実に縛られると、つまらない内容になってしまうし、縛られないとやや荒唐無稽だが、面白い内容となる。
池波正太郎は数多くの小説を書き残しているが、前者の轍を踏んだ「真田太平記」や「男の秘図」「網笠十兵衛」などは同じ作者とは思えない凡打の山を築いていて、がっかりさせられた。

紙数が少なくなったが、逆賊として世間から葬り去られていた、会津藩にスポットを当てた中村彰彦、江戸時代の仕組みの中から抽出した、世間にあまり知られていない役職や職業に注目した佐藤雅美、斬新な発想が魅力の上田二郎など、池波、藤沢亡き後も多士済々の世界が広がっている。

国敗れて

9月26日

ジャイアンツの情けなさはどうだ。阪神タイガースが18年ぶりのリーグ制覇に沸いているのに、ここへきてひっそりと9連敗、2位を死守するどころか、5位転落もありうる。相変わらず、打線は無気力だし、セットアッパー、リーリーバーのお出ましとなれば、まるでサンドバック状態に滅多打ちさせられる。もう、こんな試合見たくもない、火付け役のプロになってる、こいつらは思い切って全員首にし、ついでにぬるま湯に浸っている若手投手も止めさせちゃおう。

まず、極悪人として切腹仰せ付けるのが、工藤公康、桑田真澄、入来祐作、市中引き回しの上獄門に処すのは、川原純一、岡島秀樹、河本育之、木村龍治、西山一宇、100叩きの上遠島申し付けるのが、柏田貴史、條部剛、上野祐平、佐藤宏志、石川雅美、国外追放がベイリー、ラス、ランデル。

100叩きの上更生施設送りが上原浩治、高橋尚成、真田裕貴、鴨志田貴志、酒井修也、谷浩弥、前田幸長、根来寛貴、川本大輔、監督の管理不行き届きの犠牲となった木佐貫洋、久保裕也、林真範、十川雄二たちは不満だらけだが残そう。。以上巨人投手陣全員30名の内、残るのは上原以下たったの13名、これじゃあシーズンに入ってローテを組めないから、新人を10名、トレードで7名を獲得し、コーチ陣を総入れ替えして心機一転新シーズンに臨もう。

打撃陣も、ベタジーニを国外追放、役立たずの清原を切腹、口ばっかし達者で碌な仕事もしない、仁志、清水、元木、江藤は遠島、いてもしゃあない福井、吉永、小田、川相を100叩きの上追放してしまおう。当分攻撃陣は二岡、高橋、阿部、斎藤の四人で十分賄えるし、長田、山本、矢野が必ず成長してくる。仁志なんか、将来ジャイアンツの監督候補として期待も大きかったんだが、いまのような野球に対する錯覚を背負ったままでは、もうとても無理、諦めざるをえない。清水もいい器を持っているのに、ちっともそれを生かせないのは、やはり凡夫の浅墓さというしかない。元木はいつも浮ついていて、コンスタントに力を発揮できないのは、プロとして失格の烙印を押されてもしょうがない。

とにかく一度徹底的に弱くなって、茫漠たる焼け跡から立ち上げるようなチーム状態に変えていかねばならないだろう。原監督も訳のわからない、チーム愛だのスマイルだのという抽象的な言辞を捨て去って、はっきりした戦略を立て、具体的な戦術を明らかにしろといいたい。もっともそれが無理な注文だっていうことは百も承知の上だけどね。

こう書いていたら、川相が引退、清原が西武復帰という、まことにお目出度い話がスポーツ紙に載っていた。清原の移籍だけでも、ジャイアンツの回生は50%達成したようなもんだが、それに、原監督の解任問題まで出てきちゃったのは、老害の目立つナベツネの責任である。彼こそ一日も早く引退させなくちゃあ、明日のジャイアンツはありえない。

国敗れて

9月26日

ジャイアンツの情けなさはどうだ。阪神タイガースが18年ぶりのリーグ制覇に沸いているのに、ここへきてひっそりと9連敗、2位を死守するどころか、5位転落もありうる。相変わらず、打線は無気力だし、セットアッパー、リーリーバーのお出ましとなれば、まるでサンドバック状態に滅多打ちさせられる。もう、こんな試合見たくもない、火付け役のプロになってる、こいつらは思い切って全員首にし、ついでにぬるま湯に浸っている若手投手も止めさせちゃおう。

まず、極悪人として切腹仰せ付けるのが、工藤公康、桑田真澄、入来祐作、市中引き回しの上獄門に処すのは、川原純一、岡島秀樹、河本育之、木村龍治、西山一宇、100叩きの上遠島申し付けるのが、柏田貴史、條部剛、上野祐平、佐藤宏志、石川雅美、国外追放がベイリー、ラス、ランデル。

100叩きの上更生施設送りが上原浩治、高橋尚成、真田裕貴、鴨志田貴志、酒井修也、谷浩弥、前田幸長、根来寛貴、川本大輔、監督の管理不行き届きの犠牲となった木佐貫洋、久保裕也、林真範、十川雄二たちは不満だらけだが残そう。。以上巨人投手陣全員30名の内、残るのは上原以下たったの13名、これじゃあシーズンに入ってローテを組めないから、新人を10名、トレードで7名を獲得し、コーチ陣を総入れ替えして心機一転新シーズンに臨もう。

打撃陣も、ベタジーニを国外追放、役立たずの清原を切腹、口ばっかし達者で碌な仕事もしない、仁志、清水、元木、江藤は遠島、いてもしゃあない福井、吉永、小田、川相を100叩きの上追放してしまおう。当分攻撃陣は二岡、高橋、阿部、斎藤の四人で十分賄えるし、長田、山本、矢野が必ず成長してくる。仁志なんか、将来ジャイアンツの監督候補として期待も大きかったんだが、いまのような野球に対する錯覚を背負ったままでは、もうとても無理、諦めざるをえない。清水もいい器を持っているのに、ちっともそれを生かせないのは、やはり凡夫の浅墓さというしかない。元木はいつも浮ついていて、コンスタントに力を発揮できないのは、プロとして失格の烙印を押されてもしょうがない。

とにかく一度徹底的に弱くなって、茫漠たる焼け跡から立ち上げるようなチーム状態に変えていかねばならないだろう。原監督も訳のわからない、チーム愛だのスマイルだのという抽象的な言辞を捨て去って、はっきりした戦略を立て、具体的な戦術を明らかにしろといいたい。もっともそれが無理な注文だっていうことは百も承知の上だけどね。

こう書いていたら、川相が引退、清原が西武復帰という、まことにお目出度い話がスポーツ紙に載っていた。清原の移籍だけでも、ジャイアンツの回生は50%達成したようなもんだが、それに、原監督の解任問題まで出てきちゃったのは、老害の目立つナベツネの責任である。彼こそ一日も早く引退させなくちゃあ、明日のジャイアンツはありえない。

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