1:2015/05/07(木) 22:55:32.92 ID:1r6mtbt0O

数時間前

葉山「雪ノ下さん!いいかい、演説はインパクトだ」

雪ノ下「インパクト?」

葉山「あぁ。あっと驚くような演説をすれば沢山いる雪ノ下さんのアンチもきっと雪ノ下さんに票を入れると思うよ」

雪ノ下「そうは思わないけど・・・」

葉山「甘いぞ雪ノ下さん。雪ノ下さんのアンチは沢山いるんだ。正攻法では勝てない。そこで」

葉山「インパクトなんだ雪ノ下さん。わかるか?アンチを見返したく無いのか!?」

雪ノ下「あなたね・・・さっきからアンチアンチと失礼じゃないかしら」

葉山「かくいう僕もアンチだ」

雪ノ下「えっ?じゃあなんで推薦人を」

葉山「嘘だよっ。雪ノ下さんは純粋だなぁ。ははっ」

雪ノ下「イラッ」

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2:2015/05/07(木) 22:59:57.27 ID:1r6mtbt0O

雪ノ下「ふざけるのなら推薦人を降りて貰うわよ」

葉山「わわわ!ちょっと待ってくれ!ごめん!ここからは真面目にする」

雪ノ下「信用できないわね・・・」

葉山「インパクトがなぜ必要か教えてあげるよ」

葉山「生徒会役員選挙・・・正直どうでもいいと思ってる人が大半だ。演説の時間、皆さぞ暇な時間を過ごすことだろう」

葉山「そこで、インパクトで注目を集める!クソみてえな空間に刺激を与えるんだ!」

雪ノ下「なるほど・・・確かに一理あるわね」


3:2015/05/07(木) 23:05:19.77 ID:1r6mtbt0O

雪ノ下「で、そのインパクトは具体的にどうするのかしら?」

葉山「心配には及ばない。僕のコネでインパクトな名前を雪ノ下さんに付けてくれる人がいる」

葉山「さあ!出番だ!入ってきてくれ!カモンカモン!」ケツクイックイッ

戸部「ちょー、今日の隼人テンション高過ぎっしょ・・・軽く引くわー」

隼人「紹介しよう雪ノ下さん。インパクトの伝道師、戸部だ!」

雪ノ下「ああ、彼は以前の」

隼人「こいつはクソみてえな奴だが、ことインパクトに関しては誰にも負けない熱いハートの持ち主だ」


4:2015/05/07(木) 23:08:56.37 ID:1r6mtbt0O

戸部「隼人くんマジひどいわー。クソみてえは無いわー」

隼人「すまない。クソ以下だったかな?」

戸部「ひ、ひどいわー」

雪ノ下「葉山くん、さすがに言い過ぎだと思うのだけれど・・・」

隼人「って、いろはが言ってたぞ戸部」

戸部「マジかー・・・いろはすマジひどいわー」


5:2015/05/07(木) 23:12:51.32 ID:1r6mtbt0O

葉山「とにもかくにも負けられない戦いになったわけだ」

戸部「負けられないの元からしょ!絶対いろはすn」

ブスッ

戸部「にイ゛イ゛イ゛イ゛ イ゛イ゛イ゛イ゛!? ちょっ!隼人くん!?いきなりカンチョーは無いわーっ!」

隼人「いろはなどどうでもいい。本題に戻るぞ」


6:2015/05/07(木) 23:22:10.91 ID:1r6mtbt0O

雪ノ下「私の名前と言ったわね。普通に雪ノ下雪乃じゃ駄目なの?」

葉山「よくぞ聞いてくれた。僕は穴に気づいたんだよ校則の穴にね」ブスッ

戸部「イ゛イ゛イ゛イ゛ イ゛イ゛イ゛イ゛!? 葉山くーん!穴違いっしょー!!」

葉山「校則の第34条を見てくれ」

雪ノ下「これは・・・生徒会役員選挙の項ね」

葉山「立候補者についての規則が載っているんだが・・・」

葉山「立候補者の名前が本名でなければならないという規則が無いんだ」ニヤ

雪ノ下「ま、まさか・・・」

葉山「そう。立候補できちゃうんだよ。例えそれがクソみてえな偽名でもね」


7:2015/05/07(木) 23:28:00.91 ID:1r6mtbt0O

雪ノ下「それでインパクトのある名前を・・・考えたわね」

戸部「っつうか、わざわざ本名を書くなんて明示しないでしょー。常識の範囲内?つうか?」

葉山「そう。そこで雪ノ下さんには選挙ではミューテーション雪ノ下を名乗って貰う」

雪ノ下「インパクト凄いわね・・・」

葉山「だろう?俺が考えたんだ」

戸部「ちょ、ま、これじゃあ俺がここに来た意味無いんじゃね!?」

葉山「黙れ二重スパイめ!」ブスッ

戸部「ギイ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛!!!???!!??!?」


22:2015/05/10(日) 21:48:52.96 ID:Gd60IYgI0

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由比ヶ浜「インパクト?」

八幡「ああ」

戸塚「なんで選挙にインパクトが必要なの?」

八幡「アッッタマ悪いなぁお前。まあいい。教えてやるよ」

八幡「今までの生徒会役員選挙を思い出してみろ。立候補者の演説聞いててどうだった?」

由比ヶ浜「うーん・・・よくわかんなかったなぁ」

八幡「由比ヶ浜さん、正解。そう、選挙の演説は退屈なものだ。実の普通の高校生は候補者の話しなんて聞いちゃいない」

戸塚「僕は聞いてるよ!」

八幡「お前は普通の高校生じゃないから安心していいぞ、ホモ野郎」

戸塚「」


25:2015/05/10(日) 21:53:25.70 ID:Gd60IYgI0

由比ヶ浜「ヒッキー・・・なんか今日さいちゃんに厳しいね」

八幡「だってこいつホモだしな。本題に戻るぞ」

八幡「退屈な生徒会役員選挙に刺激を与える。要はインパクト勝負。これで勝てる」

材木座「流石は八幡!発想が普通の高校生じゃない!!」

由比ヶ浜「で、インパクトって何をするの?」

八幡「それは戸塚が考えてきてくれてる」

戸塚「えっ!?」


26:2015/05/10(日) 21:58:49.97 ID:Gd60IYgI0

八幡「おい戸塚。早くしろ」

戸塚「えっと・・・」

由比ヶ浜「さいちゃん、どうしたの?」

八幡「おい、まさかお前考えてきてないの?俺泣くよ?」

戸塚「ご、ごめん!僕が悪いのかもしれないけど!その話全然覚えてなくて・・・!」

材木座「パーーーーーーーーーーーーーンチ!」

BOMB!

戸塚「痛った!!痛い!!!ってめえ!何しやがる!!!!」

八幡「材木座・・・お前最悪だな・・・」

材木座「え?だって・・・え・・・?」


28:2015/05/10(日) 22:03:27.99 ID:Gd60IYgI0

由比ヶ浜「で?インパクトってどうするの?」

八幡「安心しろ。すでに策は考えてある」

材木座「えっ」

八幡「実は今の校則には立候補時の氏名に本名を使わなければならないとういう法則は無い」

由比ヶ浜「それって・・・」

八幡「由比ヶ浜、お前の立候補名は『一色いろは』だ!」

由比ヶ浜「私がいろはちゃん!?ありえないし!」


29:2015/05/10(日) 22:12:14.95 ID:Gd60IYgI0

八幡「お前だけじゃない。俺も一色いろはで立候補する。副会長としてな」

由比ヶ浜「えっ!?」

八幡「戸塚・材木座も一色いろは名義で申請済みだ」

由比ヶ浜「えっ!?本人はいいって言ってたの!?」

八幡「とにかく!そういうことだ。すべて俺に任せておけ」


30:2015/05/10(日) 22:16:28.17 ID:Gd60IYgI0

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いろは「インパクト?」

戸部「それ!マジそれ!」

あーし「インパクトって・・・あんた何言ってんの?」

戸部「優美子わかってないねえ!思い出してみー?選挙なんて誰も人の話聞いてないっしょー!?」

戸部「要は面白いこと言ってえ!人気者になれば通るわけ!わかる!?」

海老名「なるほど!流石戸部っち!!」

あーし「いや、その発想頭おかしいんだけど」


33:2015/05/10(日) 22:23:07.02 ID:Gd60IYgI0

戸部「というわけで!いろはす!インパクトのあるネタお願いしまーす!」

いろは「先輩マジで意味不明なんですけど。私絶対やりませんから」

あーし「そもそもインパクト勝負ってマジで頭イカれてんじゃないの?」

戸部「ひどいわー。優美子マジひどいわー」

いろは「とにかく別の発想を考えましょう」

あーし「インパクト馬鹿は無視無視」

戸部「もし!このこのアイデアの発案者が隼人くって言ったら・・・どうする?」

いろは「葉山先輩はそんなこと言いませんし」

あーし「無視無視」

戸部「ないわー」


34:2015/05/10(日) 22:30:22.12 ID:Gd60IYgI0

戸部「でもさぁ!別の方法ってほかに何があるわけ?どうせなにも無いっしょー?」

いろは「そ、それは・・・」

あーし「そうだけどさっ・・・」

戸部「ノーアイデアマンの分際で人の意見全否定ですかー?てマジで頭イカれてんじゃないの?、みたいなーっ??」キャッキャッ

あーし「あ、あんた・・・!」

海老名「優美子落ち着いて!戸部っちも!優美子たちを煽らない!!」

戸部「いや、俺って僧侶の末裔だしい?悟り開いちゃってるんでぇ!煽りなんてしない?みたいなぁ?」

海老名「戸部っちッ!!」

戸部「精進しまーすっ!」


36:2015/05/10(日) 22:40:15.46 ID:Gd60IYgI0

海老名「で、選挙だけどどうする?」

いろは「遺憾ですけど・・・今のところインパクト以外の案は無いです・・・」

あーし「悔しいけどあーしも無いわ・・・ところでアンタさぁ、インパクトって一体何するわけ?」

戸部「今考えてるのは立候補者名をインパクト凄い名前に変えるみたいな!」

あーし「うわっ・・・寒っ・・・」

いろはす「戸部先輩それは無いです」


37:2015/05/10(日) 22:53:54.95 ID:Gd60IYgI0

戸部「えっ」

あーし「名前変えるだけ?で、それだけで当選する?馬鹿じゃないの」

いろは「死ね」

戸部「無いわー・・・せっかくいろはすのことを想って考えてきたアイデアなのに・・・それは無いわー」

いろは「ううっ・・・」

戸部「マジ無いわ・・・ホント・・・マジこういうの無いって・・・」

海老名「・・・泣いてるけど?」

あーし「はぁ。わかったわかった。泣くなって・・・な?」

いろは「話だけでも聞いてあげますから・・・ね?」

戸部「ほんと・・・?」

海老名「で、戸部っちはどんな名前を考えてたの?」

戸部「エリマキトカゲ一色とかどうよー!?」

いろは「死ね」


38:2015/05/10(日) 22:58:28.94 ID:Gd60IYgI0

いろは「寒い上にインパクト無さすぎです。もっと捻ってくださいよ」

戸部「じゃあ弱肉一色はどうよー!?イッショクとイッシキg」

あーし「つまんね」

戸部「じ、じゃあインピーダンス一色いろh」

海老名「優美子、名前以外のアイデア何かある?」

戸部「ちょっ・・・無視って・・・無いわ・・・マジ死ぬわー・・・」

いろは「とっとと死ね」


39:2015/05/10(日) 23:03:29.37 ID:Gd60IYgI0

あーし「姫菜、そんなこと急に言われて無理だって・・・」

海老名「大丈夫!優美子ならいける!」

いろは「三浦先輩お願いします!このままじゃ私変な名前がつけられちゃいます!」

あーし「えーっと・・・えーっと・・・うーんと・・・」

戸部「そうだ!“いろはす”なんてどうよーっ!?」

海老名「何かない・・・?」

いろは「なんでもいいので!」

あーし「・・・つまんないかもしれないけどさ・・・ドローン飛ばすとか」

海老名&いろは「「えっ」」


40:2015/05/10(日) 23:09:01.81 ID:Gd60IYgI0

いろは「ドローンを体育館で飛ばすんですか・・・?」

あーし「うん・・・ごめん!やっぱ今の無しで!」

いろは「いいじゃないですか!やりましょうよドローン!!」

あーし「えっ・・・」

海老名「流石優美子!天才!超天才!!」

あーし「そ、そう・・・?」

いろは「ドローンはインパクトありすぎですよ!今話題ですし大当たり間違いなしです!!」

海老名「優美子!もうひと押し!もうひと押し!インパクト頂戴!」

あーし「・・・ドローンも立候補させるのはどうかな?」

海老名「優美子天才!超天才!!!」


42:2015/05/10(日) 23:12:47.21 ID:Gd60IYgI0

いろは「確かに生徒会規約にはドローンは立候補しちゃいけないなんて書いてありませんね!」

戸部「いや、ちょっと待とう!?冷静に考えてそれは駄目っぽくね?みたいな?」

海老名「さっさと帰って首吊って死ね」

あーし「よ、よーし!そうと決まればさっそくドローン立候補申請してくるわ!!」

いろは「お願いします!」

海老名「これでインパクトはバッチリ!当選はもらったぁ!!!」


43:2015/05/10(日) 23:21:00.30 ID:Gd60IYgI0


【生徒会新聞】


第○○回生徒会役員選挙は立候補者多数のため決選投票の形を取ることになりました。
生徒会役員の候補者は以下の通りです。


-生徒会役員選挙立候補者一覧-


会長候補
 ミューテーション雪ノ下
 一色いろは
 一色いろは

副会長候補
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは
 一色いろは

書記候補
 一色いろは
 材木座義輝





72:2015/05/13(水) 22:26:34.09 ID:9zHYB8Oo0

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平塚「なぜ呼ばれたか、理由はわかるな・・・?」

葉山「違うんです先生!これは冤罪です!」

平塚「何が冤罪だ!ミューテーション雪ノ下を申請したのはおまえだろ!」

葉山「みんな!大変だ!先生の記憶が改ざんされてる!エイリアンだ!エイリアンが攻めてきたんだ!」

八幡「お前もう黙っとけ」

雪ノ下「・・・」


73:2015/05/13(水) 22:35:45.72 ID:9zHYB8Oo0

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・・・数時間前

葉山「大変だ!ポルノ下さん!」

雪ノ下「殴られたいのかしら?」

葉山「ひっ・・・そ、そんなことより選挙だ!生徒会新聞は見たか?」

雪ノ下「ええ勿論よ。一色さんの名前だらけだったわね」

葉山「まったくやられたよ。あのインパクトは敵ながら見事だ」


74:2015/05/13(水) 22:45:25.62 ID:9zHYB8Oo0

戸部「生徒会新聞っしょ?俺も見た見た!マジ頭おかしすぎでしょアレ!」

雪ノ下「掲示板を見た人はみんな吹いていたわ。確かにインパクトだけはあるものね。私も初見で吹いてしまったわ」

戸部「わかるわー!雪ノ下さんそれマジわかるわー!」

葉山「まさかミューテーションに勝るインパクトがあるとはな・・・俺も朝飲んでたコーヒーを無駄にしたよ」

戸部「ちょ!隼人くんってコーヒー飲んでる系男子?マジ大人じゃん!」

葉山「そうかな?朝はコーヒー飲みながら新聞って決まってるんだ」

雪ノ下「あなた・・・一体どこで朝食を食べてるの?」


75:2015/05/13(水) 22:57:16.02 ID:9zHYB8Oo0

葉山「家に決まってるだろ」

雪ノ下「あなたのさっきの話だと家で生徒会新聞を読んでたことになるのだけれど。しかもあなたさっき毎日と」

葉山「とにかく!この話は終わりにしよう。話をしてどうこうなる問題でもない」

雪ノ下「あなたが言い出したのでしょ?」

戸部「ないわー!マジ無いわー!」

ブスッ

戸部「ギイ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛!!!???!!??!?」


78:2015/05/13(水) 23:30:03.15 ID:9zHYB8Oo0

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平塚「言わなくてもわかっていると思っていたが・・・お前たちを呼んだのは選挙について話があるからだ」

由比ヶ浜「ほら!あたし言ったじゃん!選挙でフザけちゃ駄目だって!」

由比ヶ浜「これで怒られたら材木座のせいだからね!!」

材木座「えっ?我っ!?なんで!?」

八幡「おいおい由比ヶ浜さん。先生まだ何も言ってないんですけどね」

由比ヶ浜「ヒッキー死ね!」


79:2015/05/13(水) 23:38:02.92 ID:9zHYB8Oo0

雪ノ下「それはそうと何故ここに戸部くんがいるのかしら?呼ばれたのは立候補者とその推薦人のはずだけれど」

戸部「そりゃー俺がいろはすの推薦人だからに決まってるでしょ!」

葉山「えっ!?」

戸部「もしかして気付いて無かったみたいな?アタマ悪すぎでしょー!」キャッキャッ

いろは「そうなんですー。サッカー部の先輩ってこともあってぇ、戸部先輩に応援を頼んだんですー」

葉山「おいちょっと待ていろは!俺は何も聞いてないぞ!」

いろは「だって葉山先輩、最近頭おかしいし・・・この人に頼むのだけは無いかなーって」

葉山「客観的思考を持て!最近頭がおかしいのは君だ!」

いろは「マジでブーメランなんですけどー!ウケるんですけどー!」

葉山「ムッキーッ!!アバダ・ケダブラッ!!アバダ・ケダブラッ!!」シュッ!シュッ!


80:2015/05/13(水) 23:51:48.75 ID:9zHYB8Oo0

平塚「葉山!ボールペンを振り回すのはよせ!危ないだろ!!」

葉山「違う!これは万年筆だ!」

八幡「流石葉山。動体視力までリア充かよ」

雪ノ下「えっ。自分で握ってるのだから何かわかるのは当たり前でしょう?」

八幡「そこに気付くとは・・・やはり天才か」

由比ヶ浜「ヒッキーやっぱり最近おかしいよ!病院に行こうよっ!!」

葉山「安心しろ!比企谷君は僕が直す!それっ!アバダ・ケダブラっ!」シュッ

平塚「痛っ!なんか飛んできたぞ!?」

いろは「・・・ボールペンのキャップみたいですね」


82:2015/05/14(木) 00:07:23.01 ID:cr+/o6uL0

平塚「と・に・か・く!!選挙でフザけるのは禁止!インパクト勝負も禁止だ!」

雪ノ下「嫌と言ったら?」

平塚「この期に及んで嫌だとほざく奴は無期限停学処分だ」

葉山「職権乱用だぞ!卑怯な!」

平塚「お前達が校則を過大解釈するからこういうことになったんだぞ!」

八幡「まあ、インパクト勝負が禁止ってんならそれはそれd」

葉山「みんな!俺のボールペンのキャップが無い!探してくれ!見つけた人には100円上げるぞ!」

八幡「・・・それはそれで面白いしな」

葉山「いつもみんなに無視されてる比企谷くんが無視するなんてまったく乙なことを」

八幡「てめえ・・・ぶっとばすぞ」


99:2015/05/21(木) 21:51:09.42 ID:H5cn7FZX0

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葉山「比企谷くんっ!」

雪ノ下「・・・呼んでるわよ比企谷くん」

八幡「はぁ・・・なんだよ。俺もうお前とかかわりたくないんだけど」

由比ヶ浜「選挙のことなんじゃないの?」

八幡「いや、俺あの日から特に選挙活動らしい選挙活動してねえし」

葉山「ハァ・・・察しが悪いな。君本当に比企谷か?察しろよ」

八幡「イラッ」


100:2015/05/21(木) 21:57:36.93 ID:H5cn7FZX0

葉山「君から察しを除いたら何も残らないぞ」

八幡「てめえ・・・言わせておけば・・・!」

由比ヶ浜「ヒッキー!落ち着いて!隼人くんも!何なの!?ヒッキーを煽りに来ただけ!?」

葉山「はっはっは。あ?ごめん。聞いてなかった」

雪ノ下「帰ってくれないかしら」

葉山「わわわ!雪ノ下さん超ごめん!本題!本題に入るから許して!」

雪ノ下「・・・って言ってるけど」

八幡「・・・話せよ」

葉山「俺の口から言わせるのか?察してくれ」

八幡「・・・ッ!」

由比ヶ浜「ヒッキー!」


101:2015/05/21(木) 22:05:09.77 ID:H5cn7FZX0

八幡「てめえっ!一発ぶん殴るぞッ!」

由比ヶ浜「抑えよっ!ヒッキー、抑えよっ!?」

葉山「抑えよっ!ヒッキー、抑えよっ!?」

八幡「・・・てめッ!」

雪ノ下「・・・で、本題は?」

葉山「ああ。そうだったな。今日は君たちに依頼を持ってきたんだ。奉仕部という名の無給労働者集団にね」

雪ノ下「いちいち鼻につく言い方ね・・・で、内容は?」

葉山「ドローンを27機、買ってもらいたいんだ」

雪ノ下「・・・は?」


102:2015/05/21(木) 22:12:10.45 ID:H5cn7FZX0

葉山「優美子に頼まれてアマゾンで買ったドローンが余っててね」

雪ノ下「だったら三浦さんに買い取ってもらいなさい。頼まれて買ったのでしょう?」

葉山「優美子・・・もういらないんだって・・・」

由比ヶ浜「だからってこっちに押しつけんなし!私たちは何でも屋じゃない!」

八幡「マジで三浦に売れよ。注文してからキャンセルって悪いのは明らかに三浦だろ」

葉山「優美子の期待を裏切るなんて・・・俺にはできない・・・」

八幡「お前馬鹿だろ」


104:2015/05/21(木) 22:18:30.55 ID:H5cn7FZX0

由比ヶ浜「どうする・・・ゆきのん?」

雪ノ下「どうするって、私に聞かれても・・・」

葉山「あとできればドローンついでこれも買ってほしい」

八幡「なんだこれ?」

葉山「Awmayだ。最近始めてみたんだが大赤字が続いていてな。このままじゃ俺は自己破産する」

八幡「Awmayってあのマルチの!?なんでそんなの始めたんだよ!」

葉山「・・・優美子の期待を裏切るなんて・・・俺にはできない」

八幡「・・・お前それ三浦に利用されてるだけだから。期待じゃなく利用だから」


107:2015/05/21(木) 22:38:40.34 ID:H5cn7FZX0

葉山「頼む・・・買ってくれ・・・人助けだと思って、な?」

八幡「自業自得だろ」

葉山「友達を見捨てるのか!?もう自己破産目前なんだよっ!八幡!?」

八幡「友達じゃねえだろっ!あと下の名前で呼ぶな!」

葉山「まったく・・・この俺が君に友達じゃない宣言をされるとはな。堕ちたものだな」

由比ヶ浜「友達って言ってAwmay買ってほしいの見え見えだし」

葉山「スクールカースト最上位の俺が、資本主義カーストの最下層にいる。なかなか乙なものだと思わないか、比企谷くん?」

八幡「お前は冗談言っていられる状況じゃないだろ」


109:2015/05/21(木) 22:55:27.79 ID:H5cn7FZX0

葉山「こんな状況だからだよ。いっぱい笑って笑顔で営業しなきゃ売れるものも売れない」

由比ヶ浜「笑顔でも売れないと思うけど・・・」

葉山「で、買うのか買わないのか」

雪ノ下「買わないわ」

葉山「そうか、残念だ。今なら特別に8%オフで売ってあげたところなんだがな・・・」

雪ノ下「そう。でもいらないわ」

葉山「そうか・・・さらに今なら」

雪ノ下「いらないわ」

葉山「・・・死ねブス」



バタン


127:2015/06/03(水) 20:40:20.94 ID:HnKkfYeEo

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雪ノ下「ついに選挙当日ね」

八幡「結局会長以外は信任投票か・・・妥当だな」

雪ノ下「由比ヶ浜さん、本当に立候補しなくて良かったの?」

由比ヶ浜「うん。だってゆきのん本当は会長になりたいって知ったし!私はゆきのんを応援するよ!」

八幡「同じく。頑張れよ雪ノ下。例え相手が一色でも葉山でもお前なら勝てる」

雪ノ下「みんな・・・ありがとう」

葉山「やあ!」


129:2015/06/03(水) 20:45:33.76 ID:HnKkfYeEo

八幡「葉山・・・」

葉山「君達また三人一緒か。まるでプテラノドンの群れだな」

雪ノ下「プテラノドン・・・?」

由比ヶ浜「意味わかんないし!」

雪ノ下「葉山くん、もう話すことは無いと思ってたのだけれど。今さら何の用かしら?」

葉山「今日は大事な話があってね」

由比ヶ浜「大事な話?」

葉山「ああ。少し長くなるが、プテラノドンの話を」

八幡「すまないが後にしてくれ。もう選挙が始まる」

葉山「わかった。雪ノ下さん、正々堂々戦おう」

雪ノ下「え、えぇ・・・」


130:2015/06/03(水) 21:07:12.76 ID:HnKkfYeEo

めぐり「それでは生徒会役員選挙を始めます」

パチパチパチパチパチ

めぐり「演説は立候補順とさせていただきます。始めに雪ノ下雪乃さん、よろしくお願いいたします。」

雪ノ下「皆さんこんにちは。生徒会長に立候補した雪ノ下雪乃です」

雪ノ下「先輩方の活躍を見て、私も生徒会に入り、総武高をよりよくしていきたいと思い立候補させていただきました」

雪ノ下「総武高をより良い高校にし、より良い学園生活を送れるよう全力で努力していきたいと思っております」

雪ノ下「生徒会長候補の雪ノ下雪乃をどうぞよろしくお願いします」

雪ノ下「以上です。ありがとうございました」

パチパチパチ……


131:2015/06/03(水) 21:17:49.47 ID:HnKkfYeEo

めぐり「雪ノ下さん、ありがとうございました。続きまして葉山隼人さんお願いします」

葉山「みなさん。こんにちは。生徒会長に内定している葉山隼人です」

隼人「ここで一句」

葉山「雪ノ下 君に似てるね パキケファロ」

雪ノ下「えっ、私?」

いろは「パキケファロってパキケファロ・サウルスのことですよね?」

葉山「その昔、パキケファロ達はその固そうな頭を意味もなく互いにぶつけ合ってたらしい。馬鹿すぎる」

葉山「頭を使ってるようで使ってない。誰かにそっくりだと思わないか?」

葉山「そう、雪ノ下雪乃だ」

葉山「以上。ありがとうございました。」


134:2015/06/03(水) 21:32:34.45 ID:HnKkfYeEo

めぐり「あ、ありがとうございました。次が会長候補最後となります。一色いろはさんよろしくお願いします」

葉山「はい!皆さんこんにちはです!生徒会長候補の一色いろはです!」

いろは「え゛」

あーし「隼人!?」

葉山「好きなどんぶりはプテラノドンです!」

八幡「葉山!お前なにしてんだよ!」

由比ヶ浜「隼人くんやめなよ!いろはちゃんに迷惑だよ!」

めぐり「葉山さん。これ以上暴れると先輩違反で痛い!痛い!なにこれ!?痛い痛い!」

雪ノ下「なんか飛んで・・・痛っ!」

由比ヶ浜「これ・・・ドローンだよ!」

いろは「もう嫌っ!!」

葉山「嫌なら帰れ!これが俺の生徒会選挙だ!!」


136:2015/06/03(水) 21:39:48.04 ID:HnKkfYeEo

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雪ノ下「一色さん、当選おめでとう」

いろは「ただ、間違いなく同情票なのが複雑ですが・・・」

葉山「まさかこの俺が選挙違反で落ちるとは・・・誤算だった」

由比ヶ浜「当然じゃん!昨日のアレは酷すぎだし!」

葉山「この時のために作った葉山隼人応援アカウントも無駄になったか」

八幡「お前と同じ発想だったのが泣けるわ」

葉山「見ろ比企谷くん。応援アカウントにも上がってるものだが葉山グループで回転寿司に行った時の写真だ」

雪ノ下「自分で葉山グループとか言っちゃうのね・・・」

八幡「しかもこれ鼻ん中に醤油指し入れてる写真じゃねえか!何やってんだお前!」


138:2015/06/03(水) 21:47:08.30 ID:HnKkfYeEo

葉山「とにかく!これから我が校の未来を背負っていくいろはにエールを送ろう」

葉山「・・・ぷはぁ」

いろは「ごほごほっ!葉山先輩!やめてください!なんですかこれ!」

八幡「おい。未成年者がタバコふかしてんじょねえよ」

葉山「そうか。君にはこれがタバコに見えるか」

八幡「違うのか?」

葉山「タバコだよ」

八幡「結局タバコじゃねえか!先生に言いつけてやるから覚悟しとけよ!」

葉山「ハハハ。う・そ!安心しろ。ただの小麦粉だよ」キャッキャッ


140:2015/06/03(水) 21:58:59.49 ID:HnKkfYeEo

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平塚「えー、今日は非常に残念な話がある」

平塚「昨晩、葉山隼人が麻薬取り締まり法違反の容疑で再逮捕された」

雪ノ下「えっ・・・?」

由比ヶ浜「し、しかも再逮捕って!?どういうこと!?」

平塚「彼は仮釈放の身だったからな」

八幡「マジかよ・・・」

雪ノ下「すべては麻薬のせい。ドラッグは人の人生を180°狂わせてしまうのね・・・」

平塚「由比ヶ浜。お前もどうせやってるんだろう」

由比ヶ浜「な、なにそれ!?酷い!麻薬なんてやってないし!」

いろは「疑わしきは罰せよ。由比ヶ浜先輩、退学です」

由比ヶ浜「えっ」







147:2015/06/03(水) 22:39:53.63 ID:vdtahDcXO

おまけ


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陽乃「雪乃ちゃーん。なんか届いてるわよー」

雪ノ下「なにこのデカい板みたいなもの」

陽乃「なんか絵画みたいだね。隼人くんからみたい。タイトル『君の横顔』だって〜!」

雪ノ下「私の横顔・・・?」

陽乃「見てみようよ!」









おしまい


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