1:2014/10/11(土) 19:55:53.29 ID:
――――未来ガジェット研究所


岡部「――フゥーハハハ!! この、狂気のマァッドサイエンティスト……鳳凰院凶真にかかれば、こんなものっ!!」


紅莉栖「はいはい、で? こっからどう反撃してくるのかしら?」


岡部「……………………」

スッ

岡部「――なんだ、どうしたっ!? なにっ!? そうか、機関の手がもうそこまで伸びているのだな……。待っていろ! すぐに向かう!」スクッ


紅莉栖「ちょ、ちょっと岡部! どこ行くのよ!?」


岡部「すまんな、助手よ。急用ができてしまった……」


紅莉栖「なっ! 逃げるのはいいけど、負けとして私の分のドクペ買ってきなさいよ!?」


岡部「うぐっ……。――フゥーハハハ! 仕方ないな、そんな卑怯な手を使ってまで、俺の負けということにしたいのなら、そう思っているがいい! ……運が良かったな、クリスティーナよっ!」


紅莉栖「ティーナは余計だっていっとろうが! それに、そこまで言うなら、早く逆転して見なさいよ!」


岡部「――くっ、もう、時間が、ない……か。さらばだっ、クリスティーナ!」ダッシュ


紅莉栖「あっ、逃げ――」

ガチャバタン


紅莉栖「もー、岡部のやつ……」フンッ


まゆり「今日のオカリンもいつも通りだね~」


ダル「まぁまぁ、牧瀬氏。そういって、いつもオカリンはちゃんとドクペ買ってくるんだから、我慢するべきだお」


まゆり「そういうところは、オカリンって真面目さんだね」


紅莉栖「でも! なんか、さっき私が負けたみたいになってるじゃない! それが気に入らないのっ!」


ダル「まぁ、オカリンと勝負したら、そうなるなんてわかってたことだし……」


まゆり「しょうがないね~」


紅莉栖「あぁ、もう! どうにかして、岡部を敗北感でいっぱいにできないかしら……」



――――俺のことは、鳳凰院凶真と呼べッ!!



紅莉栖「……………そうだ」ハッ


ダル「ん? どしたん牧瀬氏?」


まゆり「なにか、閃いたような顔だね~」


紅莉栖「ねぇ、ちょっといいかしら――」

シュタインズゲート77


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3:2014/10/11(土) 21:09:49.27 ID:

ガチャ

岡部「――フゥーハハハ! 今戻ったぞ、ラボメンたちよ……っ!」


紅莉栖「はいはい。……で?」


岡部「ふんっ! ……まぁ、今日のところは奇跡と偶然が組み重なった結果だッ! このたびの幸運に感謝して、ありがたく飲むのだなっ!」


紅莉栖「これが奇跡と偶然の結果なら、私はもはや神にでもなっていそうね」


岡部「なぁに、意味の分からないことをほざいているのだクリスティーーーーンナッ!」バッ


紅莉栖「だから、ティーナを付けるなっ! そして、そんなに溜めるなっ!」


まゆり「トゥットゥルー! まゆしぃは、二人が仲良しでうれしいのです」


紅莉栖「仲良くないっ!」
岡部「仲良くなどないっ!」


ダル「仲良すぎだろJK」


岡部「うるさいっ、スーパーハカー!」


まゆり「あっ、もうこんな時間だ。まゆしぃは、そろそろ行かないと……」


ダル「同じく」


紅莉栖「私もね。ホテルに帰るわ」


岡部「フゥーハハハ! 助手、クリスティーナよ……」


紅莉栖「だから、違うっての」


岡部「今回の屈辱は、決して忘れはしないぞ、クリスティーナ!」


紅莉栖「屈辱って。いつもじゃない」


岡部「黙れッ! 冷蔵庫の中の貴様のモノが、明日まで無事などとは思わないことだなぁッ!」


紅莉栖「ちょっ、岡部っ! 私のプリンに手を付けたらタダじゃおかないからねッ!」


岡部「聞こえないなぁ助手よ……。もっと俺に媚びへつらい、許しを請うのであれば、考えなくもないぞ」


紅莉栖「うぐぐ……っ! ふんっ、もう知らないっ!」

ガチャ

まゆり「あ、待ってよクリスちゃん! ――それじゃ、まゆしぃは帰るのですっ!」


ダル「僕も早く帰って、昨日買ったゲームのエロシーンを堪能しなくてはっ」


岡部「あぁ、二人とも。また明日会おうではないか」



ガチャ
バタン


4:2014/10/11(土) 21:30:18.31 ID:

――――翌朝


岡部「――さてドクペは買ったし、そろそろラボに戻るとするか……」


岡部「しかし、昨日の助手の態度は何だというのだっ! この、鳳凰院凶真に対してあの……ッ!」


岡部「ふんっ! しかし、しかし今日こそは! クリスティーナにこの世の厳しさというものを教えてやろうではないか! フゥーハハハッ!!」


ガチャ


岡部「んっ? なんだ、もう誰かいるのか?」


紅莉栖「あっ……」


岡部「フゥーハハハ! 誰かと思えば、クリスティーナではないか。こんなに早くラボに顔を出すとは、貴様も余程――」





紅莉栖「おはようございます! 凶真さん」





岡部「」


8:2014/10/12(日) 16:44:55.47 ID:

岡部「……え……あ…………。……えっ?」


紅莉栖「どうかしたんですか? 凶真さ――」


紅莉栖「――あっ! そっか、合言葉言ってませんでしたっ!」


紅莉栖「……エル・プサイ・コングルゥ」


岡部「……あ、え、ほ、本当に、じょ、助手なのか……?」


紅莉栖「え? あ、当たり前じゃないですか……。どうしたんですか?」


岡部「ふ……ふ、フゥーハハハ! ど、どうやら貴様も、この俺を偉大な人物だとやっと理解したみたいだなぁッ! 俺はうれしいぞ、クリスティーーーンナッ!」バッ


紅莉栖「……え? い、いや……、鳳凰院凶真さんが偉大な人物だというのは、前からわかっていたことですけど……」


岡部「なっ……。そ、そうだろうっ!? フゥーハハハ――」


ガチャ


ダル「んー? おぉ、牧瀬氏。今日も早いですなぁ……」


紅莉栖「あぁ、橋田。おはよう」


岡部「ふ、フゥーハハハ! 聞けッ、ダルよ! 助手クリスティーナをようやく、この俺の偉大さに気付かせることに――」





ダル「あっ、凶真さんも、おはようございますー。エル・プサイ・コングルゥ」





岡部「」



紅莉栖「ねぇ、橋田? なんか、凶真さんが不思議な事を言ってるのだけど……」コソコソ


ダル「何を言ってるんだお、牧瀬氏。きっと凶真さんだけがわかる、深い理由があるに違いないですぞ」コソコソ


紅莉栖「あぁ、それもそうね! 私、凶真さんを疑ってしまったわ――」コソコソ



ガチャ



まゆり「トゥットゥルー! おはよう~、今日もいい天気だねぇ~……」ニコニコ


岡部「ま、まゆりっ!! 聞きたいことがッ――!!」



まゆり「あ、凶真さんおはようございまーす! える・ぷさい・こんぐるぅ~♪」




岡部「」


14:2014/10/12(日) 21:35:24.00 ID:

岡部(ど、どういうことだ……!? なぜ、急に……!)


スッ


岡部「――聞こえるか!? もうここまで機関の手が回っていたみたいだ……。あぁ、だが心配するな、俺が――」







紅莉栖「えっ!! き、機関の手が……すぐ、そこに!??」


ダル「ほう、おもしろい。やつらがどう出るか、見極めてみようじゃあないか」


まゆり「トゥットゥルー! まゆしぃも、がんばっちゃうよ~」







岡部「」



岡部「ちょ、ちょっとドクペを買いに行ってくる!!」


紅莉栖「え、でも、さっき買ってきたんじゃないんですか?」


岡部「ぬ、ぬるくなってしまったのでなっ!!」


紅莉栖「あ、それじゃあ私買ってきますよ!! なにも、凶真さんが行くことないですって」


岡部「えっ……。い、いいいいや!!」


岡部「――ふ、フゥーハハハ!! 助手、クリスティーナよ。これは、俺が買いに行かなくてはならないのだ……」


紅莉栖「な、なぜ……。はっ、もしかし――」


岡部「おぉっと! それ以上は言うな助手よ……。ここは、俺にまかせろ」


紅莉栖「は、はいっ!」


岡部「フゥーハハハ!! では、留守番は頼んだぞっ!」



ガチャバタン








岡部「どうしよう」



17:2014/10/13(月) 00:06:21.10 ID:

岡部「と、とにかく、作戦を練らねばならないな……」


ガララララ…


岡部「ん……?」


鈴羽「あ、おっはよー!」


岡部「おぉ、バイト戦士ではないか」


岡部「……そ、そうだっ! す、鈴羽――」




鈴羽「あれ? 凶真はこんなに朝早く出かけるの?」




岡部「……あ、あぁ……」


岡部「ふ、フゥーハハハ! く、詳しいことは機密で言えないが、ちょっと機関のことでな」


鈴羽「ふぅーん。凶真も大変なんだね」


綯「――あ、バイトのおねえちゃん! ……と」


岡部「ん? なんだ小動物か――」




綯「凶真おじさん……」




岡部「なん、だと……!??」


鈴羽「ど、どうしたの、凶真? 顔色悪いけど……」


岡部「あ、いや……。ふ、フゥーハハハ! も、もうちょっと貴様らに構ってやりたいところだが、あいにく、この狂気のマァッドサイエンティェスト、鳳凰院凶真は忙しい……。さらばだ、エル・プサイ……ァコングルゥ!」






鈴羽「エル・プサイ・コングルゥ!」


綯「える……ぷさい……こんぐるー……」




岡部「…………」






岡部「うおぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」ダッシュ




20:2014/10/13(月) 10:45:21.14 ID:
――――柳林神社


岡部「はぁ……はぁ……」


岡部「鈴羽に、小動物まで……」


岡部「き、昨日までは普通だったはずだ……。いったい何が起きている……!?」


岡部「と、とりあえず、ラボメンの皆を当たってみるほかない、か……」


岡部「まぁ、とは言っても、ルカ子に関しては今までと変わらないのかもしれないがな……」


岡部「おーい、ルカ子」


ルカ「……おはようございます。凶真さん」


岡部「お、おぉ……。あ、合言葉を忘れているぞルカ子ォ……」


岡部(なんだ? やけに、落ち着いた声――)





ルカ「はっ……! 申し訳ない。やはり、まだ某は未熟者……。凶真さんに言われて、気付かされるとは……」



岡部「」








ルカ「エェル!! プサイッ!! ァコングルゥウウウウウウアああああああああああああああ!!」



岡部「」







ルカ「――しかし、今日もまだ……。この妖刀五月雨は、某をふさわしい使い手とは認識しておりませぬ……ッ!! なんと……ッ! なんと惨めな事かッ!!」



岡部「」









岡部「 漢だ 」


23:2014/10/13(月) 13:26:33.66 ID:

岡部「あ……の……。えっと……」


岡部「ふ、ふぅ……フゥーハハハハ!!!!」


ルカ「……ッ!! きょ、凶真さん……!」


岡部「ルゥカァ子よぉ……。なぁに、恥じることはない……。その、妖刀村雨はこの俺でも真の力を引き出せなかった……」


ルカ「…………ッ!」


岡部「しかぁああしっ!! お前にはその資格がある……。その気持ちをもって、常に向き合えば……必ず応えてくれるはずだ……」


ルカ「は、はいっ!!」


岡部「フゥーハハハ! では、さらばだルカ子よ……。期待しているぞ……?」バサッ


ルカ「……凶真さんっ!」


岡部「なぁんだ?」




ルカ「これは……、妖刀五月雨ではなかったのですね?」




岡部「え?」


ルカ「いえ、先ほど凶真さんが『妖刀村雨』といったので……」


岡部「………………」


岡部「ふ、フゥーハハハ! そこに気付くとは、ルカ子も存外成長しているではないか……」


岡部「だが、しかぁし!! その答えを見つけるのはお前だ、ルゥカァ子よ……」


ルカ「はっ! こ、これが――」


岡部「――そう。運命石の扉の選択、だ……」


岡部「では、今度こそさらばだっ! エル・プサイ……ァコングルゥ!!」ダッシュ








岡部「…………」トボトボ


岡部「考えろ……。考えるんだ、鳳凰院凶真……。い、いったい何が起きているのだ……」


岡部「――とりあえず、今は少しでも情報が欲しい。フェイリスとなら、落ち着いて話ができるだろう」


26:2014/10/13(月) 19:49:34.72 ID:

――――――メイクイーン

カランカラン


フェイリス「あーっ、凶真ー! もう、最近顔を見せなかったから寂しかったのニャン!」


岡部「悪かったな……。だが、仕方がなかったのだ……。くっ……」


フェイリス「ニャニャッ!! も、もしや、もうあの封印がとけたのかニャ!」


岡部「だぁが……。心配するなフェイリスよ……。この、狂気のマァッドサイエンテェィストゥッ!」


岡部「ふぉう凰院凶真がッ!! すべてを終わらせる……」


フェイリス「そんニャッ! い、いくら凶真でも一人では危ないニャ!」


岡部「ふっ、フェイリス……。俺が、今までの俺と同じだと……本当にそう思っているのか?」


岡部「まぁ、いい。だが、フェイリスよ。実はお前にも協力してもらいたいことがある……。あとで、話しすることはできないか?」


フェイリス「合点ニャッ! 三十分後ぐらいでもいいかニャ?」


岡部「構わん! 結界を張るのを忘れるなよ……?」


フェイリス「まかせるニャー! じゃ、あっちの席で待っててニャン!」


岡部「フゥーハハハ――!!」







フェイリス「――ニャンニャン! 今終わったニャン!」


岡部「待ちかねたぞフェイリス……。それでは、さっそく今回の作戦『オペレーションフルフル』に協力してもらう」


フェイリス「わ、わかったニャン!」


岡部「とは言ってもだ……。そんなに難しい話ではない」




岡部「フェイリスよ……。まゆりは普段、この俺をどういうふうに呼んでいる……?」


フェイリス「そ、それだけかニャ……?」


岡部「おぉっと……。これが大事なことなのだ。さぁ、フェイリス……!」


フェイリス「そ、そんなの……――」




フェイリス「――いつも、凶真って呼んでるニャ」



岡部「…………そう、か……」


27:2014/10/14(火) 23:30:23.32 ID:

――――メイクイーン前

カランカラン
アリガトウゴザイマシター


岡部「……ふぅ…………」


岡部「フェイリス自体はいつも通りだが……。まゆりも、本当に……」


ヴヴヴ…


岡部「ん? 閃光の指圧師か……」






差出人:閃光の指圧師
 おはようございます!
 凶真さんっ!
 なかなか凶真さんからメールが来ないので、こっちからしちゃいました!
 凶真さんなら、大丈夫ですよね?
 返信待ってまーすっ!






岡部「………………」


岡部「ふ、ふふふ……」


岡部「フゥーハッハッハッハァ!!!」


岡部「おのれ我が助手クリスティーナよ……。わかっているぞ……、これは貴様の仕組んだことなんてことはなァ!!」


岡部「やけに手の込んだことをやってくれるじゃないか……。だぁが――ッ!!」


岡部「助手の分際でェ……、この俺を出し抜けると思ったら大間違いだァ……」


岡部「待ってろクリスティーナ……。このっ、鳳凰院凶真がッ!! 貴様の化けの皮をはがしてやろう……。フゥーハハハ!!」






――――未来ガジェット研究所

ガチャバンッ‼


紅莉栖「あっ、凶真さん! おかえりなさい」


岡部「ふっ、クリスティーナ……。貴様もずいぶん演技がうまくなったものだな」


紅莉栖「えっ……?」




岡部「貴様がッ! ほかのラボメンたちに手をまわしていることは、もうすでにわかっているっ!!」


岡部「観念したらどうだァ? クリスティーナよ……?」


32:2014/10/15(水) 19:42:47.93 ID:

紅莉栖「きょ、凶真さん……? ど、どうしたんですか?」


岡部「ふっ、なかなか粘るではないか……。だぁが、俺はもう騙されないぞっ!!」


紅莉栖「え……? え?」オロオロ


ダル「凶真さん、いくらなんでもそれは意味が分からないと思われ……」


まゆり「なんか、今日の凶真さんは変なのです……」


岡部「だぁああっ! うるさいうるさいッ!! 貴様たちももう、演技なんてやめたらどうだ!?」


紅莉栖「え、演技って……? は、橋田?」


ダル「い、いや牧瀬氏。僕に言われても……。ま、まゆ氏は……」


まゆり「うーん……。まゆしぃにも、わからないのです……」


スッ


岡部「――俺だッ! 機関の精神攻撃が激しい……!! な、なんだって!? ……これも運命石の扉の選択ということか……ッ!」


まゆり「凶真さん、いったい何が――」


岡部「まゆりっ!! もういいんだっ! いつも通り呼んでくれ!」


まゆり「え、い、いつも通りって……?」


岡部「だ、だからっ!! 俺のことを、いつものあだ名でいいからッ!!」


まゆり「え……? ま、まゆしぃは……。まゆしぃは――」







まゆり「凶真さんを、あだ名で呼んだことなんか、ないのです……」オロオロ







岡部「――――え?」


紅莉栖「そ、そうですよっ! 凶真さんをあだ名で呼ぶような人がいるわけないじゃないですかっ!」


ダル「ど、同意……」


岡部「どういうことだ……!? ま、まさか……。いや……、そんなはずは……」






岡部「昨日と、世界線が変わってる…………?」


37:2014/10/16(木) 16:06:36.27 ID:

岡部「そ、そんなっ!!? あの、リーディングシュタイナー発動時の眩暈は……!」


岡部「……き、気付かなかった……? ……いや…………そんな…………」


岡部「そ、そうだ! ダイバージェンスメーターは!?」ガタガタ


紅莉栖「い、いったいどうしたんですかっ!?」


まゆり「ま、まゆしぃは、なんだか怖いのです……」


ダル「きょ、凶真さん……。な、なにがあったんだお!?」


岡部「き、昨日までは確かここに……! ――あった!!」


  0.450721


岡部「………………ッ!!」


岡部「…………変わってない……」


岡部「……ダルッ! Dメールはどうなっているっ!?」


ダル「え……。Dメールは、この前壊れちゃったから、今直してる途中だけど……」


岡部「…………昨日までは、壊れていなかったはずだ……」


岡部「――――クッソぉおおおおおおおおおおお!!」ダッ


紅莉栖「きょ、凶真さんッ!! どこに――!?」


バタンッ‼‼



――――公園

岡部「何故だッ!! なぜ数値に変化がないッ!?」


岡部「故障……? それとも、リーディングシュタイナーが……!?」


岡部「――い、いや、発動していないのなら、俺が別の世界線の過去を覚えているわけがないはず……」


岡部「……落ち着け、落ち着くんだ……。なにも、時間がないわけじゃない……」


岡部「……すると、あと考えられるのは――――」











――――未来ガジェット研究所


まゆり「……なんだか、オカリンがかわいそうなのです……」


41:2014/10/17(金) 19:00:45.79 ID:

ダル「……同意」


紅莉栖「うっ……。ま、まぁ、私もここまでの効果を発揮するとは、ちょっと思ってなかったわ……」


まゆり「う~……。まゆしぃは、もうやめたいのです……」


ダル「それも同意。もうオカリンも反省しただろうし、牧瀬氏も許してあげればいんじゃね?」


紅莉栖「……そうね、やっぱりそう――。……あれ、ちょっとまって」カチャカチャ


ジジジ…


―――な何故だッ!! なぜ数値に変化ががないッ!


―――故障……? それとも、リリーディングシュタイナーが……!?



紅莉栖「……岡部、悩んでるわね」


まゆり「そういえば、クリスちゃん。盗聴器なんていつ仕掛けたの?」


紅莉栖「今日の朝よ。岡部がドクペ買ってきて、それを受け取った隙に白衣につけたわ」


ダル「……あれ、もしかして盗聴器作った僕も、これの片棒担いだ事になるんじゃね?」


紅莉栖「あら、いま気付いたの?」


ダル「……許さない、絶対にだ」


紅莉栖「――あ、まだ続いてるわね」



―――い、いや、発動していななのなら、俺が別の世界線の過去を覚えているわけがないはず……


―――ザザザッ……落ち着け、ち着くんだ……。なにも、時間がないわけけじゃない……


―――すると、あとか考えられるのは……



紅莉栖「さすがに冷静になってきたようね……」


まゆり「オカリン……」



―――ラボメンが、え演技をしてる……。


―――ダイバージェンンスメーターが、壊れててないとすれば、それししか……


―――ととりあえず、今日は時間をつぶそう……。明日、あした何食わぬ顔で――




紅莉栖「……しかし、岡部もよくこんなに独り言いうわね……。バカなのかしら」


ダル「……まぁ、それがオカリンだし」


42:2014/10/17(金) 21:55:59.13 ID:

紅莉栖「――と、とにかくっ!」


紅莉栖「あと一日! あと一日は様子見ましょう!」


まゆり「えー……」


紅莉栖「そうすれば、岡部も考えを改めるでしょ……」


ダル「まぁ、牧瀬氏が責任をもってくれるなら……」


まゆり「は~い……」


紅莉栖「岡部も、明日はたぶんこっちを疑いにかかってくるはずよ」


紅莉栖「とにかく、昨日話した設定の通りに振る舞ってね? もし、応えにくい質問が来たら、はぐらかすこと! わかったわね!?」


まゆり「う~……」


ダル「はぁ……」


紅莉栖「返事っ!」


まゆり「はーい」


ダル「……了解だお」


紅莉栖「ほかのラボメンの皆にもメールしないと……」


紅莉栖「――ふんっ、これももともとは岡部が悪いんだからねっ!」


ダル「ツンデレ乙」


紅莉栖「ツンデレじゃないッ!!」


紅莉栖「はぁ……。とりあえず、今日はもう帰りましょう? 岡部にはそれらしくメールしとくから――」





――――公園

岡部「――とりあえず、ラボメンたちは演技をしている……!」

岡部「……そうじゃなければ、ダイバージェンスメーターの故障だ。そうなると、何が原因で世界線が変わったのかもわからない」

岡部「……だが、この世界線も……受け入れてしまえば、居心地はいいのかもしれない……な……」

岡部「……しかし、どこで時間をつぶしたものか……」

ヴヴヴ…

岡部「ん? メール……」


差出人:助手
 なにやら、凶真さんは何か悩み事があるようなので、私たちは帰ります。
 また、明日ラボで……。エル・プサイ・コングルゥ。


岡部「……まぁ、ちょうどいい……か」


44:2014/10/18(土) 12:50:42.72 ID:

――――翌朝:未来ガジェット研究所前


紅莉栖「――よし、岡部はラボから出ていないようね……」


紅莉栖「ちょっと、良心が痛むけど……」


紅莉栖「で、でもっ、岡部が悪いんだしっ! これに懲りたら反省すればいいわ!」


紅莉栖「……それじゃ、行きますかっ」





ガチャ


紅莉栖「あ、凶真さん! おはようございます!」





岡部「おぉ、紅莉栖。おはよう」ニコッ



紅莉栖「」


岡部「ん? どうした紅莉栖? 具合でも悪いのか……?」


紅莉栖「あ、あぁ! い、いえ、別に……」


岡部「そうか……。だが、紅莉栖よ……」


紅莉栖「は、はい……」


岡部「紅莉栖がラボメンに加わったのは確かに、最近のことだ。しかし……、お前はもう、立派な俺たちの仲間だ」


紅莉栖「……」


岡部「もし、なにか困ったことがあれば、遠慮なく俺に言えばいい」


岡部「たしかに、俺ではあまり頼りにならないかもしれないが……」


紅莉栖「い、いえ、そんな――」


岡部「――でも、紅莉栖」




岡部「お前の話を聞いてやることぐらいなら、できる」ニコッ



紅莉栖「」


岡部「――おぉ、そうだ。ドクペを買ってきといたぞ。……俺の奢りだ、一緒に飲もう」


紅莉栖「」



47:2014/10/18(土) 13:53:39.02 ID:

紅莉栖(――だ、ダメよッ!! こ、これも岡部の作戦に違いない……! 流されてはダメ!)


紅莉栖「ありがとうございますっ! 凶真さんから頂けるなんて、光栄です!」


岡部「なに、かわいいラボメンのためだ。気にしなくていい」ナデナデ


紅莉栖「……ッ!」カァアア


紅莉栖(な、なによっ!! 岡部のくせに……)


紅莉栖「――あ、あっ! そ、そうだ! 冷蔵庫にプリンがあるんですよ! それも食べましょう?」


パカッ






紅莉栖「…………あれ?」






岡部「あぁ、そうだ忘れていた」



岡部「紅莉栖のために、昨日プリンを買っておいたんだ」



紅莉栖「」







岡部「紅莉栖の好みがわからなかったから、いつも食べていたやつを買ってきたが、大丈夫だったか?」


紅莉栖「あ、あ……はい……」


岡部「あっ! あと――」




岡部「実はさっき……、もう、一個食べてしまったんだ。だから、紅莉栖。俺は大丈夫だから、食べていいぞ」ニコッ



紅莉栖「」



紅莉栖「あ、ああありがとうございます……」


紅莉栖(岡部のくせに……。岡部の……くせに――)




紅莉栖(――やだ、この岡部。かっこいい……)カァアアア




49:2014/10/18(土) 21:56:04.60 ID:

紅莉栖(――って、ダメよッ! 落ち着くのよ紅莉栖……。これも岡部の策略に違いないわ……、騙されちゃいけないわっ)


紅莉栖(と、とりあえず、みんなにメールして……気を付けてもらわないと……!)


紅莉栖「や、やっぱり凶真さんは優しいですねっ!」ポチポチ


岡部「ははっ。紅莉栖にそういってもらって、俺もうれしいよ」


紅莉栖「…………ッ!」





紅莉栖(こ、この岡部はいちいち……ッ!)


紅莉栖(な、なによッ! こんな、変な笑い方もしなくてっ、一人電話もしなくて――)


紅莉栖(――優しくて、気が利く岡部なんて……)


紅莉栖(……あれ、それって……あれ?)





ガチャ


まゆり「トゥットゥルー! みんなおはよう~」


紅莉栖「――あっ! ま、まゆり、おはよう!」


岡部「おぉ、まゆりか。おはよう」


まゆり「凶真さんもおはようございます~」


岡部「あぁ……。――なぁ、まゆり」


まゆり「なーに?」


岡部「……一つだけ、まゆりに応えてほしいんだ――」






岡部「俺の本名って、なんだ?」





まゆり「……え?」


岡部「おかしな質問だってことはわかってる……。でも、正直に応えてほしいんだ」


まゆり「そ、それは――」チラッ




まゆり「鳳凰院凶真……さんだよね?」


53:2014/10/18(土) 22:44:23.64 ID:

岡部「…………そう、か……」


まゆり「あ…………はい……」


岡部「…………ははっ!」


岡部「まゆりよ。変な質問をして悪かったな! ――さて……、ちょっと……俺は屋上にいってくるよ」


紅莉栖「あ、あの……」


岡部「少し考え事があってな……。なに気にすることはない、すぐ戻るよ」


ガチャ

バタン




まゆり「……う~、やっぱりオカリンがかわいそうなのです……」


紅莉栖「……そ、そうね……」


まゆり「ねぇクリスちゃん。もうやめようよ~」


紅莉栖「で、でも、途中で辞めたら、たぶんめんどくさいことになるわ……」


紅莉栖「ごめんね、まゆり。今日は耐えてちょうだい。もし、本当に辛かったら帰っていいから」


まゆり「う~……」


紅莉栖「明日になったら、一昨日の通りに戻しましょう? 岡部には、世界線が変わっても、その世界線の過去の記憶はないみたいだし……」


紅莉栖「少しズルいけど……。それなら、一昨日までと変わらないから……」


まゆり「……うん」


紅莉栖「――ぎゃ、逆に考えましょうっ!!」


紅莉栖「昨日今日みたいな岡部が見れることなんて、そうそうないことよ!」


紅莉栖「ぽ、ポジティブに考えるのよ、まゆり」


まゆり「……そうだね~……。たしかに、あんなオカリン見たことないかも……」


紅莉栖「あ、あはは……」


ザザザ…


紅莉栖「――あ、岡部が何か言ってるみたい……」




56:2014/10/19(日) 23:44:13.95 ID:

ザザザ…

―――本名は、鳳凰院凶真……か。


―――とはいえ、まゆりは知っているはずだ。その名を名乗る前から、知り合いなのだから……。


―――だとすれば、この世界線での俺は、そう思わせるようにまゆりに教え込んだということになる。


―――ほかのラボメンにも、同様にな……。


―――……何故だ、何故……。Dメールなのかッ!? だとすれば……! どうして……ッ!!


プツッ


紅莉栖「……もう、盗聴もやめるわ。今日は、このまま穏やかに終わらせましょう……」


まゆり「うん……。オカリン、大丈夫かな……」


紅莉栖「……大丈夫よっ。……だって、岡部だもん――」







まゆり「――オカリン……、遅いね……。もうお昼なのです……」


紅莉栖「そ、そうね……。まだ、屋上に居るのかしら……?」


まゆり「……ちょ、ちょっと、様子見てくるねっ!」スクッ



ガチャ



まゆり「うわぁっ!」


紅莉栖「――まゆりっ!? 大丈夫!?」


まゆり「扉が、急に開いて……。――あっ……」




岡部「ビックリした……まゆりか。どうしたのだ? そんな顔して……」



まゆり「あ……えっと、凶真さん……。凶真さんが屋上に行ってから、帰ってこなかったから……」


岡部「あぁ、そうか……。そういえば、すぐ戻ると言ったな……。すまなかった、ちょっと買い物に行ってたんだ」


まゆり「買い物?」


岡部「もう昼だろう? だからほら、まゆりが食べるかなと思って――」





岡部「『ジューシーから揚げNO.1』買ってきたんだ」バサッ


58:2014/10/20(月) 00:06:46.27 ID:
まゆり「うわぁぁ……っ!!」キラキラ


まゆり「で、でも、凶真さん……」


岡部「ははっ、気にするな。朝方に変なことを聞いてしまったことのお詫びだ」


岡部「ほら、バナナも安かったから買ってきたぞ」


まゆり「トゥットゥルー! まゆしぃはうれしいのですっ!」


岡部「俺も、まゆりに喜んでもらえて、うれしいよ」ナデナデ


まゆり「あっ……」テレッ


岡部「……あと、紅莉栖」


紅莉栖「は、はいっ!!」ビクッ


岡部「紅莉栖にも買ってきたんだ……。まぁ、カップラーメンだけどな。一応、いろいろ買ってみたんだけど……」


紅莉栖「えっ……?」


紅莉栖(これ……、この前私が美味しいって言ったやつばっかり……)


岡部「まぁ、時間があるときにでも食べてくれよ。もし、いらなかったら俺が食べるからさ」ニコッ


紅莉栖「あっ、そ、そんなことないですっ! ぜ、全部、大好きです……!」カァアアア


岡部「……そっか! なら、よかったよ」


岡部「――ん? ダルはまだ来ていないのか?」


まゆり「うーん……。ダルくんはまだ見てないのです」


紅莉栖「橋田に、なにか……?」


岡部「……いや、ならいいんだ」


岡部「――さてと、俺はちょっと他のラボメンのところに顔を出してくる」


岡部「遠慮しないで、食べてて構わないぞ?」


まゆり「あ、でも……!」


岡部「まぁ、夕方頃には戻るつもりだ! じゃあな!」シュビッ


ガチャバタン



紅莉栖「……たぶん、他のラボメンのところに確認に行くんでしょうね……」ポー


まゆり「…………もう、オカリンあのままでいいんじゃないかな……」ポー


紅莉栖「ちょっ、まゆりっ!?」


67:2014/10/20(月) 20:10:45.97 ID:

―――未来ガジェット研究所前


鈴羽「あっ、凶真さんこんにちわー!」


綯「ぁ……凶真……さん…………」


岡部「ん? おぉ、鈴羽と綯ではないか」


岡部「鈴羽は、またMTBをいじっているのか」


鈴羽「うんっ! あっ、店長には内緒にしておいてね?」


岡部「ははっ、それについては心配するな。……何事も、自分の好きなことに打ち込めるというのは、幸せな事だろう」ニコッ


鈴羽「あ……。うん……!」パァアア


岡部「――と、綯」


綯「はぅ……」ビクッ


岡部「おっと、驚かせてしまったな……。だが、今日も元気で何よりだ」


綯「え……?」




岡部「……世界線が変わったことを嘆くより、この世界線が平和なことを喜ぶことにしよう」ナデナデ




綯「よ、よく、わからない……です……」


岡部「ははっ、気にしなくていい――」


岡部「――では、ここら辺で失礼する」


鈴羽「おっ、今日もどこか行くの?」


岡部「……まぁ、ラボメンに挨拶しに行くだけだ。……それじゃあ――」







紅莉栖「……下から、岡部の話声がすると思ったら……」コソコソ


まゆり「お、オカリン。なんだか、大人になったみたい……」


紅莉栖「も、もしかしたら、これが自然体の岡部なのかしら……」


まゆり「え~……? それじゃ、いつもオカリンは無理をしてたの?」


紅莉栖「…………そう、かもね。みんなを元気づけようとしてたのかもしれないわ」


紅莉栖「――だとすれば……。この世界線(仮)は、岡部にとって実は過ごしやすかったりするのかしらね……――――」


68:2014/10/20(月) 23:17:08.11 ID:
――――柳林神社


ルカ「――あっ、凶真さんっ! 今日も、お元気そうで……!!」


岡部「あぁ、ルカ子……。調子はどうだ?」


ルカ「そ、某の身を心配してくださるとは……!! やはり、凶真さんは某とは、器が違います……っ!」


岡部「いや、そんなことはないぞ? ルカ子もしっかりしてるさ」


ルカ「いえ、某は悔しいです……。情けない……ッ!! こんな、自分が……!!」


岡部「ははっ……、ルカ子……。――いや、ルカ」


ルカ「……ッ!」




岡部「俺の器は、そんなに大きくはない。……むしろ、まるでひび割れているかのように、ぼろぼろの器だ」


岡部「だけどな、ルカ。お前は違う」


岡部「お前は、人の話を聞き。それを信じ、そして行動することができる。強い心を持っている」


岡部「俺なんかのぼろぼろの器よりも、強く、しっかりとした器だ」


岡部「――だが、そんな器も、いい所だけではない。その長所は、短所にもなってしまう」


岡部「俺は、ルカのそんなところを補いたい」


岡部「俺は、ルカの……。その強い器の支えになりたいんだ」


ルカ「……凶真さん…………」


岡部「だから、なにも焦ることはない。ルカ子よ、お前はゆっくりと進めばいい」


岡部「お前は、誰よりも立派になれる」


岡部「――なぜなら、この鳳凰院凶真が見込んだ男なのだからな……!」


ルカ「……ッ!!」


ルカ「はいッ!!」


岡部「うん、いい返事だ」


岡部「それでは、元気なルカ子も見れたことだし、俺は次のラボメンのところに行くとするよ」


ルカ「あ、あの――。ありがとうございますっ!」


岡部「あぁ…………がんばれよ」


70:2014/10/22(水) 10:39:34.20 ID:
――――メイクイーン


フェイリス「――凶真ーっ! いらっしゃいませだニャン! 今日も作戦会議かニャ!?」


岡部「おう、フェイリス……。いや、今日は少し顔を出しに来ただけなんだ」


フェイリス「ニャ?? 凶真……?」


岡部「――ははっ、なんだかフェイリスはいつも通りで安心したよ」


フェイリス「ど、どうしたのニャ……? な、なんかいつもと違うのニャ」


岡部「……ッ!!」


岡部「はっはっ!! そんなことはないぞ!? まだ『オペレーションフルフル』は続いている……!!」バッ


フェイリス「……凶真…………」


フェイリス「……なんか、無理しているみたいだニャン……」


岡部「…………そんなことは、ない」


岡部「……ただ」




岡部「――本来であれば、過去は戻れるものではない」


岡部「……たとえ小さな過去改変でも、バタフライ効果で大きな違いが出ることなんてわかっていた事だ」


岡部「……もう、何が原因なのかもわからない。過去なんて、変えるべきじゃなかったんだ……」


フェイリス「凶真……」


岡部「――これまでの自分を否定したくない。例え失敗ばかりだったとしても、それを含めて今の自分がある」


岡部「…………まぁ、気付くのはいつも、取り返しのつかなくなった時だ」


フェイリス「…………」


岡部「……おっと! 邪魔をしてしまった! ――ではな、フェイリス。応援しているぞ」


フェイリス「あっ、凶真――!」




ガチャ

バタン


72:2014/10/22(水) 17:49:39.30 ID:
――――


岡部「――さて、あと会っていないのは萌郁とダルだけか……」


岡部「とは言っても、ダルはラボに帰れば会えるだろう」


岡部「萌郁は、どこに居るのかわからないが……。しかし、メールして聞き出すほどでもない、か……」


岡部「……いや、別に会ってもメールじゃないか。なら、気にする必要もない――」


萌郁「ねぇ」


岡部「――おぉおおうっ!!? も、萌郁ッ!??」


萌郁「……」ポチポチ


ヴヴヴ…


岡部「…………」ピッ


差出人:閃光の指圧師
 こんなところで会えるなんて奇遇ですねっヽ(・∀・)ノ
 凶真さんは、何をしてらっしゃるんですかっ?


岡部「いや、ちょうど萌郁を探していたところだ」


萌郁「……?」


岡部「大したことではない。ただ、顔が見たくなってな……」


萌郁「……ッ!」カァアアア


岡部「調子のほうはどうなのだ?」


ヴヴヴ…


差出人:閃光の指圧師
 わ、私は元気ですっ!
 凶真さん、どうしたんですかっ?
 なんか、いつもと違う気がします……。


岡部「いつもと違う……か」


岡部「――いや、元気ならそれでいいんだ。……萌郁、俺は『変わった』か?」


ヴヴヴ…




差出人:閃光の指圧師
 ……いえ、いつもの優しい凶真さんです。



岡部「……そうかっ! なら……よかった」


77:2014/10/23(木) 00:30:01.18 ID:
あぁ、そういうことか。知り合いにばれたのかとビビった。


――――同時刻:未来ガジェット研究所


紅莉栖「――そうだっ! 二人とも、ちょっとしたお祝いしない?」


まゆり「お祝い……?」


ダル「急にどしたん、牧瀬氏」


紅莉栖「あ、いや……。わ、私もね、ちょっと……ちょっとだけ岡部に悪いことしたかなぁーって思ってるの」


ダル「まぁ、続けたまえ」


紅莉栖「うぐっ……。で、でね? 明日、私たちは一昨日と同じに……――つまり、本来の私たちの接し方に戻すわけじゃない?」


紅莉栖「ただ、そうすると……。岡部は、きっとこの世界線(仮)に悪い思い出しか残らなくなってしまうわ……」


まゆり「あ~……、それもそうだね~……」


ダル「ま、もとは牧瀬氏の蒔いた種なのだがっ」


紅莉栖「そ、そこでねっ!? ラボメンの皆を呼んで、お祝いをしないかってことなの」


紅莉栖「前の岡部だったら、そんなことできないけど……」


紅莉栖「今の、岡部だったら『いつもお世話になってます』ってな感じで、自然にできるじゃない?」


ダル「んー……。でも、いくらなんでもこのタイミングでやったらバレるんじゃね?」


紅莉栖「まぁ、明日になったら、元通りにしてしらを切りとおせばいいことよ」


ダル「ご、強引……! そんな、外道のやることを平然とやってのける! そこに痺れるっ! 憧れるゥ!!」


紅莉栖「う、うるさいわねっ!! 言っとくけど、もう橋田も同罪なんだからねっ!?」


まゆり「でも、それはいいね~。トゥットゥルー! みんなでパーティなのです!」


紅莉栖「ふふっ、そうね。――それじゃ、またアップルパイでも作りますか!」


ダル「……あ、それじゃ帰ろうかな」


紅莉栖「ちょっ、それどういう意味よっ!!?」




――――公園

ヴヴヴ…

岡部「……ん? 紅莉栖からか……?」

差出人:助手
 凶真さん。実は、今ラボで未来ガジェット四号機が誤作動してしまって……\(^o^)/
 今、片付けているので、ちょっと外で時間をつぶしていてください。

岡部「四号機……。モアッド・スネークか? ……まぁ、言うとおりにどこかで時間をつぶしているか」


78:2014/10/26(日) 01:22:37.40 ID:
――――未来ガジェット研究所


まゆり「トゥットゥルー! いい感じなのですっ!」


ダル「ピザは任せろ」キリッ


紅莉栖「うーん、こんな感じかしら?」


鈴羽「……あ、新しい毒薬かなにか?」


フェイリス「禍々しいモノを感じるニャッ……!!」ビクビク


ルカ「あ、あまり、凶真さんの前で話したくないんですけど……」





萌郁「…………足音……」


紅莉栖「――えっ?」



ガチャ
バン



紅莉栖「――あれっ!? き、凶真さん!?」


岡部「……な、何をやっているのだ? モアッド・スネークが誤作動したんじゃなかったのか……?」


まゆり「あ~……。バレてしまったのです!」


紅莉栖「うん、しょうがないわよね? あ、あの、実は――――」





紅莉栖「――って、ことなんです……」


紅莉栖「すいませんっ! でも、悪気があったわけじゃないんです!」


岡部「……………ははっ」


岡部「……俺は、いい仲間を持った…………」


岡部「……本当に…………、いい、仲間を…………ッ!」グスッ


紅莉栖「……凶真、さん……?」


岡部「……す、すまないっ! ――で、では、俺は屋上で時間を潰しているとしよう。……楽しみにしている」




岡部「……やはり、どの世界線でも……。紅莉栖、お前は……――」ボソッ


81:2014/10/26(日) 18:23:34.09 ID:

紅莉栖「そ、それにしても、外で時間潰しててくださいって言ったのに……」


岡部「い、いや、最初は俺も時間潰していようと思ったんだが……。特に行くところもないし、片付けの手伝いをしようと思ってな」


まゆり「トゥットゥルー! やっぱり、凶真さんは優しいのですっ!」


岡部「……そんなことはない。俺は、いつもみんなに支えてもらっているからな」


岡部「特に――」


紅莉栖「……えっ?」


岡部「――紅莉栖には、いつも感謝している」


岡部「どんな世界線でも、紅莉栖が味方になってくれた。俺は、どれだけ助けられたことか……」


紅莉栖「…………ッ!」カァアア


紅莉栖(ぐっ、堪えるのよ牧瀬紅莉栖ッ!! この岡部が、こんなに破壊力があるとは……っ)


紅莉栖「べ、別の世界線の私……?」


岡部「……ははっ、気にするな」


岡部「――さて、それじゃ」




岡部「俺は、何も見ていないし、ラボにも寄ってない。……白衣も脱いで、少し屋上で涼んでるとしよう」ヌギヌギ




ガチャ
バタン



紅莉栖「……要するに、今のやり取りはなかった事に、ってわけね」

まゆり「な、なんだか、オカリンかっこいいのです……」

ダル「濡れるッ!」

鈴羽「う、うーん。なんだか、調子狂っちゃうね。……でも、確かにいいかも」

フェイリス「むむむっ! あんな凶真は凶真じゃないニャン!」

ルカ「……岡部さんも素敵です……!」

萌郁「…………カッコ……いい」


86:2014/10/30(木) 14:15:51.01 ID:
紅莉栖「――ほら! 早くお祝いの準備を終わらせちゃいましょう? 明日からはいつも通りに戻るんだから……」


まゆり「そうだね~……。やっぱり、オカリンはオカリンじゃないとね~」


ダル「ま、珍しいオカリンが見れたってことで、よしとするお」


鈴羽「まぁ、楽しかったよ」


フェイリス「やっぱ、いつもの凶真じゃないと嫌なのニャン!」


ルカ「私を助けてくれたのは、凶真さんですし……。凶真さんでいてほしいです!」


萌郁「……まぁ…………どっちでも、いい……」




紅莉栖「あ、岡部白衣脱いでったのね……」


まゆり「うん。いつものオカリンじゃありえないのです」


紅莉栖「まぁ、ちょうどよかったわ。白衣に取り付けておいた盗聴器を、今のうちに回収しときますか」ゴソゴソ


紅莉栖「――あれ? どこだろう……、見当たらないわ」


ダル「ちょっ! あれ、結構作るの大変だったんだお!」


紅莉栖「まさか気付いた? ……いや、見た目じゃわからないようにしたし……」


まゆり「それじゃ、どっかに落としちゃったのかな~?」


紅莉栖「う~ん……。そんな簡単には落ちないはずだけど……」


ダル「とりあえず、スイッチいれてみれば?」


紅莉栖「それもそうね。何か場所がわかるような特徴的な音でも拾えればいいんだけど……」



カチッ


―――まったく、笑えてくるな……。


―――なにが、鳳凰院凶真だ……ッ!


紅莉栖「……あれ、岡部の声? ……それじゃあ、白衣についてたのがどっか別の場所に着いちゃったのかし――」








―――フゥーハッハッハッハァ!! この俺の演技に、まんまと騙されおって! まだまだだな、クリスティーナめ!!


紅莉栖「」


93:2014/11/21(金) 10:29:35.88 ID:
―――未来ガジェット研究所 屋上


岡部「――フゥーハッハッハッハァ!! この俺の演技に、まんまと騙されおって! まだまだだな、クリスティーナめ!!」


岡部「貴様らが、俺の白衣に盗聴器を付けていることなど、最初から知っていたッ!」


岡部「おぉっと……。あまり大きな声を出すと、ラボメン共に聞こえてしまうな……」


岡部「んっふっふっふ……。だが、しかし笑いが止まらん……。あのクリスティーナの演技! 笑いをこらえるので大変だったぞ」


岡部「……それにしても危なかった」


岡部「あの、クリスティーナに勝負で負け――勝ちを譲ってやった時、いったいクリスティーナがどんな言い訳をするかと思って、携帯をボイスレコーダーにして置いておかなければ、この俺でさえもその陰謀に気付けなかったかもしれん……」


岡部「だぁがッ! おかげで、クリスティーナの計画は筒抜けだ」


岡部「まぁ、そのほかのラボメンへの連絡の速さと、連携の良さは褒めてやってもいいだろう……」


岡部「…………ルカ子の時だけは、本当に世界線が変わったのかと疑ったが……」ボソッ


岡部「――ふ、フゥーハハハ! このままラボメンが、この鳳凰院凶真のことを崇めるのを見るのも、気分はいいが……」


岡部「どうやら、明日。ラボメン達は、一昨日の態度に戻すらしい」


岡部「そこで、俺は今まで録ってきた、ラボメンたちの会話を聞かせるッ!!」


岡部「……フフフッ! あいつらの反応を想像するだけで、笑ってしまうなァ……!」


岡部「だがッ! それによって、今回の作戦『オペレーションフルフル』(嘘を暴く悪魔)が完結するッ!!」


岡部「フゥーハッハッハッハァ―――!!」






―――未来ガジェット研究所


紅莉栖「…………」

まゆり「…………」

ダル「…………」

ルカ「…………」

鈴羽「…………」

フェイリス「…………」

萌郁「…………」



紅莉栖「みんな――」



紅莉栖「 私に、いい考えがあるわ 」


97:2014/12/11(木) 13:56:08.71 ID:
―――未来ガジェット研究所 屋上


岡部「――これで、俺は助手の大きな弱みを握ったことになる……!」


岡部「……しかし、どこで聞いているのかはわからなかったから、ひとり言まで気にしなくてはいけないのは、少々疲れたな」


岡部「…………だが」


岡部「フゥーハハハ!! 大きな顔ができるのも、今日までだぞクリスティーナ……ッ!」


岡部「まずは何からやらせてやろうか……。フフ……、明日からは語尾に「さすがです、鳳凰院凶真様」と付けさせ――」


ヴヴヴ…

カチッ

差出人:助手
 お待たせしました!
 もう、大丈夫です。


岡部「フッ……。何も知らない小娘が……!」


岡部「さて、この鳳凰院凶真……。最後の仕上げだ……ッ! フゥーハッハッハッハァ!」




―――未来ガジェット研究所


ガチャ


「「「「「「「 いつも、ありがとうございますっ! 凶真さん! 」」」」」」」


岡部「おぉ、これは……」


まゆり「いつもお世話になってる凶真さんのために、今日はパーティなのです!」


ダル「凶真さん……。ピザは、俺が選びました」キリッ


フェイリス「さぁ、フェイリスもサービスするニャン!」


紅莉栖「アップルパイも焼いたんですよ!」


鈴羽「……アップルパイって、どこからどこまでがアップルパイなんだろうね」


萌郁「…………感謝、してる……」




岡部「みんな……。俺は、幸せ者だな……」

岡部(フフフ、こうしてみると滑稽だな……!)





紅莉栖( 作戦、開始 )


100:2014/12/20(土) 13:57:37.93 ID:

紅莉栖「――あ、そういえば、凶真さんの携帯ってかっこいいですよね! ちょっと見せてもらってもよろしいですか?」


岡部「ん、そうか? まぁ、かまわないが……」スッ


岡部(んっふっふ……。滑稽だな……、勝つことが決まっている物事ほど気分のいいものはない)


紅莉栖「わーっ、やっぱり! かっこいいですっ!」コソッ


岡部(……ん? いま、何か――)

グイッ

岡部「んっ?」


萌郁「…………私も……」


岡部「え? ……あ、あぁ、携帯か。萌郁もデザインが気になっていたのか? まぁ、見るだけなら好きなだけ見ればいいぞ」


萌郁「……ありがとう」


萌郁「………………」カチカチカチカチ


岡部(……あれ? ま、まぁ、でもロックかかってるし――)


まゆり「――トゥットゥルー! これ、これはねっ! まゆしぃのおすすめなのですっ!」


岡部「お、おぉ……。……ははっ、本当にまゆりはから揚げが好きだな」


ダル「あ、それなら僕もアレが見たいです!」


岡部「ダルもか? アレとは?」


ダル「ほら、凶真さんがこの前見ていた、ニキシー管のやつがあるじゃないですか! やはりちょっと気になりますお!」


岡部(ほう、この世界線(仮)では、ダイバージェンスメーターのことを知らない設定なのか?)


岡部(……だとすれば、ダルが興味を持つのもごく自然だな……。ふむ……、なかなか設定が細かいではないか、クリスティーナよ)


岡部「あぁ、じゃあもってこよう。……とはいっても、ただの飾り物だがな」ガサガサ


ダル「おぉー……! さすが凶真さん、いいセンスですお!」


岡部「ははっ、ありがとう……」


鈴羽「……あれー? なんか、あたしそれ見たことある気がする……? あたしにも見せてっ!」


岡部「そ、そんな大したものではないのだがな」


岡部(……なにを白々しい……。一応忘れている設定なのだろうか?)


フェイリス「凶真ーっ! フェイリスが、あーんしてあげるニャン!」


岡部「は、ははっ、ありがとう……」



101:2015/01/03(土) 10:23:40.61 ID:

まゆり「――あ、もうこんな時間……。まゆしぃは、もう帰らなくちゃいけないのです……」シュン…


岡部「おぉ、いつのまにこんなに時間がたっていたのか。……なに、また明日も会えるじゃないか」


紅莉栖「……そうね。それじゃ、今日のところは解散しましょう?」


ダル「うむ、僕も賛成」


鈴羽「あたしも、もう眠いなー」


萌郁「……」ウトウト


フェイリス「夜更かしは美容の大敵だニャンっ!」


岡部「あぁ、それじゃみんな」


岡部「今日は、ありがとう。俺は、弱い人間だ……。だが、みんなのおかげで、ここまでやってこれたと思っている」


岡部「みんな…………、本当にありがとうな……!」






――――翌朝 未来ガジェット研究所前


岡部「フゥーハハハ! ついに、ついにこの時間がやってきたぞォ……!!」

岡部「少し、外で時間を潰してきた……。これで、いつも通りならばラボメンは全員そろっていることだろう……」

岡部「まぁ、そろっていなくとも、クリスティーナさえそこに居れば……。……フフフ!」

バサッ‼

岡部「――これよりッ! オペレーションフルフル、最後の仕上げへと移行するッ!!」

岡部「待っていろクリスティーナッ!!! フゥーハッハッハッハァ!!」




ガチャバンッ‼


岡部「フゥーハハハ! 今、帰ったぞ……。クリスティーナは居るかッ!!」


ラボメン「………………」


岡部「ほぉう……! 全員そろっているとは……、なかなか――」


ルカ「………………」スッ


岡部(ルカ子? 昨日は体調が悪くて帰ったと言っていたが……。まぁ、恥ずかしかっただけだろう。それにしても、なんか雰囲気が――)




ルカ「岡部ェエエエエエエッ!!! 貴様っ、遅れてやってくるとは……、それでも日本男児かァアアアッ!!!」ダァンッ‼


岡部「 えっ 」


105:2015/01/23(金) 14:49:32.23 ID:

岡部「あ…………え……?」


ルカ「…………」ギロッ


岡部「…………」アングリ


ルカ「……貴様、返事も無しか……!! 私もなめられたものだな……!」ワナワナ


岡部「は、はひぃ!!」ビクッ


岡部(な、なんなのだこれはっ!? いったい何がどうなって……!)


岡部(いや、落ち着け……! 落ち着くのだ鳳凰院凶真……!! 落ち着いて、状況を分析するのだっ!)


紅莉栖「ふふっ、まぁた岡部のやつがルカさんに怒られているわ……。まったく、懲りないわね」


ダル「まったくだ。だが、彼をあまり怒らないであげようではないか。彼は、まだ若い」


フェイリス「なに甘えたことを言っている? 貴様がそう甘やかすからこうなるのではないか」


鈴羽「しかし、円卓会議に遅れたことは事実」


萌郁「……信賞必罰」


ルカ「その通り、覚悟はできているな? 岡部、倫太郎……!!」


岡部(……そうだ、これも演技に違いない……! な、なにがどうなってこうなったのかはわからんが、それしかないっ!)


岡部「ふ……フゥーハッハッハッハァ!! 危うく流されるところであったぞ……!!」


岡部「私は知っているのだぞっ!! 貴様らが昨日まで、この鳳凰院凶真を騙すために芝居をしていたことはっ!!」


岡部「そして、その証拠もこの携帯の中に……!」スチャ


岡部「フゥーハハハ! さぁ、とくと聞くがいいッ!!」ポチ





―――兄さんっ! 起きてください兄さん! もう、遅刻しちゃいますよ! 私知りませんからねっ



岡部「 えっ 」


岡部「なっ、ないっ!? あ、あの録音データがないッ!? しかも、こんな初音島に住んでいそうな女の子の音声を録音した覚えはないぞっ!??」


ルカ「……で?」


岡部「まっ、待て!! な、何かの間違いだっ!! ま、まゆりっ、る、ルカを止めてくれぇっ!」



まゆり「 耳障りだ。やれ 」



岡部「」


107:2015/02/15(日) 18:28:26.13 ID:

岡部(そ、そうだッ! 今度こそダイバージェンスメーターを見れば……!)


岡部(数値が変わっていなければ、これは演技で確定だッ!)


岡部「う、うおぉおおおおおお!」ドンッ


ルカ「むっ……。ふん、悪あがきを……!!」


岡部「た、確かこのあたりにあるはず……ッ!!」


岡部「――あったッ!!」



  0.721315



岡部「なん……だ……と……」


岡部「な、なんだと、いうのだ……この数値は……ッ!!」ガクリ




ルカ「しかし、なんだか今日の岡部は様子がおかしいな……」


紅莉栖「たしかに……。頭でも打ったのかしら?」


ダル「うーむ……。演技には、見えないな……」


萌郁「……挙動不審」


鈴羽「どうしたものか……」


フェイリス「ふんっ、信用できん……」



岡部(数値が変わっている……!? ということは、ここは、本当に、別の世界線……)




まゆり「どうした、岡部? やかましいぞ……」




岡部「――ッ!! う……うわぁあああああああああああああああ!!!」


ガチャバンッ‼











まゆり「ふぅー……。まゆしぃ、すっごい緊張したのです……」


紅莉栖「いや、そうは見えなかったわよ……」


109:2015/02/15(日) 21:03:31.28 ID:

まゆり「でも、これできっとオカリンも反省したと思うのです」


萌郁「……心機一転」


鈴羽「え、そのキャラ気に入ったの?」


ダル「はぁー、なんだか肩が凝ったお」


フェイリス「フェイリスはー、あぁいうキャラじゃないニャン!」


ルカ「………………」カァアアア



紅莉栖「うん、みんなよくやってくれたわ。まゆりもそうだけど……特に漆原さん――」


ルカ「――よ、呼ばないでくださいっ! な、なかった事にしてください……」


紅莉栖「わ、わかったわ……」






紅莉栖「それじゃ、次の作戦を説明するわね」




まゆり「ほえ?」

ダル「は?」

鈴羽「え?」

フェイリス「ニャ?」

ルカ「へ?」

萌郁「?」



まゆり「く、クリスちゃん、まだやるの~……?」


紅莉栖「当たり前でしょ?」


紅莉栖「岡部の携帯を遠隔操作できるようにして、今までのメールを消して。私たちの会話を録音したデータも消してすり替えて。さらには、ダイバージェンスメーターまで見た目だけだけど作ったのよ?」


紅莉栖「こんなもので終わらせるわけがないわ」フンゾリ




まゆり「え、え~……」

ダル「激しく後悔……」

鈴羽「あたしも……」

フェイリス「乗りかかった船ってやつかニャ……」

ルカ「えぇぇぇ……」

萌郁「……吃驚仰天」


112:2015/03/14(土) 15:00:31.11 ID:

―――翌日 ネットカフェ

岡部「――ダメだ……。結局何の解決策も浮かばないまま、朝を迎えてしまった……」


岡部「ダイバージェンスメーターの数値が変わっていたということは、ここは別の世界線であることに間違いないのだろう」


岡部「いったい、何が原因なのだ……」


岡部「……ラボに行ければ。ラボに行ければ、何か見つかる気がする――が」


岡部「深夜に戻っても、ラボの電気はついていた。この世界線では、常に誰かがラボに居るのかもしれない……」


岡部「打つ手……無いのか」


ヴヴヴ…


岡部「……ん、メール?」



差出人:牧瀬 紅莉栖



岡部「助手か……? そうか、登録してある名前も変わっているのか……」


岡部「内容を見るのが怖い……な」


岡部「しかし、こんな状況だ。なにか、少しでもヒントがあれば……」


岡部「………………いや、もうやめてしまおうか……」


岡部「……これは、過去を都合のいいように変えた、俺への罰なのかもしれない」


岡部「だとすれば、俺の戻るべき場所なんて……」


ヴヴヴ…


差出人:牧瀬 紅莉栖


岡部「……なんだ? 何か急ぎの用なのだろうか?」


カチッ




差出人:牧瀬 紅莉栖
 おっはよーっ!!
 オカリンはもう起きた??
 もう私ラボに居るから、早くおいでよーっ!


差出人:牧瀬 紅莉栖
 あれあれ~?
 オカリンどうしたのー?
 起きてないのかな? モーニングコールしちゃうぞ?



岡部「 は? 」


115:2015/03/30(月) 15:01:56.78 ID:

―――未来ガジェット研究所前


岡部「……いよいよ……か」


岡部「しかし、ここに着くまでの間、何度となく考えたが……。もうわからなくなってきた」


岡部「ここは昨日とは違う世界線なのか……? ダイバージェンスメーターを見ていないから、何とも言えないが……。しかし、だとすればいつ……?」


岡部「たしかに、一夜を過ごしたネットカフェでずっと起きていたわけではないが……。まさかその間に、ということなのか……」


岡部「……ダメだ。もう何回も考えたではないか……」


岡部「ラボだ。ラボに行かなければ……」


岡部「ラボに行けば、何かがわかるはずなんだ……!」


ガチャ


岡部「……ただいま帰りましたー……」ソローリ




紅莉栖「……あ」


岡部「……あ」



岡部「じょ……ま、牧瀬さん。お本日は、お日柄も――」





紅莉栖「あーっ! やっときたオッカリーン! もぅ、ずーっと待ってたんだからねっ?」ニコッ


岡部「あ、人違いです」バタン





岡部「し、しまったな……。この俺としたことが、部屋を間違えるとは……」


岡部「ここはきっと、ミスターブラウンが自分の店をメイド喫茶に改装したのだ。そうとしかありえない……」






岡部「……しかし、ここは二階だ」


118:2015/03/31(火) 14:20:51.55 ID:
すまんな。
あげるのもなんだし、下げ進行で行くかな。



岡部「………………二階だ」


岡部「………………………………二階か」


ガチャバン‼


紅莉栖「もーっ! オカリンどうしたのっ?? 早く入ってきなよっ」ガシッグイッ


岡部「――ッ!! あ、あのっ!??」


紅莉栖「おーい、みんなっ! ついにオカリンが帰ってきたぞーっ?」


岡部「じょ、じょし……紅莉栖さん!? あ、あのっこれ――」





紅莉栖「もぅ、何言ってるのオカリンっ?? 私の名前はクリスティーナ……だよっ?」キラリンッ


岡部「」


紅莉栖「そしてっ! みんな――!!」




まゆり「とぅっとぅるーっ! やっとあえたねぇ~、おーかりん?」キランッ


フェイリス「にゃーんっ! もぅ、どこいってたのかにゃーっ。心配したんだぞっ?」キャピキャピ


鈴羽「ボクを待たせるだなんて……っ。もー、オカリンってばっ?」マッコマコリーン


萌郁「…………きらりーん」キラキラ


ルカ「お、おかりん……会いたかった……よ?」キュン



岡部「」



岡部「………………………え?」


岡部「…………あ……」


岡部「……………え?」


岡部「…………あ…………いったい………え?」


紅莉栖「あー! 遅いよっ? オカリンもう来てるんだからねっ?」


岡部「……え? な、なにが――」




ダル「おっまたせーっ! おーかーりん……? もう、寂しかったんだぞ?」ギラリンッ



岡部「うわぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ガチャ バン‼‼


119:2015/03/31(火) 14:38:40.49 ID:
―――未来ガジェット研究所


岡部「うわぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ――!!」ガチャ バン‼





まゆり「トゥットゥルー! 大成功だね~うん。楽しかったねぇ?」ニコニコ


紅莉栖「…………………………………………」


フェイリス「やっぱフェイリスはこうでなきゃダメだニャン! まゆりが貸してくれた衣装もすっごく可愛いニャ!」


鈴羽「…………………………なんであたしまで…………」


まゆり「そうでしょ~? それね、みんなに似合うと思って、まゆしぃが一生懸命作ったんだよー」


萌郁「………………………………………」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ


フェイリス「わぁー! さっすがマユシィだニャン!」


ルカ「……か、かわいい……。きょ、凶真さんは、ボクの事どう思ったかな……?」


まゆり「もちろんっ! 可愛いって思ったんじゃないかな~? ねぇ?」


フェイリス「うんうんっ! いやーっ、もうみんなこの衣装で過ごせばいいと思うニャッ!」





ダル「 許さない、絶対にだ 」




120:2015/03/31(火) 22:30:38.55 ID:

フェイリス「………グッ……」サッ


ルカ「………………」プルプル


鈴羽「…………ちょ、ウグッ、ちょっと、トイレ、に……」クスクス


萌郁「…………」ポチポチポチカシャポチポチポチポチ


紅莉栖「……………………………………………………………………ふふっ」


まゆり「ダルくんもかわいいよ~?」


ダル「そんなわけあるかおっ!! こ、こんなもの……」


まゆり「あぁ! 無理に脱いじゃダメだよ~、破れちゃうから」アセアセ


ダル「もう、殺してくれ…………」





―――十分後


紅莉栖「――さて、みんな着替え終わったかしら?」


ダル「牧瀬氏……。この屈辱、僕は忘れないからな」


紅莉栖「わ、私のせいにしないでよねっ!? 私だって……あんなの……」カァアア


まゆり「はぁ……。みんな可愛かったのになぁ……」


フェイリス「まったくだニャ」


萌郁「…………」ポチポチポチポチ


ルカ「…………♪」


鈴羽「……で? この後はどうする予定なの? ……正直、あたしはもう抜けたいんだけど……」


まゆり「たしか……次は違うパターンだよね? えへへ、次はどんなのにする? クリスちゃんっ?」


紅莉栖「い、いや、まゆり。もうこれで大丈夫だわ」


まゆり「え~? でも……あの時クリスちゃんは……――」


121:2015/03/31(火) 23:38:16.58 ID:
――
――――
――――――


紅莉栖「――それじゃあ、作戦の説明をするわね?」


紅莉栖「まぁ、とは言っても……。正直大したことはできないのよね」


まゆり「え、そうなの……??」


紅莉栖「そう。今は岡部が、この変わり果てたラボのメンバーとダイバージェンスメーターによって、この世界線が別の世界線だと思い込んでいる状況になるわね?」


ダル「うむ」


紅莉栖「言ってしまえば、それだけなのよね。岡部が冷静になって、他のところに確認されたらすぐバレてしまうわ」


フェイリス「じゃあどうするのニャン?」


紅莉栖「そうね……。まず、絶対最後には岡部に元の世界線に戻れたと思わせなければいけないのは、わかるわよね?」


鈴羽「まぁ、それはそうだよね」


紅莉栖「だから、岡部にはその元の世界線に戻れるまで、いかに元の世界線での私たちがありがたい存在であったか、思い知らせる必要があるわ」


ルカ「そ、それじゃあ……」


紅莉栖「簡単に言えば……――」



紅莉栖「岡部が元の世界線である私たちに泣いて謝るまで、別の世界線(仮)で後悔させまくる」



紅莉栖「――ってことよ」


ダル「性格悪すぎだろぅ!」


紅莉栖「ふんっ! 岡部が悪いのよ」


紅莉栖「――それじゃ、最初の世界線はどんな感じにしようかしら? ラボの電気はつけておくから、岡部がここに戻ってくることはたぶんないわ」


紅莉栖「そして、岡部はネットカフェか何かで一夜を過ごすだろうから、世界線(仮)を変えても気付かれないでしょう」


鈴羽「でもさー? もし、どこかで岡部倫太郎がこっちを見張っていたらどうするの?」


紅莉栖「それは、さっきGPSを付けておいたから心配いらないわ」


萌郁「……用意周到」


紅莉栖「しかし、とは言っても難しいわね……」


まゆり「はーいっ! それじゃあ~……、みんなでメイドさんになってオカリンをお迎えしようよ~」


紅莉栖「却下よ。それじゃあ岡部が後悔しないじゃない。たぶん」


ダル「それじゃあ、ラボメンの女の子たちで――」


紅莉栖「却下よ。橋田のは、もう嫌な予感しかしないわ……」


122:2015/04/01(水) 12:40:15.46 ID:

紅莉栖「――うーん……。なかなかいいのがないわね……」


ダル「牧瀬氏の採用基準が高すぎる件について」


紅莉栖「うるさいわね。いいから、なんかもっといいの出しなさいよ」


鈴羽「そうはいってもねぇ……」


フェイリス「って、その本人も案を出してるわけじゃないニャ」


ルカ「む、難しいですね……」


萌郁「…………」ポチポチポチポチ



まゆり「あ、それじゃあっ! みんなでじゃんけんしようよ~」


紅莉栖「え?? じゃんけん?」


まゆり「そうっ! それで、勝った人の考えたのをやるの。誰も拒否できないんだよ~」


ダル「な、なんだとぅ!!? これは期待せざるを得ない」


紅莉栖「……まぁ、そうね。最初なんだし、少し気楽に考えたほうがいいかもね」


ダル「……ふふ、ふふふふ……」


紅莉栖「……橋田、もちろん反対が多かったら断るから」



――――――
――――
――



まゆり「――結局まゆしぃは負けちゃったけど、フェリスちゃんが勝ったおかげでさっきのができたんだよね~」


フェイリス「マユシィが言ってたの聞いてから、ずっと気になってたのニャ!」


まゆり「だから、こんどは違う衣装で……」


紅莉栖「いい、いや! も、もう大丈夫よまゆり。もう充分、岡部は後悔していると思うから……」チラッ


ダル「…………」ボー


紅莉栖「…………私もね……」


ルカ「で、でも、それじゃどうするんですか?」


紅莉栖「もうやることは一つしかないわ。とにかく、今の別世界線(仮)の証拠を消し去ることよ」


まゆり「えぇ~!? じゃ、じゃあ、このまゆしぃの衣装も……」


紅莉栖「いや、それに関しては大丈夫だと思う。世界線が変わったからと言って、前の世界線のものが無くなるわけではないようだから。ただ、それを私たちが着たっていう事実だけが無くなるってこと。てか、もう着た記憶はないわ」


まゆり「そっかぁ……よかったぁ」


123:2015/04/01(水) 13:04:05.72 ID:

―――数時間後 未来ガジェット研究所:夜


紅莉栖「――よし、とりあえずこれで最初の状況に戻ったわね」


まゆり「疲れた~……」


ルカ「疲れました……」


鈴羽「ふぅ……」


萌郁「………………」ポチポチ


フェイリス「なんか、動いた分と結果が見合っていない気がするニャ……」


ダル「それはそうだお。途中から、ただの牧瀬氏の嫌がらせだし……」


紅莉栖「聞こえてるわよ。……まぁ、みんなお疲れ様。周りの人たちにも連絡したし、あとはもういつも通りにするだけね」


紅莉栖「岡部はまたネットカフェにいるみたいだし……」


紅莉栖「それじゃ、みんな解散しましょ? 明日からはいつも通りに……ね」







―――ネットカフェ


岡部「………………もう、ダメだ……」


岡部「……なにが、どうなっている…………!」


岡部「なにか、きっかけは……!?? Dメールなのかっ!? それとも……」


岡部「……もしかしたら、他にタイムマシンが……?」


岡部「しかし――!!」


岡部「…………もう、疲れたな……」


岡部「………………」


岡部「…………」





124:2015/04/01(水) 14:04:23.96 ID:

―――翌朝 ネットカフェ


岡部「…………うぅ……。朝か……」


岡部「いや、もう昼か……」


岡部「ははっ、ずいぶんと寝てしまったものだ……。…………今日も、違う世界線なのか……?」


岡部「ラボに……。行っても、居場所はあるのか……?」


岡部「教えてくれ……。俺は……、俺はどうすればいいんだ……ッ!!」


ヴヴヴ…


岡部「……メールか?」



カチッ





差出人:助手





岡部「また助手から――」


岡部「――ッ! な、名前が……も、戻って……!?」カチッカチカチ


差出人:助手
 あんた、今どこにいるの?
 まゆりが心配してるわ。


岡部「……ま、まゆりからの着信……!」ピッ




――トゥットゥルー。まゆしぃだよ。オカリンどうしたのー? みんな心配してるよー?




岡部「ま、まゆり……ッ!!」ダッ‼







―――未来ガジェット研究所


ガチャバンッ‼


岡部「ハァ……ゴホッ……ハァハァ……」


紅莉栖「だ、誰かと思ったら岡部じゃない……。あんたなにやってた――」


岡部「お、お前はッ!! ハァ……、牧瀬、紅莉栖でいいのだな……?」ゼェゼェ


紅莉栖「はぁ? そうに決まってるじゃない……――って岡部、もしかしてまた……?」



125:2015/04/01(水) 14:21:18.11 ID:

岡部「まゆりっ!!」


まゆり「あ、トゥットゥルー! おはよ……。あ、もうこんにちはだねぇ~」


岡部「ダルっ!!」


ダル「ん~? ちょっと僕徹夜で疲れてるから、静かにお願いしますぞ」


岡部「……みんな……!!」


岡部「戻った……! 戻ったんだ……! 俺は、元の世界線に……っ!!!」ポロポロ


紅莉栖「岡部……」


まゆり「……オカリン、がんばったねぇ」


ダル「あれ、なんかシリアスな空気?」


紅莉栖「……岡部? 何があったのか、詳しく教えてもらえる――?」






紅莉栖「――そう。私たちの記憶では、あの日、あんたが私たちの会話を録音したものを流して、色々言ってきたわね」


岡部「……俺に、その記憶はない」


まゆり「大変だったねぇ~。クリスちゃんが、元はと言えばオカリンが悪いんだー、って二人でケンカになっちゃって……」


ダル「まったくだお。……でも、じゃあこのオカリンは、あのオカリンと違うってこと?」


岡部「違う……っていうのは、その表現は適当ではないかもしれないが……。まぁ、俺もそれをやるつもりだったからな」


紅莉栖「結局、何が原因なのかしらね……」


岡部「……わからん」


まゆり「……あ、そうだー! それじゃあ、お祝いしようよー」


ダル「は? お祝い?」


まゆり「うん! オカリンが帰ってきたお祝い!」


紅莉栖「帰ってきたって……。あぁ、まぁそうなるのかしらね」



まゆり「トゥットゥルー! まゆしぃ頑張っちゃうよー?」


紅莉栖「ははっ、それじゃあほかの皆も呼びましょうか」


ダル「それじゃ、僕はピザ頼むお」



岡部「みんな……」



岡部「ありがとう」


126:2015/04/01(水) 14:32:58.92 ID:

―――未来ガジェット研究所:夜


まゆり「――あ、もうこんな時間……。まゆしぃは、もう帰らないといけないのです……」


紅莉栖「それじゃあ、このくらいでみんな終わりにしましょうか?」


鈴羽「そうだねー。……しかし、結局なんのお祝いだったの?」


フェイリス「凶真? なんだか、今日はおとなしかったニャ」


ルカ「で、でも、楽しかったです……」


ダル「ふぅー。僕もそろそろ帰るお」


萌郁「…………」ポチポチ


ヴヴヴ・・・


差出人:萌郁
 私も今日は楽しかったですっ!




岡部「……お礼を言わなければいけないのは、こっちの方だ。みんな――」




岡部「 本当にありがとう! 」


紅莉栖「あら、珍しい」


まゆり「トゥットゥルー!」


ダル「お、オカリンが素直だお……」


鈴羽「なんか、いつもと違う?」


フェイリス「あーっ! いつもの凶真はどこ行ったのニャン!」


ルカ「か、かっこいいです……」



岡部「……みんな、また明日」



――――――

――――

――




127:2015/04/01(水) 14:54:09.93 ID:


―――公園


まゆり「――あっ! 困ったなぁ……ラボに忘れ物しちゃったぁ……」


まゆり「明日で大丈夫かなぁ……?」


まゆり「せっかく――」







まゆり「コスプレしたみんなの姿がかわいかったから、ビデオで撮ってたのに」







まゆり「うーん……。しょうがないよね、明日取ればいっか♪」








―――未来ガジェット研究所


岡部「はぁ……ドクターペッパーとは、やはり最高だな……」


岡部「――ん? 何か光って……。これは、カメラか??」



ポチッ








岡部「……………………………………………………」ニヤッ




 おわり




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元スレ:
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413024943/

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