2013年01月16日

明けましてと、超久々ですと。5

oseti
新年のご挨拶が遅れましたが、
皆さん明けましておめでとうございます!
すっかり放置していたblogですが、
ちょっとぐらいは何か書いておこうと思い立ち。
なら1月1日に新年のご挨拶だろうと思い。
そうこうしている内に時間は過ぎ、今に至る…と。
2013年もこんな感じになるかと思いますが、
どうか長い目で(いつも書いてるなぁ)お付き合いを!
なんせ久しぶりなんで、なんか画像を上げましょう。
我が家のお節でございます。
今年は少し品数を減らして…とはいえ、
妻が年の瀬に一生懸命作ってくれました。
今年は私、元日に喋りまくりまして。
はい、聴いて下さった皆さん、有り難うございました。
年末も大晦日まで生放送、
年明けは1日から生放送&特番。
うちの奥さんが言うわけですね。

「1日から2日にかけて、子供連れて実家帰るねー。ばいばいきーん。」

いや、“ばいばいきーん”とは言わなかったけど、そう言ってたように聞こえたもんさ。
なので元日の夜に私が家に一人で帰ってきても食べ物がある様に、
妻はしっかりお節を用意してくれたわけです。これはもはや愛、いや博愛に近い。
こうして私、元日に特番を終えて、その後スタッフと軽く乾杯をし、
大仕事を終えて我が家に帰ってきた訳でございます。
お節ってね、基本的に冷めてる物じゃないですか。
美味しいんですよ、はい、もちろん。
ただ一人でつつくと、その「冷めてる感」が寂しさに拍車をかける。
北海道に初めて入った石川啄木の気持ちに近いのかもしれない。
さびしき町に歩みいりにき。にんにきにきにき。
いや、そんな高尚なものではないのですが、何とも寂しい。
この寂しさを紛らわせるのに、何か良い方法は無いだろうか。
周りを見渡すと、子供のお気に入りのアヒルのおもちゃがある。

“これだ!”

男はおもむろにその黄色の愛らしい物に手を伸ばすと、
じっくりとその表情を眺めた。
普段は子供がお風呂に入る時に持っていく、プラスチック製の玩具。
過剰とも言えるアヒル口に、ウィンクをしたつぶらな目。
男はその姿を、遠くに行ってしまった息子の影と重ねた。
ガス台ではちろりに入れた日本酒が、良い具合に温まっている。

“帰ったら少し熱めの燗にしよう。"

家に帰ってからの事なんてほとんどノープランだった男が、唯一決めていた事だった。
そう、それ以外に起こる事は、全て想定外なのである。
自分にウィンクし続けるアヒルの玩具。
彩り豊かなお節の数々。
男の手の中にあったアヒルは、ゆっくりとテーブルの上に移動した。
そこはいつも息子が食事をする場所。

「明けましておめでとう。」

男が2013年、自分の家で初めて発した言葉だった…。

良いですか皆さん。
特番では全国のリスナーさんに向けて喋りまくっていた男の、
今年自分の家で一番最初に発した言葉は、
アヒルに向けての「明けましておめでとう」だったという事実。
年男、今年も全力で喋りまくります。
えぇ、えぇ、家では控えめに。

おさんぽ2


kokomo849 at 17:56|PermalinkComments(17)TrackBack(0)

2012年03月29日

物凄く久々と、クッキーと。5

yajiyaji

と言う訳でございまして、いきなりオッサンがクッキーを焼いている画像で度肝を抜いたところで。
blogでは随分と御無沙汰しております。
あまり更新しないblogですが、お付き合い戴いている皆さんに感謝でございます。

画像は先日のホワイトデーに焼いたクッキーの制作段階の画像。
ほら、本当に井門が焼いたの!?と思われた方もいらっしゃるかな〜と。
なのでその過程を妻に撮影してもらったわけでございます。

コナコナコナ、コネコネコネ。
コナコナコナ、コネコネコネ。

クッキー作りはそんな作業の繰り返し。
材料の分量も決まっているのが、なんとも潔い。
料理だと何となく「えーい、これ入れちゃえー!」とか、
「う〜ん、塩は目分量ばんざい!いえーい!」とかになる。
結果的に2度と作れない料理が出来上がる事もあるのだが、そこも含めて楽しい。
でもスイーツって(言い慣れない)違いますもんね。
決まった分量の中で、手順にどれだけ丁寧になれるのか勝負。
集中しながら、渡した人達が喜んでくれるだろうか…
きっとオッサンのクッキーに引くんぢゃなかろうか…
そんな事を想像しながらやっぱり、

コナコナコナ、コネコネコネ。
コナコナコナ、コネコネコネ。

あっ、なんだろう。
中原中也のゆあーんゆよーん、ゆやゆよん。みたいな感じになった(僕の中で)。
そんなこんなで完成したチョコチップクッキーがこちら。
yaji
入れ物は友達のやってるビストロで戴いたお弁当箱。
ちょっと前に貰った物なんだけど、ここにクッキー入れたら映えるのでは!?と。
まぁ、入れたのは結局2日くらいだったんだけど(笑)
その後は3つずつを袋詰めにして、シールなんか貼っちゃったりして。
なんと言いましょうか、この行動を35にもなる男がやっている事自体は美しくないのですが、
やっぱりお菓子作りは男性も向いている作業なのではないかと思うのです。
決められた分量の中で、決められた調理工程。
しかしその過程を大切にしなくては、味の違いは顕著に出てしまう。

結果的に物凄く楽しかったし、
渡した女子達もとても喜んでくれました。うん、良かった良かった。
なんと言うか、“でもそれって自己満足ぢゃね!?”なんて事も思うのですが、
それでも新たな自分を知る事が出来て、だったらそれは最高の収穫だろうと。

前にね、一度だけクッキーを焼いた事があったんですよ。
ラジオでも話したんだけど、20歳とかそれぐらいの頃ね。
友達と一緒に「彼女にクッキー焼いてホワイトデーのお返しにしねぇ?」みたいなノリ。
でも初めてのクッキー作りだったので、出来は失敗作…。
“辛うじてクッキー”みたいな。
なんちゅうか、“おれ、クッキーに憧れてます!”みたいな。

それでも若さゆえに「きっと俺達の彼女は喜んでくれるに違いない!」って思って、
我が家にお互いの彼女を呼んでもじもじしながら渡したわけだ。
友人の彼女は優しい子で失敗作のクッキーを「美味しいよ!」なんて食べてくれる。
こっちも期待しますわな、きっと結果よりも過程を評価してくれるはず!って。


彼女「パクリ。モグモグモグ。うわ、まず!


早い!
居合抜きレベル。
しかも返す刀で、


彼女「なにこれ!?


足軽井門は即死でした。
出世する事、叶わず…。

考えてみたら、もうそこから「お菓子を作ろう」という気持ちにいかなかったもんな。
自分の中の選択肢からごっそり消え去ってしまった感じ。
やっぱり誉めて伸ばすって大事な事なんだよなぁ。
何かの本に「人に教える時は、一度誉めてから改善点を指摘すると良い」って書いてあったっけ。

正の気持ちが残るのか、負の気持ちしか残らないのか。
それはたった一言の言葉さえあれば十分で。
僕はそんな言葉を生業としています。

クッキーを焼いて、そんな事を思った3月。
ちょっとしっとりとしたクッキーはとても美味しかったのでした。


kokomo849 at 16:51|PermalinkComments(32)TrackBack(0)

2011年08月19日

なんとなくと、インタビューと。5

TFMで作業中にふと思った。
あぁ、僕はラジオに囲まれているなぁ、と。
生放送のスタジオでは当たり前だけど、生放送でDJが喋っていて、
目の前では沢山のラジオディレクター達が仕事をしていて、
色んな番組に出演するゲストがひっきり無しに局内を歩いていて、
何より自分自身がDJだったりするわけです。

どっぷりラジオな自分が幸せだ。
だってあの頃憧れていた場所だもの。
“あの頃”って言うのは僕がラジオを目指し始めていた頃の話なんですけど。
いまいる場所に感謝せねば。そんな事をふと思った金曜日の午後。
ふと思った事が現状への感謝だなんて、おれって…。
でも、そんな自分、嫌いぢゃないぜ!

そういえば今まで何人の人にインタビューしてきたんだろう。
最近、ようやくインタビューが出来るようになってきました。
いやいや、出来てるぢゃーん!と、そう仰る?
“インタビューが出来る”ってのは、うーん…うまく言えないんですけど、
喋り手さんには色んなタイプの方がいらっしゃるので、答えは無いのですが、
過去の自分と今の自分を比較して、だから所謂『当社比』ってやつで言えば、
昔はインタビュー対象の素敵な言葉を引き出すことばっかりに必死でした。
(センテンスが長いなぁ。)
あとですね、「どうだ!おれこんな良い質問出来てるぜ!」みたいな、
中心に自分がいるインタビューの仕方ばかりしていた気がします。

これはもうインタビューでは無いのです。
自分が気持ちいいだけ。

いま、ゲストが収録に来る時は、
ディレクターからインタビューの趣旨説明と台本の説明があるのですが、
ディレクターは必ずこう言ってくれます。

D「台本はありますけど、流れは井門に任せてますので。」

すると僕も必ずこう言うのです。

井門「台本はあくまでも“お守り代わり”だと思って下さい。」

収録が始まると、台本はほとんど見ません。
その代わり、相手の目を見て喋ります。
相手が紡ぐ言葉の先には色んな“聴きたい事”が出てきます。
僕はそれを見つけて、次の質問を紡いでいくだけ。

もちろんプロモーションで来るゲストさんは、
新曲のコンセプトだとか、ライブ日程だとかの話は必ずあります。
そういう最低限の質問だけは押さえておきながら、
あとはもう完全に自由。
でも相手に興味を持って、自由に言葉の糸を紡いでいくと、意外や意外。
ディレクターが用意してくれた、インタビュー台本の質問と、
ちゃんと被る質問が出てくるのです。(しかも重要な質問だったりする。)

なにが言いたいかっていうと、
ゲスト収録楽しいぜ!って事ね。

写真は月曜OHMディレクター・角田半分。
半つのだ。

マニアにはたまらない。

半分つのだ

kokomo849 at 17:14|PermalinkComments(24)TrackBack(0)