ネモフィラ4月19日(木)
(ネモフィラ・晴海トリトン)

「ひょうげ物」とは自由な遊び心を意味する「織部焼」のこと、「花ぼうろ」は雲仙などで見られる霧氷のこと、「アトラス・クロック」はテイファニーの象徴、「いなかっぺい」は井の中の蛙、つまり世間知らずをいい、「田舎っ平」ではない。「死んだらゴメン」は死なない限り約束を果たすという、誰だったかの名言。「ドミトリ・ホロストフスキー」はいま旬のロシア出身のバリトン歌手、舞台映えのする容姿と豊かな声量で、世界の一流歌劇場で活躍中だ。「貴家堂子」はテレビ「サザエさん」のタラチャンの声を担当する声優、芸能界随一を誇る難読氏名で「さすが たかこ」と読ませる。「仙台堀」の堀は土偏、地面を「掘る」の掘は手偏だ。

「チンチン電車」としてかつて親しまれた路面電車を見直す動きが広がっている。富山市では日本初の本格的な新型路面電車「LRT(ライト・レール・トランジット)」が成功。京都市も路面電車整備を計画中だ。東京都はレトロ風デザインの都電車両を投入する計画。線路上も道路上も走れるJR北海道のデュアル・モード・ビークル(DMV)は4月から試験営業が始まる。

富山市の第3セクター、富山ライトレールが2006年4月から走らせているLRTの愛称は「ポートラム」。西日本旅客鉄道(JR西日本)から赤字ローカル線の富山港線を引き継いだ。高齢者や乳幼児が乗り降りしやすい低床車両が好評だ。1日平均の乗客数は5000人を超え、当初目標の3400人を大きく上回った。JRのころと比べると、実に2倍以上で、新たな市民の足として着実に定着しつつある。久々に登場した新型交通機関で、しかも町並みを眺められる路面電車とあって、観光資源としての魅力も大きい。とりわけ鉄道愛好家にとっては今、乗ってみたい列車の1つとなっているようだ。

かっては都内どこでも走っていた便利な市電、都電が交通混雑を理由に廃止され、地下鉄に取って代わられてから久しい。今頃になって、当時の都電が形を変えて、地方に復活しつつあるのはなんとも皮肉な話しだ。それも公害対策の旗手としての登場だから、世界中に自動車を輸出し、公害を撒き散らしている、日本っていう国のいい加減さが身にしみる。