チューリップ4月22日(日)
(チューリップ・木場公園)

お堅い印象の教科書が大きく変化している。30日に検定結果が発表された高校用では、国語や英語で、昭和の文豪や外国の著名人が相次いで退場し、活躍中の人たちにとって代わられた。戦後の高校の国語教科書をリスト化している私立富士見丘高(横浜市)の阿武教諭が、今回の検定に合格した2・3年生用の「現代文」と、昨年合格し今春から使われる1年生用の「国語総合」を調べた。

その結果、吉行淳之介、島尾敏雄、開高健の3人は、今春の新入生から教科書で学ぶことがなくなった。4年前の検定では谷崎潤一郎と安岡章太郎の作品が消えた。谷崎は52〜62年度で「細雪」「春琴抄」などが教科書21点に収録されたのがピーク。94〜03年度は「少将滋幹の母」が1点に入っただけだった。 「第三の新人」と呼ばれた安岡も82〜93年度の12点をピークに今の教科書にはない。「戦後派」と呼ばれた大岡昇平、「第三の新人」の吉行淳之介、「内向の世代」の小川国夫らも90年代に入って激減した。

最盛期には25点で扱われた川端康成も同じ傾向だが、さすがノーベル賞作家。今も6点に残る。井伏鱒二はピークの45点が、今は7点。対照的に元気なのが、山田詠美、よしもとばなな、江国香織といった昭和の終わりから平成にかけて登場した女性たちだ。よしもとは6期から収録され、今回の検定では10点に載った。夏目漱石の「こころ」や森鴎外の「舞姫」、戦時中に発表された中島敦の「山月記」は、今回も多くの教科書が収録。戦後に登場した作家では、安部公房の「赤い繭」や志賀直哉の「城の崎にて」など、特定作品に人気が集まる傾向が出てきた。

はなしはガラッと変るが、遠山の金さんといえば、江戸・北町奉行。名奉行として語り継がれるようになったのは 廃絶の危機にあった芝居小屋・歌舞伎を救って、演劇界から絶大な支持を受けたからだそうで。そういえば新しい遠山の金さん役は松平健、嫌いじゃないけど、なんか違うかなぁ。彼はもう「将軍」という印象が強すぎて、今さら「町奉行」になられても違和感がある。金さんを演じた役者さんはたくさんいるけど、やはり西郷輝彦(江戸を斬る)のイメージかな。他と比べて細身で知的な感じが好きだった。松方弘樹が演じた期間は長かったけど、ガラが悪かった。