1:2015/06/22(月) 20:08:51.86 ID:
浜風「駆逐艦、浜風です。これより貴艦隊所属となります」

提督「よくぞ来てくれた。私がこの鎮守府を預かる提督だ。貴艦の着艦を心より歓迎する」

提督「まだまだ提督として若輩の身である私だが。深海棲艦を倒すためにこの身を削る所存だ」

提督「だから、どうか君の力も貸して欲しい」

提督「共に静かな海を取り戻すために戦おう!」

浜風「はい! よろしくお願いします!」


浜風(真面目で誠実そうな提督………この人なら安心して指揮を任せられそうね)

浜風


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2:2015/06/22(月) 20:10:27.99 ID:
提督「よし……では挨拶はここまでだ。長旅で疲れただろう。すぐに部屋で休むといい………吹雪、案内をしてやってくれ」

吹雪「了解しました。司令官」


吹雪「初めまして浜風さん。この鎮守府で秘書艦を務めてる吹雪です。部屋まで案内させてもらいますね」

浜風「はい……よろしくお願いします」


ガチャリ


瑞鳳「提督~、いる~?」

提督「あれ、瑞鳳?」



4:2015/06/22(月) 20:12:58.85 ID:

提督「どうしたんだ? 何かあったのか?」

瑞鳳「もうお昼の時間でしょ? だからお弁当を持ってきてあげたの。ちゃんと食べてね♪」

提督「お、おいおい……気持ちは嬉しいが、今新人の子が挨拶に来てんだから後で―――」



瑞鳳「はい。提督の大好きな卵焼き」



瑞鳳「―――食べりゅ?」


提督「」ブチッ




提督「食べりゅううううううううううううううううううううう!!!!!」




浜風「!?」



5:2015/06/22(月) 20:14:27.24 ID:

提督「うおおおおッッッ! 瑞鳳ッッッ!!!」抱きっ

瑞鳳「あっ…だ、ダメ! 提督ぅ……/// こんなとこで……ああっ!///」


チュチュチュチュチュチュチュチュ♪


提督「瑞鳳オオォォォッッ! 瑞鳳ッッッッ!!!」

瑞鳳「だ、ダメだってばぁ…/// 吹雪たちが見てる―――ひゃあん!///」


チュチュチュチュチュチュチュチュ♪


浜風「こ、これは一体何が!? と、とにかく提督を止めないと!」



7:2015/06/22(月) 20:16:34.78 ID:

浜風「当て身!」ドゴッ!

提督「ぐはぁっ!」


提督「あ、あれ……? 俺は一体何を……?」

浜風「覚えてないのですか……?」

提督「なんだか記憶が曖昧で―――俺は確か瑞鳳の卵焼きを……」

瑞鳳「そうそう。ほら、私が提督のために作った卵焼き」


瑞鳳「……食べりゅ?」


提督「」ブチッ


提督「食べりゅううううううううううううううううううううう!!!!!」ガバッ


浜風「!?」



9:2015/06/22(月) 20:18:24.82 ID:

チュチュチュチュチュチュチュチュチュチュ♪


瑞鳳「だ、ダメぇ!/// そんなとこまさぐってキスしちゃ……んああっ!///」


チュチュチュチュチュチュチュチュチュチュ♪


瑞鳳「提督……提督ぅ……!!/// ああんっっ!!///」




浜風「な、なんなのこれ……!?」


11:2015/06/22(月) 20:21:02.28 ID:

浜風「さっきまで真面目だった提督が獣のようになって……それに瑞鳳もノリノリで……」

吹雪「あ~あ、また発作が始まっちゃいましたか」

浜風「ほ、発作? これは病気なの!?」

吹雪「はい。うちの提督は普段は真面目で誠実な方なんですが」


吹雪「瑞鳳さんの度重なる調教―――いえ、献身さにやられてしまい」

浜風「今、調教って―――」


吹雪「『食べる』という言葉を聞くと、人が変わったかのように襲い掛かってしまうという病気にかかってしまったのです」

提督「」ピクッ


提督「食べりゅううううううううううううううううううううう!!!!!」ガバッ

チュチュチュチュチュ♪ チュチュチュチュチュ♪


吹雪「んっ…あっ/// こ、こんな感じになって……ああんっ!!///」


浜風「じ、実践した!?」


瑞鳳「あうぅ、提督とらないでよぉ~!」




12:2015/06/22(月) 20:22:47.54 ID:



浜風「こうして私はこの鎮守府に配属された」



浜風「………」




浜風「色々な意味で大丈夫なのかしら……」



14:2015/06/22(月) 20:24:49.79 ID:

―――――――――――――

―――――――


浜風「………」ジリジリ

提督「な、なんだ浜風? どうしてそんなに俺から距離をとって……?」

浜風「警戒のための当然の措置です」

提督「???」


天龍「なんだよ、新入り。てめぇ提督にビビッてんのかー?」

浜風「だ、だって……」

提督「ビビるって、何の話だ?」

天龍「一々警戒してんじゃねぇよ。そんなんじゃ身が持たねぇぞ」

吹雪「そうですよ。あの単語さえ言わなきゃ安全なんですし」

浜風「それはそうかもしれないけど……」


提督「??? 一体何の話だ?」




16:2015/06/22(月) 20:28:13.83 ID:

天龍「そうだっての。『食べる』って単語だけに注意すればいいだけなんだからよ」


提督「」ビクン!


浜風&吹雪『あっ』


提督「食べりゅううううううううううううううううううううう!!!!!」ガバッ


天龍「うわぁぁぁぁ! しまった―――ひゃんッ!!///」


チュチュチュチュチュチュ♪


吹雪「流石は天龍さん。見事なフラグ回収ですね」

浜風「そんなこと言ってる場合!? 早く助けないと!」


18:2015/06/22(月) 20:31:19.28 ID:

天龍「ハァ…ハァ……/// ひ、酷い目にあったぜ……///」

浜風「だ、大丈夫?」

天龍「クソッ! こんなの龍田に見られてたら笑われる所だったぜ! オレはもう二度と『食べる』なんて言わないぞ!!」


提督「」ピクリ


浜風「あっ」


提督「食べりゅううううううううううううううううううううう!!!!!」

チュチュチュチュチュチュ♪


天龍「んっ…/// そこ……ば、バカっ! だ、ダメェ……ひゃん!///」


チュチュチュチュチュチュ♪



吹雪「業界用語でいう所の、天丼ってやつですね」


浜風「ひょっとしてわざと言ってるんじゃ………」




19:2015/06/22(月) 20:33:28.02 ID:
―――――――――――――――――――――――

―――――――――――


金剛「HEY! 提督ぅー。そろそろTea Timeのお時間ですヨー! 一旦仕事はStopするデース!」

提督「そうだな……じゃあ休憩するか」


金剛「それじゃあ、提督ぅ。Tea Timeのお茶菓子代わりに―――私のことを!」


金剛「タ・ベ・ル?」


提督「」ブチッ


提督「食べりゅううううううううううううううううううううう!!!!!」ガバッ


チュチュチュチュチュチュチュチュチュチュ♪


金剛「あんっ!/// 提督からのBurning Love………嬉しいデース!///」




21:2015/06/22(月) 20:35:00.52 ID:

比叡「ちょっと司令!? 金剛お姉さまに何してんですか―――ッ!!」

比叡「お姉さまもわざと司令に『食べる』なんて言わないでください!!」


提督「」ブチッ


提督「食べりゅううううううううううううううううううううう!!!!!」


比叡「ひえっ!? しまった―――ッ!! ひゃああああああ!?///」


チュチュチュチュチュチュ♪


金剛「Oh、Sit! 比叡に提督とられましたー!」

比叡「た、助け―――きゃん!///」


22:2015/06/22(月) 20:37:15.06 ID:

榛名「比叡お姉さま! すぐにお助けします!」


榛名「て、提督……/// は、榛名のことを……///」


榛名「た、食べりゅ……?///」


提督「」ブチッ


提督「食べりゅううううううううううううううううううううう!!!!!」

チュチュチュチュチュチュ♪


榛名「あ、ああん…/// こ、これが提督からの…バーニングラブ……///」


金剛「今度は榛名にとられました―――ッ!」


23:2015/06/22(月) 20:38:45.31 ID:

霧島「もう、本当に困ったものね。我が姉妹ながら毎回毎回『食べる』『食べる』言い合って―――」

提督「」ブチッ


提督「食べりゅううううううううううううううううううううう!!!!!」


霧島「ハッ、しまった! 私としたことが―――きゃああああああああ!///」


ギャー ワー ギャー!




吹雪「金剛四姉妹はいつもこんな感じなんですよね」

浜風「ず、頭痛が………」フラッ




24:2015/06/22(月) 20:40:49.07 ID:
――――――――――――

―――――――――


大和「提督、本日の夕食はこの大和が用意しました。どうぞ召し上がってくださいね♪」

提督「それはありがたいんだが……大和?」

大和「どうかしましたか?」

提督「その……用意してくれた夕食ってのが、どこにも見当たらないんだけど?」

大和「……フフッ。もう、提督は察しが悪いのですから……///」

提督「えっ、どういうこと?」

大和「つまり、こういうことですよ……///」


大和「この私自身を………た・べ・りゅ?///」


提督「」ブチッ


提督「食べりゅううううううううううううううううううううう!!!!!」


チュチュチュチュチュチュ♪


大和「ああん…/// て、提督……んああっ!!///」



26:2015/06/22(月) 20:42:24.20 ID:
――――――――――

――――――――――――――


大和「はぁ…はぁ…/// 提督……凄かったです……///」

提督「ぜぇ…ぜぇ……あんまり記憶にないけど……俺凄く頑張った気がする……」

大和「………うふふっ、提督♪」ニコッ

提督「な、なんだ……大和?」


大和「おかわりも……た・べ・りゅ?///」



提督「」ブチッ


提督「食べりゅううううううううううううううううううううう!!!!!」


チュチュチュチュチュチュ♪


大和「て、提督ぅぅ~~!!///」



浜風「」


吹雪「流石は我が鎮守府最強の大和さん。見事な大和ホテル(意味深)ぶりですね」




27:2015/06/22(月) 20:43:53.33 ID:
―――――――

―――――


大和「あはぁ……///」


提督「や、大和……お、俺……もう……」


大和「提督♪ もう一杯……食べりゅ?」

提督「」ブチッ


提督「食べりゅううううううううううううううううううううう!!!!!」



提督「たたたべたべたべべべべべりゅりゅりゅりゅ―――」



提督「」バタリ



大和「あっ」


吹雪「食べ過ぎて倒れちゃいましたね」


浜風「て、提督―――ッ!!??」


28:2015/06/22(月) 20:45:47.70 ID:
―――――――――――――

―――――――

―――



提督「すまんな浜風。秘書官の吹雪が遠征でいない間、雑務の手伝いをしてもらって」

浜風「いえ、これも任務のうちです」

提督「そう言ってくれて助かるよ。それじゃあこの提出用の書類をまとめといてくれないか?」

浜風「了解しました」

提督「よし。じゃあ俺は資材の確認っと」


提督「う~ん。やはり今月もボーキが赤字か……うちの娘達はよく食べるからなぁ……しょうがないか」

浜風「………」


浜風(普段は私たちのことを第一に考えてくれる優しい提督なのに………どうして『食べる』と聞くだけであんな暴走してしまうのだろう?)

浜風(でも『食べる』という単語を言わなければいいわけだし。私達が注意さえしていれば……)



30:2015/06/22(月) 20:48:23.53 ID:

提督「おっ、もうお昼の時間か………浜風、昼食をとってきていいぞ」

浜風「提督は行かれないのですか?」

提督「ああ、まだ書類もたくさんあるし。俺はカロリーメイトでも食べて済ませるからいいよ」

浜風「そんなのいけませんよ提督。あまりにも不健全です」


浜風「たとえ忙しくても、ちゃんと食事を『食べる』べきです」


提督「」ピクッ


浜風「……ハッ! しまった!!」




31:2015/06/22(月) 20:51:02.69 ID:

浜風(言った傍から私は―――ど、どうしよう!? 提督に襲われる!?)



提督「………」



提督「はははっ、そうだな。お前の言う通りちゃんと食事をとらなきゃな」

浜風「!?」




32:2015/06/22(月) 20:52:22.83 ID:

浜風「えっ……て、提督?」

提督「ん? どうした?」

浜風「あ、あれ……?」


浜風(今、私は確かに『食べる』と行ったはず……なのにどうして……?)


浜風「あ、あの提督……」

提督「なんだ?」

浜風「た……『食べる』……?」


提督「………何をだ?」

浜風「!?(やっぱり発作が起きない!?)」




33:2015/06/22(月) 20:55:55.62 ID:

浜風「た、『食べる』!!」

提督「な、何を?」


浜風「た……たべりゅ?]

提督「だ、だから何をだ!?」


浜風「そ、そんな……(私にだけ反応しない!?)」



34:2015/06/22(月) 20:57:38.77 ID:

提督「ああ、もしかして間宮のアイスを食べたいのか?」

提督「ごめんなぁ~。実はこの前最後の一個を俺が食べちゃって……」


浜風「ッ!!」


浜風「もういいです!!」

提督「!?」ビクッ


浜風「もう……いいです! では失礼します!!」

タッタタタッ

ガチャン!


提督「………アイスぐらいであそこまでブチ切れなくても………」ショボン




35:2015/06/22(月) 20:59:44.76 ID:

―――――――――――


浜風「どうして……私には襲わなかったの……?」

浜風「別に襲って欲しかったわけじゃない……でも、どうして私だけを……?」

浜風「ほかのみんなには襲ったというのに………」


浜風「それに……」


浜風「襲われなくてよかったはずなのに、どうして私は……こんなにも腹を立てて……?」


瑞鳳「どうしたの? なんだか元気がなさそうだけど?」ヒョイ

浜風「瑞鳳………」



37:2015/06/22(月) 21:02:10.96 ID:

瑞鳳「何かあったの?」

浜風「いえ、なんでもありません……」

瑞鳳「もしかして、食べりゅ?って言ったのに提督に襲われなかったとか?」

浜風「!! ど、どうしてそれを―――!?」

瑞鳳「やっぱり………それでガッカリしてて元気がなかったのね」

浜風「べ、別にガッカリしたわけじゃ……」



瑞鳳「そう落ち込むことないわよ。襲わなかったのは理由があるんだから」

浜風「えっ?」


40:2015/06/22(月) 21:06:07.64 ID:

瑞鳳「提督はね。本当に襲われるのが嫌な艦娘相手には発作が起きないのよ」

浜風「嫌な相手には……?」

瑞鳳「うん♪ 提督はそういうのに敏感だから、察知できるみたいなのよ」

浜風「それじゃ……ほかのみんなは望んでいたから―――」

瑞鳳「そういうこと♪ だから浜風が襲われなくて残念に思ってるなら、次はきっと大丈夫」



瑞鳳「今度はきっと発作が起きるわよ♪」

浜風「だ、だから! 別に私は……///」


41:2015/06/22(月) 21:07:36.34 ID:


おーい! 浜風―――ッ!


浜風「!! これは提督の声……」

瑞鳳「ふふっ、どうやら探しに来てくれたみたいね」

浜風「………提督///」


瑞鳳「はい。これ提督用に作ったお弁当」スッ

浜風「えっ?」

瑞鳳「私の代わりに渡してくれる?」

浜風「ど、どうして? 貴方が直接渡せば―――」

瑞鳳「いいからいいから。それじゃ、提督によろしくね」タッタタタタッ

浜風「あっ………」




43:2015/06/22(月) 21:09:12.66 ID:

提督「おお、浜風。そこにいたか、探したぞ」


浜風「あ、あの……提督……」


提督「ほら、間宮のアイス買ってきたから機嫌を直してくれ」

浜風「あ、あの……///」

提督「ん? どうした…―――って手に持ってるの瑞鳳の弁当か?」

浜風「は、はい……」

提督「なんで浜風が持っているんだ?」

浜風「そ、それは………」


浜風「………」



44:2015/06/22(月) 21:11:02.45 ID:



浜風「あ、あの…提督。よかったら……このお弁当を……」



浜風「わ、私と一緒に―――」




浜風「た、た……食べりゅ?///」





45:2015/06/22(月) 21:12:06.29 ID:






提督「たべりゅうううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!」







浜風「……///」






おわり


49:2015/06/22(月) 21:31:10.22 ID:
いいリズムだった乙


50:2015/06/22(月) 21:36:59.65 ID:

良かった


51:2015/06/22(月) 21:43:31.69 ID:
浜風たべりゅぅぅぅぅぅぅぅ!!


52:2015/06/22(月) 22:07:10.81 ID:
久々に平和なssだった




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