コジゼラ

よもやま話を雑文で

2008年03月

ときめきの春

エドヒガン3月31日(月)
(満開・エドヒガンの大木・新宿御苑)

日月と小雨混じりのうすら寒い日が続いていて、このまま4月に入ってしまうのは、どうも切ない気がしないでもない。サクラ散るが早まってしまいそうだ。3月中旬の暖冬のせいか、ソメイヨシノが一気に咲き始めた。まさに突如咲き出したという印象が強い。連日新宿御苑通いが続いているが、その圧倒的華麗さにはただもう、目をうたれてしまう。「サクラ咲く」は待ちに待った言葉だったが、待ちかねて、いたたまれなかった気持が堰を切ったようにドドーっと迫ってくる。華やかなサクラに取り囲まれていると、ひとりでに浮き浮きしてくるのは防ぎようがない。

ソメイヨシノ、ヤマザクラなどサクラ色一色に彩られた中に点在する、紅色はヨウコウとコヒガン、コシノヒガンザクラである。燃えるような紅色がヨウコウ、薄紅色がコヒガンとコシノヒガンザラだ。ちょっと遅れて咲くのが純白のオオシマザクラである。春先に咲くサクラは他にもたくさんあるが、これら6種類が代表的品種で、特徴はいずれもが一重ということで、この辺りにももののあわれが感じられる。そうそう、リストもれしちまったが、シダレもサクラ色、一重である。サクラのほかにも忘れちゃいけないのが、ボケ、ゲンペイモモ、ヒデコブシ、カリンなど、手入れが行き届いているので、花の色が鮮やかだ。

4月中旬になると、サクラも一変してサトザクラの世界となり、純白のイチヨウ、ショウゲツ、真紅のカンザン、薄紅色のフゲンゾウ、ベニシダレ、黄色のウコン、緑のギョイコウなど、色とりどりの八重桜が咲き誇る。この時期に開花するサクラの種類は30種類を超えるので、新宿御苑のサクラについてはセミプロ化しているコチトラでも見失ってしまうものも数多い。未だにケンロクエンキクザクラとシラユキの写真はゲットしていない。

そうした中でも印象的なものは、横に張り出した枝先にみっしりと純白の八重をつけるイチハラトラノオ、薄紅色の大輪を咲かせるフクロクジュ、菊桜の典型といえるバイゴインジュズカケザクラ、一重だが、優雅で切ない思いを感じさせるゴショミクルマミカエリザクラ、赤紫のチョウシュウヒザクラ、なにせ数が多いし、照る日ばかりじゃなく曇る日も多いから、新宿御苑には連日のように通うことになる。この間、小石川植物園、北の丸公園にも通わなきゃならないから、やけに忙しくなるけど、これも楽しみの一つだ。

大手商社

サクラ3月30日(土)
(見頃を迎えた御苑のソメイヨシノ)

中国で製造された冷凍ギョウザへの農薬混入事件では、中国当局による中国には責任がないとの言明により、混迷の度合いは深まるばかりである。ただ、どのように中国が弁明しようとも、農薬が食品に付着していたことは事実だから、中国への食のパッシングが起きるのは当然のことだ。コチトラみたいに、食に全く無関心なものでさえ、一応、必ず表示を見て中国産だと買わないもんなあ。

中国で製造された冷凍ギョウザへの農薬混入事件で大きくクローズアップされたのが、食への接近が目立つ日本たばこ産業、COOP、そして双日だった。ありゃ、双日ってなんだろうって思う人も多かっただろうが、これって大手商社、日商岩井のなれの果て(だなんていっちゃ悪いけど)だった。

就職氷河期と言われた1960年代、優秀な学生たちは銀行、大手商社、証券会社へ嬉々として就職していったが、人生って分からないものだねえ。山一證券の破綻をきっかけに、大型倒産が大手企業にも波及し、安宅産業、木下商店、東京通商などが消えていき、優秀な成績で入社した連中は、再就職の道を探すことになる。運否天賦っていうけれど、人の運命なんて分からないものだね。

あの頃の大手商社は三井物産、三菱商事、伊藤忠商事、丸紅飯田、日商岩井、東洋綿花、住友商事、日綿実業、兼松江商、安宅産業、大倉商事、東京通商、木下商店など。商学部の同級生は名門企業、安宅産業に就職したが、まもなく倒産、住友商事に併合されたが、住友が持っていったのは自社に欠けている部門のみ、その他の部分は社員ともども切り捨てられた。木下商店は三井物産、東通は丸紅飯田に併合され、大倉商事は廃業した。その後、東洋綿花は豊田通商の軍門に下り、日商岩井とニチメン実業は合併し、双日として再出発した。丸紅飯田は丸紅となり食品専業商社、兼松江商は兼松となり羊毛専門商社に特化した。

現在三大大手商社といえば、三井物産、三菱商事、伊藤忠商事、以下、住友商事、大日、丸紅、豊田通商、兼松と当時に比べると、だいぶ様変わりしている。時期の差はもちろんあるが、三井は木下商店、住商は安宅産業、丸紅は東通、豊田通商はトーメンを併合、大日は日商岩井とニチメンが合併した。総合商社という存在は日本にしかない特殊な形態の企業らしいが、日本政府のつたない外交政策を補う活動を、海外で発揮している。

ヒーロー

輪立ち3月27日(木)
(越中島駅前)

近頃、NHK、日曜8時の大河ドラマをほとんど見ていないが、「篤姫」の人気は日増しに高まっているようだ。宮崎あおいに対する人気も大いに預かっているが、なんといってもNHK大河ドラマの特徴は脇を有力な俳優で手堅く固めていることに尽きると思う。前回の「天と地」にしても、上杉謙信に歌手の「ガクト」を持ってきたのはまさに異色の組み合わせで、ミスマッチのはずがピタリとはまっていたのには驚かされた。見ないのになんで知っているかといえば、家にいるとき、ほとんどBShiをつけっぱなしにしているので、断片的に見てしまうこともあるからだ。

日本の歴史が大好きで、ひまさえあれば歴史を紐解くようなものを読んでいる。そうしていると、過去の英雄たちに思いをはせるとき、どうしても、昔見ていた時代劇、テレビドラマでその役柄に扮した俳優たちに顔をダブらせて見てしまう。鬼平はやはり、なんといっても先代「松本幸四郎」、フジテレビで放映された鬼平犯科帳の印象が強く、適役といわれる中村吉右衛門でも、あの域にはまだ及ばない気がする。

だいたい、吉右衛門に気の毒なのは、取り巻く俳優もお粗末だし、さらに脚本がひどすぎることも影響している。同じく、幸四郎の犯科帳で同心木村新吾、通称うさぎ役を演じたのが古今亭志朝、おっちょこちょいだが憎めない役柄を見事に演じきった。鬼平を読むとき、鬼平と兎忠が出てくると、頭の中ではこの二人の顔を思い描いている。

土方歳三は司馬遼太郎原作「燃えよ剣」の栗塚旭、あのニヒルさがなんともいえない凄味があった。織田信長はNHK大河ドラマ「国取り物語」で信長に扮した高橋幸治、気品があって激情家、その後カレ意外に、ピタリとはまった信長は出ていない。困ってしまうのが緒形拳、「太閤記」の秀吉もはまっていたし、必殺仕掛人、藤枝梅安にもピッタンコ、彦次郎役の田村正宏とのコンビもピッタシカンコン、こういうのって悩んじゃうよね。

大老井伊直弼とくれば、やはり大河ドラマのはしり「花の生涯」の尾上松緑、貫禄があって、時代にほんろうされる権力者の苦悩をものの見事に演じきった。太閤記の寧々役は、緒形拳と共演した藤村志保、しっとりとして、それでいて、陰でしっかりと夫を支える力強さがあった。「竜馬がいく」では、竜馬の姉を演じた水谷良重(水谷八重子)は出番こそ少なかったけど、強く印象に残っている。

下天の夢

チューリップ3月25日(火)
(変わり種のチューリップ)

「われは織田信長なるぞ」、救急車で運ばれた病院のベッドの上で、コチトラは仁王立ちになり、厳かに名乗りを上げたそうだ。看護師たちはあとで、にょうぼに認知症なんですかって聞いたという。本人にまるで記憶はないが、にょうぼが立ち会っているので、どうやら本当だったらしい。インフルエンザにかかり、行きつけではない医院でタミフルの予防注射を受けた2日後の狂態だった。ジジーにもタミフルが悪影響を及ぼす貴重なデータだったのに、病院は単なる狂人扱いで済ますなんてひどいよ。

実をいえば、自ら織田信長だと名乗ったわけではないようだが、信長になりきったような行動だったという。いまになって考えればなんで信長だったのかよく分からない。なり変るんなら、当然敬愛すべき鬼平(長谷川平蔵)じゃあなくちゃおかしいのに、どうしてなんだろう。この騒ぎの後、胃潰瘍を発症し、行きつけの病院でレーザーによる潰瘍退治の手術を受けたんだっけ。思いがけないことばかり起こったきっかけとなったのが、昨年の春分の日だった。大型連休中はずっと病院のベッドの上だった。

季節が移り変る木の芽時となると、どういうわけか体に異常が出るんだよなあ。呼吸困難になって2度も点滴を受けたのは4月末だったが、どういうわけか休日に発症するっていうのが、わがままというか、やばいんだよなあ。通院するにも入院するにも、病院が休みなんだから、にょうぼが苦労することになる。

そして、今年。なにごともなく無事に過ぎようとしている。今年はサクラもたっぷり見られそうだ。だけど、ちょっと待てよ。いままでみたいな積極性がイマイチ欠けているようだ。待ちかねた春なのに、心が一向に燃え上がってこないんだ。花を撮るのも飽きたなあ、出かけるのが億劫だなあ、家で寝ている方がいいなあ、そんな考えが先行してしまうのだ。そんな気持ちを押し切って出かけてしまえば、今まで以上熱中して花を撮りまくっているくせに。

副都心線

河津3月24日(月)
(満開の河津桜)

東京メトロの9番目の路線となる「副都心線」が6月14日に開業を迎える。副都心線は、和光市〜渋谷間20.2kmを結ぶ路線で、駅数は全部で16駅となる。このうち、志木〜和光市間は東武東上線として、和光市〜池袋間は有楽町線としてすでに営業している。開業後は、和光市で東武東上線、小竹向原で西武有楽町線・池袋線と相互直通運転を行う。さらに渋谷では、2010年をめどに東急東横線とも相互直通運転を行う予定で、埼玉県南西部から都心を経由し、横浜に至る広域的な鉄道ネットワークが完成する。

都心を結ぶ最後の路線といわれているが、そりゃあそうだ、東京の地下をあちこち掘り返し、新しくなればなるほど、深くなって行き、もう掘る場所もないそうだ。っていうことは、この地下鉄も地中深く掘られているんだろう。交通手段が多くなるのはとてもけっこうだが、概して都心北部に集中し過ぎているのが気になるね。豊洲辺りにいると、こうした便利さの恩恵は受けないもんね。豊洲駅には未来の新線のために、幻の線路が敷かれていて、この綾瀬までの路線ができれば、とっても便利になるのだが、いかんせん話題にもなっていない。

副都心線渋谷駅で注目を集めているのが、安藤忠夫設計を手がけた「地宙船」と呼ぶ卵形の内部空間だ。駅全体を構成するコンクリート躯体の内側で、上層から順にコンコース階と機械室階、ホーム階の3層にわたる空間の一部を包み込んでいる。地宙船内の中央には、コンコース階からホーム階につながる楕円形の吹き抜けを設け、その吹き抜けの両横にも、中央の開口よりも小さな楕円円形の開口を配置されている。(新聞紙上より)

安藤忠夫の奇抜なデザインは一世を風靡しているようだ。だが、一方では東京都調布市の複合施設で、集会所部分の廊下にある斜めの壁に「平衡感覚がなくなり、足元がふらふらする」と苦情が殺到、複合施設の保育園では、打ち放しコンクリートなどが園児にとって危険であるという声が相次ぎ、750万円で改修したばかり、斬新なデザインがもたらした意外な「落とし穴」に、市は再び対応を迫られることになった。

デザインを重視するあまり、階段に手すりを付けない、狭い出入り口を一つしか設けないなど安全性を軽視する傾向もある。同様に、高齢者や障害者などの社会的弱者に対する配慮を怠り、いわゆるバリアフリーと逆行した建築も多い。ばかにもてはやされている安藤氏だが、その死後、異様な建物が景観を壊すだけでなく、使い勝手が悪いと非難された、丹下健三と同じような結果にならなければよいがね。優れた設計家が実は山師だったというんじゃ、ぶちこわしだもんね。

常用漢字

ハクモクレン3月22日(土)
(ハクモクレン満開)

常用漢字表が改正され、新たに常用漢字となるのは岡山の「岡」などのほか、茨城の「茨」、栃木の「栃」、埼玉の「埼」、山梨の「梨」、岐阜の「阜」、奈良の「奈」、大阪の「阪」、愛媛の「媛」、鹿児島の「鹿」の計11字。81年にできた現在の常用漢字表(1945字)では、地名や人名など固有名詞として使われる漢字を対象外としたため、「岡」など日常生活でなじみの深い漢字でも表外字とされた。都道府県名以外の固有名詞は、数が多くなるとしてこれまで通り対象外とする。

これにはちょっとびっくりしたね。常時使っている漢字がこんなに多かったとは、「お釈迦様でも気が付くめえ」っていった感じだ。改めて見直してみると、確かに、大阪の「阪」、愛媛の「媛」、岐阜の「阜」、奈良の「奈」などという字は単独では使わないけどね。

栃木の栃という字にはちょっと面白い裏話がある。もともと栃という字はあまり使うことのない文字だが、栃木という県名は栃木町(いまの栃木市)の名をとったもので、誤字がそのまま、正式な都市名と県名になった珍しいケースなのだ。明治初年には、「トチ」は漢字で書けば「橡」か「杤」のいずれかだった。だから栃木県が成立した当初は「トチギ」は「杤木」か「橡木」と表記されていた。ところが県庁の役人が県の公式文書に「杤木」と記そうとして、間違えて「栃木」と書いてしまい、それがきっかけとなり、ついには定着してしまったという。

おまけにもう一つ。茨城県取手市と千葉県我孫子市は利根川本流が境界線になっていて、右側が千葉県、左側が茨城県。だが右側にある小堀の集落は千葉県側にありながら、取手市の飛び地となっている。明治時代利根川は小堀のあたりで大きく蛇行し、小堀は利根川の左側だったが、明治から大正にかけての治水工事で曲流が直流に変えられ、小堀は利根川の右岸になってしまったというわけ。

常用漢字表:法令や公用文書、新聞、放送など一般の社会生活で、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安。昭和56年に1945字が制定され、文化審議会は平成22年の新常用漢字表制定を目指している。このほか漢字使用の目安や基準としては、常用漢字に含まれないが戸籍に記載できる人名用漢字(983字)、小学校6年間で学ぶ教育漢字(1006字)、コンピューターで処理するために規格を定めたJIS漢字(第1水準2965字、第2水準3390字)などがある。

新聞

ミモザ3月20日(木)
(ミモザの木)

きょうは朝から氷雨のような雨が降っている。せっかく暖かくなったのに、また季節が逆戻りしてしまったようだ。きょうは春分の日、彼岸の中日、そういえば、しばらく墓参りもいってないなあ。とりあえず仏壇に手を合わして、無沙汰を詫びるしかない。

長男が大学入試の時、6ケ月ほど、朝夕刊に日本経済新聞をとっていた時期を除けば、我が家はオギャーと生まれてからこの方、ずっと朝日新聞をとっている。結婚して以来、にょうぼの父親が朝日新聞勤務だったこともあり、その方針は一層強固なものになった。だが、基本的には朝日新聞になにも義理立てしているわけでもなく、新聞といえば朝日という観念が何となく体に染みついているだけだ。それだけに、最近の朝日新聞の低調ぶりには頭が痛い。

朝食をとりながら、ざっと目を通すわけだが、ものの10分もしないうちに、すべてを読み終わってしまう。要するに興味を催す記事や特集がほとんど見当たらないし、朝日独自の主張とか、政治批判とかの論調がはなはだ物足りないのだ。ニュースの類は、テレビやインターネットでほとんど先に見ているから、ほとんど素通りしてしまうとしてもだ。インターネットで見ていると、興味ある記事が掲載されているのは、東京新聞や毎日新聞、日経、サンケイなどのほうが圧倒的に多い。

40ページ近くある新聞の紙面だが、読まないものがけっこうある。まず一番多い新聞広告、これは絶対に読まないね。ついで、社説、株式欄、囲碁・将棋欄、連載小説、4コマ漫画、投書欄、歌壇・俳壇、外部識者によるコラム欄、アスパラなど。Be欄も段々つまらない形式になっているので、ちょっと目を通すだけで素通りする。一番熱心に見るのはラジオ・テレビ欄だが、二つに分断されているので、毎度イライラさせられている。

社説はその新聞の確固たる姿勢を示す重要な主張だと思うが、朝日のそれには、毅然たる姿勢で社会の木鐸足りうる主張に欠ける。いまでいえば、自民党におもねる様な消極的主張に終始していて、日本の社会を変えていくんだっていう気迫や迫力がない。これはどの新聞にも顕著だが、保守的傾向の強い読売や産経の方が、時として思い切った提言を出しているのを見せられると、歯がゆくてならないね。

聞いてる?

隅田川3月19日(水)
(隅田川の夕暮れ)

連日4月中旬の天候が続き、ぐずぐずしていた花のつぼみが一斉に開いて、楽しい季節になってきた。ハクモクレンやオオカンザクラなど、あっという間に満開となり、カワツザクラも若葉を出し始めた。ソメイヨシンノのつぼみはまだ小さいが、あっという間にふくらんでいくのだろう。この季節、困るのは着る物で、厚着して脱ぐ日もあったし、薄着して寒い思いをした日もあった。端境期の特徴で、気温は高くても、お天道様と風次第では、不安定な体感温度となる。

「このDVDの矢沢、ハイビジョンじゃないの?テレビはハイビジョンなのに、ハイビジョンで見てなかったってこと?・・・・・もったいない」、これが1作目。「矢沢ブルーレイ見て気付きました・あれね、テレビもよくないと、もったいないよね。・・・・・聞いてる?」。ともにソニーのCMで矢沢永吉が語りかけてくる。このCM、久々の快作で、やはり強く印象に残るとこがある。ブルーレイかHD・DVDか迷っていただけに、HD・DVDの一方的敗退に追い打ちをかけるインパクトがあった。

もう長いこと朝日新聞に「CM天気図」と題して、毎週1回、天野祐吉が論評しているが、近頃若干低迷中。それだけ評価できるCMが少なくなったことが、内容をつまらなくする一因だと同情している。その天野が今週取り上げたのが、ソニーの矢沢永吉のCMだった。<それにしても、「聞いてる?」には笑ってしまった。CMなんてダレもちゃんと聞いていないのを承知で「聞いてる?」って聞いてくる面白さ。聞いてなかったこっちを一瞬ドキリとさせる。「あれね、テレビもよくないと、もったいないよね」という永ちゃんの言葉をそのままテレビ局の人たちに贈りたい。いまみたいな番組ばかりじゃ、「ブルーレイ」を買っても、ホント、もったいないよね>。

CMというと、サントリーとソニーの天下だが、最近ソニーの好調さが群を抜いている。おかしなもので、業務が上向きになってくると、才気ある魅力的なCMが出てくる。CMを見るだけで、会社の置かれている現状が垣間見えてくる。そういう意味ではマクドナルドの好調ぶりが信じられないね。俗悪なドキツイCMを入れ替わり立ち替わり垂れ流していたけど、あんなCMを採用しているようじゃ、そんなに長続きはしないね。やはり、CMは会社を代表する顔であってほしいもんね。

ちょっと

佃リバーサイド3月17日(月)
(佃リバイサイド)

トラ、カラス、ニワトリ、ブタ、クジラ、サル、ネコ、ペリカン、イヌ、ツバメ、ツル、ワニ、ヘビ。まるで干支を思わせるような動物で一杯だが、これらは商船三井の所有する貨物船やフェリーで使われてる用語だそうだ。さすがに大敵の今年の干支「ネズミ」の名前はないようだが、船内にある場所や備品などを動物の名前で呼ぶ慣習があるそうだ。

たとえば、救命邸を取り付けてある部分は「ペリカンフック」、高い所にある通路を「キャットウオーク」、補助ボイラー動かすのは「ドンキー(ロバ)」、係船するためのロープを準備することを「スネークダウンの準備をする」などという。ちなみに商船三井のコンテナには「アリゲーター(ワニ)」のシンボリマークがついている。

海上自衛隊のインド洋での給油・給水活動を再開するため、政府が今国会での成立を目指す「補給支援特別措置法案」が、衆議院で与党多数により強行採決された。さて、その自衛隊の補給船が海上給油の際、受給船から送られてきた「ペリカンフック」を燃料タンクの注ぎ口に引っ掛けて給油する。

ファッション・ショーで、ステージの真ん中から突き出した花道のような誂えを、英語では 「キャットウォーク」 という。このキャットウォークを、モデルがしゃなりしゃなりと、あるいは、スタスタと、またはぶらぶらと歩くわけだ。ごくおおざっぱに言って、しゃなりしゃなりと歩くのは、オートクチュール系かコンサバ・ファッション系、スタスタと歩くのは、コンテンポラリー・ファッション系、ぶらぶらと歩くのは、ストリート系だ。

はなし変わって、なにか事件や災害を目撃した時、まず「110」番に電話することになる。いまだ、その経験はないが、いざ直面したら110番するのはいいとして、ドギマギしてどのように話せばいいか迷ってしまうと思う。一番大切なのは、まず自分がいる場所をはっきりさせるということだそうだ。そのためには電話する際、住居表示のあるところや、信号機や電柱の管理番号が分かる場所がいい。また、どこにでもある自動販売機には必ず住所表示がしてあるから、その前からかければドギマギすることはないはずだ。

◆手前勝手

ブルー3月15日(土)
(限りなくブルー・晴海トリトン)

いやー、人間って勝手なものだねえ。新しい畳の青さと葺きたての藺草の匂いに狂喜乱舞していたのに、数日も経ってくると、その匂いのあまりにも強烈さに、いささか辟易してきた。4−6時中その匂いをかいでいるんだから、いくらいい匂いとはいえげんなりしてくる。そういえば、風呂には色んな入浴剤を使っているが、湯上りに自分の体から発する各種の芳香をかぐと、ほんと、うんざりしてくる。早くこの臭いから脱したいなんて思ってくる。

電車に乗っていて、若い女の子がプンプンと強烈な匂いを発していると、初めのうちはいいけれど、やがてムカムカしてくる。うっすらした香りならいいが、強い匂いは嫌味に近い感じがする。外人が強烈な香料をつけているが、あれは体臭を消すためのものであり、日本人はもともと体臭が少ないんだから、無闇矢鱈とたっぷりつければいいというもんではないんだね。なんでもそうだが、度を過ぎてしまうと、それは悪である。若い女の子の化粧も、テレビの影響か一段と濃くなっているようだね。せっかくのピチピチした若い肌を厚化粧で隠してしまうなんて、それこそ、勿体ないよ。

女性を美しくする化粧品は色んなメーカーがテレビでうるさく宣伝しているが、永遠の美を追求するなんてたわごとは女性には弱いんだろうね。最近はターゲットを中年に絞った製品も出回っているようだが、つきつめてみれば、これだけ新しい化粧品が次々と出てくるのは、究極の化粧品などないということになる。けっきょくのところ、目先を変えるだけで、お釈迦様の掌のひらの中を引きずりまわされているようなもんだ。

デジカメにしてもそう。3月に新製品が出たからと、なけなしの金をかき集めようよう手にしたら、9月にはもう新製品が発売されている。必然的に旧商品は大幅な値下げとなり、ほぞをかまされる。心底惚れて買ったリコーのデジカメにしても、わずか2年の間に、後継機種が4種類も発売された。スペックを見ると、わずかばかりのマイナーチェンジのみだが、いい気持ちはしないよねえ。ってわけで、5種類目の新製品が発売され、これは大幅にモデルチェンジされている。9月まで待って次の新製品が発売されたら、安くなった旧製品を買うかどうか、いま大いに迷っているところだ。あっちへいったり、こっちにいったり、まさに支離滅裂、今日は一体なにを書きたかったんだか、訳がわからなくなってしまったね。
月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
月別アーカイブ
  • ライブドアブログ