コジゼラ

よもやま話を雑文で

2007年12月

大晦日

鞍馬の火祭12月31日(月)
(鞍馬の火祭)


今年もあっというまに大晦日になってしまった。年をとる度に、月日の立つのは矢のように早くなっていく。春先にインフルエンザにかかって以来、腰痛、胃潰瘍など思わぬ病に次々と遭遇し、立ち直るのに半年もかかってしまった。そういう意味で今年は失意に満ちた年でもあった。呻吟していた時期は長かったような気もするが、過ぎ去ってみれば、それもうつつといえそうである。元気と健康を取り戻したし、来年は失った時間をも取り返さなくちゃって気になっている。

昼間はいい天気だったが、さすが夜になると冷え込みが厳しくなる。町会有志による巡回が始まり、火の用心という声と拍子木の音がひときわ寒そうに聞こえてくる。ぽっかり夜空に浮かんだ下弦の月が凍てついた雰囲気を漂わせている。東北・北海道はじめ北陸・山陰地方でも大雪が続いているという。福岡・長崎でも小雪がちらついているようで、太平洋岸だけがお天道様の恵みにありついているらしい。

大晦日恒例のNHK紅白歌合戦が我が家のメインイベントでなくなってから幾久しい。かっては感じていた大晦日特有の魔力は消え去り、つまらない歌番組に堕ちこんでしまった。過去の残骸のような番組を一応メインにしているが、ひっきりなしにチャンネルをいじっては、他の番組を覗き見している。除夜の鐘を107つ聞き、最後の1つで新年を迎え、ベルリン・フィルのフェアウエル・コンサート、さだまさしのトーク番組、NFLのテレビ録画を見るのが恒例化してしまった。

8時台には「第九」がNHK・教育テレビやBS2でオンエアされる。ちょっと食傷気味だから、ご遠慮させてもらうけどね。今年の暮はいつにもまして手抜きだらけだった。そんなわけで、このブログも手抜きさせてもらったよ。よいお年を!!

ひさご

夕景12月29日(土)
(豊洲の夕景)

中央日日新聞の浦瀬キャップ。この名前を聞いて「おう、懐かしいな」って感慨にふけるのは団塊の世代以上だろうねえ。昭和30年代を代表するNHKのテレビドラマ「事件記者」に出演していた名脇役だ。ガミガミと口うるさい、通称ウラさんを演じていたのが高城淳一だった。日刊ゲンダイの「あの人は今こうしている」という欄に登場したのにはびっくりした。もうとっくに亡くなったと思える年頃なのに、元気な姿だった。あの頃もすでに中年だったから、おそらく85歳を超えているだろう。

事件記者の舞台は、東京桜田門にある警視庁の新聞記者詰所−通称桜田クラブ。 狭い部屋だが4つの新聞社がツイタテや資料棚で間仕切りして自分たちのスペースを確保している。一番広いのは「東京日報」の場所で、以下新日本タイムス、中央日日、一番狭い毎朝(マイチョウと読む)が続く。東京日報はキャップ相沢・永井智雄のもと、べーさん・原保美、八田老人・大森義夫、イナちゃん・滝田裕介、ヤマさん・園井啓介ほか1名、新日本タイムスはキャップ熊田(クマさん)。外野村晋、オトボケのアラさん・清村耕次、セイカイどん・前田昌明ほか、中央日日はすぐバッキ野郎と怒鳴るキャップのウラさん・高城淳一、ガンさん・山田吾一、シロさん・近藤洋介ほか1名という陣容だった。

戦前は人気女優だった坪内美詠子が、記者たちの行きつけの飲み屋「ひさご」の女将を演じて、お茶の間の人気を得た。品がよくおっとりしていて、殺気立った記者たちのクッション役を見事に果たしていた。ひさごの女将には実在のモデルがいて、平河町にある割烹「瓢」の名物女将だった。5年ほど前に訪れたときには、確か90歳を過ぎていたのに、矍鑠として店を取りしきっていた。

この女将の長男が開成野球部のメンバー、数年前、地上げにより平河町の店はなくなったが、むすこの代は、積極経営で一時は国内10店舗、海外3店舗と急速な拡大路線をとった。ご多分にもれず、バブルに遭遇し、いまは国内3店舗、海外1店舗に縮小したらしい。色々恨み節もあったようだが、いまはリタイアー、妹夫婦に経営をゆだねたそうだ。大学を出てから、関西で10年間板前修業をしたというから、中々根性もある。開成野球部の面々10名は、年に4回、この「瓢」秋葉原店に集うことになっている。

 

ひま

スーパーの天井12月27日(木)
(スーパーの天井)

隣の団地から、電動のこぎりの音が響く。職人が3人ぐらい入って、乱れた樹形の整枝を手際よく進めていく。日溜りにドップリつかりながら、「閑にまかせて」眺めている。枝が刈り取られ、さっぱりした姿になるのを眺めるのはちっとも苦にならないね。いつか自分でやりたいなあっていう羨望があるからだ。植物を伐採する際の、あの独特な青臭い匂いも乙だしなあ。

ところで、いつも何気なく使っていた「閑にまかす」という言葉、どうやら間違っているらしい。正しくは「閑に飽かす」というべきで、「閑に飽かす」とは「閑なのをよいことにして長い時間をかけるという意味で、任せるではない」、っていうことらしい。確かに漢字で「閑に任すと」書いてみると、やっぱ、違和感があるよねえ。このように、けっこう自分勝手に解釈して、間違って使っている言葉とか用語ってけっこうあるよね。

「小人閑居して不善をなす」なんて言葉がある。「凡人は閑があるとろくなことはしない」という意味のようだが、一概にそうとはいい切れないよね。「長閑」というと、ひまという意味を超越しているし、「閑話休題」は、さてって意味があるし、「忙中閑」と「閑古鳥」ぐらいかな、ひまを表す熟語は。一方、「暇つぶし」、「暇をつげる」って言葉や、「休暇」という言葉もあるように、「ひま」には閑と暇がある。コチトラ、字から受けるニュアンスから閑の方を愛用しているけど、これが正しいかどうかはわからない。

危機一髪にしても、ひと頃、「007危機一発」という映画の宣伝用造語が幅を利かしていたこともあった。確かに中国の故事を知らなければ、こっちの表現の方が現実に即して入る。そういう意味で、非常にうまい造語だと思ったね。あの頃は洋画全盛の頃で、洋画の題名にしても、優れたコピーライターが、映画の内容に即した題名を意訳していた。「哀愁」の原題は「ウオルター橋の上で」だったし、「慕情」は「恋はとっても素晴らしい」、「旅情」は「サマータイム」、「黄昏」は「池の上で」。

あの頃はよかったっていうと、とかく懐古趣味的な見方をされるけど、近頃の洋画題名ときた日にゃ、直訳どころか、英語の原題をカタカナ読みしただけのお粗末さ。映画っていうのは人々に夢やロマンを与えるもの、くだらない宣伝費をかけるなら、肝心かなめの題名ぐらい、内容に即した優れた意訳をつけてほしい。韓国のテレビドラマが日本で人気を博するのも、内容に即した題名が付けられていることも一因だと思う。

出戻り

お尻かじり虫12月25日(火)
(お尻かじり虫)

今頃になって、福田首相は薬害C型肝炎被害者代表と面談するのはやぶさかでないといっている。自民党支持率が予想外に低下し、慌てふためいたってことは言を俟たないね。落ち目になってくるとやることなすことが後手を踏むことになる。せっかくのいい政策が二番煎じに見えてしまうそしりは免れないね。

「やぶさか」だなんて古い言葉を持ち出すもんだから、ついつい、後手を踏む、言を俟たない、二番煎じ、そしり、だなんて難しい言葉を使っちゃったよ。たしかに福田政権は「藪の中の急坂」に位置しているから、そうじゃないって思いが咄嗟に言葉になったんだろう。

濃ーい顔した中年オジサンが子供たちと「もったいない」って歌っている。NHKの子供番組ですっかり話題となり、長い間くすぶっていた「ルー大柴」は見事な復活を遂げ、「ルー語」なるものを連発、人気者になっている。人柄がいいからしばらくは持つだろうが、持ちネタがだんだん複雑化する「ルー語」だけでは、一過性の一発芸人として、しょせん消え去る運命か。

「もったいない」でノーベル賞をとったのはケニアの人権運動家の女性だった。日本のお株だった言葉も、日本では消費文化の浸透で、死語となりつつあった。それが世界語となり、それに着目したNHKが子供番組で、ルー大柴に歌わせた着眼点はいいと思うね。大ヒット中の「お尻かじり虫」も、同じ番組で生まれたが、「もったいない」が果たして二匹目のドジョウとなるか。

テイッシュは当然のように湯水のように使っているが、鼻をかむのは勿論のこと、お尻を拭くにも新聞紙を使っていた時代を知っているものには、たしかにもったいない贅沢ではある。最近年のせいか、風呂の水を出しっぱなしにして置いたり、あるいは焚きっぱなしにしたり、ストーブをつけっぱなしにしたりすることが多い。むろん不注意のせいもあるが、どちらかといえば物忘れ的な要素の方が強い。物忘れのひどさを認めるのはやぶさかでないけれど、もったいないはもちろん、生命の危険にも関係するとなると大いに問題があるね。

裏窓

モミジ12月23日(日)
(モミジ・北ノ丸公園)

天気のいい日は、ベランダに出て、本を読んだり、植木に水遣りしたり、表の人の流れを眺めたり、時にはピーピングトムまがいのことをしたりしている。この辺りは、コミュニテイは成立していないけど、高層ビル化した都営住宅が5ケ所ほど林立している。順次建設されたため、住民同士の交流はほとんどないようだ。いま住んでいる18号棟は15年ほど前、3番目の棟として建設され、新築と同時に入居した。いってみれば創設以来の古株の一人といえる。

ジェームス・スチュアート扮する主人公が、骨折して下半身の身動きが取れない状況で、裏窓から望遠鏡片手に周囲を眺めまわしていて、殺人事件を目撃、犯人に執拗に追われるといったサスペンス劇がアメリカ映画「裏窓」だった。あれはどちらかといえば、出歯亀的要素が強かったため、被害にあったというユーモア的要素もあった。

もう年だから、出歯亀的な観察はしてないけど、らしきことをしていると、たまに、あれって思うことに遭遇することもある。週に1−2度目、昼と夜にかかわらず、斜め前の12号棟前が慌ただしくなる。まず消防車が到着、しばらくすると、救急車とパトカーが到着、一斉に12号棟2階の奥を目指して走っていく。この棟の通路はこちら側から見ればオープンスペースだからよく見える。だが、途中で手前に植えられた大木に邪魔されて、最終到達点までは確認できない。

初めのうちは毎度サイレンを鳴らしての到着だったが、最近では知らぬ間にきていることも多い。一体なんなんだろうと、興味津々だが、わざわざ降りて行って、確かめる度胸もない。川に水死体が浮いていたからだとか、この棟に変質者がいるんだろうとか、110番・119番フリークがいて、年中なにかといっては電話をかけている。そんなもっともらしい噂話をこの棟の住民はしているらしいが、真相は闇の中である。

あきば

フラワー・ファンタジー12月21日(金)
(フラワー・ファンタジー)丸の内

テクノロジーとサブカルチャーの発信基地あきばが活気づいている。05年に「つくばエクスプレス」が開通、06年には駅前(神田青果市場跡地)に、産学協同の超高層ビルが完成した。相前後して「電車男」ガブームとなり、いまも、「萌え」「メイド」「アニメ」といったキーワードは国内だけでなく海外への影響力を持つようになった。だからといって、従来の電気街はさびれるどころか、かえって大型店の進出により、ユニークな個性を持った小店舗でさえ、元気一杯だ。いま、大人気の「おでん缶」の自販機販売も「あきば」から巣立っていった。

家電量販店最大手のヤマダ電機は14日、東京都千代田区のJR秋葉原駅電気街口前に「LABI(ラビ)秋葉原パソコン館」をオープンした。ヤマダは今年に入って都心部への出店を加速しており、今回、家電のメッカ・秋葉原に進出したことで、すでに店を構えるヨドバシカメラや、有楽町駅前のビックカメラなどとの競争は一層激しくなりそうだ。LABI秋葉原は地下1階地上8階建てで、売り場面積約900平方メートル。今年6月に買収したサトームセンの店舗を改装した。

開成硬式野球部の例会より1時間も早く着いたので、変わり果てた秋葉原電気街を見て回った。駅前が再開発されて巨大ビルが聳え立っていて、庶民の町、「あきば」って印象はすっかり薄れてしまった。とはいえ、おたくっぽい若者がうじゃうじゃと歩いているのは以前とちっとも変らない。アメーバ増殖は万世橋を越え、須田町界隈も飲み込みつつある。大正昭和レトロを残す旧連雀町も、周囲に高層ビルが立ち始めた。都心の町並み保存に行政はどう立ち向かうのか、心もとないね。

ラビが本日開店だなんてちっとも知らなかったので、入ってみて驚いた。それほど広くない売り場に客よりも販売員の数が多く、うっかり展示商品に触ったりすると、カタログ片手の販売員がすっ飛んできて、たちまち効能書きの説明をされてしまう。だから、ろくすっぽ、興味ある商品には手も出さず、なんとなく眺めただけで早々と退散した。それにしても寒い。木枯らしがビュンビュン吹いて、たちまち手も足もかじかんでしまう。

野球部

羽子板市12月19日(水)
(浅草・羽子板市)朝日新聞より

開成高校硬式野球部の面々の集まる会が秋葉原であった。野球部といえば大所帯を想像するが、なにせ進学校で、出ると負けの1回戦ボーイだったから、メンバーはたったの12人だった。うち物故者と行方不明者がそれぞれ1名だから、集まったのはたったの10名だった。

運動部として認められてはいたものの、学校から出る予算は雀の涙で、バットやボールを買うと、もうお金は払底してしまう有様、それでも、けっこう楽しくやっていたね。人数が少ないから、全員が万能選手、先発投手が打ち込まれたり、乱調だったりすると、捕手がプロテクターを外し投手になる。三塁手がトンネルすると、右翼手が三塁に入る。なにせ弱いチームだったから、対戦相手には困らなかった。そりゃそうだ、相手にしてみれば、思うように点が入るし、格好の練習となった。

さて、会が始まって驚いた。集まった10人のほとんどが大病の経験者で、どういうわけか、心臓疾患が多い。人工心臓を体内に埋め込んでいる者が3名、大腸ガン、前立腺ガンの手術経験者が一人ずつ。極め付きはコチトラと同じ糖尿病患者、なんとインシュリン注射を日に3回、36単位打ち込んでいて、それでもa1cは9、5を切らないという猛者で、よく生きていられるなって思うほどだが、これが至って元気なのだ(参考までにコチトラの数値、インシュリン注射1日、10と8の2回、a1cは7,2)。

見た目一番弱っているように見えるコチトラが肉体的に一番ダメージが少ないんだから、どうしようもない。いままで、用事にかこつけてさぼっていたが、前回出席したのが運の尽き、年4回の例会をクリアーすることになっちゃった。なるほど、一見元気に見えても、患っている人間が多いんだから、頻繁に会いたくなるのも分かる気がする。

先日の「森の歌の会」の男性陣、随分老いぼれてしまったなって思っていたんだけど、どうして、どうして、人間見た目じゃないね。開成の連中に比べれば元気なものだ。ボケ話はあちこちで聞いたけど、生命にかかわる深刻な病にかかってるって話はまったくなかった。この違いは、東京の川向う・下町育ちのひ弱さと、地方出身者のバイタリティの差ってことかな。

調味料

ビオラ12月17日(月)
(ビオラ・ベランダ)

川村女子大の教授が女子大生約800人を対象にした「食」に関する調査結果を発表した。アンケートには身近な食品の原料を選択肢の中から答えてもらう質問が15問ある。味噌、醤油、豆腐は90%以上が正解だったが、酢は46%、味醂は60%が不正解、黄な粉は5、3%、干瓢は19%しか正解がなかった。そのほかの設問には、蒟蒻、麩、片栗粉、バター、チーズなどが含まれていた。むろん設問の食品名はカタカナで書かれていたそうだ。

いつもなら、この結果を見て、近頃の女子大生はどうしようもないなあって慨嘆するところだけど、慨嘆する前に自らを振り返ってみたら、果たして全問正解できるかどうか自信がない。とりわけ、麩はなんだか分かんないし、味醂、酢もイマイチ不得要領のところがある。チーズだって厳密にいえば分かってないし、けっこう難しいんだなあ。

そこで、この際だからチョット調べてみることにした。知ってたこともついでに書き足しておく。コンニャクはサトイモ科のコンニャク芋、カンピョウはユウガオの皮、フは小麦粉の皮のくず、つまりフスマ、バターは牛乳の脂肪を集めて固めたもの、チーズは牛乳などの乳汁の蛋白質を酵素で凝固させ塩などを混ぜ熟成したものだ。カタクリ粉は本来はカタクリの根を乾燥し細かくしたものだったが、いまではほとんどがジャガイモ、ミリンは焼酎、米、麹を混ぜて発酵させたもの、スは清酒を原料とした酒酢、酒、酒粕、米の麹を調合した米酢、合成酢などがある。

母親や祖母から見様見真似で料理のコツを覚えてきた日本の食生活が、すっかり合理化したっていえば聞こえがいい。だけど、家で料理をする機会などほとんどなくなってしまった女の子たちだから、やむを得ないところもある。しかし、日曜昼に放映される「やってとうらい」を見ていると、料理の基本のきも分からない女性が多いのには驚くね。まず魚の種類がまるで分からない上に、味付け、調理法なんかムチャクチャだもんねえ。そしてもっとびっくりするのは、どの子も変に自信満々なのがおっそろしい。親の顔を見てみたいもんだなんて思っていたら、ときどき、ひどい調理をした娘の親を訪ねたりして、ほんとうに親の顔を見ちゃったりするのも皮肉だねえ。

初見参

樹里ちゃん
12月15日(土)
(長男の長女「樹里」ちゃん)

めっきり寒くなってきたね。12月14日は忠臣蔵討入のあった日だから、12月も半ば近いんだから、寒くなるのは当たり前の話だけど、やはり冬は寒くないとどうもピンとこないね。先日は久しぶりにおしめりがあったけど、どうせ降るなら、しみったれずにドバって降ってもらいたかったね。末練ったらしくサメザメと降って昼過ぎにはあがってしまった。それでも底冷えはひときわ強くなった気がする。

ここんところ、いわゆる冬日という日々好日が続いていたから、寝不足を日だまりの中でたっぷりと過ごしている。いわゆる排出ガスのお世話にならずにいるわけだ。だけど、雨に煙っている肌寒い日は、やむを得ず石油ストーブを燃やし、転寝に入る。だけど、時々なんとなく目が覚める。二酸化炭素の充満する中で熟睡しているのが気になってしょうがない。身体はポカポカしているのに、気はそぞろ、身体は眠っているのに心は冷めている。だから、時々ストーブを止めては、窓を開け放ち外気との入れ替えをする。ついでにタバコの一服も忘れない。紫煙が風にたなびき外に向かって大きく流れていく。あ、またやっちゃった、よくないね。

きょう、にょうぼ殿は気もそぞろに旅立っていった。っていっても日帰りだけど、2番目の孫「樹里」ちゃんと待望のごたーいめんである。生まれてすぐ会いに行くつもりだったが、息子の意見もあり、この日を今や遅しと待っていたのである。新幹線で名古屋まで行き、名鉄で渥美半島手前の碧南市まで戻ってくる。東京駅8時発で11時には嫁の実家に着くらしいから、乗り継ぎの煩わしさの割には意外と早く着くようだ。来年初頭のお宮参りには夫婦そろって、碧南詣でということになる。楽しみだなあ。初対面の時コチトラのあまりの異相に、泣き出されては困るけど、そんなの関係ない、そんなの関係ないだ。

モミジ

モミジ・皇居東御苑12月13日(木)
(皇居東御苑のモミジ)

東京都港区の明治神宮外苑ではイチョウ並木が鮮やかに色づき、人々の目を楽しませている。300メートル続く4列の並木の下には黄色いじゅうたんが広がる。同苑によると、今年は平年より1週間ほど黄葉が遅く、9日まで予定していた「いちょう祭り」を16日まで延長した(朝日夕刊より)。

一般的には、紅葉とは植物の葉が落葉に先だって、「赤」に変わることをいい、イチョウは黄葉という。テレビなどでいう「こうよう情報」は紅葉前線でもあり、黄葉前線でもあるわけだ。一方「モミジ」という単語は「紅葉+黄葉=モミジ」だから、「イチョウのモミジが綺麗だった」でも、「カエデのモミジがきれいだった」でも間違いではないそうだ。イチョウのモミジとはやはり違和感がある。いやはや日本語って使い分けが難しいね。

北の丸公園は、カエデが少なく、ブナ、ミズナラ、ナナカマド、ネム、ウルシなどの低木が多く植えられているので、すでに盛りを過ぎているようだった。遠くから赤い塊を見て近づくと、もうハゲチャビンの赤だったりして、がっかりさせられる。ところで、ミズナラっていうと、なんかなじみのない気がするが、とんでもない、「ドングリ コロコロ ドングリコ」、あの歌でも知られるドングリの製造元だ。

皇居東御苑のモミジは予想外に素敵だった。樹木の種類が多いから、微妙な色の配分が抜群によく、高低織りなして、鮮やかに秋の終わりの宴を開いて見せてくれた。ここの大木の象徴、オオケヤキもやっと落葉が始まったばかりだが、もう一つの高木ホルトノキは葉も落とさず頑張っている。ホルトノキというのは初めて聞いた名前だが照葉樹らしい。

家のカギを空ける前に、公園の公衆便所の上に設置された大時計を見るのが習慣となっている。ただ、夏の間まるで見えないのはオオケヤキの葉が縦横に張り出して邪魔するからだ。最近ようやく見えるようになったのは、ケヤキが葉を落としたからだが、情けないかな、今度は目がかすんで、時計の文字が読めない。また、メガネを作りなおさなくちゃ。

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