2:2012/11/03(土) 01:31:36.35 ID:6LvbHbQl0

フナQ(さて・・・これはなんやろな?)

フナQ(なんでうち、猫になっとんのん・・・?)

フナQ(せや、部室に来たけどだれもおらんでPCで牌譜見とったんや・・・)

フナQ(そんでウトウトしてもうて)

フナQ(起きたらこれか)

フナQ(うちの本体どこや・・・)

フナQ(元々座っとった場所にはない・・・じゃあ変身してるってことか?)


3:2012/11/03(土) 01:32:11.96 ID:6LvbHbQl0

フナQ(ってやこんな状況やのに思ったより取り乱さんもんやな)

フナQ(いや突拍子なさすぎて客観的になってもうてる言うべきか)

フナQ(まだこれがほんまやゆう実感がわいてないんやな)

フナQ(声は・・・「にゃあ」・・・出んな。鳴き声だけか)

フナQ(マジどうしよ・・・)

フナQ「!」


4:2012/11/03(土) 01:32:53.76 ID:6LvbHbQl0

セーラ ガラッ「お疲れー」

セーラ「あれ?誰もおらん?鍵空いてるのに・・・」

フナQ(思わず隠れてもうたけど・・・江口先輩か。どうしたもんかな、出て行ってもなぁ。今ウチどう見てもただの猫やし)

フナQ(追い出されてもかなわん。ちょっと隠れて様子見・・・)

セーラ「パソコンつけっぱや・・・浩子か?どこ行ったんや・・・?」

セーラ「不用心やなぁ。まぁええわ、借りるでーっと」ポチポチ


5:2012/11/03(土) 01:33:34.98 ID:6LvbHbQl0

フナQ(あ!ヤバッ・・・アマゾン開いたままやわ・・・)

セーラ「・・・あいつ」

フナQ(スカートプレゼントしたろーいういやがらs、もとい計画が・・・)

セーラ ポチポチ「キャンセルっと」

フナQ(酷っ!)

セーラ「まったく、油断も隙もあらへん。さ、明日の天気は、っと」

フナQ(しゃあない、服屋で直接買うか)しれっ

セーラ「お。よっしゃ晴れやな。さて、ネット麻雀でもしてよー、っと」


6:2012/11/03(土) 01:34:28.59 ID:6LvbHbQl0

フナQ(・・・こうしてんのも暇やなぁ。肉球でiPadって使えるんやろか・・・)

セーラ「誰も来ぇへんなー」ソワソワ

フナQ(?)

セーラ「まだ・・・来ぇへんよな?」チラッ

フナQ(何や・・・ロッカー?)


7:2012/11/03(土) 01:35:13.85 ID:6LvbHbQl0

セーラ「・・・今のうちに確認しとこ」ソロリソロリ、ガチャッ

フナQ(あ、鍵閉めた)

セーラ「」ギィ、バサァ、シャッ

フナQ(おお!これは!)

セーラ モゾモゾ、バサァ「こ、こんな感じやんな」///

フナQ(乙女モードキターーー!)


8:2012/11/03(土) 01:35:55.40 ID:6LvbHbQl0

セーラ「やっぱりスースーする・・・」モジモジ

フナQ(くはぁ!)

セーラ「下になんか穿いたほうがええよな・・・姫松のんがスパッツ穿いとったしあんな感じか?」

フナQ(あかん!あんなん真似したら!先輩のかわいさ消えてまう!)

セーラ「でも持ってへんしなぁ。何屋で買うんやろ?イオン?」

フナQ(先輩は生足ハイソ一択や!決まっとるやろ!)


9:2012/11/03(土) 01:36:40.74 ID:6LvbHbQl0

セーラ「・・・竜華とか泉って、めっちゃスカート短いよな・・・こうか?」クイッ

フナQ(おお!これは・・・ニーソも・・・アリですわ)

セーラ「あいつらこんなんで歩いててはずかしないんか・・・?見えそう」

フナQ(まぁここからは丸見えなんやけど)

セーラ「やっぱ、こうゆう女っぽいかっこは苦手や、さっさと着替えよ・・・」

セーラ「女らしさ・・・か」


10:2012/11/03(土) 01:37:07.57 ID:6LvbHbQl0

セーラ「・・・」キョロキョロ

鏡の前にソロリソロリ

セーラ「えー・・・っと、胸の前で指を軽くからませて・・・」

セーラ「うーん・・・」モジモジ







セーラ「えへっ♪」オトメポーズッ

フナQ(すばらっ!)


11:2012/11/03(土) 01:38:22.09 ID:6LvbHbQl0

セーラ「あ・・う・・・恥ずかしい・・・」///

フナQ(すばらっ!すばらっっ!すーばーらーーーっっ!)

セーラ「あかん!はずい!着替えよ・・・」



ガチャガチャッ

セーラ「!」バッ


12:2012/11/03(土) 01:39:31.85 ID:6LvbHbQl0

竜華「あれ〜?鍵閉まってる」

怜「セーラ先に来てるはずやろ?」

竜華「そやねんけどなぁ」

怜「鍵持ってんのセーラやん。入られへん」

フナQ(すばらすばらすばらすば―――はっ!ちょっとトリップしてた!?この声、園城寺先輩と清水谷先輩か)


13:2012/11/03(土) 01:40:10.20 ID:6LvbHbQl0

竜華「スペアあるで、部長用」

怜「そんなんあるん?」

竜華「あんたらがよーく無くしてくれるおかげでな。持たされとるんや」

怜「無くすんセーラやん。てかまだ持ってたん?」

竜華「明日返そ思てたんやけどちょうどええわ」

 ガタッ バタンッ、ガチャッ


14:2012/11/03(土) 01:41:23.75 ID:6LvbHbQl0

怜「・・・なんか音した?」

竜華「?、いや?」

怜「・・・パソコンつけっぱ」

竜華「トイレかなんかちゃう?」

怜「トイレだけで普通鍵しめる?」

竜華「さぁ、でもセーラおらんと机運ばれへんな・・・先生に頼まれたんやけど」


15:2012/11/03(土) 01:42:01.55 ID:6LvbHbQl0

怜「ウチ手伝おか?」

竜華「机よりあんた運ぶことになりそうやから却下」

怜「すんません。病弱なもんで」コホコホ

竜華「病弱アピールやめ!まぁ今日中にやればええから」

フナQ(江口先輩・・・ロッカーの中隠れたけど・・・)

セーラ「・・・」

フナQ(・・・まぁ次のことは考えてへんやろなぁ)


16:2012/11/03(土) 01:42:52.83 ID:6LvbHbQl0

怜「セーラどこ行ったんやろ」

竜華「しゃあないなぁ。誰か来るまで待とか」

怜「いやいや、ここはウチにお任せあれ!や。いくで・・・一巡・・・前!」

竜華「何それ」

怜「一巡前にさかのぼって過去を見るでー」ミョンミョン

竜華「アホか。あと変な電波受信しない」ポスン

怜「あたっ。ちょっとくらいのってーや。まぁカバンはあるなぁ・・・あれ?これフナQのや」


17:2012/11/03(土) 01:43:25.69 ID:6LvbHbQl0

竜華「浩子も来とったんかいな・・・セーラのは・・・ああ、ロッカーのとこにあるな」

怜「ふふー、これは服部緑地の名探偵、園城寺怜の出番やな」

竜華「・・・えらい範囲狭いな」

怜「あ、これは某アニメの探偵と服部がかかっとるねんで」

竜華「説明いらん。で、探偵さん。さっさと二人見つけてくれる?」

怜「二人そろって密室の部室から消えた・・・これは事件やで!ワトスン君!」

竜華「誰がや」

怜「うーん・・・ここは現代人らしく電話するでー」

竜華「探偵いらんやん!」

セーラ「!」


18:2012/11/03(土) 01:44:23.92 ID:6LvbHbQl0

怜「フ・ナ・Q、っと」

フナQ(ウチは携帯鞄に入れたまんまや・・・)

ウンメイガーマワリダスーデタトコ

フナQ(ちなみに着信はみんな大好きStylipSや・・・他意はないで)

竜華「あら?鞄か・・・じゃあ、」

フナQ(江口先輩は・・・)

怜「セーラ、っと」

バスガデルデーバスガデルデー

セーラ「!」

怜「あれ?ロッカーから鳴っとるな・・・」

竜華「その前になんやの?この着信音」


19:2012/11/03(土) 01:44:49.25 ID:6LvbHbQl0

怜「携帯ロッカーに忘れるてどんな状況や。よ、っと」スタスタ

セーラ「っ!」

フナQ(あ、園城寺先輩、ロッカーに近づいていった。これはまずいなぁ)

怜「セーラのロッカー何番目やったかなー・・・」

セーラ「」プルプル

フナQ(まあええもん見せてもろたし助けとくか)「にゃーお」ヒョコッ

怜竜「「!!」」

竜華「ねこやー!」


20:2012/11/03(土) 01:45:21.75 ID:6LvbHbQl0

怜「どっから入ってんやろ。誰かが連れてきたんかな?」

竜華「うわぁ、かわえぇー・・・」

怜「一気にテンション上がったな・・・竜華猫好きやなぁ」

竜華「こんなかわいいもん嫌いな人おらんてー♪」

怜「ウチかてかわいいで?膝の上が定位置やし」

竜華「自分で言うな。おいでおいで〜」

フナQ「にゃおん」スタスタ


21:2012/11/03(土) 01:46:00.64 ID:6LvbHbQl0

竜華「あ!寄って来た!あー・・・スルー・・・」

怜「竜華は構いすぎやねん。愛が重い」

竜華「ちょっとそれどういう意味?!」

フナQ「にゃぁ」(よっと)ピョン

竜華「あ!こら、卓の上乗ったらあかん!毛つくやろー」

フナQ(牌はちょっと重いか・・・リーチ棒を)ガッ

怜竜「「あ」」


22:2012/11/03(土) 01:46:28.20 ID:6LvbHbQl0

フナQ(そして逃げる!)

竜華「ちょっ!逃げた!ちょっと怜!捕まえるで!」

怜「え〜ウチ走んの苦手・・・」

竜華「ついて来て!進路塞ぐだけでええから!」

怜「はーい・・・」

ガラッ、ピシャッ

セーラ「助かった・・・」ソロリソロリ


23:2012/11/03(土) 02:00:24.89 ID:6LvbHbQl0

泉「ふぅ・・・捕まってよかったですわ」

竜華「泉ナイス!ありがとうなー」

フナQ「にゃぁ・・」(ち、よりによって泉に捕まるとは・・・)

泉「いいですよ」

怜「あーしんど」

竜華「怜まったく役に立たへんねんもん。鈍くさすぎ」

怜「病弱なもんで・・・」

竜華「病弱アピールやめ!」

泉「あはは・・・お二人が猫追い掛け回してんの見たときは何かと思いましたわ」ガラッ


24:2012/11/03(土) 02:00:56.42 ID:6LvbHbQl0

セーラ「お、おー。お疲れー」

竜華「セーラ!どこ行ってたんな!」

セーラ「すまんすまん、ちょっとなー。ところでなんやその猫」

フナQ「にゃおにゃお」(その猫とは失礼やな。あんた助けた猫やで)

怜「いつの間にか部室におってんけど・・・セーラが連れてきたんとちゃうん?」

セーラ「俺ちゃうで。俺より前に浩子おったみたいやからあいつちゃうか?」

竜華「浩子は?」

セーラ「知らん。俺が来たときだれもおらんかったし。鍵はあいつが空けたみたいやけど」

竜華「ふーん、でも浩子が猫拾たりするかなー?そんなイメージないけど」

泉「なんか事情あったんちゃいます?頼まれたとか・・・」


25:2012/11/03(土) 02:01:52.01 ID:6LvbHbQl0

セーラ「にしても、不細工な猫やなー」

フナQ「にゃー」(なんやと!?)

泉「ははっ。なんか船久保先輩に似てません?目つき悪いとことか」

フナQ「にゃおー」(おい、それどういう意味や)

竜華「えー、かわいいやん!よしっ!これで遊ぶでー」

怜「ストラップ?」

竜華「これを、ほれほれ〜」

フナQ「にゃぁあ」(あっ、体が勝手に、追いかけてまう〜)

竜華「こっちやで〜」

フナQ「にゃっ、にゃっ!」(あかん!めっちゃ楽しー!)

泉「まぁあの人こんな可愛げないですけどねー」アハハー

フナQ(泉、後で殺す)


26:2012/11/03(土) 02:02:37.05 ID:6LvbHbQl0

竜華「はぁ〜、かわええわ〜」

フナQ「にゃあ〜・・・」(もう・・・無理・・・休ませて)

怜「なぁ竜華、机運ぶんちゃうかったん?」

竜華「はっ!そやった!やってまわんと!ちょっとセーラ!机運ぶから手伝って!」

セーラ「あ?ええけど?」

竜華「泉もちょうどええわ!椅子運んで」

泉「あ、はい」

怜「ウチは?」

竜華「留守番!」

怜「いってらー」

竜華「じゃ、せーのっ」

セーラ「よっ、泉、誘導頼むわ」

泉「はーい、じゃあ行ってきます」


27:2012/11/03(土) 02:03:30.35 ID:6LvbHbQl0

怜「・・・」

フナQ(園城寺先輩とふたりきりになってもうた・・・)

怜「・・・おいでおいで」

フナQ(この人いまいち何考えてるかわからんのよな・・・)

怜「」チョイチョイ

フナQ(はあ、なんかされそう・・・ここは逃げ、)

怜 キュイィン、ガッ「ほっ!捕まえた」

フナQ(なぁっ!)


28:2012/11/03(土) 02:04:32.58 ID:6LvbHbQl0

怜「ごろーん」

フナQ(ち、ちょっと待てや!今!先読みせんかったか!?)

怜「まぁウチに任しとき、膝の上はマイスター怜の独壇場っすやでー」

フナQ(あっ、やめ!ぎゃー)

怜「なでなでー」

フナQ(あ、ああー、ぎもぢいぃわぁー)

怜「もふもふー」

フナQ(的確にツボを押さえたなでなでやー)

怜「すりすりー」

フナQ(あぁ^〜猫になる〜)「ゴロゴロ」


29:2012/11/03(土) 02:05:08.50 ID:6LvbHbQl0

竜華「ただいまー」

怜「おかえりー」ナデリナデリ

フナQ(すぴー)

竜華「あ!ええなー!うちもなでなでさせてー」

怜「ええでー。よっと」

竜華「うあぁーかわえー」

フナQ(はっ!)ダッ!

竜華「なんで逃げんのん!?」

怜「竜華、構いすぎたらあかんて」


30:2012/11/03(土) 02:05:42.81 ID:6LvbHbQl0

フナQ(それもあるけど・・・)

怜「・・・」ジー

フナQ(なんか清水谷部長の膝って園城寺先輩のもんっぽいから後が怖い・・・)

泉「こうですよ。おいでおいでー」

フナQ「」フィッ(こいつはなんかくさそう)

泉「臭くないですよ?!」

セーラ「だれに言うてるん?」

怜「結局ウチが一番やな」

フナQ(ごろごろー)


31:2012/11/03(土) 02:06:56.33 ID:6LvbHbQl0

フナQ(結局みんな帰ってしもた・・・ごはんとかどないしょ)

ガラッ

竜華「まだおる?」

怜「お、おった」

フナQ(ん?清水谷先輩と園城寺先輩戻ってきたんか)

怜「ほれ餌やで」

フナQ(おお!助かった・・・)

竜華「はいお食べ」

怜「たぶん手からあげたら触れるで?」

竜華「ほんま?!ほれほれー」

フナQ(まぁ餌くれるんなら)

竜華「わぁ食べてるー」

フナQ(生き返るわー)

竜華「これずっと夢やってんー」ナデリナデリ


32:2012/11/03(土) 02:09:27.35 ID:6LvbHbQl0

竜華「さて、みんな帰ったしやってまおか?」

怜「んー、その前に膝まくらしてー」

竜華「もう!甘えて!」

怜「ええやん、今日くらい。こっち」チョイチョイ

竜華「はいはい、どうぞ」ポンポン

怜「では失礼して」ゴロン

竜華「冷た!」

怜「あ、ごめん」


33:2012/11/03(土) 02:10:03.28 ID:6LvbHbQl0

竜華「ええよ。怜、手めっちゃ冷たいやん。ちょっと貸し」ギュッ

怜「りゅーかあったかーい。ぬくぬくや」

竜華「人をカイロにせんとってくれるかー」

フナQ(ウチから見たらあんたらの方がよっぽどあついわ)

怜「はは、ごめんごめん。今日もさっむいなぁ」

竜華「この部屋暖房あんま効かんしなぁ。人がおったらそんなに気にもならんけど」

怜「・・・」

竜華「・・・」

怜「むっ!」

竜華「なんや」

怜「竜華太った?」

竜華「てい」ゴツッ

怜「いたっ」


34:2012/11/03(土) 02:11:18.05 ID:6LvbHbQl0

竜華「乙女になんてこと聞くの!」

怜「いや太ももの柔らかさが少し・・・」

竜華「それでわかるん?さすがやな・・・」

怜「膝枕ソムリエはだてやないでー」

竜華「正月に・・・おもち、食べ過ぎてもうてな・・・」

浩子(カップルにしか見えん・・・あの二人ほんまに付き合っとるんちゃうやろな・・・)


35:2012/11/03(土) 02:12:04.90 ID:6LvbHbQl0

怜「誰もおらんなぁ」

竜華「そらええ時間やしな」

怜「静かや・・・」

怜竜「「・・・」」

フナQ(何?この雰囲気)

竜華「なぁ怜」ナデナデ

怜「ん〜」

フナQ(ちょ、ちょっと?まさか・・・イケナイことを・・・!部室で!?あかん、あかんでー!)


36:2012/11/03(土) 02:13:23.91 ID:6LvbHbQl0









竜華「私物の片付け。はよせな時間なくなるよ」








竜華「明日は卒業式なんやから」






37:2012/11/03(土) 02:14:08.92 ID:6LvbHbQl0

フナQ(・・・)

怜「なぁ竜華」

竜華「んーなんやー?」

怜「もう・・・最後なんやな。ここで膝まくらしてもらえんのも」

竜華「そーやで」

怜「・・・」

竜華「・・・」

怜「ウチが病気してから、いや中学のときからずっとやな。そばにいてくれてありがとう」

竜華「な、なんやの急に」

怜「んー。ちょっとノスタルジー」

竜華「お礼なんか・・・」


38:2012/11/03(土) 02:15:43.00 ID:6LvbHbQl0

怜「?、りゅーか。どうしたん?」

竜華「ウチな、後悔してることがある」

怜「ん?」

竜華「怜に無理させたこと」

怜「もー、それはええ言うてるやん」

竜華「せめて先鋒じゃなくて別のオーダーにしとけば、とか、あの時監督を止め」

怜「えい」

竜華「ひぁ!ちょっと!くすぐらんといてよ!」


39:2012/11/03(土) 02:16:52.98 ID:6LvbHbQl0

怜「竜華」

竜華「でも、」

怜「あーほ。こう見えて先鋒になったこと喜んどったんやで?」

竜華「それでもや!怜の体の負担なるのわかってた。監督が決めたときにウチが言って、イッ!たたたい!太ももつねるな!」

怜「もうえーからそれ。入院中何回も聞いた。でも聞いて竜華。ウチかて麻雀、好きなんやで?」

竜華「う・・・ん」

怜「みんなの為に勝ちたいって思ってやった。竜華が責任負うことやないよ」

竜華「あ・・・」


40:2012/11/03(土) 02:17:35.16 ID:6LvbHbQl0

怜「しゃーないなー。じゃあウチも言っとこかな。最後やし」

竜華「え?」

怜「後悔・・・いや、心残りかな。聞いてくれる?」

竜華「・・・うん」

怜「ごめん。届かんかった。宮永照に」

竜華「・・・それこそ怜一人が負うことちゃうよ」

怜「それでも、期待に応えたかった。決勝行って、それで」

竜華「・・・」

怜「優勝したかった。みんなで。このメンバーで」

竜華「・・・怜」

怜「もっとみんなの為に打ちたかったわ。それが心残り」


41:2012/11/03(土) 02:18:14.86 ID:6LvbHbQl0

怜「昔、さぁ」

竜華「ん?」

怜「ここで掃除するん、手伝ってくれたん覚えてる?セーラと」

竜華「うん・・・覚えとるよ」

怜「あの頃は戦力になれるなんて思ってもみんかった」

竜華「もう3年も前やねんな・・・」

怜「それから死にかけたり、いろいろあったなぁ」アハハ

竜華「あほ、笑いごとちゃうわ」


42:2012/11/03(土) 02:18:40.27 ID:6LvbHbQl0

怜「で、一巡先、見えるようになって、一軍入れて」

竜華「怜シフトとかやったなぁ」

怜「あったあった。合宿。みんなで料理してさ、お風呂入った!」

竜華「怜の為にやっとんのに怜も結局手伝うねんもん。寝ときー言うとんのに」

怜「あはは。楽しかったなぁ、3年間。あっという間やった・・・」

竜華「うん・・・ほんまに。楽しかった」

怜「なぁ・・・ウチみんなの役に立てたんかなぁ・・・みんながしてくれたことにお返しできたんやろか?」

竜華「決まっとるやろ。それに!役に立つとかどうとかで一緒におるんちゃうわ。ウチも、みんなも」

怜「そっか、ごめん。うん、ウチもみんなのこと好き。大好き」


44:2012/11/03(土) 02:34:26.50 ID:6LvbHbQl0

怜「でも・・・」

怜「卒業したら・・・明日から・・・」

怜「ウチも、竜華も、セーラも」

怜「もうここに来えへんねんな・・・」

竜華「怜・・・」


45:2012/11/03(土) 02:35:01.96 ID:6LvbHbQl0

怜「みんなと練習したり」

怜「合宿したり、料理したり」

怜「部活の後一緒に帰って」

怜「そんでまたあしたー、って言うことも・・・もうない」


46:2012/11/03(土) 02:35:50.47 ID:6LvbHbQl0

怜「ほんまここでいろいろあったなぁ」

怜「ウチが調子乗って倒れて」

怜「そんで、竜華が膝枕してくれる・・・」

怜「セーラが、さぁ、くっだらんあほなこと言うて、元気づけてくれて」

怜「それにフナQが、っ・・あほかーって、ツッコんで」

怜「泉が・・しゃーないですねー、って、・・・っ」


47:2012/11/03(土) 02:37:56.52 ID:6LvbHbQl0

怜「これで終わりやなんて・・・」

怜「お別れなんていやや・・・」

怜「もっとっ・・・みんなと・・・・いっ、しょに」グズッ

怜「ずっ、と、みんなで・・ウチと竜華と!、」グズッ「セーラとフナQと、いず、みと」

怜「一緒っ、にっ!・・・」

竜華「うん、うんっ」ギュッ












怜「麻雀、打ち、たかったよぉっ・・・!」

ぁぁぁぁ―――――――――


48:2012/11/03(土) 02:39:02.45 ID:6LvbHbQl0

怜「ひっ、ぐっ」

竜華「・・・落ち着いた?」

怜「り”ゅーかは?」グスッ

竜華「ウチはつられて泣いてもうただけやから」

怜 ゴシゴシ「・・・うっそー?ぼろぼろ泣いてたで?」

竜華「う、うっさいわ!」

怜「はぁー・・・なんか、やっと終わったんやなーって気がする」

竜華「なにが?」


49:2012/11/03(土) 02:40:08.93 ID:6LvbHbQl0

怜「試合終わって入院してもうたからちゃんと区切りつけれてなかったけど、・・・あー負けたんやなーって」

竜華「そっか、まぁそれで怜が前に進めるんやったら」

怜「そやな」

竜華「・・・」

怜「さ、じゃあ帰ろっか」

竜華「いやいや片付け忘れとるで」

怜「あーせや、忘れてた・・・」

竜華「あれ?そういえばあの猫、いつの間にかおらんようになってるな」


50:2012/11/03(土) 02:41:39.65 ID:6LvbHbQl0







浩子「はっ?!」

浩子「夜?しもた、寝てた?・・・なんやさっきのは・・・夢か?」

浩子「・・・」

浩子「先輩らの私物・・・そっか・・・」


51:2012/11/03(土) 02:48:18.04 ID:6LvbHbQl0

セーラ「あーやっと終わったー」

竜華「ウチ、貧血で倒れるか思たわ。話長っ」

怜「そんときはウチが看病したるわ。膝枕で」キュッポン

竜華「あんたにされたら終いやわ」

セーラ「」キュッポン

怜「」キュッポン

セ怜「「」」キュッポン

竜華「なんでウチを見るん・・・?ウチはせんで?」

セ怜「「ちぇー」」


52:2012/11/03(土) 02:50:02.10 ID:6LvbHbQl0

セーラ「しっかし写真とるからてまーたこの服着なあかんとはな・・・」

怜「もー、セーラは気にしぃやなぁ。似合てるのに」

竜華「卒業式学ランはあかんやろ・・・まぁそれ、もう着たくても着る機会ないで?」

セーラ「・・・まぁ、な。インハイでの勝負服やし、最後くらい構へんか」

竜華「愛着湧いてる?」ニシシ

セーラ「あーほ」


53:2012/11/03(土) 02:53:50.81 ID:6LvbHbQl0

怜「泉は絶対泣く思てたんやけどなぁ」

泉「ウチかて成長したんですから」

浩子「まぁ泉には今日はパーティーで泣いてもらいますけどね」

泉「へ?」

浩子「では・・・みなさーん!泉が今日はおもしろい一発芸をしまーす!」

泉「はぁ!?」

怜竜セ「「おぉー」」パチパチ

泉「無茶振りやないですか!?勝手にハードル上げんとってください!」

浩子「しかも外したら・・・脱ぎます!」

怜竜セ「「おおおぉー!」」

泉「いやいやいや!脱ぎませんから!」


54:2012/11/03(土) 02:54:16.97 ID:6LvbHbQl0

浩子「目つき悪くて可愛げがない先輩からの命令やで」

泉「な!なんで知って・・・」

浩子「なんでやろなぁ、ほらさっさとせんと脱がす。おもろなくても脱がす!」

泉「えぇー!?」

浩子「とまぁそれはオオトリにやってもらうとして」

泉「ああ!さらにハードルが!」


55:2012/11/03(土) 02:54:51.11 ID:6LvbHbQl0

浩子「先輩方、こういうんは本来ウチのキャラちゃいますけど・・・清水谷先輩!」

竜華「なんやの急に」

浩子「来年は白糸台倒しますんで、見ててください!」

竜華「ふふ、楽しみに見とくな。あ!せや、ここの鍵、忘れんうちに渡しとくわ」

浩子「これ・・・部室の?」

竜華「部長用のスペアな。引き継ぎの時忘れとったわ。みんながよう無くすから持っとくやつ・・・みんなのこと、よろしくな」


56:2012/11/03(土) 02:55:43.51 ID:6LvbHbQl0

浩子「はい!・・・では、次に園城寺先輩」

怜「ん」

浩子「お体に気を付けて!」

怜「ま、ぼちぼちな」

浩子「清水谷先輩泣かしたらあきませんよ?」

怜「それは保障でけへんなぁ」

竜華「」スパンッ


57:2012/11/03(土) 02:56:34.58 ID:6LvbHbQl0

浩子「最後に江口先輩!」

セーラ「おう」

浩子「先輩はスカートの方が似合う思います。これプレゼントのニーソとミニスカート」

セーラ「ってなんで俺がオチやねん!ってそれ昨日キャンセルしたはずやのに!」

竜華「ウチもそっちの方が似合う思うわ」

怜「いたたた・・・ウチもウチも」

セーラ「おまえらな〜」

竜華「じゃー今日はセーラと泉の着せ替え卒業パーティーで行くでー」

セーラ「ちょ!」

泉「なんでウチまで!」


58:2012/11/03(土) 02:58:24.89 ID:6LvbHbQl0

浩子「音頭は清水谷先輩お願いします」

竜華「おっけー!じゃあみんなグラス持った?」

怜「ちょっと待って、まだグラス来てないー」

竜華「はいこれ持って、怜」

怜「ありがと、竜華」

竜怜「「せーのっ」」

千里山麻雀部「「かんぱーい!!」」

カン!


61:2012/11/03(土) 08:27:28.80 ID:wfrThZZf0

いいほのぼのでした
おつおつ

フナQに幸あれ。公式のあのハブりっぷりは泣けてくる


62:2012/11/03(土) 10:02:48.48 ID:aVmcAokWo

すばらでした乙乙
めっちゃ良かったです!
ほのぼのしんみり最後は笑顔で
また書いてくださいね


63:2012/11/03(土) 10:15:56.32 ID:Qv5id/+to

乙乙
千里山かわいい


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