1:2015/09/10(木) 00:43:35.88 ID:

方言・口調など違和感がありましたら、お手数ですが脳内補完をお願いします。

宮永


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441813415

2:2015/09/10(木) 00:49:00.53 ID:

照「どうしよう菫…」

菫「どうしようって私に言われてもな」

照「ことの発端は1週間前」

菫「いきなり回想か」

照「朝起きると宮永ホーンが2つになっていた」

菫「そうか」



3:2015/09/10(木) 00:55:33.69 ID:

照「それから毎日、日を追うごとにどんどん増えて」


照「今ではこんな頭に」トゲトゲ


菫「確かにひどい頭だな。モヤッとボールみたいだ」

照「昨日、淡にはトゲピーってあだ名を付けられた」

菫「なかなかセンスあるな」

照「チョゲブリィィイイイ」

菫「やめろ気持ち悪い」

照「はい」


4:2015/09/10(木) 01:10:13.90 ID:

菫「で、私にどうしてほしいんだよ」

照「大阪に連れてって」

菫「なぜまた」

照「病院に行きたい。荒川病院」

菫「なるほどな」

照「お願い菫。この通り」ペッコリン

菫「別にいいけど、いつ行くんだよ」

照「明日」

菫「ずいぶん急だなおい」


5:2015/09/10(木) 01:19:37.85 ID:

照「だって命に関わる病気かもしれない。私まだ死にたくない」ガクブル

菫「まあ大丈夫だとは思うが。お前は言い出したら聞かないからな」

照「ありがとう菫」

菫「もちろん交通費は照持ちだからな」

照「えっ…」

菫「当然だろ」

照「……し、出世払いで」


6:2015/09/10(木) 01:28:40.01 ID:

翌日・大阪

―荒川病院―


アナウンス『次の方~。宮永さ~ん、診察室へどうぞ~』


照咲「「はーい」」

照咲「「ん?」」


照咲「「あ!」」


菫「照、どうかしたのか」

和「咲さん、どうかしましたか?」


菫和「「あ!」」


7:2015/09/10(木) 01:35:28.36 ID:

照「咲……」

咲「お、お姉ちゃん…」

照「咲…お前も頭が…」

咲「お姉ちゃんこそ…」

菫「なんだ、やっぱり妹なんじゃないか」

照「うっ…」ギクッ

照「そ、それより咲…その頭、いつから?」

咲「い、1週間前…」

照「私も…」


8:2015/09/10(木) 01:50:25.03 ID:

アナウンス『宮永照さん、宮永咲さん、診察室へどうぞ~』


和「お姉さんと一緒に診察みたいですね。行きましょう咲さん」

菫「ほら照、行くぞ」

照「うん」


ガラッ


憩「いらっしゃ~い」

照咲「……」トゲトゲ

憩「おぉ、えらいことになってんなぁ」

照「…憩、助けて」

憩「まあまあ、焦らんといて」

照「正直もう辛い、この頭…」トゲトゲ

憩「そんならさっそく診察始めましょか~」

咲「よろしくお願いします」ペッコリン



10:2015/09/10(木) 02:03:37.07 ID:

憩「二人とも、症状が出始めたんはいつぐらい?」

咲「1週間前です」

照「同じく」

憩「ふんふん、二人とも1週間前と…」カキカキ

憩「ほんなら体調は?気持ち悪かったりせぇへん?」

照「しない。むしろ元気すぎるくらい」

菫「確かに最近よく食べるよな、お菓子の消費量が以前と比べ物にならん」

咲「私も近頃食べても食べてもお腹が空きますね…」

和「言われてみれば最近は常に何か口にしてますね」

憩「なるほど~」カキカキ


11:2015/09/10(木) 02:12:43.98 ID:




憩「う~ん…」

菫「ど、どうなんだ荒川…」

照咲「……」ドキドキ

憩「ま、病気ではないな」

照咲「ほっ…」

和「病気じゃなければ何なんですか?」

憩「これはな…」

照咲「……」ゴクリッ


憩「宮永ホーンの繁殖行動や!」ババーン


照咲菫和「は、繁殖行動??」


21:2015/09/10(木) 12:35:47.24 ID:

憩「せや。しかも100年に1度あるかないか言われとる、貴重な現象や。いや~まさかこの目で拝めるとはな~」

照「ちょっと待ってよ憩、ホーンが繁殖ってどういうこと?」

憩「ん~とな、ぶっちゃけ言うて、そのホーンは生き物なんですわ」

和「そんなオカルトありえません」

憩「いやまあそう言うのもわかるんやけども。これはもう信じてもらわんことにはな~」

照「じゃあ仮にホーンが生き物だとして、それが私たちの症状にどう繋がるの?」

憩「うん。まずは確認からやけど、咲ちゃんは有性生殖と無性生殖ってもう習った?」

咲「っ…///」カァアア

照「憩ぃいいいいいいい!人の妹に変なこと聞かないで!!」


22:2015/09/10(木) 12:49:25.44 ID:

憩「しゃあないねん。これ知らんと説明できひんのやから。で、どうなん?」

咲「えっと…///」

和「習いましたよ。ね、咲さん?」

咲「……///」コクン

憩「さよか。ならアメーバが無性生殖、要は分裂で殖えるってのも知っとるな?」

咲「は、はい…」

憩「宮永ホーンもそれと同じようなもんや。分裂して殖えとる」


23:2015/09/10(木) 12:58:01.60 ID:

憩「まあ生き物やから、その本分は子孫残すことにあるわけやんな」

菫「ふむ…」

憩「ただ生き物言うても、こいつらは宮永一族の付属品みたいなもんでな」

和「付属品…ですか?」

憩「せや。うちも詳しくは知らんけど、どうもこのホーンには宮永一族の根絶を防ぐ役割があるみたいなんや」

照咲「???」

憩「よう分からんって顔やな」


24:2015/09/10(木) 13:09:56.05 ID:

憩「ま、うちも本で読んだだけやし、ざっくりとしか知らんけど」

憩「宮永の一族の子にはみんな生まれつきホーンがあるんやろ?」

照「う、うん」

憩「一説によるとな、どういうわけかホーンはその世代に存在する宮永の数を把握していて」

照咲「…」

憩「その数が一定数を下回ると今回みたいに分裂して、宮永を増やそうとするらしいんや」

菫「待て待て。仮にホーンが宮永の数を把握しているとして、なんでホーンの分裂が宮永増加に繋がるんだ」

憩「いいツッコミやな、問題はズバリそれや」

照咲「?」


26:2015/09/10(木) 13:23:28.83 ID:

憩「今あんたらの頭でトゲトゲしとるのは全部ホーンの子供。それはええな?」

照「なんかそう言われると気持ち悪い…」ウゲェ

憩「あんたらのホーンは現在子作りにご執心ってわけや」ケタケタ

照「イヤな言い方しないで」

憩「ただ、そいつら子ホーンもいつまでも照たちの頭にくっついてるわけやない」

和「と、言いますと?」

憩「うん。時期が来ると散らばって新しい宿主に寄生するんや」

和「ひっ!」ゾワァ


36:2015/09/10(木) 22:41:52.07 ID:

憩「そんで、寄生された後が大問題なんやけども…」

菫「もったいぶらないで早く言え」

憩「…簡単に言って、脳みそを乗っ取られる上にDNAを宮永一族のものに書き換えられてしまうんや」

菫和「!?」ギョッ

憩「そうなった人間はみんな、麻雀がべらぼうに強うなる代わりに、宮永性を名乗るようになってまう」

菫「え…こう言ってはなんだが…それだけか?」

憩「いや、今のは宮永の力に耐性のある人間の話や」

和「た、耐性のない人は…どうなるんですか?」

憩「拒絶反応を起こして、最悪死に至るな」


40:2015/09/10(木) 22:58:19.80 ID:

菫「な、何をバカな…!」

和「そうですよ!そんなオカルト…!」

憩「うちもありえんと思いたいわ。でも、過去にいくつか事例もあるみたいやし…」

和「」バタンキュー

咲「の、和ちゃん大丈夫!?」

憩「まあでも上手いシステムだと思うわ。宮永になりうる者は全て宮永に、そうでない者は排除していく」

憩「これで宮永が増えることはあっても減ることはないんやからな」

菫「な、なんて恐ろしい…」ガクブル

憩「これを繰り返していくと世界の宮永密度が上がるっちゅう訳やな…いやぁすごいわ~」

菫「感心してる場合か!」



44:2015/09/10(木) 23:09:21.58 ID:

憩「ただまあ、照や咲ちゃんにもそれ相応のリスクがあるわけでな?」

照咲「えっ…」

憩「ホーンも生き物やから、生きていくにはエネルギーがいるやんな」

照「う、うん」

憩「ただ、ホーンは自分で摂餌行動ができないわけやから、照や咲ちゃんから栄養をもらっとる」

憩「それはホーン1本でもかなりの量になる」

照咲「…」シンケン

憩「咲ちゃんはそうでもなかったみたいやけど、照なんか毎日腐るほどお菓子食うてたやろ?」

菫「そ、そうか!そういうことだったのか!」ナットク



45:2015/09/10(木) 23:14:30.11 ID:

憩「それが今のあんたらの頭ときたら…」

照咲「……」トゲトゲ

憩「二人とも、最近は食欲旺盛って言うてたな」

照咲「!!」

憩「お察しの通り、ホーンが分裂して殖えたせいや」

憩「このまま放っとくと、数日のうちに栄養失調で死ぬで!!」ビシッ

照咲「!?!?!?」ズガビーン


47:2015/09/10(木) 23:29:41.06 ID:

菫「な、なんとかならないのか荒川!」

和「あなた医者でしょう!どうにかしてください!!」

照「す、すみれ…墓前にはゴ○ィバのチョコをお願い…」フルフル

咲「…和ちゃん、たまにでいいからお墓参り来てくれると嬉しいな…」フルフル

菫「何言ってるんだ二人とも!」

和「弘世さんの言うとおりです!気をしっかり持ってください!」

憩「別に今すぐ死ぬ言うたんとちゃう、少しは落ち着き」


53:2015/09/11(金) 12:22:35.73 ID:

菫「何か手があるのか!」

憩「もちろんや。至極簡単、今のうちに殖えたホーンを切り取ってしまえば万事解決っちゅーわけや」

菫「なるほど!」それなら早k――」

照「ねえ、話遮って悪いんだけど…」

憩「なんや、どないした照」

照「なんか、頭がムズムズする…」ムズムズ

咲「私も…」ムズムズ

憩「な、なんやて!?」

和「ど、どうしたんですか荒川さん!」


54:2015/09/11(金) 12:29:46.87 ID:

憩「んなアホな…ホーンの成長が早すぎる…!」ブツブツ


照咲「ぅぐぐ…!」ムズムズムズ


菫「照!?」

和「さ、咲さん!?大丈夫ですか!?」


照咲「うぅううううううううう!」ムズムズムズ


憩「あ、あかん!二人とも、宮永姉妹から離れるんや!!」


57:2015/09/11(金) 22:02:16.45 ID:

菫「何を言ってるんだ、二人とも苦しがってるじゃないか!」

和「そうですよ!」

憩「ええから!はよ!!」



照咲「うぁあああああああああああああああああ!」ポポポポーーーン



憩菫和「うわああああああああああ!」






――その後、数日を待たずして、日本は宮永ホーンのパンデミックに陥った。

宮永ホーンはその非常に高い繁殖能力によって、瞬く間に全国に広がっていった。


58:2015/09/11(金) 22:15:53.05 ID:

―岩手―


エイスリン「ワタシ、エイスリン・ミヤナガ!」

胡桃「エイちゃん?」

エイスリン「ミヤナガ ハ ニュージーランド ニ ヨクアル ナマエ!」

塞「いや嘘だよねそれ!?」




―鹿児島―


小蒔「私は神代なんかじゃありません!宮永小蒔です!」

霞「何を言っているの小蒔ちゃん!」

春「私も…宮永。宮永春」ポリポリ

初美「おかしな霞ちゃんですねー。私たちはみーんな宮永じゃないですかー」

霞「悪霊!?悪霊の仕業なの!?」


61:2015/09/11(金) 22:32:50.86 ID:

―奈良―


玄「お姉ちゃん、なんでうちの旅館は松実館っていうの?」

宥「さあ…私もよく知らないの」

玄「お父さんに言って宮永館に改名してもらおうよ!」

宥「そうだね、玄ちゃん」

灼「うちもMiyanaga Lanesに改名しようかな…」

憧「うちも新子神社って変だし宮永神社にした方がいいわよね」

穏乃「ちょっと待って!?」


66:2015/09/11(金) 22:53:57.30 ID:

――そして、悲しいことに、少数ではあるものの犠牲者が出てしまったのである。



―大阪―


怜「りゅ、りゅうか…うち…もう、だめや…」ゼェゼェ

竜華「イヤや怜ぃ!目ぇ開け!!」

怜「へ、へへ…うち…びょ…じゃく……やか、ら…」バタッ

竜華「とき…怜ぃいいいいいいいいいいいいい!」ウワァァン


68:2015/09/11(金) 23:01:12.31 ID:

―長野―


池田「ぎにゃあああああああああああああああああああああああああ!」バタッ

美穂子「華菜!?しっかりして!華菜!!」ユッサユッサ

池田「」

美穂子「う、うそ…華菜…華菜ぁあああああああ!」ウワァァン

久保「池田ァアアアアアアアアアアアアアアアア!」




――日本、いや世界はこのまま宮永ホーンにより蹂躙されていくかに見えた。


69:2015/09/11(金) 23:10:56.71 ID:

――が、しかし!


ここで宮永ホーンへの唯一の抑止力として一縷の望みを託された、とある一族が立ち上がる。





愛宕一族である!






絹恵「待ってお姉ちゃん!いくらなんでも無茶や!」

洋榎「せやかて、うちがやらなあかんねん!」

絹恵「でも!」

洋榎「くどいで、絹。宮永ホーンの暴走を止められんのは、うちら愛宕のカニ足だけなんや」


73:2015/09/11(金) 23:20:02.19 ID:

洋榎「さっき浩子から連絡があった。おかんがやられたて」

絹恵「そ、そんな!」

洋榎「残念やけど、絹にはカニ足があらへん。カニ足がなければ宮永ホーンには太刀打ちできひん」

洋榎「今、あいつらと戦えんのはうちだけや!」

絹恵「でも!おかん言うてたやんか!」

絹恵「愛宕のカニ足は宮永ホーンより繁殖能力も戦闘能力もはるかに劣るって!」

洋榎「せやな、その通りや。一般的に宮永ホーン1本の力はカニ足50本分に相当する言われとる」

絹恵「やっぱ無茶やん!お願いお姉ちゃん、行かんといて!」


75:2015/09/11(金) 23:32:02.39 ID:

洋榎「もう決めたんや、うちは行くで」

絹恵「なら私も連れてってや!これでも愛宕の端くれ、何かできることがあるはずや!」

洋榎「あかん。絹は家に隠れとれ。絶対に外に出るんやないで」

絹恵「イヤや!私も行く!!」


パシーーーン


絹恵「お、お姉…ちゃん…?」

洋榎「絹…愛宕の血を、絶やすんやない」ナデ



洋榎「ほな、達者でやれや絹!!」


ダダダダダダッ


絹恵「待ってお姉ちゃん!行かんといて!」

絹恵「お姉ちゃぁあああああああああああああああああん!」


84:2015/09/12(土) 13:53:57.27 ID:

――その数ヶ月後


インターハイ決勝



恒子『さあ、いよいよインターハイも決勝戦!実況はこの私、宮永恒子と!』

健夜『宮永健夜でお送りします』

恒子『厳しい戦いを勝ち抜き、決勝にコマを進めたのはこの4校!』


恒子『まずは鉄板!見事3連覇なるか!?チャンピオン宮永照を擁する白糸台高校ー!』


白糸台高校

先鋒:宮永照
次鋒:宮永菫
中堅:宮永尭深
副将:宮永誠子
大将:宮永淡


85:2015/09/12(土) 14:05:32.72 ID:

恒子『続いて、こちらもまた全国常連の強豪!姫松高校ー!』


姫松高校

先鋒:宮永漫
次鋒:宮永由子
中堅:宮永洋榎
副将:宮永絹恵
大将:宮永恭子




恒子『お次は、準決勝でまさかの白糸台を抑えて一位通過!ダークホース、阿知賀女子学院ー!』


阿知賀女子学院

先鋒:宮永玄
次鋒:宮永宥
中堅:宮永憧
副将:宮永灼
大将:宮永穏乃


87:2015/09/12(土) 14:19:49.64 ID:

恒子『そしてそして、またしてもダークホース!去年大暴れした龍門淵高校を破っての全国出場!清澄高校ー!』


清澄高校

先鋒:宮永優希
次鋒:宮永まこ
中堅:宮永久
副将:宮永和
大将:宮永咲




恒子『見事優勝を手にするのはどの高校なのか!!』

健夜『どの高校もすばらしい力を持っていますからね』

恒子『ではでは、インターハイ決勝戦、まもなく試合開始です!』


88:2015/09/12(土) 14:31:56.81 ID:
―――――――――――
―――――――
―――


憩「うわああああああああああああああああ!」ガバッ


憩「はっ……な、なんや…夢か」ホッ

憩「えらい気色悪い夢やったなぁ…」

コンコン

憩(そか、診察の合間に寝てしもたんか…)



89:2015/09/12(土) 14:34:43.86 ID:

憩「は~い、どうぞ~」

ガラッ

憩「今日はどないしたんですk――」



照咲「……」トゲトゲ



憩「」

照「…憩、助けて」


憩「」




カン!


99:2015/09/12(土) 22:01:31.17 ID:

―番外編―



――これは、愛宕洋榎が妹・絹恵と別れた後、彼女の身に何が起こったのかを描く物語である。





オネエチャァアアアアアン



洋榎「…堪忍な、絹」タタタッ

洋榎「せやけど、これがカニ足を受け継いだもんの役目なんや!」タタタッ


102:2015/09/12(土) 22:11:29.41 ID:

洋榎「おらぁああああああああああ!宮永出てこいやああああああああ!」

洋榎「一匹残らず根絶やしにしたるさかいのぉ!」


セーラ「うっさいわ!ちっとは黙ってられへんのかドアホ」


洋榎「誰がドアホじゃボケぇ!」

洋榎「――って、これはこれは。江口のセーラ殿ではないですか」

セーラ「誰のことや、江口セーラって」

洋榎「はぁ?お前や、お前!ついに頭沸いたんとちゃうか?」

セーラ「俺は江口なんてモッサい名前ちゃう!宮永や!み・や・な・が!」




103:2015/09/12(土) 22:19:10.42 ID:

セーラ「なんやねん江口って。さんずい取ったらエロやないか!俺のことバカにすんのも大概にしとけや!」

洋榎「!!」

洋榎「お前も…宮永の毒牙にかかってもうたんやな…」

洋榎(こいつの頭、元からトゲトゲしとるさかい気づかんかった…紛らわしいんじゃボケ)

セーラ「なんのことや」

洋榎「今すぐ正気に戻して全国の江口さんに土下座させたるわ」

セーラ「せやから江口なんて俺は知らん言うてるやろ!」

セーラ「俺は生まれたときから宮永や!生まれも育ちも宮永や!」

セーラ「純宮永製のセーラさんやぁあああああああああああああああああああああ!」

洋榎(あかん、完全にホーンに支配されとる)


104:2015/09/12(土) 22:30:18.38 ID:

洋榎「ライバルの情けや。苦しまんでええようにしたる」

セーラ「はっ、俺に勝てる思てんのか?」

洋榎「当たり前やろ。お前みたいな脳筋に誰が負けんねん」

セーラ「お前のその上から目線が昔っから気に食わんかったんや」

セーラ「ええ機会や、格の違いを見せたるわ」

洋榎(…宮永ホーンに寄生された人間を救う方法はただ一つ、最初に寄生したホーンをカニ足で引きちぎることや)

洋榎(ただでさえ高難易度な上にこいつのホーン、かなり分裂しとる…)


洋榎(チャンスは…一度きり…!)


105:2015/09/12(土) 22:38:08.03 ID:

セーラ「いっくでぇええ!つのドリルぅうううううう!」ギュルルルッ

洋榎「―――!」カッ

洋榎(見切ったで!)



ザシュッ



セーラ「………」

洋榎「………」


106:2015/09/12(土) 22:47:39.54 ID:

洋榎「ぐはっ!」ガクッ


洋榎「んな…アホな…」

セーラ「悪いな、お前の動きはハナっから分かっとったんや」

洋榎「っ!?」

セーラ「この、照魔鏡でな」ズモモモ

洋榎「ま、まさか…おかんをやったんもお前だったんか、セーラ!」

セーラ「ん~?…ああ、監督のことか。せやで、やったんは俺や」

洋榎「おどれ鬼畜生がぁああああああああああああああああ!」ジタバタ


107:2015/09/12(土) 22:58:42.08 ID:

セーラ「んな訳で、洋榎も今から宮永の仲間入りや」ブチッ

洋榎「子ホーンを自分で引きちぎったやと…!?」

セーラ「やるわ、これ」

つ∠ ポイッ



グサッ



洋榎「い、イヤや!やめぇ!」ジタバタ

∠「」メリメリメリメリ

洋榎「ああぁああああああああああ!」

∠「」ズムッ



洋榎「」



108:2015/09/12(土) 23:03:19.07 ID:

洋榎「……」ユラッ

セーラ「自分、名前は?」

洋榎「…洋榎。宮永、洋榎や」











ピンポーン


絹恵「…だ、誰や」ビクビク

洋榎『絹ー、うちや。開けてやー』

絹恵「お、お姉ちゃん!?」パァ



110:2015/09/12(土) 23:12:29.47 ID:

絹恵「待ってなお姉ちゃん!今開けるわ!」

ガチャッ


洋榎「……」

絹恵「おかえりお姉ちゃん!めっちゃ心配しとったんやで」ダキッ

洋榎「……」

絹恵「…お姉ちゃん?」


洋榎「……」ニタァ






もいっこカン!


112:2015/09/12(土) 23:15:32.79 ID:
以上でこのssは終了です。

途中、たくさんのレスをいただけて嬉しかったです。

では、最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。


113:2015/09/12(土) 23:23:32.34 ID:

怖すぎるわ…


114:2015/09/12(土) 23:32:04.05 ID:

とーかのアホ毛、池田の猫耳あたりがレジスタンス組織して反撃してもいいのよ?


115:2015/09/12(土) 23:34:54.33 ID:
乙っ
なんか悲しくなったけどよくよく考えたらこれって夢の中か




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元スレ:
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441813415/

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