フラワー・ファンタジー12月21日(金)
(フラワー・ファンタジー)丸の内

テクノロジーとサブカルチャーの発信基地あきばが活気づいている。05年に「つくばエクスプレス」が開通、06年には駅前(神田青果市場跡地)に、産学協同の超高層ビルが完成した。相前後して「電車男」ガブームとなり、いまも、「萌え」「メイド」「アニメ」といったキーワードは国内だけでなく海外への影響力を持つようになった。だからといって、従来の電気街はさびれるどころか、かえって大型店の進出により、ユニークな個性を持った小店舗でさえ、元気一杯だ。いま、大人気の「おでん缶」の自販機販売も「あきば」から巣立っていった。

家電量販店最大手のヤマダ電機は14日、東京都千代田区のJR秋葉原駅電気街口前に「LABI(ラビ)秋葉原パソコン館」をオープンした。ヤマダは今年に入って都心部への出店を加速しており、今回、家電のメッカ・秋葉原に進出したことで、すでに店を構えるヨドバシカメラや、有楽町駅前のビックカメラなどとの競争は一層激しくなりそうだ。LABI秋葉原は地下1階地上8階建てで、売り場面積約900平方メートル。今年6月に買収したサトームセンの店舗を改装した。

開成硬式野球部の例会より1時間も早く着いたので、変わり果てた秋葉原電気街を見て回った。駅前が再開発されて巨大ビルが聳え立っていて、庶民の町、「あきば」って印象はすっかり薄れてしまった。とはいえ、おたくっぽい若者がうじゃうじゃと歩いているのは以前とちっとも変らない。アメーバ増殖は万世橋を越え、須田町界隈も飲み込みつつある。大正昭和レトロを残す旧連雀町も、周囲に高層ビルが立ち始めた。都心の町並み保存に行政はどう立ち向かうのか、心もとないね。

ラビが本日開店だなんてちっとも知らなかったので、入ってみて驚いた。それほど広くない売り場に客よりも販売員の数が多く、うっかり展示商品に触ったりすると、カタログ片手の販売員がすっ飛んできて、たちまち効能書きの説明をされてしまう。だから、ろくすっぽ、興味ある商品には手も出さず、なんとなく眺めただけで早々と退散した。それにしても寒い。木枯らしがビュンビュン吹いて、たちまち手も足もかじかんでしまう。