2: :2017/06/02(金) 23:20:55.25 ID:pVIxyO240
二宮飛鳥は、羅生門の上にすむ怪であった。
もとは人であったものが変化した。
といっても1人ではなく、
水子の霊が集まって形を成していた。
ものを食べるようになる前に死んだからか、
飛鳥の食欲は旺盛だった。
たびたび人を襲っては肉を喰らい、臓腑を啜る。
住民達は飛鳥を、
“門上の悪鬼”と呼んで、ひどく恐れた。
もとは人であったものが変化した。
といっても1人ではなく、
水子の霊が集まって形を成していた。
ものを食べるようになる前に死んだからか、
飛鳥の食欲は旺盛だった。
たびたび人を襲っては肉を喰らい、臓腑を啜る。
住民達は飛鳥を、
“門上の悪鬼”と呼んで、ひどく恐れた。