1:2014/04/10(木) 23:29:18.09 ID:OjTiTVHPo

ちひろ「ええ、もう、というか予定通りですよ」

P「しまったな。まだ余裕あると思っていたんだが」

ちひろ「あと余裕は一週間ほどです」

P「仕方ない。明日か明後日あたりにみんな集めて事情説明しよう」

ちひろ「そう思って既に今日の夜に召集済みです」

P「手際が良くて助かります」

ちひろ「ちなみに時間は二時間後ぐらいですよ」

P「じゃあそれまでに出来る仕事を済ませないといけないですね」

ちひろ「ええ」

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2:2014/04/10(木) 23:29:50.49 ID:OjTiTVHPo

P「みんな集まったかー」

凛「集まったよ。どうしたの、緊急の呼び出しって」

P「えっとだな……一週間後に事務所がなくなることになりました」

凛「え……?」

ザワザワ

P「はーい、静かに。そういうわけだからこれから個人面談をする。
 アイドルを続けたいかそうでないかだ。名前順に個室に呼ぶからな」

凛「え、ちょっと待ってよ」

P「どうした」

凛「なんで事務所なくなるの? 倒産?」

P「知っての通り順風満帆だ」

凛「じゃあなんで!」

P「どうしようもないこと。仕方のないことなんだよ」

凛「ちゃんと説明して!
  私はこれからもずっとプロデューサーが隣にいてくれると思ったのに……」

P「ごめんな。凛」

ありす「私からもちゃんとした説明を求めます」

P「ありす……」

ありす「私だけではありません。ここにいるみんながそう思っています」

ウンウン


3:2014/04/10(木) 23:30:16.84 ID:OjTiTVHPo

P「……これから生きていく上でお前達は様々な疑問や悩みに遭遇することがある」

ありす「はぁ」

P「そのたびにお前達は解決策や回答を模索し、それに打ち勝とうとする」

ありす「……」

P「だが世界はいつでも解決策を用意しているわけでもないし、
 お前達の納得のいく回答があるわけではない。時には歯を食いしばって
 目を背けたくなるような真実と対峙し、耐えなければいけないこともある」

ありす「その回答ですとか解決策とやらは教えてくれないと?」

P「そうだ」

ありす「言いたくないのですか。言えないのですか」

P「……言えない」

ありす「そうですか」

凛「そんなので納得しろって言うの?」

P「ああ」

凛「ねぇプロデューサー。この二年間ってそれだけなの?
 『言えません』『はい、そうですか』それで終わる関係だったの?
 私の感じてた信頼って……所詮一方通行だったってこと?」

P「いや、俺はお前らのことを大事に思ってる」

凛「だったら!」

P「さっきも言っただろ。回答のない疑問だ」

凛「……冷たいね。プロデューサー」

P「……俺だって」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「くっ……わかってます」


4:2014/04/10(木) 23:30:51.69 ID:OjTiTVHPo

ありす「ちひろさんは何か知っているんですね」

ちひろ「ええ。ですが、私から言える事は何一つありません」

凛「ちひろさんも絡んでるんだね」

ちひろ「はい」

P「凛」

凛「何」

P「もしもちひろさんに何かしようと思っているのならばやめろ」

凛「……何もしないよ」

P「俺がもっとしっかりしていればこんな結末にはならなかったんだ。
 もしも殴ってお前の心の内が晴れるなら俺を殴れ」

凛「殴らない代わりに理由を教えてって言ってもダメなんだよね」

P「すまない」

凛「うん……。私も謝るよ。さっきはあんなに無表情だったのに。
  プロデューサーもつらいんだね」

P「……本当にすまない」

加蓮「……勝手だよ。勝手すぎるよ」

P「加蓮……」

加蓮「凛が全部言ってくれると思ったから黙って見てたけどさ。
   Pさんもつらい。私達もつらい。なんでそんなことがまかり通るの?
   おかしいよ、そんなの。ねぇ奈緒」

奈緒「まぁな……。なぁ、Pさん。無理なのか? どうにもならないのか?」

ちひろ「なりません」

奈緒「アタシはPさんに……」

P「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」

奈緒「えっ?」

加蓮「なにそれ」

P「疑問に対する俺からの最大限の回答だよ」

凛「どこから来たのか……」

P「よし、個人面談を始める。えーっとまずは……」


5:2014/04/10(木) 23:31:18.06 ID:OjTiTVHPo

加蓮「本当になくなるんだね」

奈緒「なんか呆気ないな」

凛「プロデューサーと連絡取れた?」

加蓮「全然」

奈緒「昨日からずっと電源入ってないみたい」

凛「最後に事務所に来ると思ったんだけど読みを外したかな。
  ……あっ!」ダッ

奈緒「うぉい! どうした!」

凛「今、いた! 事務所の中に!」

加蓮「朝から見張ってたのにどうやって!」

凛「わかんないけど! 確かにいた!

加蓮「階段キッツ……でも!」

奈緒「負けられるか!」

凛「プロデューサー!」ガチャ

奈緒「いたか!?」

加蓮「ひぃひぃ……あれ……いないの?」

凛「……ねぇこれ」

奈緒「ん? メモ翌用紙? 昨日ちゃんと掃除したのにな」

加蓮「なんて書いてあるの?」

凛「『ごめん。頑張れ』」

加蓮「……謝るくらいならいなくなるな」

奈緒「ほんとな」


6:2014/04/10(木) 23:31:43.88 ID:OjTiTVHPo

P「……」

ちひろ「さてと、青の扉はこれで終わりです。残りは赤の扉だけ」

P「……」

ちひろ「聞いてますか?」

P「……ああ」

ちひろ「ならいつまでも辛気臭い顔しないでください。
    だってあなたが選んだ事なんですから」

P「わかってる」

ちひろ「ならご自身の心配をなさってください。
    これが最後のチャンスです」

P「われわれはどこへ行くのか、か」

ちひろ「これで失敗すれば嫌でもわかりますよ。
    さぁ王子様。夢が覚める前にガラスの靴の持ち主を探してください」


7:2014/04/10(木) 23:32:13.96 ID:OjTiTVHPo

お わ り
全ての答えはSSの中に


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