異年齢保育について

2013年09月27日

異年齢保育について

0・1・2歳児は年令別保育をしていますが、3〜5歳児はたてわりの「異年齢」クラスで生活しています。

ある日の様子。

エピソード【1】
ままごとをしていた日。
年長のSくんが赤ちゃんになって「ばぶばぶ〜」なんていいながらミルクを飲ませてもらったり、ご飯を食べさせてもらっています。
お母さんになって世話をしているのは、3歳児や4歳児の子どもたち。
普段の生活体験を再現してあそぶ場面はたくさんありますが、役割分担は必ずしも年功序列ではないようですね。(笑)

人との多様な、そして豊かなかかわりをつくり、自分らしさを発揮して、生きる力の土台となる暮らしがある「異年齢保育」にとことんこだわり、子どもたちの姿や心の働きを大事にしています。

エピソード【2】
きいちご、むかご、葛の葉、春の七草、からすのえんどう・・・四季折々の実や野草などを子どもたちは、自然の八百屋さんで「買い物」をしてきます。
保育園に帰ると、テラスや食堂で洗ったり、切ったり、炒めたりがはじまり、できあがると給食のつけ合せになります。
おいしい匂いにつられて、保育園中の子どもたちが集まってきます。幼児さんの見守りの中、炒めたり、混ぜたりを乳児さんがお手伝いしたり、おいしくいただいたりとクラスを越えての交わりが生まれます。「小さい子から先に食べる」が子どもたちがつくった暗黙のルール。クラスを越えて、乳児・幼児の年齢を越えて、「おいしいなぁ」でつながる生活があります。




異年齢登園から降園まで、一日中異年齢で過ごしているので、どの子が何歳なのか、なんてことを忘れてしまうことさえあります。「主体的に生活をする」とよく言いますが、家族の中には、どの年齢の子でも、その子の役割や位置があるように、そんな「暮らし」を保育園でも大事にしたいのです。


異年齢2あるお母さんがこう言ってくれました。「大きな家族みたいで、あったかいね」と。
核家族化、孤食が取り上げられる今の時代、大きな家族のようにおいしさを共有できる異年齢の暮らしは、人と人がつながって生きていくうえで今、大事にされるべきものがあることを子どもの姿から気づかされます。


kokkohoikuen at 22:36|Permalinkclip!