1:2012/07/14(土) 18:34:21.62 ID:ABcPZMpE0

方言はてきとーで

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2:2012/07/14(土) 18:35:21.06 ID:ABcPZMpE0

大会6日目夜 清澄高校滞在ホテル


まこ「あんた、大会のパンフなんぞ開いて何をしちょるんじゃ?」

久「わっ、びっくりした」

まこ「姫松の紹介ページじゃのう。誰ぞ気になるんか?」

久「いや、まぁ別に・・・///」

まこ「なんじゃぁ? 赤くなって気持ち悪い」

久「あー、うん、まぁ気になるっていうか、今日の対局のことを思い出してたのよ」

まこ「姫松は主力を中堅に置くんが伝統っちゅう話じゃが、何か気づくことでもあったんか?」 

久「...かっこいい///」

まこ「はぁ?」


3:2012/07/14(土) 18:37:00.46 ID:ABcPZMpE0

久「今日の私、柄にもなく緊張してたでしょ」

まこ「そうじゃったなぁ」

久「姫松の主将の一声でそれが解けて、自分の麻雀を打てるようになったのよねぇ」

まこ「塩をおくられたようなもんかの? 名門姫松の余裕とか」

久「違うわよ。あれは和が咲に全力で打って欲しいと感じたのと同じニュアンス。本気で打ち合って楽しみたいってね」

まこ「なるほどのう。それでいつもはタラシ込む側のあんたが逆に惚れてしもうたと...」

久「いやいやいやいや///」

まこ「その反応ww」

久「ちょ、ホントそんなんじゃないからヤメテ...///」

まこ「まっさか、あんたの乙女モードを見れる日が来ようとはのぅ」シミジミ

久「いやいやいや、違うってば、よしなさい///」


4:2012/07/14(土) 18:39:16.67 ID:ABcPZMpE0

同刻 姫松高校滞在ホテル


絹恵「お姉ちゃん、さっきからニヤニヤしとるんはなんなん?」

洋榎「お姉ちゃんは意味ものうニヤついたりはせーへんで」

絹恵「なんやのその切り返えし。どつくでほんまww」

洋榎「清澄や」

絹恵「今日の対戦相手やな。で、何をニヤつくことがあるんや?」

洋榎「あの見せ牌、絹も見たやろ? ドジッ娘萌えるわ〜」

絹恵「あれがお姉ちゃんの琴線にふれてもーたかww あれやないの、全国大会初出場で緊張しとったんでしょ」


5:2012/07/14(土) 18:40:41.27 ID:ABcPZMpE0

洋榎「二回戦やで? 初戦を飛ばして勝ち上がったんを見とったし、ギャップ萌えの波が怒涛のように押し寄せてきたわ」

絹恵「あーなるほどなぁ」

洋榎「竹井久ちゃんメッチャかわええわぁ」

絹恵「どんだけ好きやねんww んでも中盤からの打ちまわしは恭子先輩が言うてた通りやったやんか」

洋榎「そらそうや、うちが喝入れてやったしな。それでまた素直に自分を取り戻すんも可愛げマシマシやでぇ」

絹恵「アホらし、お姉ちゃん一人で盛り上がってるだけやないのww」

洋榎「えーやろー。今から準決で再戦するんが待ち遠しいわぁ」

絹恵「そんな調子で振り込みまくった日には目も当てられんでほんまに」


6:2012/07/14(土) 18:42:42.05 ID:ABcPZMpE0

大会7日目 Aブロック準決勝観戦ホール

久「さすがに白糸台の試合は人が多いわね。とこか空いてる席は...」

洋榎「あっ、清澄の!」

久「えっ、あ...あなたは」ドキッ

洋榎「なんや、自分も今日の試合見に来とったんか。奇遇やな」

久「愛宕さんも観戦ですか」

洋榎「あかんあかん、洋榎でええで。あと同い年なんやしタメ語にしてくれんとなんやムズがゆいわ」

久「え、ああ、そうよね。なら私のことも久でいいわ」

洋榎「久!」

久「え、あ、ハイ...」

洋榎「ハイてww ビッとしてたり可愛かったりほんまおもろいなぁ」

久「(かわいい?)そ、そーかしら///」テレテレ


7:2012/07/14(土) 18:43:55.37 ID:ABcPZMpE0

洋榎「席」

久「?」

洋榎「まだ取れてへんのやったらうちの隣空いてるで」

久「ほんと?」

洋榎「うちんとこの大将と観戦する予定やっんやたけど、なんや監督代行に連れてかれてもうてな」

久「え、それだともし途中で戻ってきたら...」

洋榎「かまへんかまへん。一緒に見よ? ガッコが違えば見方もちごーてくるもんやし、手強い相手は色んな角度から見とかなあかんで」

久「それは確かに。じゃあお言葉に甘えさせてもらうわね」


8:2012/07/14(土) 18:45:01.38 ID:ABcPZMpE0

恒子『前半戦しゅーりょーっ!! 準決勝第一試合 先鋒前半戦は西東京代表の白糸台高校が独走状態!』
恒子『終わってみれば追う2位の北大阪千里山女子に5万点以上の差をつけ圧倒的な一人浮きーっ!』


洋榎「宮永照...ほんま手に追えんやっちゃなぁ」

久「対策がどうとかいうレベルを軽く超えてきたって印象ね。三連覇確実と言われてるだけはあるわ」

洋榎「それでも弱気は禁物やで。あれに勝って終わるのと負けて終わるのでは天と地の差や」

久「それって洋榎は勝算ありってこと?」

洋榎「そこは正直厳しいわな。せやけど気持ちの問題やで? うちら牌に青春かけてきたんやし、うちも久も高校最後の夏や、ここまでの道のりで手にしてきたもんは何一つ無駄にしたらあかん」

久「...うん」

洋榎「誰にでもチャンスはあるんや。やれ経験だ運だと言うけどな、運を引き寄せるには強気で行くんが何より大事や」

久(やっぱりかっこいいわぁ...)


9:2012/07/14(土) 18:46:17.69 ID:ABcPZMpE0

洋榎「ん?」

久「ううん。こうして洋榎と出会えたことも無駄にできないことの一つだなぁと思って///」

洋榎「せやな。自分かわいいこと言うやん」

久「やめてよ///」

洋榎「なんや、どした?」

久「さっきもだけど、可愛いなんて言われなれてないから...照れるわ///」

洋榎「そーやって赤うなるトコなんてめっちゃかわいいけどな。見せ牌とかww」

久「ちょっ、準決で痛い目見せてやるんだから」

洋榎「ほんま頼むで。仲良うなったからってうちも容赦はせーへんし」

久「もちろん」

洋榎「それでこそや」



10:2012/07/14(土) 18:47:27.29 ID:ABcPZMpE0

久「でも、ありがとう」

洋榎「な、なんや急に?」

久「あの対局、洋榎が発破かけてくれたから立ち直れた。ほんと感謝してるわ」

洋榎「せ、せやろー。ありがた山のとんびからすやろー///」

久「ふふっ、赤くなっちゃってカ・ワ・イ・イ」

ブブー

洋榎「じ、次鋒戦やな! 白糸台の弘世と千里山のルーキーが注目やで!」


11:2012/07/14(土) 18:49:14.60 ID:ABcPZMpE0

観戦後 場内カフェテリア


洋榎「おつ、かれ、さん」

久「んー、観疲れしたわねー」

洋榎「ひとりで観とったら滅入っとったで、あれは」

久「それはある」

洋榎「ほんま疲れたわ。真夏日過ぎて帰るのもおっくうや」

久「明日に疲れを残しちゃだめよ〜」

洋榎「なぁ久」

久「なに?」

洋榎「明日の準決も次の決勝も、うちらで熱い夏にしよなぁ」

久「そうね、完全燃焼しなきゃね」

洋榎「なぁ久」

久「ん?」

洋榎「この夏が終わったらうちらは引退やんな」

久「ええ。ずっと麻雀漬けできたから、いい加減真剣に進路も考えないと」


12:2012/07/14(土) 18:50:39.80 ID:ABcPZMpE0

洋榎「うちなぁ、もうちょい久と一緒に麻雀したい思てんねん」

久「え、それっ...て///」

洋榎「同じ大学行ってインカレで暴れる。プロ目指して同期で競い合う。まぁ色々や」

久「そっかぁ...うん、私も洋榎と一緒に何かしてみたいわね」

洋榎「ほんまか?」

久「ほんまほんま」

洋榎「よっしゃ、せやったら、うちら姫松が優勝したら即プロコースな!」

久「あら、だったら清澄が優勝したらインカレコースね。もちろん私が指定した大学へ進むのよ?」

洋榎「おう、ええで。どっちに転んでもルームメイトで面白おかしくやっていこーや」

久「えっ!?」

洋榎「ん?」


13:2012/07/14(土) 18:52:46.16 ID:ABcPZMpE0

久「ルームメイトって?」

洋榎「プロなりたてなんちゅーのはさして実入りもないもんやし、大学生活も一人暮らしよりシェアした方が安上がりやろ?」

久「た、たしかに///」

洋榎「なんや? 一つ屋根で暮らすんは気恥ずかしいんか? 初心やなー」ニヨニヨ

久「ちょ、からかってるのね?///」

洋榎「本気やで」

久「......」

洋榎「高校最後の夏を全力でぶつかりあって、そっから先は一緒に歩んでいくなんて素敵やん」

久「まぁたしかに」

洋榎「そらもう夫婦やん。間違いないで」

久「やっぱりからかってる!///」


14:2012/07/14(土) 18:53:55.03 ID:ABcPZMpE0

洋榎「ちょっと式場探してくるわ」

久「うるさいww 私もう帰る時間だから!」

洋榎「優勝賞金で指環こーたるわ」

久「インハイは賞金なんて出ません。ほら、洋榎もチームメイトが待ってるんでしょ」

洋榎「耳真っ赤やで〜」

久「しつこいっ///」

洋榎「うなじまで桜色に染まって色っぽいわぁ」

久「ハイハイ、夫婦でいいから、行くわよ...」

洋榎「せやろー夫婦やろー、よしよし、出よか」ダキッ

久「ちょ、暑いから、腰抱かなくていいから///」

洋榎「黙っとき」

久「......」

洋榎「...好っきやで」

久「...うん」


15:2012/07/14(土) 18:56:30.99 ID:ABcPZMpE0

翌春 東京都下


洋榎「久ー! こっちやこっち」

久「洋榎。ごめん、お待たせ」

洋榎「ええよ、かわいい女を待つんは悪い気せーへんし」

久「はいはい、そのセリフは私で何人目なのかしらね?」

洋榎「なにを言うんや。浮気は三年目からゆーのが世界の常識やろ」

久「そんな常識はないけどね」

洋榎「せやったか」

久「せやせや」

洋榎「まぁうちは浮気とか絶対せーへんけどな」

久「それは三年後が楽しみね」

洋榎「なんでやねんww」


16:2012/07/14(土) 18:57:27.76 ID:ABcPZMpE0

久「で、部屋はここから近いの?」

洋榎「そやな20分くらい歩くなぁ」

久「ん〜、家賃との折り合いを考えると仕方ない所よね。写真で見た限りでは決めていい感じだったけど、洋榎は先に見てきたんでしょ? どうだった?」

洋榎「まぁ当たりなんちゃう? 築5年で水回りの心配もなしに部屋も綺麗なもんや。問題ゆーたら雀卓の置き場くらいやねん」

久「え!? マットでいいでしょ?」

洋榎「おかんが入学祝にこーてくれるゆーてな。断るのもあれやし」

久「贅沢ねぇ」

洋榎「せやけど麻雀に関しては贅沢でええんちゃうか? なんであれうちらの一番はそれなんやし」

久「そうね」

洋榎「あ、ちごーたわ」

久「?」


17:2012/07/14(土) 18:58:38.16 ID:ABcPZMpE0

洋榎「うちの一番は久やった」

久「そーゆーのいーから///」

洋榎「大事なことやで」

久「うん、もうわかったから///」

洋榎「照れとる照れとる」ニヤニヤ

久「しつこいってば///」

洋榎「しつもーん! 久の一番はなんやろー?」

久「聞こえませーん」

洋榎「あれれ〜? 久の一番はなんやろなー?」

久「じゃあ麻雀」

洋榎「あ、胸が痛い」

久「んもぅ、わかってることを聞かないの!」

洋榎「言葉にするのが大事なこともあるんやで?」


18:2012/07/14(土) 18:59:25.92 ID:ABcPZMpE0

久「......」

洋榎「......」

久「....ヒロエ」ゴニョゴニョ

洋榎「ん? 今何て?」

久「あぁもぅ、あなたが好き! 洋榎が一番よ!」

洋榎「ちょ、そんな大声で。外野の視線がめっちゃ痛いやん、さすがのうちも恥ずかしいわ///」

久「わざとよわざと! 洋榎は少し恥じらいというものを学ばないとねっ///」

洋榎「さよかー」

久「左様左様」

洋榎「でもまぁ久から『好き』ゆーて貰ろたの初めてやし、めっちゃ嬉しいわ!」

久「ハイハイ///」


19:2012/07/14(土) 19:00:45.59 ID:ABcPZMpE0

洋榎「次は『愛してる』ぅ言わせたろー」

久「言いません」

洋榎「簡単には言わへんから価値があるんや」

久「じゃあ先に洋榎が言って」

洋榎「......なんやて?」

久「だから洋榎から言ってよ」

洋榎「こ、これはあれか。うちの愛を確かめに来たんやな? そうやんな?」

久「さーてどうかしら?」


20:2012/07/14(土) 19:01:44.12 ID:ABcPZMpE0

洋榎「本気の言葉っちゅーのは喉まで出かかってあと一押しが難しいちゅーのは確かにあるもんや。せやけどうちは言えるで」

久「......」

洋榎「それが愛宕洋榎っちゅー女やからや」

久「......」

洋榎「い、言うで」

久「......」

洋榎「久、愛してる。クールで頼れる久も、照れ屋でかわいい久も、まるごと愛してるんや。うちの隣におったらいつでも笑顔でいさせたる。絶対の絶対やで」

久「......///」

洋榎「な、なんか言うてや」


21:2012/07/14(土) 19:02:33.36 ID:ABcPZMpE0

久「...洋榎の言葉は、全部私の真ん中に入ってくる。だからいつの間にかあなたの存在が私の軸になってる気がするの」

洋榎「......」

久「私も愛してるわ。あなたの隣は誰にも譲らないから、覚悟してね」

洋榎「ほんまにゆーてくれた....」

久「洋榎?」

洋榎「あかん、涙出てきてもーた」グスッ

久「ちょっともー、ほら、これで拭いて」

洋榎「洟も出できたで」ズズッ

久「あげるから、かんでいいから」

洋榎「ありがとさんさん(ズビッ!)さんころり〜♪」

久「ばかっ///」


25:2012/07/15(日) 04:54:24.57 ID:xl3oKJgK0


新生活初日


久「あらかた片付いたわね」

洋榎「夕飯の支度とかめんどいし、今日はコンビニ弁当でええやろ?」

久「そうね。でもその前にお風呂でさっぱりしたいわ」

洋榎「じゃーうちコンビニ行ってくるから、風呂たてといてや」

久「オッケー。先に入って待ってるわね!」

洋榎「うはうはやなww ほな行ってくるー」

久「気を付けてね」



26:2012/07/15(日) 04:55:33.13 ID:xl3oKJgK0



久「ふんふんふん〜♪」

洋榎「帰ったでー。もう入っとるんか」

久「お帰りー。もうちょっと待っててねー」

洋榎「今、今入りたいです!」

久「いやいやいや、さすがに二人じゃ狭いわよ」

洋榎「ほんなら見るだけでもええわ」ガラッ

久「ちょっ/// なにやってるの」ジャーー

洋榎「うひゃっ」

久「おとなしく待ってなさい」ガラッ

洋榎「速攻シャワー向けるとかうちのカーチャンびとすぎるわ...」

久「だれがカーチャンよww」




27:2012/07/15(日) 04:56:47.17 ID:xl3oKJgK0

ガラッ

洋榎「ふい〜、さっぱりしたわー。って、なに一人で食い始めてんねん」

久「んぐ。ごめーん、お腹すきすぎちゃって。洋榎の分はレンジ入れてあるわよ」

洋榎「久」

久「ん?」

洋榎「もうちょっとこう新生活第一日目の雰囲気を楽しもーや。いきなり熟年夫婦みたいやないかい」

久「や、うん、わかる。わかるけどなんか照れくさいし///」

洋榎「どんな照れ隠しやねん。しょーもな」

久「ごめんごめん」

洋榎「頼むでほんま。うちはこー見えてもむっちゃロマンチストやねんから」

久「気を付けます」





28:2012/07/15(日) 04:58:02.23 ID:xl3oKJgK0



洋榎「さて、久さん」

久「さん?」

洋榎「夜や」

久「そうね」

洋榎「寝る時間やで」

久「ええ」

洋榎「しょっ、初夜やで」

久「...まぁ語弊はあるけど」

洋榎「吾平さんのことはこの際横においときや」

久「誰よww」




29:2012/07/15(日) 04:58:42.26 ID:xl3oKJgK0


洋榎「かもーん!」

久「そのテンションどーにかならないの?」

洋榎「今はこれがせーいっぱいや」

久「おいロマンチストww」

洋榎「おいでおいで」ベッドポンポン

久「はい」ズイッ

洋榎「......」

久「......」

洋榎「......」

久「で、なんで正座でお見合い?」

洋榎「わからん」


30:2012/07/15(日) 05:00:19.88 ID:xl3oKJgK0


久「どうするのよ///」

洋榎「う、うちがリードする」

久「まかせるわ」

洋榎「えーと、まずは...ハグ?」

久「どうぞ」

洋榎「ほな失礼させてもろて」ギュッ

久「......」

洋榎「......」

久「長い長い」

洋榎「せ、せやな」パッ

久「次は?」



31:2012/07/15(日) 05:01:20.29 ID:xl3oKJgK0


洋榎「ぬ」

久「ぬ?」

洋榎「脱がしてええんかな?」

久「どうぞ」

洋榎「....................はぁぁぁぁ〜〜」

久「なによもぅ///」

洋榎「せやかて緊張するやん!」

久「台無し。なんちゃってロマンチストすぎる」

久「あーもぅ、いい、私がリードするから」

洋榎「え?」



32:2012/07/15(日) 05:03:37.46 ID:xl3oKJgK0


久「好きよ」チュ

洋榎「///」

久「優しくするから、さぁ横になって」

洋榎「う、うん」トサッ

久「洋榎の髪、いい香り」チュッチュッ

洋榎(なんや、うちはされる側やったんか。盲点やったなぁ...)

久「綺麗...」スルスルッ

洋榎(あぁ、久の触れかた優しいなぁ...気持ちええわぁ...)



33:2012/07/15(日) 05:04:25.69 ID:xl3oKJgK0


久「ふふ、可愛い下着ね」

洋榎「で、電気消してや」カオカクシッ

久「そうね」ピッ

洋榎「久」

久「なぁに」

洋榎「こんなんベッドの上だけやで///」

久「はいはい」

洋榎「愛してる」ギュッ

久「私もよ」ムチュー








34:2012/07/15(日) 05:05:55.52 ID:xl3oKJgK0





洋榎「ん.....」

久「おはよう」

洋榎「あぁ...もう朝なん?」

久「お昼すぎてるわよ」

洋榎「はぁ!?」

久「昨夜はお楽しみでしたね」

洋榎「何を他人事みたい! 入学式どうすんねん!」

久「もう終わってるわね」

洋榎「あーーー....まぁええか」



35:2012/07/15(日) 05:06:57.05 ID:xl3oKJgK0


久「洋榎がかわいすぎるから張り切らざるを得なかったのよねぇ」シミジミ

洋榎「色々思い出してきたわ」

久「どうだった?」

洋榎「よ、よかったです///」

久「それは頑張った甲斐があったわ」

洋榎「てゆーか手慣れすぎやろ自分。ぶっちゃけ夢見心地だったわ///」

久「ふふ、主導権を握れて楽しかった」



36:2012/07/15(日) 05:07:55.34 ID:xl3oKJgK0


洋榎「ほんま、ベッドの上だけやからな!」

久「わかってるわよ。私はやっぱりかっこいい洋榎が好きだし、いつかは夜もリードしてくれるでしょう?」

洋榎「お、おう」

久「期待してるわ」チュッ

洋榎「まかしとき」チュッ

久「さーて、入学式すっぽかしちゃったし、これからどうする?」

洋榎「そらもうデートで決まりやろ!」

久「オッケー、プランは任せるわ」




37:2012/07/15(日) 05:08:57.56 ID:xl3oKJgK0


洋榎「で、それはそれとして久」

久「ん?」

洋榎「うちで何人目なんや?」

久「...なんのことかしら?」

洋榎「ほう、あれだけの腕前を見せつけといて、とぼけるんか?」

久「イミガワカラナイ」

洋榎「ふっ、まあええわ。好きな女の過去は丸ごと抱いてこそやからな」

久「さっすが洋榎」ギュッ

洋榎「せやろー、さすがやろー」

久「世界で一番愛してる!」

洋榎「おう、毎日惚れ直させたるわ」



39:2012/07/15(日) 10:27:52.05 ID:xl3oKJgK0


ここまでを

-巡りあいインハイ編- -新婚さんいらっしゃい編-

とでもしておいて、次からは

-大学サークル編-

登場人物増えるので書く方向性も変わってくると思う



40:2012/07/15(日) 10:28:32.26 ID:xl3oKJgK0

白糸台大学クラブ棟ホール


洋榎「入部申請用紙もろてきたで」

久「ありがと。それにしてもさすが白糸台だわ」

洋榎「どしたん?」

久「ほら、麻雀関連のサークルが山ほどあるわよ」

洋榎「うわ、ほんまや。これは迷うなぁ」

久「まぁ本命は麻雀部だろうけど、いくつか覗いてみる?」

洋榎「そやなぁ...」



41:2012/07/15(日) 10:29:34.40 ID:xl3oKJgK0


初美「ここに並んでるサークルはぜーんぶ麻雀部の内部組織ですよー」

久「あら、あなた永水女子の」

洋榎「四喜和女やんか」

初美「ぶー、変なあだ名をつけないでほしいのですよー」

久「薄墨初美さんよね。あなたもここへ入ったのね」

初美「麻雀目当てで進学するなら行き先は絞られてくるのです。ここにはインハイで見かけた人が大勢いますよー」

洋榎「まあそらそーや」



42:2012/07/15(日) 10:30:22.06 ID:xl3oKJgK0


久「それで内部組織というのは何のことなの?」

初美「つまりですねー、いくつもあるサークルは全部が麻雀部内にあって、直接は入れないのです」

洋榎「つーことはなんや? うちらはとりあえず麻雀部に入れってことか?」

久「そうみたいね」

初美「なんなら私と一緒に新しいサークルを作りませんかー?」

洋榎「作るってなんやねん」

初美「麻雀部には年に一度の部内大会があるですよー」

久「へぇ知らなかったわ」



43:2012/07/15(日) 10:31:21.14 ID:xl3oKJgK0


初美「団体戦のチーム編成は部員が自由に決められるというお祭り大会なのですが、そのチーム編成をきっかけに部内サークルが作られるようになったという話ですよー」

洋榎「なるほど」

照「面白そうな話をしているな。新入生だけでサークルを作るつもりなら私も乗るぞ?」

久「! 宮永さん」

洋榎「出おったでスーパー連荘女」

照「変なあだ名をつけないで」

初美「1年生だけでトップチームになれば学校史に残るですよー」



44:2012/07/15(日) 10:32:48.27 ID:xl3oKJgK0


洋榎「おもろそうやないかい」

久「私もそーゆーの大好き」

照「決まりだな。あと一人、誰を誘う?」

洋榎「そやなー...」

久「そうねぇ...」

初美「そーですねー...」

4人「あそこでダルそうにしてるヤツ!」






45:2012/07/15(日) 10:33:39.82 ID:xl3oKJgK0




白望「ダルい...」

洋榎「おう、ひっさしぶりやなダルシム女」

久「どんなあだ名よww」

洋榎「いっつも伸びそうなほど腕をだら〜んとさせとるやん」

白望「...ヨガパンチ」コツン

洋榎「うわー、やーらーれーたー」

照「小芝居はいいから」

初美「大阪のおばちゃんは面白すぎるですよー」

洋榎「誰がおばちゃんやねん!」

久「くくっ」

洋榎「ちょ、奥さん? フォローするところとちゃうの?」



46:2012/07/15(日) 10:34:30.03 ID:xl3oKJgK0


白望「何か用?」

久「あぁごめんなさい。小瀬川さんも麻雀部に入るわよね?」

白望「ん...まぁそれが目的で上京したし」

照「それなら話が早い。今からそろって入部届を出して、サークルの結成を申請しよう」

白望「サークル? なんかのんびりできそう...」

洋榎「何しに来たんやお前はww」

初美「とにかくこれで5人そろったですよー」

久「そうね。サークル名とかどうする?」

照「何でもいい」



47:2012/07/15(日) 10:36:38.80 ID:xl3oKJgK0


白望「」キョシュッ

久「はい、ダルいのが取り柄の小瀬川白望さん」

白望「...こたつ麻雀クラブ」

洋榎「ありえへんわ」

初美「ハイハイ! 麻雀戦隊ボゼレンジャーがいいのですよー!」

久「もっとありえないわねぇ」

照「それでいい」

洋榎「そやなー、って! いーわけあるかい!」

久「ま、それは追々決めるとして、とりあえず入部手続きを済ませましょう」

洋榎「ほいきた。いくでー!」






48:2012/07/15(日) 10:37:33.88 ID:xl3oKJgK0





久「サークル申請終了」

洋榎「お疲れさん。で、活動場所はどうなるんや?」

照「個別の部屋は大きなサークルに割り振られている。当面は部室の一角で活動だな」

初美「戦績次第でも個別に部屋が貰えるという話ですよー」

白望「個室争奪戦...ダルい」

洋榎「それやったら個室ゲットするまでうちで活動してもええな」

久「え、うちで?」

洋榎「卓もあるし、寝泊まりするわけやなし、いけるやろ」

久「まぁいいけど」



49:2012/07/15(日) 10:39:16.62 ID:xl3oKJgK0


白望「なにそれ、二人は一緒に住んでるの?」ズイッ

初美「そーなんですかー?」ズイッ

照「詳しく聞こうか」ズイッ

洋榎「ちょ、なんやねん足踏み揃えてからに」

久「余計なこと言うから」

照「で?」

洋榎「あー、コホン、んっんー。うちらはまぁインハイからの付き合いでー、この春めでたくゴールインしたっちゅーわけや」

白望「なにそれ、ダルくなくなってきた」ズズイッ

久「くいつきすぎww」



50:2012/07/15(日) 10:41:16.66 ID:xl3oKJgK0


洋榎「部屋は提供するけども、プライベートに関しては変に詮索せんよーに。これサークル規則第一条やで」

照「詮索しないから早速行こうか」

初美「今日はサークル結成記念パーティですよー♪」

久「あ、それはいいわね」

洋榎「うんうん、行事は大事やな」

白望「...愛の巣訪問」

久「この子はww」








54:2012/07/16(月) 15:54:40.46 ID:CbTj15kg0


例の愛の巣


洋榎「ついたでー」

初美「おじゃまするですよー」

久「荷物は適当に置いといて。ハンガー持ってくるわね」

照「こざっぱりして中々いい部屋だな」

洋榎「お茶は冷たいのでええやんな?」

白望「雀卓は?」

洋榎「テーブルや。天板外せばええねん」

初美「省スペースですねー」

照「マホガニー...高そうだな」

久「洋榎のお母さんが入学祝に買って下さったのよ」

白望「いや、たぶん結婚祝い」

照「間違いない」

初美「ですよー」

洋榎「ひやかしはええっちゅーねん」



55:2012/07/16(月) 15:56:07.48 ID:CbTj15kg0


久「あはは、さて、今日はパーティーメインってことでいいのよね」

洋榎「せやな。いろいろ買い込んできたし、料理せな」

久「といってもキッチンは2人が限度。残りは三麻でもしててもらって、パートナー求む」

初美「むりですよー」

白望「料理はしてもらうもの」

洋榎「おまえら」

照「手伝うよ」

久「あら、ありがとう。三麻組には後片付けもしてもらうわよ」

洋榎「それくらいはせーへんとな」

初美「もちろんですー」

白望「ダルい...」



56:2012/07/16(月) 15:57:29.51 ID:CbTj15kg0



キッチン組


久「よろしくね、宮永さん」

照「照でいい。トップチームを目指す仲間だからな」

久「そうね。じゃあ照は何か得意な料理あるかしら?」

照「私ができるのは簡単なものばかりだ。パスタ系とか」

久「パスタは買い置きがあるわ。後は今買ってきたもので使えそうなのは...。なんかチーズが色々入ってる、誰よww」ガサゴソ

照「あ、それ、浅蜊?」

久「あぁ、酒蒸しにでもしようとおもって買ったのよね」

照「それ、使ってよければボンゴレを作る」

久「いいわね、お願い。私はまずつくねの下準備から始めるわ」

照「久は和食派?」

久「いえいえ、おいしいものなら何でもOKよ」



57:2012/07/16(月) 15:58:31.94 ID:CbTj15kg0



三麻組


洋榎「さて洗牌や」

白望「三麻機能ないの?」

洋榎「あるで」

初美「?」

洋榎「今回はお遊び打ちやからサマありでいこーや」

白望「サマとか意味わからない」

初美「イカサマなんてしたことないですよー」

洋榎「まぁ自分らオカルト打ちは素でサマみたいなもんやし、問題ないやろ」

白望「その喧嘩買った」

洋榎「1000点に負けといたる」

白望「」チャラン

洋榎「払うんかいwwww」

初美「ちょっとまって欲しいですよー。三麻は北家がないですよー」

洋・白「しらんがな」



58:2012/07/16(月) 15:59:32.47 ID:CbTj15kg0







洋榎「ツモ! これでうちがトップやな」

白望「あれ、初美の川が変わってる」

初美「あ〜、イカサマですよー」

洋榎「もう和了ってもーたから、今更ゆーても遅いでー」

白望「汚い、さすが大阪汚い」

洋榎「オカルトもサマの前には形無しやのー」

初美「ぶー。次は見逃さないですよー」

白望「洗牌」

洋榎「おう、たっぷり可愛がったるでー」



59:2012/07/16(月) 16:00:10.96 ID:CbTj15kg0



キッチン組

照「向こうは妙に盛り上がってるな」

久「オカルトvsイカサマなんて面白そうよね」

照「ふ、そんなお遊び私には思いつきもしない」

久「あらそう? でも随分雰囲気は変わったわよ」

照「そうかな」

久「咲とは連絡取ってるの?」

照「...うん」

久「それはよかったわ」

照「各方面にご迷惑とご心配をおかけしまして」

久「なにその言い方ww」

照「だって照れくさい///」

久「照だけに」

照「うるさいなぁ///」



60:2012/07/16(月) 16:01:05.81 ID:CbTj15kg0



三麻組


洋榎「天和ー!」

白望「これはひどい...」

初美「これが積込みというやつですかー」

洋榎「どーやら手も足も出んよーやのー」フフン

白望「次は本気で行く。だから賭けをしよう」

洋榎「お、なんやおもろそーやんけ。なに賭ける?」

初美「賭けるものなんて持ってきてないですよー」

白望「負けたらトップの言うことなんでも聞くってことで」

洋榎「ええんか? ほんまにええんか?」ニヤニヤ

初美「うう、こーなったら頑張るしかないですよー」

白望「ボゼ子、サマ師の手から絶対に目を離すな」

初美「ボゼ子ってなんなんですかー!」

洋榎「ダボハゼの略やん?」

初美「うきゃ〜〜! もーガン見でいきますよー」プンスカ



61:2012/07/16(月) 16:02:14.78 ID:CbTj15kg0






久「そろそろ準備できるから、ラストゲームにしてねー」

洋榎「おーう、了解やー」トン

白望「ロン! 6400 は 2500 4500 これで逆転」

洋榎「うわちゃー、振ってもーたか」

初美「かなり場が平らになってきたですよー。これは全員にチャンスありです」

白望「ラス親だし勝たせてもらう」

洋榎「そうはイカのコンコンチキやでー」

初美「見てますよー、見てますよー」ジィィ

洋榎(身ぃのりだしおってからに、ほんまやりずらいわ)



62:2012/07/16(月) 16:03:21.79 ID:CbTj15kg0


照「オーラスか。見学させてもらおう」

久「なんか賭けてるとか言ってたんじゃなかった? 楽しみね」

洋榎「赤子の手をひねるようなもんやで。見ときぃ」

初美(勝って変なあだ名をやめさせるですよー)

白望(ん? 照のベルトのバックルが...)

白望「ちょっと集中したいから見学者は動かないで」

照「ああ、悪い」

洋榎「外野に気ぃ散らしてるよーやと勝てへんでぇ」

初美(ううっ、聴牌したけど切れる牌がないですよー)



63:2012/07/16(月) 16:04:11.05 ID:CbTj15kg0


白望(照のおかげで洋榎がダマ張ってるのは分かった。私は振り込まないけど...ここかなぁ?)トン

初美(その牌通りますかー! 助かるですよー)トン

洋榎「ちっ」トン

初美「ロン! 12000 は 4000 8000 まくったですよー!」

洋榎「んなアホな」

白望「照のおかげだなー」

照「ん? 私が何をした?」

初美「なんですかー?」

白望「照のバックルに洋榎の手が映り込んでたからね」

洋榎「きたなっ!」

4人「どの口がゆーのか!」



64:2012/07/16(月) 16:05:19.06 ID:CbTj15kg0






久「はいはいお疲れ様。料理を運ぶからテーブルに戻してちょうだい」

初美「はいですよー」

洋榎「やれやれやで、うちも運ぶの手伝うわ」

白望「野菜室に入れといたワイン出すね」

久「そんなの買ってたの? ああ、それでチーズ類が色々入ってたのね」

照「軽く飲むくらいなら問題ない」

洋榎「せやな。記念日やし、多少はハメ外してもええやろ」

久「ええ」



65:2012/07/16(月) 16:05:58.98 ID:CbTj15kg0


初美「なんか色々できてますよー」

白望「すごいね。全部二人で作ったの?」

久「まぁね。でも手間のかかるものは大してないのよ」

照「ほとんど久が作ったけど」

洋榎「久は料理でもなんでも器用にこなすんやで」

初美「エビピラフ、ボンゴレ、アスパラのベーコン巻、定番の唐翌揚げにポテトフライ!」

洋榎「こっちは大根サラダに海藻サラダ、あとうちの好きなつくねもあるわ」

久「で、チーズの盛り合わせ」

洋榎「リッツあったし、出しとこか」



66:2012/07/16(月) 16:07:14.17 ID:CbTj15kg0






久「それじゃあ乾杯しましょうか」

洋榎「こーゆーんはリーダーが音頭とるんやんな?」

久「照でいいでしょ」

白望「問題ない」

初美「ですよー」

洋榎「ほな頼むで」

照「私か...」キリツ

洋榎「よっ、高校チャンプ! 営業スマイルで頼むで〜」

照「うるさいな///」



67:2012/07/16(月) 16:08:11.49 ID:CbTj15kg0


照「えー、なし崩し的にリーダーということで(キラリンッ)みんな、よろしくね!」

久「あはは」

白望「打てば響くなぁ」

初美「ヒューヒュー♪」

照「それではサークル結成を記念した乾杯の前に...初美、あれ持ってきて」

初美「はいですよー」タッタッタ

久「ん? なになに?」

洋榎「しらんで」

照「新婚カップルに花束贈呈です」



68:2012/07/16(月) 16:09:15.56 ID:CbTj15kg0


久「ちょっ///」

洋榎「いつのまに///」

白望「スーパーの隣に花屋があったからさ」

初美「どうぞですー」

洋榎「ありがとう。おおきに///」

久「嬉しい...ありがとう///」

洋榎「これはバラかいな?」

久「ゴールデン・セレブレーションね、素敵」



69:2012/07/16(月) 16:10:41.11 ID:CbTj15kg0


白望「ほら、誓いのキスを」

久「えっ!?」

洋榎「なにゆーてんねん///」

照「確か三麻の賭けに負けてたはず」

洋榎「ちょ、おまっ///」

初美「勝者の権利を発動するですよー。チューするですー」

久「洋榎に巻き添え食らわされたわww」

洋榎「マ ジ で す る ん か」

白望「当然」

照「遠慮するな」

初美「見てますよー、見てますよー」



70:2012/07/16(月) 16:11:39.14 ID:CbTj15kg0


洋榎「しゃーない。すまんな久」

久「仕方ないわねぇ」

洋榎「い、いくで」

久「......」

チュ

照・白・初「おお〜」

ムチュ〜

照・白・初「うわぁ///」

ムッチュ〜



71:2012/07/16(月) 16:12:27.58 ID:CbTj15kg0


久「っぷは、どんだけ長いのよっ///」

洋榎「いやもう開き直って見せつけたろ思て///」

照「完全に一本取られた」

白望「負けを認める」

初美「くらくらするですよ〜」

久「あー、はいはい。乾杯しましょ乾杯」

洋榎「紙コップやけどなww」

照「コホン、それじゃあみんな。二人の末永い幸せと、チームの躍進を願って、乾杯!」

みんな「かんぱ〜〜い!」



77:2012/07/22(日) 14:18:32.40 ID:dz7UsGlA0



前回からのつづき


白望「...なんでこうなった」

洋榎「なんや、どないしたん?」

白望「初美が私の膝で...」

久「寝ちゃったか。口当たりのいいワインだったし結構飲んだみたいね」

白望「そーじゃなくて...」

照「初美は薄着だから私のカーディガンを...」ファサッ

洋榎「お、優しいやん」

久「さすがお姉さん」



78:2012/07/22(日) 14:19:12.78 ID:dz7UsGlA0


白望「だから、そんなことしたら私は暑い...」

洋榎「初美の椅子がなんかゆーとるで」

久「椅子がしゃべるとかSOA」

白望「何この流れ、すごくダルい...」

照「それだけ懐かれていれば悪い気はしないはず」

洋榎「せや、うちらのことに食いついてきたくらいやし、白望も相当百合百合しぃんちゃうか?」

白望「それは誤解」

久「あら、そうなの?」

白望「私は女の子同士の仲良しぶりを見てるのが好きな百合ウォッチャー。当事者になるのはダルい」

洋榎「どないなジャンルやねん」

久「白望らしいといえばらしいけどね」



79:2012/07/22(日) 14:19:52.64 ID:dz7UsGlA0


照「そろそろ引き上げようかと思っていたけど、初美が寝てしまったし...」

洋榎「ほな一局打つかいな」

白望「この状態でなんでそーなるの? 心の底から理解できない」

久「二人羽織で打てばいいじゃない」

照「半荘もすれば初美も起きるだろう。リーダーとしてみんなの実力を試させてもらおうか」

久「あ、竜巻禁止だからね」

照「え?」

洋榎「当たり前や、人様ん新居めちゃめちゃにする気かいな」

照「......」ショボン







80:2012/07/22(日) 14:20:39.89 ID:dz7UsGlA0






久「んー、そろそろ動きが欲しいわねぇ」トン

白望「ポン」

洋榎「お、南場の北家で東を鳴くんか。ほいたらこれも鳴けるんかいな」トン

白望「ポン」

久「あらら、鬼門が開いたわよ」

照「これで役満がきたら洋榎の責任払いな」

洋榎「おもろい冗談やな」

白望「んー、ちょいタンマ」

洋榎「そないなフリに踊らされへんでぇ」

照(フリではなさそうだ)ビリッ

白望「ここはこれでいいのかな」トン

久「迷ってヤオ九牌かぁ、怖い怖い」

洋榎「ハッタリやん。うちはオリへんし」



81:2012/07/22(日) 14:21:38.72 ID:dz7UsGlA0


初美「むにゃ...なんですかぁ?」

照「あ、起きた」

白望「おはよ初美、ツモって」

久「本家のツモかぁ」

洋榎「あらへん、あらへんて」

初美「ツモるですー」

洋榎「SOA! SOA!」

久・照「洋榎うるさいww」

白・初「ツモッ! 字一色! まくった!」



82:2012/07/22(日) 14:22:12.70 ID:dz7UsGlA0


洋榎「う、うそやんそんなん〜〜ッ」

久「パオ」

照「パオだな」

洋榎「え゛え゛え゛〜〜」

久「はーい、洋榎のトビで終了〜」

白望「完全にピエロ。愛宕ピロエに改名すべき」

洋榎「やかましわっ!」

照「さて、盛大なオチもついたところで、白望、初美、そろそろ帰ろう」

初美「んん、もうそんな時間でしたかー。おじゃましたですよー」



83:2012/07/22(日) 14:22:45.28 ID:dz7UsGlA0


久「駅まで送るわよ」

白望「大丈夫。それより久は哀れなピロエを慰めてあげて」

洋榎「やめーやも〜! 悔しすぎるぅ!」

久「はいはい、どうどう」

洋榎「うちは馬か!」

照「だばだばだー(棒)」

洋榎「くわ〜〜ッ!」ノタウチマワリッ

久「あ、あんまり苛めないであげてww」

初美「それではおやすみなさいですー」

照「今日は楽しかった。これからもよろしく頼む」

白望「じゃあね」

久「お疲れ様。気を付けて帰ってね」







84:2012/07/22(日) 14:23:19.84 ID:dz7UsGlA0






洋榎「はぁ〜最後の最後でさんざんやったわ」

久「三麻でも結局負けてたしね」

洋榎「うう、そないに言わんと、もっといたわってーや」ススッ

久「はいはい。いらっしゃい」ベッドポンポン

洋榎「えへへ。優しくしてや///」

久「この甘えんぼさんめ」

洋榎「えーの!」



85:2012/07/22(日) 14:23:54.12 ID:dz7UsGlA0


久「ふふ、昼と夜のギャップが楽しめるのはお得ね」

洋榎「せやろー。こんなうちが見られるんは久だけやねんで」

久「光栄です姫君」

洋榎「ん〜」

久「」チュ

洋榎「もっと〜」

久「」チュ〜

白望「なんかごめん」



86:2012/07/22(日) 14:24:20.34 ID:dz7UsGlA0


洋榎「ちょちょちょちょっ、なんでおんねん///」

白望「忘れ物取に来たら玄関開いてた...」

久「あっちゃ〜、うっかりしてたわ///」

白望「気にしないで続けて。帰るね」

洋榎「いや、ちょ、待ちぃや」

白望「見てていいの? 姫君」

洋榎「...///」ゼック

久「あはは、このことは黙っててあげて」

白望「うん、胸にしまっとく。じゃあね」バタン



87:2012/07/22(日) 14:24:47.08 ID:dz7UsGlA0


洋榎「......」フリーズ

久「洋榎?」

洋榎「あかん終わった〜。よりにもよって白望に見られてもーた」

久「事故よ事故。気にしたら負けよ」

洋榎「もう今日はおとなしゅー寝とくわ」

久「あらら、じゃあ戸締りしてくるわね」

洋榎「恥ずか死にするっ!」

久「ど、どんまい」









88:2012/07/22(日) 14:25:58.48 ID:dz7UsGlA0





ごーるでんうぃーく


初美「つまんないこんなのー!」

照「地力を上げるための特訓だと言ったはず。我慢して続けて」

洋榎「そーやで。自分、鬼門封じされた時の打ち回しがヤンチャすぎるんや。その穴は今の内に埋めとかなあかん」

白望「インハイで北家維持の為に差し込みしてたよね。あーゆーのチームに失礼」

初美「うぅ...」グスン

照「な、泣くな」オロオロ

洋榎「現実は非情や。泣いたかてなんもかわらへんでぇ」

白望「ダルいから、あんまり泣かないで」

初美「ふえぇぇ」

照「よ、よし、ちょっと早いが休憩にしよう」

白望「ならコンビニに...」スクッ

洋榎「うちもー」ガチャッ バタン



89:2012/07/22(日) 14:26:44.34 ID:dz7UsGlA0


初美「......」スンスン

照「落ちついたか?」ナデナデ

初美「ど、どーせ鬼門なしだと焼き鳥ですよー」

照「だが手加減されるよりはマシだろう?」

初美「...」

照「鬼門なしの打ち回しに慣れておけば対策を取られても窮屈な思いはしないで済む」

初美「でも、和了れないんじゃみんなに見捨てられちゃうです」

照「手を貸して」

初美「?」

照「誰も見捨てたりなんかしないよ。この手は絶対離さない。だから初美も立ち止まらないで欲しい」

初美「照ちゃん...」

照「お返事は?」

初美「が、かんばるですよー///」

照「よし」ナデナデ






90:2012/07/22(日) 14:27:39.00 ID:dz7UsGlA0





コンビニ前

久「あら、洋榎に白望」

洋榎「おー、遅かったやん」

白望「おかえり」

久「ただいま。美容室すごく混んでたのよね〜」

洋榎「うちの為に美しくなろういうその努力。健気やでぇ、涙ぐましいでぇ」

久「まぁたそーゆーことを///」

白望「レディホークという昔の映画があって、昼と夜で様相が変わるカップルが...」

洋榎「せいっ」ヒジテツ

白望「うっ...く、口は災いの友だち...」



91:2012/07/22(日) 14:28:22.41 ID:dz7UsGlA0


久「あはは、で、照と初美は?」

洋榎「あー、それが、鬼門抜きの特訓しとったら初美のやつヘソ曲げて泣き出しおってん」

久「あらまあ」

白望「洋榎が泣かした」

洋榎「おまっ、自分かてキッツイこと言っとったやん」

久「それで照に押し付けてきちゃったの?」

白望「照はおねーさんだから何とかしてくれる...と思う」

洋榎「や、うちも姉やねんけどな...」

白望「妹ができるタイプなんだろうね」

洋榎「屋上」

久「仕方ないわねぇ。でもま、照なら心配ないか。帰ってお昼にしましょ」

洋榎「ひゃっほぅ! メシやでー」

白望「」ギュルル







92:2012/07/22(日) 14:29:14.59 ID:dz7UsGlA0






久「ただいま〜」

初美「おかえりなさいです〜♪」

照「おかえり」

洋榎「なんやなんや、今泣いたカラスが何とやらっちゅーやつやな」

初美「うるさいですよー、そこ!」

白望「お腹すいた。お昼早く」

久「はいはい。今日は実家から届いたお蕎麦にしようと思って」

照「信州蕎麦か、懐かしいな」

洋榎「信州信濃の新蕎麦よりもあたしゃあなたの傍が良い〜♪ っちゅーてな」ダキツキッ

久「ちょっと、もう///」



93:2012/07/22(日) 14:30:12.30 ID:dz7UsGlA0


白望「いろいろアツいから冷たいお蕎麦がいい」

久「天婦羅かってきたし、天カスももらってきたから適当に...」

初美「はーいはい! 私たのきそば〜」

白望「冷やたぬ」

照「私はもりで」

初美「もりとざるってなにがちがうんですかー?」

照「ざるは海苔がのってる。そばに海苔の風味は必要ない」

久「こだわるわねぇ。もともとはつゆも違ったみたいだけどね」

照「む、そうなのか」



94:2012/07/22(日) 14:30:53.03 ID:dz7UsGlA0


洋榎「なんや自分ニワカやんww」

白望「相手にならない」

照「あ?」

洋・白「」ブンブン

久「じゃあ天婦羅は盛り合わせにして、洋榎は何にする?」

洋榎「久と一緒でえーわ。関西はどっちかゆーたらうどんやし、蕎麦にこだわりはないねん」

久「それじゃあきつねにするわね」







95:2012/07/22(日) 14:31:51.57 ID:dz7UsGlA0






初美「いただきま〜す♪」ズルッ

洋榎「そや、この連休は懐事情であれやったけど、夏はどっか行きたいやんな?」ズズッ

久「そーいえば駅ビルで夏物や水着がずらりと並んでたわね」

白望「東京の夏は暑すぎてダルい。行くなら北の方」

初美「え〜、夏は南国一択ですよー。北国とかないない!」

照「...山」ズルッ

洋榎「山男のおっさんがおるで」

照「何を言う。渓谷で森林浴とか涼しいぞ」

久「あぁ、長野の夏はそんな感じだったかも」

白望「海なし県かぁ」



96:2012/07/22(日) 14:32:56.32 ID:dz7UsGlA0


洋榎「ほな、行きたいところ決めて、麻雀で勝負しようや」

白望「ダルい」

久「いいわね」

照「それなら休み明けからの対外的な戦績の結果で決めよう。個々の成長も図れる」

初美「鬼門使ってもいいんですか〜?」

洋榎「かまへんやろ。勝負事となったら全力でいかんとな」

久「決まりね。休み明けから各自他サークルに参加して戦績表を提示すること」

照「期間は5月一杯でいいだろう」



98:2012/07/22(日) 14:34:12.86 ID:dz7UsGlA0

切れてたので再投下


洋榎「みんなどこにするんや?」

初美「石垣島〜!」

白望「北海道は遠すぎるし、青森かなぁ」

照「松尾峡」

久「蛍の名所ね。私もそこにしようかしら」

洋榎「ならうちはハワイや」

4人「洋榎のおごりでね」

洋榎「ちょちょ、おかしーやん、そんなの!」








99:2012/07/22(日) 14:35:06.06 ID:dz7UsGlA0







挿話 -怜との遭遇-


怜「さすがに竜華の膝枕が恋しなってきたな。一緒のサークルにしておけばこんな事には...」

怜「いやいや、あかんて。うちの先視の力を磨くにはオカルト麻雀研究会、通称オカ麻でキバッてくしかないんや」

怜「しかしオカ麻てひどい語感やな」ハァ

怜「!? な、なんやこの気配...」ゴクリ

怜「この通路の先は自販機とかのあるちょっとしたホールやったはず。一体...」




100:2012/07/22(日) 14:35:53.04 ID:dz7UsGlA0



クラブ棟2階ホール


白望「ダルい...誰も来ないし。直接洋榎たちの部屋に行ったのかなぁ...」

怜「なっ、信じられへん...なんやねんあの子のオーラは」 【壁】‐ ̄;)ソォー

白望「ん?」

怜「やばっ」【壁】彡サッ

怜「ふぅ、別に隠れる必要もないやんな? けど...あの竜華にも匹敵する太もものオーラ」

怜「むりや、試さずにはおられへんわ」



101:2012/07/22(日) 14:36:28.58 ID:dz7UsGlA0


トットット

怜「隣、かまへんか?」

白望「?」コクン

怜「ほな膝借りるで」トサッ

白望「!? え、なに?」

怜「しっ、静かに」

白望「...」

怜「すごいやん自分。これホンマすごいで」

白望「な、何が?」

怜「でもちょっと、ちょっとだけ感じるこの違和感はなんや」

白望(そっちこそなんや、と言いたい)



102:2012/07/22(日) 14:37:24.34 ID:dz7UsGlA0


怜「ちょいまち」スクッ ジィィィ

白望「な、なに?」ヒヤヒヤ

怜「そうやったんか」

白望「だから何が?」アセアセ

怜「竜華離れが過ぎてうちの目はくもっとったんやな」

白望(帰っちゃだめなのかな...)

怜「あんたの放つオーラは膝だけやない。膝から胸にかけて広がる黄金色のオーラ、これは...つまり」クルッ

怜「こうやっ!」ストン

白望(ちょ、座られた...)



103:2012/07/22(日) 14:38:15.76 ID:dz7UsGlA0


怜「このやわっこくもぬくい太ももの座り心地! 預けた背中をやさしく受け止めるオモチ! グレートや、グレートやでぇ!」

白望「あ、あの...」

怜「桃源郷はほんまにあったんやな!」フンスッ

白望「ど、どいて...」

怜「あかんあかん。もっとじっくりたっぷり味わいつくさせてもらうで」

白望「だ、誰か...」

セーラ「さっきから何しとんねん怜」



104:2012/07/22(日) 14:39:06.97 ID:dz7UsGlA0


怜「セーラ、おったんか」

セーラ「シュース買にきてん。最初から見とったわ」

怜「セーラ、この子すごいねん」

セーラ「困っとるやん。どいたり」

怜「もうちょいだけ!」

セーラ「竜華にチクるで」

怜「ほな行こか」スクッ

セーラ「かんにんな。これやるさかい、許したってや。じゃっ!」

白望(ドクペ...)グッタリ







111:2012/07/29(日) 11:29:08.61 ID:YxIY3UcQ0







5月末日


照「それじゃあ戦績表を集める」

洋榎「上級生相手にかなり暴れてきたで〜」

久「インカレサークルだけに他校生とも存分に打てたわね」

初美「鬼門対策も上手くかわせるようになってきましたよー」

白望「結果は?」

照「これは...」

初美「照ちゃんどうかしたですかー?」

照「...白望だ」



112:2012/07/29(日) 11:29:39.96 ID:YxIY3UcQ0


洋榎「なん...やて...?」

初美「えー、白ちゃんは私たちの中で一番部内ランキング低かったですよー?」

久「どういうこと?」

照「やりやがった」

洋榎「さては弱い相手ばっかり狙いおったな?」

初美「わ〜、ずるんこですよー」

白望「勝負に徹しただけ。ランキング争いじゃなくて戦績比べだよね?」

照「確かに」

久「これは出し抜かれたわね〜」

白望「夏は青森ね」



113:2012/07/29(日) 11:30:21.55 ID:YxIY3UcQ0


洋榎「まぁええわ、うち北国はいっこも行ったことあらへんしなぁ」

初美「うう、南の島の海水浴が〜」

白望「青森にもビーチはある」

照「ふぅ、結果は結果だ。夏は青森で決定。プランは白望に一任する。異存はないな?」

白望「え?」

久「そりゃそーよね」

洋榎「せやろな」

初美「とーぜんですよー」

白望「...ダルい」



114:2012/07/29(日) 11:31:11.69 ID:YxIY3UcQ0


洋榎「ところで、うちと久は入学前にとったんやけど、自分ら車の免許はもっとるんか?」

照「ある」

白望「一応取った」

初美「...ないです」

久「あら、持っておくと便利よ? 運転しなくてもID代わりになるし」

初美「取りに行ったんですけど...体格が小さすぎて運転姿勢取れないからダメだって...」

洋榎「マジかww ペダルに足とどかんとかゆーヤツやの?」

初美「う、うるさ〜い!///」

照「ま、まぁ4人も持ってれば交代しながら車で行けそうだな」

白望「ん〜、レンタカーって結構するんじゃないの?」



115:2012/07/29(日) 11:32:02.71 ID:YxIY3UcQ0


洋榎「せやなぁ、車はさすがにもってへんからな」

照「今から言っておけば母さんの車を借りられるかも知れない」

久「それは助かるけど、となると日程だけでも早めに決めた方がよさそうね」

白望「な、なんとかする」

初美「ほんとにビーチあるんですかー?」

白望「あるよ」

洋榎「せやったら水着もこーてかんとなぁ」

久「私はちょっとバイトしないとね」

洋榎「そらうちもや。遊び金を仕送りからは出せへんわ」

照「ふむ、バイトか」







116:2012/07/29(日) 11:33:04.94 ID:YxIY3UcQ0



新宿某デパート


洋榎「お、ここやここや。ぎょーさん水着がならんどるで」

久「目移りするわねぇ。今年はどうゆーのにしようかしら...」

洋榎「久はスタイルええからなんでも似合うやろ。うらやましいわぁ」

久「そーでもないわよ。都会育ちの子と違ってあか抜けてないから派手目のものは衣装負けしちゃうし」

洋榎「なにゆーてんねや、そないなことあらへんて」

久「ふふ、じゃあ洋榎が選んでくれる?」

洋榎「おう、まかしとき」

エートエート コレナンカモイケルヤンナ コッチモエエシ
ウチノカーチャン ホンマオールマイティヤデー



117:2012/07/29(日) 11:34:09.41 ID:YxIY3UcQ0


照「久」

久「あら奇遇ね..って、そのネームプレート」

照「ああ、隣のコーナーでバイトしてる。今日は二人で水着を買いに来たのか」

久「ええ、今洋榎に選んでもらっているの」

照「仲が良くて何よりだ。試着室でイチャイチャするなよ」

久「しないわよww」

照「じゃあ戻るが、よかったら普段着の方も見て行ってくれ。よければコーディネートする」

久「オーケー、後で寄らせてもらうわ」

久「さて、私も洋榎に似合いそうなのを探すとしますか」







118:2012/07/29(日) 11:35:24.02 ID:YxIY3UcQ0





久「洋榎、そろそろ決まった?」

洋榎「やー、迷うて迷うて、なんとかこんだけに絞ったんやけど、気に入るやろか」

久「どれどれ...へぇ、けっこう私の趣味かも」

洋榎「せやろー。ほな試着してみぃや」

久「洋榎の分も選んだから、そこの一番広いとこに入りましょ」

洋榎「お、楽しみやな。ほな」シャッ

久「盗撮カメラとかあったりしてね」ピシャ

洋榎「そんなんあったらチューして見せつけたるわ」

久「ふふ、じゃあ脱がしっこしましょうか」

洋榎「えっちぃ言い方しよってからに」



119:2012/07/29(日) 11:36:29.46 ID:YxIY3UcQ0


久「はーい、脱ぎ脱ぎしましょーねー」スルスル

洋榎「こう、ボタンを一つ一つはだけさせていくのがたまらんでぇ」ポチポチ

久「やだもう、オヤジっぽい///」

洋榎「ひどいやんww」

久「布一枚向こうは売り場なのに裸って、考えたらかなりアレよね///」

洋榎「スリルやな。ほなこれから着て見せてぇな」

久「ん、これは...実際着てみると結構きわどいビキニかも?」

洋榎「裸よりエロいとはこのことやな///」



120:2012/07/29(日) 11:38:49.03 ID:YxIY3UcQ0


久「自分で選んだくせに。けど、コーラルピンクに小さな花柄で可愛いくない?」

洋榎「いやいや、これは男どもの目には晒されへんで」

久「」そーかなー?

洋榎「ほい、次や次」

久「これは背中を出して胸元は隠れるタイプね。てゆーか洋榎も着なさいよ、いつまで裸なのww」

洋榎「おお、見とれとったで」イソイソ

久「ばかっ///」

洋榎「このカットジーンズは水着の上から履くんか?」

久「そうそう泳ぐときは脱げばいの。活発な感じが出て洋榎にぴったりかなって思ったんだけど、どう?」



121:2012/07/29(日) 11:39:55.23 ID:YxIY3UcQ0


洋榎「うん、ええな! そんで上は色々あるみたいやけど...」

久「ちょっと迷ったんだけど、そのレインボーストライプのトップが一番似合うんじゃないかしら」

洋榎「ほいほい(シュルッ)どや?」

久「やっぱり似合う。カッコカワイイ感じですごくいいわよ」

洋榎「せやったらうちはこれに決めとくわ。久はどれが気に入ったん?」

久「トップは今してる向日葵柄が気に入ってるから、合わせるパンツを」

洋榎「このサイドにリボンついてるんはどないや?」

久「でも地が色違いになっちゃう」

洋榎「同じ色あったで、持ってくるわ」

久「ちょ、そのまま出ちゃダメだってば///」

洋榎「せやったww」







122:2012/07/29(日) 11:40:54.46 ID:YxIY3UcQ0







久「照、来たわよ」

照「お、いい水着見つかった?」

洋榎「選びっこしてバッチリやねん」

久「会計は分かれてないんでしょう? お願いしていい?」

照「わかった。こちらへどうぞ」

洋榎「なんやその半端な店員モードww」

照「ドやかましいですよお客様」

久「そうだ洋榎」

洋榎「なんや?」

久「会計してる間に帽子見てきてくれる? 日除け用に必要でしょ、熱中症対策とか」

洋榎「せやったな、ほな行ってるで」







123:2012/07/29(日) 11:41:39.87 ID:YxIY3UcQ0






照「ほう、これはまた実に洋榎らしい水着だな」

久「でしょ」

照「久のは向日葵のアクセントが素敵だ。洋榎のセンスも捨てたものじゃないな」

久「ふふ、私も気に入ってるの」

照「洋榎が太陽ってことだな」

久「ちょっ///」

照「違わないでしょ?」

久「まぁ、ね...」

照「暑い暑い、冷房壊れてるな」ニヤニヤ

久「いいから早く会計済ませてよ///」







124:2012/07/29(日) 11:42:49.86 ID:YxIY3UcQ0






洋榎「帽子帽子ー、帽子はどこやんなー」ドン

洋榎「あ、かんにん」

セーラ「気にせんでええで...って、愛宕洋榎!」

洋榎「あっ、千里の江口やないか」

洋・セ「おいおい、男物コーナーはこっちやないで」

洋・セ「上等や、屋上!」



125:2012/07/29(日) 11:43:38.86 ID:YxIY3UcQ0


久「こらこら、何やってるの」

照「店内で騒ぎを起こすな」

洋榎「いやだって、こいつが」

セーラ「なんや連れがおんのか..って、宮永照!」

照「宮永ですが何か?」

久「なんでコントっぽく返すのww」

セーラ「なんや自分らどーゆー関係やの?」

久「みんな白糸台で一緒のサークルなのよ」



126:2012/07/29(日) 11:44:40.79 ID:YxIY3UcQ0


セーラ「せやったんか。うちらもインカレサークルやから何度も白糸には出入りしてんねんけどな」

洋榎「どこの大学や」

セーラ「臨海や。千里の三年レギュラーはみんなそうやねん」

照「せっかくのインカレサークルだ、そのうち臨海にも行ってみようか」

久「そうね。で、セーラさんは今日は?」

セーラ「や、別に、ちょお服でも見てこうかーと///」

洋榎「ここ女物やで」

セーラ「うるっさいわ! ええやろ別に...」



127:2012/07/29(日) 11:45:45.42 ID:YxIY3UcQ0


照「よかったら見立てようか?」

セーラ「へ?」

久「照はここでバイトしてるのよ」

洋榎「バンカラ江口の女体化企画か、おもろなってきたな」

セーラ「ぼてくり回すぞ!」ズビシッ

洋榎「あ痛っ」

照「久、洋榎を連れてって」

久「了解。ほら洋榎、帽子は別のお店で見ましょ」

洋榎「えー」

久「いいから来る!」グイッ

洋榎「ちょ、引っ張らんといてーな」








128:2012/07/29(日) 11:47:42.93 ID:YxIY3UcQ0






照「邪魔者はいなくなった。見ていく?」

セーラ「あ、おおきに。そしたら適当に...」

照「どんなのを探してるんだ?」

セーラ「んー、まぁ普通な感じでえーんやけど、なんてゆーたらえーんか」

照「ん?」

セーラ「正直な話、これまで女らしいカッコしたことあらへんねん。せやけど大学まで来たらもうそれも卒業かなぁ思てな」

照「そうなのか」

セーラ「や、女子大やないし、男どもからジャリ扱いされるのは癪に障んねん」

照「なるほど」



129:2012/07/29(日) 11:49:32.05 ID:YxIY3UcQ0


セーラ「実際、今のこのかっこ見てどう思う?」

照「ボーイッシュにもほどがある」

セーラ「グサッときたな。いや、わかってる。そのとーりや。そこを何とかしたいんや」

照「それはボーイッシュの範囲に留めるということか? それとも別路線で行きたいのか?」

セーラ「ぶっちゃけそれすらわからんし」

照「ふむ。こっちへ来て」

セーラ「はいな」

照「この辺のはクールな感じの仕立てになってる」

セーラ「おお、ええな。女子アピール強すぎんのは無理やし、この辺が落としどころかも知らんな」



130:2012/07/29(日) 11:50:31.15 ID:YxIY3UcQ0


照「似合うと思うよ。私もこの系統の服を着ることが多い」

セーラ「そーなんか。せやったら今日のところはこの辺りから選ぶとしてやな、おススメとかあるんかな?」

照「んー、似合いそうなのはこれとこれとか、あとこの辺もいいかな、それと...」

セーラ「ちょちょちょ、多すぎや」

照「その思考がすでに男子」

セーラ「へ?」

照「女の子は気になった服は何でもピックしてとりあえず合わせる。結論はそれから」

セーラ「な、なるほど」



131:2012/07/29(日) 11:51:17.46 ID:YxIY3UcQ0


照「下はスカートにする? パンツに絞る?」

セーラ「スカートは強敵やないんかなぁ」

照「とりあえずこの辺のカットワークとかどう? 膝丈で主張しすぎない感じ」

セーラ「ほな今日はもう全部おススメに従うわ。高校チャンプの実力見せてもろて」

照「それ関係ない」

セーラ「いやいや、憧れのチャンプが選ぶ服なら文句はあらへん。頼むわ」

照「そ、そうか///」






132:2012/07/29(日) 11:52:21.58 ID:YxIY3UcQ0



喫茶コーナー


久「何か買い漏らしはない?」

洋榎「大丈夫や」

久「飲み物何にする?」

洋榎「冷コー」

久「なにソワソワしてるの?」

洋榎「江口が気になるやん! あれが女の格好するとか制服以外はあらへんかった話なんやで?」

久「そーなんだ」



133:2012/07/29(日) 11:52:59.71 ID:YxIY3UcQ0


洋榎「大阪では知らんもんはおらへんな」

久「どんだけww でも可愛い子だし女らしくしても似合うと思うけど」

洋榎「黙っていればのセーラちゃんやからなぁ」

久「...」

洋榎「そろそろコーディネートも済んだ頃ちゃうかな。な、見に行こうや」

久「いいけど、からかったりかみついたりしたらダメよ?」

洋榎「善処するわ」







134:2012/07/29(日) 11:54:10.12 ID:YxIY3UcQ0






セーラ「開けてええで」

照「失礼します」シャッ

セーラ「どやろ? うちとしてはかなりえーカンジなんやけど」

照「とても良く似合ってるよ」

セーラ「さよか///」

洋榎「おーう、どないなったか見に来たでー」

セーラ「げっ、愛宕」ピシャ

照「戻ってきたか」

久「ごめん、どーしても気になるらしくて」



135:2012/07/29(日) 11:55:28.57 ID:YxIY3UcQ0


照「仕方ない。セーラ、洋榎一人に狼狽えていたら街中はとても歩けないぞ」

セーラ「せやかて」

洋榎「笑わへんから見してみぃ」

照「笑ったら私と久で殴るから」

洋榎「をいぃぃ」

久「グーでね」

照「開けるぞ」

セーラ「しゃーないな」

照「じゃーん」シャッ

セーラ「...///」



136:2012/07/29(日) 11:56:44.02 ID:YxIY3UcQ0


久「あら可愛い」

洋榎「マヂかいな」

照「私のコーディネートだからな」

セーラ「中身があれでも、そこそこやろ?///」

久「コットンのミニスカートが涼しげでいいじゃない」

照「半袖のニットも麻で夏らしい肌触り。下に着るシャツの色で雰囲気を変えられる」

セーラ「えへへ、どや愛宕、うちも捨てたもんやないやろ?」

洋榎「初手からスカートで来るとは想定外やったな...まぁ似おうとるで」

久「その恰好で照とデートしてきたら?」

照・セ「えっ?///」



137:2012/07/29(日) 11:57:40.86 ID:YxIY3UcQ0


洋榎「おー、お似合いや。照はセーラを女にした責任をとるべきやな」

久「そうそうww」

照「へ、変な言い方をするな///」

セーラ「せや、チャンプに失礼やろ///」

洋榎「おうおう、赤うなってもーて」

久「いーんじゃない? 素敵なカップルだわ」

照・セ「あ、あのなぁ...///」チラッ

照・セ「//////」







138:2012/07/29(日) 11:59:06.86 ID:YxIY3UcQ0



クラブ棟2階ホール


白望「ふーっ、やっと日程が決まった」

初美「お疲れ様ですよー。はい、ポカリン」

白望「ありがと」グイッ

初美「それルートマップですかー?」

白望「うん」

初美「東京発が...23時?」

白望「渋滞回避。混むとダルいから夜走る」



139:2012/07/29(日) 11:59:55.86 ID:YxIY3UcQ0


初美「なるほどー。和光から高速ですかー」

白望「外環から東北自動車道に入ってひたすら北上」

初美「最初の目的地は...五所川原?」

白望「うん。そこで朝食とって日本海側から北上して...」

初美「竜飛岬!」

白望「で、そこからぐるっと回って平館に入る」

初美「一泊目のお宿ですねー」

白望「翌日は平館で海水浴する。まぁ私は泳がないけど」

初美「へー、陸奥湾なんですねー。あれ? ルートが湾上を横切ってますけど」

白望「フェリー」

初美「わー、なんか楽しそう♪」



140:2012/07/29(日) 12:00:59.72 ID:YxIY3UcQ0


白望「下北へ行ったら洋榎からリクエストされた恐山へ行って肝試し」

初美「お〜、夏の定番〜」

白望「これ久には秘密ね。洋榎がおどかしたがってるから」

初美「じゃー照ちゃんにも秘密にしておきましょー」

白望「おぬしもワルよのう」

初美「にゃはは」

白望「で、下北で一泊したらぐーっと南に下って奥入瀬、十和田でのんびり散策」



141:2012/07/29(日) 12:02:05.16 ID:YxIY3UcQ0


初美「それにしても移動距離がすごいですねー」

白望「ドライブ旅行だから。みんな免許取りたてで車走らせたいかなと思って。私は別にいいんだけど」

初美「いーなー」

白望「初美には特別にチャイルドシートを...」

初美「ぶー! シロちゃんいじわるですよー」

白望「うそうそ」

初美「そもそも私のシートはシロちゃんって決まってますからー」

白望「えー」







149:2012/08/05(日) 14:05:31.27 ID:3Xaztzgs0



夏休み


ピンホーン

洋榎「お、来たで」

久「はーい(ガチャ)待ってたわ」

照「ちょっと道を間違えて遅れた。準備はできてる?」

洋榎「当然や、首が長くなりかけとったでぇ」

照「すまんすまん。じゃあ行こうか」

久「一息入れないで平気?」

照「ああ、少し時間が押してしまったからな。このまま寮で二人を拾って、休憩は適当なSAでいいだろう」

洋榎「寮まで試運転させてーな」

照「いいよ、はい鍵はこれ」







150:2012/08/05(日) 14:06:05.39 ID:3Xaztzgs0






久「うわ、外車じゃない」

照「ああ、でも右ハンドルだから大丈夫だろう」

洋榎「どこの車や? シュコダか?」

久「何それ知らない。このエンブレムはアウディね、ドイツの車よ」

照「Q3とかいう車種。貨物スペース広いし旅行にはちょうどいい。ちょっとシート固いけど」

洋榎「なんや真新しいけど新車なん?」

照「買い換えたばっかり」

久「若葉マークが乗る車じゃないわねー」アセアセ

照「ドイツ車は頑丈だから」

洋榎「事故前提かいww」



151:2012/08/05(日) 14:06:44.96 ID:3Xaztzgs0


久「うーん、高速教習はシミュレーターだったから、私にはちょっと敷居高いわ」

洋榎「うちは実地やったなぁ。カッ飛ばして説教くらったんはいい思い出や」

照「おい」

久「とりあえず寮へ行きましょう。洋榎、安全運転で頼むわよ」

洋榎「ほいきた。のりこむでー」







152:2012/08/05(日) 14:07:16.35 ID:3Xaztzgs0






初美「遅いですねー」

白望「眠い」

初美「あのですねぇ、シロちゃんが立てたプランなのになんでちゃんと寝ておかないんですかー」

白望「日が高いうちに寝るとか本能が許してくれない」

初美「んもー」チャクメロー♪

初美「あ、久ちゃんからだ。もしもーし」

久『あ、初...ちょ、洋榎、急ハンドルやめてって言ってるでしょ!』

初美「? どーしましたかー」

久『ごめん、もうすぐ着くから、寮の玄関口で待って待って待って! 赤赤赤ーーーッ!!』



153:2012/08/05(日) 14:08:04.14 ID:3Xaztzgs0


白望「なんだって?」

初美「なんか切れましたよー。近くには来てるみたいですけど」

ギャアァアッ

白望「何このスキール音...」

ゴワッ ブッシャァアァァァ

初美「こっちに来るですよー...」

キィィィィィィィィィィィィィィ プシュー

白・初「え〜.....」



154:2012/08/05(日) 14:08:38.39 ID:3Xaztzgs0


ガチャ

洋榎「また せた ナー!」

ガチャ

照「...吐く」

ガチャ

久「死ぬかと思ったわ...」

洋榎「堪忍堪忍、ステアリングを握った途端に血が騒いでもーたわ」

照「おまえ...運転禁止」

白望「連れ合いに死ぬ思いさせるとか離婚フラグだよね」

初美「罰として荷物全部運び込んでくださいー」

洋榎「あ、はい...」






155:2012/08/05(日) 14:09:25.93 ID:3Xaztzgs0



Driver:白望


白望「大泉インター入口まで来たよ。どっち?」

照「ETC専用の方でいい」

洋榎「世の中便利になったもんやなー」

久「そうねー。ナビも音声で指示してくれるし安心ね」

初美「これが外環ですかー。夜の高速って光がひっきりなしに流れてて綺麗ですねー」

洋榎「追い越し車線つかわへんのかい。バンバン抜かれとるで」

白望「車線変更ダルい」

久「洋榎は余計なこと言わないでいいの」

照「まったくだ」



156:2012/08/05(日) 14:10:14.27 ID:3Xaztzgs0


洋榎「なんやねんなもー」

初美「なんか...」

洋榎「どないした?」

初美「なんか蛇行してませんかー?」

久・照「!?」

久・照「白望!」

白望「ん...ごめ、ちょっと寝てた」

4人「をいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

白望「つかれてるとたまに...」

初美「どこの姫様ネタですかー! 運転中とかないない!そんなのっ!」



157:2012/08/05(日) 14:11:02.14 ID:3Xaztzgs0


久「これは...最初のSAで交代しましょう」

照「と言っても東北道入ってしばらく行かないとないぞ」

久「スピート狂と居眠り運転のコンボはキツイわね〜」

初美「生きて帰れるんでしょーかー」






158:2012/08/05(日) 14:11:32.74 ID:3Xaztzgs0



蓮田SA


洋榎「飲み物買ってきたでー」

久「ありがと。みんなトイレは済ませた?」

初美「オッケーですよー」

白望「問題ない」

照「少しここで休んでいくか?」

久「えーと、白望のプランでは佐野で休憩になってるけど」

白望「佐野SAでラーメン。おすすめ」

洋榎「ほう、おすすめとあっちゃーしゃーないのぅ。佐野までうちがカッ飛ば..」

照「おまえはいい。久、せっかくだから運転してみなよ」

久「私? でも高速は...」

照「車少ないし、私が助手席乗るから大丈夫」

久「そうね、じゃあトライしてみますか」

初美「出発しゅっぱーつ!」






159:2012/08/05(日) 14:12:30.57 ID:3Xaztzgs0





久「うーん、さすが高級車。走りが静かねー」

照「ふふ、メーター見てみて」

久「え? あらやだ、100km/h オーバーしてる」

照「空いてるし、夜はスピード出やすいって言うから、前に合わせて走るだけでも結構出る」

久「ブレーキを」

照「ダメ」

久「え?」

照「高速ではやたらにブレーキ踏まない。アクセル抜くだけでいい」

久「そ、そうか。やっぱり緊張するわ」

照「それに車間をちゃんと取っていれば多少スピード出ても平気だから。速度より車間注意ね」

久「了解」



160:2012/08/05(日) 14:13:29.59 ID:3Xaztzgs0


洋榎「おーおー、仲ええのー。妬けるのー」

久「ちょっと乗り出してこないでよ」

洋榎「せやかて白望は即寝やし、初美も今しがた白望の膝で寝息立て始めよってん」

久「じゃあ洋榎も寝てなさい」

洋榎「夕方まで寝とったんやで? 無理な話や」

久「んもう。照、相手してあげて」

照「そう言われてもな」

洋榎「かまってやー」



161:2012/08/05(日) 14:14:04.08 ID:3Xaztzgs0


照「仕方ない。ここに五円玉がある」

洋榎「ほうほう」

照「これに糸を通して...」

洋榎「なんやなんや、手品でもするんかいな」

照「よく見て」

洋榎「おう」

照「洋榎はだんだん眠くなる。洋榎はだんだん眠くなーる」

洋榎「そんな子供だましが...うちに通用...する...もんや...なぁ...」zzz



162:2012/08/05(日) 14:14:41.66 ID:3Xaztzgs0


照「...寝た」

久「嘘でしょww」

照「私もびっくりだ」

久「ほんと子どもなんだから」

照「おかげで目が離せないんだろう?」

久「やーめーて///」

照「幸せそうだ...」

久「......」

照「......」



163:2012/08/05(日) 14:15:26.74 ID:3Xaztzgs0


久「そういえばさ、前から照に聞こうと思ってたんだけど」

照「?」

久「照はどうして進学したの? プロや実業団から引く手あまただったでしょうに」

照「確かに色々話は舞い込んできてたな」

久「それを全て袖にしたわけは?」

照「別に大したことじゃないよ。ただ...」

久「?」

照「学生麻雀は大学で打ちおさめだけど、プロはその後からでもなれる」

久「確かにね。それは私や洋榎も考えた。でも照は高校の頂点に君臨した選手。プロへ行くものだとばっかり思ってたけど」



164:2012/08/05(日) 14:16:14.50 ID:3Xaztzgs0


照「高校までは今と変わらず麻雀好きだったけど、どこかしがらみも感じてた」

久「......」

照「今はそれがないから純粋に楽しいんだ。学生の内にこの気分を満喫しておかない手はないと思ってね。そんなとこかな」

久「なるほどね。話してくれてありがとう」

照「やめてよ、照れくさい///」

久「照るだけに」

照「言うと思った」

久「あら、読まれてた」

久・照「あはは」







165:2012/08/05(日) 14:17:03.30 ID:3Xaztzgs0





佐野SA


久「ついたわよー。みんな起きなさーい」

白望「ん...寝苦しいと思ったら、初美は乗っかってるし、洋榎までもたれかかってる」

初美「むにゃ、もう青森ですかー?」

照「まだまだ。ここは佐野SA」

洋榎「はっ! ラーメン!」

久「ええ、白望おすすめの佐野ラーメンで腹ごしらえしていきましょう」

初美「レストランの明かりは落ちてますよー?」

白望「大丈夫、スナックコーナーの方だから。食券買いに行こう」



166:2012/08/05(日) 14:17:41.90 ID:3Xaztzgs0


照「深夜帯でも結構人がいるものだな」

洋榎「それだけ名の知れたラーメンなんやろな。期待大やでー」

初美「佐野ラーメンって何系ですかー?」

白望「あっさり醤油ラーメン」

洋榎「トンコツやないんかぁ」

久「この時間帯にトンコツだと乙女には何かと厳しいと思うわ」

照「確かに。サッパリ系で正解だな」

洋榎「まぁええわ。ようは味や、大阪で鍛えたうちのこの舌を唸らせるんやったらホンマモンやで」





167:2012/08/05(日) 14:18:27.49 ID:3Xaztzgs0




初美「きたましたー」

照「見た目は素朴」

久「でも美味しそう」

洋榎「ほんなら早速。いっただっきまーす」ズルッ

白望「いただきます」ズズッ

初美「まずはスープからー」コクッ

照「これは...」

洋榎「旨い! なんやこれww」

初美「当たり外れの差が大きいと言われる醤油ラーメンでこのおいしさは...花丸!」

久「フードコートで出てくる味ではないわねー」

照「縮れ麺だけど柔らかくて啜りやすい」

洋榎「白望、グッジョブやで」

白望「当然」b






168:2012/08/05(日) 14:19:39.30 ID:3Xaztzgs0





洋榎「さーて、腹ごしらえも済んだし。予定やとこっからは青森まで走り抜けるんやんな?」

白望「そう。適当にトイレ休憩だけ挟んで浪岡で高速を降りるよ」

初美「ここからの運転は誰ですかー」

洋榎「うちが..」

照「私が代わろう」

久「お願いね」

洋榎「や、ここはうちが..」

白望「洋榎はさっさと後ろに乗る」

初美「洋ちゃんこっちでしゅよー、良い子は言うことききましょーねー」ガチャ

洋榎「なんやのこの扱い」

白望「いーからいーから」グイグイ

洋榎「ちょ、押しーなや」

初美「どーぞどーぞ」グイグイ バタン






169:2012/08/05(日) 14:21:13.91 ID:3Xaztzgs0





浪岡五所川原道路


白望「ん...あれ、停まってる」ガチャ

照「おはよう。みんなは?」

白望「まだ寝てる。もう高速降りたんだ?」

照「ああ、降りてすぐの所だ。浪岡バイパスと浪岡五所川原道路の交差点」

白望「7時前か。うん、予定通り」

照「運転代わってもらえるか?」

白望「わかった。お疲れさま」

照「さすがに疲れたよ。五所川原まで一眠りさせてもらう」







170:2012/08/05(日) 14:21:42.15 ID:3Xaztzgs0





五所川原駅


白望「着いたよ」

洋榎「おおー、いかにもな駅舎やなー」

初美「この遠くへ来たーってカンジがたまりませんねー」

久「五能線って海岸沿いの景色で有名な路線だったと思うけど」

白望「よく知ってる。その通り。お隣の津軽線もストーブ列車で有名」

初美「電車の旅もいいですよねー」

洋榎「せやなー」ギュルル

洋榎「あー、まずは朝飯にしよや」



171:2012/08/05(日) 14:22:22.69 ID:3Xaztzgs0


久「ふふ、そうね。白望、行くお店とか決まってるの?」

白望「特に決めてないから、適当に散歩しながら見つけようかと」

初美「いーですねー。じゃあ照ちゃんを起こして..」

久「待って。照はもうちょっと寝かせてあげましょう。お店が決まったら起こせばいいわ」

洋榎「せやな。随分な距離一人で走らせとったみたいやし」

初美「そーですねー。じゃー行きましょー」






172:2012/08/05(日) 14:22:57.24 ID:3Xaztzgs0





洋榎「其処此処にでっかいお面があるんはなんなん?」

初美「ボゼのお面よりおっきいですよー」

久「佞武多? かしら」

白望「五所川原は立佞武多祭りがあるからね」

洋榎「たちねぷた?」

白望「結構最近復活したお祭り。青森佞武多や弘前佞武多が有名だけどここのも高さ20mを超すらしいからすごいよ」

久「20mて相当ねぇ。お祭り風情の町っていいわよね」

洋榎「夏祭りの時期やもんなぁ」



173:2012/08/05(日) 14:23:42.03 ID:3Xaztzgs0


白望「あ、ここにしよう」

初美「おしゃれっぽい喫茶店ですよー」

洋榎「なんや、老舗っぽいとこ行くんかとおもっとったんやけどな」

白望「そういうのは早い時間だとやってないところが多いから」

久「ならここにしましょ。先に入ってて、照を起こして車回してくるわ」

初美「私も照ちゃん迎えにいきすよー」






174:2012/08/05(日) 14:24:19.05 ID:3Xaztzgs0





イラッシャイマセー

洋榎「5人でー」

オクノセキヘドウゾー

洋榎「結構広々して感じのいい店やな」

白望「ちょっとカウンター行ってくる」

洋榎「おう」

洋榎「にしても店の中も立佞武多の小物がぎょうさんあるなぁ」

白望「よいしょ」スワリー

洋榎「なにしよってん?」

白望「ここの特産品を出してもらおうと思って、頼んできた」

洋榎「ほほう楽しみやな」



175:2012/08/05(日) 14:25:13.87 ID:3Xaztzgs0


カラーン♪

洋榎「お、こっちやでー」

照「おはよー」

洋榎「なんやまだ瞼がひっつきそーやなー」

初美「朝ご飯食べておめめパッチリしましょー」

久「おススメのメニューとかあるのかしら?」

洋榎「なんや知らんけど白望が特注しとったでー」

初美「わわ、何が出てくるんですかー?」

白望「それはデザートだから、今は好きに頼んで」



176:2012/08/05(日) 14:26:02.33 ID:3Xaztzgs0


照「目玉焼き...サニーサイドアップで」

初美「プレーンオムレツとグリーンサラダ」

久「サラダはボールで頼みましょ。あとフランスパンもバスケットで」

白望「ベーグルも入れてもらって。ハムのセットでサンドして食べたい」

洋榎「うちステーキ」

照「朝からそれか」

久「それ朝メニューじゃないでしょww」

初美「ハムステーキならできるみたいですよー」

洋榎「ならそれにしとくわ。ガッツリ食べたいねん」

久「すみませーん、オーダーお願いしまーす」

ハーイ







177:2012/08/05(日) 14:26:58.10 ID:3Xaztzgs0





久「結構量あったわねぇ」

初美「ポンポンいっぱいですー」

照「まだデザートか来る」

オマタセシマシター

洋榎「え?」

初美「りん...ご...?」

白望「特産」

久「確かにそうだけど丸ままってww」

照「林檎大好き」



178:2012/08/05(日) 14:27:37.64 ID:3Xaztzgs0


白望「剥くの得意な人に任せる」

久「じゃあ私が切り分けるわね」

洋榎「期待させといて林檎ってなんやねん」

久「あ!?」

洋榎「びっくりしたわ。おどかしっこなしやで」

久「見てこれ、中まで赤い」

照「うわ、初めて見た」



179:2012/08/05(日) 14:28:22.57 ID:3Xaztzgs0


初美「すごーい。綺麗ですねー」

白望「それが自慢」

洋榎「自分ずいぶんと南のネタを拾うなww」

白望「それが自慢」

洋榎「エンドレスやないかいww」

白望「それが自..」

洋榎「もうええっちゅーねん!」



180:2012/08/05(日) 14:28:56.93 ID:3Xaztzgs0


コチラモドウゾー

久「え? お酒?」

白望「赤りんごのワイン」

照「林檎でワイン?」

初美「この林檎で作ったワインですかー」

久「でも4つってことは...」

白望「当然次のドライバーは飲めない」

洋榎「ほほう、勝負するんか?」

初美「そーゆーことなら私は関係ないのでいただいちゃいますよー」



181:2012/08/05(日) 14:29:35.28 ID:3Xaztzgs0


照「まぁ未成年という時点でアレなわけだが」

久「まぁまぁ、それはそれとして勝負の方法は?」

洋榎「これしかないやろなぁ」カードマージャーン

白望「だろうね」

照「一局勝負な」

久「このワインは絶対飲みたい。負けられないわね」

初美(一人で先に飲める空気じゃなくなったー)








188:2012/08/12(日) 17:37:21.75 ID:07zu/Rir0





竜泊ライン


洋榎「さっきの湖沿いの道もよかったけど、この山間の道もええなぁ。もう少し踏み込みたいなぁ」

久「ダーメ!」

洋榎「ちょちょ、やめてーな、何遍つねる気やの。うちの左の手の甲真っ赤やで」

白望「すぐ飛ばしたがるからね。仕方ないね」

初美「いーですかー洋ちゃん。ドライバーは自分と乗員全員の命を預かってるんですよー」

洋榎「耳タコやでホンマ」

照「いいから黙って運転しろ」

洋榎「うちに黙れとか、5分もしたら頭イタなってくるっちゅーねん」

白望「口から生まれた何とやらだね」

照「5分おきに一言しゃべっていいから」



189:2012/08/12(日) 17:38:04.35 ID:07zu/Rir0


洋榎「......」

久「よしよし」ナデナデ

初美「そのちょーしですよー」

白望「やればできる子、かなー?」

洋榎「あーもうなんやのこの魅惑的なコーナー! めっさドリフトしたなるやん!」

ゴヒュッ ギャギャギャギャギャ

4人「こらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

照「なんて事するんだ! 白望の膝から私の膝まで初美が転がってきたぞ!」

初美「ぐるぐるぐる〜」クラクラ

洋榎「逆コーナーで戻したるわ」

照「そーじゃないだろ!」



190:2012/08/12(日) 17:38:40.27 ID:07zu/Rir0


久「ちょと洋榎さん、次ハンドブレーキ引いたら怒っちゃうわよ」ゴゴゴ

洋榎「あ、ハイ...」ゾクッ

初美「ぷくく、叱られちゃったー」

照「やれやれ、まったく」

白望「あ、ウィンドパークが見えてきた」

久「あらすごい、大きな風車ねー」

初美「ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ...いっぱいありますねー」

白望「ここを過ぎたらそろそろ海が見えてくる」

照「いよいよ竜飛岬か」







191:2012/08/12(日) 17:39:18.03 ID:07zu/Rir0





竜飛岬


洋榎「とーちゃーく! 降りてええで」ガチャ

久「なんか風の音がすごいわね」ガチャ 

白望「日差し強いけど帽子は置いてった方がいい」ガチャ

照「風に押されてドアが重いな」ガチャ

初美「きもちいいですー」

久「ちょ、これ風の向きがでたらめで歩きづらいわ」

洋榎「あははは、なんやこれ風すごすぎやろ! あはははは」



192:2012/08/12(日) 17:39:59.81 ID:07zu/Rir0


照「久、スカート抑えないと」

久「えー? 風の音でよく聞こえないわー」

照「スカートが風で捲れそうになってるー!」

久「きゃあ、ちょっとヤダもう///」オサエー

白望「この(はいてない)世界で捲れるのは危ない」

洋榎「ポニテが顔にかかって前が見えへんわー、あはははは」

初美「あそこになんか..あっ」フワッ

ビュォォォォォォォォォォォ

照「ちょっ! 初美が飛ばされたぞ!」

白望「あー、軽すぎるから...」



193:2012/08/12(日) 17:40:28.79 ID:07zu/Rir0


照「洋榎ー! 初美を捕まえてやってくれー!」

洋榎「なんやてー!? 聞こえへんし見えへんでー、あはははは! そら竜も飛び立つわな、あはははは」

初美「何とか止まりましたー」

照「よし、そこで伏せてるんだ。今行くから」

初美「だいじょーぶですよー」

ビョォォォォォォォォォォォ

初美「あーー><」ゴロゴロ

白望「風に煽られたカルガモのヒナのように...」

照「言ってる場合か! おい、洋榎! そのまま動くなよ!」



194:2012/08/12(日) 17:40:59.50 ID:07zu/Rir0


洋榎「なんやてー!?」ドン

初美「止まったー」

洋榎「何をころがっとるんや自分...」

初美「大自然のパワーにしてやられましたっ!」

洋榎「ほんまやな! もう笑うしかないくらいの風やで、未体験ゾーンや!」

初・洋「ゾォォォーーーン!」

白望「元気だなぁ」

久「ちょっと、こっちにも誰か来てよー! 前も後ろも抑えてないと危なくて...」

照「今行く」

初美「あっちの石碑を風よけに集まりましょー」

洋榎「せやな。ほなしゅーごーー!」






195:2012/08/12(日) 17:41:55.93 ID:07zu/Rir0





久「あー参ったわー。スカートで来るんじゃなかった」

照「ジーンズでよかった」

初美「ホットパンツは無敵です!」

洋榎「かぼちゃパンツも向かうところ敵なしやでー」

白望「ミニだけどタイトだから捲れに強い」

久「洋榎が可愛いって言ってくれたスカートだから穿いてきたのになぁ」チラッ

洋榎「せやったか?」

久「忘れてるし」プクー

洋榎「機嫌直しーな、可愛いで、な?」

久「い〜ッ」

洋榎「ホンマ可愛いな、うちのカーチャン///」

久「カーチャン言わない!///」

洋榎「へいへいホー」

照・白・初(まーた始まった...)



196:2012/08/12(日) 17:42:44.39 ID:07zu/Rir0


初美「ところで、さっきから気になってたこの石碑なんですが...」

白望「歌碑だよ」

初美「あ〜、津軽海峡冬景色ですねー!」

洋榎「お、はるみ都か?」

4人「さゆり石川!」

白望「じゃあ記念にみんなで歌おうか」

照「え?」

初美「わーい、歌いましょー歌いましょー」

洋榎「それやったらハンデカムで撮ったるわ。ちぃと待っとき」



197:2012/08/12(日) 17:43:32.67 ID:07zu/Rir0


久「え、本当に歌うの?」

照「他にも観光客居るんだぞ。恥ずかしいだろう」

初美「旅の恥は脱ぎ捨てですよー」

照「おい、脱ぎ捨てるな」

白望「思い出づくり」

洋榎「よっしゃ、ええでー。ちゃんとフリつけて歌いやー」●REC

初美「ジャジャジャジャーン♪」

白望「ちゃらららーん」

照・久(前奏までやるんだ...)



198:2012/08/12(日) 17:44:18.57 ID:07zu/Rir0


初美「上野発の夜行列車おりた時から〜♪」

白望「青森〜駅は雪〜の中〜♪」

照「北へ帰る人の群れは誰も無口でー」

久「海鳴りーだけーを聞いーているー」

洋榎「風に煽られとるでー! もっと声おおきゅうせんとあかーん」

初・白「わ〜たし〜も〜一人〜♪」

照・久「連絡ー船に乗りー」

洋榎「久と照はもっと鼓舞しまわさなあかんやろー!」



199:2012/08/12(日) 17:44:46.13 ID:07zu/Rir0


4人「凍えそうな鴎見つめ泣いていました。ああぁああ〜〜♪ 津軽〜海峡〜冬景〜色〜♪」

洋榎「ええでええでー、盛り上がってきたでー」

ザワザワ ミテアレ カゼニアオラレナガラウタッテル
カワイイーワネー ジョウズジョウズ

照(めちゃくちゃ見られてる///)

久(これは恥ずかしい///)

初美「ごらんあれが竜飛岬北のはずれと〜♪」

照・久(え゛え゛え゛、2番行くの!?)







200:2012/08/12(日) 17:45:22.56 ID:07zu/Rir0






4人「風の音が胸をゆする泣けとばかりに。ああぁああ〜〜♪ 津軽〜海峡〜冬景〜色〜♪」

ワー パチパチパチパチ ヤンヤヤンヤ

初美「どうもー、どうもですー」

照・久「ど、どうもー///」

白望「お騒がせしました」

洋榎「いやー、いい絵が撮れたでぇ。風の中で泳ぐように歌う様がおもろすぎたわ」

久「他人事だと思って、恥ずかしかったんだからね///」



201:2012/08/12(日) 17:45:53.76 ID:07zu/Rir0


照「当然のようにフルコーラスするしな...」

初美「それはもう当然ですよー」キュルルル

白望「ふむ、そう言えばもうお昼の時間」

初美「えへへ/// お腹すいたですー」

洋榎「ここら食べれるとこあるんかいな?」

久「とにかく移動しましょう。まだ見られてる///」

照「今更だな。歌ってるとき写真撮られてたよ...///」






202:2012/08/12(日) 17:46:28.20 ID:07zu/Rir0





国道339 〜 帯島


白望「そこの階段下りて帯島へ渡るよ」

久「遊歩道があるのね」

洋榎「なんや、歩道なのに国道の看板出とるで」

白望「国道だからね」

初美「それにしても見晴らしがいいですねー。海面に太陽の光が乱反射して綺麗ですー」

照「初美、危ないから手をつないでいこう」

初美「はーい///」



203:2012/08/12(日) 17:47:05.35 ID:07zu/Rir0


久「ところどころ紫陽花が見事だったけど、向こうに咲いてる可愛い花は何かしらね」

白望「アンディーブ」

洋榎「しらんなぁ」

照「アンディーブってサラダとかに使われる洋菜の?」

白望「そ。別名チコリ。この辺は群生してて今の時期に花が咲く」

久「あぁ、チコリボードとかのあれねー。へー、随分可愛らしい花を咲かせるのね」

洋榎「花をめでる久も可愛いでー」カタダキッ

久「ちょ、階段で急に抱きつかないでよ」



204:2012/08/12(日) 17:47:34.27 ID:07zu/Rir0


照「しかし風光明媚なところだな」

白望「この辺の草むらに寝転がってする昼寝は最高」

初美「そろそろ下の道につきますよー」

洋榎「はよメシくわせー」

白望「この道をちょっと行けば帯島だよ」

初美「磯風が気持ちいいですねー」

久「海なし県民としてはちょっと磯の香りって慣れないのよね」

照「同意」

洋榎「そうなんか。中央市場の水産棟なんてゆーたらこんなもんやあらへんけどな」






205:2012/08/12(日) 17:48:15.39 ID:07zu/Rir0





津軽海峡亭


白望「あそこが食事する店」

照「ん? どこだ?」

白望「それ」

洋榎「プレハブしか見えへんやん」

白望「そう、それ」

初美「え、ちょっとビックリですねー」

久「レストランぽいのがあるんだと思ってたわ」

洋榎「民宿、つり船、津軽海峡亭......どう見てもプレハブやで」

照「入口に食堂って書いてあるな。営業中の旗も立ってる」

白望「行くよー」

久「ま、まぁ見栄えより味ってことかしらね」

洋榎「何でもええわ、とにかく腹満たさんとことには」







206:2012/08/12(日) 17:49:00.34 ID:07zu/Rir0






照「いかにも民宿の食堂だな」

洋榎「カーペットの床の間か、座布団もないで」

初美「テーブルにお茶セットとポット」

白望「贅沢言わない。座布団はそこから借りて」

久「お茶入れるわね」

洋榎「ま、座って一息つこうやないの」

照「そうだな。荷物はそっちにまとめてくれ」

初美「はいはーい」



207:2012/08/12(日) 17:49:34.24 ID:07zu/Rir0


白望「メニューはそこに掛かってるから」

洋榎「ほうほう、港だけあって海鮮一択かいな」

初美「一番はじのラーメンが浮いてますねー」

照「逆はじは牛丼になってるぞ」

洋榎「500円単位ざっくりした値段がなんともらしいわな」

照「牛丼だけ600円だぞ」

初美「何に反逆してるんですかねー」

久「はい、お茶どーぞ」

照「ありがとう」

白望「さんくす」



208:2012/08/12(日) 17:50:01.24 ID:07zu/Rir0


洋榎「うちウニ丼にするわー」

初美「2000点できましたかー。じゃー1500点でいくら丼にするですよー」

照「私は焼き魚定食かな」

久「私もそれで」

洋榎「1000点で足りるんか?」

照「じゃあラーメンとってわけっこしようか?」

久「そうね、いいわよ」

白望「わけっことかカップルっぽい。照×久...ありだな」

照「うるさい」

初美「ここへきて浮気ですかー」

久「うるさい」

洋榎「ま、ひと夏の火遊びくらい多めに見たるでぇ」

白・初「お、大人だー」






209:2012/08/12(日) 17:51:08.15 ID:07zu/Rir0





オマチドーサマー

洋榎「おおおお! この黄金色の輝き! いかにも新鮮かつ濃厚そーなウニちゃんやないかい!」

初美「いくらもプリプリのサラサラで海老まで乗ってますよー」

照「...この存在感あふれる焼き魚は何?」

久「何かしら...とりあえずラーメンはいらなかったかもね」

白望「海峡めばるだね。旬の魚だよ」

初美「白ちゃんのホタテ丼もおいしそーですねー」

5人「いただきまーす!」



210:2012/08/12(日) 17:51:35.98 ID:07zu/Rir0


洋榎「いやー、最初はなんやこのプレハブ思たけど、めっさ旨い! はんぱない!」ハムッハフハフッ

初美「これはもう「びゃぁぁぁうまいぃぃぃぃ!」と言わざるを得ませんねー」

照「確かにうまいが、落ち着け」

久「でも、そんなにおいしいなら私も海鮮にすればよかったかも」

白望「刺し盛でも頼む?」

初美「日本酒も!」

洋榎「せやったら次のドライバーは飲めへんでぇ!」

久「じゃあ勝負しますか!」

照「異存はない」







211:2012/08/12(日) 17:54:32.75 ID:07zu/Rir0






夕刻 国道280


白望「みんな寝ちゃったのか...」

初美「だいじょーぶ、意地でも起きてますよ。私まで寝たら本当に「みんな」寝ちゃいますからー」

白望「も、もう寝ないから」

初美「だといーですけどー」

白望「...北国はどう?」

初美「そーですねー、夏は南国という思い込みは解けましたねー。たのしーです」

白望「それはよかった」



212:2012/08/12(日) 17:55:12.41 ID:07zu/Rir0


初美「灯台の景色もよかったし、青函トンネル記念館も楽しかったー」

白望「竜飛の風は目に見えなくても一度味わったら一生忘れられないでしょ」

初美「ですねー。でも白ちゃんは何度目かなんでしょー。色々詳しーしー」

白望「竜飛、平舘、十和田周辺は宮守のみんなと行ったことある」

初美「なるるー」

白望「当時は豊音もエイスリンもいなくて、塞と胡桃の三人旅だったけどね」

初美「懐古旅行なんですねー」



213:2012/08/12(日) 17:55:57.23 ID:07zu/Rir0


白望「一人で上京したから正直、軽くホームシック」

初美「だからって郷里の土を踏むのはなんか悔しい気もする」

白望「......」

初美「その気持ちわかるですよー。私も巫女の役目を捨てて一人で上京しましたからー」

白望「そっか、じゃー仲間だ」

初美「今頃気づいたんですかー? 私たちは色々あってもみーんな仲間なんですよー」

白望「そっかぁ」



214:2012/08/12(日) 17:56:32.76 ID:07zu/Rir0


照「そうだぞ」

洋榎「せやせや」

久「そーゆーことね」

白望「いつの間に起きてたし///」

照「白望の運転で深く眠れるわけないだろ」

久「睡眠が永眠になりかねないものね」

洋榎「空を見てみい。まさに逢魔が刻やで、眠れるかいな」

白望「ひどい」

初美「でも最高の黄昏ですよー」

白望「...うん」







230:2012/08/22(水) 15:13:23.81 ID:sVFdnnO80




平舘 〜 不老ふ死温泉 憩の宿


ザバー

洋榎「はーさっぱりしたわー」

久「初日は車中泊だったものねー」

洋榎「ほんまやで。北国言うても夏はやっぱあっついしなー」

久「ま、夏は夏らしく過ごせるのが一番じゃない?」

洋榎「そらそーやけどもー。よっこらせ」ザブン

久「こらこら、年頃の女の子がオジサンみたいなこと言わないの」ザブン

洋榎「えーやん、誰がおるでもなし。はー生き返るわー」

久「しょーがないわねーこのオッサンはww」



231:2012/08/22(水) 15:14:19.76 ID:sVFdnnO80


洋榎「オッサンでえーから肩揉んでや〜」

久「はいはい」モニュ

洋榎「ちょちょちょっ、ちゃうって、そこ乳やん!」

久「こってるわね〜」モニュモニュ

洋榎「あ/// ちょ、アカン、やめーや」

久「うりゃ」クリクリッ

洋榎「〜〜〜っ......ほんま、アカンて...///」

久「相変わらず弱いわねぇ〜」ニヤニヤ

洋榎「ど、どっちがオッサンやねん///」ジトッ

久「なんのことかしら〜♪」メーソラシー







232:2012/08/22(水) 15:15:28.09 ID:sVFdnnO80






白望「ねむい〜」ドサッ

初美「なかなかの強行軍でしたし、メシ、フロときたらもう寝るだけですよー」コロリン

照「掛け布団の上に寝るな。冷房かかってるし喉をやられるぞ」メルメル

初美「はーい」モゾモゾ

カチャ

久「ただいまー」ツヤツヤ

照「お、おかえりー」メルメル

洋榎「どっと疲れたわ...」

照「何があったww」



233:2012/08/22(水) 15:15:55.43 ID:sVFdnnO80


久「まあまあ。あら、メール?」

照「ああ、ちょっとね」

久「で、二人はダウンね」

初美「さすがに疲れたですよー」ヒョコッ

白望 zzz

洋榎「うちももう寝るわー、明日は海やしなー。ほなおやすみー」

照「ふむ、これはおとなしく寝ておく流れかな」

久「そうねー、海水浴って何かと体力消耗しそうだし英気を養いましょう」

照「それじゃあ灯りを落とすよ」

久「うん、おやすみなさい」

照「おやすみ」

パチッ







234:2012/08/22(水) 15:16:26.47 ID:sVFdnnO80



平舘海水浴場


洋榎「ひゃっほー! 一番乗りやでー」ポイポイッ ← 下水着

久「ちょっと洋榎、脱ぎ散らしながら行かない!」

洋榎「んなもんえーからはようはよう! 人おらんうちにキャッキャウフフせなもったいないで!」

照「小学生か」

初美「お子様ですねー」

白望「ねむい...」

久「ごめん、先に行ってるわね」

照「ああ、私たちはパラソル借りて場所取りしてから行くよ」







235:2012/08/22(水) 15:17:01.67 ID:sVFdnnO80






照「この辺でいいだろう。白望、パラソル立てるの手伝って」

白望「仕方ないなぁ」ノソノソ

初美「今日は泳ぎますよー!」

照「これでよし。で、初美のその恰好、さっきからずっと突っ込みたかったんだが...何それ?」

初美「これですか? 水衣ですよー。日本泳法のれっきとした水着なのです」

照「日本泳法? 古式泳法のこと?」

初美「そーですよー。私は現存する日本最古の泳法「神統流」を体得してるです」

照「ほほう、では私と泳ぎ比べするか」ヌギッ



236:2012/08/22(水) 15:17:27.74 ID:sVFdnnO80


初美「競泳水着! ふふ、腕に覚えありといったところですかー」

照「まあな。沖合に見えるブイまでの往復でどうだ?」

初美「望むところですよー」

白望「なにその暑苦しい展開...」

照「なんだ白望は泳がないのか?」

白望「いい、ここで荷物番してる」

初美「白ちゃんはいつもどーりですねー」

白望「あ、ちゃんと準備体操してから海に入ってね。内海だけど気を付けて」

照「了解だ。行くぞ初美」

初美「おーっ!」







237:2012/08/22(水) 15:18:02.52 ID:sVFdnnO80






久「ちょっとちょっとちょっと、どこがキャッキャウフフよ、ハァハァゼェゼェじゃないのよ」ゼェハァ

洋榎「なんや体力ないなぁ。若者らしゅーないでー?」

久「洋榎が体力バカなだけでしょ...」ボソッ

洋榎「ん? なんて?」

久「何でもないわ。それより一度戻りましょ、照たちが場所取りしてくれてるから」

洋榎「照やったらホレ、初美と波打ち際で体操しとるで」

久「え? あら、ほんとだ」

洋榎「とりま行ってみようや」







238:2012/08/22(水) 15:18:50.49 ID:sVFdnnO80






ガヤガヤ

白望(あー、そろそろ海水浴客が集まりだす時間かー)ウトウト

ザッ

白望(ん、誰か戻ってきたかな...)ウツラウツラ

??「んしょ」

白望「えっ!?」パチクリ

??「あー、そのままそのまま」

白望「なんで人の上に寝そべるの? 誰?」アセアセ



239:2012/08/22(水) 15:19:18.95 ID:sVFdnnO80


怜「相変わらずの心地よさやな。おひさやで」

白望「えええ〜...何でいるの...」

怜「そら夏のバカンスやん。自分らもそーやろ?」

白望「でもなんで青森...てゆーかどいて欲しい」

怜「それは聞かれへんな」

竜華「怜、人様に迷惑かけたらアカンよ」

怜「せやね」スクッ

竜華「堪忍な〜、えーと...瀬川さん?」

白望「小瀬川、小瀬川白望」

竜華「小瀬川さんやったか、うちは清水谷竜華です。こっちが」

怜「園城寺怜や」



240:2012/08/22(水) 15:19:54.67 ID:sVFdnnO80


白望「はぁ...で、何でここに?」

竜華「うちら北海道まで行くんやけど、セーラがその前にここ寄りたいゆーてん」

怜「おたくらんトコのチャンプからここに来るゆー話聞いとったみたいやで」

白望「へぇ〜......え?」

竜華「どしたん?」

白望「そのセーラちゃんはうちの照とどーゆー関係?」

竜華「どうゆーても...どーなんやろなぁ?」

怜「竜華、本気でゆーてん?」

竜華「へ?」

怜「セーラの変わりよう見たら誰やってチャンプにゾッコンや分かる思うけどな」

竜華「そ、そうなん?」

白望「なにそれ、目が冴えてきた」ムクッ







241:2012/08/22(水) 15:20:44.46 ID:sVFdnnO80







洋榎「おーい、二人して何しとん?」

初美「あのブイまで行って戻ってくるレースですよー」

照「参加するか?」

久「のっけからクタクタよ、遠慮するわ」

初美「洋ちゃんはー?」

洋榎「やー、うちはガチで泳ぐんはちょっと...」

タッタッタッ



242:2012/08/22(水) 15:21:19.04 ID:sVFdnnO80


セーラ「てーーーるーーー♪」キラキラ

照「ん?」

セーラ「やっと見つけたでー」ダキツキッ

照「おっとっと、本当に来たのか」

セーラ「何とか時間のやりくりついてん。会えて嬉しい?」

照「嬉しいよ」ナデナデ



243:2012/08/22(水) 15:22:08.50 ID:sVFdnnO80


. / /: :.,ィ: : : : : : : : : : : : : : : \i
/ / / i: : : : : : : : : :i: : : : : : : :.\
__i /  /: : : : : : : ;ィ: :}: : : : : : : : : : :.
 i 「`7 /!: : : :∠」_ ハ: i: : : : : : : : :i
=-x /// : :/   ! 「 卞}: : : : : : : : :}
::::i.   / / ==ェx、_ i/i: : : : : : : :/
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        ∨::::ソ i,厶イ\
          ̄`  .!: : / \\
             }: :.!   )::)
  /\        ノ|: .:| //
;,、  ̄ ̄   _,,   <  |: :.!//
    | ̄           !: :|/
洋榎「......」

久「えっと、照、その子は?」

初美「誰ですかー?」

照「誰ってセーラだよ」

洋榎「セー...ラ...?」



244:2012/08/22(水) 15:23:12.94 ID:sVFdnnO80


セーラ「せやで。ひょっとして見違えてもーた? ヘアメイクとかも照にアドバイスしてもろたしなー」

洋榎「...うそやん」

セーラ「なんや、どないした愛宕山」

洋榎「...おかしいやろ、にせもんちゃうの?」

セーラ「あー、凡人と美少女の歴然たる差っちゅー現実にショック受けとるんやな、わかる、わかるで」シミジミ

洋榎「だまりぃ...」

セーラ「そないに肩落とさんと、凡夫たれども希望を捨てたらアカンよ」

洋榎「ぎゃーーーーーやっかましーわーーー!」コウゲキッ

セーラ「キレよったww」カイヒッ

久「洋榎、どうどう」

洋榎「ふーっ、ふーっ」



245:2012/08/22(水) 15:25:24.66 ID:sVFdnnO80


照「落ち着け。セーラもよさないか」

セーラ「かんにんやー」ヨリソイー

照「まったく、同郷同士もう少し仲良くできないのか...」

初美「姫松と千里山の相性なんですかねー」

久「もっと個人的なものだと思うけど...。でもまぁこれで照のメール相手がわかったわ」

照「まぁそーゆーことだ」

洋榎「行くで久」

久「って、どこへ?」

洋榎「海の家、腹立つと腹減るねん」スタスタッ

久「まったく子供なんだから」







246:2012/08/22(水) 15:26:11.13 ID:sVFdnnO80






初美「嵐のような一幕でしたよー」

照「ごめん」

セーラ「照が謝ることないやん。永水のとは初めてやったな。江口セーラや、よろしゅー」

初美「薄墨初美ですー。よろしくですよー。でー、お二人はどーゆー」

照「ともだ..」

セーラ「恋人!」

照「おい///」

セーラ「えー、なんなん? うちの片思いなん?」

照「や、そーは言わないけど...///」

初美「気温がうなぎのぼりですよー」

照「よし、泳ごう!」



247:2012/08/22(水) 15:26:51.85 ID:sVFdnnO80


セーラ「お、競争するん?」

初美「ですよー」

セーラ「ほな、なんか賭けよー?」

照「ふむ、負けたらかき氷をおごる。とか」

初美「焼そばもつけるですー」

照「仕方ないな」

セーラ「うちが勝ったら照にチューしてもらうで///」

照「お、おい///」

初美「それじゃーヨーイ...どーーん!!」







248:2012/08/22(水) 15:27:36.48 ID:sVFdnnO80






洋榎「財布財布〜」

白望「おかえりー」

久「ただいまーって、あらあらお揃いで」

怜「おはよーさん」

竜華「お邪魔してますー」

洋榎「江口だけやなかったんかい」

怜「セーラに会うたん?」

洋榎「照とイチャついとるわ」

白望「どこっ」ガタッ

竜華「おちつきーやww」



249:2012/08/22(水) 15:28:09.22 ID:sVFdnnO80


久「それにしても貴方たちよくピンポイントでここへ来たわね」

怜「もともとチャンプとセーラの繋がりでそっちの旅行計画は筒抜けやってん」

竜華「ほんまやったら今日の正午には函館やってんけど、セーラがどうしてもゆーて蟹田で途中下車したんよ」

久「蟹田ね、確か午後にフェリーに乗るところよね?」

白望「そう」

怜「ええなフェリー」

竜華「うちらも八戸からフェリーで苫小牧とか考えとってんけど時間かかりすぎやーゆーてなぁ」

洋榎「積もる話も何とやら、とりあえず海の家行こーや」

久「そうね、移動しましょうか」







250:2012/08/22(水) 15:28:46.45 ID:sVFdnnO80






ジャバジャバ

照「ぷはっ(どんだけ早いんだあいつら...)」ビリッケツー

スイーッ スイーッ

初美(ふふふ、海とプールは違うです! 波を渡る張紙、流れを渡る早手、日本泳法の完全勝利ですよー)イチバンテー

バッシャバッシャ

セーラ(照とチュー、照とチュー)オイコシー

初美(ほえっ!? 無駄の塊みたいな泳ぎに抜かれましたー)







251:2012/08/22(水) 15:29:35.03 ID:sVFdnnO80






セーラ「はぁはぁ...よっしゃ、一番...」バタッ

初美「ま、まさかの逆転負けですぅ〜〜」パタッ

照「くっ...完敗だ」

セーラ「起こしてやー」

照「負けたよ」グイッ

初美「鬼気迫る泳ぎでしたねー」ムクッ

セーラ「へへ、恋する乙女のパワーやで」



252:2012/08/22(水) 15:30:07.58 ID:sVFdnnO80


初美「あー、照ちゃんは意外とそーゆーストレートなのに弱そうですよねー」

セーラ「そうなんか?」

照「余計なことを言うな///」

セーラ「好っきやで!」

照「わ、わかったから///」

初美「はい、約束のチューのお時間ですよー」

照「おまえー///」



253:2012/08/22(水) 15:30:36.06 ID:sVFdnnO80


セーラ「勝負は勝負や、な?」

照「それは、わかってる......目を閉じて」

セーラ「ん...///」

照「......」チュ

初美「おでこじゃないですかー」ブーブー

照「うるさい!/// どこにとは言われてないだろう」

セーラ「えへへ〜」ゴマンエツー

初美「ま、まぁ本人が満足ならいーんですけどねー」








254:2012/08/22(水) 15:31:16.22 ID:sVFdnnO80






初美「たっだいまー」

久「あら、お疲れさま。その様子だと負けたのは」

照「私だ。海とプールでは勝手が違った。負けついでにみんなの分もかき氷」

洋榎「気が利くやん、って、だははははww」

セーラ「なんや、人見て急に笑いよって」

怜「セーラ、折角セットした髪がボッサボサやでww」

竜華「海水に濡れてそのまま乾いたんやね。懐かしのツンツン頭になっとるよww」

怜「いや前よりびどいてww」

セーラ「なななな/// かがみかがみ!」



255:2012/08/22(水) 15:31:47.03 ID:sVFdnnO80


白望「はい」

セーラ「ぎゃーーーーーっ!!」

照「落ち着け、直してやるから」

セーラ「ほんま? はよ、はよ直して」

照「はいはい、こっちおいで」

怜「仲えーなー」

洋榎「かーっ、なんや江口もしおらしゅー丸まったもんやなー」

白望「いいね、いいね」

竜華「ええやないの。いつまでも男の娘ってわけにはいかんのやし」



256:2012/08/22(水) 15:32:12.79 ID:sVFdnnO80


白望「はい」

セーラ「ぎゃーーーーーっ!!」

照「落ち着け、直してやるから」

セーラ「ほんま? はよ、はよ直して」

照「はいはい、こっちおいで」

怜「仲えーなー」

洋榎「かーっ、なんや江口もしおらしゅー丸まったもんやなー」

白望「いいね、いいね」

竜華「ええやないの。いつまでも男の娘ってわけにはいかんのやし」



257:2012/08/22(水) 15:32:45.30 ID:sVFdnnO80


久「さて、みんな集まったし、海の家で買ってきたこれの出番かしら?」

初美「わー、立派なスイカさんですねー」

竜華「目隠しになるよーなもんは...」

怜「竜華のブラでええんやろ」

竜華「するかいな!」

怜「ほなパンチーにしとこか?」

竜華「あほー///」

怜「かぶったら丁度ええやんww」

久「こっちも負けず劣らず仲がいいわね」

白望「眼福眼福」







258:2012/08/22(水) 15:33:14.65 ID:sVFdnnO80






洋榎「ほな一番槍行かせてもらうでー」

初美「まわしますよー」グルグル

久「こっちよー、ほら、手の鳴る方へー♪」

セーラ「そっちやないでーこっちやこっち」

洋榎「さよかー、ほな遠慮のう江口のドタマを...」

照「スイカを狙え」



259:2012/08/22(水) 15:33:43.23 ID:sVFdnnO80


洋榎「へいへい。ここらやろっ!」ズバンッ

セーラ「空振りやーww」

久「惜しくもなんともなかったわねー」

洋榎「ふっ、所詮は子供のおあそびや」

白望「はいはい。次やるひとー?」

怜「竜華いってきーや」

竜華「ええ、うち? こーゆーの得意とちゃうんやけどなー」







260:2012/08/22(水) 15:34:24.92 ID:sVFdnnO80






怜「ほな手ぇ叩くから、それが止まったら振り下ろすんやで」

竜華「うん、わかった」

初美「はじめー!」

怜「こっちやこっちー」パチパチ

竜華(あかん、初美ちゃんまわしすぎや、足元が)フラフラ

怜「竜華」

竜華「?(手拍子止まった? 打ってええんかな?)」



261:2012/08/22(水) 15:35:00.33 ID:sVFdnnO80


怜「竜華、おっぱいポロリしとるで」

竜華「!? ひゃあっ///」スワリコミー

ドッ wwww

竜華「なんやのもう! しとらへんやないのー!///」プンスカ

怜「竜華は可愛ええなー」

洋榎「スイカ割りで見せつけるとか中々の上級者やなぁ」

白望「世界は百合分に満ち溢れてるなぁ」

照「その反応はおかしいだろ」



262:2012/08/22(水) 15:35:36.53 ID:sVFdnnO80


初美「次の挑戦者はー?」

セーラ「照がいくでー」

照「私か?」

セーラ「うちが手拍子鳴らすさかい、きっちり割ってや」

怜「生半可なカップルには割れへんのやけどね」ニヤニヤ

照「む」

竜華「それ、うちらも全否定やないの...」

怜「あ///」







263:2012/08/22(水) 15:36:21.65 ID:sVFdnnO80






セーラ「今や!」

照「ふんっ!」スバシャアッ

全員「おおお〜」ハクシュカッサイー

セーラ「さっすが照や〜、かっくいー!」ダキツキッ

照「よ、よせ、みんなの前で///」

久「みんなの前じゃなきゃOKなわけねー」ニヤニヤ

怜「さすがチャンプ、セーラを女にしただけのことはあるなぁ」

白望「これが夏の獣か...」

照「をいっ! なんで獣だ///」



264:2012/08/22(水) 15:37:06.59 ID:sVFdnnO80


セーラ「うちは別にえーんよ? ケ・モ・ノ・で・も」ノノジー

照「やめて、ホントやめて///」

初美「サマービースト照ってシャープシューター菫みたいでかっこいいですねー」

照「全然かっこよくないから!///」

洋榎「サマービースト照、か...当分ネタには困らんな」

照「やめてっ!!」

ドッ wwww







282:2012/08/26(日) 14:29:04.42 ID:oi8V9Igw0






初美「スイカでお腹がタプタプになりましたー」

照「ふむ、ちょっと横になるかな」

怜「せやったら砂風呂せーへん? 作ったるで」

セーラ「お、ええな。ほな照の隣で頼むわー」

久「手伝うわよ」


ザッザッザッ




283:2012/08/26(日) 14:29:42.65 ID:oi8V9Igw0


初美「ん〜、砂のフィット感が何とも言えずたまりません〜」

照「確かに、このまま寝てしまいそうだ」

セーラ(ホンマに寝ぇへんかな...照の寝顔見てみたい)

照「なんだ?」

セーラ「な、なんもないで///」

洋榎「妄想おつ」

セーラ「うざっ! なんで愛宕までうちの隣やねん」

竜華「こらこら、写真撮ったるさかい喧嘩はやめーや」



284:2012/08/26(日) 14:30:19.59 ID:oi8V9Igw0


怜「竜華ちょい待ちや」

竜華「なに?」

怜「竹井さんも座椅子さんもこっちきてや」

久「はいはい」

白望「座椅子さんはおかしいよね?」

怜「華麗にスルー」

白望「えー」

怜「それより耳貸しや。あんな...」ゴニョゴニョ




285:2012/08/26(日) 14:30:56.71 ID:oi8V9Igw0



初美「なにを話してますかー?」

白望「担当の小瀬川です。よろしくお願いします」

初美「はい?」

竜華「宮永さんはうちがお世話します」

照「?」

怜「ほなセーラ、始めよか」

セーラ「な、なにがや?」

洋榎「久、なに企んどんねん」

久「まあまあまあ」


ザッザッザッ



286:2012/08/26(日) 14:31:29.37 ID:oi8V9Igw0


怜「盛るでー、どんどん盛るでー」

セーラ「ちょっ、おまっ」

白望「貧乳組にささやかなプレゼント」

初美「ないないっ、これはないっ!」

竜華「堪忍な、せめて美乳に盛ったるさかい」

照「屈辱すぎる...」

久「ほ〜ら、絹ちゃんより大きくなったわよ〜」

洋榎「なぁ久、これは離婚訴訟に発展するで」



287:2012/08/26(日) 14:31:57.98 ID:oi8V9Igw0


セーラ「怜は盛りすぎやろ! すでに乳やない! 通天閣やっちゅーねん!」

怜「夢は大きく持たなアカンやろ?」

白望「そろそろいいかな。写真」

初美「この上撮影までする気ですかー!」

怜「目線入れとく?」

照「今日という日を忘れない...絶対にだ」

洋榎「久、おっぱい片方つにつき貸ひとつやで」

久「ぶはっ、なにそれツボるわ〜」

洋榎「嗤いなや!」



288:2012/08/26(日) 14:32:40.38 ID:oi8V9Igw0


怜「よっしゃ、頃合いやな」

竜華「ほな撮るでー」

白・竜・怜・久「ちちたすちちはー?」

初・照・セ・洋「やかましいっ!!」

パシャッ


ジョウズニシャシンガトレマシター







289:2012/08/26(日) 14:33:07.90 ID:oi8V9Igw0




平舘支所前バス停


照「全員乗れればよかったんだが」

竜華「さすがに8人は無理やもんね。荷物載せてもらえるだけでも助かるわ」

怜「ホンマや、おおきにー」

照「じゃあ久たちも蟹田で会おう」

久「ええ、せっかくの機会だからのんびりバスに揺られてくるわ」

洋榎「運転中にイチャついたらアカンで」

照「するか。じゃあ、セーラたちを乗せに戻るよ」

竜華「よろしゅー」

怜「ほな蟹田でなー」







290:2012/08/26(日) 14:33:57.63 ID:oi8V9Igw0





プシュー


洋榎「おんぼろバスが来るかー思たら結構新しいんが来たもんやな」

竜華「後ろの席行こか」

怜「30分以上かかるしな」

久「結構距離あるのね」

竜華「それにしても今日はほんま急にお邪魔させてもろーて」

久「いいじゃない。海なんてデートでもなければ大勢の方が楽しいわよ」

怜「ほんま楽しかったなぁ」



291:2012/08/26(日) 14:34:39.80 ID:oi8V9Igw0


洋榎「しっかし園城寺はずいぶんとイタズラっ子な感じなんやな、驚いたで」

竜華「そーなんよ。大人しそーに見えて色々企てんねん」

怜「しゃーない、うちは愛され小悪魔ガールやねんから」

竜華「そのアピールやめ」

怜「えー」

久「ふふ、面白い二人ね」

洋榎「おもろい二人ゆーたら、照と江口、あれどーなっとんねん」

怜「どーゆーても、ふつーにデキてるんちゃうの?」

久「そもそもは新宿で会った時に私と洋榎が冗談でけしかけたんだけどね」

洋榎「あったなぁ。しっかし嘘から出た真とでもゆーんかな、ホンマにあーなろーとは思わへんやろー」



292:2012/08/26(日) 14:35:33.38 ID:oi8V9Igw0


竜華「大学上がってから「オレ」言わへんよーになったし、急に女らしいカッコするようになったなーとは思っててんけどなぁ」

怜「竜華は天然のお嬢やから鈍感なだけや。うちはすぐピーンときたで」

竜華「言うほどお嬢でもないで?」

久・洋(うわ、天然で鈍感だ)

怜「女らしー身なりになった思たら事あるごとにチャンプの話やん、バレバレやろ」

竜華「そー言われればそーやったかなぁ」

久「例えばどんな話するの?」

怜「照やんにあれしてもろーた、これしてもろーたっちゅーのが出掛りでな」

竜華「せやせや、そんで照やんはホンマ優しーねんを10回は繰り返すな」

洋榎「重病やな」



293:2012/08/26(日) 14:36:15.20 ID:oi8V9Igw0


久「照はあー見えて面倒見いいし、実際優しいものねー」

竜華「そうなん? 見た目とちゃうなーゆーのは今日で分かったけど。ふむふむ、そーなんやー」

怜「セーラもセーラで元がアレやから、情緒が芽生えたゆーても何事も直球勝負なところがあるやろ?」

洋榎「せやなー」

怜「あの一本調子で迫られとったらチャンプの方が身ぃもたんちゃうかなぁ?」

久「まぁちょっとタジタジな感じはしてたわねー。面白いからいいけど」

洋榎「普段どーりに対応できてへんから一気にいじられキャラと化しとったなぁww」

怜「いじり甲斐もあるしなww」

竜華「んでも直球とそれ全部受け止める優しい宮永さんやったら、そんなん理想のカップルやないの?」

3人「な、なるほど」







294:2012/08/26(日) 14:37:21.71 ID:oi8V9Igw0




JR蟹田駅


初美「とーちゃーく!」

照「この辺りも風が強いんだな」

白望「蟹田ってのは風の町だね」

セーラ「それ太宰やな。来たときホームに碑があったで」

照「太宰治の「津軽」か、昔読んだな」

白望「照は本好きだよね」



295:2012/08/26(日) 14:38:00.75 ID:oi8V9Igw0


初美「えーっと、私たちがフェリーに乗る港はどこですかー?」

白望「通り過ぎてきたね。蟹田川を渡る手前にあった港がそうだよ」

セーラ「うちらは青函トンネルで函館や、そっちはフェリーで下北やろ。下北ゆーたら恐れ..」

白・初「げふんげふん!」

セーラ「な、なんや?」

白望「べつに」

セーラ「下北ゆーたら..」

初美「喉乾きませんか!? ジュース買ってきますよー」

セーラ「? ほな冷コー頼むわ、ほい小銭」

白望「お茶でー」

照「私はいい。そろそろバスも来るだろうし、荷物を運んで駅舎で待ってよう」

セーラ「せやね」







296:2012/08/26(日) 14:38:35.29 ID:oi8V9Igw0






久「おまたせー」

竜華「ここまで荷物運んでくれたんや、ありがとう助かるわ」

初美「どーいたしましてー」

白望「そろそろ電車来るみたいだよ」

怜「ほんまや、なんや忙しないなぁ。名残惜しいわ」

セーラ「切符なくしとらへんか?」

竜華「大丈夫やで」



297:2012/08/26(日) 14:39:19.22 ID:oi8V9Igw0


洋榎「まぁほな気ぃ付けて行ってきーや」

怜「そっちも楽しんできてな」

久「ええ、また東京で会いましょう」

竜華「ほな行こか。皆さんお世話になりました」

初美「こちらこそ楽しかったですよー」

セーラ「ほな、また」



298:2012/08/26(日) 14:39:51.28 ID:oi8V9Igw0


照「ちょっと待って、ホームまで送るから入場券買う」

セーラ「え、ええって、フェリー乗り遅れてまうで」

照「時間あるよな?」

白・初・久「どーぞどーぞ」

洋榎「行ってきー。うちらはここで待ってるでー」

セーラ「変な気ぃ使わんでええねん///」

照「電車来てるな。よし、行こう」ウデクミ

セーラ「///」







299:2012/08/26(日) 14:41:09.75 ID:oi8V9Igw0




久「照も結構やるわねぇ」

初美「ですねー。あ、見えなくなりました」

白望「駅舎の陰でキスしてるかも...」ツツ-

洋榎「やめとき。そっとしといたり」

初美「えー、気になるですー」

洋榎「あの照が恋してるゆーんなら、陰ながら見守るんが仲間っちゅーもんやで」

白望「まともだ...」



300:2012/08/26(日) 14:41:36.56 ID:oi8V9Igw0


久「あら、かっこいい洋榎が戻ってきたわね」

洋榎「何を言うんや、平常運転やないか」

久「ふふ」ツイ

ズキュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

白望「また濃厚な...」

初美「見せつけすぎですー///」






301:2012/08/26(日) 14:42:13.31 ID:oi8V9Igw0





ホーム


セーラ「もう二人とも乗り込んでるみたいや。ほなここで、見送りありがとう」

照「セーラ」グイッ

セーラ「えっ、ん...」

・ ・ ・ ・ ・ ・

セーラ「ぷはっ///」



302:2012/08/26(日) 14:43:04.37 ID:oi8V9Igw0


セーラ「な な な ///」

照「海では躱してしまったからね」

セーラ「い、いきなりすぎやろー///」

照「期待してなかった?」

セーラ「し、してました///」

照「ふふ、空回りじゃなくてよかった」



303:2012/08/26(日) 14:43:49.19 ID:oi8V9Igw0


セーラ「あー、このまま一緒にいたいなぁ」

照「もう時間。続きは東京で」

セーラ「せやな...ほな、行くけど」

照「メールするから」

セーラ「うちも」

竜華「セーラー デンシャデルデー」

マモナク ハッシャイタシマス



304:2012/08/26(日) 14:45:25.32 ID:oi8V9Igw0


照「それじゃあ気を付けて。楽しんでおいで」

セーラ「うん、お互いに。ほな東京で!」ケーレー


プシュー


セーラ「ハー、ハー」マドクモラシー

照「?」

セーラ「大 好 き っと」キュッキュッ

照「ばかっ///」テーフリフリー



305:2012/08/26(日) 14:46:36.46 ID:oi8V9Igw0



ガタンゴトン

ガタンゴトン

ガタンゴトン

------

----

--


照「大好きだよ...」ボソッ







306:2012/08/26(日) 14:48:52.28 ID:oi8V9Igw0






照「ただいま」

洋榎「おー、しっかり別れを惜しんできたかー?」

照「その辺はご想像にお任せする」

初美「なんか余裕ですねー」

白望「高校チャンプは格が違った」

久「では、私たちも行くとしますか」

照「そうしよう」

初美「わーい♪ フェリー楽しみですよー」







307:2012/08/26(日) 14:49:21.33 ID:oi8V9Igw0




蟹田港 フェリーターミナル


照「券売所前につけたが、白望、任せていいか?」

白望「うん、行ってくる」

洋榎「うちは売店覗きに行ってるでー」

久「洋榎ー、適当にみんなの分のお菓子でも買っておいてー」

洋榎「らじゃーやでー」スタスタ

初美「照ちゃん、航路図がありますよー」



308:2012/08/26(日) 14:49:47.46 ID:oi8V9Igw0


照「どれどれ、脇野沢までは...一時間で行けるのか」

久「今1時ちょっと過ぎだから、私たちが乗るのは1時半の第3便ね」

初美「車のままフェリー乗るの初めてですー」

久「そーゆーのって何かワクワクしちゃうのよねー」

照「お、フェリーが入ってきたぞ」

初美「わぁ〜おっきいですー」



309:2012/08/26(日) 14:50:15.39 ID:oi8V9Igw0


白望「乗船券買ってきたよ」

久「おかえり、今入ってきたあれに乗れるの?」

白望「そう、もう並んで順番に乗り込んでって言われた」

照「じゃあ乗船の運転は任せるよ」カギワタシー

白望「うん」

初美「あ、洋ちゃん呼んでこないとー」

久「行ってくるわ。先に並んじゃってて」







310:2012/08/26(日) 14:50:54.95 ID:oi8V9Igw0






洋榎「ローカルスナックあさっとったら乗り遅れるとこやったで」バタン

初美「何買ってきましたかー」

洋榎「ほれ」ガサッ

初美「ふむふむ、にんにくせんべい? アップルスナックにピリカレー あ、雲丹PRETZ!」

照「雲丹好きだなww」

洋榎「津軽りんごのアポロも入ってるやろ?」

初美「ありましたー。チョコは溶けないうちに食べちゃいましょー」ガサゴソ



311:2012/08/26(日) 14:51:28.03 ID:oi8V9Igw0


白望「乗り込むよー」

洋榎「お、きたか!」

初美「わぁ〜、クジラの口に飛び込むみたいですねー」

照「久、デジカメ」

久「スタンバイOKよ」

カシャッ







312:2012/08/26(日) 14:52:02.18 ID:oi8V9Igw0




船上にて


久「いい風ねー」

洋榎「空も海も真っ青やー、気ン持ちええわー」

初美「白ちゃん白ちゃん、パンフにイルカが見れるって書いてあったですけどー」

洋榎「ホンマ!? どこやどこや!」

白望「あー、今の時期はもう見れないよ。5月か6月じゃないと」

初美「そーなんだー。残念ですー」

洋榎「なんや、見たかったなぁイルカ」



313:2012/08/26(日) 14:52:28.34 ID:oi8V9Igw0


久「照の方行ってみましょ、カモメにエサあげてるみたいよ」

初美「いくっ!」

パタパタパタッ

洋榎「おー、ぎょーさんおるなー」

初美「フェリーと同じ速さで飛んでるから止まって見えますねー。おもしろーい」

白望「乗客からエサを貰い慣れてるんだろうね」

照「アップルスナックなくなった」

洋榎「ちょ、うちまだ食べてへんのに」

久「次はピリカレーを開けましょう」

初美「カモメさんの舌がシビレちゃいますよー」



314:2012/08/26(日) 14:53:15.21 ID:oi8V9Igw0


バサバサッ

久「きゃあ、ちょっ、狙われてるww」

白望「近くで見ると目が怖い」

洋榎「野性を侮ったらアカンで。竜飛の風と同じや、油断しとったらやられる!」

照「カモメ相手に何を..」

ポトッ

初美「あ、フンが照ちゃんの袖に...」

洋榎「だはは、えんがちょーww」



315:2012/08/26(日) 14:53:52.18 ID:oi8V9Igw0


照「か、かもめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

オキャクサマー センジョウデアバレナイデクダサーイ

久「うわ、放送で注意されるとか恥ずかしすぎる///」

初美「照ちゃん、やってしまいましたねー」

照「くっ...」

白望「暑くなってきた...船室もどろー」







316:2012/08/26(日) 14:54:41.51 ID:oi8V9Igw0





同刻 スーパー白鳥


怜「そろそろ青函トンネル入るみたいやな」

竜華「そうやの? セーラ、青函トンネルやて」

セーラ「......」ニヤニヤ

怜「あかん。乗車からこっちずっとこの調子や。ぶっちゃけキモイで」

竜華「ほんまやな。セーラ、セーラ!」



317:2012/08/26(日) 14:55:07.83 ID:oi8V9Igw0


セーラ「ん...なんや?」ニヘラー

怜「なんやちゃうわ。その緩み切った顔なんとかしーや」

セーラ「いらんお世話や、ほっときーな///」

竜華「どんだけいーことあったんよww お姉さんに話してみぃ?」

セーラ「そ、それは言われへん///」

怜「キスでもしたんやろ?」

セーラ「ちゃ、ちゃうわアホ///」

竜華「なんや、ちゃうんか」



318:2012/08/26(日) 14:55:36.66 ID:oi8V9Igw0


怜「ちゃうわけないやん。これはベロチューくらいいっとるで」

セーラ「そこまではしてへん!」

竜華「そこまでは?」

セーラ「あっ、しもた///」

怜「ほれみぃ、キスしたんやないのーww」

セーラ「し、しつっこいな怜はー/// 竜華に膝枕して貰ろて寝ときーや」

怜「えー」







327:2012/09/02(日) 17:28:54.64 ID:fztauWkG0



脇野沢フェリーターミナル


洋榎「よっしゃ、下北に上陸や」

久「次の目的地はどこだったかしら? 宿にはまだ早いわよね?」

白望「とりあえず今日の宿まで行くよ」

照「今日はどこに泊まるんだった?」

初美「観光地の中にあるお宿ですよー」

白望「そうそう」



328:2012/09/02(日) 17:29:26.33 ID:fztauWkG0


洋榎「ま、一息ついてから見て回ればええねん」

久「お寺なんでしょ?」

白望「うん。泊まるところも境内にある宿坊」

照「宿坊? にしては宿泊費結構したよな?」

洋榎「当たり前や。古今東西寺なんちゅうもんはボッタクリやで」

初美「またバチ当たりなことをー」







329:2012/09/02(日) 17:29:54.28 ID:fztauWkG0



県道4号線


久「あら、霧が出てきたわね」

照「随分道がうねってきたが、山寺なのか?」

白望「カルデラ湖の畔にあるお寺。下北は初めてだから詳しくは知らない」

初美「雰囲気でてきましたねー」ヒソヒソ

洋榎「ここが恐山や知ったらどんな顔するんかいな」ヒソヒソ

久「なーに後ろでコソコソ話してるのよー?」

初・洋「べっつにー」






330:2012/09/02(日) 17:30:28.63 ID:fztauWkG0



恐山菩提寺 総門前駐車場


洋榎「しっかし深い霧やなー。こんなん初めてやわ」

久「硫黄のにおいがするわね」

白望「腐った卵のような」

洋榎「言わんでええっちゅーの」

照「初美、はぐれないように手をつないでいこう」

初美「はーい♪」

久「向こうにうっすらと門が見えるわね」

白望「入山料はまとめて払っておくから、とりあえず宿坊へ行こう」

洋榎「ほな行くでー。忘れもんせんときやー」






331:2012/09/02(日) 17:31:16.12 ID:fztauWkG0



山門 〜 宿坊吉祥閣


初美「また門が見えてきましたよー」

照「さっきのより随分と大きいな。こっちが山門かな」

久「折角なのに霧のおかげてよく見えないのが残念ね」

洋榎「ま、じきに晴れるやろー。さっきよりマシになって来とるし」

白望「宿坊 吉祥閣 右手、こっちだ」



332:2012/09/02(日) 17:31:43.21 ID:fztauWkG0


照「しかし驚くほど広そうな境内だな」

久「人も結構いるわよね」

初美「全国的にも有名な場所ですからー」

照「そうなのか」

白望「ついたよー」

洋榎「ほほー、割と新しい造りやないか」

白望「何年か前に建てかえしたらしい。おかげで宿泊費も倍になったとか...」

久「ボッタクリね」

初美「ボッタクリですよー」

洋榎「せやろー、ボッタクリやろー」

照「その辺にしておけバチあたりども」






333:2012/09/02(日) 17:32:27.54 ID:fztauWkG0





久「あら、広々として素敵なエントランスね、ロビーも空間を贅沢に使ってるわー」

照「境内の風景とは真逆でどこを見ても新しいな」

白望「じゃ、チェックイン済ませてくるね」

洋榎「たのむでー」

初美「これはお部屋の方も期待できそーですー」

照「確かに」

久「楽しみね。ここは温泉あるの? 境内では硫黄の匂がしたけど」

洋榎「何か所かある筈やで」



334:2012/09/02(日) 17:33:01.90 ID:fztauWkG0


初美「宿坊の内湯以外にも、境内に散在する外湯がありますよー」

照「外湯というのは露天?」

初美「いえー、道端にありますから湯小屋になってますよー」

白望「おまたせー。露天は宿坊の角にあるって」

洋榎「ええな、のんびり湯巡りできるやーん」

照「荷物を置いたら早速つかりたいな」

初美「海の後シャワーだけでしたからねー」

久「それじゃ、部屋へ行きましょ」






335:2012/09/02(日) 17:33:35.43 ID:fztauWkG0





久「うわー、広くてきれいな部屋じゃない」

初美「二間続きですねー。倍の人数でも泊まれそうですー」

洋榎「広さだけなら昨日の宿も広かったけど...やっぱお寺さんは金蔵に貯め込んでるんやなー」

白望「洗面もふたつある」

照「和風モダンではないが、モダンの色合いが所々織り込んであるな」

久「あら、机に観光マップが。 どれどれ、恐山菩提寺境内案内図...恐山? え、ここって恐山なの?」

白望「うん、そう」

照「え、恐山って水上勉の「飢餓海峡」に出てくる恐山なのか?」

洋榎「んなもん知るかいな」



336:2012/09/02(日) 17:34:07.28 ID:fztauWkG0


初美「日本三大霊山、日本三大霊場、日本三大霊地すべてに数えられる死者の魂集いし地、The恐山ですよー」

洋榎「大間のマグロを諦めてまでのチョイスや、ちぃとはビビッたやろー?」

久「なんか隠してるっぽいとは思ったけど、ざーんねん、私って幽霊とかはSOA派なのよねー♪」

洋榎「お、ゆーたな? 今夜は肝試しするんやで? から元気はほどほどになー」

照「肝試し...?」

白望「夏の夜の風物詩」

照「夏の夜は花火だろう」

初美「境内で花火はできませんよー」

洋榎「これはこれは、意外なところにビビリがおったよーやなぁ」ニヤニヤ

照「べ、別に怖くはない。予想外だっただけだ」

4人(ビビリ発見ww)

照「と、とにかく一風呂浴びに行こう」

初美「ですねー」






337:2012/09/02(日) 17:34:53.49 ID:fztauWkG0





露天風呂


ザバー

洋榎「ふい〜、さっぱりしたでー」ザブン

初美「おつかれさまー」プカプカ

久「ここって夕食は何時?」

白望「6時半かな、放送が入るから広間へ行く」

照「今5時少し前だから、境内を見て回るなら湯巡りしてる暇はないな」

洋榎「ま、夕飯済ませてからもう一風呂すればえーんちゃう? んで、その後は」



338:2012/09/02(日) 17:35:22.83 ID:fztauWkG0


初美「肝試しですよー」

照「本当にやるのか...」

白望「怖いんだ?」

照「そーじゃない。ただ、夜歩き回ってもいいものなのか?」

洋榎「かまへんかまへん」

初美「とりあえずお風呂を出たら境内を見て回って、肝試しのルートを決めましょー」






339:2012/09/02(日) 17:36:00.26 ID:fztauWkG0



恐山菩提寺境内




白望「MAPは持った? 出発するよー」

久「えーと、現在地は四十八燈ね。この燈籠の道を進むと本堂の地蔵堂に出る、と」

照「ふむ、まずはそこでお参りをしてから行こうか」

初美「......」ソラミアゲー

洋榎「なにボーッとしとんのや、行くでー」

初美「はーい」






340:2012/09/02(日) 17:36:30.41 ID:fztauWkG0



地蔵堂


ミンナデ オマイリング ナウ

照(何ごともありませんように...)

久「熱心ねー、夫婦円満のお願いでもしたのかしらww」

照「それは久たちだろう///」

洋榎「アホ言いなや、うちらは神仏にすがるまでもなく円満やっちゅーねん。な?」

久「そーねー」



341:2012/09/02(日) 17:37:10.60 ID:fztauWkG0


初美「白ちゃんは何お願いしましたかー?」

白望「年内に国内での同性婚が解禁されますように」

洋榎「あはは、そら来てまうかもなーww」

白望「間違いないね」

照「白望が末期過ぎる...」

初美「どーしてここまで放っておいたんでしょーかー」

久「ほらほら、次へ行きましょう」






342:2012/09/02(日) 17:37:37.23 ID:fztauWkG0



慈覚大師堂 〜 延命地蔵尊


洋榎「なーんや、大師堂ゆーから、お堂があるんかと思ったら屋根だけの野晒仏やったなー」

久「でも、この殺風景と硫黄の匂い、うっすらと霧も残ってて如何にも恐山って感じしない?」

白望「うん、雰囲気でてるよね」

初美「......」クルッ

照「? どうした初美」

初美「ん〜ん、なんでもないですよー。さぁ次はなんですかー?」



343:2012/09/02(日) 17:38:04.74 ID:fztauWkG0


照「次は...」mapヒラキー

洋榎「あれやあれ、瓦礫の上にお地蔵さんがたっとるで」

久「えーと、延命地蔵だって」

白望「ここ見晴らし良いし、最初のチェックポイントにする?」

洋榎「せやな、この地蔵さんやったら夜でも目立つやろーし。えーんちゃう」

初美「それじゃー足元に麻雀カードを5枚置いて重石しておきますねー」コトッ






344:2012/09/02(日) 17:38:35.10 ID:fztauWkG0



血の池地獄 〜 賽の河原 〜 極楽浜


白望「昔は赤かったっていうけど、普通の池だったね」

洋榎「大回りになるし、ルートから外してもえーやろな」

照「湖畔が見えてきたぞ」

初美「わぁ...すごいです〜」

久「? 普通の河原、というか浜に見えるけど」



345:2012/09/02(日) 17:39:09.39 ID:fztauWkG0


洋榎「夜になるとな」ポン

照「な、なんだ?」ビクッ

洋榎「水死したもんの霊が湖から浜へ上がってくるんや」

照「そ、そうなのか?」

久「嘘乙。そんなわけないでしょww」

洋榎「わからんで〜? あるかも知らんで〜?」






346:2012/09/02(日) 17:39:38.23 ID:fztauWkG0



五智如来


洋榎「おっ、ここチェックポイントによさそーやん」

初美「5体の台座に1枚ずつカードを置いておきますよー」

久「着々とルート設定されていくわねー。逃げられそうにないわよ、照ww」

照「だから、別に怖がってないって」

白望「お手手つないで一緒に回ってあげよーか?」

照「おいっ」



347:2012/09/02(日) 17:40:06.69 ID:fztauWkG0


洋榎「ほな手ぇ合わせて次行こかー」オガミー

久「MAPだと次はもう総門に出るみたいね」

白望「初美、行くよー」

初美「はーい。じゃあね、ばいばい」

白望「? 誰かいたの?」

初美「小さな女の子がー」

白望(誰もいなかったはずだけど...まぁいいか)






348:2012/09/02(日) 17:40:37.99 ID:fztauWkG0



総門 〜 無漏館 〜 山門


久「来た時は霧でぼんやりとしか見えなかったけど、山門は立派ねー」

洋榎「あっちにあんのはなんや? MAPでは無漏館て書いてあるけど」

照「立て看板が出てるな「イタコの口寄せ」......」

白望「イタコさんが居るところだね」

洋榎「あーあー、あれやろ? 降霊とかゆーんをする婆さんやろ?」

久「どうせコールドリーディングとかなんでしょー?」



349:2012/09/02(日) 17:41:11.46 ID:fztauWkG0


初美「そーですねー。全てのイタコさんがシャーマンとしての異能を持っていることはないでしょー」

初美「けど中にはちゃんと本来の意味での口寄せができる人もいるんじゃないでしょーかー」

洋榎「当たり外れがあるっちゅーことやな」

初美「ですねー。なんなら私が口寄せしてあげてもいーですよー?」

照「えっ!? で、できるのか?」

初美「これでも一応、霧島でシャーマンの家系に生まれましたから。ちゃんと修行もしてきましたしー」

久「まーたまたー。どーせ肝試しの為の仕込みで言ってるんでしょー?」

初美「ちがいますよー。普段なら難しいですけど、ここは日本一の霊場だけあって沢山霊がいますから降ろせる霊もいると思いますよー」



350:2012/09/02(日) 17:41:45.49 ID:fztauWkG0


洋榎「マジかいな」

初美「さっき会った女の子なんか、霊的な歪みもなくて安全におろせそうですよー」

白望「なにそれ、こわい」

久「ちょっと待って。...霊って本当にいるの?」

初美「いますよー。ここならちょっと集中するだけで見えますねー。みんなの守護霊さんとかもちゃーんと見えてますよー」

照「守護霊? 私にもいるのか?」

初美「はいー。照ちゃんの守護霊さんは何だかとっても..」



351:2012/09/02(日) 17:42:13.92 ID:fztauWkG0


洋榎「マジかいな」

初美「さっき会った女の子なんか、霊的な歪みもなくて安全におろせそうですよー」

白望「なにそれ、こわい」

久「ちょっと待って。...霊って本当にいるの?」

初美「いますよー。ここならちょっと集中するだけで見えますねー。みんなの守護霊さんとかもちゃーんと見えてますよー」

照「守護霊? 私にもいるのか?」

初美「はいー。照ちゃんの守護霊さんは何だかとっても..」



352:2012/09/02(日) 17:42:39.75 ID:fztauWkG0


照「待て待て待て! 言わないでいい、言わないでいいから」

洋榎「うちも聞きたないけど、変な霊とかは憑いてへんやろ?」

初美「悪霊の類は誰にも憑いてませんねー。憑いてたとしても私が祓ってあげますし」

白望「コメントに困る」

初美「あ、6時過ぎてます」

洋榎「お、もうそんな時間か。ほなひとまず食堂行こかー」

照「そ、そうだな」







353:2012/09/02(日) 17:43:22.99 ID:fztauWkG0






エー ソレデハ オショクジノマエニ オテモトニアリマス ショクジゴカンヲ ゴショウワネガイマス

照「さすが宿坊といったところか」

洋榎「法話とか始まったりせーへんやろな」

久「食事五観ね、ふむふむ」

ソレデハー



354:2012/09/02(日) 17:43:50.98 ID:fztauWkG0


一つには、効の多少を計り、彼の来所を知る
食事はいかに多くの人の手数と労力がついやされているか、その労苦を思い、自然の恩恵を忘れてはならない

二つには、己が徳行の全欠をはかって、供に応ず
自分の人格の完成を目ざし、また自分のつとめをなしとげるために食事をする

三つには、心を防ぎ、過食などを離るることを宗とす
食べ物に不平・不満をいだかず、飲み過ぎ、食べ過ぎのむさぼる心をおこさぬよう食事は心の修行の場である

四つには、まさに良薬を事とするは、形枯を療ぜんがためなり
食事は飢えやかわきを癒し、心身の枯死を免れる良薬と思って、決しておろそかに食べない、平和な心持ちで食する

五つには、道行を成ぜんがために、この食をうくべし
人として正しく生きることを成就するための食事であることに対して、反省と感謝の心を持ち、新たな誓いを心に持ち行うこと



355:2012/09/02(日) 17:44:21.09 ID:fztauWkG0


白望「うん、無理」

照「無理だな」

洋榎「無理すぎる」

久「普段の食事は全くあてはまってないわね」

初美「俗物ばんざーい」

ゴショウワアリガトウゴザイマシタ オメシアガリクダサイ



356:2012/09/02(日) 17:44:48.42 ID:fztauWkG0


洋榎「ようやっと食べられる」

照「精進料理といっても品数は多いし、見た目も鮮やかだな」

久「朱塗りの器も贅沢な感じよねー」

白望「食事五観とは何だったのか」

初美「食事は楽しく! これが一番ですよー」







357:2012/09/02(日) 17:45:24.63 ID:fztauWkG0






久「ちょっと食べすぎちゃったわねー」

照「残してはいけないような気がしたからな」

白望「お坊さんがちょくちょく様子見に来るからプレッシャーで完食してしまった...」

初美「お腹もくちくなったことですし」

洋榎「外湯で人心地つこーや」

久「肝試しはどーするの?」



358:2012/09/02(日) 17:45:57.20 ID:fztauWkG0


洋榎「風呂の後や、湯冷ましついでになってえーやろ」

白望「初美のおかげて肝試しの難易度が上がったよね」

照「無理にやらなくてもいーんだぞ」

洋榎「何ゆーとんねん。霊がおるならおるで、むしろ会ってみたいもんやわ」

初美「呼びますかー?」

照・久・白「やめてっ!」






359:2012/09/02(日) 17:46:50.44 ID:fztauWkG0



冷抜の湯


久「湯小屋ってゆーのも雰囲気あっていいわね」

照「日中は観光客が覗き込んだりしてたから、ちょっと入りずらいけどな」

パチッ

照「ちょっ」ザバッ

白望「停電?」

洋榎「いや、うちが落としたった」



360:2012/09/02(日) 17:47:28.31 ID:fztauWkG0


久「やーねぇ、脅かさないでよ。どうしたの?」

洋榎「月明かりだけで入るんも乙なんちゃうか思て」ザブン

初美「いーですねー」

白望「じゃー怪談でもしようか」

照「何でそーなる。やめろ」

初美「それじゃー私からー」

照「やめてください。お願いします」

洋榎「ビビリ過ぎやろww」



361:2012/09/02(日) 17:48:05.92 ID:fztauWkG0


久「かっこわるい照も可愛いわね」

照「うるさい/// いいから電気点けてよ」

白望「はいはい」ザバッ

初美「わー、月影に東北特有の白い肌が浮き上がって綺麗ですねー」

久「羨ましいわねー、抜けるような色白で」

白望「お触り禁止だから」

洋榎「アホかww」



362:2012/09/02(日) 17:48:32.88 ID:fztauWkG0


パチッ

照「ふぅ」

洋榎「そしたら肝試しの手順を説明するでー」

初美「まってましたー」パチパチパチ

洋榎「ルートはさっき決めたとおり。ここを出たら延命地蔵さんまでの道を行って最初のカードを拾う」

洋榎「んで、血の池地獄にはいかずにそのまま浜へ出て、湖畔を歩いて五智如来で二枚目のカードを拾う」

洋榎「そっから総門まで歩いて、ゴールは山門や」

久「了解。で、バラバラに行くの? それとも二、三人に分かれる?」

白望「じゃんけんで組み合わせきめよーか」

照「しかたないな」



363:2012/09/02(日) 17:49:04.64 ID:fztauWkG0


初美「じゃんけんポーン!」

洋榎「グーや」

白望「グー」

初美「パーですよー」

久「パーね」

照「...チョキ」



364:2012/09/02(日) 17:49:32.25 ID:fztauWkG0


洋榎「決まりやな」

照「なにが!?」

初美「決まりですねー」

照「ちょっと待って」

白望「公平なジャッジだったね」

久「まったくね」

洋榎「ほな上がろーかー」ザバァ

照「や、ちょっと、ホント待って」







365:2012/09/02(日) 17:51:23.03 ID:fztauWkG0



ガチャ

洋榎「なんや、また霧が出てきよったなー」

白望「懐中電灯配るよー」

久「昔と違って最近のは明るいわよねー」

初美「これなら一人でも怖くないですねー」

照「......」

白望「順番どーする?」



366:2012/09/02(日) 17:51:54.76 ID:fztauWkG0


初美「最初に私と久ちゃんで行って、悪霊がいたら追い払っておきますよー」

久「ははは、こやつめ」

洋榎「素で恐ろしいこと言うなー」

白望「初美がハードルを上げ過ぎる」

初美「久ちゃん、行きますよー」

久「お手柔らかに頼むわ」






367:2012/09/02(日) 17:52:20.15 ID:fztauWkG0





洋榎「ほな次、うちら行ってもかまへんか?」

照「ん? ああ」

白望「何かあったら走って追いつけばいいから」

照「う、うむ」

洋榎「よっしゃ行くか。照も5分待ったら出発しーや」

照「わ、わかった」

ザッザッザッ




368:2012/09/02(日) 17:52:49.95 ID:fztauWkG0



照「......」

照「一人とか無理だろ」

照「しかし余り騒いでからかわれるのも釈然としない。私は断固いじられキャラではない」

照「...はぁ、セーラにメールしておこう」

メルメルメルメル

照「そろそろ5分経ったろう。行くとするか」






369:2012/09/02(日) 17:53:21.94 ID:fztauWkG0



延命地蔵尊


照「霧のせいでうっかり慈覚堂へ行ってしまった」

照「残ってるカードは1枚か、みんなもう随分先へ行ってるだろうな...」

ヒュウウゥゥゥゥ

照「生暖かい風、硫黄の匂いが混じって何とも言えない嫌な感じだ。さっさと行こう」






370:2012/09/02(日) 17:54:06.08 ID:fztauWkG0





極楽浜


照「せっかく開けたところに出たのに、この霧まったく晴れないな」

ザッ

照「!?」ビクッ

照「だ、誰かいるのか?」

シーーン

照「おーい...」



371:2012/09/02(日) 17:54:58.97 ID:fztauWkG0


ザッ 

照「な、なんかいる。い、急ごう」ダッ

ザッザッ マテーーー

照「!! (や、やばい)」ダダッ

オイテカナイデー ヒトリニシナイデー

照「ひぃ!」ダダダッ

ヒトリハヤダヨー

照「南無阿弥陀仏! 南無阿弥陀仏!」






372:2012/09/02(日) 17:55:48.86 ID:fztauWkG0



五智如来


照「ハァー、ハァー、ハァー」

照「んっく、振り切れたか? 何だったんだあれは...」

照「洋榎たちの声じゃなかったし、そもそもみんなが私より後ろにいる筈はない...」

ガサッ

??「ねぇ〜〜」

照「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ダッシュー

??「わ〜ん、なんで逃げるのー」オッカケー







373:2012/09/02(日) 17:56:28.66 ID:fztauWkG0



総門


照「ひぃ、はぁ、ごほっごほっ」

ザッザッザッ

照「何で追ってくるんだ...。は、初美に祓ってもらわないと!」ダッ







374:2012/09/02(日) 17:57:46.33 ID:fztauWkG0



山門


洋榎「お、明かりが見えてきたで」

白望「思いっきり走ってるね」

久「怖がりねーww」

初美「戻って脅かしに行くまでもありませんでしたねー」ケラケラ

照「た、たすけてくれ! 初美、後ろから変なのが来てる!」

初美「? お化けでも出ましたかー?」



375:2012/09/02(日) 18:00:21.77 ID:fztauWkG0


照「いいから早く祓って!」

初美「わわ、人を突き出さないでくださいー」

洋榎「ん? ホンマになんかおるで...」

久「嘘でしょ」

照「いるって、ずっと追われてたんだ!」

白望「来てるね...」ゴクッ

洋榎「で、でっかい影がせまっとるで〜」アセアセ

久「ちょ、やめて、ムリムリムリ」

洋榎「お、おすなっちゅーの!」



376:2012/09/02(日) 18:01:43.29 ID:fztauWkG0


??「わ〜ん、やっと追いついたよ〜」

照「ひぃ」

初美「ほえ?」

洋榎「なんや? 誰や?」

久「あらあの子は...」

白望「と、豊音?」







377:2012/09/02(日) 18:02:42.27 ID:fztauWkG0




時はさかのぼり極楽浜


豊音「わ〜ん、懐中電灯の電池が切れちゃったよー」

ザッザッ

豊音「あ、誰かいるのかなー。声かけてみよー」

豊音「すみませーん。ちょっと待ってー」

豊音「? 聞こえなかったかな。待ってーーー」



378:2012/09/02(日) 18:03:30.63 ID:fztauWkG0


豊音「あれ? 行っちゃう。追いかけなきゃ」

豊音「待ってー。置いてかないでー!」

豊音(ええ、なんで走るの〜)

豊音「わ〜ん、ひとりにしないでー!」

豊音(あの光を見失ったら本当に迷子になっちゃうよー)

豊音「うわ〜ん、ひとりはやだよー!」

ナムアミダブツ! ナムアミダブツ!



379:2012/09/02(日) 18:04:11.42 ID:fztauWkG0


豊音(ど、どーゆーことなんだろー?)

豊音「うーん見失っちゃたけど、この坂の上は五智如来様だったかもー」

豊音(ん? 声がする。さっきの人いるのかな...)

豊音「ねぇ〜〜」

照「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ダッシュー

豊音「わ〜ん、なんで逃げるのー」オッカケー






380:2012/09/02(日) 18:05:02.51 ID:fztauWkG0



山門


豊音「とゆーわけだったんだよー」

照「......」グッタリ

洋榎「なんや締まらん話やなーww」

久「まぁ霧の中で黒尽くめの大きな人影に追われれば誰でも怖がるわね」

豊音「驚かせちゃってごめんねー。でもシロやみんなに会えてちょー嬉しいよー」



381:2012/09/02(日) 18:05:42.37 ID:fztauWkG0


白望「それにしても何で恐山に?」

豊音「曾婆ちゃんは毎年夏に恐山をお参りするから、今年は私がお供したんだよー」

白望「そっか。えっと」

豊音「ん?」

白望「その、みんなは元気にしてる?」

豊音「塞と胡桃とはちょくちょく会ってるよー。エイスリンもメールやエアメールくれるしー」

白望「そっか、なら良かった。今度エアメールの写し送ってよ」



382:2012/09/02(日) 18:06:10.71 ID:fztauWkG0


豊音「うん。シロのほーはどうなのー?」

白望「こっちはこのメンバーで楽しくやってるよ」

初美「白ちゃんは相変わらずグータラしてますよー」

豊音「やっぱりかー」アハハ

白望「そんなことない」キリッ

洋榎「しっかしうちらもそーやけど、夜の境内で何しとったん」

豊音「外湯を貰いに行こうとして迷ったんだよー」

白望「豊音はおっちょこちょいだなー」



383:2012/09/02(日) 18:07:44.53 ID:fztauWkG0


豊音「あ、あのー」

洋榎「なんや?」

豊音「こ、これ」

洋榎「手帳?」

豊音「サインしてほしーなーって」

洋榎「ほほう、うちのサインがほしーんか」

豊音「ちょー欲しいよー。宮永さんにも頼んでいーかなー?」

照「あ、ああ。かまわないよ」

豊音「うわ〜い♪」



384:2012/09/02(日) 18:08:31.50 ID:fztauWkG0


久「ねぇ、すっかり湯冷めしちゃったし、豊音さんお風呂これからだっていうなら私たちも一緒に入らない?」

初美「そーですねー、そーしましょー」

洋榎「せやな」

豊音「感激だよー。東京の話いっぱい聞きたいよー」

白望「仕方ない。私の武勇伝を」

洋榎「あらへんあらへん」

白望「あるある、あるって」





385:2012/09/02(日) 18:09:08.49 ID:fztauWkG0




照「やれやれ」

久「幽霊の 正体見たり 豊音ちゃん ってとこね」

照「本気で寿命が縮んだよ」

初美「照ちゃーん、久ちゃーん、置いてっちゃいますよー」

久「はいはい、今行くわー。ほら、照も」

照「ああ」







397:2012/09/09(日) 15:32:11.70 ID:zJYOWRyq0



翌朝 大湊駅


豊音「送ってくれてありがとーだよー」

白望「どーいたしまして。気を付けて帰って」

豊音「うん♪」

照「岩手まで電車で帰ると結構かかりそうだな」

豊音「えっとねー、ここから野辺地まで行って青い森鉄道といわて銀河鉄道を乗り継いで盛岡まで行くんだよー」

初美「長旅ですねー。銀河鉄道とかロマンチックな感じで素敵ですよー」



398:2012/09/09(日) 15:32:41.11 ID:zJYOWRyq0


白望「懐かしいなぁ。盛岡からは?」

豊音「迎えが来てくれるよー」

白望「そっか」

洋榎「里帰りしたくなったんちゃうん?」

豊音「一緒にくるー?」

白望「行かない。まだ早い」

豊音「?」

白望「里帰りするのは錦を飾る時だから」



399:2012/09/09(日) 15:33:29.96 ID:zJYOWRyq0


照「言うね」

初美「言っちゃいましたねー」

豊音「やりたいことがあるんだね。いいねー。応援してるよっ!」

白望「ありがとう。みんなに...よろしく言っておいて」

洋榎「お、久が戻ってきたで」

久「お待たせー。大お婆様を無事座席まで案内してきたわー」

豊音「ありがとー♪」



400:2012/09/09(日) 15:34:07.33 ID:zJYOWRyq0


久「いえいえ、ゆっくりお別れできたかしら?」

照「白望が大見得切ってた」

久「なになにww」

初美「女子たる者、大事なさずして故郷の土は踏めぬー。とかww」

白望「変な脚色しないで」

豊音「あはは、でも無理しないでね。帰りたいときは帰ってきていーんだよー?」

白望「...そうだね」



401:2012/09/09(日) 15:34:59.20 ID:zJYOWRyq0



マモナクハッシャイタシマス ゴジョウシャニナッテオマチクダサイ


豊音「それじゃー行くねー」

白望「元気でね」

照「気が向いたら東京にも来るといい。案内するよ」

豊音「ホントにー!? ちょー嬉しいよー♪」

洋榎「大阪にもおいでやー」

初美「九州もいいですよー」

豊音「うんうん、ありがとー。それじゃーみんな、またねー」バイバイ







402:2012/09/09(日) 15:36:06.44 ID:zJYOWRyq0




国道338


洋榎「いよいよ最終日やなー」

初美「十和田湖まで地図だと随分距離ありますねー」チズヒラキー

照「しばらく太平洋沿岸を南下して、このルート394を使うのか?」

白望「そう。そこから102だか103で奥入瀬に向かう」

久「ふむふむ、八甲田山のあたりで103に入ればいいわけねー」

洋榎「まーそれなりに青森を満喫できた旅やったなー」



403:2012/09/09(日) 15:36:52.23 ID:zJYOWRyq0


初美「おうちに着くまでが遠足ですよー」

洋榎「遠足かいww」

久「懐かしいフレーズね」

照「十和田・奥入瀬までは特に何もないのか?」

白望「帰りの道路状況もわからないし、ひとまず直行かなー」

照「了解だ。ラジオでもつけようか」

初美「はいはーい」カチッ



404:2012/09/09(日) 15:38:31.86 ID:zJYOWRyq0


実況『さー、いよいよ大詰め。このオーラスを終えて笑うのは誰か? どうですか藤田プロ』

藤田『今季好調の弘世はこの対局で勝てば新人王に大手がかかる。ここで大胆に回していけるかどうか、彼女の今後を占う意味でも見所だろう』

実況『なるほど。そうしたプレッシャーとどう向き合っていくか、オーラス最初の牌が今、河に置かれました』

洋榎「シャープシューターやん、新人王狙えるとこまでいっとんのかいな...」

照「知らなかった...」

久「新人戦ね。何回戦かしら?」

照「この時期だともう終盤戦だろう」



405:2012/09/09(日) 15:39:26.27 ID:zJYOWRyq0


久「元チームメイトじゃない。連絡取ってなかったの?」

照「プロになってから色々忙しいと言っていたし、こっちからの連絡は遠慮してた」

実況『親番3位の藤原利仙がここは手堅く早和了。このツモでは順位は動きませんが、ジリジリと2位の弘世プロに迫っています』

藤田『まぁここで動じないことだな。藤原も既に次の安手で2位をまくれる所へ持ってきたわけだし、2位3位は速戦即決のムードになった』

初美「利仙ちーはなかなかの強敵ですよー。菫さんの放つ矢もヒラヒラ躱しちゃうかもー」

洋榎「やっぱプロはちゃうなー。こーゆーん聞いてると羨ましーわ」



406:2012/09/09(日) 15:40:31.17 ID:zJYOWRyq0


久「学生プロという手もあるわよ? 確かあの子...誰だっけ? アイドルの」

白望「佐々野いちご」

初美「あー、アイドルデビューした事務所の意向でプロ資格も取ったんですよねー」

洋榎「なんやアイツそないなことになっとったんかww」

白望「ファンの間では、洋榎はちゃちゃのんを泣かせたオニチク雀士ってことになってる」

洋榎「オニチクて、なんで悪者やねん!」



407:2012/09/09(日) 15:41:19.13 ID:zJYOWRyq0


実況『んー! 弘世プロここで和了牌を引いたが、これは...』

藤田『ダマで進めたせいで1位には届かないな。まぁ2位で次戦に希望をつないでもいい、が』

照「いけ、菫」

実況『切ったー! 弘世プロ、和了牌をツモ切りして...リーチ? フリテンリーチです! これは余りにも狭き門ではないのかー!』

藤田『どうかな』

実況『藤田プロは大胆に回していけるかどうかが鍵だと言われましたが、はたしてどうなるか』



408:2012/09/09(日) 15:42:06.63 ID:zJYOWRyq0


久「いけるの?」

照「菫の矢は針穴に糸を通す」

実況『さぁ弘世プロがツモります。引いてきた牌は___』

照・藤「『同牌』」

実況『二巡連続和了牌を引いたーっ! これでリーチ一発が付いて逆転! 弘世菫プロ、逆転勝利です!』

洋榎「うぉぉぉぉぉ、やったやんけー♪ 胸がすく展開やったわー」

照「ちょっと停める」キキッ ウィンカーチカチカ ガチャ



409:2012/09/09(日) 15:43:02.17 ID:zJYOWRyq0


白望「どしたの?」

初美「菫さん一足先に決勝卓確定ですから、お祝いメールじゃないですかー?」

実況『さー、ここまでの戦績から弘世プロは次戦を待たずに新人王決定戦進出。藤原プロは次戦に希望を託します』

照「」メルメルメル


スミレ オメデトウ ソノママ ユウショウシチャッテ イイヨ!






410:2012/09/09(日) 15:44:17.06 ID:zJYOWRyq0



奥入瀬渓流 石ヶ戸休憩所


照「到着」

洋榎「よっしゃ、軽く腹ごしらえしたら渓流散策やな」

白望「歩いて十和田湖まで行く組と、途中で引き返して車回す組に分かれないと」

初美「車の方は任せますよー」

久「私と洋榎は湖までゆっくりデートさせてもらうわ♪」

洋榎「せやなー♪」



411:2012/09/09(日) 15:44:45.48 ID:zJYOWRyq0


白望「じゃー私が車回すよ。歩き続けるのダルいし」

照「なら私たちはレンタサイクルで行こうか。引き返すにも楽だろう」

初美「ですねー」


カランカラーン♪


初美「ラーメン、ラーメーン♪」

洋榎「うちはチャーシューメン!」



412:2012/09/09(日) 15:45:16.96 ID:zJYOWRyq0


久「お蕎麦とおにぎりにしようかしら」

照「久と同じで」

白望「奥入瀬ビール」

久「こらこら、運転するんでしょww」

洋榎「にしても、これ東京戻ったら一週間もせんうちにインハイ始まるんやな」

初美「もう一年たっちゃうんですねー」



413:2012/09/09(日) 15:45:45.16 ID:zJYOWRyq0


照「年をとるわけだ」

久「若いから、まだまだ若いから」

白望「うちは去年、部員全員3年だったから、今年はあれだけど、みんなの母校はどう?」

照「新生虎姫は去年のメンツが3人いるし、決勝は堅いだろうな」

洋榎「漫は相変わらず波があるよーやけど、絹が気張ってそこそこ行くんちゃうかなー」

久「去年の一年生トリオに期待の新人が加わったチーム。それを愛すべき後輩が率いてるから、ホント楽しみなのよねー」

初美「うちはまさに神のみぞ知る、ですよー」



414:2012/09/09(日) 15:46:16.28 ID:zJYOWRyq0


洋榎「まぁ何にせよ、うちらも後輩に負けとられへんでー?」

照「戻ったら本格的に始動するからな」

白望「ダルい...」

久「今のうちに遊びきっておかないとね」

初美「ですねー♪」







415:2012/09/09(日) 15:46:46.30 ID:zJYOWRyq0






白望「それじゃ、こっちはレンタサイクル借りに行ってくるよ」

洋榎「オッケーや、待ち合わせは子の口のレンタサイクルやったな」

照「転ばないように足場に気を付けるんだぞ」

久「はーい」



416:2012/09/09(日) 15:47:24.84 ID:zJYOWRyq0


初美「それにしても渓流沿いの涼しさは最高ですねー」

白望「これがマイナスイオン効果なのかな」

照「なんにせよ、すばらだな」

初・白「すばら?」

照「な、なんでもない。行くぞ」


-渓流足ストサイクル 楽チャリ-




417:2012/09/09(日) 15:48:07.08 ID:zJYOWRyq0


白望「足ストww」

初美「むしろ足が止まる感じでジワジワきますーww」

照「それにしても、貸し出してるのは普通の自転車だな」

白望「電動つきもあるよ」

照「そーゆーのじゃなくて、ほら、よく二三人で漕げるタイプのヤツとかさ」

初美「あ〜、サドルが並んでるやつですよねー」

白望「そーゆーのはないみたい。てゆーか、それだと車取りに戻れない」

照「一緒に戻ればいい。上流の湧水館も見てみたいし」

初美「お土産に湧水を買っていきましょー」







424:2012/09/16(日) 17:12:07.81 ID:b0Y6tWP80




奥入瀬湧水館


初美「外環は木造仕立てだけど中はフツーですねー」

白望「涼しい...癒される」

照「ダラダラ漕いでるから余計に暑い思いをするんだ」

白望「私のパラメータだとあれが限界なんだ」

初美「まったく、要レベル上げですよー」

照「さて、ここでは源流水の製造ラインが見れるはずなんだが...」

初美「あっちみたいですねー」トコトコ



425:2012/09/16(日) 17:12:35.12 ID:b0Y6tWP80



チャクメローン♪


照「っと、メールだ。先に行っててくれ」

初美「はーい。白ちゃん行きますよー」

白望「ういー」

照「セーラからだ、なになに」




426:2012/09/16(日) 17:13:01.90 ID:b0Y6tWP80



title:あーあーあああああー♪

いま富良野やでー

北の国からの五郎の家に来とってんけど、さすがに人がぎょーさんおるわー

来る途中のラベンダー畑とかもすごかったでー

テルやんは今頃十和田に着いた頃やろー? 写メ交換しよーや

ほなまたなー byebye




427:2012/09/16(日) 17:13:33.49 ID:b0Y6tWP80



照「富良野かぁ。楽しそうだな」メルメルメル


title:Re:あーあーあああああー♪

写メ見たよー 楽しそうだねー

こっちはこれから奥入瀬を散策して十和田に向かうところ

湖に着いたら写メ送るから待っててね!


照「これでよし」




428:2012/09/16(日) 17:14:00.98 ID:b0Y6tWP80



チャクメローン♪


照「おっと、またメールか...あれ、菫からだ」


title:久しぶり

今し方メールを見た。

忙しさにかまけて随分と音沙汰なしだったから、忘れられてしまったかと思っていたよ(^^

嬉しいメッセージを有難う。エールに応えて次も勝てるように頑張るよ。

ところで照は今夏休みだろ? 学生はいいな。高校時代が懐かしい...

今年のインハイ、母校の応援に一度は会場へ行こうと思っているんだ。

よかったら一緒に行かないか? 再会を楽しみにしているよ。

では、近いうちに。


照「菫のヤツ、さりげなく社会人アピールしてったなww」






429:2012/09/16(日) 17:14:44.53 ID:b0Y6tWP80





初美「おおー、ペットボトルにどんどん水が詰まっていきますねー」

白望「なんでこれを見に来ようと思ったのか意味が分からない」

初美「確かにww」

照「お待たせー」

白望「おかえりー」

初美「メール誰からでしたー?」

照「セーラと菫から。セーラは今富良野だって。菫にはインハイに誘われた」



430:2012/09/16(日) 17:15:11.12 ID:b0Y6tWP80


白望「北海道かー。去年は有珠山が初出場で活躍してたね」

初美「Bブロック決勝は強豪2校と初出場2校の異色の対決でしたねー」

照「去年の今頃はインハイに向けての最終調整をしていたな」

白望「今年はなぜか湧水の製造ラインを見ているわけで...」

初美「時代は変わりましたねー」

照「時代を語るな」



431:2012/09/16(日) 17:15:39.24 ID:b0Y6tWP80


白望「湧水をお土産にって発想はどこから来たの?」

照「後輩にお茶好きがいてね。いい水を買っていけば喜ぶかもって思った」

白望「なるほど」

初美「1ケース6本入りですから、久ちゃんたちの分も合わせて買っていきましょー」

照「せっかくだから奥入瀬コーヒー飲んでいこう」

白望「うん、ノド乾いたね」







432:2012/09/16(日) 17:16:06.94 ID:b0Y6tWP80



雲井の滝


洋榎「お、今度の滝は結構な見栄えなんちゃう?」

久「綺麗ねー。さっきまでのはちょっと期待外れだったし」

洋榎「せやな、滝より流れそのものの方が何ヵ所か見所あったもんなぁ」

久「小一時間歩いてきたし、ちょっと休憩しましょ」

洋榎「そしたらあそこの岩に腰掛けよ」


ハンケチヒイテー ヨッコラセー




433:2012/09/16(日) 17:16:34.12 ID:b0Y6tWP80


洋榎「しっかしえー日和やなー。ひゃっこい川風のおかげで汗もかかんし」

久「こーして寄り添っても暑苦しくないものねー」ヨッカカリー

洋榎「行きかう人らに見られてるやん、こそばゆいで」

久「ふふ、葉漏れ日が髪に落ちて綺麗...ほどいていい?」

洋榎「好きにしたらえーがな」

グゥゥゥゥ



434:2012/09/16(日) 17:17:03.12 ID:b0Y6tWP80


久「...洋榎のお腹がKYすぎる」

洋榎「こればっかりばしゃーないんやで?」

久「はいはい。休憩所でおにぎり余分に買っておいたから、どーぞ」

洋榎「久はホンマに気が利くなー」

久「午後ティーもあるわよ。レモンとストレートどっちにする?」

洋榎「レモンティーもらおか」

久「はいどーぞ」



435:2012/09/16(日) 17:17:29.25 ID:b0Y6tWP80


洋榎「しかしあれやな。みんなで旅するのも楽しいれども、こうして二人っきりっちゅーのもええな」

久「サークル始めてからみんなでいる時間の方が多かったくらいだものね」

洋榎「抜け駆けデートっぽいしなー」

久「子の口まであと大体2時間。それまでデートを楽しみましょ」

洋榎「よっしゃ、誰かに頼んで雲井の滝で写真撮ってもらお」







436:2012/09/16(日) 17:17:59.07 ID:b0Y6tWP80



石ヶ戸休憩所


白望「ダルい...もういい」

照「おい」

初美「じゃんけんで負けて湧水のケース運ぶ役でしたからねー」

白望「車で休んでから行くから、先に行ってて」

初美「いますねー、こーゆー子」

照「集団行動をとれないダメな子だな」

白望「ありがとう。最高の褒め言葉だ」



437:2012/09/16(日) 17:18:32.72 ID:b0Y6tWP80


初美「これはテコでも動きませんねー」

照「仕方ない。放って行こう」

初美「あー、でも休むなら子の口へ行ってから休んだ方がいいですよー。ここで寝過ごしたらみんな困るですし」

白望「わかった。先に向こうの駐車場に行ってる」

照「居眠り運転するなよ」

白望「大丈夫な気がする」

初美「心もとないですねー」






438:2012/09/16(日) 17:19:00.77 ID:b0Y6tWP80



寒沢の流れ


洋榎「もー随分ゴール近くまで来たんちゃうかー?」

久「距離にするとあと2km足らずみたいね」

洋榎「それにしてもあれやこれやとまぁ見事に滝のオンパレードやったなぁ」

久「覚えきれないくらいあったわねぇ。でも目玉の滝は次の銚子大滝よ」

洋榎「大滝ときたか。そらよっぽどなんやろなー」

久「この寒沢の流れと一緒でパンフやガイドブックには必ず載る名所よね」



439:2012/09/16(日) 17:19:26.58 ID:b0Y6tWP80


洋榎「ここの流れは日光の竜頭の滝っぽくて好っきやわ」

久「渋いわねー。てゆーか日光行ったことあるんだ」

洋榎「日光軽井沢は関東の姉妹校との合同合宿で行ったことあんねん。うちの移動北限やな」


チャクメローン♪


久「もしもし?」



440:2012/09/16(日) 17:19:52.39 ID:b0Y6tWP80


照『今どこ? こっちは銚子大滝のバス停まで来たけど』

久「あら、私たちもそろそろ銚子大滝に差しかかるところよ」

照『オーケー。じゃあ滝で一度会おう』

久「了解。またあとでね」

洋榎「照たち来たんか?」

久「ええ、銚子大滝で待ち合わせよ。行きましょ」

洋榎「よっしゃ」







441:2012/09/16(日) 17:20:20.60 ID:b0Y6tWP80



銚子大滝


照「お、来た」

初美「こっちですよー」ピョンピョン

洋榎「おー、二時間ぶりやなー。結構距離あったやろ?」

照「自転車だから楽なもんだったよ」

久「白望はもう引き返したの?」

初美「白ちゃんは湧水館行っただけでバテちゃったので、先に子の口まで車で行ってますよー」



442:2012/09/16(日) 17:20:46.93 ID:b0Y6tWP80


洋榎「湧水館? なんやそれ」

照「はい、奥入瀬コーヒー。湧水館で買ってきた」

久「あら、ありがとう。なになに...奥入瀬の源流水を使ったコーヒーなのね」

洋榎「なかなか旨い冷コーやな」グビッ

初美「それにしても立派な滝ですねー」

洋榎「せや、みんなで写真撮ってこーや」

久「白望も来ればよかったのに」

照「無理。完全に無気力モードだった」

初美「自転車漕ぐのに全エネルギーを使い果たしてましたねー」



443:2012/09/16(日) 17:21:18.00 ID:b0Y6tWP80


洋榎「すんまへーん。写真頼めますかー?」

イイデスヨー

洋榎「おおきにー。ほな、みんな並びぃや」

ブィィィィィィィィン ピタッ

久「痛ッ、なんか髪に付いた!?」

照「あ、カブトムシ」

久「ええ、取って取って」

トリマスヨー

久「そーじゃなくてww」



444:2012/09/16(日) 17:21:44.31 ID:b0Y6tWP80


洋榎「カブトはムリや。力強すぎて取られへんわ。下手したら髪抜けるで」

久「どーすんのよ」

トッテイイカナー?

初美「お願いしまーす」

ハイチーズ カシャ

洋榎「どーもどーも、ホンマおーきに」

イエイエ ドーイタシマシテー



445:2012/09/16(日) 17:22:12.76 ID:b0Y6tWP80


久「なんか耳元でキイキイ言ってて怖いんだけど...」

照「とは言っても、触るとほら、余計にしがみつくし」

久「いたた、ちょっとやだもー」

洋榎「せっかくやからカブトとのツーショットもとっとこー」パシャ

初美「お尻つつけば移動しますからー、帽子とかに移しちゃえばいーのではー?」

久「初美は頼りになる子だわー。やってやって」シャガミー



446:2012/09/16(日) 17:22:40.74 ID:b0Y6tWP80


洋榎「虫に詳しいとか見た目を裏切らんやっちゃなww」

初美「ほえ?」

洋榎「日焼け、小学生サイズ、虫取り網がよく似合うでww」

初美「女子大生パーンチ」ボコッ

洋榎「痛っ、鼻っ柱ぶつなっちゅーの」

照「自業自得だ」







447:2012/09/16(日) 17:23:08.47 ID:b0Y6tWP80



子の口 駐車場


ガチャ

白望「ん...」

ピトッ

白望「な、何!?」ガバッ

洋榎「おはよーさん」

白望「今、何かした?」

洋榎「カブト捕まえたった。白望にやるわ」



448:2012/09/16(日) 17:23:35.73 ID:b0Y6tWP80


白望「なん...だと...」チラッ

カブトムシー

白望「あわわ、あわわわ、ダメ、ムシ、ダメ」

洋榎「お?」

白望「やだ、ムシやだから、とって、とってよぉ」

照「まさかのリアクション」

久「本気でダメみたいね。意外だわ」



449:2012/09/16(日) 17:24:05.48 ID:b0Y6tWP80


初美「仕方ないですねー」ハァーヤレヤレ

洋榎「カブトがまさかのゴキブリ扱いやん。つぶらな瞳がかわえーやろぉ」

初美「このカブト、オスだけあって白ちゃんのおっぱいを登山中ですねー」

白望「いいから早く、早くっ」

初美「はいはい、お尻をつついて...」ツンツン

バッ ピピッ ブィィィィィィィィィィィィィン

白望「わっぷ」



450:2012/09/16(日) 17:24:42.36 ID:b0Y6tWP80


洋榎「あーあ、飛んでってもーた」

白望「なんか顔にかかったぁ」

初美「それ、多分オシッコです...」

洋榎「顔s」

久「洋榎! 余計なこと言わないの」

洋榎「お、おぅ」

照「白望、はいハンカチ。あとはトイレ行って顔洗おう」

白望「うう、ありがと」トコトコ



451:2012/09/16(日) 17:25:16.33 ID:b0Y6tWP80


久「まったく洋榎はろくなことしないんだから」

洋榎「いやいやいや、虫が苦手やなんて知らんし」

久「いーから、後で謝っておきなさいよ」

洋榎「へーへー」







453:2012/09/16(日) 17:26:19.29 ID:b0Y6tWP80



国道103(十和田道)


白望「酷い目にあった」

洋榎「堪忍堪忍」

白望「休屋に着いたらなんか甘味おごりね」

洋榎「しゃーないなぁ」

照「ごち」

初美「ごちそーさまー」



454:2012/09/16(日) 17:26:55.38 ID:b0Y6tWP80


洋榎「おまえらの分もかい」

久「もちろん私もね」

洋榎「ここぞとばかりにタカリよってからに。ひとり500円までやで」

4人「ぶーぶー」

洋榎「なんや3匹ほどあっつかましぃ仔ブタが紛れとるのーww」







462:2012/09/23(日) 13:12:16.36 ID:v08GoNRC0




湖上遊覧船 子ノ口〜休屋


洋榎「おお〜、晴れ渡っていい眺めやないの〜♪」

久「フェリーの時とちがって磯風がないのが嬉しいわね」

初美「やっぱり遊覧船にしてよかったですねー」

白望「急に言い出すから車おいてきちゃったけどよかったの?」

照「帰りはタクシーで子ノ口まで行けばいい。5人なら安いものだろう」

初美「いよいよ最後の観光スポットですからねー」



463:2012/09/23(日) 13:12:47.83 ID:v08GoNRC0


白望「十和田湖は今まで回ってきた中では一番人が集まる場所だね。修学旅行とかもあるし」

洋榎「修学旅行かー。みんなはどこ行ったんや?」

久「べったべたの京都・奈良。まぁ見る場所には困らなかったけど」

白望「沖縄だったなー」

照「鳥取・島根」

初美「グァムですよー」

洋榎「海外ええなー。うちらは九州やったなー」

久「山陰とか渋いわねー」



464:2012/09/23(日) 13:13:27.38 ID:v08GoNRC0


照「美保関とか日御碕とか、出雲大社もそうだけど神社だらけだった」

洋榎「鳥取は中学で行ったなー。砂丘とか投入堂とか、白兎神社もそーやろ?」

白望「北国の人気なさ...」

初美「あはは、でもこうして来てみるとおススメできるところは沢山ありますねー」

照「うん。今度は佞武多祭りの時期に来てみたいな」

久「いいわね〜。東北三大祭りでも迫力は随一よね」

初美「三大祭?」

白望「他に秋田の竿燈祭りと仙台の七夕祭りがある」



465:2012/09/23(日) 13:13:53.46 ID:v08GoNRC0


照「花笠祭りは?」

白望「それ入れると四大祭り」

洋榎「祭りゆーたら大阪も負けてへんで、天神さんは日本三大祭りの一つやしー」

初美「なるほどなるほどー。でもでも私たちの本当のお祭りはこれからですけどねー」

久「そうね、大きな花火を打ち上げないとね」

白望「行けるとこまで行く」

洋榎「ダルくないんかww」

照「まずは関東インカレで天辺を目指す。これは部内首位と同義だしな」



466:2012/09/23(日) 13:14:21.34 ID:v08GoNRC0


洋榎「また大きく出たもんやな」

久「現実味がないとでも?」

洋榎「傍から見ればの話や。そら、うちはイケるで」

放送『左手に見えて参りましたのは十和田湖の箱庭でございます』

初美「箱庭?」ドレドレ

放送『一番最初の深い入り江はちごもりの入り江でございます』

洋榎「ふつーやん」

放送『二つ目の入り江は人生最大の喜びを表す高砂の浦でございます』

照「ふつーだな」



467:2012/09/23(日) 13:14:49.70 ID:v08GoNRC0


放送『二つ目の入り江は人生最大の喜びを表す高砂の浦でございます』

初美「大事なことなので(ry」

放送『そして三つ目の入り江は美と神秘を見い出す九重の入り江でございます』

白望「だんだん相撲っぽくなってきた」

洋榎「あきらかに相撲の話やろww」

久「まぁご当地ネタってちょっと分かりづらいの多いわよね」

照「確かに。御倉半島が男性的で中山半島が女性的とか言われてもわからない」

初美「むしろ湖に二つも半島があることの方がびっくりですよー」







468:2012/09/23(日) 13:15:16.06 ID:v08GoNRC0




十和田湖畔 休屋


初美「じょーりくーっ!」

白望「甘味甘味」

洋榎「へーへー、どこでも連れていきーや」

久「さすがに観光地然とした造りなのねー。大型バス用のスペースだらけだわ」

照「土産物屋に食事処、立派な店構えが並んでるな」

久「白望のおすすめはどこなの?」

白望「前に来た時は見晴らしのいいレストランに入ったんだけど...向こうだったかな」



469:2012/09/23(日) 13:15:49.95 ID:v08GoNRC0


洋榎「おみやげのきむらや...しかし日本全国どこへ行っても木村系の店はあるなぁ」

久「あっちに木村芳一商店ってのもあるわね」

初美「日本で多い苗字って鈴木とか佐藤なんですけどねー」

照「確かに鈴木屋、佐藤屋なんて聞かないな。木村屋恐るべし」

白望「日本一商才のある呪われた一族、それが木村らしい...」

久「なんで呪われちゃったのww 優希みたいなこと言わないで」

洋榎「誰や?」

久「可愛い後輩よ。自称、呪われたタコスの血族ってね」



470:2012/09/23(日) 13:16:25.81 ID:v08GoNRC0


白望「あ、ここだったかも」ピタッ

照「十和田湖展望レストラン、か」

初美「SHINSHUYAさんですかー。横文字の割に渋い屋号ですねー」

洋榎「木村屋ちゃうんか」

照「すまん、ここ入る前に、近いみたいだし乙女の像へ行きたいんだが」

久「矢印が出てるわね。いーんじゃない、行きましょ」

洋榎「乙女の像てなんやねん?」

照「高村光太郎が作った裸婦像」



471:2012/09/23(日) 13:16:54.51 ID:v08GoNRC0


初美「なんかどっかで聞いたような人の名前ですねー」

久「詩人よね? 彫刻もやる人だとは知らなかったわ」

照「元々は彫刻家で画家なんだ。ただ、詩集でより有名になった人だから大抵は詩人だと思われてる」

白望「さすが文学少女。詳しい」

初美「どんな詩があるんですかー?」

照「高村光太郎は冬の詩人。詩情豊かな春や秋よりも冬を愛した...というより受け入れたというべきかな」

久「冬を愛する人は 心広き人〜♪ なんて歌があったわね」

洋榎「それ知っとるでぇ。おかんがよう鼻唄鳴らしとったわ。懐かしい歌やなぁ」



472:2012/09/23(日) 13:17:30.65 ID:v08GoNRC0


白望「見えてきたよ」

初美「へぇ、湖畔で乙女の像なんて言うからもっと人魚姫っぽいの想像してましたけどー」

洋榎「スタイルからゆーたらオバンの像やなww」

久「こらこらww」

照「」パシャ

白望「何で一人で撮ってるの?」

照「いや、十和田湖に着いたら写メするってセーラに言ってあったから...」

洋榎「遠恋乙!」

照「ほっといて///」



473:2012/09/23(日) 13:18:09.96 ID:v08GoNRC0


久「ほらほら、からかってないで、照がメールしてる間に私たちもペアで撮りましょうよ」

洋榎「みんなで撮らへんの?」

久「乙女の像自体がペアでしょ、順番にペアで撮ればいいじゃない」

初美「像の前で同じポーズですねー」

白望「これ裸婦像だから二人ともちゃんとヌードになってね」

久・洋「するかっww」




474:2012/09/23(日) 13:18:36.29 ID:v08GoNRC0



title:湖畔にて

十和田湖に到着

高村光太郎の乙女の像とツーショットしてみた

みんなペアでポーズしてとってるけど、私はセーラがいなくてちょっと寂しいよ

なーんてね!

ここでお土産探していくから、戻ったらお土産交換しよう

またね♪







475:2012/09/23(日) 13:19:05.12 ID:v08GoNRC0




十和田神社


初美「こっちに神社があるみたいですよー」

久「せっかくだから見ていきましょう」

照「なかなか立派な神社じゃないか」

初美「清浄な気に満ちていい感じですねー」

白望「北東北の三大霊場だって書いてある」

洋榎「どれどれ...へえ、恐山と並ぶ霊場なんか」

照「恐山みたいにおどろおどろとはしていないが...」



476:2012/09/23(日) 13:19:37.01 ID:v08GoNRC0


久「奥に何かあるみたいね、みんな向こう行ってるわ」

初美「おそらく卜場があるんだと思いますよー」

洋榎「なんやそれ?」

初美「神様にお願いしたりお祈りしたりする場所ですよー」

白望「お願いとかって社殿でするんじゃないの?」



477:2012/09/23(日) 13:20:07.36 ID:v08GoNRC0


初美「社殿に神様はいませんよー。あれは受付みたいなものですからお邪魔しますって挨拶する程度でいいんですよー」

洋榎「ほな神様どこにおんねん?」

初美「湖ですよー。山を祀る神社なら山にいらっしゃいますしー」

照「なるほど。初美がいると色々勉強になるな」

初美「えへへ〜」







478:2012/09/23(日) 13:20:40.90 ID:v08GoNRC0



占場


久「えー、ここ降りるの? ほとんど垂直じゃない...」

白望「完全に梯子だね。かなり長いし...降りるのはいいけど戻るのがダルい」

洋榎「まぁここまで来たんやし、行っとこーや」ヒョイ

初美「行きますよー」ヒョイ

照「踏み外さないように気を付けて」ヒョイ

久「うう、仕方ないわね」ソローリソロリ





479:2012/09/23(日) 13:21:08.33 ID:v08GoNRC0




洋榎「着地っ!」

初美「随分ありましたねー」

照「50mはあったな」

久「真下は入り江になってたのね」

白望「くたくた...」

初美「はーい、それじゃーおより(紙)に願い事を書いて水面に浮かべましょー」



480:2012/09/23(日) 13:21:35.40 ID:v08GoNRC0


洋榎「難儀な場所だけに願い事も叶いそうな気がするなぁ」

初美「水に浮かべたおよりが沈めばかないますよー。流されちゃったら残念賞〜♪」

照「ふむ、なにを願うか...」

洋榎(ちちがおーきゅうなりますよーに)カキカキ

初美(めざせボン・キュッ・ボン)カキカキ

照(胸...)ケシケシ (みんなの旅が無事に終わりますように)カキカキ

白望(楽して得取れますように)カキカキ

久(洋榎の願い事が叶いますように)カキカキ



481:2012/09/23(日) 13:22:09.39 ID:v08GoNRC0


洋榎「みんな書けたかー?」

初美「オッケーですよー」

照「う、うむ」

白望「書いたよー」

久「いいわよ」

洋榎「ほな、せーので浮かべるでー。せーのっ」


プカプカ




482:2012/09/23(日) 13:22:36.19 ID:v08GoNRC0


洋榎「しずまへんな...」

初美「むむ、高望みしすぎましたかー」

照「あ、沈んだ」

白望「うわー、流されてる。完全にスルーされた...」

久「照のしか沈まないじゃないww 洋榎は何書いたのよ?」

洋榎「ひ、秘密やん、そんなん///」

久「私は洋榎の願い事が叶いますようにって書いたのよー?」

洋榎「久は優しいなぁ。せやけど、もう、そら言ーても詮無いことやでー」



483:2012/09/23(日) 13:23:08.75 ID:v08GoNRC0


初美「ほんとジビアな神様ですよねー」

白望「若者のノリがわかってないね」

照「おい、滅多なことを言うな」

洋榎「はぁ、世の中そう甘くはないしなー。しゃーない、戻ろかー」

白望「よーやく甘味だね」

洋榎「覚えとったか」チッ







484:2012/09/23(日) 13:23:34.26 ID:v08GoNRC0




展望レストラン


洋榎「そしたら遠慮せんと好きなもん頼みやー」

初美「ステーキ!」

洋榎「まて」

久「山姫御膳」

洋榎「ちょちょちょ」

照「ビーフカレー」

洋榎「おかしい」

白望「BuleOasis(青ビール)」

洋榎「おもっくそメシと酒やんww おっそろしー奴らやなー」



485:2012/09/23(日) 13:24:09.10 ID:v08GoNRC0


照「冗談はさておき実際お腹すいたよな」

久「もう15時だもの、そりゃそうよ」

初美「帰りどーするんですかー?」

白望「のんびりしてって夜の空いてる時間に走る?」

照「旅疲れもあるし、明るいうちに出るのもいいかもな」

久「確かに車中泊はちょっとねー」



486:2012/09/23(日) 13:24:35.12 ID:v08GoNRC0


初美「となるとここが青森最後の晩餐ですねー」

洋榎「よっしゃ、ええわ。飯でも何でも好きなもんおごったるわ」

4人「ステーキ!」

洋榎「...さっきカレーとかつつましいメニューも出とりましたよね?」

照「空耳だろう」

白望「間違いない」


ゴチューモンハ オキマリデスカー?



487:2012/09/23(日) 13:25:02.17 ID:v08GoNRC0


初美「和牛ステーキ5人前とBuleOasis4人分くださいー」

カシコマリー

洋榎「せめてドライバー決めはうち外してやりや?」

照「仕方ないな」

白望「久が甘やかすから」

久「ごめんなさいねーわがままな子で」

洋榎「言いたい放題にもほどがあるやろww」







492:2012/09/26(水) 10:24:17.49 ID:YeBhjfN90




えぴろーぐ 〜インハイ会場前〜


洋榎「一年ぶりやなー」

久「何だかんだでウチも姫松も準決勝まで残ってるし、楽しみね」

初美「永水は姫様の個人戦にかけるですよー」

白望「母校が出てるわけでもないのに炎天下に駆り出された...ダルい」

照「先週まで遊び呆けていたのに、ガチムードの後輩に会いに行くのは何だか気が引ける」



493:2012/09/26(水) 10:25:02.71 ID:YeBhjfN90


洋榎「まーまー、土産もって可愛い後輩を和ませに行こうやないの」

久「そうそう、肩の力を抜いてあげないとね」

照「淡が緊張してるとは思えないが...」

菫「そんなことはないぞ。あれで結構繊細なところもある」

照「菫!」

菫「よ、久しぶりだな、照」



494:2012/09/26(水) 10:25:37.65 ID:YeBhjfN90


初美「わぁ、弘世プロ〜♪」

菫「どうも、照が世話になっているようで、何か皆さんに迷惑でもかけてませんか?」

照「ちょっと、なにそれ」

洋榎「いやいや、貴重な螺旋力として、夏場の練習を涼しくしてくれとるわー」

照「をい」

白望「照は本当にいい子なんです」

照「やめろっ/// 人を無理やりいじられキャラみたくするな!」



495:2012/09/26(水) 10:26:13.24 ID:YeBhjfN90


久「ふふ、この通り仲良くやってるわ」

菫「それは良かった。これからも仲良くしてやってくれ」

照「お母さんかおまえはー///」

初美「照ちゃんまっかっかですよー」

照「ううっ///」

セーラ「てーるーー!」ダキツキッ



496:2012/09/26(水) 10:26:44.29 ID:YeBhjfN90


照「ちょっ、せ、セーラ?」

怜「うちらも来とるでー」

竜華「平舘ではお世話になりましたー」

照「旅行のあと大阪に戻ってたんじゃなかった?」

セーラ「せや、照からインハイ行くゆーメールもらっとったから、こうして来たんや」

竜華「寮にも戻らず、荷物は駅のロッカーに突っ込みっパやねん」



497:2012/09/26(水) 10:27:14.66 ID:YeBhjfN90


白望「どんだけ元気余ってるの...」

怜「ほんまやで、うち病弱やっちゅーのに息つく暇もあらへんわ」

久「あ、その設定まだ生きてたのねww」

怜「設定ゆーたらアカンww」

菫「君は...千里山の江口さん?」

セーラ「おっ、新人王目前の弘世プロやないの〜。応援してるよって、きばってや!」



498:2012/09/26(水) 10:27:51.13 ID:YeBhjfN90


菫「あ、ああ...随分雰囲気が変わったな」

初美「照ちゃんとお付き合いしてるんですよ〜」ゴニョゴニョ

菫「なん...だと...?」チラッ

照「いや、まぁ、その...///」

菫「お母さんそんな報告受けてないよ!」

照「うるさいよっ!」



499:2012/09/26(水) 10:28:21.97 ID:YeBhjfN90


怜「コントはじまったで」

竜華「はじまったな、いろんな意味で」

白望「早く会場入ろうよ。暑くて溶けちゃうよ」

洋榎「せやな、ほな行こかー」

久「そうね、各自母校の激励を終えたら観戦ホール前で会いましょう」ウデクミー

セーラ「うちらも腕組もー?」

照「わかったわかった///」



500:2012/09/26(水) 10:28:57.57 ID:YeBhjfN90


菫「おい、後で詳しく聞かせてもらうからな」

照「やだよ」ササッ

菫「こらっ、照っ!」

竜華「やっぱりあれですか? 宮永さんのこと好きやったんですか?」

菫「ん、まぁ憎からず思ってはいたが、君と園城寺さんのような感情とはまた違うものだよ」

怜「うちらはオープンやからなーww」



501:2012/09/26(水) 10:29:30.43 ID:YeBhjfN90


初美「今年もいろんな意味で暑い熱い夏になりそーですねー♪」

白望「今年は初美ほど過激な選手はいないと思うけどねー」

初美「ほえ?」

ドッ wwww







502:2012/09/26(水) 10:30:08.07 ID:YeBhjfN90




久「じゃあここで一旦別れましょ」

洋榎「ちょい待ち」

久「なに?」

洋榎「ほれ、あそこやで」

久「え? ああ...懐かしいわね」

洋榎「あのカフェテリアで二人してなぁ」

久「今思うとぎこちない会話だったわね」



503:2012/09/26(水) 10:30:37.16 ID:YeBhjfN90


洋榎「もう一年かぁ...」

久「まだ一年よ。今から感慨に浸っていたら老け込むのも早いわよ〜」

洋榎「せやな、うちらまだまだこれからやもんな」

久「三年目の浮気には注意してね」

洋榎「どっちがやねんww」

久「さーてねっ、じゃ、まこ達が待ってるから行ってくるわ」

洋榎「おう、こっちも絹が首長くしてる頃や、また後でな〜」





504:2012/09/26(水) 10:32:14.51 ID:YeBhjfN90




こうして一年という時が流れた

翌年、白望の祈願の甲斐あってか、国内における同性婚の認可法案が成立

日本は空前の同性婚ブームに包まれ、草食系男子を尻目に大輪の百合文化が花開く

さらにはiPS細胞の活躍で難なく少子化問題を払拭し、明るい未来が訪れるのだった


めでたしめでたし







505:2012/09/26(水) 10:33:29.38 ID:YeBhjfN90




おわりだよ
またなんか書くかもしれないけど、その時はよろしく
ご愛読ありがとうございました ペッコリン

>>187
500が限界だったわぁ〜




507:2012/09/26(水) 12:20:41.86 ID:U1teGgZ1o

終わるのかー、もっと続いて欲しかった
おつです

ってか菫さんは高卒プロなのか?それが一番意外な設定だったww


508:2012/09/26(水) 13:38:59.08 ID:DwsSDx6/o

この設定好きだった…

おっつおっつ


510:2012/09/26(水) 23:34:05.35 ID:xowRzE5Co


気が向いたら番外編とか書いてくれー


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