1:2014/01/12(日) 22:12:05.89 ID:NsZGTETF0

P「……」カタカタ

小鳥「……」カタカタ

P「っあ゛ぁ〜……」

小鳥「オヤジくさい伸びですね……」

P「うっ……しょうがないですよ、ずっとPCは肩凝りますし」

小鳥「確かに……」

P「今何時ですか?」

小鳥「えっと、8時です」

P「……あと1時間か…………」


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2:2014/01/12(日) 22:13:32.32 ID:NsZGTETF0

P「大体ですね……」カタカタ

小鳥「はい」カタカタ

P「なんで、こういうときに限って律子がいないんですか!」カタカタ

小鳥「確か、竜宮の収録で出張で」カタカタ

P「あー、はい、理屈では分かってるんですけど」カタカタ

小鳥「と、言いますと?」カタカタ

P「俺たちが、こんなに汗水垂らして頑張ってるのに……律子は出張先でまったりバカンス、なんて……」カタカタ

小鳥「別に、バカンスはしてないんじゃ」

P「フェアじゃないだろ!!!」バン

小鳥「ちょっ落ち着いて、落ち着いて下さい!」

P「フー……フー……」



3:2014/01/12(日) 22:14:32.67 ID:NsZGTETF0

P「あー、もう決めた、決めました」

小鳥「何をです?」

P「明日、書類という書類を律子に押し付けます」

小鳥「最低な決意ですね」

P「もう、何なら社長にも押し付けます」

小鳥「完全にとばっちりですよね、それ」

P「……ん? 待てよ?」

小鳥「今度は何です?」

P「今、俺たちがやってる書類……社長に押し付けられるんじゃないですか?」

小鳥「えぇー……」



4:2014/01/12(日) 22:15:27.27 ID:NsZGTETF0

P「いや、社長だって立派な社会人です。 パワポの1つや2つは出来るでしょう」

小鳥「いやいや、そういう問題じゃなくて」

P「何ならパワポタの1や2だって出来ますよ」

小鳥「なんで野球ゲームやらせるんですか」

P「……よし、善は急げだ」ガタッ

小鳥「え、本当にやらすんですか? こんな量の書類を?」

P「こんな量だからこそです、社長だって765プロの一員、仲間だもんね!」

小鳥「あっ、もう……こういうときだけ仲間とか言い出すんですから」



5:2014/01/12(日) 22:16:24.17 ID:NsZGTETF0

P「社長ー」コンコン

P「……」

P「しゃーちょーおー」コンコンコンコン

P「……」

P「じゅーんじろーくん! あーそーぼーっ!」コンコンコンコンコンコン

P「……」

P「しゃちょ……」コンコン


P「ゴラ順二朗この野郎!!!」ズドン



6:2014/01/12(日) 22:17:40.58 ID:NsZGTETF0

P「あぁ、居たんですね、社長」

高木「」

P「すいませんドア蹴り破っちゃって、ちょっとコナンの見過ぎで」

高木「」

P「社長はコナンだと誰が好きですか? やっぱり佐藤刑事ですかね、高木だけに」

高木「」

P「俺はね、やっぱり世良さんですね、やっぱりね、こうボーイッシュというかね」

高木「」

P「この前のアニメ見ました? あんな可愛いパンツ履いちゃって、世良さんもうホント」

高木「」

P「……」



7:2014/01/12(日) 22:18:14.40 ID:NsZGTETF0

P「……」

小鳥「あ、どうでした?」カタカタ

P「うん……まぁ……」

小鳥「何か、ドアを蹴破るような音が聞こえたんですけど……気のせいですよね」カタカタ

P「……」

小鳥「そんなまさかコナンみたいな、なんて」カタカタ

P「…………」

小鳥「プロデューサーさんはコナンだと誰が好きですか? やっぱりすば」

P「死んでましたよ」

小鳥「え?」

P「社長は……死んでました」


小鳥「…………は?」



8:2014/01/12(日) 22:19:34.24 ID:NsZGTETF0

小鳥「い、いやいや待って下さい、今何て?」

P「だから、社長が死んでたんですよ!」

小鳥「し……死んでたってそんな、金田一みたいな」

P「そこはコナンなんじゃ」

小鳥「見間違えじゃないんですか? 寝てただけ、とか」

P「いや、ちょっと体臭が」

小鳥「アーモンド臭ですか? そんなコナンみたいな体臭が!?」

P「……とにかく、小鳥さんも来てください!」

小鳥「えぇ〜……」



9:2014/01/12(日) 22:20:32.99 ID:NsZGTETF0

高木「」

P「こちらです」

小鳥「これは……」

P「脈はありませんでした」

小鳥「確かに……死んでますね……」

P「……」

小鳥「……」

P「小鳥さん、俺の考えを聞いて下さい」

小鳥「はぁ……」



10:2014/01/12(日) 22:21:17.98 ID:NsZGTETF0

P「社長が死んでいる、これは間違いありません」

小鳥「はい」

P「自殺か他殺か、とかそんな難しいことはコナンに任せましょう」

小鳥「……はい?」

P「ここで大事なのは、俺たちの書類です」

小鳥「え……えっ? 書類?」

P「期限は9時です、それを過ぎればどうなります?」

小鳥「いや……ここでそんな、期限なんて」

P「うちの信頼が落ちる……仕事が無くなるかもしれないんですよ!?」バン

小鳥「極端! 例えが極端!」



11:2014/01/12(日) 22:22:24.36 ID:NsZGTETF0

小鳥「それじゃあれですか、社長は放っておいて書類の方を」

P「いいえ、違います」

小鳥「え?」

P「俺たち2人じゃ到底終わりません……社長の助力は不可欠です」

小鳥「助力、って……だって死んで」

P「蘇らせればいいんです」

小鳥「は?」

P「社長を蘇らせる……それが出来れば、書類も終わる未来も見えてきます」

小鳥「え? 蘇らせる……って、え?」

P「言葉通りの意味です」



12:2014/01/12(日) 22:23:43.07 ID:NsZGTETF0

P「とはいえ、ハガレンも銀の匙も読んだことないんだよな……俺」

小鳥「銀の匙はまったく関係ないと思います」

P「小鳥さん、何かいい蘇生法知りませんか?」

小鳥「えぇ〜……そんな急な……」

P「なんでもいいんです!」

小鳥「……」

P「……」

小鳥「……死者蘇生、とか?」

P「遊戯王の話じゃありませんよ!?」



13:2014/01/12(日) 22:24:34.88 ID:NsZGTETF0

小鳥「うーん……う〜ん…………」

P「なんでも! 胡散臭くてもいいです!」

小鳥「確か……本屋で試し読みしたことあるのよね、ハガレン……」

P「ハガレン、ってことは、まさか」

小鳥「人体錬成……的な?」

P「おお……おおおお!!」

P「小鳥さん! それは何をすればいいんです!?」

小鳥「えっと……とりあえず、塩……ですかね?」

P「塩ですか、給湯室にあったかなぁ……」タッタッ

小鳥「……うーん、何だったかしら」



14:2014/01/12(日) 22:25:14.07 ID:NsZGTETF0

P「すいません、無かったのでコンビニで買ってきます!」

小鳥「あっ、待って下さい」

P「え?」

小鳥「コンビニに行くなら……ついでに、水も買ってきて下さい。 硬水を」

P「量はどれくらいあれば?」

小鳥「たくさん、持てるだけお願いします」

P「了解です!」ガチャッ バタン

小鳥「……」


小鳥「うん……まぁ……出たとこ勝負よね」



15:2014/01/12(日) 22:26:11.89 ID:NsZGTETF0

ガチャッ

P「ただいま戻りましたー!」

小鳥「お疲れ様です」

P「小鳥さん、何ですかそれ?」

小鳥「衣装ケースです、『器』として使います」

P「お……おおお!!」

小鳥「とりあえず、広いところで準備しましょう」

P「はい!」



17:2014/01/12(日) 22:27:56.33 ID:NsZGTETF0

小鳥「高木社長の死体と」

高木「」

小鳥「器と、塩と、水と」

P「これで……社長が……」

小鳥「はい、復活します」

P「おお……」

小鳥「この儀式は、暗闇で行う必要があります。 電気を消して下さい」

P「そうすると前が見えないんじゃ?」

小鳥「パーティ用のロウソクがありました、これを最低限の明かりにします」

P「わっかりました!」パチン

小鳥「あ、すいません、ロウソクに火を点けるので一旦電気を」

P「わっかりました!」パチン



18:2014/01/12(日) 22:28:38.46 ID:NsZGTETF0

高木「」

P「なんか……ワクワクしますね」

小鳥「プロデューサーさん、社長を衣装ケースに入れて下さい」

P「はい……うぐ、もう固くなってるな」

小鳥「次に、塩を入れて下さい。 ムラのないように」

P「はい」ファサー

小鳥「それから水を。 衣装ケース一杯にお願いします」

P「はい」ドバー

高木「」ビクン



19:2014/01/12(日) 22:29:33.53 ID:NsZGTETF0

小鳥「ここで、少し整えます」

P「整える?」

小鳥「はい。 まずは砂糖を……」ファサー

高木「」

小鳥「きざみショウガ」パラッ

高木「」

小鳥「オリーブオイル」ドバー

高木「」

小鳥「風味のバジル!」ファサー

P「どこにこんなのあったんです……?」

小鳥「さぁプロデューサーさん、ケースを閉じて下さい。 最後の仕上げです」



20:2014/01/12(日) 22:30:19.72 ID:NsZGTETF0

P「最後の……仕上げ……」ゴクリ

小鳥「はい。 ……その前に、仕組みを説明しますね」

P「はい」

小鳥「人体というのは、大体塩と水でできています。 だから、器をこれで満たす」

P「大体?」

小鳥「はい。 魂を迎え入れる準備をしたんです」

P「して、その魂は?」

小鳥「これからです……両手を、天に突き上げて下さい」

P「こうですか?」バッ

小鳥「今から呪文を唱えます……私に続いて!」バッ



21:2014/01/12(日) 22:31:29.94 ID:NsZGTETF0

小鳥「神よ!!」

P「神よ!!」

小鳥「寒さが一段と増してきましたね!!」

P「寒さが一段と増してきましたね!!」

小鳥「風邪には気をつけてお過ごし下さい!!」

P「風邪には気をつけてお過ごし下さい!!」

小鳥「うがい!」

P「うがい!」

小鳥「手洗い!」

P「手洗い!」

小鳥「にんにく卵黄!!」

P「にんにく卵黄!!」

小鳥「アーメン!!!」

P「アーメン!!!」



22:2014/01/12(日) 22:32:28.32 ID:NsZGTETF0

小鳥「……はぁ、はぁ」

P「これで……」

小鳥「…………はい」

ガタッ ガタッガタッガタン

小鳥「クライマックスです……揃えていきましょう!」

P「はい!」


P・小鳥「「社長の中の社長………………出てこいやぁ!!」」


バッカーーン

高木「うあああああああああ!!!」

P「!?」

小鳥「!?」



23:2014/01/12(日) 22:33:36.82 ID:NsZGTETF0

高木「はぁッ……はぁっ……」

P「社長……社長なんですか!?」

小鳥「最近水虫の高木順二朗なんですか!?」

高木「なんだね、いきなり2人とも……」

P「やった……やったんだ!」

小鳥「やりましたね! パーフェクト人体錬成ですよ、パーフェクト!!」

高木「うむ……なんだか、嬉しそうなのはいいことだが」

P「はい?」

高木「もう9時だ……書類は出来ているのかね?」

P「……」

小鳥「……」



P・小鳥「「あっ」」


おわり



24:2014/01/12(日) 22:34:26.58 ID:NsZGTETF0

以上です。読んで下さって、ありがとうございました。
ハガレン好きな方々、ごめんなさい。


25:2014/01/12(日) 22:38:11.91 ID:Vui2g2rAO

ハガレンが好きとか以前の問題である


27:2014/01/12(日) 22:41:59.92 ID:CylAHnsco

Pがドアで突き飛ばしてサツガイしたのかと思った


32:2014/01/13(月) 01:08:43.72 ID:mVZGC/rMo

勢いだけだけど面白かったわ


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元スレ:
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389532325/

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