2:2011/11/21(月) 14:06:15.01 ID:MkAXdeN80

閣下「今日も白鴎は勝ったか…まぁ横綱たるものこれくらいでなければな」

閣下「フハハ…最近はミサも少ないし、こうして落ち着いて取り組みを見られる」

ダミアン浜田大魔王「なんだ、阿覧負けたのか」

閣下「これはこれはダミアン大魔王、わざわざどうなされた?」

ダミアン「実は布教活動も終わった君に新たな任務を与えようと思ってな」 ピラッ

閣下「む…地球における学園都市の実態調査?お言葉ではあるが、地球制服ならば先ごろ達成したはずであるのだが?」

ダミアン「実は聖飢魔?が魔界に帰還した後にできた科学の街というものらしい、人間の科学などたかが知れているのだが、一応調査ということでな」

閣下「そんなもの、他の者にやらすれば良いではないか!我輩は今場所が終わるまでこの城を出る気はない!」


3:2011/11/21(月) 14:08:02.24 ID:MkAXdeN80

ダミアン「なにぶん魔界も人材不足でな…行ってくれないのなら地球で流れた閣下はマザコンだっていう噂、流しちゃおうかなー?」

閣下「んなっ…あれは週刊誌のタブロイドにすぎないとあれほど!!」

ダミアン「しかし、噂とはいえ魔界の元副大魔王・悪魔教教祖ともあろうものが、そんな噂がながれたら…」

閣下「お、おどすのか!!この人でなし!!」

ダミアン「いかにも、人ではない!それにこの学園都市、聞くところによると国中から学生を多く集め能力開発をしているらしい。もしかすれば、相撲界における優秀な人材が隠れているかも知れんぞ?」

閣下「む…確かに近年の若い世代の相撲離れは忌々しき事態だ…それに行けばとりあえず噂が流れることは…」


4:2011/11/21(月) 14:10:30.15 ID:MkAXdeN80

ダミアン「行く気になったか?」

閣下「あぁ、我輩は相撲界の為に学園都市に向かうぞ!」

ダミアン「噂、嫌だったのだな…」

閣下「違う!我輩は相撲界の明日の為に向かうのだ!そうと決まれば構成員も招集しなければな」

ダミアン「あ、構成員は遅れるぞ」

閣下「なに!どうゆうことなのだ!?」

ダミアン「皆、個々の活動が忙しいのだ、集まる時はもっと早めに予定を抑えるのが常識だぞ」


5:2011/11/21(月) 14:13:03.41 ID:MkAXdeN80

閣下「信じられない位に他人事だな…まぁ良い、たかだか人間界の調査など明日の相撲中継前に終わらせてやる!」

ダミアン「よし、それでは今から人間界に転送するぞ。ちなみに転送の際に時間が大きくかかるからな。ざっと22時間程度だ」

閣下「待て!それでは明日の取り組みが!!」

ダミアン「それでは、しっかりと任務に挑むのだぞ」

閣下「待て!止めろ!待つのだー!」



7:2011/11/21(月) 16:26:17.16 ID:MkAXdeN80

そうだったww


学園都市着 


閣下「信じられん…横暴である、悪魔の所業だぞダミアン大魔王…」

閣下「これで今日の取り組みが見れなかったらどうするというのだ。帰ったらひと暴れしてやるからな!!とりあえず、早く調査して帰らねb…」

上条「」ドサッ

閣下「む…人間か」

上条「」

閣下「なんだ、我輩の顔をジロジロと…我輩の顔に何か付いて…」

閣下(変身を忘れておったー!!)


8:2011/11/21(月) 16:27:12.55 ID:MkAXdeN80

上条「あの、俺なにも見てませんから!それじゃ!」

閣下「待てぃ!姿を見られたからにはただでは帰さんぞ!!」ロウニンギョー!!

上条「うわっまじかよ!!」

キュイー―ン

閣下「」

上条「」

閣下「?」


9:2011/11/21(月) 16:28:31.35 ID:MkAXdeN80

上条「あ…あの…」

閣下「姿を見られたからにはただでは帰さんぞ!!」エルドラドー!!

上条「うわっ!!」

キュイー―ン

閣下「」

上条「」

閣下「???」


10:2011/11/21(月) 16:30:18.58 ID:MkAXdeN80

上条「だから…」

閣下(我輩の攻撃が二回も無効化されただと…そんな馬鹿な!!)

閣下「貴様!一体何者だ!」

上条「こっちのセリフだー!!」



事情説明終了

上条「へー…それでデーモンさんは学園都市に来たんすね」

閣下「大魔王は本当に勝手な方なのだ!我輩の意見など聞かずに無理やりに…」

閣下「というか、さっきの説明だけで我輩の存在を受け入れてしまう貴様はなんなのだ?」

上条「あぁ…なんというか、この手の事には巻き込まれ慣れているので」

上条(最初は魔術側の人かと思ったけど話してみると結構良い人だな)

閣下「む…お前はなかなかの大物であるな!」


12:2011/11/21(月) 23:21:11.62 ID:MkAXdeN80

上条「そりゃどうもって、もうこんな時間だ!早く家に帰らねーと!」

閣下「どうした少年、急ぐ用事か?」

上条「一緒に暮らしてる奴が、この時期相撲中継見てるんすけど、それが終わったらすぐに夕飯にしないと怒るんですよ」

閣下「ほう、若いのに中継を見てるとは感心感s…」



ダミアン「転送時間は22時間だぞー」



閣下「しょ…少年。今の時間を教えてもらえるか?」

上条「あぁ、今はちょうど5時半すよ?」

閣下「」

上条「?」

閣下「不幸であるー!!!」エルドラドー

上条「ぎゃー!!」


13:2011/11/21(月) 23:21:59.50 ID:MkAXdeN80

移動



閣下「いやぁ…すまんな、家にまであげて貰って」

上条「気にしないでください、あのセリフ吐いている人はなんだか他人と思えなくて…」

閣下「まぁ我輩、人ではないんだがなww」

上条「そうでしたねwwwwww」

インデックス「」

閣下「む…これが少年の居候とか言ってた者か?」

上条「あ、そうなんですよってなんだよインデックス!!」

インデックス「いいから当麻、こっちに来て!!



15:2011/11/21(月) 23:53:27.70 ID:MkAXdeN80

インデックス「ねぇ当麻、あれは何?」

上条「あれって失礼だろうが!あの人はデーモンさん!」

インデックス「ねぇ当麻、あれ悪魔だよね!?」

上条「あぁ、なんだそんなことk…」

インデックス「そんなこととはなんなの当麻!!私は神に仕える身なんだよ!!私たちにとって悪魔は敵なの!!」

上条「そういや、最近魔術だ科学だってことに囚われててお前らの宗教的なところ度がえしにしてたわ…」


16:2011/11/21(月) 23:56:19.40 ID:MkAXdeN80

インデックス「まったく当麻は!それに私がスフィンクス拾ってきた時はあんな態度だったのに、自分は悪魔なんてひろってくるんだね!」

閣下「お取り込みの所すまないが、相撲中継を見せてもらって良いだろうか?」

上条「あぁすんません!ほらインデックス、お前も見てこい」グイグイ

インデックス「押さないでよ当麻!私は悪魔なんかと神聖なスモウは見ないんだよ!」


17:2011/11/22(火) 00:05:32.43 ID:+2z4F0Gb0

閣下「ふむ…今お前はなんと言ったのかな…」

インデックス「」ビクッ

上条「デ、デーモンさん、すんません、コイツ口が悪くて…」

閣下「いや、我輩そんな小さな事で怒るほど器の小さいものではない。それに見たところその少女、我が悪魔教とは反対の位置にある宗教に身を置くものだとわかるからな。その言葉も当然であろう。」

閣下「それよりもお前は今、相撲を神聖な物であると言っておったな?我輩はその年齢でここまで相撲を愛する者に出会った事がない。どうであろう少女よ、ここは互いの宗教というものを置いて一相撲ファンとして共に観戦することを提案したいのだが」

上条「デーモンさん…ほらどうすんだインデックス」

インデックス「わ、私は別に悪魔を認めたわけじゃないんだよ!!でもどうしても一緒に見たいって言うんならいいんだよ…」

閣下「よし、相撲を愛する心に国境や宗教などないからな!そうと決まれば我輩が生解説しながら相撲を共に見ようではないか!!」

上条「じゃあ俺は夕飯作るかな、デーモンさんも食べていってください」


18:2011/11/22(火) 00:09:28.59 ID:O0r5ljbSO

閣下の生解説付きとか豪華すぐるwwwwww


20:2011/11/22(火) 00:13:48.11 ID:+2z4F0Gb0

夕食


インデックス「琴奨菊はあの形になれば最強なんだよ!!」

閣下「今場所も好調であるな!!我輩は久々の日本人横綱を期待しておる!」

スフィンクス「にゃー」

上条「こらスフィンクス!これはお前のご飯じゃないって!!」

スフィンクス「ンニャー」

インデックス「スフィンクス、これは私のなんだよ!」


21:2011/11/22(火) 00:16:37.16 ID:+2z4F0Gb0

閣下「ほう…その猫の名はスフィンクスというのか…」

インデックス「そうなんだよ、可愛いでしょ?」

閣下「あぁ、食べてしまいたいくらいだな」

上条・インデックス・スフィンクス「」ビクッ

閣下「わ、我輩なりのジョークだぞ」

閣下「その昔、我輩は歌を歌っていてな、その中の一つにファラオを冠した歌を作った事があったのだ。そのせいかスフィンクスという名には親しみをおぼえるのだ。」

http://www.youtube.com/watch?v=8wYGHTAJ7r4


22:2011/11/22(火) 00:23:41.90 ID:+2z4F0Gb0

インデックス「なんだ、びっくりしちゃったんだよ。まさか本当に食べるかと…」

閣下「全く食べないわけではないぞ?」

上条・インデックス・スフィンクス「」ビクッ

閣下「だからジョークだと!!」






閣下「すっかり世話になってしまったな」

上条「いやいや、気にしないでください。それよりデーモンさん今夜は泊る所とかあるんですか?良かったら狭いですけどウチに。インデックスも喜びますし」

閣下「泊る場所など要らぬ。悪魔の生態を人間と一緒にしてもらっては困るな」



23:2011/11/22(火) 00:26:16.10 ID:+2z4F0Gb0

閣下「それに年頃の男女の邪魔をするつもりもないしな」ニヤリ

上条「いや、あいつとはそんな関係じゃ!」

閣下「そう思っているのは存外お前だけかも知れんぞ?まぁこれ以上は野暮であるか言わぬがww」

閣下「とにかく世話になったな。この礼はまた必ず!」

シュン!!

上条「消えた…デーモンさんテレポートも使えるのか…」




街中



閣下「と、大見え切って出てきたは良いが…」

閣下「寒いものは悪魔の我輩とて同じ…はてどうしたものか…」


24:2011/11/22(火) 00:41:29.65 ID:+2z4F0Gb0

不良A「なんだよてめー、調子ノンなよ!」
不良B「やっちまうぞてめー!!」

黒子「まぁまぁうるさいですの」

閣下「む…?」

閣下(男二人掛かりであんな小さな女に…)


黒子「ジャッジメントですの!大人しくしてくれれば痛い目にはあわせませんの」

不良A「あぁ?生意気なこと言ってるt…」ボコッ!!!

閣下「どうなるというのだ?」

不良B「誰だテメー!!いきなりなにしやがんだ!!」

閣下「こんな夜中に女一人相手にお前たちにそのまま返す言葉であるな」

不良A「いってー…おい興ざめだ、こんなヘンタイメイクしてるおっさんに関わんねぇ方が良い…行くぞ!!」


25:2011/11/22(火) 00:43:48.10 ID:+2z4F0Gb0

初めて書くんですけど、やっぱりあんま見てる人がいない時ってのはやめたほうがいいんでしょうか
とりあえず、書きため分は出そうとおもっているんですが…


29:2011/11/22(火) 00:49:42.94 ID:+2z4F0Gb0

じゃあありがたく書かせていただきます


閣下「ふん、売られた喧嘩を買う度胸もないとは…って誰がヘンタイメイクだ!!」

黒子「」

閣下「なんだ我輩の顔をじろじろ見て…まるでデジャブじゃないか…ってまた変身を忘れておったー!!!」

黒子「…ハッ…ジャ、ジャッジメントですの!!暴力行為と変質者は見逃せませんの!!」

閣下「待て!これはメイクではないし、暴力行為は貴様を助けるための…」

黒子「言いわけは支部で聞きますの!!」


30:2011/11/22(火) 01:00:34.33 ID:+2z4F0Gb0

ジャッジメント支部


閣下「」

黒子「」

初春「」

閣下(なにやってんだろ我輩…)

初春「…あのー」

閣下(ていうか逃げれば良かったのではないか?我輩空とかも飛べるわけだし…)

初春「あ、あの!」

閣下「お、おっと我輩としたことが考え事をしておったわ。なんだ娘よ」



31:2011/11/22(火) 01:01:21.32 ID:+2z4F0Gb0

初春「調書とか取らなきゃいけないし、写真も撮らなきゃいけないんのでメイクとってもらいたいんですが…」

閣下「んなっ!!我輩の顔はメイクなどではない!これがれっきとした素顔なのである!そんなこと言う奴は蝋人形してやろうか!」

初春「」ビクッ

黒子「あなたさっきから一体何なんですの!連行されたというのにその態度、ましてや初春を怖がらせるなんて!もう許せませんの」

閣下「我輩は確かに悪魔であるから、今までに道を外れたことをしてきた。しかし我輩、今日に限っては結構良い人…じゃない良い悪魔であったぞ!」

黒子「間違えて自分の事を人なんて言う悪魔がどこにいるんですの?」

閣下「むぅ…姉上以外の者に口喧嘩で押されるとは…」ショボン

初春「し、白井さん!私は大丈夫ですから。それにこの人悪い人ではなさそうですし…」

黒子「まあ、そんなことだから甘いんですのよ初春!」


32:2011/11/22(火) 01:09:10.32 ID:+2z4F0Gb0

閣下「なんだ娘、さっきは失礼な女だと思ったが良い奴ではないか」

初春「えへへ、ありがとうございます」

黒子「うーいーはーるー!」

初春「ご、ごめんなさい…」

黒子「そんなことではジャッジメントとしてn…」

ピー ピー

初春「し、白井さん事件です!」

黒子「んもう、どうしてこんな時は本当に厄介事が続きますの…それで初春状況は?」

初春「えーっと…お酒に酔った能力者が集団で暴れているみたいです!」

黒子「んまーはしたない!それで被害は出てますの?」

初春「えっと、えーっと…えっ?」

黒子「なんですの初春早く言いなさい!」

初春「あの、悪魔だと名乗る男性が一人、すごい勢いで絡まれているらしくて…」

黒子「」

閣下「」


34:2011/11/22(火) 01:20:03.25 ID:+2z4F0Gb0

街中


黒子「で、なんであなたまで付いてくるんですの!」

閣下「さっきの絡まれていたという男、それは我輩の仲間だ!去年のミサさぼって何をしているのかと思ったら…」

黒子「はぁ…この際、どうでも良いですわ。邪魔だけはしないでくださいまし」

閣下「うむ、この際に我輩が本当の悪魔という所を見せつけておこう!」

黒子「あなたと同じ種族に生まれなかったことをうれしく思いますわ…」


エース長官「ちょ…やめ…痛い痛いって!」

酔っ払い「うるせいこの野郎、顔がむかつくんだよ!!」

エース「そんな理不尽な…痛いよっ」


35:2011/11/22(火) 01:36:42.59 ID:+2z4F0Gb0

黒子「あんなのとも仲間にはなりたくはないですの」

閣下「ぐうの音も出ないとはこの事だな」


エース「ん?この無駄に響いてくる良い声は…閣下!!!閣下じゃないですか!!!」

閣下「うむ久方ぶりだな長官よ。相変わらず何もしていないの喧嘩売られているのだな、安心したぞ」

エース「なに浸ってるんですか!!助けて下さいよ!!」

黒子「なんですのこの貧弱そうな殿方は…まぁ仕事ですしやっておきますわ、そこの酔っ払い私はジャッジメンt」

閣下「我輩はジャッジメントである!!!」

黒子「」


36:2011/11/22(火) 01:46:08.52 ID:+2z4F0Gb0

酔っ払い「ん?なんだ…ってうわヘンタイだ!!こっちにくんな」ニゲロー

閣下「なんだこの町の男たちは、さっきもそうだが我輩に膝を付かせようとする骨のあるものはおらんのか?」

エース「いやー、さすが閣下。直接手も下さず相手を追っ払うなんて」

閣下「うむ、しかし情けないぞ長官よ。いくら能力人間といってもそれにあそこまでやりこまれるとは…」

エース「いや、さすがに本気出せないですよ。この町の人間、中には神達のレベルの力を使える奴もいますけど、ほとんどの人間は僕らの加減した攻撃でも絶命れべるですからね」

閣下「ほう、良く知っているではないか」

エース「えぇ、それでこの前までちょっとばかし臭い飯食わされてましたからwwwwww」

閣下「ほう…」




閣下「魔界の恥がっ!!!」

エース「ズビバゼンデジダ」ヒンシー


37:2011/11/22(火) 01:48:46.29 ID:+2z4F0Gb0

閣下「全く、これぐらいで勘弁してもらえて有り難いと思え。なあそうは思わないか娘よ」

黒子「何を言ってるんですの、この類人猿以下のミジンコ野郎ですの」

閣下「ど、どうしたというのだ娘よ…貴様悪魔のオーラを背中にまとっておるぞ」

黒子「今すぐ、あの世に送り返してやりますの。ジャッジメントを語った罪、まさに神をも恐れぬ行為ですの」

閣下「ま、待て話せばわかる!!!わかる」



38:2011/11/22(火) 02:11:21.63 ID:+2z4F0Gb0

支部

エース「閣下、あの娘、怖すぎですよ…」

閣下「」

エース「か、閣下…大丈夫ですか?」

閣下「」

エース「こりゃあ駄目だ…」


初春「白井さん、何もあそこまでやる必要は…」

黒子「まだ足りないぐらいですわ!あの男のせいで私がどれほどの恥をかいたか!」 

初春「確かにやり方は良くないですけど、ちゃんと事件は解決できたじゃないですか」

黒子「そういう問題ではありませんの。ジャッジメントは風紀を守るもの、あんな風紀の乱れの塊にジャッジメントを名乗らせたことは屈辱でしかないですの!」

エース「まあ、悪魔だしね」

黒子「おだまりなさい!!!」

エース「ひぃっ!」



39:2011/11/22(火) 02:12:02.72 ID:+2z4F0Gb0

閣下(神程の力を持つ人間が多数存在するこの町…今にして思えばあの上条という少年もその一人…)

閣下(全てが何かの為に存在し、何かの為に作られるこの都市)


閣下「フハハハハハ!!面白い!面白いではないか!」

黒子「何一つ面白くないですの!!!」




街中


エース「いやー、なんだかんだで無罪放免。良かったですね閣下!!」

閣下「なにが良かったものか!我輩、体中へこむほど矢を刺されたぞ!」

エース「そのおかげで、閣下は人間じゃないって証明できたじゃないですか、万事OKですよ!」

閣下「我輩、人間相手にこんな屈辱を受けるのは初めてだぞ!!!まったく、最近の人間は悪魔をなめきっているのではないか?」

エース(その一因に深く関わっているのは、閣下の様な気が…)コソッ

閣下「むっ…長官、なにか言ったか?」

エース「いえいえ閣下!なんでもないですよ!それより、せっかく自由の身になったんですから早速調査をを始めましょうよ!」

閣下「うむ、それは一理あるな。では街中の探索から始めようではないか」



40:2011/11/22(火) 02:18:42.26 ID:+2z4F0Gb0

もっと街中


エース「いやー、しかしすんごい街ですねー…これがたかだか人間の手で造られたものとは…」

閣下「我輩も正直ここまでの物とは思っていなかったぞ。大魔王陛下もここまでとはお思いにはならなかったのではないだろうか…」

エース「あんがい適当な所もありますからねぇ」

閣下「まぁ良い、とりあえずはこの街の生活実態などを調査することも大切である。ちょうどあそこに何やら賑わう店がある、入ってみようではないか。」

エース「良いですけど閣下ー、ここわけわかんない店ですよ?サイクリング喫茶サイクルークですって…」

閣下「うむ、センスの欠片も感じぬ組合せと名前であるな」

エース「それに、なんか身近にいた人物を彷彿とさせますね…」

閣下「やはりこの店はやめておこう、どうも嫌な予感しかしな…」

佐天「おやっ!そこのお二人さん!どうですか、うちで自転車を愛でながらおいしいコーヒーでも飲みませんか?」

閣下・エース「」



42:2011/11/22(火) 02:30:09.22 ID:+2z4F0Gb0

佐天「二名様ご来店でーす!!」

閣下「結局入店してしまったではないか!!」ロウニンギョー

エース「痛っ!!…痛いですって!やめて下さいよ、僕のせいだけじゃないですよ!」

閣下「口答えするではない!」

エース「いいえ、言わせていただきますよ!閣下は人間界に降りったてから丸くなりすぎなんですよ!さっきだって、昔の閣下ならあの女の子蝋人形にしてたじゃないですか」

閣下「むむっ、長官こそ、あれだけ酔っ払いにボコボコにされておったではないか!」

エース「なんですとー、閣下みたいな腑抜け悪魔は一人だけですよ!」

閣下「腑抜けが何をぬかすかー!!!!」


43:2011/11/22(火) 02:31:17.00 ID:+2z4F0Gb0

佐天「あちゃー、お客さん喧嘩始めちゃった…」

佐天「見かけも変だし、連れて来なけりゃ良かったかなー。まぁいいや!とりあえず店長、私休憩入ってきますねー!」

閣下・エース「こにゃくそー」モミクチャー

ルーク参謀「あぁ佐天ちゃーん!!了解だよーん!!」

閣下・エース「」



44:2011/11/22(火) 02:41:40.22 ID:+2z4F0Gb0

閣下「なんというか、すまんな長官…」

エース「いえ、俺のほうこそすんません…」

閣下・エース「なんていうか…一番の腑抜けを忘れていた」

ルーク「え?」にこにこ

閣下「いや、なんでもない…それより参謀よ、お前はこんなところで何をしているというのだ?」

ルーク「いやー、人間界に来てから俺、自転車にはまってたじゃないですかー」

エース「そういえばやけにはまってたなー」

ルーク「そうwwそれで、任務を解かれた時どうせ暇になるなら自転車屋でも開こうと思って」

閣下「それならば、魔界で開けば良かったではないか?お前ら二人がいないせいで我輩はこうしてわざわざ人間界の調査にまで駆り出されたのだぞ!」

ルーク「本当ならそれがベストだったんですけど、みんな空飛べるから自転車なんて乗らないじゃないですかww」


45:2011/11/22(火) 02:42:21.41 ID:+2z4F0Gb0

閣下「それはそうであるが…」

エース「それで人間界で自転車売ってんならわかるけど、最終的に喫茶店とかどんないきさつだよ!」

ルーク「ここ学園都市は人間界の科学の集結地なんだよ、そんなところじゃ自転車売れないってwwww」

閣下「自分の下準備の悪さをこうまで他人事とは…」

佐天「そこで私の登場ですよーっと!」

ルーク「あぁ、閣下。紹介遅れましたねwwこちらが俺の学園都市での閣下…佐天涙子ちゃんです!」

佐天「えーわたしこの歳で閣下とか嫌だよ!」

閣下「何を言っているのだ参謀よ!魔界においても人間界においても閣下は我輩だけである!」

エース「閣下、何をムキになっているんですか!っていうか涙子ちゃんも将来的には閣下と呼ばれても良いんだなww」

ルーク「そんな冗談はさておき」

閣下・エース・佐天(あ、冗談だったんだ…)

ルーク「自転車売れないんじゃ、楽しくないし生活もできないしなんで一度は魔界に帰ろうと思ったんですよ」

閣下「ふむ」


46:2011/11/22(火) 03:00:07.57 ID:+2z4F0Gb0

ルーク「そんで店じまいしようと思った所で涙子ちゃんが自転車を買ってくれたんですよ…」

佐天「いやー健康の為に始めようと思ってさ!めちゃめちゃ安かったし!」

閣下「どうせそこから参謀がこの娘に泣きついたというところであろうな」

佐天「良くわかりましたねー!店長ったらめちゃくちゃ悲しい音色のギター弾きながら悩みを話すもんで、これは一肌脱がなきゃって!」

閣下「時々我輩は参謀の作曲能力に恐怖をおぼえることがあるぞ」

ルーク「んで、学園都市は学生の街なんで、どうせなら変わり種の喫茶店とか受けるんじゃないかって言われてww」

エース「意外としっかりとしたコンセプトがあったんですねー閣下」

閣下「うむ、参謀は何もしていなかったがな」

佐天「いやー店長こう見えて大人気なんですよ?ある時はおねえ口調、ある時は王子様キャラって使い分けがすごくて!」

ルーク「そなのよんwwwwww」

閣下「うむ、確かに参謀はデビュー当初からキャラに一貫性は無かったな」


47:2011/11/22(火) 03:00:57.75 ID:+2z4F0Gb0

エース「っていうかさっきから悪魔の姿でこの辺うろついても驚かれなかったのって、もしかして参謀のおかげじゃ…」

閣下「絶対に認めたくはないがな、まぁ悪魔の姿で客商売をやってる時点でどうかと我輩は思うが」

ルーク「wwwwww」

閣下「まぁ良い、これで構成員も三人が揃い、さいわいここは参謀の根城だ。我輩はこの店を聖飢魔?の学園都市本部にすることにしたぞ!」

ルーク「おお!なんだか楽しくなりそうですねー」

閣下「それとそこの少女」

佐天「は、はい!」

閣下「佐天と言ったな?貴様にはルークが世話になったようだし特別に悪魔の称号を与え、聖飢魔?のサポートメンバー加入を許可しよう!」

佐天「えー!」

閣下「そうだな、ルークをもじった名…そうだ、貴様にはデューク佐天の名を授けよう!」

佐天「嫌ですよー、私歩くの得意な人みたいじゃないですか!」



48:2011/11/22(火) 03:13:05.33 ID:+2z4F0Gb0

街中


閣下「さて、行動の拠点も見つけたし、なんとか調査の形を作れるようにはなったな」

閣下「しかしながら、この街には何か異質な物を強く感じる」



閣下「人の作りだした以上の何か、そう…それはまさに神の力の様なもの…」
閣下「あの上条という少年の力は能力単体でいえば我輩のそれを上回ってしまうものであった。この我輩をキョトン顔にさせるとは人間レベルの力では到底不可能なことである」

閣下「この街…もしやすると、我々悪魔にとって最大の障壁にもなりかねんのではなかろうか、それならばいっそ、今のうちに消してしまったほうが!」


閣下「…」

閣下「…いや、もう少しだけ様子を見てみよう…」


50:2011/11/22(火) 03:41:11.69 ID:+2z4F0Gb0

アークビショップ「賢明な判断のことね」

閣下「ふん、小娘が久方ぶりに何の用だ?」

アークビショップ「小娘とはしつれいなりけるわ!これでも以前あなたと会った時よりも数倍レディーであると思いけるわ」

閣下「数倍も年老いたの間違いであろう」

アークビショップ「相変わらずの皮肉なりけることね」

閣下「お前も相変わらず口が減らない…それで?英国のトップがわざわざこんな極東まで出向いたのは何故だ?」

アークビショップ「魔界有数の実力者が降りたるのよ?今世界中の宗教関係者は自分の命が喰われるのではないかと肝を冷やしているわ」


51:2011/11/22(火) 03:42:07.20 ID:+2z4F0Gb0

閣下「誰がそんな小物を喰らってやるものか、どうせ喰らうのならば世界最強の魔法使いとやらを食してみたかったものであるが…」

アークビショップ「あら、その人物ならば存外あなたの近くにいるかも知れないのことよ?」

アークビショップ「残念ながらあなたの望む姿では無いけれど…」

閣下「正直、そのもったい付けた話し方は昔から好かんかったが」

アークビショップ「あら、私は意外にあなたの事をしたっていたのことよ?」

閣下「馬鹿な女だ!」

アークビショップ「やさしい悪魔に心を奪われた人間なんてそんなものなりけるわ?」

閣下「用は済んだであろう、今すぐ立ち去らんと喰ってしまうぞ?」

アークビショップ「あら、あなたに食されるなら本m…」ピシャッ

閣下「攻撃の直前に消えおった」

閣下「我輩は口の減らない女が嫌いだ」



52:2011/11/22(火) 04:08:13.03 ID:+2z4F0Gb0

とりあえず書きだめを少し出しときます。
明日も残ってたら出します



戻ってルークの店


エース「閣下ー、どこに行ってたんですかー!あの後急に店が混んできて俺まで手伝わされちゃいましたよ」

閣下「うむ、一人で調査に行っておったのだ」

ルーク「またーそんなこと言ってー、いやらしいお店とか行ってたんじゃないのー」

閣下「我輩が、そんな不埒な真似をそれも人間界でするわけがなかろう!」

佐天「もー、三人とも遊んでないで、店の片づけ手伝ってください!」

ルーク・エース「はーい」

閣下「う、うむ」

佐天「ついでに明日の仕込みの準備もしちゃいますからねー」

閣下「我輩、本当に悪魔なのであるか?」



53:2011/11/22(火) 04:09:16.17 ID:+2z4F0Gb0


数週間後



佐天「ありがとうございましたー!!」

エース「いやー、やっと人段落だねデューク」

佐天「そうですねー今日は結構人の入りが激しかったですね」

ルーク「まぁ良いじゃないwwそれだけ儲かってるってことなんだしさwwwwww」


アハハハハハーwwwwwwww

閣下「」

閣下(おかしい、おかしいのではないか)

閣下(何故我輩はこんなところでノホホンとコーヒー屋の店員なんてやっているのだ)

閣下(確かに有意義だ、女子高生からは渋いですねと逆ナンされ、相撲中継の時間はデュークの好意で休憩にしてもらった。)

閣下(でもなにか…)

閣下「なんかチガクネ?」

エース「どうしたんですか閣下いきなり変な声出して?」


58:2011/11/22(火) 10:55:23.69 ID:+2z4F0Gb0

ありがとうございます。時間まで少し書きたいと思います

閣下「どうしたもこうしたもない!我輩達は調査に来たのだぞ?言わば仕事である!」

エース「え?またそんなこと言って仕事サボろうとして!だいたい調査も大事ですけど、この店のほうが大事でしょう!」

佐天「えらいエースさん!やっとこの店の店員としての自覚が芽生えてきたんだね!」

エース「いやー、やってみると案外楽しくてww意外と天職かもなってwwwwww」

佐天「エースさん仕事の覚え早いしね、まさにもううちの店のエースだよ」

エース「ちょっwwwwww褒めすぎwwww」

佐天「この際ちょうどいいから、エースさんは今日からうちの店のサブリーダーに任命します!」

エース「うぉー、長官になれた時よりも嬉しいかも!!」


59:2011/11/22(火) 11:03:12.20 ID:+2z4F0Gb0

閣下「デュークよ、一応形式的にまで聞いておくが我輩はどんなやくしょくなのだ?」

佐天「小暮は見習いだよ?」

閣下「」

佐天「」

閣下「?」

佐天「」



60:2011/11/22(火) 11:12:31.57 ID:+2z4F0Gb0

閣下「ふっざけるでない!!あんな店こちらから願い下げである!!」

閣下「だいたい長官も参謀も我輩を引きとめぬとは何事だ!」

閣下「」

閣下「しかし我輩もこれでまた一人か…」

閣下「相撲も場所が終わったしつまらん…」

閣下「」ゴシゴシ

ゼノン石川和尚「」



61:2011/11/22(火) 11:25:40.37 ID:+2z4F0Gb0

閣下「」

ゼノン「」

閣下「お、和尚ー!!!!」

ゼノン「いぇーい!」

閣下「何がいぇーいだ馬鹿もの!いるのなら声ぐらいかけんか!!」

ゼノン「だって声かけづらくてさー、閣下こんなところでなにやってるのー」

閣下「いちいち聞かずともお前の透視能力ならばわかるであろう」

ゼノン「いやー、さすがに閣下が寂しがりって事までしかわからないよー」

閣下「もう充分だやめてくれ…」


62:2011/11/22(火) 11:34:39.04 ID:+2z4F0Gb0


ゼノン「ふーん、それでひとりなんだねー」

閣下「我輩は今最悪な気分である、ゼウスにだまし討ちを喰らったあのとき以来だ!」

ゼノン「相当いらいらしてるんだねー、ならさ僕のお店に来ない?」

閣下「和尚の店だと?」

ゼノン「うん、僕今透視能力を使って占いをやってるんだよー」

閣下「なるほど、それはしっかりとした能力の有効活用だ!で、どんなことをやっているのだ?」

ゼノン「お客さんの全部を見ると疲れちゃうからねー、ちょっとだけ覗いてあとはそれっぽいこといっているよー」

閣下「う、うむ…存外口調のの割に和尚が一番悪魔らしいかもしれないな…」


63:2011/11/22(火) 11:53:55.90 ID:+2z4F0Gb0

占いの館


ゼノン「さぁ、じゃあお客さんに入ってもらおうかー」

閣下「しかし和尚、いきなり我輩がこの部屋にいてもいいのか?何も助けることはできないぞ?」

ゼノン「大丈夫だよ、そこにいればなんとかなるから」

閣下「まあ、和尚がそこまで言うならば…」

ゼノン「それじゃあ、迷える子ブタの方どうぞー」

御坂「は、はい!」

御坂「」ジーッ

閣下「なんだ貴様…」

御坂「あの、この人は…」



64:2011/11/22(火) 12:32:00.02 ID:+2z4F0Gb0

ゼノン「このお方は私の占いの師匠、デーモン様です。今日は私の占いを見に来て頂いているので、失礼のないようにお願いします」

御坂「すごい人なんですねー!!言われてみるとそうかも!」

ゼノン(ね?)

閣下(うむ…)

ゼノン「それでは、相談内容をおしえてください」

御坂「あ、あの…最近、ほんのちょっとだけ、ほーんのちょっとだけ気になる奴がいるんです」

ゼノン「ほう、ということは恋愛の占いですかな?」

御坂「な、なんでわかったんですか、すごい!じゃなくって、私は別にそんなんじゃ」



67:2011/11/22(火) 13:38:27.71 ID:+2z4F0Gb0

学校行ってきます

ゼノン「なら、占いの内容を変えますかな?」

御坂「や、やっぱり恋愛占いでお願いします!!!」

ゼノン「それでは…kjhgfdさdfghgjklhgfdっさsddsgfdhf…」

御坂「」ゴクリ

閣下「」ゴクリ

ゼノン「いぇーい!!!」

閣下・御坂「」ビクッ

ゼノン「出ました、あなたはどうも素直さに欠けるようですね、ぜひともその男性の前では素直にだしてみてください」

御坂「そんなことできたら苦労しないわよ!」

ゼノン「でしょうね、ですからそんなあなたにとっておきのおまじないを授けましょう」

御坂「おまじない?」

ゼノン「いぇーい」

御坂「…帰るわ、とんでもない詐欺師ね」


73:2011/11/22(火) 17:23:50.13 ID:+2z4F0Gb0

ゼノン「おやおや良いんですか?そんなことで」

御坂「なによこのヤブ!!」

ゼノン「信じてもらえないのなら、お代は結構です」

御坂「当然よ!」

ゼノン「では、貴女と貴女の世界を守るうに頭の少年に幸多からんことを」

御坂「待って!私いまそんなはなs」

ゼノン「時間ですね、それでは御退出願います」



76:2011/11/22(火) 17:45:37.57 ID:+2z4F0Gb0


御坂「う、うたがってごめんなさい…お代はここに置いておくから…」

ゼノン「ありがとうございましたー」

キィィィィィーバタン…

イェーイ

閣下「あの娘さっそく使っておったぞ」

ゼノン「うん、ちょっと真に受けすぎだよね」

閣下「ということはあのまじないは」

ゼノン「wwwwww」

閣下「次の客を呼ぶか…」

ゼノン「そうしようか、では迷える子ブタよー」


77:2011/11/22(火) 18:03:53.51 ID:+2z4F0Gb0

上条「」

ゼノン「どうなさいましたかな」

上条「いや、さっきここの入り口でいきなり知り合いにいぇーいって言われまして…」

閣下「運命とは皮肉なものだな」

ゼノン「そうだねー」

上条「あれ、もしかしてデーモンさんじゃないですか?」

閣下「おぉ、お前は何時ぞやの親切な少年ではないか!」

ゼノン「あれ?お知り合い?」

閣下「こちらに来た当初世話になってな」

ゼノン「ふーん、まあいいや、ではとりあえず占ってほしいことを決めて下さい」



78:2011/11/22(火) 18:14:28.40 ID:+2z4F0Gb0

上条「あ、はい。実は俺信じられないくらいの不幸体質で…何をやっても不幸が付いて回るんですよ…」

ゼノン「いますねーそういう人」

上条「あの、俺の右手には幻想殺しっていう異能の力を消す能力があるんですよ。デーモンさんには少し話したかもしれないですけど」

ゼノン「そうなの?」

閣下「我輩の攻撃を触れただけで消滅させおったわ」

上条「だから、神様の幸運も消しちまうんじゃなかなーって」

閣下「ふんっくだらんな、神の幸運など」

上条「すいません、デーモンさんは悪魔でしたよね」

ゼノン「じゃあとりあえず占ってみようか…あsdfghjkl;:…!?」

ゼノン「」


79:2011/11/22(火) 18:15:18.91 ID:+2z4F0Gb0

上条「どうですかね?やっぱり治りそうには無いですかね…」

ゼノン「申し訳ないが、お引き取り下さい。今日は少し占いの調子がでないみたいですな」

上条「えぇそんな…不幸だぁ…」

ゼノン「もちろんお代は結構です、それでは御退出を」

上条「はぁ、そこまでおっしゃるなら。また来ますんでその時はよろしくお願いします!!」


キィィィィィィ バタン



ちょっとバイト行ってきます


88:2011/11/22(火) 23:46:18.00 ID:+2z4F0Gb0

ゼノン「」

閣下「和尚が透視に失敗とは珍しいではないか」

ゼノン「」

閣下「和尚?」

ゼノン「彼の中には何もなかったんだよ」

閣下「どういう意味だ?」

ゼノン「簡単に言うと記憶が殆ど欠如してるんだよ、生まれたときから最近までの十数年間もの記憶が」

閣下「記憶喪失というわけか?」

ゼノン「記憶喪失でも深い部分には記憶は残るんだよ。彼の場合記憶が埋まっているわけじゃなくむしり取られてる」

閣下「そんなこと人間界であるというのか!まして人の力で記憶をむしり取るなd…!!」

ゼノン「そう、人の力じゃない。神の領域の力」


89:2011/11/23(水) 00:02:44.04 ID:zR/1OXc/0

閣下「しかし今地上に干渉できる神など…いやいるな、神では無いが限りなく神に近い男が」

ゼノン「ほんとはもっと透視してみようと思ったんだけど、ちょっとやばいふんいきでねー僕も危なかったしそれ以上に彼の脳が耐えきれなかっただろうから」

閣下「いや、充分だぞ和尚。これで学園都市の黒幕が大きく近づいてきた」

ゼノン「そうかい、なら良かったよー」

閣下「所で和尚よ、お前は何故この学園都市に来たのだ?」

ゼノン「布教活動が終わった後、あまりに暇でさー」

閣下「ここまでは参謀と似た話である」

ゼノン「んで、ずーっと魔界で寝てたら大魔王に追い出されたんだよー」

閣下「ろくなやつがおらんな…」



91:2011/11/23(水) 00:20:57.98 ID:zR/1OXc/0

閣下「しかしまさか学園都市で構成員にこんなに出会えるとはな、これで殿下と代官がいたら勢ぞろいなのだが」

ゼノン「殿下ならいるよー」

閣下「なに!?」

ゼノン「この街の電力の自家発電のバイトやってんだよー、街中で電気飛ばしてる所をなんかスカウトされたみたいでさー」

ゼノン「なんだか騒がれてたなー、レベル6遂に現るとか。よくわかんないけどねー」

閣下「何をしているんだアイツは…まぁ良い代官は放浪癖があるからあてにならんしな、取り合えずこれで構成員はほぼ揃ったな」

ゼノン「でも、エースやルークと喧嘩しちゃったんでしょー」

閣下「はっ…そうであったわ…」

ゼノン「面倒だしさっさと仲直りしちゃえばいいのにー」

閣下「我輩、絶対にあいつらは許さんぞ!」

ゼノン「閣下はこうなると意地でも通すからなー、まあ良いんだけどねー」

閣下「こうなれば、我輩も占いを学b」ドゴォォォォォォォォォォン!!!


92:2011/11/23(水) 00:36:33.75 ID:zR/1OXc/0


閣下「なんだぁぁこの音は!」

ゼノン「むん…!!…街の中心地で爆発があったみたいだね、閣下が言っていたルーク達のお店があるほう」

閣下「ふん、どうせあいつらまた何かしょうもないことでも起こしているのだ!!」

ゼノン「でもあの爆発すごかったよー?」

閣下「あ奴らも腐っても悪魔…この程度の爆発など傷も負わんわ!!」

ゼノン「そうじゃなくて、そのお店には人間の女の子が働いてたんでしょー?その子がこの爆発に巻き込まれてたら間違いなく木端微塵だねー」

閣下「!!!」

ゼノン「もしかしたら、未来の角界を担う若者だって爆発に巻き込まれているかもなー」

閣下「」


93:2011/11/23(水) 00:37:20.87 ID:zR/1OXc/0

ゼノン「閣下、未来の角界の為に行ってきたらー?」

閣下「ふ、ふん!そういうことならば仕方がない!我輩は未来の名力士を守るために行くのだぞ!決してデュークを助けに行くわけではないのだ」

ゼノン「そうだねー、さすが閣下だなー」

閣下「こうしてはおれん、早く行かねば!」

ゼノン「うん、早く行っておいでよー」

閣下「」ピシュン

ゼノン「いいなー閣下は瞬間移動使えて」

ゼノン「それにしても閣下、素直じゃないなー」



94:2011/11/23(水) 01:06:50.28 ID:zR/1OXc/0

閣下「な、なんなのだこれは…」スチャッ

エース「」

ルーク「」

閣下「おい!長官、参謀二人とも大丈夫か!」

エース「僕たちは大丈夫ですよ…でもリーダーが爆発に巻き込まれて病院に…」

ルーク「」

閣下「デューク…!!しかし何が起こったのだ…この街のありさまは!お前ら二人がいながら!」

エース「すいません…実は僕たち二人、爆発のときには店にいなかったんです」


95:2011/11/23(水) 01:07:39.05 ID:zR/1OXc/0

佐天「ねぇ二人とも!ちょっと買い物いってきてくれない?」

ルーク「買い出し?なんか足りないものあったっけ?」

エース「いやーこの前足りない商品の補充したばっかりだから大丈夫なはずだけど…」

佐天「ちがうよー、明日はお店が定休日でしょ!だからみんなでパーティーやろうと思って」

エース「?」

佐天「このお店が開店してから半年、それと新しい仲間が二人も増えた記念にやろうと思って!」

ルーク「でも閣下ならさっきここを出て行っちゃったし…」


99:2011/11/23(水) 01:33:04.70 ID:zR/1OXc/0

佐天「だからこそ開こうと思って!さっきは私も小暮の気持ちとか考えずに話しちゃったし、お詫びと仲直りも兼ねてパーティーを開けばきっと帰ってきてくれるんじゃないかなって!」

エース「リーダー…」

佐天「だから二人に買ってきてほしいものがたくさんあるの!二人とも悪魔だし力持ちでしょ?」

エース「そういう事なら任せてよ!なんでもひとっ飛びで買ってくるよ」

ルーク「パーティーかー、楽しくなってきたぞーwwww」

佐天「さ、じゃあ二人ともお店が忙しくなる前に買い出しに行ってきて!途中で遊んだりしたらおこるからね!」

ルーク「そんなことしないってwwwwじゃあエース行こうか」

エース「おう、さっさと行ってこようぜ!」



100:2011/11/23(水) 01:34:02.09 ID:zR/1OXc/0





佐天「さぁ、二人とも出て行ったし今のうちに私は飾り付けの準備を…」

カランコロン

佐天「あ、お客さんだ!いらっしゃー…」

佐天「え?」


ドゴォォォォォォォォォォン!!!!



101:2011/11/23(水) 01:55:06.75 ID:zR/1OXc/0




閣下「…それからどうなったのだ」

エース「爆発音がしたんで、急いで二人で店まで戻りました」

エース「でも戻ってみると店はおろかその周りまでめちゃくちゃな具合で…必死に店のがれきの中から佐天ちゃんを探し出して病院まで運びました」

閣下「人間の医者に見せるなどおよそ効率的とは言えないな、魔界の医者を召喚して治療にあてたほうが良かったのではないか?」

エース「僕もそう思ったんですけど、一応時間稼ぎくらいにはなるかなと…でもラッキーなことにその病院、僕らの知り合いがいたんですよ!」

閣下「人間のか?まして病院と言えば…」

エース「冥土帰しですよ」

閣下「なに?我輩の足の魔改造手術を行ったあの男がおったのか!」


102:2011/11/23(水) 02:11:35.14 ID:zR/1OXc/0

エース「冥土帰しじゃないか!お前こんなところでなにやってんだよ!」

冥土帰し「それはこちらの台詞だよ。君たち悪魔がこんなところに何のようだい?」

ルーク「おい、こんな悠長な会話してる場合じゃないんだよ!冥土帰し!佐天ちゃんを助けてくれ!」

エース「そうなんだ爆発に巻き込まれてリーダーが!!」

冥土帰し「とにかく落ち着きなさい、君たち悪魔だろ?これぐらいでうろたえてもらっちゃこまるよ」

ルーク「これが落ち着いていられるかってんだよ!佐天ちゃんは俺たちの…聖飢魔?の仲間なんだ!」

エース「なぁ頼む!頼むよ冥土帰し!」

冥土帰し「だから落ち着きなさい。大丈夫だよ、彼女を傷一つ残らない程に元気にして見せるから」

エース「本当か!」

冥土帰し「全く、君たちは僕を誰だと思っているんだい?」


冥土帰し「僕は人間で唯一、悪魔を改造した人間だよ」



103:2011/11/23(水) 02:14:49.30 ID:zR/1OXc/0

閣下「なるほど、あやつならば大丈夫であろうな」

エース「でもルークが…」

ルーク「」

閣下「ルーク、それでも貴様は魔界の参謀か!貴様根っこまでへたれたのか!」

ルーク「」

ルーク「いつか、こんなことがあるんじゃないかとは思ってたんですよ」

ルーク「人間界に悪魔がいるんですよ、悪魔をわかっている人間ならいつだって俺らを狙っていても不思議じゃあない、佐天ちゃんは人間だから余計に標的に成りかねない…」

閣下「…」

ルーク「それでも、どこか佐天ちゃんなら大丈夫だと思ってたんです、いざとなれば僕が戦えば多少強力な魔術師が束になろうと負ける気はしませんし。腐っても悪魔ですから」

ルーク「なのに、守れなかった…」

ルーク「今の生活に満足して、油断して、結果佐天ちゃんをあんな目に…」

エース「ルーク…」

閣下「とりあえず我輩も冥土帰しに用事がある。今からデュークがいる病院にとりあえず向かうぞ」


104:2011/11/23(水) 02:35:12.76 ID:zR/1OXc/0

病院


ピーッピーッ

佐天「」シュコー シュコー

閣下「デューク…」

冥土帰し「やぁデーモン、久しぶりだね」

閣下「冥土帰しか…まさかお前とこんなところで出会おうとはな」

エース「おいっ!リーダーはちゃんと助かるんだろうな!」

冥土帰し「大丈夫だよ、とりあえずの山は越えたからね、意識の回復はそう遠くはないはずさ」

ルーク「…よかったよー!!」

冥土帰し「それでも、あんな爆発に巻き込まれたんだ…重症であることに変わりは無いんだけどね」


105:2011/11/23(水) 03:01:36.25 ID:zR/1OXc/0

閣下「それに関してはお前に任せておけば安心だろう、我輩は人間の中でもお前には一目置いておるからな」

冥土帰し「それは皮肉な話だね、医者が悪魔に一目置かれるだなんて」

佐天「」シュコー シュコー

エース「しかし一体誰なんだ!?リーダーをこんな風にしたやつは…」

ルーク「許せない…絶対に許さないぞ」

閣下「取り乱すでない、悪魔たるものどんな時でも毅然としていなければならん」

ルーク「何を悠長なことを!仲間が…それも悪魔じゃない人間の女の子があんな目にあったんですよ!」

閣下「だとしてもだ、貴様にできることは今は無いではないか!」



106:2011/11/23(水) 03:02:17.60 ID:zR/1OXc/0

閣下「それに、さっきも言っていたではないか…デュークが巻き込まれた一因は我輩達にある!」

ルーク「!!!」

エース「なにもそんな風に言わなくたって良いじゃないですか、ルークはあの時かなり我慢してたんですよ!」

エース「最初は巨大化して学園都市ひとつ吹き飛ばすだなんて言ってたんですから…」

ルーク「」

閣下「うむ、良く止まったな参謀よ」

ルーク「」



107:2011/11/23(水) 03:03:42.27 ID:zR/1OXc/0

閣下「我輩思うに、この科学能力者にあふれた街は大変面白い…」

閣下「我輩の能力すら打ち消してしまう少年、あのジャッジメントの悪魔女も我輩の背後をとって矢の攻撃をしたところを見ると、瞬間移動の使い手だ」

閣下「初春と呼ばれた少女は、ボロボロにされた我輩に折檻の最中から終わるまでずっと手に持っていた茶を渡した…」

閣下「驚いたことに、その茶は適度な温かさをずっと保っていたのだ。おそらくあやつも温度を操る能力者だ」

閣下「のう長官よ…この能力の街に住むデュークの能力…果たしてなんであろうか?」

エース「!!…そういえば俺リーダーが能力を使っているところ見た事ないですね」

ルーク「俺もみたことないや」



108:2011/11/23(水) 03:04:21.78 ID:zR/1OXc/0

閣下「あやつは恐らく…無能力者なのではないだろうか」

エース「確かにこの街には無能力者だっているらしいですけど…」

閣下「多くの能力者が集うこの街で生きる無能力者にとって、あやつは一体どんな思いで生きてきたのだろうな」

エース・ルーク「!!!」

閣下「我輩にも、あやつの気持ちまでは推し量ることはできん…しかしながら容易な事で無かったとは思う」

ルーク「もしかして涙子ちゃん、俺たちの前でも無理して笑っていたんですかね…」

閣下「いや、そうとも言い切れんぞ?我輩が見るに、少なくともあの店でのデュークは何か輝く物を感じておった」


109:2011/11/23(水) 03:05:27.07 ID:zR/1OXc/0

閣下「これも我輩思うに、あの店はデュークにとって生きがいにも似たものであったのではないだろうか?」

閣下「だとするならば、今お前たちにできることは、あいつの生きがいを守ってやることなのではないだろうか」

ルーク「店…」

閣下「少しは頭が冷えただろうかな?」

エース「はい、俺たちそこまで考えてませんでした。目先の事ばかり考えてしまって…」

閣下「ならばお前たちはすぐに店の再建を始めるのだ!!あいつが帰ってきたのに根城が無ければどうしようもないではないか!」

ルーク「はい!俺今から戻ってがれきの片づけしてきます!」ぴゅーーん

エース「待てよルーク、俺も行くよ」ぴゅーん



110:2011/11/23(水) 03:06:01.89 ID:zR/1OXc/0

閣下「ふむ」ニヤリ

冥土帰し「変わってないね、あの悪魔たちも」

閣下「そうであろうか?我輩、あやつらは年々腑抜けてきているように思うぞ?」

冥土帰し「やっぱり、君も変わって無かったけどね」

閣下「?」


111:2011/11/23(水) 03:08:24.16 ID:zR/1OXc/0

閣下「まったく何をわけのわからんことを…そんなことよりも冥土帰しよ、お前に少し聞きたいことがあるのだ」

冥土帰し「旧友の頼み事だからね、僕の答えられる範囲でお答えするよ」

閣下「では聞こうか…」

閣下「この学園都市の黒幕の名はなんだ?」

冥土帰し「…」

閣下「答えられぬのかな?」

冥土帰し「いや、なんというかね…強いて言うならばその質問、僕の答えられる範囲ではないんだよ」

閣下「なるほど、そういうわけか」

冥土帰し「すまないねデーモン、君の力になれなくて」

閣下「気にするでない、我輩は今の貴様の一言で答えを読み取ることが出来たぞ?」


112:2011/11/23(水) 03:09:48.25 ID:zR/1OXc/0

冥土帰し「そうかい、やっぱり気づいていたんだね」

閣下「我輩を誰だと思っているのだ?ただな冥土帰しよ」

冥土帰し「なんだいデーモン」

閣下「我輩はこの先、あやつの行動や言動次第によってはこの街を消し飛ばさなくてはならないのだ」

冥土帰し「構成員にはあんなことを言っておいて、自分は強硬にでるのかい?」

冥土帰し「確かにここの科学力は凄い、しかしそれでもまだ魔界を倒すのには遠く及ばないものだよ?」

閣下「我輩は今そんなことに憤りを感じているのではない」

冥土帰し「?」

閣下「冥土帰しよ、我輩は仲間を…リーダーを傷つけられて悠然としていられるほど、器の大きな悪魔ではないのだ」

冥土帰し「やっぱりね、君は昔と変わらず君のままだよ」



119:2011/11/23(水) 12:29:27.57 ID:zR/1OXc/0

同時刻 イギリス ロンドン


ステイル「おい待て!勝手に先を行くな!」

アークビショップ「♪〜」

ステイル「待てと言っているだろうが!」グイッ

アークビショップ「もうっ、あなたはレディーに対する配慮にかけりけりよ」

ステイル「ふざけないで頂きたいっ!ただでさえも普段から命を狙われるですよ貴女は!それに今は悪魔教の教祖が地上に降り立っていると聞く!」


120:2011/11/23(水) 12:57:37.21 ID:zR/1OXc/0

アークビショップ「あら、そのことに関しては心配無き事よ?」

ステイル「貴女のその自信は一体どこから生まれてくるんだ…」

アークビショップ「あなたが言うところのその悪魔たち、あなたが思うよりも可愛らしい人たちなりけるわ!」

ステイル「ほう、まるで会った事があるかのように話しますね」

ジェイル大橋代官「おや、アークビショップじゃないか?」

ステイル「」

アークビショップ「あら!ジェイル!久々のことよ!」

ステイル「」



122:2011/11/23(水) 13:51:49.86 ID:zR/1OXc/0

ジェイル「あー何年ぶりになるかな。とにかく思い出せない程、昔じゃないか?」

アークビショップ「そうなりけるわね…でも、こんなところで何をしけるの?」

ジェイル「あぁ、今ギターのソロツアー中でs」

ステイル「…はっ!!悪魔め遂に姿を現したな!」イノケンティウスー

ジェイル「ん?」シュー

ステイル「む、無傷だと!!!???」

ジェイル「なんだいこの失礼な奴は?アークビショップ、君の新しい男かい?」

アークビショップ「そんなことは絶対に無き事よww悪いけれども、年下の男に興味はなかりけるわww」

ジェイル「あぁ、君の意中の相手はまだあの時のままなんだね?」

アークビショップ「さぁ、それはどうかしら?」


123:2011/11/23(水) 14:22:54.78 ID:zR/1OXc/0

ジェイル「俺も自分では結構、女関係には自信があったんだけど、彼にはやっぱり負けるねww」

アークビショップ「彼に勝てる者がいるとするならば、ダミアンか彼の姉上だけのことよww」

ジェイル「言えてるねwwでもそうでなければ俺たちを統べるものにはふさわしくないよ」

アークビショップ「そんなこと聞いたら照れてしまうんでないかしらね」

ジェイル「それも含めて彼なのさ、素直じゃない所も含めてねww」

アークビショップ「言えているけるわww」

ジェイル「おっと、もう俺は行かなきゃ…今日パリに移動する予定でね」

アークビショップ「相変わらずの放浪癖のことね、でもツアーなんてしていて大丈夫けるの?」

ジェイル「なんでだいアークビショップ」



124:2011/11/23(水) 14:43:40.55 ID:zR/1OXc/0

アークビショップ「彼もこれから大変なことになりけるわ、そうなれば貴方の力が必要になりけるわ」

ジェイル「彼がへまをすると思うのかい?」

アークビショップ「そんなことは思わざりけるわ、それでも何が起こるか分からないのが世の常の事よ?」

ジェイル「もし万が一、そんな神の妨害があったとしたら、僕はすぐにでも帰るよ」

ジェイル「俺は俺に居場所をくれた彼を守るためなら、なんだってするさ」

ジェイル「もちろん、彼はそんなことでどうこうなるような悪魔じゃないけどね」

アークビショップ「…つまらないことを聞きけるわね、ありがとうジェイルまたどこかで会いましょう」

ジェイル「あぁ、それじゃあ…」



125:2011/11/23(水) 14:44:38.84 ID:zR/1OXc/0

今からバイト行ってきます


ステイル「」

アークビショップ「いつまで呆けているの、ステイル!」

ステイル「俺の攻撃が全く効かなかっただと?…」

アークビショップ「あぁ、そんなこと…仕方なき事よステイル、彼は魔界の執行人ジェイル、ただでさえ強力な悪魔の中でもその実力は指折り…」

アークビショップ「最強の魔術師だって彼らに深手を負わせるのは難しき事よ?」

ステイル「あれが、悪魔…」

ステイル「しかし、あの男があそこまで慕っている男とは何者なんですか?」

アークビショップ「彼のことね?そう…彼は神よりも、そして人間よりも命を憂う者…」

ステイル「人間よりも?」

アークビショップ「それでいて私たちの対にいる存在よ」

ステイル「…どういう意味なんだ?」

アークビショップ「平たく言えばー…私の思い人なりけるわ♪」

ステイル「!!!



136:2011/11/23(水) 22:49:15.51 ID:zR/1OXc/0

戻って学園都市


ゼノン「そっかーそれは大変だったね閣下ー」

閣下「あぁ、我輩がつまらない意地を張ってしまったがためにな…」

ゼノン「そんなことないよ、しょうがなかったんだよ」

閣下「そうはいかんだろう、結果が悪すぎるのだ」



ゼノン「…」

ライデン湯沢殿下「おーい、石川くーん帰ったよー!」

閣下「…」

ゼノン「…」

ライデン「んっ?んーーーー!!!!」


137:2011/11/23(水) 23:08:06.27 ID:zR/1OXc/0

ライデン「いやー帰ったら閣下がいるんですもん、びっくりしましたよー」

閣下「我輩は殿下がここで生活していることは聞いてはいたんだがな、仕事のほうは終わったのか?」

ライデン「仕事自体はすぐ終わるんですけどねー、この都市の一日分の電気なんて一瞬で作れちゃいますし」

閣下「ということは、先ほど聞いた研究という奴か?」

ライデン「そうなんですよーこれがなかなか面倒でねー」

閣下「ふむ、お前もお前なりに苦労しておったのだな」



138:2011/11/23(水) 23:31:51.40 ID:zR/1OXc/0

ライデン「そういう閣下だってなかなか大変そうじゃないですか、この後はどうするんですか?」

閣下「とりあえずは、学園都市の調査を再開する予定だ、まだまだこの都市には秘密が多そうなのでな」

ライデン「ふーん、じゃあ閣下!俺が調査先になりそうな所知ってるんでそこにいってみたらどうですか?」

閣下「ほう、さすが殿下だ!して、その調査場所とはどこなのだ?」

ライデン「俺が人づてに頼まれた仕事先なんですけどね―――」



139:2011/11/23(水) 23:32:27.83 ID:zR/1OXc/0

街中


閣下「この近くに、調査場所があるはずなのだが…」

閣下「お、あったあったここであるな!」



ライデン「俺が人づてに頼まれた仕事先なんですけどね、って言っても松崎様なんですけどww」

ライデン「なんでも松崎様の知り合いの音楽教師がマイコプラズマ肺炎にかかったらしくて、一日だけの代行教師を探してるんですよ」

ライデン「俺だって音楽家の端くれですからできないことは無いんですけど、やっぱり閣下が行ったほうがいいんじゃないかと」




閣下「なになに…常盤台中学校。女子校なのか…」

閣下「確か一年生の女子を見るとか言われたのだったわ」

閣下「とりあえず音楽室に行ってと…」

ガチャ


140:2011/11/23(水) 23:34:14.95 ID:zR/1OXc/0

閣下「えー本日貴様たちの授業を受け持つことになったデーモン小暮閣下である!」

閣下「こんなところで教鞭を振るうというのは我輩にとっても大変不本意なのであるが、今日は特別にお前たちに教えを与えてやろう」フハハハハハハハ!!

黒子「」

閣下「」

黒子「」

閣下「ふははー…ふは…」

黒子「じゃっじめんとですの…」



141:2011/11/23(水) 23:35:51.72 ID:zR/1OXc/0

閣下(何故だ―!何故あの女がここにおるのだー!我輩こんなこと聞いてはおらんぞ!)

黒子「あらあらヘンタイ悪魔のミジンコ殿方…「こんなところ」で何をしてらっしゃるのですの?」オーラッ

閣下「わ、我輩は友人に今日一日この学校の臨時音楽教諭をたのまれたのである!貴様こそここで何をしておるのだ!」

黒子「私は正真正銘この常盤の園の学生ですの!」

閣下「なに?声と態度が老けている手前、30過g」ドゴォォォォォォォォォォン

黒子「何かおっしゃいまして?」

閣下「」

黒子「な に か ?」



144:2011/11/24(木) 00:48:31.18 ID:XmevXvWz0

明日学校なんで、今日は早めに切り上げます。



閣下「わ、わ、我輩とした事が、淑女への配慮が足りなかったようである…」

黒子「そうですの、分かればよろしいんですの」

生徒A「あのー黒子さん…この方とお知合いなんですか?」

黒子「知り合いかですの?」

生徒A「あ、はい!」

黒子「このようなミジンコ悪魔、私の知り合いにはおりませんわ」

生徒B「でも、先ほどから仲良さげにお話を…」

黒子「知り合いではありません!」キッ

生徒A・B「ひっ!」



145:2011/11/24(木) 00:49:17.62 ID:XmevXvWz0

閣下「まぁとりあえずだ、我輩今日は人間達に歌の素晴らしさを伝えるべく授業を行いたいと考えている!」

黒子「またそんなことをおっしゃって!どうせ悪魔の歌でも歌い始めるのでしょう?」

閣下「うむ、我輩も最初はそう考えておったのであるが…」

黒子「ほらみなさい」

閣下「しかしあれにも好き嫌いがあるらしくな…我輩も悔しいのではあるが、今日は貴様らも聞きやすい曲を選んでみたのだ!」

黒子「ふーんですの、それでCDはどこにあるんですの?」

閣下「む?そんなものはないぞ?」

黒子「あら、他の媒体ですの?」

閣下「何を言っておるのだ?我輩が歌うに決まっているではないか!」

黒子「」



146:2011/11/24(木) 00:49:53.08 ID:XmevXvWz0

黒子「みなさん、お聞きになったですの?今日の授業はどうやら休校のようですの」

閣下「馬鹿者!せっかく魔界一の歌い手の我輩が歌ってやるというのにその言い方はなんだ!」

黒子「馬鹿者はどっちですの!本当にあなたは何を考えてらっしゃるんですの!」クワッ

閣下「わ、わかったのである…とにかく一回だけでも聞いてほしいのだ、判断はそれからでも充分なはずだ!」

生徒A「あの、黒子さん…とりあえず少しだけでも聞いてみませんか?」

黒子「まぁよろしいでしょう、どうせ一曲目から悪い期待にこたえてくれますの」

閣下「よし、そうと決まれば早速歌うぞ!」

閣下「一曲目はこれだ!」

http://www.youtube.com/watch?v=xxjg0ALj3kw


147:2011/11/24(木) 00:50:40.47 ID:XmevXvWz0

黒子「」

生徒A「」

他多数「」

閣下「む、なんだ?貴様らはこの曲も気に入らないというのか?全く一体どんな感性をしているというのだ!」

生徒A「ち、違うんです…」

生徒B「私たち感動しすぎて止まっちゃって…」

黒子「」

閣下「そうかそうか!貴様らわかるではないか!いや気分がよいぞ我輩は。次はこの曲を歌おう!」


http://www.youtube.com/watch?v=oBaWGquf-uA



148:2011/11/24(木) 00:51:36.86 ID:XmevXvWz0

黒子「」

生徒A「なんか…涙が…」グズッ

生徒多数「先生すごーい!!!」

閣下「よしよし、良いぞ良いぞ皆の者!」

閣下「次は我輩がバンドメンバーで歌っている歌だ!」


http://www.youtube.com/watch?v=C7Eg_N-u82s



149:2011/11/24(木) 00:52:39.98 ID:XmevXvWz0

ワ―キャー ワ―キャー ワ―キャー

閣下「我輩もまだまだ捨てたものではないなwwwwww」

黒子「」

黒子(なんでしょう、この男…どんなに素晴らしい歌を歌っていても嫌いな男に違いは無いのですが)

黒子(しかし、汚れた心を持つ者がここまで人の心を動かす音を奏でることができるのでしょうか…)

黒子(そう考えるとこの男、そんなに悪い奴でも無いのかもしれませんわ)

閣下「どうしたのだ先ほどから黙りおって!」

黒子「いえ、なんでもありませんわ」


150:2011/11/24(木) 00:53:18.03 ID:XmevXvWz0

黒子「それより授業のほうをお続けになって下さいまし、先生?」

閣下「ううむ…なんだ急に気持ち悪いではないか!」

黒子「まぁまぁ、またそんなことをおっしゃって!早く授業を!」

閣下「そうであったそうであった!さぁ今度は皆も共に歌うぞ!」


閣下「♪〜」

生徒「♪〜」

黒子(本当に不思議な悪魔ですの)フフッ


156:2011/11/24(木) 12:53:34.05 ID:XmevXvWz0

学校終わったんでバイトまで少し書きたいと思います

帰り道

閣下「我輩、久々に気持ち良く歌ったぞ!」

黒子「結局最後のほうからはドギツイ音楽の連続でしたの…まぁ皆さん楽しそうでなによりでしたが」

閣下「我輩非常に満足である!きっとあやつらにも音楽の素晴らしさがわかったはずである!」

黒子「本当にあなたは不思議な殿方ですの、人の心の中をつかむ何かを持っているような気がしますわ」

閣下「なんだ小娘、我輩に惚れたのか?」ニヤ―

黒子「そ、そんなわけはありませんの!我輩はお姉さま一筋ですの!」

閣下「おい、貴様。一人称が我輩になっておるではないかwwww」


157:2011/11/24(木) 12:54:26.03 ID:XmevXvWz0

黒子「」カァー…

閣下「wwwwww」

黒子「」

閣下「wwwwww」

黒子「お前も蝋人形にしてやるですのー!」

閣下「まて娘!それは我輩の専売特許である!」

黒子「知った事ではないですの、御覚悟を!!!」

閣下「やめろ!やめるのだー!!!!」


158:2011/11/24(木) 13:00:17.02 ID:XmevXvWz0

黒子「反省はしましたの?」

閣下「う、うむ…からかいすぎたのである…」

黒子「わかればよろしいですの、本当に失礼な悪魔ですの」

閣下「…」

黒子「もういいですの…とにかく今日はお疲れ様ですの」

閣下「うむ、我輩にとっても大変有意義な時間であったぞ!」

黒子「それはそれは…」


ドゴォォォォォォォォォォン


159:2011/11/24(木) 13:24:07.06 ID:XmevXvWz0

閣下「!?」

黒子「!?」

閣下「なんだ!我輩に挑もうとは、身の程を知らない者がこの学園にもおったのか!」ニヤリ

謎の敵A「ちぃっ…やはり悪魔にはこの程度の攻撃では…」

謎の敵B「おい退却だ!これ以上は俺たちの身が危険だぞ!」

閣下「貴様ら…我輩に戦いを挑んで、ただですむと思っておるのか!!」

黒子「くっ…うぅ…」

閣下「!?」

謎の敵A「さすがのデーモンも手負いの女連れでは追ってこれないか?」シュッ

謎の敵B「」シュッ


160:2011/11/24(木) 13:36:38.20 ID:XmevXvWz0

閣下「おい!女!しっかりするのである!」

黒子「…ん…一体何が起こったんですの…」

閣下「お前も巻き込んでしまったのである…」

黒子「…」

閣下「あやつらは、我輩の命を狙ってきた者たちである。やはり我輩達は悪魔、その存在を是としない者も多く存在する」

黒子「…」

閣下「すまん」

黒子「」


161:2011/11/24(木) 13:44:01.97 ID:XmevXvWz0

黒子「先日、私の友人が爆発に巻き込まれて大けがをしましたの…」

閣下「!?」

黒子「私もその事態を聞きつけて、友人と共にすぐに病院に向かったんですの」

黒子「そこには、呼吸器をつけて眠っている彼女…担当医は事の成り行きを何一つ私と、私の友人には教えてくれませんでしたの」

閣下「…」

黒子「やはり、そういうことなんですのね」

閣下「おそらくその友人というのは、我輩達の存在に巻き込まれてしまった少女の事であろう」

黒子「佐天涙子…私たちのかけがえのない友人ですわ!」



162:2011/11/24(木) 14:09:09.31 ID:XmevXvWz0

閣下「…」

黒子「今日の事を通して、私は貴方がた悪魔に対する考えが大きく変わりつつありましたわ」

黒子「でもまた私は、貴方の事を死神や疫病神としか見えなくなっていますの」

黒子「もし貴方に人間と同様にこの件に関して痛む心があるのであれば」

黒子「すぐに魔界に帰っていただきたいですわ!!」

閣下「…」

黒子「…」

閣下「…」


163:2011/11/24(木) 14:09:59.50 ID:XmevXvWz0

黒子「申し訳ございませんの、別に貴方が佐天さんを傷つけたわけではございませんの…」

黒子「今の話は忘れて下さいまし」

閣下「…我輩達悪魔は、この星において悪や負の対象として長い年月を過ごしてきた」

閣下「しかし、我輩達が直接的に人間達に手を下す事なぞそうは無いのだ…むろん、応戦することはあってもな」

黒子「…」

閣下「人の死を司る死神しかり、大方の事は神がやっていることなのである。死神は悪魔に似た容姿をしてはおるがな…」

閣下「では娘よ…何故それで我輩達悪魔が人間達に恨まれているか知っているかな?」


164:2011/11/24(木) 14:10:47.26 ID:XmevXvWz0

黒子「…そんなことわかりませんの」

閣下「そうか、なら教えてやろう。悪魔たちはな、笑っておるのだ…」

閣下「どんなに神に弄ばれようと、どんなに神に裏切られようと」

閣下「それでも必死に願い慈悲を乞う…そんな哀れな人間の姿をな」

黒子「…」

閣下「人間達は悪魔がうらやましいのである…自分たちが天の先にいると信じてやまない神々と対等な位置にいる我々を」

黒子「…結局貴方は何が言いたいんですの?」

閣下「…我輩の言いたいことはもうお前にも伝わっていると、我輩は信じておるぞ?」ニヤリ

黒子「…」


165:2011/11/24(木) 14:11:49.39 ID:XmevXvWz0

常盤台女子寮 

御坂「い、いぇーい…うーん、ちょっとちがうかな…」

黒子「…」

御坂「いぇーい!!」

黒子(…私はあの時、いったい何を考えていたのでしょう…)

黒子(わけのわからない悪魔の囁きに、心の奥までゆらされたような)

御坂「もっと、淡白だったかな…」


166:2011/11/24(木) 14:44:11.50 ID:XmevXvWz0

〜回想〜

黒子「…」

閣下「まぁ良い、子供には難しすぎた話だったな」

黒子「私を子供扱いしないでくださいまし!」

閣下「フハハハハハ!!いつの時代も子供はそういうのである!」

黒子「ムキ―ですの!」

閣下「そうそう、貴様はそれぐらいの勢いでなくてはならんのだ!」

黒子「!!!」



167:2011/11/24(木) 14:44:51.25 ID:XmevXvWz0

閣下「おっと、忘れていたのである!お前にこれをやろう」

黒子「む、なんですのこの趣味の悪い人形は!」

閣下「趣味が悪いとは何事であるか!これはデモヤン魔形!我輩の形を模したものである」

黒子「趣味の悪さが一層深まりましたの…こんなものはいりませんわ」

閣下「まぁ、そう言わず持っていてほしいのである…きっと何らかの役には立つはずだ」

黒子「役に立つわけ無いですの!でもまぁ、持っておくだけなら良いですの…」

閣下「ほう、これが今話題のツンデレというやつであるな…」

黒子「…」キッ

閣下「」


168:2011/11/24(木) 14:45:58.23 ID:XmevXvWz0

黒子「悪魔からのお守りとは…皮肉な物ですの」

御坂「違うなー…いぇーーーーーい」

黒子「お、お姉さま…私は少し外に出てきますの」

御坂「いぇー…って黒子!もう門限過ぎてんだから寮監に見つからないようにしなさいよ」

黒子「わかってますの、まぁまぁお姉さま私の事を心配して下さっt」

御坂「いぇーい」

黒子「…行ってきますの…」



170:2011/11/24(木) 14:46:41.48 ID:XmevXvWz0

黒子「はー…ですの」

黒子「夜風は気持ち良いですの」

黒子「特にここの夜景は抜群ですの、今度お姉さまと来たいものですわ」

黒子「…」

黒子「すていんれすなーいと…」

黒子「たーまーしーをーうーばーわーれたー」

黒子「あーんーどーろーいーどーたーちはーですの」

黒子「…はっですの!!!」

黒子「いつの間にか耳に焼き付いてしまったですの、あんな悪魔の音楽!」

黒子「…」

黒子「そんなに悪い歌ではないですの」



171:2011/11/24(木) 15:13:15.47 ID:XmevXvWz0


同時刻

インデックス「ねー早く行くんだよ!」

上条「あー、そんな焦らせるなって!夜景は逃げねーだろ」

インデックス「逃げちゃうんだよ!ここは11時までの夜景スポットなんだよ」

上条「あー、わかったよ。ところでインデックス…なんでいきなり夜景が見たいだなんて言い始めたんだ?」

インデックス「う…それは…」

インデックス(テレビで恋人同士が夜景を見てるのを羨ましいと思っただなんて絶対に言えないんだよ)

上条「まぁ良くわかんねーけど、とりあえず行くか」

インデックス「うん!」

インデックス(今ばかりは当麻が鈍感な事を有り難く思うんだよ…)ホッ


172:2011/11/24(木) 15:30:17.17 ID:XmevXvWz0

インデックス「わー…きれいなんだよ!!」

上条「おーこれは本当にすごいなー!」

インデックス「でしょでしょ当麻!これも私のおかげなんだよ!」フンスッ

上条「おう、こればっかしはお前の思いつきのお陰だな!お金も掛からずきれいな夜景、上条さんは大満足ですよ」

インデックス「当麻はいつもお金の話ばかりなんだよ…」

上条「誰のせいだと思ってるんだ…ってあれ?」

インデックス「ん?ってあー!!!」


173:2011/11/24(木) 15:30:49.08 ID:XmevXvWz0

黒子「ん?あらまぁ殿方といつぞやのお連れの方ではないですの。こんなところで何を?」

上条「俺らはここの夜景を見に来てたんだよ、白井こそこんなところで何やってるんだ?」

黒子「あら、そこのシスターとはもうそんな仲ですの?」ニヤリ

上条「ばっ!俺らはそんなんじゃねーよ!上条さんはもっとお姉s」ガブリっ

インデックス「」ガジガジ

上条「ギャー!!!」

黒子「いったい何をやってるんですの…」


174:2011/11/24(木) 15:31:22.63 ID:XmevXvWz0

黒子「…!!!」

上条「ん?どうした!?」

ドゴォォォォォォォォォォン!!!

謎の敵A「やったか?」

謎の敵B「いくら能力者といっても、この魔術の威力なら粉々になってるんじゃないか?」

謎の敵A「相手はあの悪魔ではないしな…」

謎の敵B「そういうことだ、行くz…!!」

シューーーーーーーー



175:2011/11/24(木) 15:31:56.82 ID:XmevXvWz0

謎の敵B「!」

上条「おいおい、いきなりすぎるんじゃないですか」

上条「いくら上条さんでも、ちょっとむかついたぜ!!」

インデックス「あ、あぶないんだよ!!」

謎の敵B「どういうことだ!あの無数の魔術の爆発の中で無傷だと!?」

謎の敵A「おい!まさかあれが幻想殺しじゃないのか!」

謎の敵B「ちっ…こんな時にでてきやがって!」

黒子「貴方がたの相手は一人ではないですの」シュッ!!!

謎の敵A「!?」

謎の敵B「ぐっ」



176:2011/11/24(木) 15:32:48.02 ID:XmevXvWz0

黒子「二度も同じ手を食うと思いまして?私をその辺の能力者と一緒にしないでいただきたいですわ!」

謎の敵B「くそ、こんなところで終わるわけ行かないのだ!」

謎の敵A「おい、これ使うのか…?」

謎の敵B「しょうがないだろう!不本意だが負けるよりはましだ!」

黒子「何をぶつぶつと言っておりますの?さぁ大人しく投降するんですの!」

謎の敵B「うるせぇ!!」キ―――ン

黒子「!?…能力が…使えない‼」

謎の敵A「科学の力には頼りたくは無かったんだがな」

謎の敵B「背に腹は代えられないだろう」

上条「どうしたんだ白井!」


177:2011/11/24(木) 15:33:24.28 ID:XmevXvWz0

黒子「能力を封じられました!私は残念ながら対抗策はありませんですの…」

上条「任しとけ白井!少なくともあいつらの攻撃は俺らには通用しない!」

謎の敵B「お前の方も対策済みなんだよ!」ぶんっ

上条「うわっ!」

謎の敵A「お前の攻撃が体術頼みなのは織り込み済みだ」

上条「ちっ…これはちょっとだけやばいかもな…インデックス!今すぐ白井を連れて逃げr」ドガァァァ

インデックス「とうまー!!!」

上条「…」


178:2011/11/24(木) 15:35:00.16 ID:XmevXvWz0

謎の敵B「悪魔に加担した者は皆排除だ!それに例外は無い!」

黒子「…万事休すですの…」

謎の敵A「女…貴様には貴様には見せしめとして苦痛を伴って死んでもらおうか」

黒子「…っ」

謎の敵B「[ピーーー]ぇぇぇ!!」



ピカ――――――――ン


謎の敵B「!?」

黒子「なんですの?攻撃がはじき返された?…!!」


179:2011/11/24(木) 15:35:45.64 ID:XmevXvWz0

閣下「おっと、忘れていたのである!お前にこれをやろう」

黒子「む、なんですのこの趣味の悪い人形は!」

閣下「趣味が悪いとは何事であるか!これはデモヤン魔形!我輩の形を模したものである」

黒子「趣味の悪さが一層深まりましたの…こんなものはいりませんわ」

閣下「まぁ、そう言わず持っていてほしいのである…きっと何らかの役には立つはずだ」


180:2011/11/24(木) 15:36:25.16 ID:XmevXvWz0

黒子「まさか…本当にお守りですの?」

謎の敵A「なにやってんだ!さっさと蹴りつけるぞ!」

謎の敵B「ちきしょう悪魔の呪いか…どこまでも馬鹿にしやがって!」

謎の敵B「これで終いにしてやる」ゴォォォォォォォォォォォ

謎の敵B「おりゃぁぁぁぁ!」


ドゴォォォォォォォォォォン





閣下「遅れてすまないな娘」


http://www.youtube.com/watch?v=ZM9Jv8FfFoo&feature=related



190:2011/11/25(金) 00:08:12.33 ID:mLlrTq9I0

黒子「!!!」

閣下「それに少年も…我輩が巻き込んでしまったな、本当にすまない」

上条「デ、デーモンさん…」

閣下「どうせ、愚かな宗教に毒された人間である。我輩と関わりを持った人間を抹[ピーーー]る気であったのだろう…」

謎の敵A「あ、悪魔…」

閣下「我輩は今、自身でも驚くほどに冷静である」

謎の敵B「おい、まずい!逃げるぞ!」

閣下「デュークが深手を負い、我輩の恩人がこんな目に会い、我輩の大切な者が今その命を奪われようとしているにも関わらずである」

黒子「た、大切ですの!?」カァー…

閣下「あぁ、お前は我輩の大切な教え子である」

黒子「」


191:2011/11/25(金) 00:08:55.04 ID:mLlrTq9I0

閣下「こんな場でも、冷たい心を持つ我輩はどんな生き物なのであろうか?」ピキーン

謎の敵B「おいっ!か、体が動かないぞ…」

謎の敵A「なんだよこれ…なんで動かないんだよ!!!」

閣下「なぁ、答えてくれまいか…愚かな人間よ」

閣下「我輩は…なんだ」

謎の敵A「く、くるな悪魔!!!」

謎の敵B「悪魔なんかに、悪魔なんかに…」

閣下「いかにも…」

閣下「我輩は」

閣下「我輩は悪魔である!!!!!」ニヤリ

ゴォォォォォォォォォォォォォ!!!!!



193:2011/11/25(金) 01:46:18.17 ID:mLlrTq9I0

閣下「…」

黒子「…」

上条「す、すげぇ…」

インデックス「これが悪魔の力なんだよ…」

黒子(私たちがあと一歩のところまで追い詰められた敵を一瞬で…)

黒子(ここまで圧倒的に倒してしまうなんて)

閣下「…」

閣下「我輩は悪魔である」

閣下「お前たち人間が、長い歴史の中で悪の対象として憎み続けた存在だ」

http://www.youtube.com/watch?v=Oi3eBGAY92M


194:2011/11/25(金) 01:46:59.75 ID:mLlrTq9I0

上条「…」

インデックス「…」

閣下「我輩達はその気になればこの学園都市どころか地球だって滅ぼしてしまう事ができる」

黒子「…」

閣下「それでも、どうしても我輩は今この地を滅ぼそうとは思えないのである」

閣下「人間を守るために命を賭して我輩と戦った神の存在」

閣下「我輩の昔馴染みがいるということ」

閣下「音楽を愛する者が多くいること」

閣下「相撲という文化」

閣下「そしてなにより、短かったが貴様らの存在も…」

インデックス「デーモン…」

閣下「この素晴らしき時間…感謝するぞ」


195:2011/11/25(金) 01:47:40.22 ID:mLlrTq9I0

閣下「…」

閣下「我輩は元魔界の副大魔王にして悪魔教教祖、デーモン小暮閣下である!」

黒子「…」

閣下「聞こえているか!!我輩を憎むもの!そしてこの学園の主よ!!」ビリビリッ…

閣下「次はわざわざ貴様らに出向いてもらう事は無い!」

閣下「なぜなら、この我輩が直々にお前たちに顔を見せに行ってやるのだからな」

閣下「せいぜい、神に祈るのだな!」

閣下「フハハハハハハハハハハハ!!」

閣下「…」

閣下「さて、貴様らともそろそろお別れのようである…」



196:2011/11/25(金) 01:48:12.76 ID:mLlrTq9I0

上条「…デーモンさん、これからどうするんですか」

インデックス「デーモン、どこにいくの!」

閣下「我輩、少しばかり野暮用が出来たのである、」

黒子「野暮用ですの?」

閣下「あぁ、大したことではないんだがな…」

黒子「…」

黒子「これは私の独り言ですの…」

http://www.youtube.com/watch?v=GHkzTyxn0Go



197:2011/11/25(金) 01:49:11.57 ID:mLlrTq9I0

閣下「む…?」

黒子「まず、私は今この窮地に助けの手を差し伸べた殿方に感謝していますの」

閣下「…」

黒子「そして、佐天さんに生きがいを生んであげた人たちに感謝していますの」

黒子「友人の笑顔はやっぱり良いものですの」

閣下「うむ…」

黒子「それと私、もちろんお姉さま一筋なのですが…」

黒子「殿方の中では、歌の上手な心やさしい悪魔が一番好きですの」

閣下「フハハハハ!貴様やっぱり我輩に心を…」

黒子「独り言ですの!」キッ

閣下「しかし、その大きさは独り言にh」

黒子「独り言ですの!」

閣下「わ、わかったあのである!」


198:2011/11/25(金) 01:49:49.39 ID:mLlrTq9I0

黒子「だから、優しい悪魔の殿方…どうか御武運をですの」

黒子「そしてまた、歌を聞かせに来て欲しいですの」

閣下「…」

閣下「…」

黒子「我儘な独り言でしたの…」

閣下「いや、楽しみにしておれ」

黒子「!」

閣下「次の熱狂はあの教室なんて物ではないぞ!」

黒子「えぇ、御待ちしておりますの…」

閣下「フハハハハハ、それでは…娘、少年、シスター」



199:2011/11/25(金) 01:50:16.96 ID:mLlrTq9I0

閣下「お別れだ…地獄で逢おう」ニヤリ

上条「デーモンさん…さようなら」

インデックス「バイバイなんだよ!」

黒子「…」フフッ

閣下「…」ニヤリ

ピシャンッ!!!



200:2011/11/25(金) 01:51:04.00 ID:mLlrTq9I0

閣下「さて、まずは愚かな人間の始末から始めなくてはな…」

閣下「まぁ、場所の検討などすぐに付く」

ピュ――ン


謎の敵C「AとBからの連絡はまだなのか!」

謎の敵D「…まだだ、もしかしたら悪魔にやられたんじゃ」

謎の敵多数「!」

「おいおい、俺達の中でも最強を誇るあいつらが…」

「やばいんじゃないか?早く本国に戻った方が…」

「神よ!我々に御加護を…」



201:2011/11/25(金) 01:52:04.57 ID:mLlrTq9I0

謎の敵D「…」

謎の敵C「落ち着け!まだやられたと決まったわけじゃない」

謎の敵D「そ、そうだ!まずは悪魔を滅することよりも悪魔と関わりを持った人間への粛正が我々の任務!」

謎の敵D「当面は任務の遂行を優先する!悪魔とは交戦回避だ」

怪人松崎様「ほう、ということは私もその対象になっちゃうんでしょうかねぇ…」

謎の敵「!!!!!」

謎の敵D「貴様!何者だ!?」

謎の敵C「悪魔の側の者か…一人で乗り込むとは愚かな…」

怪人松崎様「確かに一人で乗り込んだら、少し怖いですね…私人間ですし」


202:2011/11/25(金) 01:52:45.16 ID:mLlrTq9I0

怪人松崎様「でも私、一人で来たわけじゃないんですよ」

怪人松崎様「ここの探査と襲撃を閣下に一任された時に困ったのはね、貴方達の居所を見つける事じゃなかったんですよ…」

謎の敵D「…なんだと?」

怪人松崎様「参謀様と長官様はデューク様の事があるから、勢い余ってこの街ごと消しかねません、せっかく二人して直してらっしゃるのに」

怪人松崎様「和尚様はこういう荒事に向いたお方ではありませんから、探査の方を手伝っていただきました」

怪人松崎様「閣下は…大変お怒りなので…」

怪人松崎様「この星ごと消してしまいかねません」

謎の敵「!」ビクッ

怪人松崎様「ですから、今回の件に深く関わっていないお方に貴方達の事は一任させて頂きました」

ジェイル「」

ライデン「」

謎の敵「」

怪人松崎様「ちょっと怖いですけどね…では、よしなに…」

ジェイル・ライデン「」ニヤリ

http://www.youtube.com/watch?v=vBawcnbtq44


203:2011/11/25(金) 01:53:35.02 ID:mLlrTq9I0

謎の敵D「くそっ…ひるむな数の力で押し切るぞ!」

謎の敵C「かかれっ!!」

ライデン「数の力なんて―――」ビリビリッ


ドォォォォォォォォォォォォン!!!!!


ライデン「悪魔の前では無意味なんだなー」

ジェイル「出番少なかったから溜まってたんだよね」

ライデン「いやー大橋より俺のが少ないよ?」

ジェイル「そう?まぁこの際そんなことどうでもいいじゃない」

謎の敵D「…俺ら以外一瞬で…」

謎の敵C「消し炭になっちまった…」

ジェイル「こりゃ、ウォーミングアップにもならなそうだ」

ライデン「ちょっと手加減してんだけどねー」



204:2011/11/25(金) 01:54:45.16 ID:mLlrTq9I0

謎の敵D「悪魔め!人間の敵めっ!」

ジェイル「まぁ、今はストレスを発散することよりも…」スパァァァァァァン!!!

謎の敵C「おいっうそだろ…なんで一瞬で首が吹っ飛ぶんだよ…!」

ジェイル「オイタが過ぎた糞ガキを処分しなきゃだよ」スパァァァァァァァン!!!

ライデン「おーっとっとっと」

ライデン「俺たちはただの悪魔じゃないんだよ?」

ライデン「俺は雷神の息子、ライデン湯沢」

ライデン「んで、こっちはジェイル大橋代官」

ライデン「大橋はねー滅茶苦茶怖いんだぜ?魔界で一番怖い奴なんだ」

謎の敵C「」

ライデン「まぁ、もう聞こえてないか」



205:2011/11/25(金) 01:55:19.66 ID:mLlrTq9I0

数十分後 ゼノンの占いの館


閣下「ジェイルよ、いきなり呼び寄せてすまんな」

ジェイル「いーや気にしないでよ、ツアーも区切りの良い所だったしさ」

閣下「殿下も、手荒い事を任せてすまぬ」

ライデン「だってさー閣下やエース達に任せてたら街ごと吹き飛んじゃうしさ、まぁこっちも気にしないでよ」

怪人松崎様「とりあえず相手方はせん滅です…それと相手方本拠地のほうですが」

閣下「うむ、誰を向かわせたのだ?」

怪人松崎様「本人の強い意向で、ゾット親分が…」

閣下「…」

ライデン「…」

ゼノン「でたがりだなー」

ジェイル「俺、あいつの動き苦手なんだよな…」


206:2011/11/25(金) 01:55:57.36 ID:mLlrTq9I0

怪人松崎様「と、とりあえず本拠地も制圧に成功したようです…やはり正体は未だに魔女狩りなどを実行している魔術結社でした」

閣下「まぁ良い、とりあえず事の第一段階は終わったな」

ゼノン「閣下ー、次はどうするのー?」

閣下「そうであるな…そういえば今日地上はクリスマスではないか?」

ライデン「そうですねー、イルミネーションとかのせいで、電気作るの大変になってきましたよ…」

閣下「我輩は今から、少しばかりふざけ過ぎた子供に罰という名のクリスマスプレゼントをやりに行くのである」ニヤリ

ジェイル「手伝うかい?少々手荒な事になるんだろう?」

閣下「いや、有り難い話だがそれには及ばないぞジェイルよ」

閣下「サンタクロースは二人もいらんであろう?」ニヤリ


213:2011/11/25(金) 15:22:45.51 ID:mLlrTq9I0

数十分後


コツコツコツ


閣下「…」


コツコツコツ


閣下「…」


コツコツッ


閣下「…」


閣下「その昔…」

閣下「人間界において、魔女狩りや悪魔狩りというものが横行していた…」

閣下「当時、我輩はゼウスの力により魔界から人間界に降りることを妨げれていた」

閣下「それでも、無理やりにその結界を打ち破りなんとか人間界にたどり着いた」

閣下「そこで行われていた事は、まさに惨劇であったな…」



214:2011/11/25(金) 15:23:20.69 ID:mLlrTq9I0

閣下「多くは真の悪魔や魔女が命を奪われておった…しかし中にはただの人間が悪魔とされて絶えていく事すらもあった」

閣下「怒りに震えた我輩は、その蛮行に携わった者たちをその場で一掃した…」

閣下「殆どの魔術師や兵隊が倒れたな、我輩のほんの僅かな力の前に…」

閣下「その中でたった一人だけ、膝を付かなかった者がおったな」

閣下「のう、アレイスターよ」


215:2011/11/25(金) 15:23:55.35 ID:mLlrTq9I0

アレイスター「…」

閣下「少し見ぬうちに、随分な姿になったではないか」

アレイスター「久しぶりだねデーモン」

閣下「あぁ、おっと我輩は貴様と昔話などしに来たわけでは無かったんだったわ」

アレイスター「ほぉ、何のようだい?」

閣下「我輩はこの聖なる夜に、貴様へのプレゼントを贈ろうと思ってな…」

アレイスター「プレゼント?」

閣下「まぁ、お前にとっては良い物とは言えないであろうがな」

閣下「お前の出方次第である…」

アレイスター「…」

閣下「お前には我輩の問いに答えてもらう、良いな?」

アレイスター「…」

閣下「沈黙は肯定とみなすぞ」


216:2011/11/25(金) 15:26:16.72 ID:mLlrTq9I0

閣下「まず一つ、ルークの店や我輩の教え子を襲った魔術団体に入れ知恵をしたのは貴様だな?」

アレイスター「さぁ…どうだろうね?まぁ彼らの行動を黙認したのは確かだけど」

閣下「ふむ…では二つ目、お前の作ったこの街、いったい何を目的としたものなのだ?」

アレイスター「…」

閣下「答えよ!アレイスター!」

アレイスター「…デーモン、その質問は簡単に答えられないかな」

閣下「お前は立場というものがいまいち理解できていないようである…」

閣下「お前は答えなければならないのだ!」

アレイスター「…」

閣下「そうか…」


217:2011/11/25(金) 15:27:02.93 ID:mLlrTq9I0

閣下「答えないというのならば、この街とお前を消すまでだが?」

アレイスター「そんなことは」

閣下「?」

アレイスター「そんなことはさせないよデーモン…」

アレイスター「僕には僕の使命があるんだ」

閣下「…」

アレイスター「…」


218:2011/11/25(金) 15:28:08.52 ID:mLlrTq9I0

閣下「興が冷めた…少しばかり昔話の続きをしよう」

閣下「その昔、地上で悪魔狩りが横行していたころの話だ…」

閣下「ある人間の女が悪魔と恋仲になった…」

閣下「月日が経って二人に可愛らしい赤ん坊ができた、悪魔はそれを機に地上で過ごすべく…女と共に生き、消えていくために悪魔の力を捨てて人間へと成り下がった」

閣下「しかしだ、世は残酷な選択をした…」

閣下「愚かな人間達は彼らを消す事にしたのだ」

閣下「男は元とはいえ悪魔…簡単にはやられず、魔術師の大軍を前に見事に戦った」

閣下「しかし、男には最大の弱点を突かれた…家族を質に取られたのだ」


219:2011/11/25(金) 15:29:36.47 ID:mLlrTq9I0

閣下「愚かな人間達は男に迫った、お前がここで自ら命を絶てばお前の家族の命は見逃してやる、逆に従わねば今すぐに処刑すると」

閣下「男は迷わなかった…愚かなことだ、そやつの決断は立派であるが、疑う事をしなかったのは男の失態である」

アレイスター「…」

閣下「男は死んだ…自らの喉に剣を突き付けて…」

閣下「男は我輩の友であった、生きていたならば聖飢魔?の一員であったかもしれぬ」

閣下「我輩は急ぎ、ゼウスの結界を破ってこの地に降りた…男の命が尽きた事は同族の勘からわかっていた」

閣下「それでも我輩は急いだ…何故なら、男が命を賭して守ろうとした家族がそこに居たからだ」

閣下「しかしだ――――」



220:2011/11/25(金) 15:30:18.12 ID:mLlrTq9I0

遠い遠い昔――――



閣下「…」

シュ――――――

閣下「愚かである…」

魔術師A「デ、デーモンだ!デーモンが現れたぞ!」

魔術師B「何故ここに副大魔王のデーモンが…奴は結界から出られぬはずでは…」

閣下「…奴の死は仕方ない…悪魔が人間界で溶け込むのは不可能なことだ…今日の様な覚悟もできていたであろう」

閣下「しかし、なぜ貴様らは同じ人間にまでこのような所業を行えるのだ…」

魔術師A「この女は悪魔に魅了された罪深き女だ!そして赤ん坊は悪魔の血を引いた者…理由ならそれで充分だ!」

閣下「ほう、そんな馬鹿げた理由でこやつらは未来を奪われたのであるか…」


221:2011/11/25(金) 15:31:47.15 ID:mLlrTq9I0

魔術師B「死んで当然の者たちだ!貴様も今すぐこいつらと同じようにしてやる!」

閣下「?…そうか、この時代の者たちは我輩達悪魔の真の力を目の当たりにした事がないのか…」

閣下「フハハハ…フハハハハハハハハハ!!!!!」

魔術師A「何がおかしい!これだけの数相手に貴様一人で切り抜けることが出来るとでも思っているのか!!」

閣下「フハハハ!そうかそうか…貴様らは本当に愚かなだったのだな」

閣下「あやつも人間などに成り下がらなければ、こんな奴らに敗れる事は無かったはずだ」

魔術師B「わけのわからぬ事を!かかれ!悪魔を滅するのだ!」

閣下「我輩は今非常に機嫌が良い!来るのだ愚かな人間どもよ!」

http://www.youtube.com/watch?v=Oi3eBGAY92M

閣下「一瞬で塵にしてくれるわ!!!」ピカッ


ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォンンンンン!!!!!!



223:2011/11/25(金) 16:03:57.20 ID:mLlrTq9I0

閣下「フハハハハハハハ!愚かである、愚かであるぞ人間!」

閣下「これは悪魔を侮辱した罪である!我が友を滅した罪である!」

閣下「そして命を軽んじた罪であるぞ!」

シュ―――――

閣下「…む?」

閣下「ほう…我輩の初撃を耐えきったか…」

アレイスター「私を他の連中と一緒にしないでほしいな」

閣下「傷一つないか…ふむ、確かに他の物とは違うらしいな」


224:2011/11/25(金) 16:04:28.31 ID:mLlrTq9I0

アレイスター「悪魔に認めてもらえるなんて光栄だな」

閣下「ということは貴様…この大群の長か?」

アレイスター「いいや、確かにこの中で一番の実力者ではあるけれども、僕は積極的に今回の騒動には関わってないよ」

閣下「ほう、ならば何故ゆえ貴様はここにおるのだ?」

アレイスター「私は君に会うためにここまで出向いたんだよ」

閣下「どういう意味だ?」

アレイスター「今回の悪魔狩りの対象は君の友人だったらしいね?」

閣下「だったではない…あやつは人間になり下がった後も、そして今この時も我輩の友である」

アレイスター「それを聞いて確信したよ、僕の考えは当たっていた」

閣下「なんだと?」


225:2011/11/25(金) 16:06:04.40 ID:mLlrTq9I0

アレイスター「君は人間界でも有名なんだよ?そんな君の気質ぐらい調べておかなきゃ駄目じゃないか」

アレイスター「もっとも、ここで息絶えた人たちはそんなことしてなかったんだろうね」

閣下「貴様はこの戦いをだしに使ったというのか…」

アレイスター「まぁ、簡単に言えばそういうことだね」

閣下「何故そんな事を?調べたのならわざわざ我輩に会う必要無かったのではないか?」

アレイスター「やっぱり本物に会わなきゃわからないこともあるんだよ」

アレイスター「それもたった今わかったんだけどね」

閣下「我輩に会う必要…それはなにか貴様の目的のためであるな?」

アレイスター「御名答…さすが魔界の実力者だね」

アレイスター「私にはね、決して僕以外の人間じゃできないであろう事を成し遂げるという目的があるんだよ…」

閣下「目的…」

アレイスター「そう、目的さ…神を超える神を作り上げるという!――――――」



226:2011/11/25(金) 16:07:24.16 ID:mLlrTq9I0

――――――――――――――――――

アレイスター「覚えていたんだね…」

閣下「悪魔の記憶力を人間と同じようにするではない」

アレイスター「意地が悪いじゃないか、わかっていたならあんな問答をしなくったって」

閣下「貴様の今の考えを聞き出そうと思ってな」

閣下「して、やはり今もそう考えているのか?」

アレイスター「あぁそうだよ?私は現在進行形でその計画を進めているんだ」

閣下「そうか」



227:2011/11/25(金) 16:10:13.22 ID:mLlrTq9I0

閣下「恐らく我輩は、その神の力を超える能力を宿した者と既に出逢っておる」

アレイスター「そうだね…」

閣下「そして恐らくこの街はその少年の踏み台になるべくして生まれた街である」

閣下「少年がこのままお前の計画通りに成長していけば、間違いなく我々悪魔の脅威になる日がくるであろうな」

アレイスター「…このままか」

閣下「うむ、このままならな…」

閣下「貴様の描く予定稿通りに行けばだ」

アレイスター「…」

閣下「ここで我輩には一つの考えがある…」


228:2011/11/25(金) 16:10:50.38 ID:mLlrTq9I0

閣下「その少年を、この街ごと吹き飛ばすということだ」

アレイスター「…」

閣下「…」

閣下「それは簡単な事だ…一瞬で、痛みも感じることなく送ってやれる」

閣下「…」

閣下「しかし我輩思うに、この街の子供たちは素晴らしいと思う…」

閣下「自分の平凡の日常の為に生きる者」

閣下「自分たちの正義の為に戦う者」

閣下「そしてそれを支える者」

閣下「素直になれない自分を変えようとする者」

閣下「普通が普通でないこの街で必死に笑顔を手に入れた者…」

閣下「みな、良い顔をしておったわ!」

閣下「だからこそ、今この街を…ここに生ける者たちを我輩は壊さない」


229:2011/11/25(金) 16:13:05.73 ID:mLlrTq9I0

レイスター「…」

アレイスター「君に情けを受けるのは何度目かな…」

閣下「今回は我輩の我儘でもある…帰還したら始末書だけではすまんだろうな」

アレイスター「冗談が昔よりも冴えてるね」

閣下「余計なお世話である!」

閣下「とにかく、今はまだ手を下さないという事だ…」

閣下「少年にはこれからも辛い思いをさせてしまうだろうがな…」

アレイスター「…」


230:2011/11/25(金) 16:22:12.94 ID:mLlrTq9I0

閣下「命を奪ってやった方が楽かもしれないが、ここは我輩の我儘に付き合ってもらおう」

アレイスター「ねぇデーモン」

閣下「何だアレイスターよ」

アレイスター「私へのプレゼントはどうなったんだい?」

閣下「言ったであろう…興が冷めたのだ」

アレイスター「そうかい…」

アレイスター「もう一つ良いかなデーモン?」

閣下「これで終いであるぞ」

アレイスター「僕は君を時々疑いたくなるんだ…」

閣下「…」

アレイスター「君は本当は天使なんじゃないか…ってね」

閣下「貴様も冗談が言えるようになったのだな」


231:2011/11/25(金) 16:36:26.98 ID:mLlrTq9I0

とある学園都市を見渡す丘




閣下「よしっと、ここなら町中に響くであろう!」

閣下「…」

閣下「この街ともお別れである」

閣下「いろいろな事があったな…」

閣下「まさか人間の少女に呼び捨てされたり、ダーツの的になったりするとは思わなかったぞ…」

閣下「しかし有意義な時間であった!!!我輩少しだけ人間を見なおしたぞ!!!」

閣下「我輩に有意義な時間を与えた人間達にクリスマスプレゼントをやる!!!」

閣下「フゥ―――――――」


232:2011/11/25(金) 16:37:00.28 ID:mLlrTq9I0

閣下「聞けぇぇぇぇぇぇぇい人間どもよ!!!」


閣下「今日この時を持って、我輩は魔界に帰還する!!!」


閣下「よって我輩は今日を史上最低のクリスマスに決めたのだ!!!」


閣下「我輩から貴様らに史上最悪のクリスマスソングを送る!!!!」

http://www.youtube.com/watch?v=KFATheaA8lU



233:2011/11/25(金) 16:37:37.00 ID:mLlrTq9I0

閣下「我輩は大変満足である!」ニヤリ

ぱちぱちぱち

閣下「む?」

アークビショップ「相変わらずお見事なりけるわね、デーモン」

閣下「なんだ、また貴様であるか」

アークビショップ「何だとは失礼なりけるわ!」

閣下「うるさい女である…して、今度は何のようだ?」

アークビショップ「用事なんて無き事よ?ただ貴方の歌を聞きに来たの」

閣下「…」

閣下「…そうか」



234:2011/11/25(金) 16:38:26.16 ID:mLlrTq9I0

アークビショップ「子供たちに…」

アークビショップ「子供たちに貴方の思いは届いたかしら?」

閣下「さぁ……どうであろうな」フフッ…

アークビショップ「不敵な笑みなりけるわね、デーモン…」

閣下「そうか…」

閣下「我輩は今笑っておったか…」


235:2011/11/25(金) 16:43:50.31 ID:mLlrTq9I0

アークビショップ「デーモン…」

閣下「なんだ、アークビショップよ」

アークビショップ「魔界に戻りけるのね?」

閣下「あぁ…もうこの街の調査は完了したからな」

アークビショップ「…」

閣下「…」

アークビショップ「貴方は、いつもそうなりけるわね…」

閣下「…」

アークビショップ「押されると何も言わなくなるのもいつも通り…」

閣下「…」

アークビショップ「…」



236:2011/11/25(金) 16:44:34.92 ID:mLlrTq9I0

閣下「お前と…」

アークビショップ「?」

閣下「お前と最後に会ったのは10年以上前であるか…」

アークビショップ「この前に話した時は10年ぶりのことね」

閣下「我輩が魔界に帰還した時以来という事になるな」

アークビショップ「貴方が日本でデビューした時には眼が飛び出そうになったわ!!!」

閣下「フハハハハハハハ!お前には何も知らせていなかったからな!」

アークビショップ「そういうところも腹がたちけるわ!!」

閣下「…」

アークビショップ「…」

閣下「すまぬな、アークビショップよ」

アークビショップ「もう、なれたことよ」フフッ…



237:2011/11/25(金) 16:45:17.51 ID:mLlrTq9I0

アークビショップ「デーモン…、ほんの僅かな時間であったけれども」

アークビショップ「私たちのレールは確かに交差していたわ」

アークビショップ「貴方は途方もない程に長命で、きっとこれからも生きていく…」

アークビショップ「それでもね…デーモン」

閣下「…」

アークビショップ「貴方と私のレールの長さは違う…でも、その幅は人間も悪魔も同じ…」

アークビショップ「だからこそ、貴方と私の運命は交わりけるわ」

閣下「…うむ」


238:2011/11/25(金) 16:47:03.70 ID:mLlrTq9I0

アークビショップ「貴方が私に別れを告げたあの時、私は貴方の瞳の中に貴方の友を見たりけるわ」

アークビショップ「貴方は彼を愚かな悪魔だと言っていたけれど…」

アークビショップ「でも、本心は違っていた。彼を勇ましい者であったと思っていた」

アークビショップ「だからこそ、貴方は私の下から去った…」

アークビショップ「私を彼と、彼の愛する者の様にしないために」

閣下「フハハハハ!大した自身であるな!」

アークビショップ「えぇ、当然なりけるわ!」

アークビショップ「だって私は、」

アークビショップ「貴方を愛した者だから」


239:2011/11/25(金) 16:47:31.06 ID:mLlrTq9I0

閣下「…」

アークビショップ「だからこそ、信じられなきこともあるの!!!」

閣下「!」

アークビショップ「何故イギリスじゃなく日本でデビューしけるの!」

閣下「あ、あれは…我輩の愛する相撲文化n」

アークビショップ「私は太った男に負けりけりなの!!」

閣下「い、いや…そういうわけでは…」

アークビショップ「」むかむか

閣下「」あせあせ


240:2011/11/25(金) 16:55:15.94 ID:mLlrTq9I0

アークビショップ「まぁ良き事なの」

閣下「そ、そうか」ホッ

アークビショップ「貴方からのラブレターは貰っていることだし」フフッ

閣下「ま、待てぃ!我輩には何の事だか!」

アークビショップ「地獄より愛をこめて、from hell with love」http://www.youtube.com/watch?v=PanorgTbzjs

閣下「!!!」

アークビショップ「あの曲で日本語を覚えたせいで変な日本語と馬鹿にされる事がありけるわ!」

閣下「わ、我輩のせいではないぞ!!!」

アークビショップ「いいえ、貴方のせいなりけるわ!」

閣下「う、ううむ…」


241:2011/11/25(金) 16:56:00.01 ID:mLlrTq9I0

アークビショップ「…」ぷんぷん

閣下「…」

アークビショップ「…」

閣下「…」

アークビショップ「…」

閣下「…」ニヤリ

アークビショップ「…」フフッ

アークビショップ「…」

アークビショップ「お別れの時間なのね?」

閣下「そのようだな…」

アークビショップ「…」

閣下「…また逢おう」


242:2011/11/25(金) 16:56:35.86 ID:mLlrTq9I0

アークビショップ「今度は私から魔界に行こうかしら」フフッ

閣下「冗談が過ぎる」ニヤリ

アークビショップ「最後なりけるわ、私に何か言いたい事は無き事なの?」

閣下「ふむ、そうであるな…」

アークビショップ「…」

閣下「――――――ておったぞ」

ピシュン!!!!

アークビショップ「あぁもう!またあんな帰り方!」

アークビショップ「しかも過去形とはどういう事ですの!」

アークビショップ「まぁ、最後まで彼らしいですの」フフッ

アークビショップ「また逢いましょう…デーモン!」


http://www.youtube.com/watch?v=2V6PuEyy-2A


デーモン小暮閣下「ここが学園都市か」 完




243:2011/11/25(金) 16:57:09.09 ID:mLlrTq9I0

今まで見て下さった方、コメントをくれた方ありがとうございました。
以上で本編は終了となります。聖飢魔?のデーモン小暮閣下を題材にし、途中途中に彼らの楽曲を入れてみました。
良かったら、聞いてみてくれると嬉しいです。
初めてのSSだったんですが、なんとか完結できて良かったです。
まだほとんど書きだめてないんですが、エピローグや過去話的な者も書きたいなと思ってます。
最後に御意見やご感想、質問などがあったら頂きたいです。


255:2011/11/26(土) 04:31:22.59 ID:7pjChAaO0

ありがとうございました。第?部というお話もあったんですが、これに関しては閣下とアークビショップの出会いというものを書こうと思っています。ただこれに関しては少し長くなりそうなので、もしかしたら別のスレなりなんなりに書くかもしれません。
とりあえず、この騒動の後日談をすこしやりたいと思います


256:2011/11/26(土) 04:31:56.13 ID:7pjChAaO0

エピローグ


閣下「暇である…」

閣下「大変暇であるぞ…」

ダミアン「呼んだか?」

閣下「ダ、ダミアン大魔王!呼んでおらぬ!呼んでおらぬぞ!」

ダミアン「そうか?暇そうだから話し相手にでもなって欲しいかと思って足を運んだのだが」

閣下「確かに暇ではあるが…」

ダミアン「構成員も皆、人間界に残ってしまったしな」

閣下「うむ…」


257:2011/11/26(土) 04:32:31.54 ID:7pjChAaO0

ダミアン「何故あやつらを下に置いてきたのだ?一連の調査も終わったのだ、連れ帰れば良かったであろう?」

閣下「大魔王殿も人が悪い…」

閣下「分かって言っておるのだろう?」

ダミアン「はて、なんのことだ?」

閣下「そもそも最初からおかしかったのだ…」

閣下「人間界の調査如きに我輩を派遣し、神を超える能力を持つ少年と出逢った」

閣下「構成員たちは何故か既に人間界におるし…」

閣下「これはただの偶然であるか?」

ダミアン「…さぁ、偶然ではないのか?」

閣下「あくまで、しらを切るのか…」



258:2011/11/26(土) 04:33:13.42 ID:7pjChAaO0

ダミアン「それで、何故構成員を残した?」

閣下「我々悪魔の寿命は人間と比べればとてつもなく長い、そう考えれば少しぐらい構成員達に休暇をやるのも悪くは無かろう…」

ダミアン「そうかデーモン…」

閣下「うむ…」

ダミアン「とりあえず、始末書は書いておけよ?」

閣下「うむ…」

ダミアン「それとな私は時々、思うのだがなデーモンよ」

閣下「なんであろう、大魔王陛下」

ダミアン「お前は本当に優しい悪魔だな―――」


エピローグ1 優しい悪魔 終




259:2011/11/26(土) 04:34:01.42 ID:7pjChAaO0

エピローグ


佐天「はぁ…みんなひどいよなぁ…」

佐天「初春や白井さん、御坂さんはお見舞い来てくれたけど」

佐天「店長やサブリーダー来なかったなぁ…」

佐天「小暮は…」

佐天「来るわけないか…」ハァ…

佐天「」じわっ

佐天「…」

佐天「いけないいけない!」

佐天「これからお店に行くのにこんな顔じゃ二人に会わせる顔がないよ!」


260:2011/11/26(土) 04:34:29.77 ID:7pjChAaO0

佐天「でも、初春に聞いた話じゃお店も大変なことになっちゃったみたいだし…」

佐天「」じわっ

佐天「…」

佐天「…泣くなってば佐天涙子!」パチンッ

佐天「今日は笑顔で行かなくっちゃ!!!」

佐天「あの角を曲がったらお店だな…」

佐天「さすがに二週間じゃ、まだなおってないよね」

佐天「私もお店の復活の為に頑張らなきゃ!」

佐天「おーい店長ー!エースさーんって…え?」

佐天「…うそ」


261:2011/11/26(土) 04:35:19.41 ID:7pjChAaO0

ルーク「あー!佐天ちゃん!」

エース「え!?リーダー!おかえり―!」

佐天「え…あ、ただいま…じゃなくて!」

佐天「お店が…」

佐天「もとに…戻ってる…」

ルーク「頑張ったんだよ俺達ーww」

エース「冥土帰しの見立てだと、佐天ちゃんは復活まで一カ月って聞いてたから余裕で店がなおせる予定だったんだけど…」

エース「リーダーったらメチャメチャ早く治るからさ―、リーダーのお見舞いにも行けないぐらい忙しくてww」

ルーク「おい!それだと佐天ちゃんに早く戻ってくるなって言ってるみたいだろ!」

エース「あぁ!違うんだぜリーダー!俺そんなつもりじゃなくて!」

佐天「…」


262:2011/11/26(土) 04:43:41.80 ID:7pjChAaO0

佐天「…」

ルーク「これはやばい雰囲気じゃないのか…」アセアセ

エース「おい!こんな時どうしたらいいんだよ…」アセアセ

佐天「…」じわっ

ルーク「エースー!お前佐天ちゃんに何て事を!」

エース「いや!別に悪気があったわけじゃ…」

佐天「違うの…」グスンッ

エース・ルーク「!?」


263:2011/11/26(土) 04:44:09.63 ID:7pjChAaO0

佐天「私、うれしくて…」

佐天「私、二人がお見舞いに来てくれなくて、すっごい寂しかったの…」

佐天「もしかしたら二人は私の事なんて忘れちゃったのかもしれない…」

佐天「そう思ったら、退院したのに嬉しくなくて…」

佐天「いつもはウキウキしながら行く、お店への道も重くって…」

佐天「だがらぁ…うれじかったのぉ…」じわっ

佐天「二人がいでぇ、お店があっでぇ…」

佐天「おがえりっでぇ…いっでぐらでぇ…」

佐天「うわぁぁぁぁぁぁぁん!」


264:2011/11/26(土) 04:44:37.76 ID:7pjChAaO0

エース「ちょっ!佐天ちゃん落ち着いて!」

ルーク「なんだか俺も泣きそうだよー…」

エース「お前は泣くなよ!もっと意味わかんなくなるだろ!」

エース「それより佐天ちゃん見てよ!お店建て直した時、閣下がどうせなら店名も変えて新装開店した方がいいって…」

エース「でね、看板は閣下が書いたんだけど…」

佐天「小暮が…」


265:2011/11/26(土) 04:45:11.04 ID:7pjChAaO0

ルーク「ほら、これが新しい店名!」


『サイクリング喫佐天 ルークエース』


http://www.youtube.com/watch?v=rRNgekXhzMU&feature=related


佐天「」

エース「やっぱりセンス悪いよねー…」

ルーク「閣下も一生懸命考えてたけど、結局落ち着く先がダジャレってwwwwww」

エース「佐天ちゃんが嫌ならこの店名も変えるよ!」

ルーク「さすがにこれはねぇ…」

佐天「…嫌じゃない」


266:2011/11/26(土) 04:45:45.13 ID:7pjChAaO0

エース「え?」

佐天「嫌じゃないよ!」

佐天「とっても嬉しいよ…」

佐天「私、小暮には嫌われてると思ってた…」

佐天「当然だよね…あんな言い方しちゃったし」

佐天「なのに小暮は、そんな私の為に一生懸命考えてくれたんでしょ!」

佐天「…私、この名前気に入ったよ!」

佐天「やっぱり私…このお店が大好きだよ…」じわっ


267:2011/11/26(土) 04:46:13.68 ID:7pjChAaO0

佐天「…」じわっ

佐天「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
 
エース「佐天ちゃん落ち着いて!」

ルーク「うわぁぁぁぁぁぁん!」

エース「お、お前も泣くなって!!!」


エピローグ2 優しい悪魔と普通の少女 終


268:2011/11/26(土) 04:47:57.00 ID:7pjChAaO0

以上でエピローグは終わりになります。初めて書きましたが、まさか書ききるのがここまで大変とは…



275:2011/11/26(土) 14:34:24.62 ID:7pjChAaO0

ありがとうございます。
質問なんですが、続きを書く場合は新しいのをたてたほうが良いんでしょうか?


276:2011/11/26(土) 15:00:39.66 ID:p4gk9hiSO

まだスレ余ってるしそのまま書いていいと思われ


277:2011/11/26(土) 15:46:30.06 ID:7pjChAaO0

じゃ。さわりだけ書きます



アークビショップ「貴方が切り裂きジャックね!」デーモン小暮閣下「?」


※アークビショップは閣下の曲で日本語を勉強した事になっています。
 従って、今回の過去編では英語で話している体になり、アークビショップ特有の変な日本語ではないです



デーモン小暮閣下「それは、少しばかり昔の話である」

閣下「イギリスはロンドンに、一人の猟奇犯罪者が生まれた」

閣下「その名は切り裂きジャック」

閣下「男は連続して凶行に及んだ」

閣下「被害者は全てが娼婦の女」


278:2011/11/26(土) 15:47:09.80 ID:7pjChAaO0

閣下「時の英国警察、果てはイギリス正教までが事の異常性に気づき動き始めた」

閣下「それでも、そやつは捕まることを知らなかった」

閣下「愚かな人間達は大変困ったそうである」

閣下「どんなに事件を未然に防ごうとしても」

閣下「どんなに男を追い詰めても」

閣下「男はそれを嘲笑うかのように消えてしまう」

閣下「魔術師の犯行を疑ったイギリス正教も同じこと」


279:2011/11/26(土) 15:53:25.43 ID:7pjChAaO0

閣下「ここで人間達の足りないところを我輩が二つ指摘するとすれば…」

閣下「なぜ切り裂きジャックを人と決めつけたのか…」

閣下「そして、単なる凶行としか見なかったこと…」

閣下「今日は少しばかり、そんな昔話をするのである」

http://www.youtube.com/watch?v=XMoo869xZL4&feature=related



292:2011/11/27(日) 22:25:27.64 ID:Z1p9Ol4X0

アークビショップ「これで、18人目ね…」

部下「はぁ、切り裂きジャックは依然として正体不明」

部下「微かな魔術痕はあるものの、その程度の量では居場所はおろか特徴すら掴めないでしょう…」

アークビショップ「それは、イギリス正教の実力者たちでも無理なことなの?」

部下「残念ながら…」

アークビショップ「そうなると、単なる魔術が使えない人間という可能性が高いのではないの?」

アークビショップ「これだけの実力者を動員しても、尻尾はおろか影すら見えないのだもの…」

部下「確かにこの中で魔術痕の証拠一つ残さないのは不可能に近いでしょうね」

アークビショップ「でしょう?」


293:2011/11/27(日) 22:37:09.82 ID:Zj9psTWb0

イギリス正教じゃなくてイギリス清教な


294:2011/11/27(日) 22:40:27.02 ID:Z1p9Ol4X0

部下「しかしながら、その猟奇性は異常を極めています」

アークビショップ「確かに普通の人間は臓器を持ち去ったりはしないわね…」

アークビショップ「だけど、魔術を持たない人間が皆正常なわけでもないでしょ?」

アークビショップ「こちらの可能性の方がよっぽど高いわ」

部下「警察関係者の方はまだ魔術師の仕業だと疑っているようですが」

アークビショップ「自分たちが無能なのを認めたくないってところでしょうね?」

部下「まぁ、そんなところですか…」

アークビショップ「とにかく、さっさと魔術師の仕業じゃないって事を確定的にする証拠を見つけるわよ」

部下「了解です、もう一度探査部隊を過去の全ての現場に送ります!」



295:2011/11/27(日) 22:43:28.43 ID:Z1p9Ol4X0

アークビショップ「頼んだわよ」

部下「それと…」

アークビショップ「なに?」

部下「貴女にもお立場というものがあります」

部下「この忙しい時なんですから、くれぐれも勝手な行動はしないように!」

アークビショップ「わ、わかっているわよ!」

部下「それなら良いんですが…」

アークビショップ「早く行きなさい!」

部下「はい、では…」



キィィィィィィィ…バタンッ!


296:2011/11/27(日) 22:44:12.15 ID:Z1p9Ol4X0

アークビショップ「…」

アークビショップ「…はぁ」

アークビショップ「余計な事件が起きたわね…」

アークビショップ「…」

アークビショップ「面倒くさい…」

アークビショップ「…」

アークビショップ「最近まともにゆっくりとお風呂にも入れないし」むかむか

アークビショップ「…」

アークビショップ「まったく、魔術も使えないようなただの人間のせいで酷い目に会っているわ!」ぷんぷん


297:2011/11/27(日) 22:50:40.22 ID:Z1p9Ol4X0

清教でした…
佐天教の方々コメントありがとうございました。
今日はここまでです、少なくてすいません。続きは明日です。


304:2011/11/28(月) 10:10:26.48 ID:WoxJqTu/0

ありがとうございます。授業まで少し書きたいと思います



アークビショップ「…」

アークビショップ「そうだわ…」

アークビショップ「考えてみれば、私も切り裂きジャックの被害者の様なもの」

アークビショップ「被害者にはそれ相応の復讐の権利があるわよね」

アークビショップ「…」ニヤリ

アークビショップ「被害者の共通点は女…」

アークビショップ「そして娼婦を生業としているという事…」

アークビショップ「…」


305:2011/11/28(月) 10:18:14.71 ID:WoxJqTu/0

ところ変わって、とある深夜のロンドン



アークビショップ「…」

アークビショップ「ここが多くの娼婦が客引きをするところね…」

アークビショップ「…」

アークビショップ「場違いとはこの事をいうのかしら」

アークビショップ「不本意ではあるけれども、切り裂きジャックを捕まえるため…」

アークビショップ「今日は私も娼婦になっておとり捜査をするわ!」

アークビショップ「っと、さっそくお客らしき男が来たわね…」

アークビショップ「最初からジャックなら良いけど、それ以外の男だったらどうしましょう…」


306:2011/11/28(月) 10:18:53.19 ID:WoxJqTu/0

アークビショップ「私の容姿に首ったけになるのは当然だけども」

アークビショップ「厭らしい事をしようものなら、首の一つでももいでやろうかしら?」

男「…」

アークビショップ「うふふ」にこにこ

男「…」

アークビショップ「うふふ」にこにこ

男「…っちガキか、こんなとこたってんじゃねーよ」

コツコツコツ


307:2011/11/28(月) 10:19:25.93 ID:WoxJqTu/0

アークビショップ「」

アークビショップ「…んっ」ぷるぷる

アークビショップ「許せないわ―!!!!」

アークビショップ「誰がガキだっていうの!私のどこがっ!」

アークビショップ「なんて見る目のない男なの!」

アークビショップ「ま、まぁ次の客を待とうかしら…」


コツコツコツ


308:2011/11/28(月) 10:19:56.67 ID:WoxJqTu/0

男2「…、お、お嬢ちゃん…いくらだい」ひひっ

男2「お嬢ちゃんみたいな子供を待ってたんだよ」ひひひっ

男2「最近は警察も厳しくてなかなか俺みたいな性癖の奴は苦労してるんだ!」ひひひっ

男2「さぁ行こうか!」

アークビショップ「」


309:2011/11/28(月) 10:20:28.47 ID:WoxJqTu/0

アークビショップ「まったく…ろくな男がいないわね…、今度はとんだ変態なんて」

アークビショップ「金的だけじゃなく、本当に首もいでやれば良かったわ!!!」

アークビショップ「最悪な男たちね!」

アークビショップ「まぁ、こんなところに来る男なんてそんなものかしらね」


コツコツコツ


アークビショップ「っと、次の男が来たわね!」

アークビショップ「早く切り裂きジャックを当てて帰りたいわ…」

男3「…」

アークビショップ「ふふふっ」にこにこ


310:2011/11/28(月) 10:21:15.35 ID:WoxJqTu/0

男3「…」

男3「…違うな」

アークビショップ「!!!」

アークビショップ「またなの!どいつもこいつも子供扱い!」ムキ―ッ

男3「ち、違うのである!お前は我輩の探していた人間ではないのだ!」アセアセ

アークビショップ「…え?」

男3「お前の容姿を子供扱いしたわけではないのである!」


311:2011/11/28(月) 10:29:00.42 ID:WoxJqTu/0

アークビショップ「あ、あらごめんなさい…私とした事がとりみだしてしまったわ」

男3「…うむ」ジーッ

アークビショップ「…?」

男3「貴様はこんなところで何をしているのだ?」

アークビショップ「…?わ、私は娼婦なのよ?客引きをしているに決まっているじゃない!」

男3「ほう…」

男3「娼婦にしては随分と良い身なりをしているではないか」ニヤリ

アークビショップ「!?」


312:2011/11/28(月) 10:29:41.81 ID:WoxJqTu/0

アークビショップ「それは…」

男3「それに、貴様からは魔術師の匂いがする…」

アークビショップ「…!」

男3「そのような女がこの時間、こんな場所に居るのは不自然であるぞ?」

アークビショップ「…」

アークビショップ「…貴方、何者なの?」

男3「我輩にはこの地で落とす名など存在しない」

アークビショップ「この地で?」

男3「おっと、我輩とした事が、少し喋り過ぎたようである」


313:2011/11/28(月) 10:30:21.79 ID:WoxJqTu/0

男3「我輩は人探しの途中なのでこれで失礼するが…」

男3「貴様も早く帰った方がよい、最近この地では切り裂きジャックと名乗る者がいるそうではないか?」

男3「…少しばかりの魔術ぐらいでは喰われてしまうかもしれないぞ?」ニヤリ

アークビショップ「少しばかり…ねぇ」

男3「む?」

アークビショップ「なめないで欲しいわね、私こう見えてだいぶ荒事には自信があるのよ?」ニヤリ

男3「…」

男3「…そこまで言うのなら止めぬが…」



314:2011/11/28(月) 10:30:54.87 ID:WoxJqTu/0

男3「命の危機を感じたのならば、プライドなど投げ打って逃げるのだぞ」

アークビショップ「まだ言うのね」フフッ

男3「まぁ良い、それでは我輩は行く」

アークビショップ「貴方こそ気をつけなさい?この街では男だって襲われる事があるわ?」

男3「御忠告ありがたい、せいぜい食べられぬように逃げ切る」ニヤリ


コツコツコツ


315:2011/11/28(月) 10:31:33.08 ID:WoxJqTu/0

アークビショップ「…」

アークビショップ「なにか、腹のたつ男だったわね」

アークビショップ「…」

アークビショップ「…今日はもう帰ろうかしら」

アークビショップ「一日いたぐらいでは、なかなか遭遇できないでしょうしね…」

アークビショップ「帰ったら、お風呂にゆっくりつかりましょう…」

アークビショップ「部下に怒られるかしら…私あぁ言うの苦手なのy…」



キャーッ!!!!



アークビショップ「!?」

アークビショップ「でたわね!」

アークビショップ「切り裂きジャック!!!」



317:2011/11/28(月) 10:34:08.98 ID:WoxJqTu/0

男3「むっ…少しばかり遅かったようであるな…」

男3「ナイフで何度もやられておる…」

男3「今度もはらわたを抜かれておるか」

男3「我輩、このようなやり方は好かんぞ」

男3「おぉ、こんな所でゆっくりしている場合ではない、こんなところ誰かに見られたら我輩が犯人だと思われてしまう…」

男3「まぁ我輩がそんなへまをする訳が無いんだがな!」フハハハハハハハ!

アークビショップ「」


318:2011/11/28(月) 10:34:49.42 ID:WoxJqTu/0

男3「フハハハハハハハハ!!!」

男3「フハハッ!フハッ…フハッ…」

アークビショップ「」

男3(思いっきり見られたのであるーーー!!!!)


男3「ち、違うのである…我輩はたまたまここに居ただけで…」

アークビショップ「たまたま居合わせただけの人間が何故ここで高笑いを?」

男3「いや、それには事情があるのである…」


319:2011/11/28(月) 10:49:09.60 ID:WoxJqTu/0

アークビショップ「事情なら後でたっぷり…」

アークビショップ「聞かせてもらうわ!!!!」


ドガァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!


アークビショップ「…まぁ、生きていたらの話だけどね?」

アークビショップ「私のお風呂タイムを奪った罪は重いわよ?」


シュ―――――ッ


320:2011/11/28(月) 10:51:38.60 ID:WoxJqTu/0

アークビショップ「何よ、以外にあっさりとやられてくれたじゃない」

アークビショップ「それにしてもさっきの男が切り裂きジャックだったなんて…」

アークビショップ「…」

アークビショップ「…さぁ、部下にも連絡をいれなければって…」



アークビショップ「え?」


321:2011/11/28(月) 10:52:01.75 ID:WoxJqTu/0

???「我輩、少しばかりの人間の攻撃に傷つくようなやわな作りはしておらぬがな…」

???「だからといってな…しかしながらな娘よ…」

???「これはな…」



閣下「これはあまりにも失礼ではないか、娘よ」




アークビショップ「…嘘でしょ?」

アークビショップ「なんで…なんで傷すらないの!?」

アークビショップ「…貴方、何者なの?」



323:2011/11/28(月) 11:12:40.99 ID:WoxJqTu/0

閣下「フハハハハハハハ!!!!」

アークビショップ「!?」ビクッ

閣下「そうか!この時代の者たちはこの姿を見ても我輩の正体が分からぬのか!」

アークビショップ「…」

閣下「それならば、奴の正体が分からないわけである!」

アークビショップ「なんですって…?」

閣下「とにかく、貴様らには切り裂きジャックを捕まえることは愚か…」

閣下「その正体すら掴むことは出来ぬであろう!」

アークビショップ「…」



324:2011/11/28(月) 11:13:12.22 ID:WoxJqTu/0

アークビショップ「知った口ぶりを…」

アークビショップ「それに現時点では貴方が容疑者の筆頭なのよ?」

閣下「ふむ…そうであるな…」

アークビショップ「分かったならすぐさま正体を明かして投降しなさい」

閣下「正体…であるか」

アークビショップ「…」

閣下「我輩は魔界の副大魔王にして、ダミアン浜田殿下の側近…」

閣下「デーモン小暮閣下である!!!!」

アークビショップ「!?」



330:2011/11/29(火) 12:08:27.27 ID:8EChQJ2K0

アークビショップ「あ、悪魔…」

アークビショップ「それも伝説で伝えられる程の悪魔…」

アークビショップ「貴方がそのデーモンだというの!?」

閣下「いかにも…我輩はそのデーモンと呼ばれる悪魔である」

閣下「以前、ここに降り立ったときには、多くの者が我輩の顔を見ただけで腰を抜かしておったが」

閣下「やはり人間というものは愚かである…我輩の存在をまるで空想の様にしか次世代に語ってこなかったのであるな?」



331:2011/11/29(火) 12:09:07.91 ID:8EChQJ2K0

アークビショップ「…本当に、あの伝説の悪魔が…」

閣下「そうかそうか!我輩は知らぬうちに伝説として扱われていたのであるか!」

閣下「息絶えてもおらぬうちに、人間というものは全くもって自分と異なるものでも同じ人間の尺度でしか測れぬのだな!」

アークビショップ「貴方がた悪魔は遥かに人間の寿命を超えて生きていくと聞くわ…」

アークビショップ「そんな貴方達の尺度こそ異常なのよ!」

閣下「ふむ…まぁそれも一理あるのである」

閣下「まぁ良い娘よ…」

閣下「それで?貴様は我輩が伝説の悪魔だと知ったうえでもなお、我輩に挑むのか?」



332:2011/11/29(火) 12:09:51.72 ID:8EChQJ2K0

アークビショップ「当然よ…たとえ悪魔であろうと私の有意義な時間を邪魔したものは許さないわ!」

閣下「ほう…挑むと言うのか…」

アークビショップ「私はイギリス清教のトップ!」

アークビショップ「何があっても敗走は許されないのよ!」

閣下「良い覚悟である…」

閣下「では娘よ…かかってくるのだ!我輩は貴様の戦うものとしての誠意に正面から答えよう!」

アークビショップ「言われなくても!」

閣下「来い!!!!!…むっ!?」


333:2011/11/29(火) 12:10:38.74 ID:8EChQJ2K0

警察官「貴様ら!そこで何をしている!」

アークビショップ「!」

閣下「こんな時に何故なのだ!?」

警察官「夜間にあんな物音をたてればって…」

警察官「おい、何だよこの女…」

警察官「切り裂きジャックがまた…」

アークビショップ「そうなのよ!この男が切り裂きジャッk…」

警察官「まさか貴様らが切り裂きジャックか!!!!」

アークビショップ「」

閣下「いや、我輩は!」

警察官「えぇい問答無用!逮捕するのだ!」


334:2011/11/29(火) 12:11:39.74 ID:8EChQJ2K0

ガチャンッ


閣下「え?」

アークビショップ「嘘…」

警察官「いくら切り裂きジャックと言えど手錠で拘束されてしまえば逃げることなどできないだろう!」

アークビショップ「待ちなさい!私はイギリス清教の…」

警察官「なに!?貴様イギリス清教に属する者か!」

警察官「通りで、魔術師達がこの事件において全く成果を出さなかったわけだ、自分達の中に切り裂きジャックがいるのだからな!」

アークビショップ「ち、違う!」

警察官「話は後でじっくりと聴かせてもらう!」

アークビショップ「話を聞きなさい!」

閣下「まるで、さっきのお前と同じようだな…」

アークビショップ「う、うるさい!」


335:2011/11/29(火) 12:44:14.42 ID:8EChQJ2K0

閣下「して、どうするのだ?我輩は高位の悪魔であるからこの程度の拘束は無いに等しいぞ?」

アークビショップ「私だって、これぐらい!」

閣下「貴様は人間である…たとえここで逃げ切れても追われる身になるであろう?」

アークビショップ「…」

閣下「我輩はこの場を去るぞ?」

閣下「これは敗走ではない」

閣下「己の目的を成し遂げる為の戦略的撤退である!」

アークビショップ「…」

閣下「…む」


336:2011/11/29(火) 12:44:48.63 ID:8EChQJ2K0

閣下「面倒な女である…」

警察官「何をごちゃごちゃと話している!」

アークビショップ「…」

閣下「あぁ、もう分かったのである!!!!!!」

警察官「!」

閣下「聞けぇい!無能な人間よ!」



337:2011/11/29(火) 12:45:16.29 ID:8EChQJ2K0

閣下「このロンドンの地の凶行は誰によるものだ?」

閣下「貴様らが捜し求めているものは誰だ?」

閣下「その問いに我輩は答える事が出来るぞ?」

アークビショップ「!?」

警察官「なんだと!?」

閣下「なぜならば…」

閣下「我が名はジャック・ザ・リッパ―!」

閣下「ロンドンの街を震撼させる男だからである!!!」

http://www.youtube.com/watch?v=zuNbcfPkhNw


338:2011/11/29(火) 14:04:16.54 ID:8EChQJ2K0

閣下「我輩は次なる標的にこの女を選んだ!!!」

アークビショップ「…え!?」

警察官「貴様!」

閣下「さぁ、それでは我輩はこの女と共に失礼させてもらおう」

アークビショップ「ちょ…ちょっと!離しなさい!」

閣下「えぇい!今は我輩の話に合わせるのである」

アークビショップ「何をわけのわからないことぉ!」

閣下「では愚かな警官諸君!さらばである!」


ドォォォォォォォォォォォォォン!!!!!


警察官「な、煙幕だと…」コホコホ



339:2011/11/29(火) 14:04:45.22 ID:8EChQJ2K0

場面変わって、とあるロンドンの上空



閣下「まったく、少しばかり面倒な事になったぞ…」

アークビショップ「」

閣下「貴様があんなところで目立つ攻撃をするからである…」

アークビショップ「」

閣下「挙句の果てに、我輩の助けにはうまく乗れないと来た…」

閣下「一体どのような教育を受けていたのだ?」

アークビショップ「」

閣下「む?」

アークビショップ「」

閣下「高いところは苦手であるか?」ニヤリ


340:2011/11/29(火) 14:05:14.44 ID:8EChQJ2K0

アークビショップ「」

閣下「あれほどまでに我輩の配慮に気がつかなかったのだからな、高いところが好きなアホであr…痛たたたた!」ギュー

アークビショップ「誰があほですってー!」ほほつねりー

閣下「ひゃめるのである!わぎゃひゃいにだって痛きゃくはありゅのだ!!」

アークビショップ「知った事ですか!散々バカにして!」

アークビショップ「この際、貴方が切り裂きジャックで良いわ!今すぐやっつけてやるわ!」

閣下「えぇい!今我輩は貴様を持って空を飛んでおるのだぞ!少しは気を使ったらどうだ!」

アークビショップ「誰が助けろって言ったの!誰が飛べって言ったの!」

閣下「何という女なのだ…」



341:2011/11/29(火) 14:05:42.10 ID:8EChQJ2K0

アークビショップ「はーなーせー!!!!」

閣下「あぁ…暴れるな!危ないであろう!」

アークビショップ「はーなーしーなーさーいー!!!」

閣下「こうなれば…」ビュ――ン!!!!!

アークビショップ「え!?」


342:2011/11/29(火) 14:12:18.83 ID:8EChQJ2K0

とあるロンドンの雲の上

http://www.youtube.com/watch?v=XUiGxEqjoxA&feature=related


閣下「少しは落ち着いたか?」

アークビショップ「…えぇ」

閣下「本能というものなのであろうか、月を見ると多くの生物は何らかの影響を受けるという。お前も月を見て」

閣下「ロンドンの町並みからはあまり良くは見えないがな、ここならばしっかりと見えるであろう」

アークビショップ「…」


343:2011/11/29(火) 14:12:50.40 ID:8EChQJ2K0

閣下「さて、貴様も少し落ち着いたところで話をしようではないか…」

閣下「我輩とて、あの状況下では選択できる行動は少ない」

閣下「まして、むやみに命を奪う事もしない…」

閣下「改めて言うが、我輩は切り裂きジャックではない」

アークビショップ「…そう」

閣下「そして、恐らくその切り裂きジャックは我輩が捜している者である」

アークビショップ「!?」

閣下「今の一言でわかったな?」

閣下「そうである、貴様たち人間が必死に探していたこの凶行の根源は」

閣下「悪魔である」


346:2011/11/29(火) 20:52:43.88 ID:8EChQJ2K0

アークビショップ「悪魔…」

閣下「信じられぬか?」

アークビショップ「いいえ」

アークビショップ「貴方という存在が現れた以上、その線がそれよりも太くなるわ…」

閣下「そうか…」

アークビショップ「それで?あなたはこれからどうするの?」

閣下「我輩か?」

閣下「我輩はお前達が言うところの切り裂きジャックを捕まえるまでは、まだここに居続けるぞ?」


347:2011/11/29(火) 20:53:15.44 ID:8EChQJ2K0

アークビショップ「なるほどね?でも何故あなたはそこまでしてジャックにこだわっているの?」

閣下「む?」

アークビショップ「こう言っては何だけれども被害者は全て人間よ?」

アークビショップ「貴方がた悪魔からしてみたら正直どうでもいい話なんじゃないの?」

閣下「それは違うな娘よ…」

閣下「我輩達悪魔は本来無意味に命を奪うような行為はせんのだ…」

閣下「にもかかわらず、その悪魔がこのような蛮行に出ているのである」



348:2011/11/29(火) 20:53:44.08 ID:8EChQJ2K0

アークビショップ「…」

閣下「ならば、我輩はそれを止めなければならないのである」

アークビショップ「私達が教わった悪魔とは姿しか似ていないわね」クスッ

閣下「うむ」

閣下「ちょうど良いから教えてやろう」

アークビショップ「悪魔はなにを教えてくれるのかしら?」

閣下「貴様も魔術師ならばそれ相応に信仰する神というものがいるはずだ」

アークビショップ「えぇ、まぁそうね…」


349:2011/11/29(火) 20:54:13.83 ID:8EChQJ2K0

閣下「しかしな、我輩の通じる範囲にある世界の全てにおいて」

閣下「貴様らの神を『神』としてあがめている生物は貴様らだけだ」

アークビショップ「…」

閣下「おっと、我輩とした事が…話がそれてしまったな」

閣下「とにかく、我輩は悪魔の為に奴を対処しなくてはならんのだ」

アークビショップ「なるほどね…」

アークビショップ「そういうことなら、お互い協力しましょう?」

閣下「ど、どういう意味だ!?」


350:2011/11/29(火) 20:54:40.09 ID:8EChQJ2K0

アークビショップ「貴方は悪魔として切り裂きジャックを捕まえなくてはならない…」

アークビショップ「私は人間として切り裂きジャックを捕まえなくてはならない…」

閣下「いや…確かにそれはそうであるが…」

アークビショップ「貴方の中途半端な気の使い方のせいで私も貴方もお尋ね者…」

閣下「…」

アークビショップ「空の上も寒いわねー…」

閣下「…」

アークビショップ「へっくっちゅ…」

閣下「わかったのである…」


351:2011/11/29(火) 20:55:07.55 ID:8EChQJ2K0

閣下「我輩はお前と協力しよう…」

アークビショップ「そうこなくっちゃ!」

閣下「しかしだ娘よ!貴様が今から相手に回すのは悪魔である!」

アークビショップ「わかっているわ♪」

閣下「わかっているものか!良いか、そもそも悪魔の強さはな!」

アークビショップ「あーはいはい!分かったから早く下に降りましょう、この季節ただでさえも寒いのに雲の上に居たら風邪をひくわ!」ぷんぷん

閣下「う、うむ…」アセアセ

ピュ――――ン


352:2011/11/29(火) 20:55:43.58 ID:8EChQJ2K0

とあるデーモンのロンドンの住処


アークビショップ「それで、その悪魔のおおよその出現場所はわかっているの?」

閣下「うむ…我輩思うに奴は娼婦がおる所に現れる…」

アークビショップ「それで?」

閣下「だからそこを捕まえるのである」

アークビショップ「だから、その他の手掛かりは?」

閣下「以上である」

アークビショップ「」

閣下「?」

アークビショップ「…」

閣下「???」

ゴツンッ!!



353:2011/11/29(火) 20:56:11.59 ID:8EChQJ2K0

閣下「何故我輩が殴られなくてはならないのだ!」

アークビショップ「本当に何を考えているんだか!」

アークビショップ「貴方は悪魔なのでしょう?だったらそのツンツンヘアーで切り裂きジャックの場所ぐらい分からないの!?」

閣下「おぉ、娘よ!良くこれがアンテナの役目も果たすと分かったな!」

アークビショップ「…」いらっ

閣下「し、しかしである…奴はある事情でこのアンテナには引っ掛からんのだ…」

アークビショップ「本当に使えない悪魔!」

閣下「むっ!それならば貴様には何か良案があるというのか!」

アークビショップ「それは…」

閣下「無いのであろう!あればあんなところで娼婦の振りをして立つ必要など無いのだからな!」フハハハハハハハ!

アークビショップ「…」ぷつん



354:2011/11/29(火) 20:56:43.58 ID:8EChQJ2K0

閣下「痛いのである…」じわじわ

アークビショップ「悪魔のくせに生意気なのよ!」

閣下「何という横暴なのだ…」

アークビショップ「」キッ!

閣下「…」

アークビショップ「まぁ良いわ…どちらにも案が無いのなら二人で考えるしかないわ」

閣下「正確には一人と一悪魔であるな」

アークビショップ「へ理屈ばかり…」いらいら

閣下「は、話を進めようではないか…」



355:2011/11/29(火) 20:57:11.69 ID:8EChQJ2K0

アークビショップ「じゃあ考える角度を少し変えてみましょう…」

閣下「うむ…」

アークビショップ「貴方はジャックの事を知っているのよね?」

閣下「あぁ、まぁな」

アークビショップ「歯切れの悪い…ならそのジャックの事教えてちょうだい」

閣下「う、うむ…」

閣下「残念ながら、我輩から話せる事は限定的な事である」

閣下「これは悪魔としての奴の名誉にも関わる事であるからな…」

アークビショップ「あれだけの悪行を働いておいて名誉も何も無いわ」



356:2011/11/29(火) 20:57:48.60 ID:8EChQJ2K0

閣下「確かにお前の言い分は正しい」

アークビショップ「なら…」

閣下「それでも、言えない事なのである」

アークビショップ「はぁ…」

閣下「…」

アークビショップ「良いわ、そこまで言うなら深くは聞かない…」

閣下「うむ」

アークビショップ「この頑固じじい」ぼそっ

閣下「貴様!今なんと言った!」


357:2011/11/29(火) 20:58:17.45 ID:8EChQJ2K0

アークビショップ「何にも言ってないわー♪」

閣下「我輩、頑固と呼ばれるのは一番いやなのだ!!!」

閣下「先日も長官と参謀にさんざん言われたから、きついお仕置きをしてやったわ!!!」

アークビショップ「へぇ、それじゃ私にも手をあげるの?」

閣下「無論である!貴様は我輩のプライドを…」

アークビショップ「悪魔というのは随分と乱暴な種族なのね?」

閣下「むむっ!?」

アークビショップ「悪魔は淑女にも手をあげるのねー」

閣下「どこに淑女がおるのだ?」

アークビショップ「…」キッ!


358:2011/11/29(火) 20:58:51.36 ID:8EChQJ2K0

閣下「ジョ、ジョークである…」あせあせ

閣下「わかった、もう我輩は貴様を許す」

閣下「悪魔は紳士であるからな!」フハハハハハ

アークビショップ「頑固じじい…」ボソッ

閣下「我輩は紳士である…」

アークビショップ「頑固じじい…略してガンジーね」クスッ

閣下「気に食わん!気に食わんが…」

アークビショップ「♪〜」キャッキャ

閣下「ここは我慢である…」


359:2011/11/29(火) 20:59:18.84 ID:8EChQJ2K0




閣下「というわけで朝になったわけだが…」

アークビショップ「そうね」

閣下「ジャックの捜索は基本的には夜になる」

閣下「本来は夜になるまでは英気を養って、事に臨むべきなのであるが」

アークビショップ「要するに街を見てまわりたいのね?」クスッ

閣下「平たく言うとそういう事なのである…」



360:2011/11/29(火) 20:59:46.25 ID:8EChQJ2K0

とあるロンドンの街中


アークビショップ「と言っても、昨日の一件で私たちはお尋ね者…」

アークビショップ「そんなに堂々と街を歩けるわけでは無いわ」

閣下「まぁ我輩も一応変身しておるわけだがな…」

アークビショップ「目立つ事はするなって事!」

閣下「わかったのである…」


361:2011/11/29(火) 21:00:13.94 ID:8EChQJ2K0

閣下「で、どこか面白いところは無いのか?」

アークビショップ「そうねぇ…この先に評判の大衆食堂があるらしいわ」

閣下「ほう…我輩、相当舌が肥えているぞ?」ニヤリ

アークビショップ「貴方みたいのに人間の感覚が分かるかしらね?」ニヤリ

閣下「バカにするでないぞ?それで、何という名前の店なのだ?」

アークビショップ「えーっと…なんていったかしらねぇ…」

アークビショップ「確か…地獄のレストラン、キッチンエースだったかしら?」

閣下「」


362:2011/11/29(火) 21:00:46.20 ID:8EChQJ2K0

閣下「いや、そこはやめておこうではないか…」あせあせ

アークビショップ「なんで?確かに見栄えは悪いらしいけどすごくおいしいお店らしいわよ?」

閣下「なんというか、そういう問題ではないのだ!」

閣下「下に降りている時に、会うと必ず厄介事に巻き込まれるのだ!」

アークビショップ「?、何を言っているの?」

閣下「とにかく!この店h…」


363:2011/11/29(火) 21:01:12.06 ID:8EChQJ2K0

ゴガァッ!


エース「痛っ!ちょっと痛いって!」

客「うるせぇ!テメェの作る飯はうまいが顔がむかつくんだよ!」

エース「ちょww、理不尽すぎやろwwwwww」

客「何笑ってやがんだこのヤロー!」

ドガァッ!

エース「あぁ…やめっ」



370:2011/11/30(水) 10:23:32.13 ID:Wv0Xou1X0

閣下「」

アークビショップ「」

エース「あ、あれ!その威風堂々とした姿は…」

エース「か、閣下!閣下じゃないですか!」

閣下「いや、我輩閣下ではないのである」

エース「何言ってんですか!その変装は確実に閣下ですよ!」

閣下「我輩そんな変装もしないで店を開くような悪魔は知り合いではないぞ…」

エース「間違ってこの恰好で歩いてたらピエロのふん装だと思われて…」

エース「もうこの際、面倒だからこのままでいいやってwwww」

閣下「…」

アークビショップ「お仲間じゃないの?」

閣下「…」


371:2011/11/30(水) 10:24:00.72 ID:Wv0Xou1X0

閣下「そこの客よ…」

客「なんだ…って変態だー!」ニゲロー

閣下「釈然としないのである…」

エース「さすが閣下!相手に一撃も与えることなく勝手しまうなんて!」

閣下「長官よ、少し話があるのだが」

エース「なんですか!なんでも聞いて下さいよ!」

閣下「いや、ここでは話し辛くてな、あの路地裏で話をせんか?」

エース「え?なんでわざわざ…」

閣下「良いではないか、ほら早く来るのだ」ちょいちょい

エース「あ、はい…」


てくてくてく


ドガァバギィッ!!!


てくてくてく


372:2011/11/30(水) 10:24:37.62 ID:Wv0Xou1X0

アークビショップ「今、何か変な音がしなかった?」

閣下「はて、何の話かな?」

アークビショップ「いや、でも…」

閣下「♪〜」ピュ〜ピュ〜

アークビショップ「そうね、なんでもないわ…」


373:2011/11/30(水) 10:25:09.03 ID:Wv0Xou1X0

閣下「それで、長官よ…お前はこんな所で何をやっているのだ?」

エース「」

閣下「長官よ…」

エース「」

アークビショップ「ちょっと…大丈夫なの?」あせあせ

閣下「ま だ 足 り ぬ か ?」ギロリッ

エース「は、はいぃっ!!!何でしょうか!!!」ビクッ

閣下「だから、お前はここで何をしているのだ?」



374:2011/11/30(水) 10:25:47.70 ID:Wv0Xou1X0

エース「実は少し前に有給が余ってるってダミアン殿下に言われまして」

エース「期間聞いたら60年だって言うじゃないですかwwww」

アークビショップ「60年!?」

閣下「我輩達の寿命は貴様ら人間とは比にならんのである」

エース「そんで、どうせなら人間界に観光にでも行こうかとww」

閣下「何かむかつくのである…」

エース「それにここら辺は、あいつとあいつの家族が眠る土地ですからねぇ」

閣下「…」


375:2011/11/30(水) 10:26:21.32 ID:Wv0Xou1X0

エース「一度くらいは墓参りにも行きたいですし」

アークビショップ「あいつ?」

エース「あぁ、あいつって言うのh…」

閣下「その話はするな」

エース「え?」

閣下「その話を軽々しく口にするではない!」ビリビリッ

アークビショップ「!?」

エース「す、すいません…」

エース「と、ところで閣下はどうしてここ?」

閣下「あぁ、少し野暮用でな」

エース「野暮用?」


376:2011/11/30(水) 10:26:55.55 ID:Wv0Xou1X0

閣下「実は魔界から悪霊の魂が脱走したのである。我輩はそれを追ってここまで来たのだ」

エース「悪霊って…あそこの管理はジェイルがやってるんじゃないですっけ?」

閣下「その代官がしくじったのだ」

エース「ゲッ…それじゃあジェイルもこっちに?」

閣下「いや、あやつは謹慎処分を受けて自宅待機だ」

アークビショップ「ねぇ、素朴な疑問なのだけど」

閣下「うむ、なんだ?」

アークビショップ「その謹慎処分ってどれくらいの長さなの?」

閣下「まぁ、今回は不幸な巡り合わせがあったからな…魔界における超法規的措置として5年の謹慎ですんだぞ」

アークビショップ「5年…」


377:2011/11/30(水) 10:27:38.85 ID:Wv0Xou1X0

エース「あ、良かったじゃないですかー全然大したことない処分ですんでww」

閣下「うむ、まぁこれも奴の普段の働きぶりが評価されてであるがな」

エース「じゃあ普段働きまくってる俺なんて」

閣下「一万年くらいシャバの空気を吸えなくしてやりたいな」

エース「…」

アークビショップ「ねぇ、デーモン!」ちょいちょい

閣下「なんだ娘よ」

アークビショップ「その逃げた悪魔が切り裂きジャックと関係しているの?」

閣下「あぁ、これも詳しくは言えないがな」


378:2011/11/30(水) 10:28:16.54 ID:Wv0Xou1X0

エース「ん?なにこそこそ話してるんですか?」

閣下「何でもない!お前はあっちに行っておれ!」

エース「ひ、酷い」

アークビショップ(ねぇ、この話、あの悪魔には聞かれたくないの?)

閣下(あいつは何というか、非常に付きの無いものでな…)

閣下(あいつが話に乗っかるとロクなことが起きないのだ)

アークビショップ(いるわよね、どこにでもそういう人は…)


379:2011/11/30(水) 10:28:45.85 ID:Wv0Xou1X0

エース「ねー仲間はずれは良くないですよー」

エース「あ!もしかしてこの女の子、閣下の新しいこれですか?wwwwww」ひょい

アークビショップ「ち、違うわ!誰がこんなのと!」カーッ…

エース「あらあらー顔が赤いですよー?」ニヤニヤ

閣下「うるさい魔界の恥!あっちに行けと言っておるだろう!」

エース「ちょっwwww酷いですよwwwwww一応俺、年齢は閣下より上っすよ?wwwwww」ニヤニヤ

閣下「」イラッ


380:2011/11/30(水) 10:29:27.46 ID:Wv0Xou1X0

閣下「というわけで、仕切り直しである」

エース「」プシューッ

閣下「で、長官…ここが貴様の店というわけだな?」

エース「は、はい…というか別に俺のっていうわけでもないんですけどね」

閣下「どういうことだ?」

アークビショップ「思いっきり自分の名前が冠じゃない」

エース「まぁ、最初はここの店の老主人の飯がうまくて通ってただけなんですよ」

エース「そしたら仲良くなっちゃってww」

エース「いつの間にかキッチンに入ってww」

エース「気づいたら店長になってましたwwwwww」

閣下「待て、いくらなんでも説明が下手すぎるのではないか?」


381:2011/11/30(水) 10:30:03.76 ID:Wv0Xou1X0

アークビショップ「お里が知れるわね」

閣下「む…」

エース「まぁ、簡単に言っちゃうと、その主人が歳で引退したいって事なんで店を引き継いだって事です!」

閣下「ふむ…なるほどな」

閣下「では、この店は貴様一人で切り盛りしているのか?」

エース「え?ルークと一緒にやってますよ?」

閣下「」



382:2011/11/30(水) 10:31:12.80 ID:Wv0Xou1X0

閣下「して、ルークは何処に?…」

エース「あぁ、今は買い出しにいってますよ。ここで一緒に働いてる女の子と行ってます…」

閣下「何故であろう…未来に同じような経験を我輩がするような気がする…」

閣下「アークビショップよ、早くここから立ち去るのだ!」

アークビショップ「何よいきなり、お友達なんでしょう?お腹もすいてるし御馳走になりましょうよ」

閣下「ならん!ならんのである!」

エース「良いじゃないですか閣下!アンティークショップちゃんもこう言ってるんですし!」

アークビショップ「人を骨董品屋みたいに言わないで欲しいわ!」

閣下「う、うるさい!さぁ早k」

ルーク「あれぇ!閣下じゃないですか!どうしたんですかこんな所でー!」

閣下「詰んだのである…」



383:2011/11/30(水) 10:31:42.81 ID:Wv0Xou1X0

ルーク「いやぁ、まさかこんな所で閣下に出会えるなんてー」ニコニコ

閣下「我輩もここで参謀に会うとは思わなかったぞ…」

閣下「時に参謀よ…お前はこんな所で何をしている」

ルーク「エースが人間界を観光するっていうんで、俺も付いてきちゃいましたwwww」

閣下「はて、参謀はつい先日有給が無くなったばかりであったが…」

ルーク「ちょっと、親戚のおじいちゃんに死んでもらった事にして忌引きをwwwwww」

ルーク「その前はいとこに死んでもらったていでwwwwwwま、偉い悪魔にばれなければ大丈夫なんでwwwwww」

閣下「」ぷるぷる

エース「か、閣下!落ち着いて下さい!ってかルーク!この悪魔偉いんだってば!!!」

閣下「」プチンッ



384:2011/11/30(水) 10:32:31.83 ID:Wv0Xou1X0

閣下「反省はしておるのか?」

ルーク「ひゃ…ひゃい…」ずたぼろーっ

エース「にゃんで、俺みゃで…」ずたぼろーっ

閣下「全く…けしからんのである…ん!?」

???「…」ジ――ッ

閣下「な、なんであるか」

???「…」ジ――ッ

エース「あ、そう言えば紹介がまだでしたね!」

ルーク「この子はうちの店のアイドル!」

エース・ルーク「サッテン・ルイーダちゃんです!」

閣下「ほう…」


385:2011/11/30(水) 10:33:13.30 ID:Wv0Xou1X0

サッテン「は!はじめまして!サッテンと言います!」

エース「サッテンちゃんは移民系の子なんで少し英語が不得意なんですけど…」

ルーク「それでもこのキュートなルックスで大人気なんですよ!」

閣下「おい、長官!参謀!こちらに来るのだ!」

エース「えぇ!?また俺達なんかやらかしましたか!?」

ルーク「痛いのは嫌だよ――!!!」

閣下「えぇい!違うから早く来るのだ!」

ルーク「本当に痛くないんですか…?」

閣下「あぁ本当だ、だから早く来るのだ」

ルーク「でもなー閣下そうやって言っても殴るからなー」

閣下「」イラッ

エース「お、おいルーク!」

ルーク「そういうことばっかりやってるから陰でガンジーって呼ばれるんだよなー」

閣下「」プチンッ



386:2011/11/30(水) 10:33:50.33 ID:Wv0Xou1X0

ルーク「殴らないって言ったじゃないですかーーーー!!」ビェェェェェェェェン!!

エース「だから、なんで俺まで」ぼろカスッ

閣下「余計な事を言うからだ」

閣下「それで、貴様らに忠告をしておかねばなと思ってな」

エース「忠告…ですか?」

閣下「うむ…」

ルーク「またかよー」

閣下「ほう…まだそんな冗談が言えるのか?」

ルーク「さぁ、閣下。お話の続きを。」

エース「いきなりシリアスになってもなぁ」



387:2011/11/30(水) 10:34:26.92 ID:Wv0Xou1X0

閣下「まぁ良い、おいアークビショップよ…お前はあちらであのサッテンとかいう娘の相手をしてやってくれ」

アークビショップ「なに?また隠しごとなの?」

閣下「まぁそんなところである…」

アークビショップ「まー良いわ、そのかわり後でしっかり聞かせてもらうわよ!」

閣下「時がきたらしっかりと話す…」

アークビショップ「はいはい、それじゃサッテンちゃんだったかしら…むこうでお喋りでもしましょう?」

サッテン「は、はい!」

閣下「…」



389:2011/11/30(水) 10:35:46.17 ID:Wv0Xou1X0

エース「なかなかいいコンビじゃないですか、閣下とあの子wwww」

閣下「くだらんな…」

ルーク「そうかなぁ、結構お似合いですよww」

閣下「…」

エース「あっと、そう言えば話の途中でしたね!」

ルーク「そうだったそうだった!wwwwその忠告っていうのはなんなんですか?」

閣下「うむ…貴様らはあのサッテンという娘と店で共に働いてからどれ位になるのだ?」

エース「えーっと確かこの前、サッテンちゃんの一周年記念パーティーをやったんで…」

ルーク「一年とちょっとですかね―?」

閣下「そうであるか…」


390:2011/11/30(水) 10:36:25.76 ID:Wv0Xou1X0

閣下「ならば、そろそろあの娘との縁を絶ち切るのだな」

ルーク「えぇ!?」

ルーク「そんな!いくら閣下でも横暴すぎますよ!」

閣下「なにも無理強いするわけではない…」

閣下「しかしな、貴様らもあやつの事をまだ忘れてはいないだろう…」

エース・ルーク「!!!」

閣下「我輩にとっても、そしてお前達にとっても友であり仲間であった…」

閣下「元悪魔の事を」

エース「も、もちろん忘れたわけじゃないですよ!」

エース「でもあの頃と今じゃ環境が違いますよ!」

ルーク「そうですよ!今じゃあの時みたいな事には!」


391:2011/11/30(水) 10:37:08.09 ID:Wv0Xou1X0

閣下「確かにこの時代ではあまり魔女狩りなどという言葉は聞かぬ…」

閣下「それでも、未だ魔女狩りをやっておる邪教の集団は存在しておると聞くぞ?」

閣下「そんな中で貴様らは一日中あの娘を守ってやれるのか?」

閣下「まぁ、百歩譲って貴様らも強力な悪魔であるからな、守ってやる事は出来るかもしれん…」

閣下「ではあの娘を危険にすら晒さずに守り抜く事は出来るのか?」

ルーク「それは…」

エース「俺らなら出来ますよ!」

エース「だいたい閣下だって女連れじゃないですか!」

閣下「あやつはイギリス清教の魔術師、それもかなりの実力者である」

ルーク「また凄いのを彼女にしましたね…」

閣下「我輩とあの女はそんな関係では無い…」

閣下「それに悪魔と神の紛いものが交わることほど愚かな事は無い…」



392:2011/11/30(水) 10:37:45.86 ID:Wv0Xou1X0

エース「閣下…」

閣下「少しばかり酷な話をしたな…」

閣下「我輩はなにも貴様らの実力を疑っているわけではないのだ」

閣下「ただしかるべき時、あやつの様な愚かな選択だけはしてほしく無いのである」

ルーク「…」

エース「…」

閣下「話はそれだけである…」

閣下「さぁ、ここは飯屋なのであろう?長官、参謀、何かうまいものを頼む!」

ルーク「は、はい!」

エース「とびきりのを作りますからね!」

閣下「うむ、期待しておるぞ!」



396:2011/11/30(水) 19:36:50.16 ID:Wv0Xou1X0

少し書きます!



食後、街中に戻って


閣下「いや、美味であったぞ!」

アークビショップ「とても悪魔が作ったとは思えない位な物だったわね♪」

閣下「これだけうまかったのだ、参謀の虚偽申告に関しては目を瞑ってやろう!」

アークビショップ「あら、お堅いのかと思ったら案外そんなところがあるのね?」クスッ

閣下「やかましい!余計なことは言わんでいいのだ!」

アークビショップ「はいはい♪それで次はどこに行くの?」

閣下「根城に戻るぞ我輩は!ここを歩いていると他の悪魔に会いそうな気がするのである!」

ライデン「例えば例えばー?」

閣下「まぁライデン殿下とか…」

ゼノン「いぇーい」

閣下「あとは和尚にも会いそうな気がするのである…」

ゼノン「…」

ライデン「…」

閣下「」

アークビショップ「あぁもう…笑いがこらえられないっ」プルプルッ



397:2011/11/30(水) 19:37:26.88 ID:Wv0Xou1X0

閣下「で…お前達はこんな所で何をしておるのだ」

ライデン「何をしているはこっちの台詞ですよ―」

閣下「うむ、我輩はこちらに逃げてきた悪霊の捕縛の為にわざわざ降りてきたのだ!」

ライデン「え!そんな事があったんですか!?」

ゼノン「でもさー、そのレベルの仕事は閣下がわざわざ出る必要も無いんじゃないのー?」

閣下「まぁ、そうなんだがな…」

ゼノン「…」

閣下「…」

ゼノン「あまり深くは聞かないけどね―」

閣下「和尚、すまぬな…」

ライデン「なんだか良くわかんないけど、まぁいっか!」



398:2011/11/30(水) 19:38:08.00 ID:Wv0Xou1X0

閣下「して、お前らは何を?」

ライデン「僕らは人間界の調査に来たんですよ!」

ライデン「ここイギリスは今世界の中心と言われる場所ですからね、ダミアン殿下直々の命令です!」

閣下「和尚もであるか?」

ゼノン「うん、そうなるね」

閣下「そうか、しかしその格好はなんだ?」

ライデン「あ、石川君のこの恰好ですか?」

ゼノン「これは職業柄仕方がないんだー」

閣下「職業?」


399:2011/11/30(水) 19:38:37.19 ID:Wv0Xou1X0

ゼノン「実は僕ら探偵なんだよ―」

ライデン「そう、僕ら実は結構有名n…」

アークビショップ「あ―――――!!!!」

閣下「いきなりどうしたのだ!!」

アークビショップ「なんだか、どこかで見た顔だと思ったの…」

アークビショップ「最初は勘違いかとも思ったんだけど…」

アークビショップ「貴方達…」

アークビショップ「ホームズ石川とワトソン湯沢ねー!!!」

閣下「ほ、ほーむず?」



400:2011/11/30(水) 19:39:07.43 ID:Wv0Xou1X0

ライデン「実は俺ら調査中に資金が底をつきまして…」

ライデン「殿下に送ってもらうように頼んだんですけど」

ゼノン「働かざる者食うべからずだってさー」

閣下「殿下も面倒だったのであろう…」

ライデン「まぁそんなことで、金も行くあてもないので街を二人で彷徨っていたら…」

ゼノン「事件に遭遇したんだよ―」

閣下「事件だと?」

ライデン「あぁ、大したことないんですよ、人間同士の事件です」

ライデン「そこで通りがかった俺達がその事件をあっさり解決!」


401:2011/11/30(水) 19:39:37.08 ID:Wv0Xou1X0

閣下「和尚の透視能力とライデンの力技でか?」

ライデン「まさにその通りなんですよ!」

ゼノン「そしたら、警察からやたらと依頼が来るようになってさ―」

ライデン「あれよあれよと有名な探偵に!」

閣下「ほう、それでお前達、調査の方は進んでおるのか?」

ゼノン「」キョロキョロ

ライデン「あー頭かいいなぁ…」ごしごし

閣下「こんなんばっかであるな」


402:2011/11/30(水) 19:40:50.23 ID:Wv0Xou1X0

アークビショップ「そんなことより、ホームズ!ワトソン!握手してくれないかしら!」

ライデン「おっと、こちらさんは?」

閣下「こやつは今とある事情で行動を共にしている女だ」

ライデン「へー、閣下も隅に置けませんね―wwww」

閣下「いちいち反論するのも面倒になってきたのである…」

アークビショップ「握手握手〜♪」

ゼノン「お、わざわざありがとうございます。」ペコリッ

アークビショップ「ありがとうって角…角が当たってるって!」

ゼノン「おっと、これは失礼っと…」

ゼノン「…」

アークビショップ「デーモン!私貴方に会ってから初めて良い事があったわ!」

閣下「うむ、今の一言は聞かなかった事にしておこう!」


403:2011/11/30(水) 19:41:39.57 ID:Wv0Xou1X0

アークビショップ「ところでデーモン?」

閣下「む…なんであるか?」

アークビショップ「切り裂きジャックは悪魔なのよね?」

閣下「いかにも」

アークビショップ「なら、悪魔であり高い推理力を持ち合わせた彼らに協力を求めればいいんじゃない?」

閣下「おぉ、それは名案であるぞ!まぁ透視であって推理では無いんだがな」

アークビショップ「そうと決まれば、ホームズ!」

ゼノン「ん?僕?」

アークビショップ「今、世間を騒がせている切り裂きジャックの事は知っているわね?」

ライデン「そりゃぁなぁ…」

ゼノン「警察からも依頼されてるし…」


404:2011/11/30(水) 19:42:11.56 ID:Wv0Xou1X0

アークビショップ「なら話は簡単よ!次にジャックが現れる場所と時間を答えてほしいの!」

閣下「アークビショップ、お前もしかして推理ではないって気づいているのでは…」

ゼノン「それはできるよ」

アークビショップ「やった!それじゃあ一緒にジャックを捕まえましょう!」

ライデン「残念ながらそれはできないんだなー…」

閣下「む…」

アークビショップ「えー!どうしてなの!?」

ゼノン「ごめんねー、でもこれは命令だからー」

閣下「命令だと?」

ライデン「ダミアン殿下からのですよ…」

閣下「なに!?」


405:2011/11/30(水) 19:42:42.27 ID:Wv0Xou1X0

ライデン「僕らもここでは有名な探偵ですから、警察から依頼が来たと同時に動き始めました…」

ライデン「石川君が早速透視を始めて…」

ライデン「切り裂きジャックの正体を突き止めました」

ゼノン「でもそこでダミアン殿下から御達しがきてさー」

ライデン「この件の処理は全て閣下に任せろって…」

閣下「…」

ゼノン「僕らも見ちゃったからさ、最初は信じられなかったけど」

ゼノン「だから、たくさんの被害が出てるけど」

ゼノン「これは閣下が決着をつけるべきだと思ってさー」

閣下「そうか、お前達は我輩がここに来た理由を知っておったのか…」

ライデン「一応確認までに聞きましたけどねーww」



406:2011/11/30(水) 19:43:09.77 ID:Wv0Xou1X0

閣下「そういう事なら仕方ないな…」

アークビショップ「どういう意味なの?」

閣下「お前たちにも余計な気まで使わせてしまったしな」

アークビショップ「ねぇってば!!」ぷんぷんっ

閣下「して、奴が次に現れるのは何処なのだ?」

アークビショップ「…」ムス――――ッ

閣下「次なる被害がでる前に我輩が止めなくてはならないから…って痛い!痛いのである!」

アークビショップ「ねぇ!また私だけ置いてけぼりなの!」ギューッ


407:2011/11/30(水) 19:43:47.79 ID:Wv0Xou1X0

閣下「小指をぐりぐり踏む出ない!」

アークビショップ「またそうやって!」ムキ――ッ

閣下「むむっ…いやしかし、この話も貴様にできる話では…」

アークビショップ「さっきは少し淑女の余裕って物を貴方に見せようと思って聞かなかったけれど!」

アークビショップ「いくらなんでも酷過ぎるわっ!!!」プンプンッ!

閣下「いや…でもだな…」アセアセ

アークビショップ「それでも私たちはパートナーと呼べるの?」

アークビショップ「一緒にジャックを捕まえるんじゃないの!?」

閣下「?」

アークビショップ「なに!その顔は!」

閣下「いや、すまぬ…」

閣下「我輩達、いつからパートナーになったのであるか?」

アークビショップ「」

ドガァァァァァァァ!!!!!!!!!


408:2011/11/30(水) 19:44:15.30 ID:Wv0Xou1X0

変わって夜、ロンドン


アークビショップ「もう、やってられないわ!」プンスカッ

アークビショップ「わがはい達は〜いつから〜パートナーであるか〜?」

アークビショップ「ですって!」プンプン!

アークビショップ「信じられないわ!私は協力してやっていくつもりだったのに!」

アークビショップ「それなのにあの頑固じじいったら、私に隠し事ばかり…」

アークビショップ「…」

アークビショップ「私も彼らからしたら本当にお子様なのね…」


409:2011/11/30(水) 19:44:47.81 ID:Wv0Xou1X0

アークビショップ「…」

アークビショップ「ち、ちがうちがう!」ぶんぶん

アークビショップ「私はイギリス清教のトップ、アークビショップ!」

アークビショップ「相手が悪魔だろうがなんだろうが、絶対にやってみせるわ!」

アークビショップ「私がジャックを捕まえて、あの頑固者の鼻をへし折ってやるわ!」

アークビショップ「…でもそのためには、ジャックの次の犯行場所が分からなきゃ…」

アークビショップ「…さっきは怒って出てきちゃったからホームズとワトソンに場所を聞きそびれたし…」

アークビショップ「…はぁ、やっぱり無理なのかしら…」



閣下「我輩達、いつからパートナーになったのであるか?」


410:2011/11/30(水) 19:45:55.51 ID:Wv0Xou1X0

アークビショップ「いいえ、やっぱり私が捕まえるわ!」プンプン

アークビショップ「こうなれば、おとりでも何でもしてやるー!!!!」



ホームズ・ワトソン探偵事務所



ライデン「閣下〜、さっきのはいくらなんでもですよ〜?」

閣下「なにがであるか!あの女我輩をしこたま痛めつけおったのだぞ!」

ライデン「まぁそれはそうなんですけどね〜」

ライデン「それでもあの子は閣下の事をパートナーだと思ってたんですよ〜?」

ライデン「それをあんな言い方したら、怒るのも当然な気が…」

閣下「知らん!あんな女どうにでもなれば良いのだ!」

ゼノン「…」


411:2011/11/30(水) 19:46:29.82 ID:Wv0Xou1X0

ライデン「閣下〜、またそんな風に言って〜」

閣下「知らんものは知らんのだ!何が淑女であるか!あんな奴は我輩が蝋人形にしてくれるわ!!」

ライデン「あちゃ〜、こりゃあ当分御機嫌ななめだぞー…」

ゼノン「…」

ライデン「おい!石川君も閣下をなだめんの手伝ってよ〜…って」

ライデン「さっきからどうしたのさ石川く〜ん、ずっと黙っちゃってさ〜」

ゼノン「ん…あぁ…」

ライデン「ぼやけ具合がいつもより酷いぜ〜?もしかしてどっか痛いのか!」

ライデン「あ!また拾い食いでもしたんだろ!卑しい奴め〜」

ゼノン「勝手に話を進めないでくれるかなー」



412:2011/11/30(水) 19:46:58.06 ID:Wv0Xou1X0

ライデン「えぇ!?違うのか!じゃあなんで黙ってんだよ!」

ゼノン「いや…何というか大変申し上げ難いんだけど…」

ライデン「なんだよ石川く〜ん、水臭いよ〜!」

ライデン「俺達仲間なんだからさ〜、隠し事は無しで行こうぜ〜!」

ゼノン「じゃあ言うんだけどねー…」

ライデン「あっ、待った石川君!お金の貸し借りとかは無しだよ!」

ライデン「俺今、全然無いからね!」

ゼノン「話、聞く気あんのかなー」



413:2011/11/30(水) 19:47:30.42 ID:Wv0Xou1X0

ライデン「あるよあるよ石川く〜ん!それでどうしたんだ〜!!」

ゼノン「さっきのアークビショップっていう女の子居たじゃない?」

閣下「む!またあやつの話か!」

ライデン「石川君のバカヤロー!火に油注いでどうすんだよ!!!」

ゼノン「ごめん…でもさーさっき僕あの子と握手したじゃない?」

ライデン「なんだよ石川君!自慢ならあとでやれよ!」

ゼノン「違うよー、そうじゃなくてさー」

ゼノン「あの時、分かった事があるんだよねー…」

閣下「分かった事だと?」

ゼノン「うん、あの子の未来が見えてさー」

ライデン「あっ!石川君やらしーな!」


414:2011/11/30(水) 19:48:05.33 ID:Wv0Xou1X0

閣下「して、あの女の未来とは何なのだ?」

閣下「どうせしょうもない未来なのであろうwwww」

ゼノン「実はねー…」

ゼノン「あの子、今日ジャックに殺されちゃうんだよ…」

閣下「!?」

ライデン「ブヒョ――――!!」

ゼノン「まぁ、これもしょうもない未来っちゃ未来だよねー」

閣下「待て!和尚どういうことなのだ!」

閣下「貴様らがした当初の透視であれば、次なる被害者は別の女のはずであるぞ!」



415:2011/11/30(水) 19:48:35.15 ID:Wv0Xou1X0

ゼノン「確かに前の透視ではそうだったんだよー」

ゼノン「でもねー、どうやら少しばかりのイレギュラーが運命を変えてしまったみたいでさー」

閣下「イレギュラーだと…?」

ライデン「それってもしかして…」

ゼノン「あの子と、閣下が出会った事だよー」

閣下「!…」

ライデン「そんなアホな!?」

ゼノン「普通そんな物は簡単には変わらないはずなんだけどね―」

ゼノン「でも、本来通過するはずだった未来へのレールが閣下の存在に耐えきれずにさー」

ゼノン「事が動きやすい方に線が移動しちゃったみたいなんだよねー」


416:2011/11/30(水) 19:49:05.84 ID:Wv0Xou1X0

ライデン「まさか、これもゼウスの妨害の一つなんじゃ!」

ゼノン「そうとは言い切れないよねー、そもそも閣下があの子に会わなければそんな未来にはならないわけだし」

閣下「我輩の存在が運命を…アークビショップをそんな結末にするだと?…」

ライデン「閣下!おい石川君!どうにかできないのかよ!」

ゼノン「んー出来ないことは無いよ―」

閣下「何!?それは真か!?」


417:2011/11/30(水) 19:49:35.07 ID:Wv0Xou1X0

ゼノン「そりゃーそうさ、閣下が捻じ曲げた運命なんだもの―」

ゼノン「それなら閣下がそのまま運命を引きちぎっちゃえばいいのさ―」

閣下「…」

ライデン「なんか石川君って時々無駄にカッコイイよね…」

ゼノン「どうするー閣下ー」

ゼノン「別にあの子が居なくなったあとでも、ジャックの処分はできるんだよー」

ライデン「おぉい石川君!なにもそんな言い方しなくても!」

閣下「…」


http://www.youtube.com/watch?v=8mvf2J9XCeI



418:2011/11/30(水) 19:50:09.15 ID:Wv0Xou1X0

閣下「我輩、少し外に出てくるのである」

ゼノン「…」

ライデン「閣下…」

閣下「帰りは…そう、夜明けになると思うのであるが」

閣下「その時は二人分の朝食を用意しておいてくれるか?」

ライデン「もちろんですよ―!!」

ゼノン「外寒いから、風邪引かないよーにねー」

閣下「あ、それとジャックの場所であるが…」

ゼノン「出現場所に関しては前と一緒だから大丈夫だよ―」

ライデン「あくびちゃんによろしく!」

閣下「誰があいつの所に行くと言ったか!」

閣下「我輩は散歩に行くのである!」

ライデン「わかりましたって!」

ゼノン「うん」


419:2011/11/30(水) 19:50:45.69 ID:Wv0Xou1X0

閣下「わかれば良いのである」

ゼノン「それと」

閣下「む…?」

ゼノン「ジャックの事頼んだよ」

ライデン「俺からも…」

閣下「言われんでもわかっておる」

閣下「それでは明日の朝、また逢おうではないか」

ライデン「はい!」

ゼノン「は〜い」



420:2011/11/30(水) 19:53:35.26 ID:Wv0Xou1X0

閲覧ありがとうございます。今日の分はここまでとなります。
毎度のことなんで申し訳ないんですが、感想かなんかをもらえると嬉しいです。
続きは明日の午後に少しだけやりたいと思います。
この話ももう終わりに近いので、しっかり書きたいと思います!



426:2011/12/01(木) 13:35:58.63 ID:pSFK9ky/0

今から少し書きます!


アークビショップ「…へクチュッ」

アークビショップ「今日は一段と冷えるわね…」ごしごし

アークビショップ「またあの頑固悪魔が良からぬことでも言っているのかしら?」

アークビショップ「…」

アークビショップ「まぁ、もうあんな奴どうでも良いんだけれど」

アークビショップ「…」

アークビショップ「仲間思いな所とか、なんだかんだ優しい所とか…」

アークビショップ「たった一日だけだったけれど、良い奴だと思ったのにね…」

アークビショップ「…」


427:2011/12/01(木) 13:37:06.68 ID:pSFK9ky/0

アークビショップ「今は切り裂きジャックを見つけることが最優先」

アークビショップ「悪魔だろうがなんだろうが、絶対にやっつけてみせるわ!」

アークビショップ「…」

アークビショップ「まだ、見つかってもいないんだけどね…」

アークビショップ「…」

アークビショップ「良く見れば、昨日と違って全然人通りもないわね…」

アークビショップ「これだけ寒ければ当然か…」

アークビショップ「これじゃあ本当に風を引いてしまうわ!」

アークビショップ「あーもう!あの頑固悪魔―!!!」ぷんぷん

男「あの、すいません…」

アークビショップ「は、はい!」


428:2011/12/01(木) 13:39:03.92 ID:pSFK9ky/0

男「怪しいものではありません」

男「私、実は少しばかり美術の勉強をしている者なのですが…」

アークビショップ「!?」

アークビショップ(この時間に声をかける)

アークビショップ(それも連れのいない女)

アークビショップ(ただの体目的の男かもしれない…それでもこの何も無い状況下…)

男「見たところ、貴方御一人の様子…」

男「今日は少しばかり冷える、もし良かったら私の家で絵のモデルになってくれませんか?」

男「もちろん、モデル代はしっかり払いますし、家も暖かくしておきます」


429:2011/12/01(木) 13:40:19.86 ID:pSFK9ky/0

男「温かい紅茶も出しますので、ぜひ来て頂けないでしょうか?」

アークビショップ(ここは、乗ってみるのも手かしら…)

男「いかがでしょうか?」

アークビショップ「絵のモデルなんて光栄ですわ」

アークビショップ「私も今夜は泊る所に困っていた身…」

アークビショップ「ぜひお願いしたいわ!」

男「そうですか!それは良かった!」

男「それでは我が家に案内します、ここからはさほど遠くは無いので」

アークビショップ「えぇ、お願いするわ…」

アークビショップ(この男が単なる人間ならその場でどうにかなる…)

アークビショップ(悪魔だって…)

アークビショップ「…」

男「どうかなさいましたか?」

アークビショップ(どうにかしてみせるわ!)

アークビショップ「いえ…」

アークビショップ「それでは、行きましょうか…」



430:2011/12/01(木) 13:40:57.18 ID:pSFK9ky/0

男の家



男「さぁ、どうぞ…」

アークビショップ「ありがとう…」

アークビショップ(見たところ、何の変哲もない家ね…)

男「狭い所で申し訳ありません…今、紅茶を出しますので」

アークビショップ「いえ、暖をとらせて頂くだけでも充分ですわ、どうぞお構いなく」

男「そうはいきません、少しばかりお待ちいただけますか?」

アークビショップ「では、お言葉に甘えて…」

アークビショップ(男の方も特に普通の人間と変わりは無い…)

アークビショップ(魔術を操る人間にも見えないし)

アークビショップ(これはハズレかしらね?)

男「さぁ、紅茶です…どうぞ召し上がってください」カチャ

アークビショップ「ありがとう…」

男「いいえ」


431:2011/12/01(木) 13:41:49.85 ID:pSFK9ky/0

アークビショップ「…」

男「…」

アークビショップ「…」

男「そんなに畏まらないでください、それとも私が貴方の体目的でここに誘ったと思われたかな?」クスッ

アークビショップ「…いえ、そんなわけでは」

男「いいんですよ、そう思われても仕方ないのです…でも大丈夫ですよ、私には愛する女性がいる」

男「彼女がいるのに他の女性に手を出したりしませんよ、もっとも信じるかは貴方次第ですが」

アークビショップ「…」

男「ここはひとつ、絵を描かせてもらう前に貴方と話がしたいのですが」

男「そうすれば、貴方も私の人となりを理解してくれるかもしれないですしね」



432:2011/12/01(木) 13:42:33.75 ID:pSFK9ky/0

アークビショップ「はぁ…」

男「貴方には、愛する男性がいますか?」

アークビショップ「愛する男性ですか?」

アークビショップ「さぁ、そんなこと考えてみたことも無かった」クスッ

男「なるほどね…」

男「私にはいますよ、さっきも話したようにね」

男「とても美しく、聡明な女性です」

アークビショップ「素晴らしい女性ね?」

男「えぇ、僕にはもったいないくらいの女性です」

アークビショップ「その女性とは、一緒に暮らしていらっしゃらないんですか?」

男「あぁ、とある事情でね、久しく会っていないんですよ…」


433:2011/12/01(木) 13:44:14.37 ID:pSFK9ky/0

アークビショップ「お寂しいでしょう?」

男「会えない時期は、本当に苦しい日々でした…」

男「でも、ようやく彼女に会える日が来るんですよ!」

アークビショップ「あら、旅先か何かから帰ってくるのかしら?」

男「えぇ、そんなところです…長い長い旅路からようやくね…」

男「この話はこれで終わりにしましょう…」

男「さて…突然ですが、貴方は神を信じますか?」

アークビショップ(!!!)

男「あぁ、失礼…私は邪教の勧誘をしているわけでは無いんですよ?」クスッ

男「ただ、貴方の思想や信条も絵を描く上では重要になりますので」

アークビショップ「なるほど…」

男「お答え頂きますか?」


434:2011/12/01(木) 13:44:52.63 ID:pSFK9ky/0

アークビショップ「私は…」

アークビショップ「私は神を信じているわ…」

アークビショップ「こう見えても神の下に身を置く身ですから…」

男「聖職者ですか…」

アークビショップ「えぇ、貴方は神を信じているの?」

男「私は、神など信じておりません…運命など自分で切り開いていくものだと思っています」

アークビショップ「それも一つの立派な答えだわ?」

男「ありがとうございます」


435:2011/12/01(木) 13:45:29.75 ID:pSFK9ky/0

アークビショップ「今度は私の話を聞いていただけるかしら?」

男「えぇ、私も貴方の話が聞きたいです」ニコッ

アークビショップ「最近、このロンドンを騒がしている凶悪犯…」

アークビショップ「切り裂きジャックを知っているかしら?」

男「えぇ、噂では耳にしていますよ?それがどうかしたんですか?」

アークビショップ「私の友人に頑固な奴がいるのだけれど」

アークビショップ「彼が変なことを言うのよ」

男「変なこと…ですか?」

アークビショップ「えぇ、頭がおかしすぎてお話にもならないくらいね」クスッ

男「ほう…それで?その方は何とおっしゃったんですか?」

アークビショップ「切り裂きジャックが捕まらない理由は簡単だ」



アークビショップ「奴は悪魔なんだからな…ですって」クスッ


436:2011/12/01(木) 13:46:11.78 ID:pSFK9ky/0

男「…ほう、それはまたユニークな方ですね…」

アークビショップ「ホントッ、私もおかしくて腹を抱えて笑ってしまったわ」

男「そうですね」

アークビショップ「そうでしょう?だって悪魔なんて汚れたものこの世に存在しないのだから」ニヤリ

男「汚れたものですか…」

アークビショップ「数百年前には確かにいたらしいけれど…」

アークビショップ「どうやらそこで根絶やしに出来たみたいだし?」

男「…根絶やしですか…悪魔とは言え気の毒なものですね…」

アークビショップ「気の毒なものですか!あんな存在、人類と神の敵でしかないわ」

男「…」


437:2011/12/01(木) 13:46:43.57 ID:pSFK9ky/0

アークビショップ「魔女狩りや悪魔狩りは、人類の勝利といっても過言ではないわね」クスッ

男「勝利…いささかそれは言いすぎでは無いでしょうか」

アークビショップ「あら、何故?」

男「確かに悪魔は人間の敵でした、しかし悪魔狩りされた者の中には、ただの人間もいたとか」

男「無実の人間まで巻き込んでおいて、何が勝利かと」

アークビショップ「悪魔狩りに巻き込まれた人間の多くは悪魔と関係を持った者だったと聞くわ」

アークビショップ「そんな人間、あぁなって当然なのよ」

男「…」

アークビショップ「急に黙ってしまいましたね、どうかなさったの?」



438:2011/12/01(木) 13:47:55.79 ID:pSFK9ky/0

男「いえ、貴方の思想と私の思想は遠い所にあるのだなと感じまして…」

アークビショップ「貴方もしかして、悪魔の肩を持つというの?」

男「いえ、そういうわけでは…しかし貴方の発言は私を不快にさせるのは事実です…」

アークビショップ「貴方の様な人はこの世からいなくなるべきなのよ」

男「すいません、少し黙って頂けませんか…」

アークビショップ「悪魔狩りでそんな危険思想は断絶されたと思っていたけど」

男「黙ってください…」

アークビショップ「まだまだ、いるなんて…悪魔の血を引いたものが残ってのかしら?」

男「黙れと言っているんだ…」

アークビショップ「いっそ、貴方みたいな方、死んでしまえばいいのよ――」

男「黙れぇぇぇぇぇ!!!」ボワッッッッッッ!!!!!

アークビショップ「!?」


ドゴォォォォォォォォォォォン!!!!


439:2011/12/01(木) 13:48:28.98 ID:pSFK9ky/0

アークビショップ「はぁ…はぁ…」

アークビショップ「最初はハズレかと思ってたわ…」

アークビショップ「物腰の柔らかさ、女性への気遣い…」

アークビショップ「どれも英国紳士として上級のものよ」

アークビショップ「でもね、紳士たるもの…自分の感情を淑女にぶつけるのは駄目よ?」

アークビショップ「そこが、紳士と切り裂き魔の違い…」

アークビショップ「貴方と彼との違い…」

アークビショップ「さぁ、顔を拝ませてもらおうかしら?」

アークビショップ「単純な罠にはまった単細胞の」

アークビショップ「切り裂きジャックちゃん♪」


シュ―――――



440:2011/12/01(木) 13:54:35.88 ID:pSFK9ky/0

ジャック「…」

ジャック「貴様、ただのシスターでは無いとは思ったが…」

ジャック「魔術師だったか…」

ジャック「…でなければ、さっきの一撃であの世に行っているはずだからな…」

アークビショップ「これでも、イギリスのトップ魔術師よ?」

ジャック「ほう…」

ジャック「少しは面白い勝負になりそうだな…」ニヤリ

アークビショップ「できれば、痛いのは嫌だけど」クスッ


441:2011/12/01(木) 13:55:06.06 ID:pSFK9ky/0

ジャック「減らず口を…」

ジャック「まぁちょうど良い…お前を最後の獲物にしてやる…」

アークビショップ「こんな可愛いウサギちゃんそうそういないわよ?」クスッ

ジャック「イギリスのトップとやらなら、魔翌力も高かろう…」

ジャック「貴様には、最後のエマの礎となってもらう!!!!!」シュッ

アークビショップ「!?」

ジャック「遅いわ!」ザクッ!

アークビショップ「うっ…」

アークビショップ「いきなり攻撃してくるなんて!やっぱり紳士の風上にも置けないわね?」ニヤリ



451:2011/12/05(月) 15:37:53.54 ID:scIC2duf0

http://www.youtube.com/watch?v=sL7og0q_n28&feature=related



ジャック「わざわざ、相手の出方を待っていられないんだよ」

ジャック「人間は平気で嘘を付く生き物だからな!」クワッ!

アークビショップ「…」

アークビショップ「…貴方、何か人間に恨みでもあるの?」

ジャック「恨みだと?」

ジャック「俺は…」

ジャック「俺は貴様ら人間の望む様な悪魔の働きをしているだけだ」


452:2011/12/05(月) 15:38:28.32 ID:scIC2duf0

アークビショップ「…」

ジャック「貴様が口にした悪魔狩りは、貴様らが我々の存在を恐れた為にやった事だ!」

ジャック「だが!我々は長い年月の間、貴様らに不要な干渉はしてこなかった!」

ジャック「あんな事をされるいわれは無いのだ!!!!」シュッ

アークビショップ「ぐっ…」ザシュッ

ジャック「だから、今私はお前ら人間の望む事をしてやっているわけだ…」

アークビショップ「…」

ジャック「恨みなんていう簡単な言葉ではすまされない…」

アークビショップ「…」

ジャック「しかし、そんな姿も今日で終いだ」ニヤリ



453:2011/12/05(月) 15:39:26.22 ID:scIC2duf0

アークビショップ「…どういう事?」

ジャック「貴様も魔術師ならば知っているだろう…」

ジャック「魔術における禁忌」

ジャック「悪魔だろうと神だろうと、人間だろうと決して破れない」

ジャック「そんな物の存在を」ニヤリ

アークビショップ「…反魂」

ジャック「そう、死者を呼び戻す事が出来る禁忌!!!」

ジャック「材料集めに少し時間がかかったが…」

ジャック「貴様を最後にそれも終わる!!!」

アークビショップ「それじゃあ、今までの被害者が内臓を取られていたのは…」

ジャック「術の完成という目的のためさ!」


454:2011/12/05(月) 15:39:54.91 ID:scIC2duf0

ジャック「これで…」

ジャック「これで、エマにまた会える…ジョンともまた逢える…」

アークビショップ「エマ…?」

ジャック「もう少しだよ二人とも…」

ジャック「もうすぐまた三人で暮らせるんだ…」

アークビショップ「…」

ジャック「だから待っていてね…」

ジャック「今すぐこの女のはらわたを取り出してみせるよ!!!!!!」グワッ!!!!!

アークビショップ「!!!!」

アークビショップ「そう簡単に…」

アークビショップ「やられないわよ!!」ヒュ――――――


ドォォォォォォォォォォォォォン!!!


455:2011/12/05(月) 15:40:24.14 ID:scIC2duf0

ジャック「効かんわぁぁぁぁ!」シュンッ

アークビショップ「ちっ…」

ジャック「こんなものなのか英国一の魔術師よ!!」

ジャック「こんなものか…」

ジャック「こんな者達に俺は負けたのか!!!」

アークビショップ「な、何を言っているの?」

ジャック「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」グワッ!

アークビショップ「っ…」



456:2011/12/05(月) 15:41:01.97 ID:scIC2duf0

ジャック「エマァァァァァ!!!」ザシュッ!

アークビショップ「きゃっ…」

アークビショップ「はぁ…はぁ…これが、悪魔の力…」

アークビショップ「自我を失ってもなお、これだけ圧倒的だなんて」

アークビショップ「デーモン…貴方とはここでお別れかもしれないわ」クスッ

アークビショップ「どうせなら、あんなお別れの仕方は嫌だけれど…」

ジャック「エマァァァァァァァァ!!!!」キュイ――――――ンッ!!!


ドガァァァァァァァァァン!!!


457:2011/12/05(月) 15:42:44.23 ID:scIC2duf0

http://www.youtube.com/watch?v=n0Z_R13ile4&feature=related



閣下「随分な格好ではないか?」ニヤリ

アークビショップ「そうね、貴方のお仲間に乱暴されてしまって」クスッ

閣下「そうか、まぁ大した怪我も無いようで良かったではないか」

アークビショップ「あら、淑女がこんな切り傷負ったのよ?」

閣下「そんなもの大した傷にならんであろう」

アークビショップ「…」むかっ…

閣下「冗談である…」

アークビショップ「それよりも何か言う事があるんじゃないの?」

閣下「あぁ、あると言えばあるな…」

アークビショップ「聞きましょうか?」にやっ


閣下「待たせてすまないな、相棒!」ニヤリ


461:2011/12/06(火) 11:42:13.46 ID:YXxmRYiR0

アークビショップ「わかればよろしい」ニコっ

閣下「うむ!」

アークビショップ「まぁ、私一人でもこんな相手余裕なのだけれど…」

閣下「良く言うわww」

閣下「我輩が来るまでは劣勢であったくせに…」

アークビショップ「貴方はわざわざ喧嘩を売りに来たの?」

閣下「い、いやすまぬ…」あせあせ

アークビショップ「そうでしょう?とりあえず今は目の前の切り裂きジャックをどうにかしなきゃ」

閣下「あぁ、わかっておる…」

閣下「…」


462:2011/12/06(火) 11:43:13.10 ID:YXxmRYiR0

アークビショップ「やっぱりあれは貴方の友人なの?」

閣下「あぁ」

閣下「奴は、間違いなく…我輩の友だ」

アークビショップ「そう…」

閣下「…」

アークビショップ「それでも…」

アークビショップ「それでも、貴方はジャックとやり合うのね?」

閣下「ふんっ…」

閣下「決まっておろう、これは我輩の私事だけで済まされるものではない」



463:2011/12/06(火) 11:43:58.16 ID:YXxmRYiR0

閣下「悪魔の威厳を保つため…」

閣下「魔界の秩序を保つため…」

閣下「そして…」

閣下「奴のプライドを守るための戦いなのである」

アークビショップ「なるほどね」

閣下「すまぬが、貴様はこの戦いに手を出さないで欲しいのである」

アークビショップ「もういいわ、そんな無粋なまねはしない」クスッ

アークビショップ「ただし、全ての決着がついたら教えてもらうからね?」

閣下「うむ、わかっておるわ…」



464:2011/12/06(火) 11:46:51.57 ID:YXxmRYiR0

ザッ…ザッ…


アークビショップ「さぁ、切り裂き魔さんのお出ましよ?」

アークビショップ「あとは、頼んだわね?相棒」クスッ



http://www.youtube.com/watch?v=X0_Css089rA&feature=related




ジャック「…」

閣下「久しぶりであるな、ジャックよ…」

ジャック「あぁ、久しぶりだねデーモン」

閣下「…」

ジャック「俺が人間になる直前に会ったのが最後だ…」

閣下「あぁ…」


465:2011/12/06(火) 11:47:23.53 ID:YXxmRYiR0

ジャック「俺が死んだあとで、エマと息子の仇を討ってくれたみたいだね」

閣下「すまん…あと少しの所で間に合わなかったのだ…」

ジャック「君のせいじゃないよ、全て愚かな人間達のせいさ」

閣下「…」

閣下「今回の一件、人間達への復讐が目的なのであるか?」

ジャック「それも考えているけど、まだその段階じゃないかな」クスッ

閣下「ではやはり、禁術の使用が目的であるか…」

ジャック「御名答、さすが魔界の秀才は伊達では無いね」


466:2011/12/06(火) 11:47:52.08 ID:YXxmRYiR0

閣下「貴様、その禁術に手を出すことがどういう事であるのかわかっているのか?」

ジャック「もちろんさ、愚かな人間達を生贄とすることで俺の愛する家族が帰ってくる」

ジャック「そんな夢みたいな術さ」クスッ

閣下「違う、貴様はその術の根本を見誤っておるのだ!」

ジャック「見誤っているのは君達の方さ!なんでこんなに素晴らしい術が禁じられているのか僕には理解できないよ」

閣下「そもそも、一人の生物を蘇らす為の生贄が多すぎる」

ジャック「そんなことは関係ないね!愛する者の為なら俺は他の愚かな人間がどうなろうと知った事じゃない!」

閣下「そして、この術は非常に成功率が低い割に術者への反動が大きい…」


467:2011/12/06(火) 11:48:24.47 ID:YXxmRYiR0

ジャック「言ったろデーモン!僕は愛する者のためなr」

閣下「そしてなにより、この禁術を使おうとする者が現れた時…」

閣下「魔界の鉄則ににより、術者はいかなる理由があろうと処刑される」

ジャック「そんな脅し文句に怖気ずくとでも?」

閣下「魔界の刑務所からの脱獄と一連の行動だけならば、命までは取らん…まぁ代官は貴様を本気で処分しようとするであろうが…」

閣下「我輩は貴様の心情を理解しているつもりである、人間達への蛮行もどうにかしてみせよう」

閣下「だから、ここは剣を納めてくれぬであろうか」

ジャック「無理なお願いだよデーモン」

ジャック「俺はもう止まらない!」

ジャック「止まれないんだよ!!」グワッ


468:2011/12/06(火) 11:49:10.05 ID:YXxmRYiR0

閣下「!!!」

ジャック「邪魔をするのならば、いくら君だって容赦はしない!」

ジャック「君を殺して、後ろに居る女のはらわたを取り出して!」

ジャック「もう一度、エマに会うんだ!」

ジャック「家族を取り戻すんだ!」

ジャック「おろかなにんげjんbkjggうぇg」グワッ

ジャック「うわぁぁsfぁぁfhbmsぁぁぁぁgsぁぁ!!!!!」

ジャック「デェーfSモォんgdォォォんxsyォォンン!!!!」


ザシュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュンンン!!!!


469:2011/12/06(火) 11:53:18.21 ID:YXxmRYiR0

http://www.youtube.com/watch?v=mpLLK1dz0vg&feature=related

ジャック「」

閣下「」

閣下「貴様がまだ悪魔であったとき…貴様は我輩の真の友であった…」

閣下「立場の違いこそあったが、我輩は貴様の利発さと優しさを認めていた」

閣下「だからこそ、貴様が人間の女に惚れて自分も人間になるなどと言い出した時は我輩は言葉もでなかった」

閣下「魔界の者は皆一様に貴様を引きとめようとしたな」

閣下「それでも貴様は行ってしまった」



470:2011/12/06(火) 11:53:58.55 ID:YXxmRYiR0

閣下「女と共に居る為に」

閣下「大切なものと同じ時間を生きる為に…」

閣下「…」

ジャック「あの…さ…デーモン」

閣下「なんであるか?」

ジャック「俺、勘違いしてたよ…人間相手にばかり…対していたから」

ジャック「自分が…まるで強くなったかのようにさ…」

閣下「そんなわけあるまい、ただでさえ魔界の監獄に戻ったその身である」

ジャック「まさか人間に…なっても悪魔…の死後の輪廻の世界に…行くなんて思わなかったよ」

閣下「我輩も知らなかったのである」


472:2011/12/06(火) 15:10:35.69 ID:YXxmRYiR0

ジャック「やっぱり…僕は…」

閣下「うむ、貴様は姿こそ変われど人間ではなかったという事であるな…」

ジャック「そうか…」

閣下「あぁ…」

ジャック「ジェイルには悪いことしたな…他の脱走に乗っかって逃げたからさ…」

ジャック「…」

閣下「…」

ジャック「デーモン…」

閣下「なんだ?」

ジャック「君には世話…を…かけてばかりだね…」

ジャック「家族のこと…今回の…こと…」

閣下「気にするな…」

ジャック「復讐に心を飲み込まれた僕を、こうして最後に正気に戻してくれた…」

閣下「…」

ジャック「最後にもう一つ…頼まれてくれないかな」

閣下「…あぁ、我輩に出来る事ならば何でもしよう」

ジャック「ありがとうデーモン――――――――」


473:2011/12/06(火) 15:11:45.48 ID:YXxmRYiR0

コツッコツッコツッ


閣下「…」

アークビショップ「…」

閣下「…」

アークビショップ「終わったのね?」

閣下「あぁ…」

アークビショップ「やっぱり貴方強いのね、私が追い詰められた相手を一瞬で…」

閣下「奴は元々、武に優れた悪魔では無いからな」

閣下「それでも人間達相手ならば圧倒的な力ではあるが…」

アークビショップ「そう…それで?話してくれるんでしょう、事件の全貌を」

閣下「事件というにはいささか長すぎる話であるが…」

閣下「奴の望みを叶える前に教えてやろう」


474:2011/12/06(火) 15:12:16.86 ID:YXxmRYiR0

とある墓地


アークビショップ「お墓?」

閣下「あぁ、ここは奴の家族が眠る墓である…」

アークビショップ「家族?」

閣下「今から昔、奴は人間界の視察を命じられこの地に降り立った」

閣下「任務は簡単、人間界にて人間に変装ししばらく生活する…」

閣下「任期は5年であったのだが、それを過ぎても奴は帰ろうとはしなかった。」

閣下「奴は人間の女に心を奪われたのである」

アークビショップ「…」

閣下「そのうち奴は、とんでもない事を言い始めた…」

閣下「惚れた女と同じ道を行くために、自分は人間になると」

閣下「我輩は大反対であった、無論、魔界の者の全てが反対であった」

閣下「しかしそれでも奴は考えを変えようとはしなかった、それほどまでに女に惚れていたのであろう…」

アークビショップ「…」


475:2011/12/06(火) 15:13:04.34 ID:YXxmRYiR0

閣下「最後には根負けして奴が人間になることを認めざるを得なくなった…」

閣下「そして奴は人間になった」

閣下「しばらくして子供ができ、幸せであったと思う…」

アークビショップ「…」

閣下「しかし…である」

アークビショップ「…」

アークビショップ「悪魔狩りね?」



476:2011/12/06(火) 15:13:36.66 ID:YXxmRYiR0

閣下「あぁ、そうだ」

閣下「貴様は天真爛漫だが同時に聡明である…」

閣下「少しくらいは気づいておったのだろう」

アークビショップ「えぇ…全てではないにしても、悪魔狩りが関わっていた事ぐらいわね」

閣下「フハハ、そうであるか」

アークビショップ「彼の家族もやっぱり」

閣下「あぁ、奴も我輩も守ることが出来なかった」

閣下「我輩はゼウスの張った結界の突破に時間を要した」

閣下「ジャックは必死に戦ったのだが、家族を人質に取られ自ら命を絶つことで家族を見逃すという人間の言葉を信じて命を絶った」

閣下「結果として、奴の死は無駄にしかならなかったのであるがな」

アークビショップ「待って!ジャックは一度死んでいるの?」

閣下「我輩達はその命が寿命の前に尽きた時、魂のみが魔界の監獄に送られるのだ」

閣下「そこで再び悪魔としての力が戻るまで待つのである…」

閣下「そもそも奴は人間に成り切れていなかった為に、また魔界に送られてきたという事になるな」

アークビショップ「なるほど…ところで何故監獄なの?その時点では犯罪者でも無いはずなのに」

閣下「まぁ、考えようによっては彼らを守るには一番安全な所であるしな、悪魔と言えども魂だけでは非常に力が落ちる」

閣下「そしてなにより復活を待つ魂というのは非常に不安定な物なのである」


477:2011/12/06(火) 15:14:31.07 ID:YXxmRYiR0

閣下「そんな魂が外部に出れば…」

アークビショップ「今回の様な事になる…」

閣下「うむ…」

閣下「まして奴は怒りに狂っておる、人間界に降り立てばこうなることが目に見えておった」

アークビショップ「…」

閣下「貴様らには迷惑をかけたな」

アークビショップ「いいえ、そもそも私達人間の行動が彼を凶行に走らせたのよ」

閣下「愚かである…」

閣下「人間も、あやつも愚かである」

アークビショップ「…」

閣下「さて、聞きたいことはまだあるか?」

アークビショップ「いいえ、もういいわ」

閣下「そうか、それでは我輩はあやつを見送る準備をしなければな…」

アークビショップ「準備?」


478:2011/12/06(火) 15:15:06.38 ID:YXxmRYiR0

閣下「ジャックの肉体は先の戦いで我輩が完全に滅した…」

閣下「女と同じ様に、輪廻に組み込まれること無く消えていきたいという奴の願いだ」

アークビショップ「なるほどね、それでここには何をしに来たの?」

閣下「女は、元より天涯孤独の身であってな、この墓も我輩が建てたものである」

閣下「であるから、ここに尋ねるものは我輩と近くの悪魔のみである」

閣下「花を手向けるようなのも悪魔としてどうかと思って一度もしてこなかった」

アークビショップ「…」

閣下「しかしこれも奴の願いでな、女に花を手向けて欲しいと…」

閣下「というわけで、こんな物を持ってきた」ヒョイッ

アークビショップ「?」

アークビショップ「枝?」

閣下「いかにも、桜の枝である!」ニヤリ


479:2011/12/06(火) 15:15:32.19 ID:YXxmRYiR0

閣下「女とジャック、二人が好きな花が桜であったらしいのだ」

アークビショップ「ちょっと!いくらなんでもそれは酷いわ!」プンプン

アークビショップ「この季節じゃ花一つ付いてない!それも枝一本だなんて」プンプン

アークビショップ「死者を冒とくしているとしか思えないわ!」プンプン

閣下「まぁ、そうカリカリするでない」ニヤリ

閣下「よっと…」ザクッ

アークビショップ「枝を地面に刺して何をするつもり?」

閣下「まぁ、見ておれ」

閣下「ふんっ!!!!」


グングングングングングングングングングングン!!!!


アークビショップ「!?」



480:2011/12/06(火) 15:16:11.07 ID:YXxmRYiR0

http://www.youtube.com/watch?v=to6pKEtXv8w&feature=related


アークビショップ「嘘でしょ…」

アークビショップ「枝がこんなに大きな桜になるなんて…」

閣下「しかも、しっかりと花をつけておる!」ニヤリ

閣下「これでも冒とくだと?」

アークビショップ「いいえ…」

アークビショップ「とても、素敵な贈り物だと思うわ」クスッ

閣下「ジャックが言っておったのである…」

閣下「肉体は同じ場所で眠ることは無くとも、自分が自分と女が好きであった桜の木にとなることで」

閣下「心はいつでも共にあろうと…」

閣下「さて…事はすんだな」

閣下「我輩は魔界に帰還する」



481:2011/12/06(火) 15:16:44.50 ID:YXxmRYiR0

http://www.youtube.com/watch?v=to6pKEtXv8w&feature=related


アークビショップ「嘘でしょ…」

アークビショップ「枝がこんなに大きな桜になるなんて…」

閣下「しかも、しっかりと花をつけておる!」ニヤリ

閣下「これでも冒とくだと?」

アークビショップ「いいえ…」

アークビショップ「とても、素敵な贈り物だと思うわ」クスッ

閣下「ジャックが言っておったのである…」

閣下「肉体は同じ場所で眠ることは無くとも、自分が自分と女が好きであった桜の木にとなることで」

閣下「心はいつでも共にあろうと…」

閣下「さて…事はすんだな」

閣下「我輩は魔界に帰還する」



482:2011/12/06(火) 15:17:38.69 ID:YXxmRYiR0

アークビショップ「そう…」

閣下「貴様には迷惑をかけたな」

アークビショップ「いいえ、とても面白い時間を過ごさせてもらったわ♪」

閣下「そうであるか」ニヤリ

閣下「それでは…」

閣下「地獄で逢おう!」

閣下「…」

アークビショップ「…」

閣下「…」

アークビショップ「…」

閣下「あ、あれ?」アセアセ

アークビショップ「どうしたの?」

閣下「いや、本来ならば我輩が去り際の台詞を吐いた音に魔界の扉が開くはずなのだが…」

アークビショップ「それが開かないと?」

閣下「う…うむ」

閣下「これは一体どういう事なのだ!?」


カ― カ― カ― カ― カ―  ポトッ



483:2011/12/06(火) 15:18:13.74 ID:YXxmRYiR0

閣下「む?」

アークビショップ「あのカラス、何か落として言ったわよ?」

閣下「手紙?」

閣下「おぉ!ダミアン殿下からの令状である!」

閣下「なになに?副大魔王デーモン小暮閣下に命ず…」

閣下「有給の消化をしつつ、人間界の調査をせよ」

閣下「魔界に戻らず、そのまま過ごすこと…」

アークビショップ「開かなかったんじゃないのね?」

閣下「…いやである」

アークビショップ「開けてくれなかったのね」クスッ

閣下「…我輩は帰るぞ」

アークビショップ「もしもし?」

閣下「…誰が人間界など」

アークビショップ「…ふぅ」

アークビショップ「…わかったわ、人間界での貴方の生活は私がサポートする」

アークビショップ「ここには貴方のお友達だってたくさんいるんでしょう?」

閣下「…」


484:2011/12/06(火) 15:18:49.43 ID:YXxmRYiR0

アークビショップ「確かに貴方が言うように人間は愚かであったかもしれない…」

アークビショップ「でもね、長生きな貴方にはわからないかもしれないけれど」

アークビショップ「時代が変わっていくと、人間も変わっていくの」

アークビショップ「今、この時代の人間は貴方が見てきた人たちとは少し違うはずよ?」

閣下「…」

アークビショップ「どうかしら、貴方の目でこの時代の人間を見てくれない?」

閣下「まぁ、少しだけなら良かろう…」

アークビショップ「本当に♪」

閣下「少しである!少しであるぞ!」

アークビショップ「そう少しね♪」

閣下「むぅぅ…」

アークビショップ「これから…」

閣下「む?」

アークビショップ「これから宜しくね!デーモン♪」

閣下「あぁ、宜しく頼む!」ニヤリ


http://www.youtube.com/watch?v=3vRFvtNlxUk&feature=related


アークビショップ「貴方が切り裂きジャックね!」デーモン小暮閣下「?」完


485:2011/12/06(火) 15:19:18.56 ID:YXxmRYiR0

エピローグ 1


http://www.youtube.com/watch?v=GHkzTyxn0Go&feature=related

ルーク「なぁ、エースぅ…」

エース「なんだよルーク」

ルーク「昔イギリスに居た時に一緒に働いてたサッテンちゃん覚えてるか?」

エース「忘れるわけ無いだろ!短い時間だったけど俺達仲間だったんだぜ!」

ルーク「そうか、じゃあさー」

ルーク「なんでサッテンちゃんが店やめたのか覚えてる?」

エース「それは、サッテンちゃんが結婚するk!!!!!」

ルーク「そうなんだよ!結婚して店を辞めちゃったんだよ!!!」

ルーク「ということはだよ!もしかしたら佐天ちゃんもいつか結婚して…」

エース「店を辞めちまう…」


486:2011/12/06(火) 15:19:53.81 ID:YXxmRYiR0

ルーク「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁ!さでんぢゃーん!」ビェェェェェェェン

エース「馬鹿!泣くんじゃない!男なら黙って見送ってやれ!」

佐天「ん?二人ともうるさいなぁどうかしたの?」

ルーク「ざでんぢゃ――――ん!!!結婚じないでぇぇぇぇぇ!」ビェェェェェェェェン

佐天「え?え?どういうことなのサブリーダー!」

エース「いいんだよリーダー、俺はリーダーが幸せになるならそれで…」

エース「でも、結婚式ぐらいは呼んでくれよ?」グッ

佐天「えー!?なになに何なの!!!」

佐天「私結婚しないよ―――――――――――――!!!!」


エピローグ1 佐天の結婚前夜 完


487:2011/12/06(火) 15:22:01.73 ID:YXxmRYiR0

エピローグ2


ロンドンのとある喫茶店にて


アークビショップ「学園都市のことだけれども」

閣下「あぁ、また何かあったようだな」

アークビショップ「アレイスターも人が悪き事よ!」

閣下「あいつからそこを取れば何も残らんではないか」ニヤリ

アークビショップ「それはそうとして…貴方に聞きたき事がありけるの…」

閣下「?」

アークビショップ「貴方、学園都市で随分とご執心の娘がいたとのことね?」

閣下「さ、さぁ何の事であろうか?」

アークビショップ「…」

閣下「…」

アークビショップ「…」

閣下「…」

アークビショップ「今日はお説教ね」

閣下「…」


http://www.youtube.com/watch?v=EIWUnD_bN2c&feature=related
エピローグ2 完


488:2011/12/06(火) 15:22:29.96 ID:YXxmRYiR0

やっと完結することが出来ました!
今まで見て下さった方、コメントをくれた方、ありがとうございました!
初めての物を完結させられたの満足です、またいつか書きたいと思います!


491:2011/12/06(火) 16:31:17.80 ID:Ok+r7mkwo

良い物語であった。実に乙である。

いやホント楽しかった。


494:2011/12/06(火) 21:15:09.28 ID:nMLBcupao

何もかもが乙だと 悪魔が囁いている
見も心も捧げて >>1乙せよと

GREAT>>1乙TION!!


495:2011/12/06(火) 23:44:54.47 ID:Nh6Oot3Vo

乙なんだよ!


496:2011/12/07(水) 00:19:29.25 ID:kqKSOqijo

おもしろかった!
乙!!


SS速報VIPに投稿されたスレッドの紹介です。
元スレ:
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1321851892/