コジゼラ

よもやま話を雑文で

2003年12月

大つごもり


おおつごもりなんて仰々しく書くと、雪が深々と降っており、寒い中を駆けずり回っていないと申し訳ない気がするが、今年もみょうと二人だけの大晦日となった。にょうぼは大量の仕事の山に躁鬱状態、マジメにやるのもけっこうだけど、やはりホドホドにしない身が持たないよなあ。とはいえサラファン、仕事が生き甲斐でもあるわけだから、止めちゃえば、しぼんだシャボン玉のようになってしまうし、痛し痒しの女ハムレット、世の中、中々思うようには行かないもんだ。

東風とらは相も変らぬプータロー、自分の好きなことしかしない気楽な身、にょうぼの七光りなんて陰口もいわれているが、多少のプレッシャーは感じているつもりだ。だからといって、迎合するような態度は取りたくないし、立ち入ってみる気もない。むかしからおたがい干渉せずの生活をしてきたから、われ関せずの態度を貫いている。まあ、「引かれ者の小唄」「豚に真珠、猫に小判」「武士は食わねど高楊枝」の類だが、「袖すり合うも他生の縁」「楽は苦の種、苦は楽の種」「偕老同穴」っていうことで、結論は「言わぬが花」よってか。

晦日の夜は紅白歌合戦というのが国民的常識だろうが、我が家ではほとんど見なくなった。ヒット曲も碌にないくせに、昔の名前で出ていますって感じの演歌歌手、実力のなさを派手な衣装と、踊りや人数で誤魔化す軽業軍団、音域や声量が衰えて見るも無残なニューミュージック勢なんか、とてもじゃあないが見る気もしない。年々悲壮さが増してくる、小林幸子の派手なパフォーマンスと、綾戸智絵なんかは見たい気がしないでもないがね。

終夜運転の地下鉄には乗ってみたい気もするが、人がひしめき合う初詣まではしたくはないし、熱い風呂に入ったりしているうちに、東京湾に停泊している船舶が一斉にかき鳴らす号砲が聞こえてきて、いつものように年が変わっていくのである。新年はおめでたいことなんだけど、これでまた一つ取りたくもない年をとり、老人真っ只中へと否応なしに引きずりこまれるんだから、もうたまったものじゃあない。とはいえサラファン、2003年も終わりを告げ、無事に過ごしてきたことには感謝、感謝の行ったきり、来年もよろしくお願い申し上げます。

大つごもり


おおつごもりなんて仰々しく書くと、雪が深々と降っており、寒い中を駆けずり回っていないと申し訳ない気がするが、今年もみょうと二人だけの大晦日となった。にょうぼは大量の仕事の山に躁鬱状態、マジメにやるのもけっこうだけど、やはりホドホドにしない身が持たないよなあ。とはいえサラファン、仕事が生き甲斐でもあるわけだから、止めちゃえば、しぼんだシャボン玉のようになってしまうし、痛し痒しの女ハムレット、世の中、中々思うようには行かないもんだ。

東風とらは相も変らぬプータロー、自分の好きなことしかしない気楽な身、にょうぼの七光りなんて陰口もいわれているが、多少のプレッシャーは感じているつもりだ。だからといって、迎合するような態度は取りたくないし、立ち入ってみる気もない。むかしからおたがい干渉せずの生活をしてきたから、われ関せずの態度を貫いている。まあ、「引かれ者の小唄」「豚に真珠、猫に小判」「武士は食わねど高楊枝」の類だが、「袖すり合うも他生の縁」「楽は苦の種、苦は楽の種」「偕老同穴」っていうことで、結論は「言わぬが花」よってか。

晦日の夜は紅白歌合戦というのが国民的常識だろうが、我が家ではほとんど見なくなった。ヒット曲も碌にないくせに、昔の名前で出ていますって感じの演歌歌手、実力のなさを派手な衣装と、踊りや人数で誤魔化す軽業軍団、音域や声量が衰えて見るも無残なニューミュージック勢なんか、とてもじゃあないが見る気もしない。年々悲壮さが増してくる、小林幸子の派手なパフォーマンスと、綾戸智絵なんかは見たい気がしないでもないがね。

終夜運転の地下鉄には乗ってみたい気もするが、人がひしめき合う初詣まではしたくはないし、熱い風呂に入ったりしているうちに、東京湾に停泊している船舶が一斉にかき鳴らす号砲が聞こえてきて、いつものように年が変わっていくのである。新年はおめでたいことなんだけど、これでまた一つ取りたくもない年をとり、老人真っ只中へと否応なしに引きずりこまれるんだから、もうたまったものじゃあない。とはいえサラファン、2003年も終わりを告げ、無事に過ごしてきたことには感謝、感謝の行ったきり、来年もよろしくお願い申し上げます。

居酒屋


米国産牛のBSE感染により、米マクドナルド社の株価が大幅に低下する一方で、日本マクドナルドによる、藤田田元オーナーに対する巨額の退職金と、藤田商店に対する長期にわたるコミッションの中途解約違約金支払いが話題になっている。田さんも中々しぶといよな。デフレターゲットの旗手として価格競争を仕掛け、株価を上昇させ、株式の上場によりたっぷりと創業者利益を享受した上に、それぞれ30億円近い莫大な金を手に入れるんだから。この巨額の金で、株価が下落している米マクドナルド社の株を買い占めたりしちゃったら、ほんと笑い話だね。

おかしなことに田社長が去ってから、マックの低迷が続いていて、どこの店に行っても、まったく勢いがなくなり、店頭も閑古鳥が鳴いている。アメリカ式経営に戻ってしゃかりきになっているようだっが、逃げた魚は決して戻ってはこない。藤田田元社長が持つ、日本の風土に合った独特の経営感覚が、かっての隆盛を導き出したわけだから、それを否定するところからの米式経営では、お先真っ暗なのも自明の理でもある。マックは元々胡散臭くて嫌いだったから、ザマア見ろって気も大きいけどね。

先日、高田の馬場で幾つも門前払いを受け、意外にも客が多いのに面食らった居酒屋チェーンだったが、どうやら忘年会シーズン真っ只中という季節的要因だったらしい。外食産業の雲行きが怪しくなっている中で、これまで好調を誇ってきた居酒屋ビジネスも、どうやら暗雲が立ち込めてきたらしい。そりゃあそうだろう、こう乱立ばかりして、過当競争を繰り返していれば、いずれはこうなるに決まってたんだよなあ。むろん客にとっちゃあ、それなりの環境で、安く飲み食いできるんだから、こんな結構なことはないわけで、まさにウハハの世界だけれどね。

「庄や」、「やるき茶屋」を経営する「大庄」と「ジョン万次郎」、「中の濱」を傘下に持つ「榮太郎」の二つの中堅チェーンが合併することになった。これを機に居酒屋チェーンの再編が加速する可能性も強いようだ。大手チェーンの、「天狗」、「和民」、「白木屋」にしろ、既存店売上は前年割れが続いていて、「ニュー東京」、「つぼ八」、「村さ来」、「養老乃瀧」、「甘太郎」などの有名チェーンなどの台所も相当苦しくなっていて、耳慣れた店名がこの先幾つ残るか予断を許さないという。繁盛店を持つ「和民」と「魚民」とが類似称号で訴訟合戦を繰り広げるなど、泥試合も続いているようだ。

居酒屋


米国産牛のBSE感染により、米マクドナルド社の株価が大幅に低下する一方で、日本マクドナルドによる、藤田田元オーナーに対する巨額の退職金と、藤田商店に対する長期にわたるコミッションの中途解約違約金支払いが話題になっている。田さんも中々しぶといよな。デフレターゲットの旗手として価格競争を仕掛け、株価を上昇させ、株式の上場によりたっぷりと創業者利益を享受した上に、それぞれ30億円近い莫大な金を手に入れるんだから。この巨額の金で、株価が下落している米マクドナルド社の株を買い占めたりしちゃったら、ほんと笑い話だね。

おかしなことに田社長が去ってから、マックの低迷が続いていて、どこの店に行っても、まったく勢いがなくなり、店頭も閑古鳥が鳴いている。アメリカ式経営に戻ってしゃかりきになっているようだっが、逃げた魚は決して戻ってはこない。藤田田元社長が持つ、日本の風土に合った独特の経営感覚が、かっての隆盛を導き出したわけだから、それを否定するところからの米式経営では、お先真っ暗なのも自明の理でもある。マックは元々胡散臭くて嫌いだったから、ザマア見ろって気も大きいけどね。

先日、高田の馬場で幾つも門前払いを受け、意外にも客が多いのに面食らった居酒屋チェーンだったが、どうやら忘年会シーズン真っ只中という季節的要因だったらしい。外食産業の雲行きが怪しくなっている中で、これまで好調を誇ってきた居酒屋ビジネスも、どうやら暗雲が立ち込めてきたらしい。そりゃあそうだろう、こう乱立ばかりして、過当競争を繰り返していれば、いずれはこうなるに決まってたんだよなあ。むろん客にとっちゃあ、それなりの環境で、安く飲み食いできるんだから、こんな結構なことはないわけで、まさにウハハの世界だけれどね。

「庄や」、「やるき茶屋」を経営する「大庄」と「ジョン万次郎」、「中の濱」を傘下に持つ「榮太郎」の二つの中堅チェーンが合併することになった。これを機に居酒屋チェーンの再編が加速する可能性も強いようだ。大手チェーンの、「天狗」、「和民」、「白木屋」にしろ、既存店売上は前年割れが続いていて、「ニュー東京」、「つぼ八」、「村さ来」、「養老乃瀧」、「甘太郎」などの有名チェーンなどの台所も相当苦しくなっていて、耳慣れた店名がこの先幾つ残るか予断を許さないという。繁盛店を持つ「和民」と「魚民」とが類似称号で訴訟合戦を繰り広げるなど、泥試合も続いているようだ。

あかね雲


きのうは第九演奏会へ出かけるつもりだったが、思わぬアクシデントでギブアップした。ここんところ幾つかの薬の副作用もあって、便秘がちだったんだが、今朝はついにフン詰まりになってしまった。苦闘2時間、ちっとも埒があかないから、意を決して、小学校時代から大嫌いだった浣腸液を買い求め、情けない格好で注入したんである。

東風とらの身体って、きわめて単純にできてるのか、とっても反応が早くて、あっという間に「ピーシャラ・ドンドン」状態に突入、すっからかんの空財布状態となってしまった。それなのに、繰り返し繰り返し、陣痛が続き、午後から夜にかけて、生活の大半は陶器に腰掛ける羽目になった。「過ぎたるは及ぶべからず」とは、よく言ったものである。やっと体調が戻ったのは9時過ぎ、いい気になって、近頃病みつきになっている夜の散策に飛び出したものだ。むろん夜景を撮れるようデジカメ持参でだけどね。

おとといは朝からカラリと晴れた、いい天気だったので、素晴らしい夕景に出会えると朝から期待に燃えていた。見通しのいい橋の上が格好の絶景ポイントと定め、早めに幾つかの橋を下見に出掛けた。だがどの橋も無様に天空を指す高層ビルが邪魔立てをしている。結局は前方にビルのない海辺よりの東雲橋に目標を絞ったのがドンピシャ正解だった。

「夕焼け空がまっかっか トンビがクルリと輪を描いた」、歌の文句じゃないけれど、茜雲が夕空をオレンジ色に染め、抜けるような紺碧の空が目にまぶしかった。オレンジ色がバイオレットに変わり、潮が満ちてきた川面を薄く照らす。この瞬間をしばし呆然と眺めているうちに満ち足りた思いが溢れてくるような気がした。

帰る道すがら、目にするものはみんな感激の対象になった、つまりなんにでも感激する日になっちゃったんだなあ。サザンカはなぜこんな寒い時期に、健気にも可憐な花を咲かせるのか。スーパーのレジ前に並んでいた、二人のモデル風美人を窓越しに眺めて感激し、自転車で通り過ぎたナウい格好の淑女風オバサンが、荷台に母親とおぼしき年寄りを乗せているのを見て、思わず微笑んでしまったし、若い母親の押すバギー車の赤ちゃんに笑いかけてしまった。

「あかね雲」といえば、山本一力が直木賞を受賞した作品名だが、正直いってこの作品は、下町情緒は見事に描写していたものの、なにか物足りない出来だったような気がする。だいぶ評判がいいようだが、作品に対する人の評価って本当にわかんないね。ただ、これをきっかけに深川辺りを舞台にした、抒情豊かな時代小説を書き続け、いまや人気作家に擬せられるようになっているのはご同慶の行ったり来たりといえよう。


あかね雲


きのうは第九演奏会へ出かけるつもりだったが、思わぬアクシデントでギブアップした。ここんところ幾つかの薬の副作用もあって、便秘がちだったんだが、今朝はついにフン詰まりになってしまった。苦闘2時間、ちっとも埒があかないから、意を決して、小学校時代から大嫌いだった浣腸液を買い求め、情けない格好で注入したんである。

東風とらの身体って、きわめて単純にできてるのか、とっても反応が早くて、あっという間に「ピーシャラ・ドンドン」状態に突入、すっからかんの空財布状態となってしまった。それなのに、繰り返し繰り返し、陣痛が続き、午後から夜にかけて、生活の大半は陶器に腰掛ける羽目になった。「過ぎたるは及ぶべからず」とは、よく言ったものである。やっと体調が戻ったのは9時過ぎ、いい気になって、近頃病みつきになっている夜の散策に飛び出したものだ。むろん夜景を撮れるようデジカメ持参でだけどね。

おとといは朝からカラリと晴れた、いい天気だったので、素晴らしい夕景に出会えると朝から期待に燃えていた。見通しのいい橋の上が格好の絶景ポイントと定め、早めに幾つかの橋を下見に出掛けた。だがどの橋も無様に天空を指す高層ビルが邪魔立てをしている。結局は前方にビルのない海辺よりの東雲橋に目標を絞ったのがドンピシャ正解だった。

「夕焼け空がまっかっか トンビがクルリと輪を描いた」、歌の文句じゃないけれど、茜雲が夕空をオレンジ色に染め、抜けるような紺碧の空が目にまぶしかった。オレンジ色がバイオレットに変わり、潮が満ちてきた川面を薄く照らす。この瞬間をしばし呆然と眺めているうちに満ち足りた思いが溢れてくるような気がした。

帰る道すがら、目にするものはみんな感激の対象になった、つまりなんにでも感激する日になっちゃったんだなあ。サザンカはなぜこんな寒い時期に、健気にも可憐な花を咲かせるのか。スーパーのレジ前に並んでいた、二人のモデル風美人を窓越しに眺めて感激し、自転車で通り過ぎたナウい格好の淑女風オバサンが、荷台に母親とおぼしき年寄りを乗せているのを見て、思わず微笑んでしまったし、若い母親の押すバギー車の赤ちゃんに笑いかけてしまった。

「あかね雲」といえば、山本一力が直木賞を受賞した作品名だが、正直いってこの作品は、下町情緒は見事に描写していたものの、なにか物足りない出来だったような気がする。だいぶ評判がいいようだが、作品に対する人の評価って本当にわかんないね。ただ、これをきっかけに深川辺りを舞台にした、抒情豊かな時代小説を書き続け、いまや人気作家に擬せられるようになっているのはご同慶の行ったり来たりといえよう。


シンジョウ


<新庄ほど、とっぴで風変わりな男はいなかった。新庄を「タレントみたいな野球選手」という人がおるが、ボクは「野球の上手なアイドルタレント」みたいなもんやと思っとる。足が太くなるとジーパンがはけなくなるからって、ウエイトトレーニングはしない。高級ブランド、ベルサーチで身を固め、ベンツだフェラーリだと高級外車を乗り回し、次から次ぎへと買い換える。オンナもそう、車と一緒で長続きしない。こんな野球選手、48年間のボクの野球人生で、見たことも聞いたこともない。>以上、このほど引退する、阪神タイガース合宿所「虎風荘」梅本正之寮長の話し。

新庄という地名は日本各地にあるようだが、やはり印象に残るのは、東北の米どころ、庄内平野に位置する新庄市だろうか。この地、新庄藩は準譜代戸沢家6,8万石の城下町だった。幕末には官軍側にたち、援軍が到着するまで孤軍奮闘し、東北雄藩連合と果敢に戦い、城を焼け払われた歴史がある。

隣接する鶴岡市は徳川300年の歴史の中で、明治維新まで譜代大名酒井家が統治する庄内藩の本拠地として命脈を保ってきた。あの腑抜け面と不正蓄財事件で全国的に名前を知られた自民党代議士、加藤紘一の本拠地でもある。この優柔不断さはどうやら伝統的なものらしく、幕末官軍による会津征伐に対抗すべく、親藩および譜代大名による東北雄藩連合の結成にも、最後まで旗幟を鮮明にしなかった歴史がある。

庄内藩に興味を持ったのは、やはり藤沢周平の著書に影響されていることが多い。彼の作品は下級藩士の生活困窮と戦うつましい暮らしとか、閨閥入り乱れてのお家騒動とかが多いのだが、これらのほとんどが海坂藩という架空の藩を舞台に物語が展開されている。藤沢周平の出身地が鶴岡ということで、当然海坂藩は庄内藩と思い込んでいたが、どうやら海坂藩は同じ山形でも、貧窮に悩んできた上杉家の米沢藩を舞台にしているようなんだなあ。

上杉家といえば上杉謙信以来の名門だけど、秀吉の時代、会津藩120万石に転封され、さらに家康の時代には米沢30万石(のちに16万石)へと減封されてしまった。家門を大事にする上杉家は越後以来の家臣団5000名をリストラもせず、新天地へ伴った。当時3万石の大名で平均家臣数は100人前後だったことを考えると、異常に多い家臣団だった。経費がかかる上に、目立った産物もない僻地だったから、藩の経営は常にパンク状態だった。

っていうわけで、話は次々と飛び火してしまったが、話を戻すと、大リーグをリストラされて、傷心の帰国となったと思っていたシンジョウだが、やはり宇宙人は違う、今年から札幌に進出する日本ハムファイターズの目玉選手として、活躍しそうな感じだ。もっともフロントとしては話題になってくれればいいってことで、背番号は1番、「SINJYO」とこれまた目立つんだなあ。

シンジョウ


<新庄ほど、とっぴで風変わりな男はいなかった。新庄を「タレントみたいな野球選手」という人がおるが、ボクは「野球の上手なアイドルタレント」みたいなもんやと思っとる。足が太くなるとジーパンがはけなくなるからって、ウエイトトレーニングはしない。高級ブランド、ベルサーチで身を固め、ベンツだフェラーリだと高級外車を乗り回し、次から次ぎへと買い換える。オンナもそう、車と一緒で長続きしない。こんな野球選手、48年間のボクの野球人生で、見たことも聞いたこともない。>以上、このほど引退する、阪神タイガース合宿所「虎風荘」梅本正之寮長の話し。

新庄という地名は日本各地にあるようだが、やはり印象に残るのは、東北の米どころ、庄内平野に位置する新庄市だろうか。この地、新庄藩は準譜代戸沢家6,8万石の城下町だった。幕末には官軍側にたち、援軍が到着するまで孤軍奮闘し、東北雄藩連合と果敢に戦い、城を焼け払われた歴史がある。

隣接する鶴岡市は徳川300年の歴史の中で、明治維新まで譜代大名酒井家が統治する庄内藩の本拠地として命脈を保ってきた。あの腑抜け面と不正蓄財事件で全国的に名前を知られた自民党代議士、加藤紘一の本拠地でもある。この優柔不断さはどうやら伝統的なものらしく、幕末官軍による会津征伐に対抗すべく、親藩および譜代大名による東北雄藩連合の結成にも、最後まで旗幟を鮮明にしなかった歴史がある。

庄内藩に興味を持ったのは、やはり藤沢周平の著書に影響されていることが多い。彼の作品は下級藩士の生活困窮と戦うつましい暮らしとか、閨閥入り乱れてのお家騒動とかが多いのだが、これらのほとんどが海坂藩という架空の藩を舞台に物語が展開されている。藤沢周平の出身地が鶴岡ということで、当然海坂藩は庄内藩と思い込んでいたが、どうやら海坂藩は同じ山形でも、貧窮に悩んできた上杉家の米沢藩を舞台にしているようなんだなあ。

上杉家といえば上杉謙信以来の名門だけど、秀吉の時代、会津藩120万石に転封され、さらに家康の時代には米沢30万石(のちに16万石)へと減封されてしまった。家門を大事にする上杉家は越後以来の家臣団5000名をリストラもせず、新天地へ伴った。当時3万石の大名で平均家臣数は100人前後だったことを考えると、異常に多い家臣団だった。経費がかかる上に、目立った産物もない僻地だったから、藩の経営は常にパンク状態だった。

っていうわけで、話は次々と飛び火してしまったが、話を戻すと、大リーグをリストラされて、傷心の帰国となったと思っていたシンジョウだが、やはり宇宙人は違う、今年から札幌に進出する日本ハムファイターズの目玉選手として、活躍しそうな感じだ。もっともフロントとしては話題になってくれればいいってことで、背番号は1番、「SINJYO」とこれまた目立つんだなあ。

第九


いまや師走恒例のコンサートとなった大阪城ホールでの「サントリー・一万人の第九」、21回目の今年は公募で選ばれた7〜90歳の男女1万196人が「六甲おろし」を歌い、佐渡裕指揮により「第九」を大合唱した。いつものことながら日本人の第九好きにはあきれてしまうなあ。第一楽章から第三楽章までの、まがまがしくも長ったるい饒舌な前奏を聞いているだけでも疲れてしまうけれど、やはり日本人は行列をするのが大好きというように、待つことに関しては苦痛を感じないらしい。

ある程度、いろんな経験を積んでくると、用事や仕事を頼んだ人がうまくできないと、「どうして、こんなことができないんだろう?」と、不思議に思うってことはよくある。こどもに対するお母さんなんかも、同じだけど。「こんな簡単なことが、なぜ?」というような叱り方をしちゃったりするけど、それって、やはり間違ってる、絶対に。簡単とか難しいとかって以前に、なにがなんだかよくわかってないんだから、頭の回路がまったく作動しないってわけ。

ゴミの分別回収日だとか、灯油の注入とか、テンプラの揚げ方とか、パソコンのセッティングとか、にょうぼの仕事の内容とか、自分の得意でないことをしているときのココロは、ひと言で表わせる。ずばり「お役に立てない」ということなんだ。マラドーナだったか、ペレだったかがキャンペーンやってるのがあるじゃない?それと同じようなものだと思うんだよなあ、「立ちたいのに、立たない、立てない」っていうことなんだよなあ。

年も押し詰まってきてなんにもやることがない、お役に立てない日々が続いているけど、おせち料理のいくつかはお手伝いできそうだね。ただ、オフクロの味を再現しようと3年前から意気込んでいるものの、失敗続き、満足なものがほとんど出来ないのは、まったく癪の種だ。たとえばあの絶妙な味だったお煮しめ、どうやらこつはひたすら時間をかけて、素材別に煮付けをし、じっくりと鍋の前にたたずんで、味見を繰り返しながら調味料の配合をしつつ、焦がさないように、煮つまらないように、味が染み渡るように辛抱強く取り組んでいく。

こんなことできるわけないじゃあないか。待ちきれなくて鍋のふたをしょっちゅう開けて、調味料をぶっこんじゃあ試食する。あんまりつまんでばかりいると、本来の味さえわかんなくなってしまう。煮物のこつは煮るだけでなく、むらし炒めの良し悪しも関係するそうだが、こんな奥深いものに挑戦するなんて、やっぱり無謀な行為なんかもしれないね。

「第9」の悪口なんか言っていたら、バチが当たっちゃったようだ。友人から明日の第9演奏会のチケットをプレゼントされちゃったよ。小林研一郎指揮日本フィルハーモニーの演奏で、友人もコーラスに参加しているんだって。どうせ閑だし、会場がサントリーホールっていうのも気にいって、居眠り覚悟で重い腰を上げることにしちゃったよ。

第九


いまや師走恒例のコンサートとなった大阪城ホールでの「サントリー・一万人の第九」、21回目の今年は公募で選ばれた7〜90歳の男女1万196人が「六甲おろし」を歌い、佐渡裕指揮により「第九」を大合唱した。いつものことながら日本人の第九好きにはあきれてしまうなあ。第一楽章から第三楽章までの、まがまがしくも長ったるい饒舌な前奏を聞いているだけでも疲れてしまうけれど、やはり日本人は行列をするのが大好きというように、待つことに関しては苦痛を感じないらしい。

ある程度、いろんな経験を積んでくると、用事や仕事を頼んだ人がうまくできないと、「どうして、こんなことができないんだろう?」と、不思議に思うってことはよくある。こどもに対するお母さんなんかも、同じだけど。「こんな簡単なことが、なぜ?」というような叱り方をしちゃったりするけど、それって、やはり間違ってる、絶対に。簡単とか難しいとかって以前に、なにがなんだかよくわかってないんだから、頭の回路がまったく作動しないってわけ。

ゴミの分別回収日だとか、灯油の注入とか、テンプラの揚げ方とか、パソコンのセッティングとか、にょうぼの仕事の内容とか、自分の得意でないことをしているときのココロは、ひと言で表わせる。ずばり「お役に立てない」ということなんだ。マラドーナだったか、ペレだったかがキャンペーンやってるのがあるじゃない?それと同じようなものだと思うんだよなあ、「立ちたいのに、立たない、立てない」っていうことなんだよなあ。

年も押し詰まってきてなんにもやることがない、お役に立てない日々が続いているけど、おせち料理のいくつかはお手伝いできそうだね。ただ、オフクロの味を再現しようと3年前から意気込んでいるものの、失敗続き、満足なものがほとんど出来ないのは、まったく癪の種だ。たとえばあの絶妙な味だったお煮しめ、どうやらこつはひたすら時間をかけて、素材別に煮付けをし、じっくりと鍋の前にたたずんで、味見を繰り返しながら調味料の配合をしつつ、焦がさないように、煮つまらないように、味が染み渡るように辛抱強く取り組んでいく。

こんなことできるわけないじゃあないか。待ちきれなくて鍋のふたをしょっちゅう開けて、調味料をぶっこんじゃあ試食する。あんまりつまんでばかりいると、本来の味さえわかんなくなってしまう。煮物のこつは煮るだけでなく、むらし炒めの良し悪しも関係するそうだが、こんな奥深いものに挑戦するなんて、やっぱり無謀な行為なんかもしれないね。

「第9」の悪口なんか言っていたら、バチが当たっちゃったようだ。友人から明日の第9演奏会のチケットをプレゼントされちゃったよ。小林研一郎指揮日本フィルハーモニーの演奏で、友人もコーラスに参加しているんだって。どうせ閑だし、会場がサントリーホールっていうのも気にいって、居眠り覚悟で重い腰を上げることにしちゃったよ。
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