1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 20:03:24.39 ID:nVMTBf5s0
真姫「リゾート気分で砂漠に来たら、とんだ災難ね」

花陽「私たちどうなっちゃうのかなぁ?」ダレカタスケテー

凛「でも食糧いっぱいあるし、きっとすぐに助けが来るにゃー」

真姫「テントまであるじゃない」

花陽「とりあえず、荷物の確認をしよっか?」

星空凛75


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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 20:08:23.28 ID:nVMTBf5s0
凛「お水いっぱいあるにゃー」

真姫「数日はもつわね。一番必要な物があって良かったわ」

花陽「それに、テントに寝袋、携帯固形燃料、ナイフ、発煙筒」

真姫「発煙筒はあるけど無線機は無い、か。救助ヘリが探しに来るのを待つしかなさそうね」

凛「食べ物もいっぱいあるにゃー!」



3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 20:11:52.05 ID:nVMTBf5s0
凛「カップ麺に、パン、缶詰めに、バター、これは何にゃー?」

真姫「岩塩にアスコルビン酸錠剤よ。そんな物まであるなら食べ物には困らなさそうね」

花陽「えっ?り、凛ちゃん、今のっ、も、もう一回言って!?」

凛「へっ?カップ麺、パン、缶詰め・・・」

花陽「そ、そんなぁ!」ガクガクブルブル



4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 20:16:12.39 ID:nVMTBf5s0
真姫「どうしたのよ花陽!?」

花陽「そんなっ、な、無い!?アレが無いなんて・・・っ!」ガタガタブルブル

凛「はっ!そうにゃ!大事なものが無いにゃー!!」

真姫「何!?何が無いの!?救急医療キットならこっちにあったわよ!?」

花陽「お、お米がっ」

真姫「えっ?」

花陽「お米がっ!お米が無いのぉっ!!」ぶわっ



5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 20:33:20.13 ID:nVMTBf5s0
真姫「お米?そんなの、少しの間ガマンすれば・・・」

凛「大変にゃー!!」ガタッ

真姫「えっ?」

花陽「ううっ、お米ぇ、ご飯がぁ・・・」ぐすっ

凛「かよちん!最後にご飯食べたのはいつにゃ!?」

花陽「凛ちゃんっ、わ、私、私っ、もうっ、6時間もお米食べてないよぉ」ブルブル

凛「大変だにゃー!」ぞわっ

真姫「いや、何がよ?」



6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 21:04:52.59 ID:nVMTBf5s0
花陽「お米、食べっ、た・・・」がくっ

凛「かよちん!!」

真姫「ええっ!?何よこれ!?どうしたの花陽!?」

凛「発作にゃ!」

真姫「はぁ!?」

凛「かよちんは数時間おきにお米食べないと、発作がおきてしますにゃー!!」

花陽「お米・・・お米・・・」ぴくぴく

真姫「何よそれ!!」 イミワカンナイ!



9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/06(月) 06:41:42.15 ID:r1SyXKGV0
花陽「凛、ちゃ・・・お米・・・っ」ガクガクブルブル

凛「かよちんしっかりするにゃぁあああ!!」うわーん

真姫「ちょっと花陽!?ホントに大丈夫なのあなた!?」

凛「水!お水飲むにゃかよちん!」

花陽「うっ、ぁっ」ゴクッゴクッ



10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/06(月) 06:49:19.23 ID:r1SyXKGV0
花陽「ううっ、凛ちゃん」くらっ

凛「かよちん!しっかり気を保つにゃ!!」

花陽「私、この砂漠でっ、お米も食べられないまま・・・干からびてっ、死んじゃうのかな・・・?」

凛「そんなことないにゃ!きっと砂漠にだってお米はあるにゃぁ!!」ぽろぽろ

真姫「待ってなさい花陽!今、今っ、私がお米探して来てあげるから!!」ぶわっ

花陽「あははっ、二人とも、ありがとう・・・私、みんなと、スクールアイドル、やれて・・・良かっ、た」がくっ

凛「ダメにゃあああ!!行っちゃダメにゃかよちぃぃん!!!」ぎゅっ



11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/06(月) 06:52:32.98 ID:r1SyXKGV0
花陽「お米、食べっ、たかっ、た、な・・・」

ぱたり

凛「かよちん・・・?」

花陽「 」

凛「かよちぃいいいいいいいいいいいん!!!」うわぁーん

真姫「花陽ぉーーーーっ!!」ゔぇぇぇ



12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/06(月) 06:55:07.73 ID:r1SyXKGV0
凛「うわぁーん!かよちんがっ!かよちんがぁ!!」

凛「砂漠でお米が食べられなくて干からびて死んじゃったにゃーー!!!!」

真姫「ゔぇぇぇ!!!」 イミワカンナイ!


小泉花陽、砂漠に散る!!



13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/06(月) 06:59:30.68 ID:r1SyXKGV0




凛「天国のかよちんへ。お元気ですか?」

凛「早いもので、あれから50年の月日がたちましたにゃー」

凛「かよちんにあんな事があってから、凛たちはたくさんたくさん頑張ったにゃー」

凛「二度と砂漠でお米が食べられなくて、干からびる人が現れないように!」



14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/06(月) 07:03:04.30 ID:r1SyXKGV0
凛「まずは、かよちんにも見て欲しいにゃ」

凛「あの日、みんなで遭難した砂漠にゃ!」

凛「今はこんなに、こんなに立派な田んぼに生まれ変わったにゃ!」

凛「美味しいお米がたくさん採れるようになったにゃー」

凛「かよちんの大好きなお米、食べ放題にゃ・・・!」



15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/06(月) 07:05:48.66 ID:r1SyXKGV0
凛「みんなはアイドルしたり、真姫ちゃんはお医者さんになったりしながら、少しずつ活動の輪を広げていったにゃ」

凛「この砂漠を田んぼにしようって活動」

凛「最初は無謀だと言われたにゃ」

凛「でも、少しずつ土を耕し、水を引き、失敗して、何度も何度も失敗して、ようやく緑が増えて」

凛「今では砂漠一面が田んぼになったにゃ!」



16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/06(月) 07:08:48.09 ID:r1SyXKGV0
凛「凛はね、いっぱいいっぱい勉強して農学者になったにゃ」

凛「かよちんの事を考えながら、この田んぼを作ったにゃ」

凛「あの日以来、この砂漠でお水がなくて干からびる人はいても、お米が食べられなくて干からびる人は出てないにゃ」

凛「凛、頑張ったにゃ!」

凛「だから、かよちんにも」見て褒めて欲しかったにゃ・・・っ」ぐすっ



20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/01(土) 07:24:00.81 ID:JSpRRFEA0
凛「今年になって、ようやく満足いくお米が作れたよ」

凛「天国の花陽ちんにも食べてもらいたくて、たくさん炊いちゃったにゃー」

凛「花陽ちんにいっぱい食べて欲しくて凛、がんばったにゃ!」

凛「花陽ちんに、いっぱいいっぱい褒めて欲しかったにゃー!!」

凛「でも、でも本当は、花陽ちんのこと、あの時助けたかったよ・・・」

凛「天国じゃなくて、凛の隣でこのお米を食べて・・・凛のこと、褒めて欲しいにゃー」

凛「また花陽ちんを助けられないのは、辛いから」

凛「凛、もっとたくさんお米作るにゃー!」

凛「今日も、今日も・・・」

凛「今日もお米が美味いにゃー!!」


おしまい




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