1:2013/12/08(日) 18:47:12.40 ID:

みりあ「真っ赤な彼はね― 私のプロデューサー♪」

みりあ「いっつも私を~ 抱きしめてくれる~」

みりあ「でっもね、彼には~悪い~癖~が~」

みりあ「だから私は 彼のそばに居る。」

みりあ「え、クリスマスはまだ早いって? もうすぐだよ!」

みりあ「プロデューサーは、のんびり屋さんだなぁ」ナデナデ

みりあ「ふふっ、でーきた!」

みりあ「じゃーん! 私の手作りリボン!」

みりあ「真っ赤で真っ赤で、すっごく綺麗だよ。えへへ~♪」

赤城みりあ


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2:2013/12/08(日) 18:52:15.11 ID:

みりあ「んっしょ、んんっ」

みりあ「どう?」

みりあ「似合ってるかな~♪」

みりあ「リボンといえば……」

みりあ「ねぇPさん…真っ白なリボンが、真っ赤に染まる姿……」

みりあ「綺麗ですよね…Pさんで染まっていくこのリボン…」

みりあ「それをつけるみりあ…」

みりあ「なんだか運命を感じます…うふ♪」



3:2013/12/08(日) 18:53:36.89 ID:

みりあ「あれ、体振るえてますよぉ、Pさん…どうしたんですかぁ…?」

みりあ「あぁ、そっかぁ」

みりあ「まゆさんの真似するといっつも、怖がるよね。プロデューサー…忘れてたよ。」

みりあ「ねぇ、ねぇ、クリスマスは事務所でパーティーだよね?」

みりあ「あーあ、二人でゆっくり過ごしたかったのになー……てへ♪」

みりあ「でもね、私思うんだ!」

みりあ「クリスマスまでは二人で仲良くしようね!」



4:2013/12/08(日) 18:54:24.21 ID:

みりあ「誰よりも早いプレゼントも貰えたし……くんくん…ふふっ♪」

みりあ「やだなぁ、ただリボンの匂い嗅いだだけだよ?」

みりあ「プロデューサーのこわがりさんめ」ナデナデ

みりあ「え、なでるな?」

みりあ「ふーん……」

みりあ「あれ、どうしたの?こっち見てよ。」

みりあ「プロデューサーいっつも言ってたじゃん。」

みりあ「『人と話す時は目を見て話しなさい』ってね♪」

みりあ「なのに、何でこっちを見てくれないの?」



5:2013/12/08(日) 19:00:09.12 ID:

みりあ「ほら、え?ハイライトがない?あははは」

みりあ「私の目から光が消えても、クリスマスの光が私たちを輝かせてくれるよ。だから、だいじょーぶ!!」

みりあ「意味がわからない?」

みりあ「そんなプロデューサーも可愛いけど……あ、そうだ…」

みりあ「クッキー作ったんだ。じゃーん、私の手作りクッキー!!」

みりあ「召し上がれ、あなた♪」

みりあ「あれ、口を開けないなぁ……ほら、もぐもぐ…美味しいよ?」

みりあ「え、『私の作ったものは食べない』?」

みりあ「なんで?」

みりあ「ねぇ、なんで?なんで?私、小学生だからわかんないよ。ねぇなんで?」



7:2013/12/08(日) 19:05:14.93 ID:

みりあ「泣いたってわからないよ!」

みりあ「もしかして……んっ、あむっ、もぐもぐ」

みりあ「はい、プロデューサー、今食べさせてあげるね。んっ、じゅるっ…んっ」

みりあ「ふぅ…プロデューサー、口からよだれ垂れてるよ。」

みりあ「ぺろっ、んふっ、さすがクッキーだよ。すっごく甘いね♪」

みりあ「そのびっくりした顔……かわいい///」

みりあ「口移しで食べたいいなら、ちゃんと言ってくれればいいのに」

みりあ「クッキーのせいかなぁ?すっごい甘いチュウだったね!」

みりあ「もう1回する?」



8:2013/12/08(日) 19:07:53.59 ID:

みりあ「でもだーめ」

みりあ「よい子はもう寝る時間だよ。それに、サンタさんに怒られちゃうよ?」

みりあ「ほら、プロデューサーも、今は体怪我してるんだしさ、一緒に寝よ?」

みりあ「あ、エッチなのはダメだよ?」

みりあ「背中の傷もすっかり良くなったね。お尻もさ。でも…切り傷がまた少し増えたね。」

みりあ「でも、このリボンのためだからさ…仕方ないよね!!」

みりあ「ほら、もう寝よ?」

みりあ「お母さんたち?」

みりあ「なんと、私が旅行をプレゼントしましたー!!」



9:2013/12/08(日) 19:10:00.88 ID:

みりあ「その間の保護者はプロデューサーだよ♪」

みりあ「あはっ、今のプロデューサーの顔…涙目で可愛いなぁ」

みりあ「えへへ…ぎゅー!!」

みりあ「あっ、いたかった?ごめん…ごめんね」

みりあ「心配するのか?って…するに決まってるよ!」

みりあ「大事な大事なプロデューサーだもん。それに、サンタさんが来るから、今の私は『いい子みりあ』なんだよ?」

みりあ「だから泣きやんでよ…よしよし」

みりあ「おやすみ、プロデューサー」



10:2013/12/08(日) 19:12:41.58 ID:



みりあ「おっはよーございまーす!!」

ちひろ「あら、おはよう。みりあちゃん、すっごく元気ね」

みりあ「えへへ、そうかな?」

ちひろ「今日は、まゆちゃんとレッスンよ。」

まゆ「おはようございまぁす。」

ちひろ「噂をすれば…おはよう、まゆちゃん。」

まゆ「おはようございます。 Pさんはどこですかぁ...?」

ちひろ「プロデューサーさんなら、もうすぐ」


11:2013/12/08(日) 19:13:17.69 ID:

P「ただいま戻りましたー」

ちひろ「おかえ「お帰りなさい…Pさん…うふっ♪」」

P「ただいま、まゆ」ナデナデ

まゆ「うふっ♪」

みりあ「あー、いいなぁ~…みりあには?しないの?」

P「あ、あぁ」ナデナデ

みりあ「うふっ♪」

P「ひっ」ビクッ



13:2013/12/08(日) 19:14:23.07 ID:

ちひろ「今のまゆちゃんの真似?」

みりあ「うん!似てた?」

ちひろ「ええ、すっごく似てたわ。」

まゆ「ええ…とっても上手ですよぉ…うふふ」

みりあ「やったぁ♪」

まゆ「ところで…そのリボン可愛い色ですね」

みりあ「えへへ、あげないよ?」

ちひろ「あら、ほんとね。リボンなんて珍しいわね、みりあちゃん。」

まゆ「何処で売ってるんですかぁ…?」

みりあ「えーっと……」


14:2013/12/08(日) 19:16:32.88 ID:

まゆ「教えてください…みりあちゃん…うふふ」

ちひろ「大人っぽい色ね。ワインレッドかしら?」

みりあ「内緒だよ―! じゃーね~!!」ダダダッ

まゆ「……」

ちひろ「いっちゃいましたね。」

まゆ「クリスマスには…まゆもあんなリボンが欲しいです…うふ♪」

P「い、いや…「ダメですかぁ…?」ひっ、いや…そうだな。考えとくよ」

まゆ「うふふ♪(あのリボン…)」


16:2013/12/08(日) 19:18:27.38 ID:



みりあ「ふぅ、ふぅ…もういいかな?」

みりあ「まったく、まゆさんは…あ、文香さん!」ギュッ

文香「みりあちゃん……どうしたの?」ナデナデ

みりあ「えへへ、抱きつきたくなっちゃった♪」スリスリ

文香「ブックカバー…ありがとう。」ナデナデ

みりあ「使ってくれてるの?」



17:2013/12/08(日) 19:20:17.92 ID:

文香「ええ…とても大事に使ってるわ。」

みりあ「うれしいなぁ。」

文香「ところで…さっきはどうしたの?」

みりあ「じつは……」

文香「…大変だったわね」ナデナデ

みりあ「うん……」ギュッ

文香「そういう時は…ヒソヒソ」

みりあ「…そっか。うん、やってみるね!」

みりあ「ありがとー!」フリフリ

文香「またね...」フリフリ


19:2013/12/08(日) 19:24:51.56 ID:



P「みりあ…どこいったんだ?」

まゆ「みりあちゃん…心配してもらって…羨ましいですね…うふふ」

P「みりあ…何処に……」

ギュッ

P「ひぃっ、誰!?」

みりあ「ばぁ、みりあだよー!」

P「み、みりあ!」

まゆ「Pさんから離れてください…うふふ」



20:2013/12/08(日) 19:27:44.05 ID:

まゆ「はやくPさんから離れてください…みりあちゃん…」

ちひろ「まゆちゃん?」

みりあ「まゆさん…」

まゆ「それにそのリボン…何処で手に入れたか…教えてくれませんかぁ?」

みりあ「えっ…」

まゆ「いいじゃないですかぁ…お揃いのリボン…うふ」

みりあ「……」

まゆ「みりあちゃん……?」

みりあ「う、うぅ…」

ちひろ「みりあちゃん?」

みりあ「ウワァーン!!」



21:2013/12/08(日) 19:29:24.44 ID:

P「み、みりあ?」

みりあ「ひっく、まゆさん…怖いよ―」ギュッ

P「み、みりあ…あんまりくっつか」

みりあ「こわいよー えーん!」ギュウッ

まゆ「み、みりあちゃん、Pさんも迷惑…」イライラ

みりあ「ぐすっ…プロデューサー…みりあのこと嫌いなの?」

みりあ「そんなこと…無いよね?」ボソッ

P「お、おぉ。みりあのことは勿論大好きだぞ。大丈夫か?」ナデナデ

まゆ「P、Pさん…嘘ですよね...?」



22:2013/12/08(日) 19:30:31.57 ID:

P「ま、まゆ…少し席を外してくれないか?」

まゆ「そんな…嘘ですよね…ねぇ!」

みりあ「ぐすっ、まゆさん怖いよ…うぅ…わぁーん!!」ギュッ

P「よしよし。ちひろさんも、まゆのことをお願いします。」

ちひろ「え、ええ…まゆちゃん。あっちへ行きましょう。」

まゆ「ま、待って…」

みりあ「うわぁーん…ぐすっ、ひっく、うぅ」

ちひろ「みりあちゃんの為にも…ね?」

まゆ「みりあちゃん……」ギリッ



23:2013/12/08(日) 19:31:09.36 ID:

ちひろ「あんなみりあちゃん…初めて見るわね。」

P(ごめん…まゆ…)

みりあ「ぐすっ、プロデューサー…あれして……」ギュッ

P「よしよし…チュッ これでいいか?」

まゆ「なぁ…!?」

ちひろ「お、落ち着いて、アレはほっぺよ。」

まゆ「は、離して…ちひろさん!」

ちひろ「まゆちゃん!!」

みりあ「まゆさん…目が怖い……」

まゆ「……」イラッ



24:2013/12/08(日) 19:32:05.32 ID:

ちひろ「みりあちゃん、今日は仕事は無いですから。みりあちゃんよろしくお願いしますね。」

P「わ、わかりました。」

みりあ「ひぐっ、ううん……プロデューサーぁ」スリスリ

P「はぁ……」ナデナデ

みりあ「グスッ…グスッ……」

P「……まゆたちは行ったか…」

みりあ「プロデューサーぁ…プロデューサーぁ……」ギュッ


P「いつまでやってるつもりだ?」


25:2013/12/08(日) 19:33:54.34 ID:


みりあ「……あはっ♪」

P「はぁ、なんてことを…なんの真似だ?」

みりあ「アレ、私にそんな口を聞くの?」

P「どうしてこのようなことを、したのですか?」

みりあ「だって、まゆさんってば…人の物を盗ろうとしたんだもん。」

P「リボンについて聞いただけじゃないか。」

みりあ「私はいい子だけど、人の物を欲しがるまゆさんは悪い子…許せないよね!」



26:2013/12/08(日) 19:34:35.61 ID:

P「はぁ…そんなことで……」

みりあ「…の味方なんだ…」ボソッ

P「何か言ったか?」

みりあ「ううん…ねぇ、今日はもう帰ろ?」

P「しかしだな……」

みりあ「私はいい子でも…プロデューサーが悪い子じゃ…しなきゃ」ボソッ

P「ん?」

みりあ「ねぇ、帰ろ?言うこと聞いてよ…ね?」

P「またあの目…わ、わかった。」



27:2013/12/08(日) 19:35:22.68 ID:

みりあ「プロデューサー、いい子イイ子♪」ナデナデ

みりあ「じゃあ、帰ろっか。私、おんぶして欲しいなぁ~」

P「歩けるだろ。」

みりあ「……また反抗した…ねぇ、ねぇ、そんなに私、みりあのことが嫌い?」

P「よーし、おんぶしてやるぞー!」

みりあ「プロデューサー大好きー」

P「はぁ……」

みりあ(文香さんって、何でも知ってるんだなぁー…まゆさん退治出来ちゃった♪)



28:2013/12/08(日) 19:38:26.25 ID:




P「またここに戻ってくるなんてな…はぁ、気が重い……」

みりあ「さぁ、お仕置き始めよ?」

P「な、なんでさ!」ビクッ

みりあ「えぇっとぉ…まゆさんに誘惑されてた。私のことを守ってくれなかった。まゆさんをかばった。私の言うことに反抗した。」

P「そりゃ、まゆだって、大事な俺のアイドルだか「うるさい!!!」」

P「ひっ…(まただ…またあの目に……)」

みりあ「ねぇ、前も言ったよね?忘れたの? プロデューサーは私を見て。私だけを見てればいいの!!」

P「それじゃあ、悪い子みりあじゃないか。」

みりあ「難しいことは子供だからわかんない!!」プイッ

みりあ「とにかく、お仕置き、お仕置きするの!!」

ガチャン


30:2013/12/08(日) 19:43:50.60 ID:

P「て、手錠…いやだ、お仕置きは嫌だ…お仕置きだけは……いやだぁ――!!」

みりあ「はーい、私はプロデューサーの要求を拒みまーす!」

P「頼む、もうしない。もうあんなことしないから。」

みりあ「もう遅いよ……」

P「な、な?みりあ…お仕置きだけはもう嫌なんだ…頼む、まゆには、俺が」

みりあ「私は、みりあを大事にしないプロデューサーを、お仕置きするんだよ?」

P「ひぃっ」

みりあ「でも、安心してよねっ♪」

みりあ「プロデューサーがいい子になれば、お仕置きは終わるよ。」



32:2013/12/08(日) 19:50:19.15 ID:

みりあ「そういえば、サンタさんって真っ赤な格好してるよね。」

みりあ「プロデューサーも…真っ赤に染まる?」

みりあ「私のプレゼントは真っ赤な真っ赤なサンタさん!」

みりあ「なんて素敵なんだろ~」

みりあ「あっ、文香さんにもクリスマスプレゼント用意しなきゃ。」

みりあ「今度は、特製栞か、またブックカバーかな?」

みりあ「どっちがいいかな?あはは、泣いてないで答えてよ。」

みりあ「……そっちね。きっまりー!」



34:2013/12/08(日) 19:51:15.56 ID:

みりあ「そうと決まれば、さっそく始めよっか♪」

P「ギャアッ!」

みりあ「真っ赤に染まった プロデューサーは~」

P「いやだ…がはっ」

みりあ「いっつも私を 困らせるんだー」

P「やめて…やめ…痛っ」

みりあ「だっから私は 彼を矯正する♪」

P「ギャッ」

みりあ「でも 彼の事は とっても好きだよ」

P「うぐっ!!」

みりあ「まゆさんには絶対 渡さない♪」

P「……」



35:2013/12/08(日) 19:54:15.37 ID:

みりあ「えへへ、クリスマスが楽しみだね♪」

みりあ「あれ、プロデューサー、寝ちゃったの?」

みりあ「呼吸はしっかりしてるね。おやすみ…プロデューサー」チュッ

みりあ「フンフンフーン フンフンフーン♪」




36:2013/12/08(日) 19:56:01.15 ID:
  {::::.\::::::::::_;. -‐'    / -‐::::::::  ∧::::/ ∧::.\::::::ハ
  \:::::::ヽ::::ア     //.::::  ‐-ミ   V  jう トミ:::Y:::::{/
    }::::::::∨ -‐ ¬く::::::イ   ==rく    ア }::::::.`ヽ:/.:.:.:
   人:::::::/ _ ,......::::く` ゙Y人〃   ノ     レ /::::\::::/.:.:.:.:   またお会いましたね。今回はこれにて終了になります。
  (:::::::ミ=\ ,ィ  __ヽ ∨ ト-‐      }  r《∧::} ∨.:.:.:.:.:   前作 鷺沢文香「1日遅れの誕生日」
    ー-ミ三iヽ 〃⌒}∧ ∨ ヽ.       /  | ヽ}/∨.:.:.:.:.:.:   の続編。今回は、あまり病んではいませんでしたね。
        ∧ ゙ト-‐ヘ:::::.、>‐-》        | ノ ,′.:.:.:.:.:   次こそ、最高のCOOOOOL!!をお見せしましょう。
         /.:.:.\、   V , _ア      _,  ,′  '.:.:.:.:.:.:.:.:   ではまた、会う日まで......
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