1:2016/12/01(木) 22:12:58.17 ID:pV0SQpXF0


提督「!?」


龍驤「ん?どうしたんや提督?そんないきなり艦娘が艦息子にてぃーえすしたかの様な、ありえへん事が起こった時にする様な、ものっそいけったいな顔して?」

提督「りゅ…龍驤……お前―――――」



提督「正気か?」



龍驤「!?」


 


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2:2016/12/01(木) 22:31:29.30 ID:pV0SQpXF0


龍驤「は?ナニを言っとるんや?ウチはいつも正気や」

提督「そうか……」

龍驤「そうやで」

提督「それならいいが。俺はお前がイキナリとち狂った事を言い出したから、心の底から驚愕したよ」

龍驤「なんや随分な言われ様やな」

提督「それで……どうしてよりによって、こんな事を言いだしたんだ?」

龍驤「こんな事って……月曜日のたわわごっこの事か?」


提督「ああ」

 


3:2016/12/01(木) 22:34:58.19 ID:pV0SQpXF0


龍驤「それはやな。ちょっと前に神通から、提督が最近よくこのテレビまんがをよう視とるって聞いてな。どんな話なんやって聞いてみたんや」

提督「ふむ…」

提督(神通…………まったく余計な事を――――)

龍驤「そしたら、とくに何でもない話で、これならウチにでも出来そうやって……思ってな」

提督「…………話しは分った。龍驤…お前……」



提督「正気か?」



龍驤「!?」


 


4:2016/12/01(木) 22:36:17.80 ID:pV0SQpXF0


龍驤「何度も言わすな!ウチは正気や!!」

提督「そうか……じゃあ一つ訊くが、お前はこの作品を実際に視たのか?」

龍驤「いや…確かに実際には視てへんな。神通からおおよその内容を聞いただけや。まあそんな小難しい話やないし、視るまでもないかなって思ったんやけど……」

提督「そうか……それなら―――――」

龍驤「でもなんや…聞いた話やと、どうもこれが男の夢がみたいな感じやって、神通が言ってたんやけど」

提督「確かにそうだが……」

龍驤「やっぱそうなんや。だから提督もなんだかんだで頑張っとるし、たまにはそれっぽい事をして、労ってやろうと思ってな。どや?優しいやろ。この龍驤お姐さんは?」


提督「そうだな……優し過ぎて何か泪が出そうだ……」うっ

 


5:2016/12/01(木) 22:36:59.66 ID:pV0SQpXF0


龍驤「そうかそうか。涙が出るほど嬉しいんか」うんうん

提督「ああ。もうその気持ちだけで充分過ぎるくらいだ。感謝の気持ちで一杯だよ。だからもう―――――」

龍驤「そこまで感謝されたら、こっちとしても…もうやるしかないな」うむ

提督「!?」

龍驤「なんや提督?もしかして、ウチとごっこ遊びをするのは嫌なんか?」

提督「い…いや……そういう訳では…………」

龍驤「だったら問題ないな?」

提督「わ…分った……」

提督(…………というか神通の奴、敢えて話の最も胆の部分を言わなかったのか……?と言うか―――――)
ちら…

提督(コレを見たらそりゃまぁとても言えやしないだろう……)ふむ


龍驤「?」

 


6:2016/12/01(木) 22:39:43.44 ID:pV0SQpXF0


龍驤「それで…えーと、確か…神通に聞いた話やと。舞台は朝の通勤ラッシュの電車の中やったな」

提督「…………ああ」

龍驤「で…一人の女子高生を痴漢から守る為に、サラリーマンが扉側に立つ彼女の前に立って、ガードするってのを口実に、二人がいちゃいちゃするって感じの話やったな……」

龍驤「そんな感じでええんかな?提督」

提督「ああ。大体そんな処だ」

提督(――――ただ…最も大事な話の胆の部分が抜けてるがな。だがこの事実は、我が艦隊秘書艦の名誉の為に隠し通して見せる!!)


龍驤「よし!だったら早速ヤルでー!月曜日のたわわごっこの始まりやー!!」

 



7:2016/12/01(木) 22:41:38.77 ID:pV0SQpXF0


龍驤「がたんごとん…ってこれは電車の線路を走る音な?」

提督「ああ。判ってるから」

―――――

龍驤「あっお兄さん。お早うございます」

提督「ああ。お早う…えっ…と龍驤でいいのか?」

龍驤「そうやな。あっ確か女の子の名前はアイちゃんとか云う通名やったな……だったらウチは差し詰めアールちゃんってとこやな?」

提督「……………」

提督(いや…寧ろお前はトリプルエーちゃんだろ……)くっ

龍驤「ん?どないしたんや?何か居た堪れない顔しとるで?」

提督「いや大丈夫。何でもない。何でもないんだ」


龍驤「ならええけど……ほな、続きやろか―――――」

―――
――


 


8:2016/12/01(木) 22:43:41.01 ID:pV0SQpXF0


龍驤「――――――じゃあ今日もお仕事頑張って下さいね」にこっ

提督「ありがとう。トリ…アールちゃんもテスト頑張ってね」



おしまい



龍驤「――――ってやっぱ適当な世間話しとるだけやったな」


提督「そうだな。まあ…実際のお話しもこんな感じだし、よし!この遊びはこの辺で―――――」

龍驤「あっそやっ!まだあったわ――――提…お兄さん、ちょっとそこに立っといて下さい」

提督「?ああ」

龍驤「――――んー―――んー」ぐぐっぐー!

提督「?お前…じゃなくてアールちゃん。何俺に向かって背伸びしてるんだ?」

龍驤「ウチもよく分からんわ?こんな事もしとるって聞いたんやけど、こんなんの何がええんやろな?全く当たりがつかへんな」はて?


提督(それは当たってないからだ)

 



9:2016/12/01(木) 22:45:16.72 ID:pV0SQpXF0


龍驤「それから確か―――――」はっ!
すっ

提督「ん?」

龍驤「これどうぞ……先週の戦いで弾けたシャツのボタンです」ひそっ

提督「!?」

龍驤「失くさないで下さいよ?」ニコ

提督「――――――!!!!」ぶわっ

提督(ああ……失くすものか。コレはお前の勲章だ!!実際の意味合いとは全然違うけどな!)


龍驤「そっか…泣くほど嬉しいか?」うんうん

提督「ああ。本当に泣きたくなるくらいだ」

龍驤「えへへ…そんなに喜んでもらえるとウチもうれしいで…いや、私も嬉しいです」にこ



龍驤(…………でも、ただのボタンなんか貰って何が嬉しいんやろな?)はて

 


10:2016/12/01(木) 22:46:59.65 ID:pV0SQpXF0


龍驤「―――――聞いた話やと、ざっとこんな感じやったと思うけど、こんなんでホンマに良かったんかな?」

提督「ああ…もう充分だ充分すぎるくらいだ」

龍驤「うーん…ホンマこんなんが夢やなんて、男ってモンは、よ―ワカランわ。ま、こんなんでもアンタが喜んでくれたならええんやけどな」

提督「はは…そうだな」

提督(ふーどうやらこれで、お前の名誉を守る事が出来そうだ)やれやれだぜ

龍驤「うーんでもあと何か……・…あ!!思い出した!!」

提督「?」



龍驤「たわわチャレンジや!!!!」



提督「!?」


 



11:2016/12/01(木) 22:49:42.52 ID:pV0SQpXF0


龍驤「そう言えばこれも神通から聞いとったわ、そんな遊びもあるって。あー危うく忘れるトコだったわ」

提督(神通……あいつよりによって、なんて余計にも程がある事を吹き込んでくれたんだ……)

龍驤「よしっ今からやるで」

提督「敢えて言わせてもらう。龍驤お前―――――」



提督「正気か?」



龍驤「だから何度も言わせんといてな、ウチは正気やって。なんや今日の提督、いつも以上にちょっとおかしいで?」


提督「それは……」


 


13:2016/12/01(木) 22:53:09.02 ID:pV0SQpXF0


龍驤「まぁ…ええから見ててな。確かこう仰向けに寝て―――――」
ごろり…

提督「?」

すっ…



龍驤「こうやって胸の上に通信機を乗せてオチなければ成功やったかな?」



提督「!?」


龍驤「こんなん簡単すぎるやろ?あははははーなんでこんなのがチャレンジになるんかな?」


提督「――――――」ぶわっ

提督「龍驤もういい…もういいんだ……」ツツー


龍驤「!?」


 



14:2016/12/01(木) 22:56:05.47 ID:pV0SQpXF0


龍驤(提督から血の涙がー!?)びくっ

提督「もういい…もういいんだ。お前はよくやったよ……」うんうん


龍驤(なんやこの提督の哀れみに満ちた貌はー!?)


龍驤「やっぱ様子かおかしいで?もしかしてウチの聞いた話が根本的に―――――」はっ

提督「龍驤?」

龍驤「提督―――――」


龍驤「やっぱ。実際に視せてくれへんか?」


提督「!?」


 



15:2016/12/01(木) 23:01:04.57 ID:pV0SQpXF0


提督「い…いや今更視なくてもいいだろう。お前が視ても面白くないかr―――――」

龍驤「提督ちょっと、パソコン見せてもらうで」

提督「や…やめ…止めるんだ龍驤―――――」

龍驤「おっこれか。よし早速見せてもらうで――――――」


提督「アッーーーーー!!」


 


16:2016/12/01(木) 23:05:24.68 ID:pV0SQpXF0


―――――――


視聴中。


龍驤「へーコレがアイちゃんか…確かにかわええ娘やn――――――あっ…………」


提督(嗚呼―――――)

―――
――



アイちゃん『あのコレ(背伸びして胸を張ったら、うっかり弾けて取れちゃったボタン)あげます……』


―――――


龍驤(―――――――!?)はっ


龍驤(あ…………アレってそう云う――――――――)


 
 



17:2016/12/01(木) 23:09:03.05 ID:pV0SQpXF0


龍驤「……………………あぁ…ああ……ぁ………」ふるふる…

提督「あの…りゅ…」


龍驤「あは…」

龍驤「あはは」

龍驤「あはははははははははーーーー!!!!」



提督「龍驤ーーーー!!!!」


 



18:2016/12/01(木) 23:12:24.37 ID:pV0SQpXF0


提督「りゅ…龍驤……その――――――」

龍驤「あはは…そういう事やったんやな……ゴメンやで…………ウチ…提督を労う心算が、逆にウチを労らせてしまってたんやな。あはは…堪忍したってや…………」ふらっ…

提督「龍驤…………」

龍驤「あはは…たわわってこんな意味やったんやな……はは…どの口でたわわチャレンジなんて誰でも出来る!何て言ったんや……」

提督「…………」

提督(………ん?じゃあコイツはどんな意味だと思っていたんだ?)

龍驤「こんな事も判らなかったなんて、ウチはホンマにオツムの悪い娘や…こんなんじゃ秘書艦失格や………」

提督「そんな事ないぞ。お前は悪くない。悪いのはたわわにうつつを抜かした俺だ」

龍驤「あはは…提督は優しいなぁ……あはは…こんなウチなんかいっそ事、海に沈んでしまえばええんや……」


提督「そんな事ない。そんな事ないぞ」


 



19:2016/12/01(木) 23:14:22.53 ID:pV0SQpXF0



龍驤「はは…提督はそんなウチに気を遣って……それなのにウチは…………」じわ…
ぽろ…
ぽろぽろ……


龍驤「あはは……提督もやっぱり胸のたわわな娘が好きなんやな……それなのにウチは胸がこんなやのに、提督の為やって調子に乗って…………ゴメンな…ほんまにゴメンほんまn――――うわぁぁぁぁぁあーーーーん!!!!!」

 



20:2016/12/01(木) 23:17:38.91 ID:pV0SQpXF0


提督「龍驤!だからそんな事ないから!だから泣いたりなんかするな」

龍驤「そんあ事ある!そんな事あるんや!!」わぁぁぁーん!!

提督「―――――――――龍驤!済まん!!」
がばっ
だきっ

龍驤「えっ!?//////////」ドキッ


龍驤(いきなり提督に抱き締められたー!?/////////)ドキドキ…


 



21:2016/12/01(木) 23:21:07.63 ID:pV0SQpXF0


提督「いきなりでゴメンな。でも…もし胸がたわわだったら、それが邪魔してこんなにお互いを感じられないだろ?」

龍驤「…………提督……//////」

提督「だから俺は…たわわだけが好きだって訳じゃないんだ。別にそうじゃなくたっていいんだ。だからもう…そんな事は気にするな」

龍驤「……て…提督はこんなウチでも嫌いになったりせぇへん?」じ…

提督「勿論だ。俺の為にこんなにしてくれるお前は、俺にとって最高の秘書艦で最高の艦娘だ。たわわなんて関係ない!!寧ろそんなお前に俺はいつも感謝してるくらいだから」

龍驤「提督―――――――」

提督「だから…もういいんだ龍驤」


龍驤「うん…うん……ありがとな…………提督」ぐす…
ごしごし…


 


22:2016/12/01(木) 23:25:10.05 ID:pV0SQpXF0


――――

龍驤「えへへ…ちょっと立ち直ったわ」

提督「そうか…それは良かった……って、あっスマン。仕方なかったとはいいえ、ずっとこうしたままだったな」すっ…

龍驤「―――――――」ぎゅっ

提督「えっ?」

龍驤「……もうちょっと。もうちょっとだけ……このままでいさせてくれへんか?////////」

提督「ああ。お前の気の済むまででいいから」


龍驤「ありがとうな…提督―――――――」
ぎゅっ…


 


23:2016/12/01(木) 23:33:29.84 ID:pV0SQpXF0



それから。


提督執務室。


執務終了後。


龍驤「提督ー今度は何を視てるんや?」

提督「ああ。タイガーマスクって…プロレスのアニメだけど」

龍驤「ああ。それならウチも昔視て……いや何でもない!何でもないで?」あせあせっ

提督「?」


龍驤「提督……ウチも一緒に視てもええかな?」

提督「ああ。いいぞ」


提督(まぁこれなら龍驤と一緒に見ても、まぁ大丈夫だろ)


 



24:2016/12/01(木) 23:43:35.30 ID:pV0SQpXF0



――――


龍驤「あはは…何やこの姉ちゃん。ケッタイなカッコしとるな。鞭なんか持っとるし。そうやろ?提とk―――――」

提督「……………………はぁ…ミスXにイケナイお仕置きをされてみたい……」ぼそ…

龍驤「……………………」ゴゴゴゴゴ…

提督「!!」はっ
びくっ


龍驤「そうか……あんなこと言っておいて…やっぱり提督はたわわがええんやな――――――」わなわな

提督「いやっ龍驤これはだな―――――」




龍驤「そんなにお仕置きされたいなら今からウチがお仕置きしたるわ!!虎の制裁ならぬ龍の制裁や!!」がぁ



おしまい。


 


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